:作家 :小説家 本名、色川武大。主に麻雀小説を書く場合に使われるペンネーム。色川武大名義よりも認知度は上であるだろう。 徹夜で麻雀をしていたときの「もう朝だ。徹夜だ」という言葉から来たというのは有名な話。 彼の代表作「麻雀放浪記」と西原理恵子の「まあじゃんほうろうき」を間違えて買う人がいるとかいないとか。
但し、阿佐田哲也名義のもの。
★★★★☆ あらすじ 終戦後、かつて博打を教えてくれた男と再会したことがきっかけとなり、博打の世界に本格的に足を踏み入れた学生。 www.youtube.com イラストレーター・和田誠の初監督作品。真田広之主演。阿佐田哲也の同名小説が原作。109分。 和田誠シネマ画集 作者:和田 誠 ワイズ出版 Amazon 感想 冒頭の、戦後の焼け野原の中をカメラが移動していくカットで一気に映画の世界に引き込まれる。モノクロだが、時に黒澤映画風だったり、時に大昔のハリウッド映画風だったりと、しっかりと意図を感じるものになっていて、監督の映画に対する愛情を感じる。敢えてチープに夜空に星が流れるシーンにもグッ…
阿佐田哲也『麻雀放浪記 4 番外篇』を読み終えた。 338、339ページから引用。 ここを読み、展開を予感し、その後の約20ページを読んで、小説から、フィクションから、その中の勝負事から離昇していった様を読んで、事の終わりを直視するのはこうも寂しさが胸に去来するものだと、改めて思った。どこかで線引を、引けない者が至る所は――著者の作品をもっと読んでいって、その場所を見ていく。 「今度は俺のことなんだけど――」と森サブはいった。「もうすこししゃべっていいかね」 「なんでもしゃべれよ。だが、俺がちゃんときいてるとは限らねえぜ」 「俺はどこで暮らそうとかまわない。この町が嫌なら又汽車に乗ってどこかへ…
『なにもかもが上手くいくはずはないのだからなにもかも上手くいかせようとするのは、方法論として間違った考え方だ。 阿佐田哲也 『阿佐田哲也勝負語録―ここ一番に強くなる』(サンマーク出版)』 挫折が無い人生は、まずないと思うのです。 世の中の成功者という人々は、余程の強運を持っているか? 挫折を乗り越えて、諦めずにコツコツ努力を重ねているのかどちらかだと感じています。 でも、上手く行かないことは結構多く、誰でも、挫折感を味わっているのではないでしょうか。 しかし、成功法則をテーマにした本は、よく売れているようです。 成功者の顔があり、このように成功しましたというメソッドを書いても、現在進行形です。…
阿佐田哲也『麻雀放浪記2 風雲編』を読み終えた。 ここ2ヶ月ほど、小説を読めておらず、流れるように小説を読みたいという気持ちになってきていたので、阿佐田哲也『麻雀放浪記』2巻を手に取りあっという間に巻の後半へ行きそのまま読み終える。 少年マガジン掲載の「哲也」を連載で読んでいたので、ドテ子の懐かしい名前と印象がまた変わる。クソ丸もあんな感じでいたっけかな、とぐろは憶えている。 麻雀のルールは一度勉強しようと入門書を読んで、まったく頭に入らず、自身がプレイするもののの埒外にあるという認識をしているので、役についてはほぼほぼ飛ばして読んだけれど、博打で於いてのみ成立する金と尊厳の渡り合いの会話、思…
ここでは「麻雀放浪記 風雲篇 8巻」が読める電子書籍サイトをまとめています。スマホやタブレットで気軽に読みたい方は、参考にしてください。「麻雀放浪記 風雲篇 8巻」の配信状況私が「麻雀放浪記 風雲篇 8巻」の配信状況を調べたかぎり、2023/10/02時点では以下のサイトで読めるようになっていました。 無料作品配信状況リンクAmazon20,000作品~730円読むebook-japan13,000作品~737円(クーポンで237円獲得)読むまんが王国10,000作品~670ポイント読む ちなみに、上記サイトで見られる他のマンガ作品はこんな感じです。Amazon(Kindle)で読めるマンガ例…
