1972.11.7-。上智大学文学部史学科卒業。『惑星童話』で「1994年上期コバルトノベル大賞の読者大賞を受賞後、主に集英社コバルト文庫にて執筆活動をおこなう。日本推理作家協会」および「日本SF作家クラブ」会員。なお、『野性時代』に全4回で不定期掲載された「スイート・ダイアリーズ」にて、一般書へ初進出した。
作家、小説家、ライトノベル作家、少女小説、コバルト、コバルト文庫、Cobalt、雑誌Cobalt
あらすじ・概要 女子高に通うキリコは友人・スイの誘いでグラウンドホッケーをやることになる。体育会系のノリが苦手なキリコは、なるべくすぐにグラウンドホッケーを辞めたかったのだが、そうもいかず……スイの姉要、関西出身のミステリアスな女子八重垣も加わり、グラウンドホッケー愛好会は賑やかになる。 倫理のないギャグとそれでも面白いスポ根描写 「1998年のギャグって倫理がないなあ」という気持ちと「それでも面白いと感じさせる須賀しのぶの筆力がすごいなあ」という気持ちが同時に来ました。 グラウンドホッケーとは、スティックでボールを打ち合い、キーパーのいるゴールへシュートして得点するスポーツです。人数は11人…
ランキング参加中読書 著者 須賀 しのぶ バブル期の日本を離れ、東ドイツに音楽留学したピアニストの眞山。個性溢れる才能たちの中、自分の音を求めてあがく眞山は、ある時、教会で啓示のようなバッハに出会う。演奏者は美貌のオルガン奏者。彼女は国家保安省の監視対象だった…。冷戦下のドイツを舞台に青年音楽家の成長を描く歴史エンターテイメント。大藪春彦賞受賞作。 ~~~~~以下、感想。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 次はどれを読もうかと本屋を探索してるときに気になって購入した本作。第18回大藪春彦賞を受賞した歴史エンターテイメントらしく、1989年の東ドイツが舞台だったのと、音楽や革命、…
須賀しのぶ『帝国の娘(上下)』角川文庫を読了。 面白い! 中世の西洋を思わせる架空の世界を舞台にした宮廷ドラマ。 少女カリエは、病に伏せる皇子アルゼウスとうり二つであったために、身代わりとして、皇位継承者を選定するための寄宿舎ともいうべき施設に送り込まれる。そこでさまざまな試練にさらされ、それを乗り越えて成長していくのであるが、あくまでも彼女は身代わりにすぎず、もしその正体がばれれば亡き者とされる運命であった。それどころか、もし皇子アルゼウスが逝去したとしても、暗殺される運命が待ち受けているのであった。 いやあ、面白かった。だが、問題は、この小説がまだまだ続くということなのである。なんと、外伝…
184.革命前夜/須賀しのぶ 「価値観なんて、たった一日で簡単に反転する」(p.121) 革命前夜 (文春文庫) 作者:須賀 しのぶ 文藝春秋 Amazon 冷戦下のドイツに音楽留学のために訪れた主人公は、国内を取り巻く因縁の歴史に翻弄されながらも、自らの音と向き合い成長していく、須賀しのぶの長編小説。 ベルリンの壁崩壊前の東ドイツ、バッハの生まれた国へ自らのピアノと向き合うために訪れた主人公の青年は、ドレスデンの音楽大学で優秀な学生や留学生たちとともに、日々、音楽の探求に勤しんでいた。 そんなある日、彼は教会のオルガンでバッハを軽やかに演奏していた女性が奏でる、澄んだ輝きを放つ銀の音の虜にな…
皆さん、こんにちは。 もうすぐサッカーワールドカップが開幕します。小4からサッカー小僧の私としては、日本がどこまで勝ち進めるか、今回はどこが優勝するのか、興味が尽きません。 【革命前夜】歴史x音楽x青春の音楽小説 革命前夜 (文春文庫) [ 須賀 しのぶ ]価格: 1012 円楽天で詳細を見る // オススメ度;★★★ 再読度;★★★ 歴史x音楽x青春の音楽小説 作品概要 ジャンル;小説 作者紹介 ;須賀 しのぶ(すが しのぶ、1972年生まれ、埼玉県出身)。埼玉県立浦和第一女子高等学校を経て、上智大学文学部史学科卒業。1994年、「惑星童話」で上期コバルト・ノベル大賞の読者大賞を受賞。以後、…
