真の古典の魅力は、作者が紡いだ原文の中にこそ息づいています。「古文で読みたい徒然草シリーズ」で、現代語と古文を併読することで、古の言葉が今なお放つ光を確かめてください。 💭ポイント 秋の夜、笛を吹く若者の後を追い、山里で見た仏事の様子と、美しい自然の情景を描く。 『徒然草絵抄』(小泉吉永所蔵) 出典: 国書データベース 🌙現代語対訳 粗末な竹の編み戸の中から、とても若い男性が、 あやしの竹たけの編戸あみどの内うちより、いと若わかき男おとこの、 月明かりで、色合いは、はっきりしないが、 月影つきかげに色いろあひさだかならねど、 艶のある狩衣(略装の上着)に濃い色の指貫(袴、プリーツスカート)をは…