「理学療法」とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動(運動療法)を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段(物理療法)を加えることをいう(理学療法士および作業療法士法)。 厚生労働大臣の免許を受けて、医師の指示の下に、理学療法を行なうことを業とする者を理学療法士という。PT(Physical Therapist)と呼ばれ、主に医学的リハビリテーションに携わる。
おはようございます。胃腸炎をぶり返してしまい、更新ができませんでした。 今日からまた頑張っていきましょう。 関節の動きが悪い、痛みが取れない…そんな患者さんに対して、徒手で直接アプローチできるのが「関節モビライゼーション」です。この記事では、理学療法士の立場から、関節モビライゼーションの基本から臨床応用まで、実用的なポイントを分かりやすく解説します。 ✅ 関節モビライゼーションとは? 関節モビライゼーションとは、低速度・反復的な他動運動を用いて、滑膜関節の機能を改善する手技です。主に以下の目的で行われます: 関節内病変の改善 関節の可動性向上 疼痛の軽減 整形外科的徒手療法(Orthopedi…
こんばんは、Nokichiです。 今日は、心療内科の受診の日だったのですが、 まさかの3時間半待ちでびっくりしました( ゚Д゚) よく考えたら、GW明けですね。 休職中なので日にち感覚がすぐにくるってしまいます。 終わったのが13:30だったので腹ペコで、 大すきなカフェでお昼ご飯をたくさん食べました。 デザートまでちゃっかり( ゚Д゚) さて今日は、理学療法士になった理由と働いてみて思ったことを 書いていきたいと思います。 結論から言うと、今は病院で働いている訳ではありませんが、 わたしは理学療法士になって良かったと思っています。 またいつか、戻りたいなと思っています♪ ----------…
🔹日常の「肩の痛み」はこうして起こる 肩を挙げようとしたとき、「痛い」「重い」「なんとなく動かしにくい」そんな症状を感じたことはありませんか? その原因、もしかすると「筋肉が壊れている」だけでなく、「体が無意識にかばっている動き=代償運動」によるものかもしれません。 今回は、肩関節の専門論文をもとに、肩甲骨の動きに注目した評価と、それをふまえたリハビリの方向性について、わかりやすく解説します。 🧠ポイントまとめ(誰でもわかる!) 腕を上げるとき、肩甲骨は微妙に動いてバランスを取っている 腱板(けんばん)が弱くなると、肩甲骨が「いつもより多く動く」ことで代わりに頑張ってしまう それが代償運動と呼…
50代になって「動かすのが怖い」と感じたあなたへ 膝や腰の痛みで動くのが億劫になった。久しぶりの運動でバランスを崩した。体は重いのに、時間も気力もない──。 そんなお悩みを抱えるあなたに、“動かなくても脳が変わる”リハビリがあることをご存じですか? 【理学療法士が推奨】「運動イメージ」とは? 「実際に動かさずに、動くところを想像する」だけ。それなのに、脳では運動と同じような反応が起こるんです。 脳が活性化され 筋肉への司令がスムーズになり 実際の動きが改善していく これは**“運動イメージ”**という手法で、スポーツ選手からリハビリ患者まで幅広く活用されています。 🧩 神経科学的な背景 研究に…
「飛ばない」「曲がる」「腰が痛い」それ、身体の使い方に原因があるかもしれません。 今回は、理学療法の視点から「スイング改善のための身体づくり」を紹介しつつ、自宅で簡単に始められるトレーニンググッズも併せてご紹介します。 ■ なぜスイングが不安定になるのか? 北海道千歳リハビリテーション大学の宇於崎孝先生による研究では、アマチュアゴルファーの多くが以下のような身体的課題を抱えていました: 胸椎や股関節の可動域制限 体幹の抗回旋筋(腹斜筋など)の筋力低下 骨盤と胸郭の分離運動の難しさ(Xファクターの低下) つまり、フォーム以前に「動ける身体」ができていないのです。 ■ ゴルフのための“身体トレーニ…
リセットポール アスリート ヨガポール ストレッチ ポール 筋膜リリース フォームローラー 筋膜ローラー ストレッチ ローラー マッサージポール エクササイズポール ヨガポール ロング ロングポール【送料無料】価格: 4980 円楽天で詳細を見る 今回は「ストレッチングって本当に効果あるの?」という疑問に答えるべく、市橋則明先生の論文『ストレッチングのエビデンス』(2014)をもとに、科学的知見をわかりやすく解説します。 ストレッチングの主な目的とは? ストレッチングの目的は以下の3つに大別されます。 柔軟性(関節可動域)の向上 パフォーマンスの最適化(筋力、スピード等) 怪我(筋・腱障害)の…
投球動作における肩の痛み、いわゆる「投球障害肩」は、必ずしも肩関節(肩甲上腕関節)だけに原因があるとは限りません。本稿では、我妻浩二氏らの論文(2021)をもとに、「肩以外の要因」、特に肩甲骨と股関節に注目した評価と治療の視点をご紹介します。 ■ なぜ“肩以外”に注目するのか? 投球動作は、下肢から上肢へと連動する全身運動(キネティックチェーン)です。この連動のどこかに機能不全が生じると、最終的に肩関節に過剰な負荷が集中し、障害につながることがあります。とくに問題となりやすいのが、「肩甲骨の動き」と「股関節の安定性」です。 ■ 肩甲骨:肩甲挙筋の影響に要注意 肩甲骨は、上腕骨頭の安定化に関わる…
~献体研究による筋ひずみ計測から読み解く~ 肩関節周囲筋に対するストレッチ。私たち理学療法士が日々行っている介入の中でも、ごく基本かつ重要な技術です。しかし、「この筋肉は本当に今、伸びているのか?」と感じたことはありませんか? 今回は、献体を用いた肩関節の様々な肢位における筋肉のひずみ(strain)を計測した研究を基に、サブスキャプラリス筋(肩甲下筋)・棘上筋・棘下筋・三角筋後部線維の「有意に伸張される肢位」について整理しました。臨床的なストレッチ肢位の根拠付けとして、ぜひ活用してください。 🔹 サブスキャプラリス筋(肩甲下筋):下部線維が特に重要 この筋は、上部・中部・下部の3つの線維群に…
今回は、サッカー選手が「痛くて蹴れない」「痛くなりそうで怖い」と訴えるようなキック動作の問題に対して、私たち理学療法士がどのように介入すべきかを、アスレティックリハビリテーションの観点からまとめます。 キック動作はサッカーの“核” キックは、シュート・パス・クリアなどあらゆる場面で用いられる、サッカーにおいて最も重要な技術の一つです。しかもその種類は、インステップ、インサイド、アウトサイド、ヒール、トゥキックなど多岐にわたり、「正確に蹴る」という一点に高度な身体操作が求められます。 当然、スポーツ障害との関連も深く、特に外傷後のリハビリでは、キック動作の再構築が重要なテーマになります。 よくあ…
高齢になると体が弱くなる…それって当たり前だと思っていませんか? 実は、筋力の低下は「予防できる」ものでもあります。 本記事では、池添冬芽氏の論文「高齢者と筋力」をもとに、高齢者における筋力低下のメカニズムとその対策について、理学療法士の視点からわかりやすく解説します。 高齢になると筋力はどう変わるのか? 年齢を重ねると、筋力は20代〜30代をピークに徐々に低下していきます。特に目立つのは「握力」や「足腰の筋力」で、これは日常生活の自立度と強く関連しています。 ✔ 握力は健康のバロメーター 75歳以上では、若い頃と比べて握力が約2割低下 握力が25kg以下の高齢者は、IADL(日常生活の手段的…