今年の11冊目と12冊目。 ペッパーズ・ゴースト 伊坂幸太郎 著 ペッパーズ・ゴースト [ 伊坂幸太郎 ]価格:1870円(税込、送料無料) (2022/5/22時点) 楽天で購入 先日著書「マリアビートル」が英国のダガー賞(翻訳部門)最終候補に挙がっている、今アツい作家さんです。マリアビートル読んでなくてごめん。 ちなみに私が好きなのは「ゴールデンスランバー」です。 ちなみに伊坂先生は筆が速いなあという印象です(←どうでもいい情報)。 主人公は他者の「未来」が短時間だけ見えてしまう中学国語教師。爆弾テロとネコジゴハンターの二人がからんじゃってもう大変。みたいなお話でした。面白いと思う。 長編…
須賀しのぶ『また、桜の国で』を読みました 『また、桜の国で』は、私が須賀しのぶさんを認識する前から、私の「読みたい本」リストに入っていました。 というのも、「ショパンの名曲『革命のエチュード』が、日本とポーランドを繫ぐ!それは、遠き国の友との約束。」という煽り文を読んだから。 やっぱりクラシック音楽が題材になっていたりすると興味をそそられるのですよね。 気になってはいたものの読みたい優先度はそんなに高くなく、ずっと手つかずだったのですが、昨年、須賀しのぶ作品にどハマりしたことにより「あの本の人だったの!?」と、本作を読みたい意欲に駆られたわけです。 (function(b,c,f,g,a,d,…
新6年生の生活、目が回るように忙しいです。 常に、エヴリタイム、時間に追われている感じ!! 読書なんてほぼできませーん!・・・なんですが今月も桜子がやっとこ2冊読み終わったので、そちら紹介したいと思います。 いやー、よく読んだな。 いつ読んだんだ???前回の桜子が読んだ本(5年生1月)はこちら↓ binbojuken2023.hatenablog.jp 最近読んだ小説2冊 桜子が今月読んだ小説は、この2冊です。 どちらも初めましての作家さん。 ブロガーの方々が勧めているのを目にして与えてみました(*^^*)どちらも桜子に大ヒットでした! ありがとうございます! 『神さまのいうとおり』/谷瑞恵 …
遅くなりましたが、あけましておめでとうございます*\(^o^)/* 今年初めての記事になるので、最初の投稿はご挨拶文の記事にしようなどと色々考えてはいたのですが、結果バタバタして作ることが出来ず。昨年のまとめ記事からのスタートになってしまいました/(^o^)\ こんな私ですが、今年もよろしくお願いいたします。 さて、2019年までは「英語多読本」と「日本語の本」を全部いっぺんに記録していたのですが、分かりづらかったので、今年も分けて記録することにします(๑⃙⃘◡̈๑⃙⃘)˖˚ ͙ෆ 1年を振り返って 2021年のおすすめ本 須賀しのぶ『帝国の娘』 令和になってコミックスに 須賀しのぶ『帝冠の恋…
最近の世の中は推しだらけ。良い意味で。 かく言う私も音楽や俳優、芸人や歴史上の人物など、推しだらけの生活を堪能中であります。 今回は数ある推しのなか、今わたしが一番に推したいと思う、 作家の須賀しのぶさんとその作品の良さについてまとめました。 shosetsu-maru.com 特別お題「わたしの推し」 作家 須賀しのぶ 経歴 代表作・受賞歴 作品の特徴 ど★シリアス 主人公周辺が常にハードモード 緻密な歴史描写 あとがき 読後に残る美しい光 作家 須賀しのぶ 経歴 日本の小説家。1972年生まれ、埼玉県出身。 1994年に『惑星童話』で上期コバルト・ノベル大賞の読者大賞を受賞し、ライトノベル…
今週のお題「好きな小説」 こんばんは。DOIC0330です。 【当ブログではアフィリエイト広告などを含みます】 今回のお題、書かねば!と思っていたのにどの本にするかで迷って遅くなってしまった。 好きな小説 どれにする? 好きな小説はこの本 好きな小説? 好きな小説 どれにする? 小学生の頃から約40年。 色んな小説を読んできた。 当時はコバルト文庫が全盛期。 赤川次郎、日向章一郎、桑原水菜、氷室冴子、藤本ひとみ。大好きだった。 須賀しのぶとか知ってる? ミステリ、青春小説、ラブストーリー。 どうしよう、決められない。 書店員時代も色々読んだ。 本格ミステリにはまり、綾辻行人、有栖川有栖、京極夏…
