この不細工な和菓子は、商品名を「しゃれて鱒!」という。富士宮市の名物らしい。 富士宮市の北部は養鱒が盛んで、このお菓子にもニジマスの粉が使われている。白餡に牛乳を混ぜたミルク餡も、酪農が盛んな土地の特徴を表しているのだろう。 しかし酷い商品名だ。お店には当時の有名人である某が命名したのだと説明があったが、忘れた*1。言葉のセンスから昭和の話かと思ったのだが、2010年代の企画らしい。 目立った手土産用菓子のない富士宮市が地域振興のために商品企画を行い、今は和菓子の協同組合に参加する数店舗が同じ「しゃれて鱒!」を作っている。「食べ比べも楽しいかも!」と商品説明にはあったけれど、特別においしいもの…