今日は10月15日である。その日に思い出すのは、やはり道元禅師が興聖寺を開かれたことである。 師、嘉禎二年丙申十月十五日に、始めて当山に就いて、集衆説法す。 『永平広録』巻1冒頭 経緯は道元禅師の語録の冒頭に上記のように書かれており、素直に受け取れば、嘉禎2年(1236)に興聖寺を正式に開き、同年10月15日から修行僧を受け入れたことが分かる。なお、永平寺に入ってから改めて制定された『正法眼蔵』「安居」巻に見る安居法は、夏安居のみを肯定しているが、この記述を見ると、興聖寺では冬安居も実践されていたのだろうか?実際、中国では夏冬二安居だったはずである。 話を戻して、道元禅師はおそらく同日、最初の…