須賀しのぶさんの革命前夜読みました。以下あらすじ(引用)と感想 あらすじ この国の人間関係は二つしかない。密告しないか、するか──。第18回大藪春彦賞受賞作!革命と音楽が紡ぎだす歴史エンターテイメントバブル期の日本を離れ、ピアノに打ち込むために東ドイツのドレスデンに留学した眞山柊史。留学先の音楽大学には、個性豊かな才能たちが溢れていた。中でも学内の誰もが認める二人の天才が──正確な解釈でどんな難曲でもやすやすと手なづける、イェンツ・シュトライヒ。奔放な演奏で、圧倒的な個性を見せつけるヴェンツェル・ラカトシュ。ヴェンツェルに見込まれ、学内の演奏会で彼の伴奏をすることになった眞山は、気まぐれで激し…
「ドレスデン運命の日」を見た。 ドレスデンと聞いて思い出すことがあらる。 貴兄が前に送ってくれた文庫本 須賀しのぶ著「革命前夜」だ。 この本にドレスデンに音楽留学する日本人男性ピアニストがいた。 それで、大介の事を想い、更に大介のピアノの先生はドレスデンに留学していたなと思い出した。 映画は第二次世界大戦末期のドレスデン空襲が舞台だが、空襲シーンがとにかく凄い。 燃える町。防空壕の中の人びと。飛び交う爆撃機。 時折、実写のような映像がはさまりリアリティを出して行く。 こんな迫力の戦争シーンは見たことがない。 残念なのは、映画の録画が途中で終わってしまった事だ。 機会があれば、最後のシーンを見て…
今回は西洋風ファンタジー小説のおすすめをまとめました。 政争系 『おこぼれ姫と円卓の騎士』石田リンネ 『エリスの聖杯』常磐くじら 『聖女ヴィクトリアの考察 アウレスタ神殿物語』春間タツキ 『帝国の娘』須賀しのぶ 恋愛系 『最強同士がお見合いした結果』菱川さかく 『フィンスタニス統治記』くりたかのこ 『森の魔獣に花束を』小木君人 『重装令嬢モアネット』さき 異世界トリップ・転生 『ワルプルギスの夜、黒猫とダンスを』古戸マチコ 『コララインとボタンの魔女』ニール・ゲイマン 『不思議の国のハートの女王』長月遥 『公爵令嬢ティアレシアの復讐』奏舞音 魔法系 『霧の日にはラノンが視える』縞田理理 『シン…
須賀しのぶ 祥伝社文庫 『革命前夜』を読んで、同作者の本が読みたくなって手に取った。1938年に、外務書記生がポーランドの日本大使館に着任したところから物語は始まる。ナチス・ドイツが周辺国へ侵攻の姿勢を見せ、緊張が高まるなか、日本にやってきたことのあるポーランド孤児たちが作った極東青年会と協力して戦争回避に向けて奔走する。しかし戦争が勃発、幼いころのポーランド人との思い出を胸に抱く主人公はある決意をする。 少々分量もある小説だが、十分感動させてくれる。よい本に出合ったという思いがある。
私がこれまで読んだ、さ行の作家の小説の一覧です。 ブログで感想の記事を書いた作品については、作品名からその記事に飛べる仕様となっています。 目次 櫻いいよ 佐藤正午 佐野晶 佐野徹夜 塩田武士 汐見夏衛 志駕晃 重松清 島田荘司 島本理生 新海誠 新川帆立 須賀しのぶ 住野よる せひらあやみ 櫻いいよ 『君が落とした青空』(スターツ出版文庫) 『交換ウソ日記』(スターツ出版文庫) 『交換ウソ日記2 〜Erino's Note〜』(スターツ出版文庫) 『交換ウソ日記3 〜ふたりのノート〜』(スターツ出版文庫) 佐藤正午 『岩波文庫的 月の満ち欠け』(岩波書店) 佐野晶 『小説 きみの色』(宝島社…
流行りらしいので自分もリスト作ってみました。 シリーズ単位、1作家1シリーズで選びました。 最新刊まで読んでないもの、Web版の評価込みのものもあります。 あと、打ち切られた作品は心に残りやすいのか結構入りました。 田中芳樹「銀河英雄伝説」(1982年) 冒頭が一番つらかったけど、今読んだら別の感想になるんだろうか。 酒見賢一「後宮小説」(1989年) 中華風後宮ファンタジーの元祖みたいな存在だし、いれてもいいじゃろ。 小野不由美「十二国記」(1992年) 新刊読まないとなと思っていたら5年近く経ってた。 茅田砂胡「デルフィニア戦記」(1993年) さっき調べたら知らないうちに外伝が新刊で出て…
