食事療法、薬物療法と並んで生活習慣病の有効な治療法のひとつ。動脈硬化の予防、老化防止、血糖値が下がるなど糖尿病症状の改善などの効果がある。食事療法と並行して行うとより効果的である。
ただし足腰の関節に疾患があったり、心肺に重い病気がある人などは控えたほうが良い。効果的に運動療法を行うには、メディカルチェックを受け、医師の指示に従うこと。 http://www.dm-net.co.jp/seminar/03_1/
高齢になると体が弱くなる…それって当たり前だと思っていませんか? 実は、筋力の低下は「予防できる」ものでもあります。 本記事では、池添冬芽氏の論文「高齢者と筋力」をもとに、高齢者における筋力低下のメカニズムとその対策について、理学療法士の視点からわかりやすく解説します。 高齢になると筋力はどう変わるのか? 年齢を重ねると、筋力は20代〜30代をピークに徐々に低下していきます。特に目立つのは「握力」や「足腰の筋力」で、これは日常生活の自立度と強く関連しています。 ✔ 握力は健康のバロメーター 75歳以上では、若い頃と比べて握力が約2割低下 握力が25kg以下の高齢者は、IADL(日常生活の手段的…
松澤先生の運動療法、最近の変化です。 やっていること ●毎日バナナ1本食べる(時々マグロも食べています。(マグロもいいらしいです)) ●運動毎日1時間30分くらいしてます(ウォーキング50分、ヨガ20分、筋トレ25分位…休んでる日もあります。) ◆変化 〇気力が1~10(発病前)とすると9.1とか、9に突入することも出てきました(´;ω;`)普通の人のよう…すごく有難いです。 〇陰性症状の日も前月同様ほぼなくなり(陰性症状かなと自分で思うほどの自覚的な症状がありません)丸一日反動で寝て過ごす、ということもなくなりました。下がっても気力5、6くらいで、ぼんやり過ごしつつ、起きて何かしらはできる、…
先輩の手がピタリと問題部位に触れ、即座に「ここが原因」と見抜いていく。 その様子に、後輩はこう感じる。 > 「なんでそんなこと分かるんですか?」 「“違和感”って…どうやって分かるんですか?」 この“違和感”とは何か? そして、それをどう言語化し、後輩に伝えていくのか? 本記事では、臨床の「勘」に見える感覚を構造的に分析し、教育的に再現可能な形にする方法を掘り下げていく。 --- 1.“違和感”とは、複数の情報の「ズレ」に気づく感覚 臨床家が「ここ、おかしい」と感じるとき、 実は複数の感覚情報が“整合しない”という違和感に反応している。 たとえば: 皮膚温は冷たいのに、局所の筋は過緊張 → 循…
優れた臨床家の“触れる手”には、なぜ迷いがないのか? 触れた瞬間に的確な部位へ進み、治療へとつながるその流れ。 それは偶然ではなく、臨床推論のパターンと、触診による情報処理が深く結びついている。 この記事では、「触れているとき、頭の中で何が起きているのか?」を可視化し、 評価から介入に至るまでの**“思考の動線”**を解剖していく。 --- 1.触診は“入力”であり“仮説生成装置”である 触診は単なる情報収集ではない。 同時に「何が起きているか?」という仮説を立てるプロセスでもある。 たとえば、上肢の外側部に触れた際: 皮膚温の低下 → 神経支配か血流か?末梢神経障害の可能性? 筋の緊張分布が…
> 「この人、なんで痛いんだろう?」 理由がすぐに浮かばないとき。 でも、皮膚に“違和感”を感じる。 なんとなく熱い、張っている、重たい感じがする。 そういう“触れた瞬間の違和感”が、 実は大事なヒントになっていること、ありませんか? 「局所の疼痛、でも可動域は問題ない。荷重痛も明確ではない。」 そんな場面において、判断のヒントとなるのが“皮膚の状態”だ。 皮膚温、緊張度、質感――こうした表在感覚は、 深部組織の状態や神経系の反応性を映し出す“サイン”になっている。 表在の変化を正確に捉える触診力は、疼痛評価や治療方針の決定において、 軽視できないファクターである。 --- 1.皮膚は“機能の…
