GWスペシャル“イエ・ルポ”-Green Week Action 2009- 各賞発表
みなさまこんにちは、ハザマです。今日はさっそく本題! このゴールデンウィークに「暮らしと地球に生きる緑を育てよう」を合言葉に実施しました“イエ・ルポ”-Green Week Action 2009- に、たくさんの素晴らしいアクション&ルポをお届け下さり、本当にありがとうございました! ご参加下さったみなさまも実感されていることと思いますが、心からの共鳴を呼ぶルポルタージュ、そしてメッセージの交換が繰りひろげられ、熱のこもった語らいになりました。昨年の“エコ・ルポ”をはじめ、日々楽しんでこられたみなさまのグリーンライフがさらなるひろがりと結実をもたらした今回のアクション。みなさまと一緒に、〈イエはてな〉はまたひとつ大きな足跡をしるすことが出来たと、心からよろこんでいます。
今日はその語らいの記録と、各賞の発表を! みなさまに多大の感謝をこめておとどけします。真心のこもったメッセージをいっぱい、どうもありがとうございました!
GWスペシャル“イエ・ルポ”-Green Week Action 2009- 各賞発表
このスペシャル企画では、このゴールデンウィークに「あなたが計画・実践・体験したグリーン・アクション」のテーマでご投稿頂きました。
今回頂いたルポでとりわけうれしかったのは、ご家族で取り組まれた楽しいグリーン・アクションがとても多かったこと、そしていろんなマチの人々と一緒に活動された素敵な緑のコミュニケーションをいっぱい伝えて下さったこと。いきいきとあったかくて、そんなルポのほとんどは賞に選ばせて頂きましたw ほかにも、各地のグリーンイベント体験ルポがたくさんでしたね。「第61回全国植樹祭かながわプレ大会2009」を詳しくご紹介下さった「植樹祭に協賛&植樹」や、「山野草里親倶楽部 オキナグサ・プロジェクト」に参加された「緑の里親になる!里親を探す!」、「廃線トンネルウォーキング」のルポ「〈みどりの日〉に…自然散策!逞しい樹々を発見!」など…。また、緑のための「クリック募金」や「緑のgooで環境保護活動」をはじめ、いつでもどこでも出来る小さなグリーン・アクションのご紹介。そして、イエを建てた時にお父様がお庭に植樹された「梅の木」のお話や、お母様が育てられてお庭の壁に茂っている「クレマチス」など、素敵なおうちグリーンのエピソードのいろいろ。さらにたくさんの共感と実践エピソードがツリーに集まった「会社菜園」のご提案も素晴らしかったですね!
そんななかから、みなさまそれぞれの関心や視点もユニークに、何よりグリーン・アクションの楽しみを伝えて下さったルポを、“イエ・ルポ”GW賞・ピックアップ賞・ノミネート賞に選ばせて頂きました。hatenaの中でもかつてこれほどに豊かな語らいが展開したいわしがあったでしょうか?! このいわし全体でhatena賞をもらいたいくらい(笑)誇るべきメッセージの数々です!
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私たちが「むにむに草」と呼んでいる草があります。
正しくは「マンネングサ」の仲間で、メキシコマンネングサ、ツルマンネングサ、オカタイトゴメなどが「むにむに草」の正体のようです。
皆さんに、この「むにむに草」をご紹介したく、この投稿を記します。
なぜご紹介したいかというと、その理由はまた後ほど……。
「むにむに草」は、わが町の路地や道端の至る所に生えています。
生命力はかなり強いようです。
5月の連休頃になると、私たちは、近所の路地に「むにむに草」を観察しに行きます。
なぜこの時期なのかというと、丁度、花が咲く時期だからです。かわいらしい小さな黄色い花を付けます。
ちょっと過去の「むにむに草」の写真を探してみました。
私たちが「むにむに草」の存在に気付いたのは2004年の夏頃だったようで、一番古い写真がこれでした(2004年8月19日)。夏は元気な緑色をしています。触った触感が「むにむに」「きしきし」していて面白かったので、散歩でそばを通るたびに、触ったりつまんだりしていました。
2005年、ひなさん(奥さん)がちょっとしたニュースを、拾ってきました。何と、あの「むにむに草」に花が咲いている!と。5月12日に観察。満開でした。
2007年は、5月4日に観察に行っていました。満開でした。この不思議な花の名前は、なかなかわかりませんでした。近所の人に聞いても「さあ、なんだろうねえ?」とのことでした。
2008年(去年)5月5日。この時、ネットで質問して回答をいただき、「むにむに草」は「ツルマンネングサ」「メキシコマンネングサ」であることがわかりました。「メキシコマンネングサ」が満開でした。まだつぼみもたくさんありました。※
そして、今年。
2009年4月5日、若葉が出てきました。むにむにした触感が気持ちいいです。※
2009年4月29日、まだつぼみが多かったですが、少し開き始めていました。
2009年5月1日、湯河原町内の別の場所で、メキシコマンネングサのちょっとした群落を発見。日当たりが良いせいか非常に元気そうで、満開でした。「むにむに草」は、太陽が大好きみたいです。
2009年5月2日、これも別の場所で見つけました。オカタイトゴメかな?花はまだです。
2009年5月2日、いつもの「むにむに草の路地」にて。メキシコマンネングサが咲いていました。今年は少し整理されたのか、数が少ないようです。
2009年5月5日、いつもの「むにむに草の路地」にて。今年はこんなものかな?少し引っこ抜かれたようで、例年より花が少ないようですが、それでも元気に咲いています。
※「むにむに草」については、4/5にも「イエはてな」の「いわし」にも記しました。
http://q.hatena.ne.jp/1238734396/212122/#i212122
〜〜〜
さて、私がこの「むにむに草」に興味を持ったのはなぜかというと、その触った感触が「むにむに」「きしきし」していて面白かったことに他なりません。それに加えて、5月には意表を突いたように可愛らしい花を付けることを知って、ますます興味を持ちました。
マンネングサの仲間は、日本中のあちこちに生えているそうです(私は気付きませんでしたが)。
そして、「むにむに草」を皆様にご紹介したい「理由」。
それは、この「むにむに草」について色々ネットを検索しているうちに、何と、意外なところに「むにむに草の活用場面」があることを知りました。この「むにむに草」に、私とは全く別の観点から着目している人たちが居ます。
それは「屋上緑化」にかかわる人たちです。
この「むにむに草」の仲間は、その強さや育てやすさ、環境への適応能力から、ビルの屋上緑化に活用され始めているのです。むにむにと膨らんだ葉は水を保つ機能を持ち、乾燥にも強いのだそうです。
【カネソウ(株)】カネソウ 薄層屋上緑化ルーフセダム工法 セダムマットの種類
http://www.kaneso.co.jp/data/new/0087/sedumsyu.htm
「メキシコマンネングサ」は帰化植物ですが、岡山大学資源生物科学研究所では、日本の在来種のマンネングサを使った緑化を試験しているようです。
http://www.rib.okayama-u.ac.jp/greening/okujoshiken.html
もしこのメッセージをお読みの方で、近いうちに会社がビルを建てる・建て替えるなどのプロジェクトに関われそうな方がいらしたら、是非この「むにむに草」こと「マンネングサ」を使った「屋上緑化」をご検討いただけると嬉しいです。
むにむに草が、マチのビルの屋上を覆って、空から見た街が緑色に・・・なんていう風になったら、ちょっといいなあ、と思います。
個人宅では、メキシコマンネングサをプランターに植えて日当たりのよいところに置いておくと、5月頃に盛大な花が楽しめます。
いかがでしょう?むにむに草。