雑に選んでいたらオールタイムで100に絞るなんてまず無理だから時間を区切ってみた。 選んでみて実感したけど、70~90年代は根本的に刊行数が限定的だからかなり幅広く選ばないと100まで行かない感じだな……「そこそこ好きだった」レベルでも100に入ってくるな…… とりあえず時間があったら00年代版、10年代版くらいまでまとめてみよう。 僕の90年代は水野良・神坂一・高畑京一郎・田中芳樹・茅田砂胡・富野由悠季を主成分に構成されている。 ■僕の好きなライトノベル100選(70~90年代) ・「無責任」シリーズ 1. 宇宙一の無責任男 / 吉岡平 / 富士見ファンタジア文庫 / 1989 2. 無責任…
須賀しのぶ 文春文庫 昭和最後の日に日本から東ベルリンに音楽留学した主人公の東ベルリンでの出会いや事件。 驚くのは、当時の東ベルリンに行ったこともないのに、まるで現場に立ち会ったような筆運び。冷戦下のドイツの雰囲気が伝わってくる。すごいと思う。
評価:まだ終わっていないので未評価 (僕的主観:★★★★★5つのマスターピース)🔳少女小説に時折現れる大長編大河ロマンサーガ少女小説には、時折、小野不由美『十二国記』や須賀しのぶの『流血女神伝』のような、もうそれって少女小説の枠を遥かに超えて大サーガ、大河ロマンじゃないかとというような傑作が生まれることがよくあります。僕は、石田リンネさんの『茉莉花官吏伝』は、このレベルの傑作だと思っているし、なによりも、好きで好きでたまらない物語で、マンガ版、小説共に、何回も読み直しています。特に、小説はすでに『茉莉花官吏伝 十五 珀玉来たりて相照らす』(2024/3時点)の15巻までの長編なんですが、何度も…
もう三月も終わろうとしている! あっという間と言わないように心がけてはいるものの、ブログを書く気力がなかなか湧いてきませんでした。 ずいぶんと出遅れてしまいましたが、二月のことも残しておこうと思います。
コメディジャンルについての記事は人気があるので、他の媒体もまとめることにしました。 今回はライトノベル編です。ライトノベルかどうかは、基本的にレーベルで判断しています。 書影をクリックするとAmazonに飛べます。 ビーズログ文庫 『神抱く凪の姫』響野夏菜 『となりの魔王』雪乃下ナチ 『家電彼氏』雪乃下ナチ 角川ビーンズ文庫 『重装令嬢モアネット』さき ルルル文庫 『人形姫と身代わり王子』みどうちん 電撃文庫 『ロミオの災難』来楽零 『ラノベ作家になりたくて震える』嵯峨伊緒 ガガガ文庫 『人類は衰退しました』田中ロミオ 『AURA~魔竜院光牙最後の闘い~』田中ロミオ 『ほま高登山部ダイアリー』…
2023年はバタバタしすぎて全体的にあまり本を読めず。 でも!読めない中でも読める時は読んだし年末のお休みあたりには結構本も読めたし! なんだかんだよかったかなと思います。 一昨年くらいから私生活が忙しくなって、本もブログも満足にできなくなってしまっていて。 最近はやっっっと多少は落ち着いてきたので本を読んでブログ書いて〜っていうサイクルを戻していきたいな。 前はブクログにもちゃんと登録していたのだけど、2022年の途中から記録できてなくてここにも貼れず…。そっちも登録したい! 2023年は全部で50冊読みました〜! あんまり本を読まない人に話すと「多いね!」って言われるけど、本好きの人からす…
12月も終わって1月。今年の目標とか読みたい本とか書きたいなと思うけれど、まずは12月に読んだ本のまとめ。 その裁きは死 ヒポクラテスの誓い ヒポクラテスの憂鬱 ヒポクラテスの試練 ヒポクラテスの悔恨 准教授・高槻輝良の推察9 女神の花嫁 前編 女神の花嫁 中編 女神の花嫁 後編 ポアロのクリスマス おいしいご飯が食べられますように N/A 銀河鉄道の夜(英語) ↓12月に読みたかった本はこちら↓ oljikotoushi.hatenablog.com その裁きは死 その裁きは死 ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ (創元推理文庫) 作者:アンソニー・ホロヴィッツ 東京創元社 Amazon ホ…