妊娠時一過性甲状腺機能亢進症 前回は重症妊娠悪阻と診断され入院からその後までのお話でした。今回この病状の体験談が少なかったため記録として残すことにします。 今回入院中に再度血液検査を行い、そこで妊娠時一過性甲状腺機能亢進症と診断されました。 妊娠時一過性甲状腺機能亢進症とは 妊娠8~13週頃におきる妊娠時一過性甲状腺機能亢進症は、胎盤ホルモンhCGが甲状腺を刺激するのが原因。hCGは、つわりの原因で、かつTSH(甲状腺刺激ホルモン)と構造が似ている。つわりが強ければ妊娠前に甲状腺異常が無くても生じ、血中hCGは5万-7万5千 IU/L以上の高値になる。動悸・不整脈が強くない限りは安静・経過観察…