冬の藤橋温泉ツーリング

行ってきました、寒中ツーリング!
なぜかこの冬、温泉に縁がなく、暖まることなく帰るツーリングばかり。
これではライダーとしての名折れ、一念発起して新春温泉ツーリングに!

妻「どこ行くー?」
俺「うーん、距離的に考えると、武芸川温泉、谷汲温泉満願の湯、刈谷ハイウェイオアシスのかきつばたの湯、知多のごんぎつねの湯あたり?」
妻「なんか南は行く気にならないなー。」
俺「だよねー。温泉行くなら北だよねー。寒い寒い!って言いながら温泉入って、ポカポカしながら寒空を走るのがバイクの醍醐味だよねー。」
妻「藤橋温泉は?」
俺「道路が凍ってなければ大丈夫かなー。ムリだったら谷汲の満願の湯でいいか。」

というわけで、今回のタンデムツーリングは藤橋温泉に決定!

ホームページ見ると、新年はちょうど今日から営業開始。
先着100名は干支タオルプレゼント。

妻「干支タオルプレゼントだってー。それじゃ早く行かないとね!明日は朝8時出発ね!おやすみ!」

1月の朝8時って、まぁ日は出てるけど、寒いよ?
気温2度とかだけど大丈夫か…。

そもそも、藤橋は、揖斐高原スキー場のすぐ近く。
バイクで行けるのか…?



そして夜は明け、猫に起こされ、ツーリングの支度。
防寒はしっかりと。モモヒキ、カイロ、ネックウォーマーははずせない。
そしてこの冬に新しく追加された、通称ニンジャマスク。


完全なる防寒対策を整え、予定通り名古屋を8時に出発!

俺「よっしゃ、気合い入れて行くよー!」
妻「おー!」

そんなわけで、2014名古屋発夫婦タンデムツーリング藤橋温泉行きは、勢いよくスタート。



まずは、国道22号を北上。

妻「こっち来るのひさしぶりだよねー。」
俺「そうだねー。岐阜は中津川方面か、高速使って郡上や高山が多かったもんね。」

22号が混むのを嫌がって、というのもあるけど…。
正月ってのがどういう渋滞を引き起こすか想像できなかったけど、幸い22号はスムーズに走行。

ただ…

妻「寒い!」
俺「凍える!」
妻「指先痛い!」
俺「鼻ミズだだ漏れ!」

路上の気温表示は、2度。
さすがに寒い!

けどなんとか耐えれるのは、防寒フル装備のおかげでしょうな。
年々防寒対策が充実して、冬のツーリングが苦にならなくなってきた。
去年の冬と違うのは、先のニンジャマスクもそうだけど、レザーパンツの恩恵が大きい。
リューグーレザーのインナー付レザーパンツ。
あったかい。

来年は、いよいよ電熱かなぁ。



そんなこんなで、寒いことさえ我慢すれば順調な出だしで、木曽川を越えて岐阜県に入り、国道22号と21号が交差する岐南インターに到着。
ここから21号に入り、進路は西へ。
21号も渋滞というほどでもなく、スイスイ進んで瑞穂市へ。
ここから右折して、本巣方面へ北上。

妻「やっぱり寒い!」
俺「さっぶー。く、首も凝ってきた…。そろそろ休憩しようか?」
妻「モレラ岐阜はあいてないよね?本巣の道の駅は?」
俺「おっけー。それじゃ本巣まで頑張る。」


秋には富有柿を求めて大渋滞になるこの道も、今は車も少ない。
モレラ岐阜の開店前という時間帯という理由もあるけど。

というわけで、すんなりと道の駅 織部の里本巣に到着。

時間はまだ9時半。
駐車場も空いているので遠慮なく自販機目の前のスペースに止め、缶コーヒーを買って休憩室へ。
熱い缶を持つ指が痛い…。
ブルブル震えながら休憩室の隅っこのテーブルで、身体を縮ませて缶コーヒーすする。

手を温め、コーヒー飲んで内側からも体を温め、冷え切っていた身体も10分ほどでようやく解凍。

俺「あっちのお店の方も見てみようかー?」
妻「うん、行く行くー。」

妻「ねぇ!見て!しいたけ売ってるよ!」
俺「ホントだ!大きい!」
妻「これを直火で炙って、醤油つけて…。塩だけってのもいいなー!」
俺「エリンギもあるよ!キノコ鍋もいいなー!」
妻「いいね!買ってく?」
俺「いや、帰りでいいんじゃない?他の道の駅見てからでも。」
妻「あ、そうしようか。」


キノコに心躍らせるのも、道の駅の醍醐味!(なのか?)



