Microsoft社の家庭用据置型ゲーム機。2005年12月10日発売。Xboxの後継機。
高品質のHD映像と豊富なネットワーク関連機能(Xbox Live)が特徴で、欧米での人気は非常に高い。
2008年にシステムソフトウェアの大幅アップデート*1が行われたり、Project Natal*2と呼ばれる「コントローラの要らない操作システム」が現在準備中であるなど発売開始後も動きが多く、そしてその規模が他社より大きいのも特徴。
日本での俗称は「箱○」(円=360度(角度))・あるいは「360」など。
2006年11月2日にHDDやリモコンを省略したXbox 360 コアシステムを発売し、HDDが搭載された標準パッケージと併売される。*3
2007年3月28日にアメリカで黒の筐体にHDDが120GBに増量し、1080p出力対応HDMI端子を搭載したXbox 360 エリートを発表、4月29日に発売された。日本では2007年10月11日に発売。
2007年11月1日よりXbox 360の価格を改定し*4、ソフト2本を同梱した「Xbox 360 バリューパック」を改定価格で期間限定生産して販売する。バリューパックのXbox 360にはXbox 360 エリートと同じくHDMI端子が搭載されているが、HDMIケーブルは付属しないので注意。また時期は未定だが、通常モデルも順次HDMI端子搭載モデルに切り替えていく。
2008年3月6日に従来のXbox 360 コアシステムに置き換わる形で、Xbox 360 アーケードが発売される。コアシステムとの大きな違いは、コントローラが有線からワイヤレスになっており、HDMI端子を搭載し、主な付属品として「Xbox 360 メモリーユニット(256MB)」とXbox Live Arcadeのゲームを5つ収録した「Xbox LIVE アーケード オムニバスディスク」が付属する。
2008年8月にはXbox 360用ソフト「テイルズオブヴェスペリア」の影響でXbox 360本体が品切れとなり、お詫び文を掲載する事態になった。*5
2008年9月1日に関係者向け発表会「Xbox 360 Media Briefing 2008」内で9月11日からXbox 360全モデルの値下げを発表。また標準モデルのハードディスクが20GBから60GBに増量する。
2009年9月10日よりXbox 360エリートの価格を1万円値下げ*6すると同時に、従来の標準グレード(Xbox 360)はオープン価格とした上で在庫が無くなり次第販売終了することとなった。これ以降Xbox 360はエリートとアーケードの2ラインとなる。
2010年6月15日のE3にて、デザインを大幅に変更した筐体と45nmプロセスのCPU/GPU統合プロセッサを採用し、静音化したXbox 360*7とProject Natalの名称で開発が進められていたコントローラ無しでゲームが遊べる新システム「Kinect」が発表された。日本では新型Xbox 360は2010年6月24日に、Kinectは2010年11月20日に発売された。
電源ボタン周囲のリングの4つのうち3つが赤く光った場合は以下の項目を参照してください。
→ RRoD
○:内蔵または対応
△:別売りの機器を接続可能
Xbox 360 | Xbox 360 エリート | 新Xbox 360(Xbox 360 S) | 新Xbox 360(フラッシュメモリ) | |
---|---|---|---|---|
HDD・メモリ容量*27 | 60GB | 120GB | 250GB | 4GB |
メモリーユニットスロット | x2 | 同左 | - | - |
USB2.0端子 | x3(前面 2、背面 1) | 同左 | x5(前面 2、背面 3) | 同左 |
HDMI端子 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
Kinect専用端子*28 | - | - | ◯ | ◯ |
光デジタル音声出力端子 | - | - | ◯ | ◯ |
無線LAN | △ | △ | IEEE802.11b/g/n(内蔵) | 同左 |
消費電力 | 約203/174/150W | 同左 | 約135W | 同左 |
カラー | ホワイト | ブラック | プレミアムリキッドブラック | リキッドブラック |
Xbox 360 (60GB:HDMI端子搭載) 【メーカー生産終了】
Xbox 360 アーケード (HDMI端子搭載) 【メーカー生産終了】
Xbox 360 エリート(120GB:HDMI端子搭載、HDMIケーブル同梱)【メーカー生産終了】
*1:「NXE:New Xbox Experience」と呼ばれるアップデート。インターフェイスの大幅変更、Wiiで言う「Mii」のようなアバター機能の導入、パッケージソフトのHDDインストール機能の導入など大きな変化があった
*2:後にKinectと称される
*3:既にアメリカではXbox 360とコアシステムが併売されている
*4:標準パッケージは4,995円値下げ、コアシステムは2,000円値下げ
*5:http://www.xbox.com/ja-JP/console_info_20080819.htm
*6:これと前後してエリートの同梱ケーブルがコンポジットケーブルに変更されている
*7:別名:Xbox 360 S
*8:Xbox 360 ヘッドセット、Xbox 360版ファイナルファンタジーXIのベータテスト版が同梱
*9:2006 FIFA ワールドカップ ドイツ大会、Xbox 360 フェイスプレート adidasコラボモデル、adidas コラボグッズ バンダナ2枚を同梱
*10:ロストプラネットエクストリームコンディション、Xbox 360ヘッドセット(ロストプラネットモデル)、Xbox Live 3ヶ月ゴールドメンバーシップ、追加ステージダウンロードカード(オンライン用特別ステージ「激戦区」)、設定資料集を同梱
*11:Halo 3に登場する戦士スパルタンの色、グリーンとゴールドを基調としたデザイン。エリートと同じくHDMI端子を搭載。Xbox 360用ソフトのHalo 3とHDMIケーブルは付属していない
*12:あつまれ!ピニャータ、Forza Motorsport 2が同梱
*13:Xbox 360 バリューパックにロストオデッセイが同梱、セブンイレブン、セブンドリーム・ドットコム限定
*14:HDMI端子搭載のXbox 360にデビルメイクライ4が同梱
*15:HDMI端子搭載のXbox 360にテイルズオブヴェスペリア、オリジナルフェイスプレート、収録台本レプリカが同梱
*16:HDD 60GB版のXbox 360にビューティフル塊魂、ACE COMBAT 6-解放への戦火-が同梱
*17:HDD 60GB版のXbox 360にラストレムナント、フェイスプレート、サウンドトラックが同梱
*18:HDD 60GB版のXbox 360にバイオハザード5 Deluxe Edition、ヘッドセット、プレミアムテーマ利用コードが同梱
*19:新型筐体のXbox 360(HDD 250GB)にKinectセンサーとKinect アドベンチャー!が同梱
*20:新型筐体のXbox 360(フラッシュメモリ 4GB)にKinectセンサーとKinect アドベンチャー!が同梱
*21:コアシステムにPGR3 -プロジェクトゴッサムレーシング 3-、NINETY-NINE NIGHTS(N3)が同梱
*22:コアシステムにブルードラゴンが同梱
*23:コアシステムにトラスティベル 〜ショパンの夢〜、スペシャルサントラDVDが同梱
*24:アーケードにスターオーシャン4、スペシャルサントラCD、オリジナルフェイスプレートが同梱
*25:Home Premium、Ultimate
*26:Home Premium、Professional、Ultimate
*27:全て取り外し可、フラッシュメモリタイプはHDDを追加可能
*28:USBと電源を1ポート供給