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ウィキペディア日本語版

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うぃきぺでぃあにほんごばん

実を言えば「アメリカのサイト」

ウィキペディア日本語版は、多言語展開するフリー百科事典ウィキペディアにおいて、日本語で運用されている百科事典である。

サーバアメリカにあり、運営母体はウィキメディア財団である以上、「アメリカのサイト」といっても間違いはないのだが、言語が日本語であり、参加者のほとんどが日本語話者であることから、「日本のサイト」であると思い込んでいる人も少なくないようだ。あくまで「日本語のサイト」「日本語版」であって、「日本版」でも「日本のサイト」でもない。

日本語版と他の言語版

大多数の日本人の常として、英語を読むことはともかく、英語を書く・話すといった行為には、不自由を感じる人が多い。それゆえ、他の言語版との交流は、英語が堪能な人たちだけに限られやすい。ウィキメディア財団や本家である英語版の動向に全く関心を持たない、あるいは関心を持つ必要性を認めない人も多い。それでも(あまり)困らないのは、日本語版としてかなり大幅な「自治」を認められているからである。

「自治」は時に暴走する危険も秘めている。たとえば、日本語版ではGFDLの解釈が異様に厳しく、要約欄の記載が不備だとたちまち削除依頼に出されてしまうが、他の言語版ではもっとおおらか(あるいは、イイカゲン)だという話がある。しかしその真偽を確かめようとしても、言語の壁が立ちはだかる。

幻の日本協会

ドイツフランスなど2010年現在は20を超える国・地域にユーザによる現地法人Wikimedia Chapters, 国別協会)が設立されているが、「日本協会」は現在のところ存在しない。Metaで呼びかけがあったときには、20人以上の賛同者が集まったが、その後、特に目立った動きはないようだ。一つには、日本に現地法人を作っても他国とは異なり、寄付行為に対する免税措置を受けることが困難であると予想される事・その反面、訴訟を受けるリスクは増す危険があるため、支部を作ろうと積極的に動くコアユーザーがほとんど存在しないためである。したがって、「日本協会」も「代表者」も「責任者」も―もちろん「最高責任者」も―日本語版には存在しない。

なお Chapter を支部と呼ぶ人がいるが、国別協会はウィキメディア財団とは別個の組織なので誤り。インドのように国別協会と財団支部(2011年開設予定)の設置が別々に計画される場合もある。

2ちゃんねると日本語版

2ちゃんねるの影響は少なくない。プラス面としては、非公式な情報共有のツールになっているという点であろう。紛争になっているページや、荒らされたページへのポインタが示され、関心を持った人がそれに対処する。あるいは、この記事はどう編集すべきかといった真面目な議論も散見される。2ちゃんねるのスレッドが発端となって有力な執筆者が参加することも、可能性としてはありうる。

マイナス面としては、2ちゃんねるの常として、匿名による個人叩きが制御不能となる・あるいは個人の写真や情報が晒される・といった点で、そういった事に嫌気が差してウィキペディアから遠ざかるユーザーが発生する虞がある、などの面である。

また逆に、そうした2ちゃんねらー達の一連のイタズラを嫌って、ウィキペディアに2ちゃんねる関連の項目を作成する事を認めない・または望ましくない、とする執筆者たちも少なくない。

→こうした一連の反省を含め、「2ちゃんねるWiki」・あるいは「モナペディア」(現在は休止中)などのような、2ちゃんねるに関する情報を専門に集積したWikiも立ち上がってはいるが、いずれも本家Wikipedia日本語版ほどの人気・認知度は無い。