身体も暖まり体力も回復!
再び二人でバイクにまたがり、道の駅を元気に出発。

本巣のトンネルを抜けると明らかに空気が変わり、ひんやりと冷たい重みのあるような空気に。
さぶっ。

でも急がないと干支タオルがなくなってしまう!
なんとしても開店前に到着しなければ。


今度は谷汲方面目指して赤い欄干の谷汲大橋を渡り、西へ。
橋は怖いんだよなー、路面凍ってることあるし、継ぎ目の金属部分が滑るし。
このあたりから、路面には注意しながら
慎重に走行。

ゆっくり走ってたら後ろの車に追いつかれた。

俺「ちょっと後ろの車先に行かすわー。」

と言って、ハザード付けて道路脇に寄せて止まる。

2台の車が横を通ってく。
と、そのすぐあとにももう1台、2台…、もう1台。

妻「数珠つなぎになってたねー。みんなどこ行くんだろ?」
俺「ホントだね。みんな藤橋じゃね?ヤバいよ、干支タオルなくなっちゃうよ。」
妻「それじゃライバルだね。」


なんてアホっぽい会話をしながらも、車の後についてバイクで走行。

妻「あ、ライバルいなくなったよ。」

山門という名前の付いた信号のある交差点で、前の車がどんどん右折していく。
うちらは直進。前には誰もいなくなった。

俺「そっかー。華厳寺(けごんじ)の初詣かー。」
妻「へー、結構人が来るんだね。」


華厳寺には、以前一度だけ行ったことがある。
その時は寂れてる感じで、あんまり印象もなかったんだけど、正月は当然賑やかになるよね。


俺「この先の横蔵寺あたりからの道が心配だなー。」
妻「乙原のほうに行く道だよね?暗いもんねー。」

今回のルートで、一番凍結の可能性があるのが、乙原トンネル手前の、ちょっとした山道。
道の谷側には高い木が生える林があり、一日中路面に日が当たらない。
少しだけワインディングもあるけど、さすがに楽しむには危険。

俺「ここからは慎重に行くよー。」
妻「はーい」

気温はそれほど低くなってないので、路面は湿っているものの凍結まではいってない。
良かった、走れる。

ちょうどその時間までは冷え込んでいたようで、気温が上がってきたことから、一部の道路の両側からモワモワと靄のような蒸気が上がってくる。
空気の冷たさもあり、なんとも神妙な雰囲気。
そんな空気を楽しみながら、慎重にゆっくりとバイクを進ませた。

乙原トンネルを越えると、目的地はもうすぐ。
今までも何度も通った道を、再びアクセル回して走り出す。
この道は見晴らしが良くて好き。


俺「あー!開店前には間に合わんかったー!」

10時5分、目的地の藤橋の湯に到着。

ここまでくると、さすがに雪は残っている。
雪を見てはしゃぐ妻。

ここは道の駅藤橋に併設している温泉で、いつもなら、朝早い時間でもバイクが10台以上停まってるけどさすがに今日はバイクは自分のほかはいない。
温泉から出たら1台停まっていた。


ただ、広い駐車場の温泉に近い側だけ集中して30台くらいの車が停まってる。
結構人入ってるなー。
混んでる温泉は嫌いだけど、今日は温泉が目的だからそうも言ってられない。

だってもう寒くて寒くて指が千切れそうだし!


俺「それじゃ、また後でねー。」
妻「ごゆっくりー。」

脱衣場に入ると、やっぱり半分以上のロッカーが埋まってる。
ちらっと浴場をのぞくと、洗い場も内湯も人が埋まってる。
まーしょうがないので、さっさと重いジャケット脱いで、タオルだけ持って突入。
幸い露天風呂はちょうど人が何人か出たところで、スペース見つけてゆっくり入浴。

指先がジンジンする。
頭の上は気持ちよい青空。
露天風呂サイコー!


