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アラッポ・カーロの備忘録 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2013-06-16(日)

女王陛下の007 007シリーズ第6作

小学生の頃好きだった自分にとっての原点の映画を尋ねるシリーズです。はっきり言って007シリーズを劇場で観たことあるのは正直「ムーンレイカー」と「ユア・アイズ・オンリー」あたりだけかもです。

なので、自分にとって007シリーズは主に70年代前半までの公開作品が70年代にテレビのロードショウ番組で放送されたものが007「ゼロ・ゼロ・セブン」の原体験なわけですね。

そんななかでのこの「女王陛下の007」ですが、スキーシーンしかほとんど印象に残っていませんでした。まあそれ故に今回新鮮に楽しめましたけどね。改めて観るとシリーズのなかでけっこう異色作であったのですね。このシリーズの典型はいわゆる「ゴールド・フィンガー」的な内容ですからね。

前半のエピソードは後半の重要な伏線になっているとはいえ今の感覚からするとちょっとだるいかなといった感じでした。もちろんこの映画一番の見せ場であるスキーシーンは、以前のスキー映画特集にも書いたとうり最高でしたよ。

2011-01-30(日) スキー映画特集

今日みたいな蒸し暑い日にはこのようなスキーシーンの映画も良いかもしれません。この辺のスキーシーンを改めてストーリーとともに観てみると。ホイチョイ・プロダクションズの方々が影響を受けたのがよくわかります。ほんと楽しというかスキー面白いです。スキー場とかでのPVとか無条件に好きだし。やはりあの雪に覆われた非日常感がよいのでしょうか。

出演俳優に関してはジェームズ・ボンド役がこの1話のみで降板したジョージ・レーゼンビーであまり印象はありませんね。ショーン・コネリーの後ははやりかわいそうでしたかね。悪役のスペクターの首領ブロフェルド役はなんとあの刑事コジャックテリー・サバラスだったとは今回改めて気が付きました。私たちの世代では完全にコジャックのイメージな方なのですが、この映画ではなんとなくおマヌケな感じの悪役でしたね。細菌をばら撒くとこに対する要求がこれまでの犯罪の恩赦と爵位といのもなんともなお話ですね。映画の中でも言われてますが、極めてスノッブなオヤジといった感じでした。スノッブといえば、今回改めて観て英国紋章院の話とか子供の頃にはよく分からなかったであろう話が理解出来ました。イギリス趣味とボンド映画がやはり切り離せない魅力ですね。

今回の主題歌ですが、歌なしのジョン・バリー・オーケストラによるインストゥルメンタル曲でした。小学生時代はもちろんジョン・バリーの存在などまったく知らなかったのですが、ここまで年齢を積み重ねると彼の音楽もまた総ざらいしたい作曲家です。先日NHKFMで放送された「亀渕昭信 とことんビートルズ以前」でも、イギリスの重要な作家として紹介されておりました。やはり代表作は007シリーズの曲ですが、その他にも興味深い曲が沢山です(これは別の機会に)。

  • On Her Majesty's Secret Service Theme Song - James Bond

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  • Louis Armstrong - We Have All The Time In The World
    こちらは挿入歌です。
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2013-01-14(月)