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ばっきゅる〜ん!! 今年のGWは、とある農山村に行って参りました!! 過去数回訪れてお世話になった、住人のほぼ全員が専業農家という所。日本の原風景のような素晴らしい集落です。しかし激しい過疎化に見舞われて、今では空き家だけでなく、「空き田んぼ」「空き畑」も目立つようになっています。
とりわけ困るのが、農道整備です。雪深い農山村では、この時期からやっと、山肌を縫うように走る農道が機能し始めます。しかし、雪の下から顔を出した山道は、雪と共に崩れた土砂や枯れ木や枯れ草などが大量に堆積し、ただでさえ狭い道が、大変危険な状態になっています。それを人海戦術で除去して耕耘機が安全に通れる道にしていく「みちぶしん」。これが田植えを目前に控えたこの時期の、欠かせない仕事だというのです。しかし、その人数が足りません。
そこで、今年のGWは、食と緑を担う農業のお手伝い。夢の農園作りに向けた自主研修も兼ねて、農村の春を体験し学びつつ「みちぶしん」のお手伝いをするツアーをやってきたというわけです。
さて、到着した現地は、まさに春真っ盛りでした。雪深く春の遅いこの場所では、5月だというのにまだ遅咲きの桜が咲いています。梅もまだ一部咲き残っていますし、ツツジもそろそろ固い蕾をほころばせ始めています。春の遅い地域では、色んな花がいっぺんに咲くんですね。地元の方の軽トラに乗せて頂き山道を進んで行くと、路肩にずらりと並んだ黄色いスイセンが、まるで歓迎の行列のように出迎えてくれました。
山を登っていくと、開けた見晴らしのいい場所に着きました。下を眺めると、斜面を段々畑のように開墾して水を引いて田んぼにした、いわゆる棚田が広がります。なんと美しい景色でしょう。しかしその田んぼにアクセスする農道に注目してみると、道幅はリヤカーが1台やっと通れる程度。もちろんガードレールなどはなく、もし転落したら行き着く先は谷底といった危険な道が続いています。そこを整備して、耕耘機が安心して通れるようにしていくこと。これは本当に急務だと、「みちぶしん」の必要性が理解できました。
さて、翌日は早朝から集合です。農機具を積んだ軽トラや耕耘機が集まってきます。全体を5つの組に分けて、それぞれ指示された担当地域に向かいました。
みんなで農機具を駆使して、ひたすら崩れた土砂や落ち葉などを除去しながら進みます。ほとんどの人達が70歳以上とのことでしたが、いやー、皆さん元気一杯ですよ。そして皆さんホントに道具の使い方に長けていらっしゃいます。それに引き替えこの私は、都会モン丸出しの足手まとい状態。申し訳ない・・・・。
作業が一段落すると一服のお時間です。といっても誰もタバコは吸いません。それもそのはず。この集落にはコンビニも自販機も無いんです。タバコを買うには、キツイ山道を往復して、ふもとの商店まで行かなければなりません。そんな苦労をして煙を吸うより、ここには見渡す限りの緑と、うまい空気があります。草の上に腰を掛けて、汗ばんだ肌に緑の風を受けて楽しむ。それだけで癒されるんですよね。それが何よりの「一服」というわけです。
さあ、作業再開です。
「おーい、鎌持ってきて」
「はーい」
「ほら、あれ」
指で示された先を見ると、立派な山ウドがワサワサと群生していました。
「その鎌貸すから採ってきていいよ」
うひゃ〜。作業中に一人だけ山菜採りでは申し訳ないですし、だいいち山ウドは農協に出荷できる「村の資源」のはずです。いいんですかと聞くと、道普請に参加したらもう集落の一員だ、この山一帯自分の家の庭と同じだよとのありがたいお言葉です。
ご厚意に甘えて、ちょいと作業を離れて山ウド採りに突入させてもらうことにしました。けっこうキツイ斜面を登って行きます。足場をきちんと見定めろ、そこの蔓に掴まって、必ず手足のうち3本は蔓や足場にしっかり付けておくんだぞなどと、皆さんに丁寧なレクチャーをしてもらいました。こうして、山の恵みを楽しませつつ、山村で生きるスキルを身につけさせてくれる皆さんのご厚意。感動です。もちろん収穫も山のよう。この素敵なおみやげにも感動でしたw
山ウド採りの最中、色んな植物に出会いました。たとえばアケビのツル。
「これ、アケビですよねー」
「そうだよ、秋には実るよ」
見上げると、クルミの木が新緑の芽吹きを始めています。
「この木はクルミですよねー?」
「リスが食べにやってくるよ」
「人間は食べないんですか?」
「このへんでは秋の木の実というと銀杏だね、銀杏はすごい量が採れるよ」
ここは四季を通じて、本当に豊かな山のようです。また秋にも来たくなりました。いえ、きっとまた来ます。今度は稲刈りボランティアですね。
おっと、いつまでも遊んではいられません。再び作業に合流して、道普請に汗を流しました。だんだん仕事の要領が飲み込めてきて、道具の使い方にも慣れてきましたから、ここからはガンガン働きましたよー。ほんとですw
田んぼの畦の草刈りなども行いました。マムシ対策です。マムシの多い場所では、安全のための草刈りが欠かせないんですよね。しかし、最近はこうして手作業の草刈りをする代わりに、除草剤を使って草を枯らすケースが増えてきたんだそうです。
それが自然に対して深刻な影響を与えることは知っている。出来れば使いたくないとも思っている。でも高齢者が少人数で農業をやっていこうとしたら、ある程度は薬に頼らないわけにいかないんだよと。地元の方はそうおっしゃいます。
他の農薬や化学肥料にしても同じです。そういう物を使わずに生産していけば、有機農産物などの認定を受けて高く出荷することが出来るようになる。しかし、人手のない村でそれは無理だと。八十八の手間がかかると言われる米にかける人手を少しでも減らす。それが薬なんだと。そう言うんことなんです。
ここですよ、皆さん。ここに、私達が農村を支えていく重大な意義があるんです。地方の産業を支えていくというだけでなく、貴重な自然を守っていくためにも、農山村を過疎にしてしまってはいけないんです。少なくとも、仕事の手を減らしてはいけません。
山林を守る「草刈り十字軍」というのがあります。それと同じように、皆さんも、農山村の田んぼや畑のお手伝いに行ってみませんか。難しい農業のスキルは要りません。草刈りだけでも歓迎されると思います。レジャーの山菜採りにでもいくつもりで、その楽しみの矛先をちょっと変えての農山村応援団。みんなが始めたら、どんなに日本の農業が振興されることでしょう。そして、どんなに貴重な自然が守られることでしょう。
休暇を自然一杯の野山で過ごしつつ、適度に体を動かして健康的な一日を楽しむ。そして日本を支える農業という産業の一端に触れて学ぶ。ついでに野山の恵みのおみやげも(笑)。もうホント、最高です。
行ってみたいけど、農村に知り合いなんていないし、という人も多いと思います。でも、親戚の知り合いとか、同級生の親戚とか、色んなつてをたどっていけば、誰でも「あなたの力を待っている」と言ってもらえる場所にたどり着けると思います。
以上、山村の春を体験しつつ農業を応援するこんなツアーが、私の今シーズンのグリーン・アクションでした。
ところで、道普請の作業途中に、枯れ草の中で芽を吹いていた種を見つけました。これは何だろう・・・・。おそらくナラの種だろうと思います。ドングリの中身ですね。記念にもらってきました。
育つかな。植えてみました。
育ったらこれ、いつかきっと実現するであろう「イエはてなファミリーが集える場所」に植えたいなあと思います。「Green Week Action 2009」の記念樹です。
ナラは古くはハハソ(柞)とも呼ばれて親しまれてきた、各地の里山の代表的な樹木でした。この記念樹が実を付けるようになったら、その実をお分けして、みんなのイエや街にも植えて欲しいなあ、なんて思います。それらが大きな木になっていく頃、私達のイエはてなも、どんなに大きく育っていることでしょう。少なくとも百年は続くイエはてな、最低でも百回は続けていく「Green Week Action」を目指して、この芽と共に、新たな歩みのスタートです!!