十分に温泉を堪能して身体を温めた後は、妻と合流して道の駅の建物へ。


俺「椎茸あった?」
妻「あったよ!500円!」
俺「500円って…、高っ!どれ?…うわ、安っ!!」

大きい椎茸が袋いっぱいに入って、500円の値札がついている!
スーパーで買えば3パック分くらいあるんじゃないか?
今夜のキノコ鍋のために、迷わず購入。



時間は11時。

俺「お昼は、喜更の蕎麦でいいよね?」
妻「うん、蕎麦食べたーい!」

藤橋を早々に後にして、谷汲にあるお気に入りの蕎麦屋へ。
来た道をそのまま引き返す。
すっかり温まって体はポカポカ。

俺「はぁ〜、気持ちいい…。」
妻「うーん、眠くなっちゃう。」

うん、これぞ温泉ツーリングの醍醐味!


体も暖まったし、行きに通ったから路面も凍ってないことがわかってるし、快調に飛ばして帰る。

一気に走って、道の駅夢さんさん谷汲を越えて少ししたところでストップ。

ん?直進禁止?工事か?
いや、これは…


妻「もしかして、華厳寺の初詣客?」


なんてことだ!
三時間前に通った道が、参拝客の車で大渋滞!
幸い、帰り道にあたる自分達の通る道は大丈夫だけど。

妻「うわー、これだと喜更入れないかもね。」
俺「そうかもしれないね。このへん食べるところあんまりないもんね。」

山門の交差点から東へ、長い渋滞が続いている。
それを右に見ながら、反対車線を走る。

妻「これ、喜更入っても出るの大変だね。」
俺「ホントだね。まぁその時はなんとかうまく出るよ。多少待つけどいいよね?」

渋滞に驚きながら、喜更目指して東へ進む。
でも、いつまでたっても渋滞が途切れない。

俺「うわー、喜更まで続いているんじゃない?」
妻「わー。華厳寺ってこんなに人気があるところだったの?地味な印象しかないんだけど。今度落ち着いたらもう一回来てみんといかんね。」
俺「うん、あ、喜更見えてきたよ。続いているねー。入れるかな?」
妻「あ。」
俺「ん?」
妻「あいてない。定休日だって。」
俺「ホントだー!どうする?ここからだと…、モレラ岐阜?」
妻「うーん、そうだねー。しょうがないかー。」


華厳寺から喜更まで続く長い渋滞、いや、まだまだ車がやってくる。
どこまで続くんだこの渋滞。

谷汲大橋を渡ってもまだまだ続々と反対車線は車がやってくる。
すごいんだな、華厳寺の初詣って…。


そして、モレラ岐阜に到着。

俺「正面駐車場は混んでるよね。裏に停めようか。」

といって裏手に回る。

妻「停めるところ、ないよ…?」

なんてことだ!
モレラ岐阜まで大渋滞だ!
ムダに広すぎると常々思っていた駐車場が、完全に車で埋まっている。
初売りなのかなー?
いつもビミョーに寂しいモレラ岐阜が、正月とはいえこんなに混んでるとは…。


泣く泣くモレラ岐阜も諦め、そのまま帰路に。

妻「どこで食べよう?お腹すいたよー。21号沿いで探す?」
俺「うーん、そうしよっかー。21号じゃないけど、元町珈琲は?」
妻「元町いいねー!」


さすがに本巣から南は車も減った。
どちらにしても、自分達の向かう名古屋方面は道路は空いてる。
そのおかげで、なんとか空腹を耐えながら元町珈琲に到着。
日も昇って暖かくなってきたので、帰りはあっという間。

モーニングで使うことはあるけど、お昼は初めて。
10ページくらいあるメニューの中で、食事のメニューは3ページだけ。
頼んだのは、スパドリアと元町サンド(エビ)。

元町サンドはエビカツがサクサクしておいしかった!
スパドリアは、ドリアなんだけど米じゃなくてスパゲティが入っているというもの。これも濃厚なホワイトソースとミートソースがうまくパスタに絡まり、熱々でおいしかった!


