MECE(ミーシーもしくはミッシー、Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの略) とは、「相互に排他的な項目」による「完全な全体集合」を意味する言葉である。 要するに「ダブリなく・漏れなく」という意味である。
マッキンゼーが考案した論理思考のための概念。
会議で議論が錯綜しているときにズバッと核心を突く発言ができる人がいるが、そういう人は必ずしも頭の回転が速いわけではない。 入ってくる情報をその都度、きれいに整理するコツを知っているのだ。そのコツはMECE(相互に背反しているが、それらの総和は世の中のすべてを包括する)である。 物事の全体を正しく分けるためには、二項対立を考える。「効率と効果」「インプットとアウトプット」「量と質」などのことである。二項対立を頭に入れておくことで、分解能力は飛躍的に上がる。 山口揚平「1日3時間だけ働いて穏やかに暮らすための思考法」 会議の席で、議論を尽くしたと誰もが思った時、誰も気づかなかった重要なポイントをさ…
こんにちは。ふわまるです。 今日は昨日に引き続き、ロジカルシンキングについて勉強しました🌸 ロジカルシンキング入門‐MECEの考え方‐ 相手のことがわかる(問題設定)What Why How ↓ 自分の意図/意見を明確にする What Why How ↓ <最終目的>相手が納得する答えをだす ①問題をみつけだし、 ②漏れ/だぶりのない事実や、確からしいと認められる根拠などの検討材料から ③筋道を立てて ④答え、または相手が納得する答えを導き出すための考え方 今日の授業は② 検討材料の洗い出し方 第1回の内容は過去ブログをご覧ください♪ fuwamaru.hateblo.jp ■MECE(ミッシ…
前回の記事はこちらから misojiga.hatenablog.com 前回の「So what?」「Why so?」と同じくらい有名なのが、 『MECE』 という考え方ですね。 私は専門家ではないので、本を読んで、自分であれこれ考えてみて検証をして、と試行錯誤して噛み砕いたことを記事にしていきます。 大体の書籍で紹介されている『MECE』の意味は、 ある事柄を要素分解して、漏れなくダブりなく仕分けする。 初めてこれを読んだ時、私は「なんのこっちゃ…?」と思いました。 正直この段階でビジネス本を読むこと自体を止めようかと思ったほど、意味が分かりませんでした。 MECEに関しては「仕分けするフレー…
Aopapaです。 思考の勉強をし始めて、やっぱり自分の思考に近い思考法があると理解が早く深い気がする。そして偏りが出てくるんだろうな。あまりピンとこない思考法もきちんと何度か実践的な思考トレーニングしないと自分の思考の幅は広がらない。で、今回のミーシーはあまりピンとこなかったからブログでしっかりアウトプットしないと。 では、MECEミーシーです。なんやらの頭文字だが、そこは深掘りしない。覚えても意味がないから。これは市場調査を始めとする情報の収集、整理、分析において重要な考え方だ。論理的な思考に取り組むためにも押さえておきたい。 漏れなくダブりなく考える 情報収集するときに、漏れがあると本来…
存在だけは存じ上げていました。ただ、ひねくれものの私は、人気が出るものや皆が欲しがるものについてはデフォルトで斜に構える性質があります。この本も、目の片隅で見ながら、5年後に残っているかねえとシニカルに思っておりました。 読後の感想です。はい、5年後も残っている良書だと思います。 私の思うに、本書の要点は2点。先ずは、問題設定の大切さ。次に、設定した問題を漏れなくダブりなく最適に解こう、というものだと思います。 序章を含めると全部で6章立てなのですが、前者の問題設定については序章と1章で説明されます。ここは面白かった(というかここしか分からなかった泣)。 問題設定がキモ!時間を無駄にするな! …
40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法作者:寺澤 伸洋発売日: 2020/11/13メディア: Kindle版Kindleで購入。 いやあ、こういう「すぐ読める本」で、出来た気になるの自分の悪い癖だなと思った。* * *本の内容は、GAFAはあまり関係なくて(これは著者の枕詞のようなもののようだ。同様の枕詞のついた書籍が数冊ある)、仕事をするに際して必要な、実務的な考え方をまとめた本。 ロジカル・シンキングの具体的な方法論を体験談のような形にして、ナラティブな読みやすい形で表した本。そういうわけで、すごく読みやすい。 追体験したような感じで「腹落ち」もしやすい。 このままビジ…
