グアム移転費59%負担 安倍氏「日米同盟に資する」

 安倍晋三官房長官は24午前の記者会見で、在沖縄米海兵隊のグアム移転経費のうち59%を日本側が負担することで日米合意したことについて、「沖縄など地元負担軽減のスピードを上げるためにはやむを得ない決断だった。地元負担の軽減は日米同盟に資する。日米安全保障にとってもプラスだ」と述べ、国民に理解を求めた。
 また、安倍氏は「地元負担の軽減と抑止力の維持を両立させるためには、日本がしかるべき負担を負う必要がある」と強調した。(04/24 11:49)
http://www.sankei.co.jp/news/060424/sei053.htm

 さて、この記事を読んで、
「安倍も所詮、アメリカのポチか。」
「日米同盟は重要だから仕方ない。」
「と言うか、軍隊なんていらないんだよ。皆で平和を祈ろう。」
「とにかく、駄目。なんでも何も、日本がアメリカにお金を払うことが駄目。理由は税金だからで十分でしょ!国民の血税を守れー!!」
と、各々、思惑があるでしょうが、まず日本のおかれた状況を考えなければいけません。


日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

 はい、これが憲法九条ですね。
日本はアメリカに戦争で負けた結果、この憲法を押し付けられました。
そのため、日本は、日本に何かあったら、アメリカに守ってもらうことになっています。
そのために、日本はアメリカより立場は下ですし、国際紛争の解決として、国連で連合軍の派兵が決まってもお金しか出せませんので、「オー、日本はチキンねー」と言われます。
この責任は誰にあるのでしょうか。

第9章 改 正 第96条 この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。2 憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。

確かに、1931年の時点、いや、それより前から気づいていた、石原莞爾(いしはら かんじ)、1948年12月23日にA級戦犯として絞首刑になった板垣征四朗等と違い、朝鮮戦争が始まるまで、南下する共産主義の脅威に気づかなかったアメリカが考えた憲法が原因なのです。
ですが、それを打破する手段を我々は持っているわけです。
これを打破しない限りは、アメリカに機嫌を取るのは仕方ないでしょうね。
(憲法を改正すべきかそうでないかは、次の更新で。)