FRPとは、Fiber Reinforced Plastics の略で、Fiber=繊維、Reinforced=強化された、 Plastics=プラスチックのこと.繊維と樹脂を用いてプラスチックを補強することによって強度を著しく向上したもの.宇宙・航空産業をはじめバイク,自動車,鉄道,建設産業,医療分野等さまざまな分野で用いられている.
FRPは使用する繊維の違いによって,GFRP,CFRP,KFRPと呼ばれる.
Nature Bound 12ft カヌー レストア 切り出していたヨークの角をトリマーで丸く面取りしました トリマーで面取りしたヨーク 外してカンナを掛けたシートと共に塗装工程へ。 塗装前のヨークとシート 水性ウレタンニスですが、なかなか塗りにくい仕上がりに。タモ材は硬くてニスが染み込みにくいこともあり、結構垂れてしまいます。 塗装中 4回塗りで乾燥中。元のヨークと並べてみると、なかなか同じような色合いに仕上がりました。 乾燥中
Nature Bound 12ft カヌー レストア ■ FRP積層の結果と結論2層のFRP積層を施しましたが、ツッパリを外して24時間後には元の凹みに戻ってしまいました。船底の強度は増しましたが、見た目は何も変わらず、重量が増えただけという残念な結果になりました。FRPの積層による凹み修正は今回の変形には効果がないという結論です。 ■ 方向転換:Gfunシステムによるツッパリ構造へGfunという異形断面のアルミパイプ(19mm×1900mm)をキールに敷き、そこを基点にヨークとシート下にツッパリを入れていく方針に変更しました。異形断面なので曲げ剛性が高く、数か所のツッパリで船体全体に力を分散…
Nature Bound 12ft カヌー レストア 全面2層の積層が完成したのでツッパリを外し、船底の凹みがどこまで改善されたか確認した。購入時・積層前・積層完成後の3段階で比較してみた。 比較画像 購入時はキール部分がかなり凹んでいた。ツッパリで矯正しながらFRPを積層した結果、完全とはいかないものの購入時と比べて明らかに改善された。強度は十分に出ているので、このまま実際に乗ってみて問題なければこれで完成とする予定だ。 今後の方針 まず実際に浮かべて乗ってみる。問題なければそのまま塗装・仕上げへ進む。
ツッパリを動かして1層の部分を2層にまだ2層になっていない部分を仕上げるため、ツッパリを一旦外して確認。若干の凹みが残っていたため、最初のツッパリを再セットして1層しかない部分に追加積層して全面2層を完成させた。 サンダーで段差を研磨手でペーパーがけをしていたがらちが明かないため、サンダーを投入。クロスの段差を効率よく落とすことができた。 サンダーで研磨 剥離部分が発覚→樹脂を多めに充填サンダーをかけていくと数か所に剥離(樹脂が接着できていない浮き)が明らかになった。そのまま放置すると層間の強度が落ちるため、樹脂を多めにして丁寧に埋めていった。 剥離部分① 剥離部分② 2層目の積層へ剥離補修後…
Nature Bound 12ft カヌー レストア ツッパリの移動朝から新しいツッパリを入れて古いツッパリを外す作業から開始。1層目が完全硬化した状態でツッパリを移動させることで、形状を維持しながら昨日FRPを貼れなかった部分を露出させた。 ツッパリ位置を変えて今日塗るクロスを配置した状態 2層目の積層作業昨日まだ1層も貼れていなかった部分にクロスを敷いてFRP樹脂で固めた。昨日貼ったFRPの端から繊維が飛び出していた部分は空気が抜けにくく少し苦労したが、ローラーで丁寧に脱泡しながら仕上げた。作業時間は約2時間。 樹脂を塗り終えた状態 昨日のFRPの端から飛び出した繊維が気になる部分 飛び出…
Nature Bound 12ft カヌー レストア いよいよメインイベントのFRP積層作業。今日は1層目の5区画を貼る。気温25℃、湿度38%と絶好のコンディションの中、10時ごろ作業開始。 作業開始前の状態。型紙で切り出したガラスクロスを配置 使用した樹脂フレンズブルーレジン(AOC Synolite 8388-P-3)を使用。超低臭・低収縮・低発熱タイプのポリエステル樹脂で、硬化前は青色なので塗り残しがわかりやすい。硬化剤はやや多めに入ってしまったが特に問題なし。1区画ずつ樹脂を作って含浸させ、脱泡ローラーで仕上げる作業を繰り返した。 匂いは顔を近づけるとそれなりにあるが、1mほど離れる…
Nature Bound 12ft カヌー レストア ゴムトレーサー(ドリルに取り付けて回転させるゴム製のディスク)が届いたので、サイドのステッカー剥がしに取りかかった。 ゴムトレーサー 文字は剥がれた、しかし…ゴムトレーサーをあてると「Nature Bound」の文字ステッカーはそれなりに剥がれた。ところが文字の周りにある透明の四角い部分、てっきり透明ステッカーだと思っていたら、なんとクリア塗装だった。パリパリに硬化しており、おそらく透明ウレタンを四角くマスキングして吹き付けたものと思われる。これがゴムトレーサーでは全く剥がれなかった。 文字だけが剥がれ、クリア塗装が残った状態 カッターでチ…
Nature Bound 12ft カヌー レストア ① 船内の研磨と清掃まずツッパリを全部外して船内をスポンジヤスリ #150 で研磨。思った以上に汚れがひどく、塗装が剥がれている箇所はできるだけ段差が出ないように丁寧に磨いた。 研磨後の船内。塗装剥がれ部分が目立つ 研磨後は何度も水を替えながら雑巾で丁寧に拭き上げた。写真のバケツはマジックリン拭き取り時のもの。 キール沿いの塗装剥がれ部分のアップ ② ツッパリ材にラップを巻いて再セット 再度ツッパリを入れる前に、船底に面する1×4材にラップを巻いた。FRP樹脂が付いてもラップごと剥がせるようにするための離型処理だ。ラップを巻いたツッパリを元…
Nature Bound 12ft カヌー レストア ① 船内の清掃 FRP積層の前準備として、船内の汚れをマジックリンで拭き取った。その後、マジックリンの泡がなくなるまで水を多く含ませた雑巾で数回拭き上げて清掃完了。乾燥に時間がかかるので、その間に船外の作業へ。 ② 船外をコンパウンド+ワックスで磨く 乾燥待ちの時間を使って、汚れが目立っていた船外をコンパウンドで磨いてワックスをかけてみた。 磨く前 コンパウンド+ワックス後 想像以上にきれいになった。ただ手磨きなので艶はまだ出ていない。ポリッシャーで磨けばさらにピカピカになりそうだ。
手に入れたこのカヌー、船底にキール1本分ほどの凹みがありました。 船底外側から見た凹みの状態 冬の間はほぼ変化なし キール両側の船底が内側に押されて凹んでいます。冬の間もジャッキをかけていたが、ほとんど変化がなく、外すと元の凹みに戻ってしまっていた。 気温上昇が転機に ここ数日で一気に気温が上がり(27℃前後)、それが幸いしてか凹みがかなり戻ってきた。FRPは気温が高いほど柔軟性が出るようで、冬とは全然違う反応だった。 当初は船内にパイプを入れてジャッキで突っ張る予定だったが、数日のジャッキかけなおしで相当戻ってきたので、今日は3か所にブリッジをかけてさらに矯正を進めることにした。できるだけ元…