《賃上げと人手不足緩和の好循環に向けて、一人一人の生産性を上げ、付加価値を上げ、所得を上げ、物価上昇を上回る賃金の増加を実現してまいります》 具体的な施策なく、だたこのようなことを言っただけでは「空虚」でしかない。 《適切な価格転嫁と生産性向上支援により最低賃金を着実に引き上げ、2020年代に全国平均1500円という高い目標に向かってたゆまぬ努力を続けます》 市場原理に反し、政府が市場介入し、賃金引き上げに口を出すのは自由主義社会における「越権行為」である。が、このような発言は歴代内閣にもずっと見られ、日本が自由主義国なのかどうか自体が疑わしいという段階に来ているとも言えるだろう。 また、国民…