携帯電話会社が発行する電話番号などの契約者情報を記録したICカード。
携帯電話機に差し込んで利用者の識別を行う。
複数の端末を同じ契約者扱いで利用することができる。
欧州、アジア、北米では標準携帯電話方式であるGSMはSIMを採用していた。
日本では2005年頃からSIMカードが採用され始め、NTTドコモでは、「ドコモUIMカード」、KDDIでは「au ICカード」、ソフトバンク(旧ボーダフォン)ではUSIMカードと呼ぶ。
2008年12月1日からSIMカード譲渡禁止を盛り込んだ改正携帯電話不正利用防止法が施行。
他人名義のカードの譲渡・譲り受けは、50万円以下の罰金、事業として行えば2年以下の懲役、300万円以下の罰金。
レンタル業者に本人確認の資料保存も義務義務付け。
振り込め詐欺グループが使用する携帯電話で、不正に入手したICチップ「SIMカード」を組み込んだ携帯電話が使用されるケースが増加していることが理由。