写真にこだわる Twitter

2012-06-02

植田正治さんとハービー・山口さん

21:57

f:id:ilovephoto:20120527093154j:image:right 写真家植田正治(1913-2000年)さんが2013年で生誕100年を迎えます。それを記念してJCIIフォトサロンでは、6月5日から7月1日まで、“植田正治作品展「童暦・砂丘劇場」”を開催します。JCIIフォトサロンでは、1991年に植田正治作品展「砂丘劇場」を開催しましたが、今回は新たに加わったペンタックスギャラリーからのコレクションを加えて、約50枚のJCII収蔵作品をJCIIに寄せた直筆原稿などとともに展示するというものです。

 また開期中の6月9日(土)には14:00〜16:00まで、写真家ハービー・山口さんの『ぼくが植田正治さんから学んだもの』というテーマでトークショーが開かれます。ハービー・山口さんは、日頃から若い人たちをテーマに、人々を幸せにする写真を目指して、多くの写真活動を行ってきていますが、若い人々から幅広い年代層にまで多くのファンがいます。一方、植田正治さんは砂丘劇場など、独特な作風から、若い人々にも根強い人気を得ており、鳥取県伯耆町にある「植田正治写真美術館」には、多くの若い人たちが訪れるという、人気の写真美術館です。その若い人たちに人気の植田正治さんとハービー・山口さんですが、当日はハービー・山口さんが感銘を受けた植田正治さんからの言葉や多くの植田作品について語ってくれるそうです。トークショーは事前予約制ですが、お時間の許す方はぜひご参加ください。お申し込みはこちらまで。なお、かつて植田正治さん、ハービー・山口さんと一緒に暗室に入ってプリント作業をした福山雅治さんからもメッセージ届いているようで、当日披露されるとのことです。

 ところで、ハービー・山口さんと僕はライカが取り持つ縁で、いままでもいろいろとお世話になってきました。特に僕の担当している東京工芸大学の授業では、毎年、写真を志す学生たちに、ハービーさん自身の若いころの境遇をはじめ、「流行に流されずに、いつまでもブレない写真心を持つように」と、お話してもらっていますが、聞いているうちにぐっとこみ上げてくるものがあり、涙ぐむ人がちらほらというのが、ハービー・山口さんの語りなのです。右上の写真は最新5月24日時の写真です。

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 上の写真は僕が数年前「植田正治写真美術館」を訪れた時に美術館内から伯耆大山を臨む方向を写した1枚です。晴天ならば大山がしっかりと見えるはずですが、あいにくの雲というわけです。その代わり画面中心には日傘を持った女性が立っています(大きく伸ばせば見えるのです)が、僕にとっては植田正治さんのイメージにぴったりの写真なのです。そういえば、植田正治美術館にはこの伯耆大山をホール壁面に大きく映しだすための超大型カメラオブスキュラがあるのです。

2012-06-01

6月1日は写真の日

00:22

 6月1日は写真の日でした。朝から写真関係のイベントがあちこちで行われましたが、港区三田の笹川記念館で行われた日本写真協会が主催する「写真の日の集い」には多くの人が集まりました。第1部は「2012年写真協会賞」表彰式、第2部は「叙勲・褒賞祝賀式典」、第3部は日本写真協会賞叙勲・褒賞受章祝賀会「東京写真月間2012」レセプションが行われました。僕は、会員ですので毎年参加していますが、仕事の都合もあり第3部から参加しました。

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 上の写真は、2012年の日本写真協会賞をもらった方々です。ご存じのお顔もいらっしゃることかと思いますが。どのような方々か、くわしくは、こちらを参照下さい。またなぜ6月1日は写真の日かということは、こちらをご覧下さい。さらに、期間中はさまざまな写真展やイベントが各写真関連施設で開催されます。スケジュールの詳細は、こちら

