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最近はオーディオブログです

「バディストーリーの構造学」番外編

スタジオジブリ
主人公(宮崎吾郎):無垢で会社レベルでは強い(ただし主人公は植木屋だった)。智恵と善性を担当。幼少時から父親にいじめられていたという設定がある。
バディモンスター(鈴木敏夫):最初から最強。力と悪性を担当。無個性だが印象的セリフと生誕の謎をふりかざすインタビューで観客動員数を牽引。
背後構造:「ジブリのお世継ぎ問題」


◆ネットマーケティング
主人公(ブロガー):無垢で広報レベルでは強い(ただし主人公は無自覚だった)。智恵と善性を担当。幼少時から鬱屈していたという設定がある。
バディモンスター(Web2.0マーケティング):最初から大勝利。力と悪性を担当。無個性だがトラックバックと内容の謎でソーシャルブックマークを牽引。
背後構造:『涼宮ハルヒの憂鬱』『時をかける少女』『アイドルマスター


らき☆すた
主人公(こなた):序盤からかなり強い部類。オタ勉強して成長と探求を行う。ボケとツッコミは双方で担当。
バディモンスター(かがみ):主人公とほぼ互角。オタクの逆(一般人としての矜持を保つ)がストーリーを牽引。その常識性が主人公の罪を象徴。
背後構造:「オタ文化」(動物化・データベース消費)


電脳コイル
主人公(ヤサコ):全くの無知からジャンプバトルの典型的な成長型(才能あるが無知)。
バディモンスター(イサコ):最強。智恵(力)を担当。個性豊か。なぜタカビーなのかという謎は最後に解ける。
背後構造:「神作画


※元ネタ
さて次の企画は - バディストーリーの構造学:「BLUE DRAGON ラルΩグラド」の失敗を分析してみる。[↑B]

「ワタシって腐女子じゃないけど腐女子には偏見ないの!」

というアピールが新たにサブカル女子的な「ワタシって特別!」に使われるようになった。この場合、腐女子周辺の話題にそもそも関心がない人はこんなアピールをしない。腐女子周辺の話題に関心があるが、腐女子とは違うという差別化のために、このようなアピールが必要となる。

アニ研連の上映会

きみにとどけてれぱしー - アニ研連53回上映会[↑B]
1994〜95年ぐらいの頃にアニ研連の上映会に行っていたんだけど、パロディばかりで面白くないから行かなくなった。パロディがいけないという訳でなくて、ひねったものではなく、その時々に流行っていた話題を取り入れたかなり安易なものが多かった。パロディ作品が流れると会場ですごいウケるんだけど、オリジナルが流れると大変静かなお行儀のいい会場に。なので、パロディが多いのは、YouTubeニコニコ動画のせいでないと思われる。
そういえば、この上映会で千葉工大制作の『LS-1』を見た記憶があるなあ。

これって「Forza2痛車ばかりでゲームそのものについては取り上げられないことに対する憤り」に近いのかどうかしらん

アニメは見るだけと敷居が低いので、それで本編に興味を持って実際に見る人はいるけど、ゲームは敷居が高く、実際にプレイまで至る人が大変少ないので、ユーザーのストレスはもっと溜まると思われる。しかも、Xbox360なんてマイナーハードだし…。
アニ研連の上映会のレポートがあったのでメモ
(一応)秘密の感想コレクション[↑B]

『MOONLIGHT MILE』はデジタル制作だった

マンガノゲンバ[↑B]
NHKの『マンガノゲンバ』を見ていたら、太田垣康男氏が出ていた。
高校時代、ガンダムが好きで、メカをいっぱい描いていたそうで、その当時に描いた絵が紹介されていたのだが、その頃から上手かった。そういえば、あまり言われないし、ガレージキットなど立体化もされないけど『MOONLIGHT MILE』のメカデザインは結構魅力的。アニメのメカのような見栄きりはないものの、重機的な実用一点張りさがかっこいい。特に米宇宙軍が使っているロボット兵士ガーディアンは動かすと映えそう。アニメ版だとガーディアン出るのかな?
当然SF漫画を描きたかったのだが、SF漫画を描くと5年喰えないと言われていたので、ひたすら普通の漫画を描いていて、人間を描く訓練をし、やっと『MOONLIGHT MILE』を描いたそうだ。
表紙はCG使ってるなーというのがよくわかるけど、本編もデジタルだったとは。ペンとトーンのアナログ仕上げだと思っていたので意外。そういえば、太田垣康男氏が原作で作画が太田垣氏関係者?なこのフロントミッション漫画は、本編がかなりデジタル感があった。

Front mission~the drive~ (ヤングガンガンコミックス)

Front mission~the drive~ (ヤングガンガンコミックス)

太田垣康男 - Wikipedia[↑B]
単体でペンで仕上げた絵をPC上でコマとして組み合わせていた。Wikipediaではペンを使っていないと書いてあるが、ペンは使っていた。ただ、鉛筆での絵もかなり整理された線だったので、ペンを使わない時があるかもしれない。
※録画を見直したところ、つけペンは使っていなかった。コントラストのはっきりした線と薄い線が一緒に見えたので、てっきり鉛筆画にペン入れしていると勘違いしてしまった。画像からみると、鉛筆で描いたラフ画を元絵にし、トレス台を使って、鉛筆で仕上げているみたい。
来週は島本和彦氏が出演するようだ。