けんかえれじい と 日本人は何を考えてきたのか 第10回「昭和維新の指導者たち 〜北一輝と大川周明」

昨年末の鈴木清順マイ・ブームで入手したDVDのうちまだ観ていなかった「けんかえれじい」を観てみました。鈴木清順作品の中でも比較的代表作に入るのですが、『ツィゴイネルワイゼン』から鈴木清順監督を知った私はあまり過去作品まで掘り起こして観ていなかったので、単なるバンカラの喧嘩映画くらいにしか考えていませんでした。多少演出は清順風なのかなくらいの認識だったのです。そんなまえ知識なしで鑑賞してビックリ。なかなか深いですね。もちろん痛快アクション的な面白さと『ツィゴイネルワイゼン』的な奇妙な演出とで楽しめました。後半のキワードというかキーとなる人物の「北一輝」ですが、この人のことも226事件の関係者くらいな認識しかもっていませんでした。当然この映画の中でも、それほど深く語られているわけではなく、なにやら右傾化に向かう東京で主人公がさらなる大きなけんかに向かってゆくといった演出のアクセントなのですけどね。しかしどうもこの「北一輝」なる人物がきになっていたところ。たまたま、同じ日にNHKEテレでの『日本人は何を考えてきたのか 第10回「昭和維新の指導者たち〜北一輝と大川周明」』を観たのでした。そこで知った北一輝のイメージは明らかに226事件思想的首謀者ということでなく、当時のアジアを含む日本の未来を考えていた思想家であることを知りました。なんというシンクロニシティでしょうね。北一輝の『日本改造法案大綱』はかなり現代でも通用する思想ですね。そんなこともあって単なるバンカラな旧制中学懐古趣味映画でない当時世相的な背景もうまく演出に取り入れて面白い作品だなと思いました。

  • けんかえれじい15分

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2012-02-04(土) はれ ♡

遊星よりの物体X

世代的にはジョン・カーペンター監督のリメイク版が一番しっくりきますが、そのリメイク版公開当時からこのオリジナル版の話題はSFファンの間では有名でした、オリジナル作品。SF映画の古典ですね、じっくり観るのはじつは初めて、テレビの深夜放送や雑誌等での断片的な情報程度でしたので、あらためて古典に触れてみました。

カーペンター監督リメイク作品で盛り上がっていた時期には知らなかったですが、この作品、監督はクリスティアン・ナイビイとなっていますが、実質的な監督は、あの「リオ・ブラボー 」のハワード・ホークス監督であることが定説なんですね。さすがカルト作品。

当時としても特撮技術全開ではなく、比較的予算を抑えて演出力でカバーしたSF作品のお手本のようなさくひんですね。エイリアンはフランケンシュタインみたいな怪物ですが、当時としてはそれなりにリアリティがあったのではないでしょうか。マッドまではいかないですが、ステレオタイプな科学者との対決とか。あらゆる意味で古典的。SFネタとしてはいまだに使われるロシアの「ツングースカ大爆発」とかも直接的ではないけれども、こういった物語にリアリティーをもたせているように思います。それにアラスカとかロシアとかの極寒地帯がなんとなく南の秘境とは違った味をだしてますよね(SF的に)。また、紅一点のモデル出身のマーガレット・シェリダンがいかにも50年代B級SF映画っぽい雰囲気を盛り上げてくれます。

ぜんぜん、知らなかったのですが、この外伝ともいうべき話が2011年にリメイクされていたのですね、観てみようかな。

  • the thing from another world - (1951)

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  • THING FROM ANOTHER WORLD TRAILER 1951 HOWARD HAWKS

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2012-01-08(日) はれ

男と女

おそらくみんなが知っている、クロード・ルルーシュ監督の有名作品「男と女」です。音楽は先月TV AGE講座でも取り上げられた、フランシス・レイです。

2011-12-17(土) TV AGE講座 シリーズ映画音楽の巨匠「フランシス・レイ」

もちろん、有名な「ダバダバダ」キャットの音楽は大好きな曲ですし、 出演しているピエール・バルーとの関連です80年代にちょっとしたブームもあってこの映画自体の周辺知識はある程度あったのですが、いままで観たことがありませんでした。そもそも恋愛映画とかってあまりみない方だし、そんな先入観でレンタルで借りてくることもなかったのです。テレビ放送もあまりしないタイプの映画ですよね。それが、今回先の TV AGE講座と下記のブログの影響で観て見ることにしました。