2012-05-25

ライカ強し「クラカメ雑談会」写真展

00:03

 今年で4回目となる「クラカメ雑談会」写真展が六本木ミッドタウンのフジフイルムスクエア「ミニギャラリー」で始まりました。このフジフイルムスクエアのミニギャラリーはいままで非公認みたいなもので、開催はできても、フジフイルムスクエアのHPには掲載されず、いざ行こうとHPで確認したお客さんには、本当にやっているのだろうかと不安になられた方も多かったようですが、晴れて今年度からは、公式にHPやフジフイルムのDMに印刷されるようになりました。さて、この写真展はクラシックカメラを使うのが参加条件ですが、25人中6人がライカで、使用機材でダントツ、やはりライカは強しということでしょうか。次はニコンで3人。これもだいたい世の中の相場といったところでしょうか。この中で最も古い機種は、萩谷剛さんの1940年代後半のイギリス製のペレグリン-II、最も新しいのは田村宏さんのニコン F-501で1986年です。僕は、1958年西ドイツ製のバルダ・バルデッサ1です。どんなカメラかはこちらをご覧下さい。

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※僕の写真(右中)は、左をナガオカウッディ、右をディアドルフと8×10インチ判に囲まれてます。

 各参加者と、使用機材と年代を列記しますと以下のようになります。それぞれの作品は、会場にきていただくまでのお楽しみとさせていただきます。開期は5月25日(金)から6月7日(木)まで、お時間の許す方はぜひご覧下さい。写真業界の幅広いプロと専門家集団の集まりですが、カメラの選択、作品とも、それぞれの個性が表れていておもしろいです。

 赤城耕一:ライカ M2西ドイツ、1958)/阿部秀之:アグファ オプチマ レフレックス西ドイツ、1960 年代前半)/荒川好夫:ニコレックス F(日本、1962)/石井正則:ナガオカウッディ810(日本)/市川泰憲:バルダ・バルデッサ1(西ドイツ、1958)/稲垣徳文:ディアドルフ810(アメリカ1950年代)/上野隆:ライカM4-P(西ドイツ、1980)/河田一規:ライカIIIg(西ドイツ、1957)/木内格志:ライカM3(西ドイツ、1955)/熊谷晃:キヤノン F-1(日本、1971)/小池隆:ゼンザブロニカS2(日本、1965)/小林博文:ライカ MDa西ドイツ、1966)/齋藤康一:オリンパスペン(日本、1959)/竹内敏信ヤシカ635(日本、1958)/田村宏:ニコン F-501(日本、1986)/種清豊:コダックレチナIIIS(西ドイツ、1958)/中村文夫:FT-2[KMZ・Ф T-2](旧ソビエト、1957年)/那和秀峻:ローライコードIII(西ドイツ、1950〜1953)/根本泰人:デュカティ・ソニョ(イタリア、1945)/萩谷剛:ペレグリン-II(イギリス、1940年代後半)/浜田寿:ニコン New FM2(日本、1984)/堀江一久:ライカM4(西ドイツ、1968)/福田尚:フジカシックスIICS(日本、1953)/宮脇雅徳:ビューティカンター35(日本、太陽堂光機、1957)/吉野信:ハッセルブラッドSWC(スエーデン、1959)、以上、参加者25名、敬称略、五十音順

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左写真)懇親会で開会の挨拶する写真家の吉野信さん、右写真)ご自慢のディアドルフ810と使用した810引伸機の金メッキされたランプハウスを持込披露した写真家の稲垣徳文さん(左端)

 懇親会では、緊急動議として、“1986年製の電池がないと動かないニコン F-501”で出展した田村宏さんの除名提案がだされましたが、ご本人の激しい抵抗もあり、次回に期待することになりました。

2012-05-19

カメラのシリアルナンバー

23:51

 中野にあるカメラ店の部長さんから連絡が入りました。何でも“シリアルナンバー13100001”という新品の「フジフイルムGF670プロフェッショナル」があるけれど、普通に販売するのはもったいないので、しかるべくところを紹介して欲しいというのす。そのカメラの身元に関しては、製造元の社長さんにも確認したから問題ないというのです。そしてしかるべくところというのは、僕のことではないことは確かで、だから紹介して欲しいということなのです。さらにこの時期はメーカーで3万円のキャッシュバックキャンペーンが行われているからお買い得ですよと、甘い言葉で誘われ、あれこれ浮かんだのですが、快諾いただいたのは、以前からこのブログでも2回ほど紹介したことのある「札幌イマイコレクション」今井貞男さんでした。