お腹も満たして、帰りは名古屋まで一直線。
22号も渋滞はほとんどなく、(国府宮に向かう道だけは混んでた!)あっさりと名古屋に到着。


走行距離は約150キロ。
この時期はこれくらいの距離でちょうどいいね。

藤橋タンデムツーリング 名古屋〜道の駅星のふる里ふじはし

いつものように妻を後ろに乗せ、CB400SFは名古屋を出発。

目的地は、「道の駅 星のふる里ふじはし(いび川温泉藤橋の湯)」
全長75kmの、夫婦タンデムツーリングのスタートです。


思いの外エンジンの調子はよく、アクセルを回せばググッと加速してくれる。
寒さにも負けず、二人を載せて快調に走ってくれるCB400SF。

俺「いいね、いいねー。シビ子ちゃん♪(CB400SFの愛称)
今日はガンガン行くぜー!!」

妻「今日は20日だから…、交通死亡事故ゼロの日だね」

俺「え、まじっすか!」

妻「白黒パンダに気をつけろ!」


国道22号は、警察のスピード違反取締りの激しいエリア。
死角に隠れて、しょっちゅう狙っている。

お世話にはなりたくないので、安全運転で走行。


俺「はつーか、さんじゅーにち、5パーセント オッフー♪ ふっふーん♪

ねぇ、違反金も5%オフにならんのかな?」



インカムの調子が悪かったのか妻の返事は聞くことが出来ず、

寒々しい空の下、CB400SFは冷たい風を切って走る。



途中のガソリンスタンドで給油。

うーん。ガソリン高くなったなぁ。155円か…。


マクドナルドで朝食。つまり朝マック

エネルギーを蓄え、再出発!
当分は、交通量の多い道路。つまらんなぁ…。


妻「うーーーん。」

俺「どした?」

妻「ヘルメットが…」

俺「ん?」

妻「全力で曇る!
開けると花粉入ってくるし、やだなぁ
一応クスリは飲んできたけど…」


そうか。

この時期のツーリングは、花粉という敵もいたな。

自分は花粉症はないから大丈夫だけど、妻の方は結構悲惨だ。
今はまだ調子は良さそうだけど…



車は多いとは言え、結構流れている。
でもなぜか、やたらと信号にひっかかる。

俺「また信号かあ。今日は多いなぁ。」

妻「もう信号多すぎ!こんなにいらないよ!
おまわりさーん、あの信号ジャマでーす!」



国道21号から県道23号に入ったあたりから、急に西からの風が強くなってきた。
真っ直ぐ西に見えるのは、まだ雪をかぶっている伊吹山

さぶっ。これが伊吹おろしってやつか…。

西風の影響で、体の左半分だけが寒い。特に脚が寒い。

オーバーパンツ履いてくればよかった…。



ここまでのルートはこんな感じ


モレラ岐阜を過ぎた辺りから、車の量も減ってきた。

スピード出してもいいんだけど、天気も良くて気持ちいいので、のんびり走った。
天気はいいけど、風は冷たい。






ところで、ここまで写真を撮ったのはガソリンスタンドで撮った1枚だけ

さすがに走りながら写真は撮れないけど、ブログにするなら写真撮りやすい方法考えないとなぁ。




妻「iPhoneをどこかに固定して、イヤホンの音量調整ボタンで撮影ってのを使えればいいのにねー。」


うん、そのとおり。
グローブしたままiPhoneで写真撮ろうと思うと、イヤホンから撮影ってのが一番やりやすい。
iPhoneのイヤホンの+ボタンは、撮影ボタンになるんだよ!)

でも、ロック解除は手で触らないといけないんだよな。


妻「iPhoneを充電しながら(画面ロックしないで)固定できればいいのにねー」


うん、そのとおり。

やっぱり今年はバイクからiPhoneを充電できるソケットを取り付けるかー。
ますます居住性がアップしていくな…。





そんな話をしながら国道303号を走っていると、ランニングする集団(10人くらい)を発見。

俺「うぉ。めっちゃいる。」

妻「オバサンもいるよ!」

俺「オバパン(オーバーパンツ)が欲しい」



山に入ってきてトンネルを抜けるたびに寒くなってくる。

オーバーパンツが恋しい…。



俺「あ、グリップヒーターつければいいのか。」



今さらながら、グリップヒーターのスイッチオン

脚は寒いままだけど、グリップヒーターの有無で体感温度は全く変わる。
グリップヒーターとりつけて、ホントよかった。


そんなこんなで、ようやく「道の駅 星のふる里ふじはし」に到着!
朝8時に名古屋を出て、休憩を1回挟んで10:40に到着。
インカムの電池もギリギリもたなかったから、帰りは新しい電池に交換だな。


