2度目の事情聴取も過酷を極めた。なんとか殺意を自白する事は我慢した。 古荒先生はその足で病院に向かい残務をこなした。(警察のイメージは固まっている。なんとか禁固刑ではなく罰金刑で済まないか?禁固刑なら人生が終わる。) 古荒先生の弁護士は院長や病院幹部に何度も面会を求めたが断られた。一方で彼らは不破弁護士との面会には応じていた。 休暇明けの竹田くんは手術解禁を見越し行動を始めた。南病棟の看護師たちに向かって「今日の午後、会議室で勉強会を開くんだ。一緒に最新の医療を学ぼうぜ!」と呼びかける。出席者はゼロだった。「え?」竹田くんは古荒先生に「ボクはどうも誤解されているみたいなんです。古荒先生が『竹田…