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 在庫の確保をお願いし、さっそく支払いに行ってきましたが、仲介者としての唯一の楽しみは、記念写真を撮ることだろうと思ったわけです。機体はご覧のように蛇腹の引き出しに注意するようにシールが貼られた紛れもない未使用ボディです。とりあえず写真を撮り、そーっと元箱に戻し宅配便で送りました。 

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 そこで思い出したのが、1988年に発売されたフロッピーカメラ「キヤノンRC-250」(キヤノンQ-PIC)の“シリアルナンバー00000001”のボディです。写真を見ればおわかりのようにシリアル1番なのです。こちらも、GF670同様に保証書もあったのですが、何を血迷ったか箱とともに捨ててしまったのです。いまになって悔やんでも後の祭りです。

f:id:ilovephoto:20120519220611j:image:right そんな話を写真業界の先輩であるHさんと話していたら、もっとおもしろいのがあるよと、その場で見せてくれたのが東ドイツ製「カール・ツァイス・イエナ MCテッサー50mmF2.8」なのです。これには驚きました。シリアルナンバー1は、製品を作るときに必ずでてくると思うのですが、“1234567”を読むと、百二十三万四千五百六十七となります。もちろんカール・ツァイス・イエナのテッサーですから通算100万本以上の生産があってもおかしくないのですが、その数字の並びがわざとらしいのが気になります。M42マウントのプラクチカ用標準レンズですが、時代的には50mmF1.8がでていたときのものですから開放F値からいうと普及タイプとなるのでしょうか。やはり受けを狙ったシリアル番号のような気がします。

 そこでシリアルナンバー1のボディですが、一般的にそれは3台ほどあり、社長、担当事業部長、功労者用などに記念品として作られ贈呈されるようです。そしてここで紹介したフジGS670とキヤノンQ-PICも同じような考えで作られたようです。でも、昨今のようにめまぐるしく切り替わるコンパクトデジタルカメラの世界ではどうなのでしょう。

 これがライカだとモデル名が変わってもシリアルナンバーは一貫しているので、そのときどきの切れのよい番号が、それぞれの時代の功労者に寄贈されてきました。そのほんの一部を紹介しますと、SN10,000:Dr.Hugo Eckner(1928、ツェペッリン飛行船発明者)、SN150,000:L.Godowsky(1935、コダクローム方式発明者)、SN175,000:L.Mannes(1935、コダクローム方式発明者)、SN200,000:Dr.Paul Wolff(1936、小型カメラ開発)、SN300,000:Dr.Gustav Wilmanns(1941、アグファカラー創始者)、SN350,000:Dr.Wilhe Schneider(1941、アグファカラー創始者)、SN750,000:Henri Cartier-Bresson(1955、写真家)、SN919,000:Q.Elizabeth(1958、エリザベス女王)、というわけです。初期のころには小型カメラの発展というか進歩に寄与した高性能フィルムの発明者に寄贈されたところが、興味ある点です。それでは、なぜ僕の手元にキヤノンQ-PICシリアルナンバー00000001があるのでしょうか。ご想像におまかせします。(●^o^●)