むぎ茶の昭和懐メロ&CMソング大特集: 映画 男と女 (Un homme et une femme) クロード・ルルーシュ フランシス・レイ

むぎ茶の昭和懐メロ&CMソング大特集: Un homme et une femme: 20 Ans Deja (男と女 II) ほか

そして、観たかんそう(小学生みたい)。モータースポーツ映画でした。もちろんテーマである男女の心の描き方(綺麗な男女の綺麗なお話)、そして音楽やロケ地であるノルマンディ海岸にあるドーヴィルもホント素晴らしかったです。そして季節は冬(特典映像のなかで監督自身おっしゃってましたけど、この寒い季節ほど恋愛はり上がるのですね)の風景。演出も過去と現在がフラッシュバックする手法にカラーとモノクロのバランスなどなどさすがによくできた映画だと思います。それが、監督自身も語っているように、ある種、ドキュメントのような作りで制作されているリアリティを感じることができました。

そんななかのひとつの効果でもあったであろう、モータースポーツのシーンに釘付けでした。なかでも、レーサーでもある主人公のジャン・ルイがフォード・GT40をテスト運転するシーンは素晴らしいですね。このジャン・ルイ自身が本当のレーサーでもあり、このキャスティングがこの映画のすべての始まりではないでしょうか。映画のなかでモータースポーツに対するエンジン音の重要さを語らせているだけあって、このシーンのエンジン音込で素晴らしいです。

  • Racing scenes from Un homme Et Une Femme by Lelouche 1966

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また、ル・マン24のレースシーンもありますし、映画終盤のモンテカルロ・ラリーのシーン撮影では、ジャン・ルイと監督らが実際にラリーに登録して走った映像を収めていたとは恐れ入りました。とくに雪道でのラリーシーンは、「あっ」とおもいましたよ、これホイチョイの「私をスキーに連れてって」で引用されてんじゃんないって。会いたい彼女に車を飛ばして会いにゆくところもね。「私をスキーに連れてって」で利用されていたセリカGT-FOURもモンテ・カルロ・ラリー制覇しましたしね。

おまけ:

  • CELICA GT-FOUR ST165 「私をスキーに連れてって」
    こっちは、リアリティないけどね(笑)でも大好きなシーン
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2012-01-04(水) はれ 仕事始め

リオの若大将

今年のお正月は、ちょっと呑み過ぎもあって、あまりDVD鑑賞とかが例年よりできませんでした。そんな中、唯一鑑賞したのはこの「リオの若大将」です。若大将シリーズは一度観たものも含め、コンプリートを目指そうとしているのですが、なかなか進みません。この作品は以前にも観たことのないない作品でしたし、最近むぎ茶さんのブログなどに入手した情報などもあり、大変楽しめる事が出来ました。

むぎ茶の昭和懐メロ&CMソング大特集: 映画 ゴー!ゴー!若大将

むぎ茶の昭和懐メロ&CMソング大特集: 映画 南太平洋の若大将

むぎ茶の昭和懐メロ&CMソング大特集: 映画 アルプスの若大将

むぎ茶の昭和懐メロ&CMソング大特集: 映画 エレキの若大将

次はアルプスの若大将を是非観たいと思ってます。でもアルプスは遠い昔観たことあるのですが、多分、南太平洋は観たことないしな〜どちらを先か悩みます。

映画の詳細情報は上記のブログほど記載できませんので、むぎ茶さんがこの「リオの若大将」を鑑賞後ブログを書くのを待つことに致します(ごめんなさい)。

私の中での南米ブーム(いろいろなブームがあり過ぎて収集つかないのですが)なので、この作品にしてみました。今回の作品IHI(石川島播磨重工業)の全面協力により実名で企業がでています。ブラジルといえば、50年代の工業分野の躍進はめざましく、ちょうど音楽でもサンバやボサノバのブーム時期とリンクしますね、やはり経済的な背景があっての文化的な面での発展なのでしょうか。この映画は1968年の制作ですが、日本もブラジルも勢いのある時期は映像からも感じられます。ブラジルといえば、個人的には、私の前職の会社が製造業であり、入社した時に覚えさせられた社史のなかで50年代にブラジルに工場を建設し、そこに労働者のパラダイスを造るという時期があったという点で印象的でした。私が就職した80年代には、オイルショックのあとでもうその面影も有りませんでしたけどね。50年代数多くの製造業が進出したのでしょうね。それにして、若大将と日系人の多い土地って関係ありますね。

