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コキール

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こきいる

「coquille」=帆立貝の貝殻型・皿料理のこと。フランス語。「コキーユ」ともいう。寝取られ男の「コキュ」(=COCUE)と混同しないこと。
風吹ジュンの映画にも1998年作品にスナック物;『コキーユ 貝殻』とあるし、風俗エステ店に「手コキーユ」というのがあったりするが、勿論ギリシア神話の昔から貝に女性器のイメージはあったし、ボティチェリの『ビーナス誕生』がまさにそうだし、日本を文明国にした猿田彦は貝から生まれ・貝に挟まれて死ぬのだが、原初の食器(皿)であったし、やがてソクラテスの「貝殻追放」となり、エコを考えた古代ギリシアの連中はやがて貝殻をやめて元々「土」の陶片(=オストラコン=ostracom)に更えてしまう。それで今では「オストラシズム」(=ostracism)(=陶片追放)としてしか知られないが、前哨段階では貝殻をメモ用紙に使った(ちょうど日本の木簡のように)。
更に日本では蛤〔はまぐり〕を使った、右貝を自貝〔じがい〕・左貝を出貝〔だしがい〕と呼ぶ一対の絵が描かれた「貝合わせ」、「貝覆い」があったが。そして「アワビ」は片思いゆえ婚礼の席には不適当とか、いやそうじゃなくて祝儀のフラグとして添付する「熨斗」は「アワビの干物」ゆえ神聖で・縁起のいいものなのだ、などと諸解釈にまで発展する。(落語にそういうのがある。)
元々地続きだった英仏間のドーヴァー海峡周辺で古代からケルト民族はブルタ−ニュ地方の「ピエ・ド・シュヴァル」(=馬の脚)というカンカルの特産のカキを食べ、陸地にはストーンヘンジを造り、海中には水中遺跡を作っていた(勿論、古代)。→2004年の春に『世界・ふしぎ発見!』でヘルム−ト・トリブッチが自著;『蜃気楼の楽園』の内容を自らネタバレさせて話題になった。
そもそも「カキ・牡蠣」いうが、この「コキール」から転じたものなのだ(蘭語を通じて)。

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