今日は11月29日である。世間的には「いい肉の日」かもしれないが、我々仏教徒的には「いい服の日」であろう。もちろん、この場合の「いい服」もブランド品などを意味しているのではなくて、功徳がある服を意味している。 袈裟は、ふるくより解脱服と称す。業障・煩悩障・報障等、みな解脱すべきなり。龍、もし一縷をうれば、三熱をまぬかる、牛、もし一角にふるれば、その罪、おのづから消滅す。諸仏成道のとき、かならず袈裟を著す。しるべし、最尊最上の功徳なりといふこと。 道元禅師『正法眼蔵』「袈裟功徳」巻 道元禅師は、以上の通り、仏教徒の衣服たる「袈裟」の功徳を示された。なお、袈裟を「解脱服」と呼ぶのは、確かに古い。例…