2012-05-13

「ライカM モノクローム」なるもの

00:40

f:id:ilovephoto:20120513222734j:image:right ライカカメラから「DAS WESENTLICHE in Tokyo」という発表会を、5月10日にドイツベルリンマスコミ関係者を500人招いて開き、日本でもいち早くその新製品を紹介するからと見に来ませんかと案内をいただきました。人数に限りがある予約制だというので、即日電話で申し込みました。そこでダメ元だと思い、新製品とは何ですかと聞くと、その日までお待ち下さいという、当然の答えが返ってきました。そこでいろいろと探ってみると、海外のWebサイトにはでているようで、モノクロ専用機のM型ライカとコンパクトのX2だというのです。僕は、最近勘が鈍ったのか、新技術を理解できなくなったのかわかりませんが、X1の改良機はあっても、モノクロ専用機のM型ライカというのはまったく理解ができず、“まさかそんなカメラがでてくるわけないよ”と簡単に一笑に付してしまったのです。ところが、ヨドバシ.comから10日の午後“【号外】ライカ新モデル「ライカM モノクローム」「M f2.0/50mm ASPH.」「X2」発表!”と連絡がきたのです。時代は変わりました。ライカカメラだけでなく、日本のニコンキヤノンヨドバシ.comから第一報が入るのです。まずは価格の発表と予約の受注なのですが、スペックや性能もかなりくわしく書かれていることもあります。

f:id:ilovephoto:20120513222852j:image:right そこで「ライカM モノクローム」なるものが新製品として存在することがわかったのですが、それでも僕の頭では、たぶん初期のデジタルカメラのようにカラーフィルターがないのだろう。結果としてベイヤー配列の4組の色フィルターがない分だけ高解像度のデータが得られるのではとうぐらいは理解はできるのですが、この時期あえてモノクロ専用機登場の意味が理解できないのでした。というのも僕のデジタル撮影においては、まずはカラーで撮影して、その後にモノクロデータ化したり、カラーデータのままプリンターのドライバーでモノクロを作りだせばいいと考えているのです。フィルムカメラの時代には、撮影に持参するフィルムは黒白にするか、カラーにするか、カラーはリバーサルかネガかと悩んだものですが、デジタルだととりあえずカラーで撮影して、最終的な出力時にモノクロを選べばいいという考えです。これにより、撮影前の悩む負担がかなりなくなりました。よく、通常のデジタルカメラの撮影モードをモノクロにしている人がいますが、聞くと、撮影に対する気合い入れ方の問題だとかいうのです。この辺も僕には理解できません。実際僕は、同じカットを必要に応じカラーとモノクロの2種類をプリントして、イメージに合う方を選ぶという方法をとっています。

f:id:ilovephoto:20120513230626j:image:right ということで、ここまでは頭で考えたこと、ここから先は、まずは現物をじっくり見てからにしようと発表会に出向いたわけです。もちろん公式HPにはそれなりの詳細は載っています。発表会で実物を見て写したのが右上の2枚です。ライカMモノクロームボディそのものに、やはり新製品のApoズミクロンM50mmF2ASPH.を付けてあります。ライカとか赤色ロゴマークとか一切はいっていなく、機種名もアクセサリーシューの右側に入っているだけです。例外として後ろ肩にうっすらと“LEICA CAMERA MADE IN GERAMANY”と書かれているくらいで、かなりプロ好みに徹したというか、高級な趣味性が高いデザインです。撮影された結果ですが、ライカカメラ社のHPからダウンロードできるサンプルデータと同じ絵柄の大型プリントを見る限り、かなり解像感のあるプリントなのです。ではどのくらいベイヤーのフィルターがあるものと違うのかというと、そこは難しいようです。Foveon的な計算で行くと4倍ということになりますが、そこまでは行かないのではということです。ただし、確かに解像感は高いのですが、いずれにしても最終プリントの大きさ、どのようなプリンターを使うかによっても異なるわけです。右上は、絞りF2開放(1/45秒、ISO 800)でライカカメラ社の日本スタッフの方を写させていただきました。レンズは、ApoズミクロンM50mmF2ASPH.でして、拡大するとシャープな感じはよくわかりますが、この大きさでは、ボケ具合とモノクロ感しかわかりません。f:id:ilovephoto:20120513232037j:image:rightそこで、ApoズミクロンM50mmF2ASPH.をカラーで撮影したらどうなるだろうかというのが右の写真(F2・1/45秒、ISO 1250)です。ボディはカラーが撮影できるようにとM9ですが、モノクロ同様、撮影条件と拡大率からするとボケ具合はわかりますが、ほかはわかりませんね。なお、ライカM モノクロームでの撮影は、DNGデータで行われ、Photoshopで展開し、JPEG保存したら、グレースケールデータでした。今回ライカカメラ社のスタッフは、ApoズミクロンM50mmF2ASPH.の描写の紹介で、bokeh(ボケ)という言葉を使いましたこれも、興味あることです。また、ライカMモノクロームには、RGBカラーフィルターはついていないが、赤外線カットフィルターはついており、赤外線写真を撮影したい人にはM8をお勧めするということでした。

