International Financial Reporting Standards.
International Financial Reporting Standards (IFRS)。日本語では、国際財務報告基準。 世界的に承認され遵守されることを目的として、国際会計基準審議会(IASB)によって設定される会計基準の総称。
ESG投資 2024年最新!ESG投資のメリットと注目の銘柄選び【初心者向けガイド】 ESG投資は、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)に配慮した企業への投資を指し、サステナビリティを重視する現代の投資手法として注目されています。企業の持続可能な成長と地球環境に貢献する姿勢に共感する人々が増え、初心者でも手軽に始められる方法が充実してきました。 ESG投資とは? ESGの定義: E(環境)、S(社会)、G(ガバナンス)の要素に基づき、企業の活動を評価します。 背景と注目される理由: 気候変動や社会的課題への関心が高まり、投資家が企業の社会的責…
www.nikkei.com 「世界の企業で普及している国際会計基準(IFRS)で、本業のもうけを示す「営業利益」の計算ルールが2027年度から統一される。これまで開示が義務ではなく定義も決まっていなかったため、企業によって中身がばらばらだった。投資家は企業が本業でどのくらい稼いだのか比較しやすくなる。」 IFRSの改訂に関する記事が日経朝刊一面(2024/7/10)に掲載されていた。 記事の内容は、損益計算書(IFRSでは、純損益およびその他の包括利益計算書)の利益区分の変更にフォーカスしていているが、これ以外にも、経営者業績指標(MPMs:Management-defined Perfor…
www.nikkei.com ずいぶんと久しぶりの更新となったが、 生きてます。 さて、 「LIXILは22日、2023年10~12月期に連結財務諸表(国際会計基準、非継続事業ベース)で過去の子会社売却に関連して48億円の損失を計上すると発表した。24年3月期通期の業績に与える影響は他の要因も含めて精査の上、修正が必要と判断した際に速やかに公表するとしている。」 少し前の日経新聞に、LIXILの子会社売却に関連する損失48億円を計上するという記事があった。そして、その損失は「非継続事業ベース」とのこと。 非継続事業ベースの損失とはいったい何なのか? サラッと書いているので、読み飛ばす人もいるの…
珍しく少しだけお勉強的なお話です。 有給休暇をどんどん取りましょうってお話。
7日の日経平均株価は、前日比461円73銭安の2万6888円57銭と大幅に続落して取引を終えました。 終値ベースで2万6000円台となるのは3週間ぶりとなります。前日の弱い動きや欧米株安で朝方から売りが先行となり、一時500円を超える下げをみせる場面もありました。 通常取引終了後、東京証券取引所が発表した3月第5週投資部門別売買状況(現物株)によると、海外投資家は金額ベースで3603億円の買い越しで、6週ぶりに買い越しとなりました。 明日の東京株式市場は、不安定な値動きとなりそうです。 日経平均株価は引き続き、米国の金利動向、これから始まる米決算動向、FRB(米連邦準備制度理事会)関係者の発言…
国際財務報告基準についてまとめてみる 前口上 PC用のWebサービスをアプリにコンバートすることで競合優位性が出せた時代は終わり、新規事業の難易度は年々上がっている感覚があります。 サイバーエージェントなど老舗のIT企業でもこの感覚はあるようで新卒文化からの方針転換でM&Aにも力を入れていくようです。社内でシードから育てるというより、すでに事業があるところから買わないと成長が見込めなくなってきているということですね。 business.nikkei.com M&Aをやりやすくする方法の一つに会計基準の変更がありIFRSについてまとめてみます。 なお自分は会計士ではなく以下は個人的メモです。 会…
今 国内企業の財務基盤はいわゆる。2027年問題を見て様々な取り組みがなされている。キーワードは「標準化と集約化」 だけど、本当にそうなのだろうか? 日本は固有の商取引、商習慣があります 日本の会計基準を支えている法律は、主に会社法、金融商品取引法、税法に縛られています。 これをIFRSに対応させるというSTEPを日本は整備していない。 会計基準に捕らわれない、管理会計指標を持っている日本企業がどれだけあるか? なので、IFRS導入に足踏みをしているのが、日本の実態である。 本来、日本の会計基準の目的は株主、債権者、税務当局といった利害対立をしている、関係の利害調整機能といってよい 一方、IF…
今回は、FRS中小企業版第3章財務諸表について、解説します。 財務諸表の構成 (1) 適正な表示 (2)継続企業 (3)表示の継続性 (4)重要性と集約 (5)比較情報 IFRSと日本企業会計原則の関係 日本における財務諸表の構成との比較 IFRS中小企業版財務諸表 日本財務諸表 税法が定める決算書 会社法が定める計算書類等 金商品取引法が定める財務諸表 企業会計準則が定める財務諸表 ここでは、財務諸表の構成とその作成にあたって基礎となる事項が示されており、日本の会計においても聞きなれた項目も登場します。 財務諸表の構成 財務諸表として、財政状態計算書、包括利益計算書、持分変動計算書、キャッシ…
今回は第2章概念及び全般的な原則についてみていきたいと思います。 IASBの目的に基づくIFRSの意義 IASBの目的 IFRSの意義 概念及び全般的な原則の構成 ①財務諸表の目的 ②財務諸表に含まれる情報(有用な情報)の質的特性 ③財務諸表にかかわる全般的考え方 概念及び全般的な原則の内容 ①財務諸表の目的 ②財務諸表に含まれる情報(有用な情報)の質的特性 理解可能性(Understandability) 目的適合性(Relevance: 関連性) 重要性(Materiality) 信頼性(Reliability) 実質優先(Substance over form: 形式より実質の重視) 慎…
今回は中小企業の意義について説明します。 IFRS中小企業版とは? 中小企業とは? ①公的説明責任 ②外部利用者 IFRS中小企業版とは? 中小企業向けに適用されるIFRSといえます。IFRSは主に:PIEs (Public Interest Entities)と呼ばれる大きな社会的利害関係を有する企業を対象としていることから、その内容が細かく区分され、極めて詳細な記述がなされていることから、一般の企業が普段の取引において参考とすることには適しません。そこで、一般の企業向けにIFRS中小企業版が作成されており、会計制度全体の包括的理解という意味でより実務的といえ、かつ、正式なIFRSとも大きな…