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“イエ・ルポ”-Green Week Action 2009-への参加をきっかけに、グリーン活動ブログを始めました。
私の第1アクションは、「緑のカーテンづくり」です。
http://d.hatena.ne.jp/greenbaaba/
「緑のカーテン」というと、ゴーヤやヘチマを育てるのが一般的なようですが、去年の経験を生かして、また、おいしい収穫を期待して、ブドウを選んでみました。
4/29 鉄製パーゴラとブドウの木
GWルポ002-夏に向けて、日差しを遮るエコなカーテンを作ってみよう!とパーゴラを設置。
-ぶどうの木で緑のカーテンを作る予定。このパーゴラ、去年の秋にインターネット通販で購入したのですが、届いてビックリ!思った以上に重量があって、組み立てるにも素人には難しそう…。また、庭のどこに設置しようか…と考えたら、なかなか組み立てにとりかかれず、年を越してしまいました。
設置場所も決まり、暖かくなってきたので、この春やっと完成させました。
数年前に挿し木から育て、去年初めて実をつけたブドウ。
今年もちょこちょこ花芽が出てきたので、これを上手くパーゴラに誘導して絡ませたい。
4/30 緑のカーテン応援団
GWルポ003-「緑のカーテン」コミュニティサイトの緑のカーテン応援団に登録しました。
登録するとすぐに、団員IDとパスワードがもらえ、緑のカーテン活動報告コーナーに記事を投稿することができます。
5/2 ぶどうの蔓が少しずつ伸びてます
ぶどうの木をパーゴラに誘導したら、上手く絡まりはじめました。
根っこもぐんぐん伸びて、鉢が割れてしまいました。
去年と同じくらい、たくさん果実をつけてくれるといいな。
緑のカーテンが出来上がるのも楽しみですが、ブドウがおいしく実ることに期待!
5/8 雨上がりの青空に
3日間降り続いた雨(卯の花下し?)もようやくあがり、今日昼過ぎになって青空が…。
たっぷりの雨水のおかげか、またまたブドウが元気よく伸びていました。
あまり好き勝手な方向に伸びてくれると、「緑のカーテン」にならなくなってしまうので、ちょっと軌道修正を…。ブドウの成長具合を撮影しようと、空にカメラを向けていたら・・・
・・・「アレ?!何だろう???」花が散ってグリーン一色になろうとしている花蘇芳の木に、大きなカタツムリがくっついていました。
こんな感じで、緑のカーテンができるまで、お世話&観察・記録を続けていきたいと思います。
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グリーンウィークのアクション、何をしようかなぁ、
うちはマンションだから出来ること限られてるし…、
なんて考えながら歩いていると、
スーパーの店頭で野菜苗の販売をやっていました。
スイカやカボチャなど、楽しそうな苗がいっぱい並んでいます。
店外レジには見知った顔の人が立っていました。
同級生だった人の妹さんです。仮のその人をAさんと呼ぶことにします。
数日後、たまたまAさんと行き会ったので挨拶して、
方向が同じなので一緒に歩きつつ、
野菜の苗って楽しいよねと話題にすると、
Aさんはすごく嫌そうな顔をして、
あれ早く終わってほしいですよぅとプリプリ怒っています。
どうしたのと聞くと、
だって土が汚いし、手もレジの机も汚れるしと。
あ〜、私もちょっと前までそうだった!!
土は汚い物と思い込んいると、
ちょっと手に付いただけで、すごく気持ち悪く感じてしまうんですよね。
でも、それってとても残念なことです。
そこで私は考えました。
この子に土を好きになってもらいたい、
そしてこの子に緑を増やす仲間になってもらいたい、
一人が植えられる緑には限りがあるけど、
仲間を増やしていったらそこから増える緑は無限大!って!!
そこで、Aさんをわが家に誘ってみることにしました。
おもてなしのメニューは、スコーンとお茶です。
スコーンは、生地にハーブを練り込んで焼き上げます。
今回はバジルとローズマリーの2種類でやってみました。
お茶ももちろんハーブティー。
ミントとレモンバームのブレンドです。
ベランダ際にテーブルを置いて、白いテーブルクロスを敷いて、
窓の下にはハーブのプランターが見えるセッティング。
お天気に恵まれて、サラッとした風がとても爽やかな午後でした。
Aさんがやってきました。
さっそく窓辺のテーブルに座ってもらって、
スコーンとハーブティーでおもてなしです。
おいしい、お洒落、いい香りと、とても喜んでもらえました。
そこで窓の下のプランターを見てもらいながら、
今日使ったハーブはみんなここで採れた物なのと紹介すると、
Aさんは、へぇぇと興味深そうにプランターを覗き込んでくれました。
「どれがミント?」
「これ」
「レモンバームは?」
「これこれ」
「あっちのは?」
「バジルにマジョラム、タイムにオレガノ、あとローズマリー」
「すごいね、ベランダがスパイスやハーブの瓶が並んだ棚みたい」
「でしょ、すっごく楽しいんだよ」
話が盛り上がってきました。
いくつかのハーブを指さして、
「あのね、これ、株分けできるんだよ」
と言ってみると、わぁ、ほしい!とAさんの目がキラキラしてきました。
さっそく二人でベランダに降りて株分け作業です。
Aさんのリクエストはミントとレモンバーム。
ほんとにもらっちゃっていいの?鉢から出してハーブが弱らない?と言うので、
ミントもレモンバームも根が広がりやすい植物だから、
プランターで育てる時は定期的に掘って株を整理した方がいいんだよと答えると、
そうなんだと安心してくれました。
基本的にシソ科のハーブは4〜5月、9〜10月くらいが株分けの季節です。
2年に一回くらいの頻度で株分けするといいようです。
株分けは私が、分けた株をポットに植えるのはAさんが行ってくれました。
土は気持ち悪いと言っていたAさんでしたが、
土から生えてくる植物とお料理に使うハーブが一致して、
土に対する考え方を変えてくれたみたいでした。
株をいたわるようにていねいに土を入れていく様子を見て、
ちょっと感激してしまいました。
家に帰ったら大きめのプランターに移してね、
そして株が安定してくるまで1週間くらい、
土を乾かさないように注意しながら日陰に置いてあげてねと話すと、
土の入ったポットをまるで花束のように大切そうに持って、
植物にも安静が必要なんだね、やっぱり生きているんだね、
きっと元気に育てるねと言ってくれました。
GW終盤、またAさんがバイトしているスーパーに行ってみると、
Aさんはやはり外の苗売り場にいました。
土が好きになったAさんは、とても楽しそうに働いているようでした。
6日の夜にメールが届き、今日で苗コーナーが終了したこと、
売れ残りの苗を店員割引で分けてもらったこと、
スイカとトマトとナスを育ててみるのでお裾分けを楽しみに、
というようなことが、とても楽しそうに書かれていました。
もうAさんはすっかり土と緑を愛する仲間です!