『うらおもて人生録』/色川武大/新潮文庫/昭和62年刊 飲み屋のカウンターで背後を人が通り過ぎる気配がした。カウンターの中の人が「ありがとうございました」と声をかけたが、相手は無言のまま立ち去ったようで、中の人は眉を八の字に下げて呟いた。 「なんでなのかなあ」 ほんと、なんでなんだろう。私が振り返ったときにはもういなかったから、男か女か、若いか年寄りかもわからない。彼もしくは彼女は、別に悪いことをしたとも思ってないだろうけれども、酒場にも士気というものがある。士気を下げるような行いは、やめてもらいたいものだ。 お店の人とそんな話をしているうち、『うらおもて人生録』を思い出した。『麻雀放浪記』で…
こんにちは、ご訪問いただきありがとうございます。さて、最近はすっかり春めいてきて、桜も綺麗に咲いていますね。日中は上着がなくてもいいくらい暖かい日が多くなってきて、僕的には嬉しい感じです。寒いのがダメなので・・・ 本日は、僕の大好きな作家阿佐田哲也さんの著書を紹介したいと思います。「阿佐田哲也」というのは主にギャンブル小説を書く時のペンネームで、本名は色川武大さんといいます。直木賞の作家でも有名な方なのですが、麻雀の腕に関してはものすごい方で「雀聖」とも呼ばれた人です。 阿佐田哲也さんの半生を描いた本も数多く出版されていて、中でもかつて少年マガジンで連載されていてアニメ化もされた漫画「哲也-雀…
麻雀放浪記の世界 今日は読書の話題です。11月17日の『麻雀放浪記』の続き。 この話は冒頭でチンチロリン賭博に明け暮れるアウトローたちの姿が描かれ、主人公の坊や哲が登場する。最初の場面は三人称で書かれているが、坊や哲の登場からは「私」という一人称に変わり、読者は「主人公の哲=作者」という感覚で話を読み進めて行くことになる。 「私」は根っからの博徒ではない。「中学の制服を着たまま、毎日上野へ来て」という描写から、まだ十代後半の若者であることが分かる。また宿無しではなく、帰る家もある。それがチンチロリン賭博で大勝ちしたことをきっかけに博打の魅力にとらわれ、アウトローの世界に入っていく。ここで登場し…
阿佐田哲也 今日はひさしぶりに読書の話題です。 かなり昔に読んだ、阿佐田哲也の『麻雀放浪記』の話。 阿佐田哲也というペンネームは、作家色川武大の麻雀小説用のペンネームだ。色川武大として発表された小説も素晴らしい作品が多く、直木賞を始めとして数々の文学賞を受賞しているが、世間一般では麻雀小説の第一人者として、または伝説的な雀士として、阿佐田哲也の名の方が知られている。 阿佐田哲也の麻雀小説に外れ無し 昭和の麻雀 私が麻雀小説のバイブルともいえる『麻雀放浪記』を読んだのは学生時代だった。昭和50年代半ば。高度経済成長が終わりを告げ、まだバブル景気が訪れていない時代だ。大学入試は一期校二期校時代が終…
こんばんは、Lucyです! 一つ前の記事で宝くじに当たった(少額ですが)と書いたんですが、 その後、コンビニで買ったチョコチップバーも当たりました。 なんだか、何でも当たる無双状態に入ったかもしれないので 明日はロトでも買おうかなって本当に思っています😆 明日の英会話ではもちろん今日宝くじに当たった話を 英語でしてみようと思うんですけど、ちゃんと伝わるかは不明です。 なぜなら「運」についても話そうと思っているからです。 「運」は英語でluck、fortune、chanceと出てきました。 辞書で調べてみるとそれぞれ、 luck---the force that causes things, e…