■ ただ聞くだけが一番もったいない 「どこが痛いですか?」 「どんなときに痛みますか?」 これらは“確認”。 でも、それだけでは“表面情報”しか取れません。 質問力がある人は、話を聞いた瞬間に仮説が浮かぶ。 評価に繋げる質問ができるかで、治療の質は大きく変わります。 --- ■ 質問の質=仮説の深さ たとえば… 「しゃがむと膝が痛い」という人に対して: ・どこが一番突っ張る? ・体重はどっちに乗ってる? ・どのくらいまでならOK? ・座ってる時は違和感ある? **動きの中身を“切り取る質問”**ができるかがポイントです。 --- ■ 問診は「観察」でもある ・座り方や姿勢のクセ ・話すときの体…
一見、同じように技術を持っているはずなのに、「この人の治療は違う」と感じる治療家がいる。 では、その“違い”って何なのか? 実は、上手い人ほど「技術」以外の要素にこだわっている。 --- ■ 違い①:見立て力がある 良い治療家は、まず「何を治すべきか」の見立てが鋭い。 同じ痛みでも、原因が違えばアプローチも変わる。 例えば、膝の痛みに対して、 ・膝周囲のアプローチをする人 ・股関節や体幹から評価する人 この差は「仮説の立て方=見立て力」から生まれる。 --- ■ 違い②:仮説を持って評価している 評価はチェックリストじゃない。 「この動きで痛むなら、ここに問題があるかも」と仮説を立てながら、 …
「筋力はあるはずなのに、なぜか力が入らない」 そんな場面、臨床でよくありますよね。 そのときに有効なのが、 “出力を通す”ための下準備アプローチです。 --- ① 感覚入力で「ここを使う」と脳に教える まず必要なのは、 “その筋を使う感覚”を思い出させることです。 特に有効な手法: 皮膚刺激(軽擦・振動・タッピング) → 筋腹、腱付近をやさしく刺激して意識づけ 圧覚入力(軽いアイソメトリック) → 筋の走行に沿って軽く収縮させる 深部感覚刺激(関節圧縮・牽引) → 使用する関節に安定性入力を加える →感覚が入ることで、脳が「この筋肉、使っていいんだ」と再認識します。 --- ② 関節・体幹の安…
徒手と運動、どっちが大事? 「徒手と運動、どっちが正解ですか?」 …よくある質問ですが、本質はそこじゃない。 どう“組み合わせるか”が、治療のカギになります。 --- 徒手で整えたあとに ・戻らないよう再学習 ・脳に新しい動きのパターンを覚えさせる ・日常動作に落とし込む この流れがあるかどうかで、治療の持ちが変わります。 --- 徒手は「下地作り」 たとえば、肩の外転が出ない人に 徒手で胸郭や関節包を緩めたとします。 そこで「動いた!」で終わると、また戻る。 だからこそ “定着”のための運動療法が必要です。 --- つまり… ・徒手 → 動きやすい状態をつくる ・運動 → 動きを定着させる …
あなたは最近、背中や腰の痛みに悩まされていませんか?特に40代の女性に多い「側湾症」。この状態は、見た目だけでなく、日常生活にも大きな影響を与えることがあります。しかし、実は側湾症は改善できる可能性があるのです。運動療法、筋膜リリース、集中治療を通じて、あなたの体はどのように変わるのでしょうか。今回は、それぞれのアプローチが持つ力と、その具体的な方法について詳しく探っていきます。 運動療法の重要性 側湾症に対する運動療法の効果 運動療法は、側湾症の改善において非常に重要な役割を果たします。特に、背骨を支える筋肉を強化することで、姿勢を正し、痛みを軽減することが可能です。適切なエクササイズを行う…