ちなみに私は、Aさんのスーパーでキュウリの苗を買いました。
緑のカーテン用です。
最初の年はハヤトウリでやってみて、
やたら根が張る植物でちょっと厳しかったこと、
去年はゴーヤでやってみて、ちょっと匂いが気になったことなどから、
今年はキュウリでやってみようと思ったんです。
いっぱい実ったら、キュウリは私からAさんの所にお裾分けを持っていく予定です。
今回私は、奇しくも、緑を増やすもう一つ前の段階として、
緑や土が好きな仲間を増やすところから取り組んでいくことができました。
この輪をもっと大きくしていきたいなぁ、
土やみどりを愛する人を、もっともっと増やしていきたいなぁと思っています。
それから私はベランダで小規模な堆肥作りをしていますが、
堆肥はあらゆる植物を育てるのに欠かせない土作り素材だと思いますので、
仲間作りのためにも、これももっと増産しようと計画しています。
そして、ベランダ堆肥作りのノウハウも広めたいと思っています。
ゴミ減量としてはほんのささやかな量ですが、
これもグリーンアクションのひとつになるかなぁと思っています。
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日当たりが悪く面積も狭く、普段は忘れ去られているようなスペース、家の裏。そこを「暮らしと地球に生きる緑」の場所に変えることができたらどんなにいいでしょう。そこで私はGWを使って、裏庭緑化計画に挑戦してみることにしました。
しかし裏庭といえども通路は確保される必要がありますから、実質的に使える面積はごくわずかです。また日当たりが悪い場所ですから、花壇などを作るのは無理があります。そんな場所で何ができるかと考えて、思いついたのが坪庭風のレイアウトでした。坪庭には樹木や灯籠や水鉢など様々な物が配置されますが、本当の坪庭の主役は空間です。何もない空間こそが坪庭の美しさです。その空間に歩きやすさの配慮が加われば、これで通路問題はクリアです。
植える木を考えました。日陰になりがちの場所なので、ある程度耐陰性のある樹木が必要です。
モミジはぜひほしいと思いました。しかし調べてみると、モミジは日陰には強いものの、日照不足だと美しい紅葉は望めないとのことでした。そこでモミジには、裏庭なりに午後から日暮れまではそこそこ日が当たる、北西の角の一等地(w)を割り当ててやることにしました。もっとも背が低いうちは塀に遮られて日陰になりがちなので、早く大きくなってもらうことにします。
次に選んだのはマンリョウです。日陰でもちゃんと実をつけるという耐陰性に期待しました。深い緑の葉と鮮やかな赤い実の美しさが魅力です。育ちが遅く大きくなるまでに時間がかかるらしいですが、それは剪定の必要がほとんど無いということですから、かえって好都合です。
下草としてはリュウノヒゲなどを使ってみたかったのですが、いくら耐陰性があるといっても、裏庭の下草では日陰になりすぎて育ちそうになかったのであきらめて、ここは裏庭らしく苔で行ってみることにしました。苔はいわしで何度か育て方が説明されていたアラハシラガゴケと思われる苔が採取できたので、それを使ってみることにしました。
あとは適当なかっこいい石がいくつかあれば、それなりに格好が付きそうです。石は自然の物が拾えれば安上がりと考えましたが、なかなかいい場所が見つからなかったので、諦めてホームセンターで購入することにしました。ちょっとお金を出せば、いい石がよりどりみどりです。軽トラも貸してもらえるので、樹木と合わせて一気に購入してきました。購入した樹木は、モミジが二種類、マンリョウ、そして先の計画にプラスして、椿も加えました。これも耐陰性のある樹なので、裏庭でも対応してくれるはずです。
ついでに「竹垣二枚組セット現品限りお買い得超特価」というのがあったので、それも買ってきました。一枚あたり畳一枚分くらいの大きさの立派な竹垣で、展示品処分であること、補強足などの一部パーツが欠品していることなどから格安になっていた物です。これで役者は揃いました。あとは作業あるのみです。
最初の一日は、裏庭の片づけと整地に費やしました。ちょっと土を掘ると大きな石がゴロゴロ出てきて驚きました。裏庭ってどこの家もこんな感じなのでしょうか。掘り出した石はレイアウト用に活用することにしました。竹垣を塀に沿わせて設置すると、とてもいい感じの和風空間になりました。ガラクタ置き場にされて荒れ果てていたさっきまでが嘘のようです。
二日目は木を植えました。本当は購入してきたその日に植えたかったのですが、時間切れと体力切れで二日目の作業になってしまいました。木を植える場合、ごく小さな苗なら穴を掘ってそのまま埋め戻せばいいですが、ある程度育った木を植える場合は、ただ埋め戻すだけでなく、水を使って根の周りに土を流し込む「水決め」という方法で根と土の密着度を高めます。具体的には、
1.根鉢の2倍程度の大きさの穴を掘る。
2.掘った土をふるいにかけて石やゴミなどを取り除き腐葉土を混ぜて埋め戻し用土を作る。
3.穴の底に水はけの向上を期待してを火山レキを5cmほど敷き、その上に元肥として堆肥を入れ、さらに根が直接堆肥に触れないよう十分な厚さの土を入れる。
4.植え穴に対して垂直に苗木を立て、埋め戻し土を8分目まで入れ、大量の水を注ぐ。
5.棒で土を軽く突いてドロドロにし、軽く苗木を揺すって根と土と水を馴染ませ、細根の間まで土が行き届くようにする。
6.支柱を仮設し、苗の垂直を保つと共に、土の表面と根元の高さが同一になるよう固定する。あとで樹が沈んでいくと根が埋没して呼吸できなくなるので、それを防ぐ。
7.水が引いたら残りの土で完全に埋め戻していく。
8.完全に埋め戻しが終わったら、水やりの時に役立つよう、樹の周囲に直径50〜60cmの円を描いて溝を掘っておく。
ということになります。(注意:水を使って土を流し込む水決め法は、根の周りに特殊な微生物などを共生させるマツ類などには使えません。この場合は水を使わずに土を細根の間まで行き渡らせる『土ぎめ法』『棒ぎめ法』等を用いて植えていきます)