モレラ岐阜から藤橋まではこんな感じ

藤橋タンデムツーリング 藤橋〜本巣

道の駅星のふる里ふじはし。

うちら夫婦のお気に入りの道の駅で、ツーリングが出来るシーズンは頻繁に訪れる。
今日は到着するなり早々に、併設する「いび川温泉藤橋の湯」へ。
ここはいつも人が多いから、ホントは開店すぐに入りたかったんだけど…。


俺「そいじゃ、また後でね〜」
妻「あーい」

幸い、今日はまだ人は少なめ。
とはいえ、温泉の作りの問題なのか、人数の割に狭く感じる。



  は〜、ええ湯やわ〜〜


今日は温泉で目をつぶってゆったり考え事。

どうしても仕事のことが頭に浮かんでしまうけど、いつもと違う環境で考えるのは結構いいアイディアが出てくるもの。
今まで考えたこともなかったアイディアが思い浮かんだ。これも温泉効果か?



冷えた体も十分に温まったので、お湯から上がり、休憩室でしばし休憩。
後から妻も上がってきて、帰り道の相談を始めた。





俺「21号も22号も今日混んでそうじゃん?だから、そこを通らなくていい方法を考えてたんだけど、このまま滋賀へ抜けて木ノ本から高速で帰るってのはどう?」

妻「あー、なるほど。でも結構遠くない?大丈夫?それに、あっちのほうあまり食べるものないしねー」

俺「うーん、そうだね…。やっぱり、キサラで蕎麦食べて帰るか。それなら…。この道はどう?21号は通らずに、県道23号を真っ直ぐ南。長良川沿いに走って東海大橋を渡って帰る道。」

妻「ふーん。いいんじゃない?」


俺「それじゃ、蕎麦食べに行きますかー!」

妻「その前に…」


この道の駅が好きな理由は、温泉以外にもう一つありまして。
「森本工房のフランクフルト」
マイ・ベスト・フランクフルト・ランキング堂々第一位に輝くフランクフルト。



寒いシーズン以外は、森本さんがこの道の駅藤橋に屋台を出してフランクフルトを焼いている。
本場ドイツ仕込みの技術が、森本さんが惚れ込んだという揖斐ポークを、最高のフランクフルトに変身させるのだ!

俺「フランクフルトひとつくださーい」

森本さん「はーい、ちょっと待ってくださいねー。」

俺「はーい。…今日も寒いですね。」

森本さん「そうですねー。先週の土日も寒くて、全然人がいなかったですよ」

俺「寒かったですもんねー。森本さんは、先週くらいからですか?」

森本さん「えぇ、そうですね。」

俺「暖かくなってきたんで、またちょくちょく来ますよ」

森本さん「ぜひ来てください!ここ、人がいないと静か過ぎるんですよー。」


なんて話をしながら、フランクフルトが焼きあがるのを待つ。



森本さん「これ、焼け過ぎちゃったからおまけしておきます。」

俺「おっ!いいんですか?ありがとうございます!また来ますね!」





妻と1本ずつ、フランクフルトを頬張る。
ん〜!おいしい!

毎度毎度、写真を撮る前にかぶりついちゃってるから、今日は我慢してちゃんと写真撮りました!


てなわけで、藤橋での目的も達成したので、再びバイクに跨り、山を下っていく。

温泉効果か、それとも日が上ってきたからか、だいぶ暖かくなってきた。



ぽかぽかして気持ちいいなぁ。

温泉出た後の、このぽかぽかしながらバイク走らせるのって、なんでこんなに気持ちいいんだろ。

ツーリングの至福のひとときだなぁ。



谷汲の道の駅を通り過ぎ、華厳寺の参道入口前を通り過ぎ、そのまましばらく行ったところが、本日のランチ目的地。

最近お気に入りの蕎麦屋さん「喜更」(きさら)。
※喜はお店の表記では七が3つあるような漢字。


ここのお蕎麦が美味しくて、こっち方面に行くときはだいたいここでお昼食べてる。
本日の注文は、「肉そば 大盛り」

と、「おでん定食」

大盛りは、そばの量が2倍になって、結局食べきれなかった。。。


この前来た時は、原木しいたけの天ぷら食べたけど、あれは美味しかったなぁ。
「冷やしたぬきが」がイチオシらしい。
もうちょい暖かくなったら食べてみよっと。





お腹もいっぱいになったことだし、
次に行きますか〜!