文献情報 書籍名:イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」 著者:安宅和人 出版社 : 英治出版 (2010/11/24) 引用部分は引用っぽくしてます。 イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」作者:安宅和人発売日: 2014/09/01メディア: Kindle版 雑に要約 まず、質の高い仕事=バリューのある仕事とは? 「イシュー度の高い課題」に対して「質の高い解」を出すこと イシュー度:自分のおかれた局面でこの問題に答えを出す必要性の高さ 解の質:そのイシューに対してどこまで明確に答えを出せているかの度合い 手当たり次第試して質の高い仕事を目指す=犬の道はNG ま…
続きです。 第1局面 メンバー人材が初めてかで違う。 予算規模、納期リードタイム、クオリティ、ビジネスモデル、環境、競合。 マンガ誌はスマホゲーム。 外敵、古参ベテラン社員、新マネージャー。 勝利条件 初年度売上5千万円。 1局面1シートとする。 新サービスをN月N日にローンチ、その後3年後の売り上げ。 中間目的、細分化された目的CSF,MECEのイメージ。 定性的でもよい。 ニーズを拾えている、テンプレートが100種類できている。 施策 クライアントからコンテンツ担当を紹介してもらう。広告会社にコンタクトする。 中間目的はあるのに施策が分からないことはよくある。 第2局面 施策の結果を記述、…
小室圭氏が、28Pにも及ぶ文書を公開した由。 彼はきっと実務経験が少ないのでしょう。あぁ、法律事務所で働いていたらしいので、実務経験が無いとは言いません。ただ、裁判所で争うのであれば、ち密に、論理破綻なく、MECEに、文書を作成することは正しいのでしょうし、彼はそのカルチャーで育ったのでしょう。でも、ひとつ疑問。この文書は一体誰宛? 筆者であれば、まず最初に理解してもらうべきお相手は皇嗣殿下であると考えるであろう。そして、まさか殿下に28Pの文書を熟読して頂こうとは考えないであろうから、もっと端的にまとめるであろう。 次にもし、マスコミに理解してもらおうと思うのであれば、まぁA3用紙で図解にし…
改善も手法の活用で効率化 問題発見は出来るが、改善のアイデア出しで苦労することはありませんか? そうした時に活用したい手法に、ECRSという改善の4原則があります。 普段何気なくやっていることを、4つのキーワードで効果的・効率的に行う手法です。 問題解決にお悩みでしたら、お付き合いください。 目次 1.ECRSとは? 2.ECRSの使い方 Eliminate(排除/やめる) Combine(結合/一緒にする) Rearrange(入れ替え/他でやる) Simplify(簡素化/簡単化) 3.ECRSを他手法と併用する事例 4.まとめ この記事は2019年8月5日の内容を、新たに書き直したもので…
「イシューからはじめよ」を読みました。僕には色々とやりたいことがあります。そのやりたいことをそのまま手段から入ってしまうので、「なんのために取り組むの?」と質問されたとき、「やりたいから!」と答えになっていない答えを返してしまいます。これでは、まわりを巻き込みながら進めることは困難です。「こういう理想があります。今はこういう現状です。理想の状態にするにはこの課題を解決する必要があるんです!だから、この手段を使うのです!!!」このように、課題を見つけ、その課題を解決する手段としてやりたいことを使えればよいのです。だから、必要性の高い課題を見つけることが重要なのです。イシューからはじめよ ― 知的…
こんにちは。ゆずまるです◎ 今回は、Microsoftの創設者であり、今では慈善活動家でもある、Bill Gatesが書いた気候変動に関する本、『How to Avoid a Climate Disaster』です。あまり知識がない人にとっても読みやすく書かれています。
こんにちは、悪口と資産運用が大好きな悪口投資家です。 このブログでは度々債券の話題を出すが、債券についてなじみがない人も多いと思う*1。 一口に債券といっても様々な種類があり、種類によっては取っているリスクの大きさや性質も違うので、なんでもかんでも「債券」として同一視するのは非常に危険である。 そこで、今回は債券の種類についてざっくり解説する。 国債かそれ以外か まず、誰が発行した債券かという観点の分類である。 代表的なものとしては、 国債 社債 新興国債 あたりがある。他にもたくさんの種類があるが、とりあえず野球・サッカー・相撲*2あたりを知っておけばスポーツの話は何とかなるのと同じ*3で、…
