兵庫県西宮市神楽町にある、JR西日本の駅。
2007年3月18日に開業。
西宮駅と芦屋駅との間(西宮駅から1.5km、芦屋駅から2.3km)に建設された。
方向別複々線となっているが、さくら夙川駅は普通列車が運転される内側線のみにホームが存在する、島式ホーム1面2線の高架駅である。
この駅の設置については特殊な経緯があり、JR西日本の新駅は基本的に地元請願駅であることが多いのに対し、この駅はJR側から自治体側に話を持ちかけて設置が決まった。
なお、駅建設予定地の真下を通る県道の拡幅工事の付帯工事という扱いであり、建設にあたっては国からの補助金が出た。
阪急電鉄夙川駅、阪神電鉄香櫨園駅からともに徒歩5分程度の距離にあり、両駅ともにさくら夙川駅の設置を受けてダイヤ改正を行い、特急や区間特急などの優等種別を停車させるといった対抗策を打ち出した。
ちなみに、「さくら夙川駅」の駅名は、夙川沿いが阪神間でも有数の桜の名所であることに由来し、駅舎のデザインも夙川の流れや夙川公園の桜をイメージしたものとなっている。また、接近メロディーにはコブクロの桜の曲の一部が使われている。