妻「イチゴ買ってかない?途中売ってたじゃん」

俺「お。いいねぇ!濃姫?」

妻「うん、濃姫あるかなぁ。」

俺「あると思うよ!モレラの前のあたりにある直販のところで見た気がする。そこでいい?」

妻「うん、いいよー!」


そばを食べてお腹いっぱいになった後は、イチゴを求めて出発!!



ターゲットは、岐阜県を代表するブランド苺濃姫


ちなみに、濃姫というのは戦国時代の美濃の大名「斎藤道三」の娘で、織田信長に嫁いだ女性の名前。

どうしても戦国無双の「無駄よ!」のイメージが強い。



妻「野菜、安っ!」

さっすが、農産物直販所!
地元の採れたて野菜と果物が、安い安い

早速、ターゲットの濃姫をゲット。

続いて、本巣産はっさくが1袋120円。
本巣産みかんも1袋120円。
人参も2本で50円。

いっぱい買った!


これだけ買ってもバイクに取り付けたトップケースは余裕の容量!
一度使うと、これなしは考えられない!


藤橋からモレラ岐阜まではこんな感じ

藤橋タンデムツーリング 準備編

3月19日、「春分の日」は明日というのに、まだ冬のような寒さの残る夜、我々夫婦は長崎ちゃんぽんで夕飯をとっていた。

俺「う〜、サブっ!寒いからピリ辛ちゃんぽんで」

妻「わたしミニ皿うどん…」


3月は仕事のピーク。心身ともに疲れ切っていた。

徐々に暖かくなっては来たものの、疲労からなかなかツーリングにも行けず…。
その前の土日は二人して体調を崩し、ほぼ1日じゅう寝て過ごしていた。


妻「寒いねぇ…。」

俺「うん、寒い…。温泉行きたいなぁ…。」

妻「あー、温泉いいねー。」

俺「明日、久々に温泉ツーリングどう?もうさすがに雪もないでしょ。」

妻「いいねー。藤橋行きたいなー。」


実は先月、道の駅藤橋に行こうとして、途中で道路が積雪&凍結していたため断念していた。

さすがに雪はもうないだろうということで、リベンジツーリング!!



長崎ちゃんぽんで体を温め、家に着いたのはすでに23時。
すぐに風呂に入り、明日の出発に備えて早々に布団に入った。

久々にツーリング。天気良くなるといいなぁ…。






翌朝、まだ日々の疲れの残る体は重く、布団から出てくるのに時間がかかる。

俺「ねみー。だりー。」



外の天気は良さそう。

なんとしても、体を起こさねば…。


こういうときは…



チャーンチャチャ チャチャチャチャ
 チャーンチャチャ チャチャチャチャ
  チャチャチャチャ チャン、チャン、チャーーン


枕元のiPhoneで、Youtubeからラジオ体操第一を再生!

この音楽聞くと強制的に体が動き始めるのは、真面目な日本人の性(さが)だよね…。


妻「わたしもやるー!」

妻も起きてきて、一緒にラジオ体操をキビキビと行う。


妻「いてててて。ラジオ体操ってこんなにキツかったっけ?」


いやいやいや、キツくないって!



日頃の運動不足が、体を蝕んでいるようだ。






ともかく、ラジオ体操のおかげで体も頭もハッキリスッキリ!
うーん、強烈だなぁ。。。


妻「まだ寒いよね?」

俺「うん、しっかり寒いと思う。防寒きっちりと…、あ。オーバーパンツ(ユニクロで買った奴)会社に忘れてきた。」


この冬のツーリングに大活躍したオーバーパンツ。

風も通さないし、内側はフリース地で暖かい。
どうもこの間会社にバイクで行った時に、置いて帰ってしまったらしい。


まぁなんとか耐えられるでしょう。
最高気温は10度超えるし!




それじゃ、頑張って行きますか!


目的地は、「道の駅 星のふる里ふじはし」(いび川温泉藤橋の湯)
しゅっぱーーーつ!!


というわけで、本日のルートはこんな感じ

藤橋タンデムツーリング 本巣〜名古屋

本巣の農産物直販所で買い物を済ませ、一路名古屋へ。
いつもなら、県道23号→国道21号→国道22号で名古屋というルートだけど、21号も22号もかなり混むので、今日はいつもと違う道に。

県道23号を走って、国道21号の交差を通り過ぎ、そのまま長良川沿いに県道23号を走っていくルート。
その後、東海大橋を渡って愛西市稲沢市清須市名古屋市という予定。

今まで一度も行ったことがない道の駅「クレール平田」も通って帰る予定。




ほどよく蛇行する川沿いの道は、バイクを走らせるのに気持ちのいい道路のひとつ。
開けた視界に、陽の光を浴びてキラキラ輝く川の水面。
次々と連続するワインディング。
それぞれ色や形の違う橋。
想像するだけで、楽しくなってくる!