物事をみるときに、全体をみる、あるいは部分をみる方法があります。上から全体を見ることを俯瞰する、部分を詳細に見るときには凝視するといいます。 俯瞰では全体は理解できますが、詳細についてはよく判りません。凝視すれば詳細は分りますが、全体を把握することができません。以前、函館空港に降り立つ前に、五稜郭をみて全体を認識したうえで五稜郭に行き、詳細なつくりを見ることができました。 俯瞰することで、函館市のどこにあるのかの確認、五稜郭の名は体を表すという事実を理解できました。 後に五稜郭公園に入り砂利を踏みながら歩き、お堀を覆いつくした藻をみることで歴史を思い、芽吹く木々の枝ぶりや匂いに空気の質を、そし…
「プレゼン資料のコツ」的な良書はたくさんあるのですが、それを読んで誰でもいいプレゼン資料が作れるかというと、そうでもないです。 そこで、なるべくシンプルにしながら、100点とは言わない、80点とも言わないが、60点くらいは安定して確保できるプレゼン資料の手順を紹介したいと思います。 1.文章でサマリを作る 2.サマリの一文一文を、そのまま各スライドのタイトルかリード文にする 3.各スライドに、図などを追加する 4.必要に応じて、補足スライドを足す まとめ 1.文章でサマリを作る まず、文章で要約を作ります。 まず文章で要約を作る パワポはお絵かきツールと思われがちですが、一番大切なのは、言って…
自分用メモ。 大谷弁護士、アイヌ肖像権裁判もセミナー苦手なので〜ってハードル下げていて素敵💕 投票きた。○国際ガールズデイ知ってる?(women's Dayとはまた別)→少女に特化。2011国連採択。10/11 記念日作るの大切!イベントにもなるし○日本は売春禁止してると思う? 最初から差別と戦う弁護士を目指したわけではなく、刑事事件で色んな人と出会う中で 瀬戸内寂聴さんとの出会い法務省に相談触法少女刑務所や少年院もセーフティネットだけどその前で出会う性被害や虐待経験 何に困ってるかを知る場でもある、相談事業。 ぎゃくに、どんな相談あるの?と聞かれたときは(見えにくい)社会の様子を伝えるチャン…
人生には、思考停止したほうが良い場面もある。 と、前置きをしたうえで、やはり、自分で考える力は、自分で生きる力になると思う。 ものを考えるうえで、土台となるのは自分のアンテナが反応する「知的好奇心」そして、「論理的思考」と「直観力」が重ね合わせられて、ベースすなわち土台となる。 さらに、地頭力をつけるには、「抽象化思考=シンプルに」「全体思考=フレームワークを活用してMECEに」「仮説思考=結論(Why)や主目的を軸に」考える癖が必要ということ。 いっときはやった(今もかもしれない)ロジカルシンキングは、論理的思考の部分だけであり、それだけできても問題発掘能力がなければ、世の中のおおきな課題解…
グループディスカッションとは企業の選考過程において2〜10人で一つのお題について話し合い、答えを出すというものだ。(2人のケースは私は一つしか知らない。) お題は抽象型であったり、ビジネスケース型であったり様々だ。 話が少し逸れるが、大抵の選抜コミュニティでは1次選考でグループディスカッションが課されることになる。一方でここでのグループディスカッションは一般的日系企業の選考でのグループディスカッションとは少々色が異なる。選抜コミュニティは運営団体も規模は小規模なこと、またGDの倍率が高く、主に戦略コンサルタントとしての適性を測る意味合いが強く、安全に通過しようと思えば積極的に(多少強引に?)舵…
インターネットとかITに関わる業種、特にSaaS系のスタートアップを中心に、「カスタマーサクセス」という名を冠する組織・職種が定着してきました。 定着してきたことで、カスタマーサクセス職が退職するケースも増えてきました。 「新たなチャレンジをしたくて、わがままをいって『卒業』させてもらいます」 と、いかにもスタートアップらしく綺麗に語られがちなのですが、、、 そんなキレイゴトばかりなワケないやん、と。 そこで、まだうまく整理できないものの、カスタマーサクセスの退職パターンを列挙していこうと思います。 ・・MECEなまとめというより、あるあるな話をゆるくツラツラと。 パターン1 : プロダクトを…
「ツイート内容の違い」と書くと大変に主語が大きい話なので、「こういう傾向があるかも」くらいで読んでもらいたいです。 また、ツイッターのアカウントの「主な使いみち」は単なる「つぶやき」であり、 「エヴァ面白かった!」 「コーヒーうまい」 みたいなものが多いのも事実です。 この記事で取り上げるのは、ある程度フォロワーがいて、「読ませることを意識したアカウント」の傾向です。 SIerの人が他人向けに「仕事論」を語るときは人間や組織に焦点を当てる傾向があります。 簡単に見つかった例だと以下のようなものが多いです。 40代になってコミュニケーションで気を付けていること。・自分の話は問われるまでしない・相…