相撲止事仰有。諸寺仁王経転読事。即頭弁。三所大祓事。 道長はいきなり疫病の流行という試練に立たされたようであるが、それと日記をつけはじめた理由が関係あるかどうかは分からない。御堂関白記の内容が、ペストの経験から生み出された「デカメロン」みたいなことにならなかったとしても別によいと思う。源氏物語とデカメロンが同時に書かれた文学史は我々には荷が重すぎる。伝統とは、誰かを忘れることによるし、ダンテとボッカチオが同時に書くのもたぶんありえないことなのであろう。 アメリカの敵がソ連で、少し前者が弱まるとソ連的なものは中国とロシアに分裂して役目を果たそうとする。日本は空気を読んでどうでもいい国になってゆく…