 もう1つ。興味あるのはニュースレリーズに以下のような記述があるのです。

ライカ モノクロームプリント」ライカM モノクロームをご購入いただいたお客様には、ネットプリントサービス「Whitewall」と提携して撮影したモノクロ写真を高画質にプリントできる特別サービスをご提供します。ライカホームページでユーザー登録後に、お客様ごとに専用のリンクから「Whitewall」にアクセスして、モノクロ写真を高品質なバライタ紙にプリントしていただけます。(日本での対応につきましては詳細は未定です)

 これは大変注目されるサービスです。最近日本では、デジタルで撮影して、インクジェットフィルムに出力してデジタルネガを作り、密着でバライタ印画紙にプリントするという技法が流行っていますが、Whitewallというラボにはデジタルデータからフィルム出力ができるLightjetはあっても、ダーストラムダと同じようにカラーペーパー出力に使っているようです。ところが、発表会ではレーザープリンターにより黒白銀塩のバライタプリントに仕上げるというのです。これは、ちょっとしたニュースです。Whitewall社のHPを見てもかなり手広くやっているのがわかります。

f:id:ilovephoto:20120513233621j:image:right 当日はこのほかに、ハッセルブラッドHレンズをライカS2に使うための「ライカSアダプターH」(写真右)が発表されましたが、その場にはマミヤM645用、マミヤRZ用、ペンタックス67用のアダプターも展示していました。これは、推測でしかありませんが、今後ライカカメラ社からでてくるカメラはかなりマウントアダプターを意識して展開されるような感じがしました。それを裏付けるかのように、2012年9月にドイツケルンで行われるフォトキナでは、5,000平米のホール1つをライカカメラ社が占有使用する、2009年にライカRシステムは採算が合わないために撤退したが、Rレンズを見捨てたわけでなく、フルサイズで何かできないか現在模索中だというのです。これはRカメラファンにとっては朗報だし、かつてのRレンズユーザーにとってはレンズが甦る可能性が高くなったわけです。それがどんなカメラかは、時間の経過を待つより仕方がないでしょう。

 さて、今回のライカMモノクロームはヨドバシ価格で90万円、ApoズミクロンM50mmF2ASPH.は70万円となっていますが、ポイントバック分を除いても高価であることは事実ですが、発表会の会場でお会いした方々の感じを聞いていると、こういうクラスのカメラもあっていいのではと思うようになりました。高いからじっとがまんして買うとか、カメラはそういう夢のものであってもいいのではと思ったわけです。それと、会場で何人かの方に「写真にこだわる」のブログをやっている方ですねと、声をかけられました。見ず知らずの方々からですが、顔写真付きだからわかるのかも知れませんが、ライカ好きの方々が読まれていたのですね。ご愛読感謝いたします。ますます身を引き締めてかからなくては、と思った次第です。(^。^)

 そこで最後にクイズ。ApoズミクロンM50mmF2ASPH.レンズの正面文字の刻み方がいままでと違うのですが、どう違うかわかりますか?

