京都市東山区に位置する天台宗の門跡寺院。比叡山延暦寺の京都五箇室門跡の一つ。古くより皇室と関わり深く格式の高い寺院。江戸時代に後桜町上皇の仮御所となったことから、粟田御所とも呼ばれる。ご本尊は熾盛光如来(曼荼羅)。日本三不動画の一つである国宝「青不動明王二童子像」は秘仏だが、2009年秋に特別公開された。青蓮院門跡で公開されるのは平安時代以降初めて。
平安神宮 大鳥居 さて、「きょうと魅力再発見旅プロジェクト」を利用した旅行もいよいよ最終日となりました。昨日の夕方にsuicaが使えるようにしていただいたので、早速使ってみました。京都駅からバスに乗って・・と行きたいところだったのだが、相変わらずバス停は長蛇の列だったので地下鉄にしました。 京都から烏丸線で烏丸御池まで行き、そこで東西線に乗り換えて東山までです。乗り換えが少々面倒なんだけど、あの列を見ちゃったら乗り換えの手間のほうがマシだと思えたのです。 東山に到着し、向かった先は京都府立図書館。平安神宮の大鳥居が見えたらもうすぐです。 京都府立図書館は、日本で初めての公立の公開図書閲覧施設だ…
境内には大楠が残る青蓮院 今回は、前回にも書いた天台宗山門派の五大門跡寺院のひとつ青蓮院(しょうれんいん)門跡について。ここには日本三不動画のひとつ、青不動がある(現在は将軍塚青龍殿に移されている)。 jini3.hatenablog.com 青蓮院は、三条通から神宮道を南に入ったところにある。もともとは比叡山東塔にあった住坊を起源とするが、現在ある場所は、後醍醐天皇の一代前の天皇であった花園天皇の菩提寺があったところのようだ。また、江戸時代の天明の大火によって御所が炎上した時には、後桜町上皇がここを仮御所としたため、粟田御所とも呼ばれている。 第三代門主の慈円は、歴史書「愚管抄」を記したが、…
ランキング参加中【公式】2023年開設ブログ ランキング参加中旅行記 ランキング参加中旅行 今回は、京都旅行へ行ってきました! 京都へは今まで4,5回ほど行ったことがありますが、定期的に行きたくなりますね(^-^) 金閣寺や清水寺など、有名なところは行ったことがあるので、今回は今まで行ったことがないところへ行きました🚶 京都に到着すると、まずはお昼ご飯を食べに行きました。 京都に来たら、湯葉を食べねばということで、いろいろな種類の美味しい湯葉が食べられる『三田久 清水店』さんへ行きました。 2023年にオープンしたばかりの新しいお店で、内装も綺麗で落ち着いた空間でした。 そもそも湯葉の作り方は…
1月19日から22日の京都旅行二日目の午後です。京都市東山区を寺院観光とお散歩でふらふらして過ごします。 1日目、2日目午前中の記事はこちら。 tabino-blog.hatenablog.com tabino-blog.hatenablog.com 2日目② 京都市京セラ美術館 日本庭園 京セラ美術館→青蓮院(粟田口あおくすの庭) 青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき) 花園天皇 十楽院上陵(はなぞのてんのうじゅうらくいんのうえのみささぎ) 知恩院 2日目② 京都市京セラ美術館 日本庭園 アンディ・ウォーホル・キョウトを楽しんだ後は、京都市京セラ美術館の日本庭園に立ち寄ります。日本庭園からは先…
京都寺院探訪 青蓮院門跡 住所 京都府京都市東山区粟田口三条坊町69-1 宗派 天台宗 拝観 500円 ※飛地の将軍塚 500円 駐車場 無料 ご朱印 あり ランク ★★★(2.7)(5段階) 大玄関 🔴青蓮院門跡は、元々比叡山延暦寺を最澄(伝教大師)が創建して、僧侶の住坊を 幾つも造った、その一つが青蓮坊で青蓮院門跡の起源となっています。青蓮坊は 円仁・安恵・相応など著名な僧侶の住居となり東塔の主流をなした、平安時代末期に 山下に移り、鳥羽上皇の祈願所となり、格式が高くなり鎌倉時代には天台三門跡の 一つとなった。天明8年(1788)大火により御所が炎上した時、後桜町上皇は 仮御所として非難さ…