木を植えおわったら、あとは石などを思いのままに配置して完成です。あれこれいじってみて、和風の庭作りというのは生け花の造形と同じなのだと気が付きました。生け花では「芯・添え・控え」といった主役脇役のバランス関係がありますが、庭作りもそれと似ているのです。生け花は造形が一つの空間に集中する、庭作りは広い空間に造形が拡散するという違いはありますが、やはり中心となる物、それを補佐して引き立てる物、そしてそれらの配置される舞台を整える物といった役回りを意識していくのが大切なんだと気付きました。あれもこれもと置きたがらず、やや閑散としすぎるくらいにしておいた方が、引き締まっていい感じに仕上がります。今回は石が多すぎたので、思い切って地面に埋め、表面だけを地表に出すようにレイアウトしてみました。そこに苔を貼っていきます。まだ十分活着していませんが、きっといい感じになってくれると思います。
父がこの生まれ変わった裏庭をとても喜んでくれて、創作意欲が湧いてくると、墨と筆を持ってきて、お得意の書道で短冊を書いてくれました。
次はここに置く縁台でも作ってみたいと思っています。以前のいわしで語り合われていた竹林の荒廃を食い止めたいという思いを込めて、素材は竹にしてみるつもりです。竹林整備のボランティアなどをやって、その成果として手に入れた竹で作れたら最高ですね。夏休みあたりにまた何か計画してみたいと思います。
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雑草というと良くない物の代名詞のようなイメージがありますが、辞書を引くと、「人間が栽培する作物や草花以外の色々な草。」といった説明が出てきます。つまり雑草=自然の草ということです。
私はそんな自然の草が自然に生える「雑草ガーデン」を作るのが夢でした。GWスペシャル“イエ・ルポ”の計画が発表された時、もしそれをきっかけに夢の「雑草ガーデン」が作れたらどんなにすてきだろうと夢を描きました。
畳一枚分でいいから自由にできるスペースがほしいなぁと庭を眺めていると、母にどうしたのと聞かれたので「雑草ガーデン」の夢を話すと、それ叶うかもしれないよと言うのです。なんで?と聞くと、「お父さん、前の道の交通量が多いから、庭からの車の出し入れが大変だって言ってたでしょう、やっといい駐車場が借りられて、車をそっちに移すことになったのよ」とのことです。やった!今までカーポートだったスペースが丸々空きそうです!
駐車場はすぐお借りできることになり、あっというまに車のお引っ越しが完了しました。カーポートと言っても屋根も何もないただの庭ですから、かわいい柵を作ったりすればすぐに野原になります…と言いたいところですが、長い間車に押し固められた土は予想外に硬くなっていました。どうしようと考えていると、力仕事なら任せろと、父も参加してくれることになりました。それならと、母も炊き出し係を買って出てくれました。炊き出し係は、ピクニックのようなお弁当を用意して、労働の合間の休憩をすてきにしてくれる係です。
GW序盤、好天に恵まれて絶好の庭作り日和になりました。父は、いい物借りてきたと、なんとツルハシを持ってきました。まるで道路工事です。でもカチカチに固まった土を掘り返すにはこれが一番なのだそうです。頭にタオルを巻いて、手には軍手。うわぁ、お父さん、働く男って感じでかっこいいです!
父は重いツルハシでどんどん土を掘り返してくれました。面白いことに、時間がたつごとに父の動きが元気良くなっていきます。普通、時間がたてばそれだけ疲れがたまって来ると思うのに、その逆です。なんで?と聞くと、やっているうちに慣れてきて楽に掘れるようになってきたとのことでした。
私はシャベルで土のかたまりを砕いて、ごろごろした砂利をどける係です。父のツルハシに比べると楽な作業ですが、それでもくたくたに疲れました。筋肉痛は確定です。作業をしていると、ご近所の人たちが、すてきな花壇になりますねーとか、家庭菜園を始めるんですかなどと声をかけてくださいました。えへへ、実はここ、野原になっちゃうんです♪
母がレジャーシートを運んできてお茶の用意をしてくれました。時間はまだ朝の十時。早起きしたのでもう丸一日働いたみたいな気持ちになっていましたが、まだ普通の休日なら寝ぼけている時間だったのでした。軽食のサンドイッチとビスケット、飲み物はアイスティーです。氷が入った飲み物なんて家では今年これが最初。グラスの中でキラキラ光る氷がとてもきれいでした。汗を拭いている父はとてもたくましく見えました。そんな父を見て、母はうれしそうです。はいどうぞと母が父にアイスティーのグラスを差し出すと、父はそれをほっぺたに当てて、ひゃっけーなどと子供みたいな声を上げていました。土は人をたくましく変え、そして同時に子供のように純粋にもしてくれるみたいです。
母が言いました。連休はまだ長いんだから、一気に根を詰めてやろうとしないでゆっくり楽しみましょう、って。父も私も賛成しました。そこからは家族でお庭ピクニックです。普段持ちにくい家族の時間がたっぷり楽しめました。お昼が近くなると、母はおにぎりを作りに家に入っていきました。その間に父と、母の日に何をするかの作戦会議などもできました。母はおにぎりにタコさんウインナーまで添えた運動会のようなお弁当を持って再登場です。母もこの家族の時間をとても楽しんでくれている様子でした。
そんな家族の時間を楽しみつつ、固まった土を掘り起こし、砂利をどけていきました。どけた砂利は周囲に溝を掘ってその中に入れていきました。これが「雑草ガーデン」の境界です。固まっていた土をほぐし終わった翌日、父が看板を作ってくれました。自然の木を使ったとてもいい感じのかわいい看板です。そこに私が、
「Weeds' garden
自然の草で環境が回復していく様子を観察します」
と書いた紙を貼りました。母が、私も参加させてくださいよと、お花の絵を書いて添えてくれました。ご近所の方々に、手入れが悪くて雑草を生えさせていると思われないための作戦です。これから時々この看板に、「雑草ガーデン便り」のようなものを書いて張り出していきたいと思っています。
さて、これからの「雑草ガーデン」ですが、種は一切蒔きません。人工的に植物を植えることもしません。ただ自然に何かが生えてくるのを待ちます。つまり、イエはてなのいわしで注目を集めてサプリ本にも掲載された「ミステリー・プランター」と同じです。
http://q.hatena.ne.jp/1165991818/61545/
毎日お水だけ撒いていたら、もう小さな草の双葉が現れてきました。すごいです。きっと最初から土に混じっていた種が芽を吹いたに違いありません。あんなにコンクリートのようにカチカチに固まっていた土の中にも、こんな命が宿っていたんです。地球って、大地って、すばらしい!!
