高校生の頃、「闇の中の魑魅魍魎」(やみのなかのちみもうりょう)と言う、絵金を主人公にした映画があったのを思い出した。 友人に誘われて、ハルカス美術館で開催中の「土佐の絵金」展を見てきました。 予想以上に面白かった。興奮できました。 何が面白いって、手の表情。芝居絵の格場面での登場人物の大仰な掌に緊張感が出ていて、私、何度も絵を眺めながら自分の掌を絵のように真似してみました。筋を違えそうな誇張した腕の反りに何故か魅入られてしまいました。 絵金は幕末に土佐で活躍した絵師で、芝居絵屏風で有名です。 最後の展示室に展示されていた絵は撮影可だったので何枚かをパチリ。 「由良湊千軒長者」 安寿と厨子王の話…