青蓮院(しょうれんいん)は京都市東山区粟田口にある天台宗の寺で、開基は伝教大師最澄。もとは比叡山にあって青蓮坊といいましたが、鳥羽院のときに青蓮院に変わります。その後の仁平3年(1153)に鳥羽院が京都三条に殿舎を造営、第7皇子覚快(かくかい)親王を出家させて、こちらを青蓮院門跡と称するようになったそうです。 「門跡」は、本来は一門の後継者をいう言葉ですが、とくに皇族や貴族などが住持として入った寺院の名称になり、本願寺などの宗門でも使用されています。青蓮院は天台三門跡中でも第一とされ、皇族(法親王)が入寺して、他の門跡と交代で天台座主を継承しました。 寺院が多数ある京都の中でもとくに青蓮院が思…
運動不足解消を兼ね、将軍塚に登ってみた。粟田神社の横から登り始め30分で到着。降りは15分で知恩院さんの大鐘楼に辿り着くことが出来る、お手軽コースである。 この建物は青龍殿と称し平成26(2014)年に建立されたが、もともと大正2(1913)年に大日本武徳会京都支部武徳殿として北野天満宮前に建てられたものを、移築再建したもので重厚な趣がある。 この中には国宝の青不動が安置されていて、平常は精巧な複製のお前立ちが掲げられている。 御前に座って祈りを捧げた後、立ち上がったところ強烈な眩暈に襲われ、立っていられなくなり思わずその場にしゃがみ込んでしまった。ふと振り返ってみると、広いお堂の中には他に誰…
紅葉 そろそろ紅葉シーズン。 11月の上旬で、紅葉が見頃になっているところがあるようだ。 京都府亀岡市の鍬山神社が見頃だと言う話を聞いた。 今年は少し早いのかな。 見逃しては!と 京都に行った。 途中寄り道をしてしまい、遅くなった。駅から比較的近いところにある東山の青蓮院門跡に行った。(京都地下鉄東西線の東山駅から歩いて6分ほど) 情報では、「色づき始め」 大きな宸殿、昼までもうっすら暗い雰囲気が、古(いにしえ)の香りを漂わせている。そんな雰囲気を感じながら、建物内を散策したり、縁側にすわってのんびりと相阿弥の庭を眺めていたりできる。 小御所の縁側き腰掛けて見た相阿弥の庭。池は龍心池。 革頂殿…
青蓮院。 拝観受付の際に御朱印帳を預けて拝観。入ってすぐに襖絵が広がる! 薄青い蓮は「青の幻想」、海老茶のカエルやトンボがあしらわれているのは「生命賛歌」。強烈な群青と赤、黄の蓮は「極楽浄土」という、襖絵蓮三部作。 襖絵の他にも、建物もお庭も素晴らしい。庭は、長い間かけて大切に手入れしてきた事が感じられる。 なんとか咲いている梅があったが、花の季節は素晴らしく美しいだろうと思う。 ゆっくり満喫した後はバスで一旦ホテルへ戻ってチェックイン。今回は1泊の為の移動が面倒で京都駅付近でまとめた。シーズンオフだからか、思っていたよりは選択肢があってよかったー。 ただ、バスに乗るのに便利だと思って京都駅正…
東山36峰の中央部に位置する将軍塚に、今から4年前この様な建物が建てられた。 ここから見下ろす京都市内は絶景であり、誰もが驚嘆の声を上げることだろう (訪れたことがないので何とも言えないが、websiteでも宣伝してあり、 大文字山からの眺めと同等だろうと想像する。一帯は青蓮院の敷地であり、何を建ててもいいかもしれないが、 いわゆる「部分最適、全体不最適」ではないだろうか。京都盆地は三方を山に囲まれ、市内のどこからでもこの眺めを楽しむことができる。 我々の目の先にあるのは、800m前後の高さの山であり、その中腹以上に人工物を見ることはない。 その景観が京都の趣を形成する一つの要素でもある。そん…