悲劇的ラストを何度も見直して思う。 それまでも執拗に中野・雨宮(林遣都)を追い回してきた野瀬(徳重総)が、警官に紛れてナイフを向けたの見ても、中野・雨宮は避けようと、逃げようとしていなかった。悪あがき一つせず、これが運命かとばかりに、あっけなく刺されて「望緒・・・」と最後に呟いて目を閉じたのだ。 望緒(波留)の誘いを受けて中学校の美術室で再会するまでは、死を選ぼうとしていた中野。望緒の体に自分との新しい命が宿っていることを知って、罪を償い自分の家族と新し人生を生きるという選択肢を提示されても、そんなに簡単に”希望”を受け入れられなかったのだと思う。 ここで、そもそも中野の計画ってなんだっけ?と…