岐阜と愛知の県境にもなっている大きな長良川を横目に、リバーサイドツーリングを楽しもうじゃないですか。



俺「…って、川が全然見えないじゃないか!!」

堤防上の道かと思っていたら、道路が走るのは堤防の1本手前。
川、見えない…。

見えるのは、堤防の斜面でツクシ取りに励むおじさんおばさん。
春だなぁ。。。


って、のんびり感じているわけはなく、

俺「つまらーんっ!!!」
妻「まぁまぁまぁ…。」



どこかできっと堤防上に上れるはず!と、苛立つ気持ちを抑えてアクセルを回す。


妻「あ、お城だ!あれどこのお城だろ?」
俺「ほんとだ。なんて城だろ?看板があるね。
んーー、一夜城?
あ!墨俣一夜城か!!
ちょっちょっっちょ、通り過ぎちゃったよ!」


戦国時代大好きで、しかも豊臣秀吉大好きな自分にとって、超重要ポイントではありませんか!
ここで、丹羽長秀柴田勝家もできなかった築城を、秀吉はアイディアでやり遂げたんだなぁ。
あぁ、そうか。長良川で資材を運んだんだな。そうかそうか、ここがそうなのか。

俺「…って、長良川見えないし!!」


感慨深いけど、墨俣一夜城はまた今度来ることにして、そのまま走行。




妻「あれー?あの建物は?」
俺「おお!新幹線でよく見るアレじゃないか!」

ソーラーパネルがたくさん貼られている、バナナ型のあの建物!
たしか、昔はSANYOだったのに今はPANASONICになってるアレだ!

アレ、なんなんだろ?
帰って調べてみたら、ちゃんとWikipedia先生が教えてくれた。


ソーラーアーク(Solar Ark)は、三洋電機が2002年に開館した太陽光発電施設である。
会社設立50周年記念事業として2001年(竣工は12月21日)に岐阜事業所に建設された。太陽電池科学館が併設されている。太陽電池パネルは2000年に同社の太陽電池出力表示問題で回収したものが使用されている。また、東海道新幹線の沿線(岐阜羽島駅?米原駅)に位置する。
太陽電池科学館ソーラーラボがあり、太陽光発電と環境問題に特化した展示をする。入館料は無料で午前9時30分から午後4時30分まで開館する。休館日は毎週月曜日で、月曜日が祝日の場合は翌日が休館日となる。2009年7月より、見学は学校関係の団体に限定する。


へー。入館無料なんだ。
今度行ってみようかな。




と、そのあたりから道路は堤防の上に上がっていく。


俺「いえーーい!長良川でっかいなー!すっげー!」

堤防の上に上がったことで、風をもろに受けるようになったが、開けた視界が心地よい。


俺「ん〜?あの建物は…」

右側に、田んぼの真中に大きな工場のような建物。
その壁面に書かれているのは、「未来工業」の文字。


おおお!

ここがかの有名な未来工業か!
年間で最も休みが多い企業、社内の提案にはもれなく500円の参加賞、従業員満足度主義という、超ユニークな超優良企業!
詳しくは、こちら。
http://kawamura-sr.blogdehp.ne.jp/article/13148017.html


安八郡の田舎にあるとは聞いていたけれど、周りは文字通り田んぼに囲まれている…。
本当に田舎だ。



この写真は、どこかの橋。どこだったっけな?




うーん。この初めての道を通って、いきなり3箇所も「ここがあの…!」という発見をしてしまった。
もっと早く通るべきだった。

侮りがたし。




左には雄大長良川、右には田んぼが広がる。
遮るものは何もなく、バイクは横風を切って進む。
道路はこの先も、長良川に沿ってゆっくりと蛇行して続いている。

右に左に、ワインディング…じゃなくて、

妻「あのー、右に左に、フラついてませんか?」
俺「しょうがないじゃないですか〜!風めっちゃ強いもん!」


堤防に上がってから、もろに横風が吹きつけてくる。
藤橋へ行く途中にも経験した、「伊吹おろし」が、帰り道では強さ3倍になって襲ってきやがった!