今回、音楽も含めて、ロケ地を全面フィーチャーというレベルではなかったようですね。もちろん有名観光どころの映像は散りばめられてますけど、ドラマの中心は国内でのロケが多いようでした。さすがにこの時代のリオデジャネイロですからね、人気映画といえども予算の問題があったのでしょうね。

今回借りたDVDには、特典映像として、「狸穴の若大将」という、せんだみつお氏とシリーズ中最も多く監督を務めた岩内克己監督出演によりロケ地巡り映像がついてました。ロケで利用された、日比谷公園や東京農業大学に、明治学院大学、それに田能久の所在へと監督と若大将マニアであるせんだ氏の解説(というほどのものでもないでしたが)で楽しめました。そこで監督のはなしから知った若大将トリビアをいくつか。若大将シリーズでは雄一と澄ちゃんはキスシーンどころか手をつなぐシーンもご法度であったのですが、リオの若大将のエンディングだけは、直接的ではないけれど、二人が抱擁している事を思わせる足のシーンで終わっています。監督曰く、リオではそこらじゅうでキスしているのでその勢いでこのシーンになったと。

トリビアその2、若大将シリーズのスポーツには小さな球を扱うスポーツは存在しない。ホッケーの企画があったそうですが、プロデューサーがそんな小さな球を扱うのはダメということで却下。同じ理由で野球もシリーズにないですね。今回のリオの若大将ではフェンシングです、いまでもけっこうマニアックなスポーツですが、当時どれだけ知名度があったのでしょうね。

その他、気になりどころとしては、コピーサービス店(小西六協力)の様子が面白かったです。当時おそらく最新鋭と思われるコピー機を学生が試験対策のノートコピー用に使うわけですからさすが青大将です。この他、青大将はペンシル型無線機とかギミックに富んだ最新グッズを映画のなかで利用していて面白いです。コピーサービス店の店内ではコピーサービス中にマンガを読んで待つことが出来るのですが、そこで出てきたマンガが「ゲゲゲの鬼太郎」で鬼太郎ルックの客までサービスショット。当時流行っていたのですね。

  • リオの若大将 / 当時の予告編

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  • ある日渚に
    作詞・作曲:弾 厚作 編曲:森岡賢一郎。リオでのシーンの曲。エンディングにも。リオイメージとはちょっと違うけどドラマチックな感じの弾厚作作品らしい曲。
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  • ロンリー・ナイト・カミング
    作詞:岩谷時子・弾 厚作 作曲:弾 厚作 編曲:森岡賢一郎。この曲はかなりリオを意識しているボサノバ歌謡。英語の歌唱がかっこいい。
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  • シェリー
    作詞・作曲:弾 厚作 編曲:デ・スーナーズ。サイケっぽい。かっこいですね。リオでのクラブで、雄一&ザ・ランチャーズ&中尾ミエ(ピアノ)が演奏。
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  • 恋のシャロック/ 中尾ミエ
    作詞:松原智津子・安井かずみ 作曲:新居一芳。学生エレキ合戦で中尾ミエのバンドが歌い優勝。エレキ合戦の曲だけあってエレキ全開ですね。
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  • 花のさだめ / 中尾ミエ
    作詞:なかにし礼 作曲:平尾昌晃。中尾ミエと出会うシーンで演奏。
  • ナイト・メアー
    大学対抗バンド合戦で若大将とランチャーズが演奏。

おまけ:

  • 高原の二人 - せんだみつお
    作詞:奥山疑 作曲:湯原昌幸。若大将リスペクトソング。あらためて聴くとなかなかいいですね。
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