人は雑草を嫌がります。抜いても抜いてもすぐ生えてくる、もう嫌、なんて言います。でもそれはこの星が生きている星だから。手塚治虫先生の火の鳥というまんががあります。その中に、全ての命が死に絶えた星が出てきました。そこに奇跡的に残された植物の種がありました。その種が芽を吹きました。まさに奇跡です。死に絶えた星に命が蘇りました。しかしその命は一代で終わってしまいました。なぜならそこには生態系がないから。生態系のない単独の命では、継続的な存在は不可能なんです。命は、他の様々な命と支え合って、はじめて次に続く命を産み育てることができるんです。
私たちが生まれ、育ち、恋をして新たな家庭を築いていく。それができるのは、様々な命が私たちの周りに生態系という世界を作ってくれているからです。とりわけ人の近くにいてくれる、雑草だとか害虫などと呼ばれる生き物は大切です。そういう生き物は人にとって身近すぎますから、いろいろな害をなすと思われて嫌われていますが、でもそういう生き物が、生態系を作ってくれているんです。そう思うと名も知らぬ草や、ちょっと見ると気持ち悪い名前も知らない生き物などが、とてもいとおしく、尊い存在に思えてきます。いえ、事実尊いんです。
これからこの庭には、どんな草が生えてくれるでしょう。いつか、秋の虫が住み着いてくれるような場所になれるでしょうか。そしてそんな生態系の中に、人間である私たち家族も混ぜてもらえるでしょうか。秋にはここでお月見したいね、ススキ生えないかなぁと言ったら、父も母も、生えるといいねと言ってくれました。庭にススキが生えることを心待ちにできる家族なんて、珍しいと思いませんか?こんなすてきな両親と暮らせている幸せも噛みしめられたグリーン・ウイークでした。
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by id:YuzuPON
ゴールデンウィーク中、父の田舎の親戚が上京してきていました。今では珍しい農業専業の家の人です。数日わが家にも滞在してくれることになりましたので、 “Green Week Action 2009”のことをお話しし、ぜひ土や緑と接していく基本を教えてもらいたいとお願いしてみました。もちろん上京してお疲れのところを土いじりなんて申し訳ないですから、私がやっているところを見てもらって、言葉だけでアドバイスをいただくつもりでした。ところが翌朝…。
おじさんはもう5時には土仕事ができる支度をして、遅いぞと私を待ってくれていたのです。最初の教訓は、植物の時間は夜明けと共に始まる、だから農作業も夜明けと共に。
私も農村の朝は早いと知っていましたが、それは時間がもったいないからだろうと思っていました。しかし農村に、そんな気ぜわしい暮らし方は無いのです。そうではなく、植物の時間に合わせて働いているから朝が早いのでした。朝一番から、目からウロコの状態でした。
さぁ、何をするかねと聞かれたので、このへんの土が荒れて固くなっているので、耕し直していい花壇にしたいんですというと、さっそく鍬を片手に手際よく耕し始めました。しかし思いのほか土の状態が悪く、これはちょっと深く掘って天地を返さないといけないなとのお言葉です。本来の天地返しは真冬に行います。厳冬の時期に土の内部を表面に出すことで土の中で越冬していた様々な生物を死滅させて、翌シーズンの病虫害や雑草を防ぐという農耕の知恵ですが、今は固まってしまった土をほぐして腐葉土などをすきこみ、よく空気を含んだフカフカな土にすることが目標です。
鍬の使い方ひとつにしても、プロは違います。鍬の重量をうまく使いながら、遠心力で振り上げ、自重で振り下ろしているようです。その回転軸をしっかり支えている様子が、腰が入っていると呼ばれるような状態のようです。しかし頭ではわかっても、体が付いていきません。ほらほら、もっと腰を入れて、と何度も同じことを言われてしまいました。私はほんの一畝耕すだけで体力を使い果たしてしまいました。
花壇にするスペースはまだあります。残りはおじさんが瞬く間に耕してしまいました。しかも掘り返す深さが私とはまるで違います。腐葉土をすき込むんだからもっと深く耕さないとと、私がやった畝もやり直してくれました。この土を自在に操る技術は、ちょっとやそっとでは身に付きそうにありません。
さて、土に腐葉土を入れていきます。腐葉土は庭で作った自家製です。おじさんに見てもらうと、いい黒い色をしているね、茶色のうちはまだ腐熟が足りない証拠だからね、形もちょうどいい具合だ、熟しすぎて粉みたいになってしまっては土壌改良の効果がないからね、過ぎたるは及ばざるがごとしっていうやつだね、とのこと。この腐葉土は大変お褒めをいただきましたが、実はこれは私ではなく、父が作った物だったのでした(苦笑)。
腐葉土は肥料というより土質改良材と考えます。葉の腐熟過程で生ずる粘性の物質が土の粉をゆるやかなまとまりの粒状にし(団粒化)、土がガチガチに固まるのを防ぐと同時に、通気性、保水力・保肥力を向上させます。この腐葉土のすき込みは私が全てやりました。
でもなぁとおじさんは言います。農家では腐葉土っていうのはあまり使わないんだよ、腐葉土は森の中の落ち葉と同じような物で熟成過程で高熱を出さないから、病害虫の卵や色んな病原菌が入ってくる恐れがある、そこで堆肥を作るわけだ、あれは発酵熱でもうもうと湯気が立ち上るけど、それが大切なんだよと。さらに腐葉土は別に肥料が必要だが堆肥はそれ自体に肥効があるから一石二鳥だしねとのこと。腐葉土と堆肥の違いもよくわかっていない私には大変勉強になりました。
なお、家庭で小規模に堆肥を作る場合は、発熱が期待できないので、別の方法で病害虫の侵入などを防ぐ工夫が欠かせないとのことでした。それをきちんと考慮して作らないと、植物に害を与える堆肥になってしまうとのことなのです。イエはてなで読んだ、生ゴミを古いストッキングに詰めて熟成させる方法はどうかと聞いてみると、それはとてもいいアイデアだ、堆肥作りの基本がわかっている人のやり方だねと絶賛していました。さすがイエはてなです。
そんなことを色々教えてもらいながら一緒に作業をしていて、ふと気が付きました。おじさんは、全く作業の手を休めないのです。鍬を振るうような重労働は長くは続けません。適当な所で中断して、あまり疲れない草むしりや、砂利を拾ってどけるなどの作業に移行します。そして疲れが取れると再び鍬を握ります。作業を重労働と軽労働に分け、それをうまく配分しながら動いていくから、不快な疲れを感じずに、いつも笑顔を絶やさない仕事が可能になるんですね。
おじさんはこんなことも教えてくれました。米も野菜も生き物だから、ストレスっていうのがあるんだよと。人間がストレスを感じながら作業をしていたり、怒りの念を振りまいたりしていると、やっぱり周囲の植物の生育にも影響が出てくる気がするよと。
こうした充実した学びの時間が約2時間。時計が朝の7時を指すころには、もうおじさんは、さっさと鍬の土を落とし始めていました。
「はい、今朝の作業はこれで終わり」
テレビで野球でも見ていればあっという間に過ぎてしまう時間の中で、すごくたくさんのことを学ぶことができました。本当はもっともっとたくさんの知恵が、農業という日本の伝統の中に満ちあふれているのだろうと思います。そういうものをもっと極めたくなってきました。時々父は、田舎に帰って農業をやりたいなぁと本気な顔をしてつぶやくことがあります。私はけっこう賛成です。
おじさんに教えてもらいながら土作りをしたのが先月の29 日。約一週間土を寝かせる必要があるとのことで、私はその間、ちょっと旅行に出かけていました。途中で立ち寄った町で野菜の朝市みたいのをやっていたので立ち寄ってみると、取れたてのさまざまな山菜が並べられていました。買いたいけど旅の途中だからと眺めるだけで立ち去ろうとすると、なんとコシアブラの苗木を発見しました。値段は税込み1本千円です。以前ネットで見た時にはたしか数千円していたはずと携帯でネットを検索してみると、やはり千円は激安でした。宅配便で発送してくれるかと聞くと、農協が対応するのでOKとの返事です。さっそく二株買って配送を依頼しました。
コシアブラはまだ栽培事例が少なく、その増殖にもノウハウの蓄積は少ないようですが、調べてみると林業試験場などで、
・実生
・挿し木
・取り木
・分根
などの栽培試験が実施されているようです。
http://www.pref.shimane.lg.jp/nogyogijutsu/gijutsu/yakusou-sisin...
