哲劇メモ

吉川浩満(@哲学の劇場)の日々の泡

「紀伊國屋じんぶん大賞2015」で14位

今回で第5回を迎える「紀伊國屋じんぶん大賞2015――読者と選ぶ人文書ベスト30」にて、『理不尽な進化――遺伝子と運のあいだ』(朝日出版社)が第14位に入りました。ありがとうございます! 題名からはとうてい「人文書」に見えない拙著にわざわざ投票してくださった読書人・書店員の皆様に感謝いたします。ありがとうございます。山本くんの『文体の科学』(新潮社)もめでたくランクインしました。

順位は以下のとおり(上記サイトより引用)。


【大賞】 『弱いつながり――検索ワードを探す旅』(東浩紀幻冬舎
【2位】 『視覚文化「超」講義』(石岡良治、フィルムアート社)
【3位】 『九月、東京の路上で――1923年関東大震災ジェノサイドの残響』(加藤直樹、ころから)
【4位】 『ラインズ――線の文化史』(ティム・インゴルド、左右社)
【5位】 『セラピスト』(最相葉月、新潮社)
【6位】 『大杉栄伝――永遠のアナキズム』(栗原康、夜光社)
【7位】 『思考の取引――書物と書店と』(ジャン=リュック・ナンシー岩波書店
【8位】 『反逆の神話――カウンターカルチャーはいかにして消費文化になったか』
(ジョセフ・ヒース/アンドルー・ポター、NTT出版
【9位】 『哲学入門』(戸田山和久、ちくま新書)
【10位】 『街の人生』(岸政彦、勁草書房
【11位】 『NHK ニッポン戦後サブカルチャー史』(宮沢章夫NHK出版)
【12位】 『アンチ・モラリア――〈器官なき身体〉の哲学』(江川隆男河出書房新社
【13位】 『『ボヴァリー夫人』論』(蓮實重彦、筑摩書房)
【14位】 『理不尽な進化――遺伝子と運のあいだ』(吉川浩満朝日出版社
【15位】 『明治の表象空間』(松浦寿輝、新潮社)
【16位】 『映画とは何か――フランス映画思想史』(三浦哲哉、筑摩選書)
【17位】 『うつの医療人類学』(北中淳子、日本評論社
【18位】 『人類が永遠に続くのではないとしたら』(加藤典洋、新潮社)
【19位】 『文体の科学』(山本貴光、新潮社)
【20位】 『魂のレイヤー――社会システムから心身問題へ』(西川アサキ、青土社
【21位】 『月の裏側――日本文化への視角』(クロード・レヴィ=ストロース中央公論新社
【22位】 『借りの哲学(atプラス叢書)』(ナタリー・サルトゥー=ラジュ、太田出版
【23位】 『現代社会の存立構造/『現代社会の存立構造』を読む』(真木悠介大澤真幸朝日出版社
【24位】 『平等の方法』(ジャック・ランシエール、航思社)
【25位】 『日本思想全史』(清水正之、ちくま新書)
【26位】 『浮浪児1945――戦争が生んだ子供たち』(石井光太、新潮社)
【27位】 『帝国の慰安婦――植民地支配と記憶の闘い』(朴裕河朝日新聞出版)
【28位】 『鑑の近代――「法の支配」をめぐる日本と中国』(古賀勝次郎、春秋社)
【29位】 『生き延びるための世界文学――21世紀の24冊』(都甲幸治、新潮社)
【30位】 『日本型排外主義――在特会外国人参政権・東アジア地政学』(樋口直人、名古屋大学出版会)

2月6日(金)より、全国の紀伊國屋書店にて関連ブックフェアが開催されるそうです。みなさまのお越しを店頭にてお待ちしております(本が)。

文体の科学

文体の科学

理不尽な進化: 遺伝子と運のあいだ

理不尽な進化: 遺伝子と運のあいだ