2012-05-10

スカイツリーを凧で空撮

09:57

f:id:ilovephoto:20120508215319j:image:right 僕は一昔前、カイトフォトグラファーとして頑張っていた時期がありました。しかし最近は、地上で撮影することに宗旨変えしてからもう10年以上経ちます。そんなある日、20年以上前に凧で長い期間苦楽をともにしたテレビプロダクションであるクリエィティブネクサスの若いスタッフの方から電話をいただき、いま話題のスカイツリーを凧で空撮してもらいたいので誰かを紹介して欲しいというのです。こういうときは、その当時から、地域と内容によって凧写真仲間を紹介していましたが、最近は皆、高齢化というか興味の対象が他に向かってしまい、すっかり凧写真からは身近な人は足を洗ってしまったのです。とはいっても当時一緒に動いたスタッフを思い出すと、何とか協力してあげなくてはということになりました。そこで思いたったのが日本カイトフォトグラフィー協会の室岡克孝さんです。室岡さんは多くの人が宗旨変えしても何のその、時間があれば東京武蔵野市にある都立武蔵野中央公園で凧揚げに勤しんでいます。紹介してから幾日か経ったある日、室岡さんから連絡がきました。どうやら撮影に成功して、テレビ放映されるようです。さすがテレビです。タイトルは「どこまで見える?スカイツリー中央線の旅−−凧から見たスカイツリー」、ミッション「武蔵から634を撮る」ということだそうで、5月5日風速5mで、武蔵野中央公園から六角凧を約150m揚げて、30km先のスカイツリーをキャッチしたというのです。撮影は、リコーGR-1で内蔵のインターバルタイマーを使ったというのです。右上の写真はそのときの写真のようですが、室岡さんが番宣の印刷物をスキャンしたときにモアレが発生したようです。とにかく成功の報に、僕もほっとしました。放映は5月17日PM9時、NHK TV BSプレミアムだそうです。興味のある方はご覧下さい。ところで、この武蔵野中央公園ですが、開設のころから、紙飛行機と凧揚げが認められています。それもそのはず、ここはかつての中島飛行機の工場跡地だったのです。飛行機工場跡地だからということで単純に飛びものOKということでなく、公園は草の生えた原っぱがほとんどで、聞くところによると住民の要望として原っぱであることや凧や紙飛行機を飛ばすことを認めてもらっているそうです。

2012-05-04

曽根陽一さん写真展より

23:37

 写真家の曽根陽一さんが「Naked Flower」−花の極私的エロス−というタイトルで銀座三愛ビルのリコーのリングキューブで5月2日から13日まで写真展をひらいているという案内をいただいたので見に行ってきました。曽根さんと知り合ったのは、遠い昔、当時月刊カメラマンの編集長であった三留さんがぜひよろしくと、何度か夜の新橋で紹介してくれたのが最初でした。それ以降、ロシアカメラやさまざまな縁で何度かおつきあい願ってきました。

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f:id:ilovephoto:20120504223118j:image:right 今回の写真は、リコーのGRデジタルを使って日中シンクロして撮影したというものですが、「Naked Flower」−花の極私的エロス−というタイトルの“Naked Flowerは裸の花”とでも訳すのでしょうか、それぞれが日中の炎天下に撮られたとは思えないほどなかなか妖艶な感じの写真ばかり60点です。僕は、曽根さんに作品を解説してもらいながら、「それぞれに力が入っていますが、マクロをお得意としたレンズシャッター式コンパクトのGRデジタルの機能を存分に活かした表現ですね」とかいいながら見て歩いたのですが、興味あることを聞きました。なんでも今回展示の作品60点すべてにリコーにより価格が付けられ、プライスリストが配布されているというのです。そうですか、これはおもしろいということで、曽根さんお気に入りの作品の前で記念写真を撮らせてもらいました。さらに、その記念写真に写っているプライスリストの一部を縮小コピーして掲載してみました。それによりますと、左の写真2枚が各20万円で、右の写真が40万円なのです。一般写真ギャラリーでの作品展で、価格がついているのは特に目新しいことではありませんが、メーカーギャラリーで各作品にチャリティーでなく、価格を付けたのは新しい動きだと思うのです。ちなみにリングキューブの価格は、半切相当の10万円からで、全紙相当の20万円、倍全相当が40万円といった感じでしょうか。リコーは、国内外のアートギャラリーが写真作品を販売するフォトフェア「Tokyo Photo」に過去2回ほどリングキューブとして参加しているので、その延長線上にある動きかも知れません。メーカーギャラリーでの展示作品販売、今後どのように展開されていくのでしょうか。興味は尽きません。