先日土作りをした花壇は、将来的にはこの2本から増やしていくコシアブラの専用コーナーにすることに決めました!!(勝手に決定!!)。伝統の農の知恵の一端を学んだ場で、今度は私が新しい作物の増殖ノウハウを研究して、日本の農にその成果をお返しする番です。なんてそんな大それたことは無理に決まっていますが、そのくらいの意気込みで取り組んでみたいと思っています。
将来、父の田舎でたくさん育てて、コシアブラの里として地域興しというのも夢があります。わが家の“Green Week Action 2009”はまだまだ終わりません。ここからが本番です!!
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GW 前の休日、自分なりのGreen Week Actionのテーマを考えてみようとホームセンターの園芸コーナーに行ってみたのですが、あらためて店頭に並ぶ農薬や除草剤などの多さに考えさせられました。おびただしい量の毒物。これがみんな環境中に散布される。なんと恐ろしいことかと、ちょっと背筋が寒くなりました。
今や農業は、食の安全や環境への影響などを考慮した、減農薬化、無農薬化が一つの流れになっています。ところが趣味のガーデニングには、特設コーナーまで作って、これでもかと危険な薬物を使わせようとしているのです。
ガーデニングで毒を撒く。ガーデニングで自然の生き物を敵視して殺す。緑に親しむ人が増えるごとに自然が損なわれていく。そんなことになったら大変です。そこで私はGreen Week Actionのテーマとして、
「自然を毒化しない、自然の生き物を殺さないガーデニング」
を追求をしてみようと考えました。
ネットで検索すると「自然農薬」などというキーワードでたくさんのページがヒットします。しかし、私が追求するのは、そうしたやり方とは違います。単に毒物を使わないだけでなく、できるかぎり自然の生き物を殺さない、共存していけるガーデニングを追求したいのです。本当に緑の地球を守っていくためには、そういうことが大切なんだと思います。「毒化しない」+「殺さない」ガーデニング。これが車の両輪です。
とりあえず今回は私自身がまだ入門段階ですから、図書館などで調べながら、既知の技法を試してみることから初めて見ることにしました。
まずガーデニングの大敵、アブラムシ対策です。これに草木灰が使えるとの情報を得ました。草木灰を目の細かいふるいを使いながら、粉のまま葉面散布していきます。まだ葉の表面に朝露が付いている早朝が効果的で、週一回くらいうっすらと施してやるだけで効果があるというのです。
早速実験です。都会だとなかなかアブラムシにも出会えなくなりましたが、運良く近くの緑道際にアブラムシの付いた草を発見しましたので、そこに少量の灰を散布して様子を見てみることにしました。灰ですからそれでアブラムシが死ぬことはありませんが、翌日見に行ってみたら、皆無というわけではありませんが、かなりアブラムシの量が減っていました。これは忌避剤として使えます。実験台に使ってしまったアブラムシさん、ごめんなさい。
草木灰は、ウドンコ病、モザイク病、フハイ病などの予防や、虫全般の忌避に有効だとの話もありますので、引き続き実験していきたいと思っています。
灰の効果はアルカリの効果だと思いますが、逆に酸性の米酢がウドンコ病、モザイク病、フハイ病、ナンブ病などの予防に効果的という話もあります。米酢を、植物の種類に応じて25倍から50倍に稀釈して、スプレーで葉面散布していきます。小松菜やホウレン草などには50倍溶液を5日おき、キャベツや白菜などは 25倍溶液を収穫20日前に、大根や蕪などの根菜類には25倍液を収穫前や越冬前に散布すると良いという話です。これはまだ未実験ですが、ご参考まで。
アブラムシなどの忌避には木酢液も効くというので、これも緑道際のアブラムシで実験してみました(アブラムシさん大迷惑!w)。木酢液は濃すぎると大切な土壌の微生物を殺してしまいますから、その心配がないごく薄い稀釈液、具体的には1000倍に薄めた物を使ってみました。
水溶液の散布は葉が乾いている時間帯に行います。ただし炎天下には行わない方がいいですから、朝露が乾いた遅めの朝、といった時間帯が適しています。極めて薄い水溶液ですから、付いてしまったアブラムシをどかす力はイマイチでしたが、同時に散布した付近の草に被害が広がっていくのは防げていたようでした。つまり予防として使うには効果がありそう、ということです。月2〜3回の散布で予防効果があるそうです。
なお、これをさらに強力にするニンニク木酢溶液というのもあるそうです。木酢原液100mlに皮をむいたニンニク20gを漬け込み、3か月寝かせて作ります。やはりこれも1000倍に希釈して散布すればよさそうです。これは現在漬け込み中です。
忌避ではなく、虫を寄せ付けてどかすには、米ぬかが使えるとの話がありました。対応するのは、ネキリ虫やハリガネ虫です。これらは土の中に住んでいて、これにやられると、まさに根こそぎ根をやられてしまいます。プランターではあまり心配ありませんが、地面に直接植えておくと、被害に遭いやすくなります。そこで、ネキリ虫などが出たら、土を10cmほど掘り、米ぬかを一握り入れて土を被せておくのです。するとネキリ虫などは根から離れて、米糠の方に集まっていきます。
家の庭で実験してみました。ところがわが家の庭にはネキリ虫もハリガネ虫もいないようで、何も集まってきませんでした。わが家の庭はネキリ虫も住まない荒れ果てた土なのでしょうか。これが東京というものなかと、ちょっとショックでした。
そこで再び緑道の脇に行き、土を掘って米ぬかを埋めて、4日後に掘り起こしてみることにしました。いるいる!!今度はネキリ虫くんたちが米ぬかの中に集まっていました。これは使えます。
家の庭では誘引した虫たちを糠ごと他の場所に移す必要がありますので、その場所も確保しておく必要がありますが、この米糠誘引法にさらに洗練された方法が工夫できれば、ネキリ虫対策の決定打になりそうという印象を得ました。
話が前後してしまいますが、スギナの持つ抗菌力が、ベト病、ウドンコ病、サビ病、フハイ病、エキ病などの予防や治療に使えるという情報もありました。作り方は、水の中にスギナを適宜入れて約5分間煮だし、漉して冷めたら展着剤(散布した液の付着をよくする素材)としてスギナ液1リットルあたり石鹸を5gを混ぜてできあがりです。さらにここに米酢を40mlを混ぜると効果的とのことでした。スギナは抜いても抜いてもこれでもかと生えてくるので、都会でも手に入れやすい植物です。効果のほどはまだ未確認ですが、とりあえず作って使って試してみています。なお、ツクシの季節にはツクシが使えると、さらに強い抗菌力が期待できるとのことでした。
バクテリアやカビなどの病害全般に対しては、葉ネギ液も効果があるそうです。葉ネギ一掴みを密閉可能な容器に入れ、熱湯1リットルを注ぎ蓋をして15分。これにやはり展着剤として石鹸5gを加えます。実際の散布にはこれを2倍に薄めて使います。これも効果はまだ実験中の段階ですが、おそらく治療用にも予防用にも使えると思います。
除草については、逆転の発想で、自然の草と共存可能な植物を植えるという方法が考えられると思います。景観を楽しむ草花の場合は雑草との混在は無理かもしれませんが、野菜なら除草などしなくても大丈夫な作物がたくさんあります。
