国際親善試合 日本vsラトビア(△2−2)
ガゼッタ・デッロ・ヤマルト
GK 土肥洋一(FC東京) 6.0
2失点は喫したが、前半35分のカウンターからのベルパコフスキスのシュートを右手一本でのファインセーブするなど好プレーを披露。DFラインの裏のスペースのカバーリングにおいても良いものを見せた
DF 茂庭照幸(FC東京) 5.5
全体的に無難にこなしていた印象が強いが、DFラインからの攻撃へ移るときのフィード面でもう少し工夫が欲しかった
DF 田中誠(ジュビロ磐田) 6.0
的確なカバーリングでラトビアの攻撃の芽を摘んでいた
DF 駒野友一(サンフレッチェ広島) 6.5
前半は何度も高い位置でボールをもらい日本のサイド攻撃にリズムを与え、カウンターからの1対1の場面にも無理に飛び込まず冷静に対応していた。後半はやや運動量が落ちパフォーマンスが下がったが、全体的には合格点を与えていいデキだった
DF 中田浩二(マルセイユ) 5.5
右サイドの駒野が攻撃的にプレーしていた分、やや守備的にバランスをとりつつ左サイドでプレーしていた。だか、後半途中に3バックになって本職のボランチにポジションを変えた後、後半終了間際に同点ゴールに繋がる不用意な中央への横パスを出してしまったプレーはいただけなかった
MF 稲本潤一(ウェストブロミッチ) 6.0
ダイヤモンド型の中盤の底でまずは守備重視のプレーでチームに貢献。味方へのショートパスでやや軽率なものが何本かあったがピンチには至らず、相手選手への激しいスライディングも見せた。また、後半9分にはドライブをかけた惜しいミドルシュートを放ち存在感を示した
MF 中田英寿(ボルトン) 6.0
豊富な運動量でチームの攻守のバランスをとりつつ、DFラインへの細かい指示を出すなどのキャプテンシーを発揮。前半5分の高原の先制ゴールに繋がる縦パスを出したプレーは出したのは流石だったが、自身でシュートを撃てる場面でもパスを選択するシーンが何回か見られたので次戦ではもう少し攻撃的にいって欲しい
MF 松井大輔(ル・マン) 6.5
キレのあるドリブル、判断の早いパス、フィールド全体を使った的確なポジショニングで日本の攻撃のリズムを生んでいた。また、前線からの守備でも労を惜しまなく目を見張る活躍だった。今日のデキを持続すれば代表でのレギュラー定着も夢ではない
MF 中村俊輔(セルティック) 6.5
チーム最多の5本のシュートを放つなど攻撃面で日本の司令塔としての役割を存分に発揮した。松井同様に守備での貢献も大きかった
FW 柳沢敦(メッシーナ) 6.5
前半11分にラトビアDFの甘いクリアボールを拾ってエリア手前から強烈な惜しいボレーシュートでチャンスを作り、後半にはエリア内で鋭いドリブル突破で見事にPKをゲットした。また、サイドに流れてボールを受けて起点になるプレーや、味方へのスペースをつくるプレーで持味を発揮していた
FW 高原直泰(ハンブルガーSV) 6.5
前半5分に中田からの縦パスを受け40メートル近くはあるであろう距離からのロングシュートを見事にラトビアのゴールに突き刺した。全体を通して前線でクサビとなるプレーも好評価
《SUB》
FW 大久保嘉人(マジョルカ) 6.0
なかなかボールが彼の足元にこずプレー機会が少なかったかもしれないが、少ないチャンスでも果敢なドリブル突破、惜しいエリア手前からのシュートを放つなどある程度の存在感は示すことができた。次戦では少なくとも45分間はプレーさせてチャンスを与えて欲しい
MF 三都主アレサンドロ(浦和レッズ) 5.0
追加点をとるために後半途中にブレーカーとして投入されるも、目立った活躍はできなかった。また、彼の守備のあたりは弱すぎる
DF 坪井慶介(浦和レッズ) 4.5
中村との交代で守備固め目的で投入されるも、マークしていたルビンスに振り切られ同点ゴールを決められ役割を全うできなかった。合流して間もなくフィジカル面が完全でなかったかもしれないが、悔やまれる内容だった
FW 鈴木隆行(鹿島アントラーズ) ―
出場時間が短いため採点不能
MF 本山雅志(鹿島アントラーズ) ―
出場時間が短いため採点不能
《監督》
ジーコ 6.0
同点に追いつかれたたのは誤算だったかもしれないが、松井という新たなオプションを発見でき、ある程度ダイヤモンド型の中盤が機能したのは大きい。次戦のウクライナ戦では、ラトビア戦の先発メンバーのままで行くのか、小野・三都主あたりをスタメンに戻すかの采配は見物