夏まで同じ部署で働いていたKは時々「今日は4時間しか寝れなかった」みたいなことをよく言っていた。睡眠不足自慢、ってドイツにもあるんだってその時は思ったけれど、きっと普通にドイツ語の文化は日本語と比べると「おしゃべり」が許される文化で、きっとKの言葉も結構意味が無かったりする。私の思考は日本語の文化にまだどっぷりと使っていて、感受性だけは島国から抜け出せていない。だから、おしゃべりな彼らが話していないことこそが大事で、そこに意味があるのではないか、なんて時々勘ぐってしまう。でもそれはかなり無意味なことだ。結局みんな「話したいことを話してる」だけなのだから。ドイツ語の会話で大事なのはいつでも「話さ…