たとえばホウレン草は雑草の接近をうまく避けて伸びていきますし、むしろ適度な雑草は根元まわりの水や泥の溜まりを防止して、健康なホウレン草の生育につながります。またこうして他の植物と共存させて育てたホウレン草はシュウ酸分が少なくおいしくなることが多いのです。コマツナなども雑草と共存できる葉物野菜です。
またこれからの季節はナスなども雑草の中で育てられます。キュウリも野原のような草だらけの環境で育てると、味の濃いおいしいキュウリの収穫が期待できます。
まだまだ、毒物を使わず生き物も殺さないガーデニングのテクニックは色々あると思います。それらをひとつひとつ実際にやってみて、その効果を検証し、効果のある方法を呼びかけ、広めて行きたいと思っています。今そのためのスタートラインに立った所です。環境を毒化しない、命を殺さない、自然と共存していくガーデニングをとことん突き詰めたい、広げたいと、夢が膨らむゴールデンウィークでした。
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「点から線へ・シナノタンポポ追跡の旅」by id:Oregano
私のグリーンウィークのアクションは、植物を植えることではなく、一種の自然観察になりました。事の発端は、仕事で長野まで行ったことに始まります。やはり長野の環境は東京とは違います。人工物の上に無理矢理植物を乗せているのが東京の緑。長野は、自然の緑の上に都市が置かれているという感じです。同じコンクリートと緑の組み合わせでも、土台が違うと感じられました。
長野の場合はその証拠に、街中をちょっと外れると、道のわきの植物が伸び伸びしています。タンポポがきれいでした。長野のタンポポは本当に伸び伸びと咲いていて、東京とは花の大きさも段違いです。・・・続きを読む
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「田おこしとともに野菜を植えました!」by id:meizhizi87
家のすぐ裏が田んぼなのですが、この連休中に田おこしが始まりました。耕耘機が走っているのを見ると、いよいよ始まるなぁと思います。私自身、稲が植えられる前に、田んぼに水が引いてあって、そこを時々鳥が泳いでいるのを見るのが好きです。(マニアック?)新潟をドライブしたときには既に水田になっていて、稲も植えられていて、さすがお米どころだなぁと感心しました。私もつられるようにして、庭のお花(チューリップを植えています)に水をやったり、なすと大葉を植えたりしました。・・・続きを読む
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「桜の植樹プロジェクト」by id:vivisan
時期的にもうすこし後の話になるので実際に行動するのはまだですが、今年からまず動いてみようと思い、計画を立てました。
過去のイエはてなで、『「東京ドーム5つ分の庭があったらどう使う?」を教えて下さい。』というテーマがあり、私が書いたのが「桜の植樹」でした。
http://q.hatena.ne.jp/1174884357/82961/
これを書いたのは、この当時ソメイヨシノの寿命の危機が叫ばれはじめてきたことと、私の住む岐阜には寿命が長い桜が今現在も頑張って咲いていること、・・・続きを読む
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「ブログを書いて木を育てる(本当の木を植林)」by id:tibitora
GW「みどりの日」に限ったことではなくて、日ごろからしている緑を増やすグリーン・アクションなのですが、『ブログに「グリムス」というブログパーツを貼って木を育てて、大人の木に育ったら本当の木が植林される』というグリーン・アクションをしています。
参加の仕方は簡単で、ブログをお持ちの方なら誰でも無料で参加できます。
ブログを書いていくと木が少しづつ育っていくのですが、エコに関する言葉(キーワード)を入れると動物や鳥などが現れたりもします。書く内容によって木の育ち方も変わってきていろいろな「大人の木」に育ちます。・・・続きを読む
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「原発問題を考えながら古代米を育てる」by id:momokuri3
世界最大の原子力発電所、東京電力柏崎刈羽原子力発電所が運転を停止してから1年半以上が経過した今年の冬、友人から「古代米ブレンド」と書かれた小袋をもらいました。中身は黒米、赤米、緑米の三種類の玄米のブレンドで、雑穀と同じように白米と混ぜて炊いて食べるという製品です。ラベルを見ると、産地は新潟県柏崎市でした。
ためしにこの古代米を少量取って、発芽玄米を作ってみました。見事に発芽しました。このお米は生きています。その時はまだ冬だったので、発芽した玄米は白米に混ぜて炊いて食べてしまいましたが、春になったら古代米の苗を作り、それを栽培して、秋には古代米で「イエ新嘗祭」を祝おうという構想が思い浮かびました。・・・続きを読む
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「大きな庭とお年寄り」by id:fusakogane
このゴールデンウィークに連泊での外出を予定していなかった我が家に、お向かいのおばあちゃんからある相談を受けました。
こちらのお年寄りは最近だんな様を亡くされ、現在はひとり暮らしの身の上です。 庭いじりの好きだっただんな様がいなくなって、いつのまにか自慢の庭が荒れ放題になってしまい、この新緑の時期に植木屋さんを頼んで、思い切って庭木の大部分を撤去したり整理しようと決心してだいたいの見積もりを出してもらったそうです。
おばあちゃんがひとりで管理して草花を楽しめる程度の庭に縮小してゆくプロジェクト。。。。なかなかいろいろな問題が起きてきました。・・・続きを読む
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「苗の交換会」by id:atomatom
100円ショップで花や野菜の種を買うことが多いです。某ショップでは2種類の種を選んで、それで105円という安さなのでとても重宝しています。
ただ、ベランダ菜園で使うのが主なので種を使い切ることは滅多にありません。
トウモロコシや豆類ならば入っている種の数も少ないのですが、花や葉物野菜など半分も使わないくらい。なんといっても一袋に数百は種の個数ありますから。
こういうイベントがあったらいいなあって思っていましたら、折り込みのタウン情報誌にありました、こんな告知。
「第2回市民花苗交換会」・・・続きを読む
「今日の一枚“リブ・ラブ・スナップ”」
ご近所のこのお寺さんは、前に立派な大木をご紹介下さったところでしょうか?
ほかにもいろんなお花が咲いているとのこと、近くにそんなお庭があるのはいいな…。
お寺の方たちは、マチのみんなのためにもうんと大事に育てていらっしゃるのでしょうねw
−ハザマ−
»“リブ・ラブ・スナップ”今回のテーマはコチラから
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