俺「ひゃ〜〜!!」
妻「頑張れ〜〜!!」



風がビュービュー吹きつけてくる。
堤防上の狭い車道、堤防から落ちないように、車線をはみ出さないように必死にコントロールしながらの走行。


と、そこへ…、向かい側から大きなトラックが!

俺「来るぞー!風に備えろ〜〜!」
妻「ひゃ〜〜!!」


どびゅーーん!

車道を大きく左右に煽られる。…が、必死にこらえる!


俺「もう一発くるぞー!しっかり捕まれー!ニーグリップだー!」
妻「ニーグリップー!!」


どどびゅうぅーーん!!


トラックが通るたびに、右へ左へ煽られる。
後続車も迫っているし、しんどい…。

堤防上になんか上がるんじゃなかった!





俺「大丈夫かー?まだくるぞー!次に備えろー!」
妻「ニーグリップ〜〜!!」




……


………



そんなことを何度繰り返しただろうか。
文字通り、フラフラしながら走っていると、ついについに、道の駅クレール平田に到着!


正直、風で煽られ体力は消耗しきっていたので…、道の駅の切符だけ購入して速やかに退散。
なんでこんな変なところにあるのに、こんなにお客さん多いんだろう…。




クレール平田の後も、風に煽られ煽られ、ヒーヒー言いながらなんとか、東海大橋まで到着。


ここまでくれば、あとは退屈な道を東へひたすらまっすぐ。
ちょっと、今回は後半しんどかった。。。


それでも、この堤防沿いは楽しみがたくさん!
また今度行ってみよう!

2011/10/9 高山タンデムツーリング 無料駐車場(バイク用)発見!

名古屋から郡上までは、こちら。

郡上からは、国道472号を北上。
一応、地図上は郡上から北がせせらぎ街道と表記されている。
まぁでも、バイク乗りの気分的にはこのあたりはまだ、「せせらぎ街道」ではないなぁ、という気持ちになる。


しばらくは、お店や会社、民家などが続き、人の気配が感じられる。
道の駅明宝に着く頃には、建物もほとんどなくなり、田んぼや畑が続く。


自分らバイク乗りにとっては、ここからが楽しい。

さらにバイクを走らせると、どんどん高度が上がっていく。
明宝温泉あたりから、急に傾斜がきつくなり、一気に峠な感じになっていく。


トンネルを抜けてその先にあるのが、道の駅パステ清見

パステ清見では、名物パステルドレッシングを購入。
前回買って好評だったごま風味ドレッシングと、前回来たときには欠品していたトマトドレッシング。

このドレッシングがあると、サラダが美味しく食べられる!


そういえば、今日は「道の駅コンシェルジュ」を結構見かけたなぁ。
赤いハッピが目印で、話してみると、詳しい観光情報を教えてくれる。
もうちょい話しかけやすいといいのになぁ。



バイク乗りにとって、本当の「せせらぎ街道」はこのパスカル清見から。

ワイディングの続く峠道で、文字通り川のせせらぎがすぐ近くに感じられる。
バイク乗りのツボを押さえた気持の良い道。



天気も良いし、車も少ないし、カーブも良い感じ。



道のすぐそばには、澄んだ水の流れる川のせせらぎ。



気持よく林間を走る。部分的に色づき始めた木も。



すすきに秋を感じる。




てな感じで、気持ちよくせせらぎ街道を通過。


まもなく、高山市街に到着。
高山に詳しい妻のナビで、高山観光の中心地、陣屋あたりに進む。

妻「そこの信号を右!空町駐車場ってところ!ここならバイクは無料で停められるよ!」

車は有料だけど、バイクはただで停めさせてもらえるありがたい駐車場。


市営空町駐車場
岐阜県高山市馬場町2丁目115

ここに停めて、昼飯=高山ラーメンを食べに安川通りへ!


今回のお昼に選んだのは、櫻軒というラーメン屋さん。

高山ラーメンらしい、あっさりとした醤油味、軽めのラーメン。
高山は、軽めのラーメンでOK!
だって他にも食べたいものがあるから。

その後、飛騨牛コロッケを買って、おやき屋さんをのぞいて、安川通りをぶらぶら。