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黒部峡谷鉄道

地理

黒部峡谷鉄道

くろべきょうこくてつどう

黒部峡谷鉄道株式会社は、富山県黒部市に本店を置き、富山県黒部川沿いの宇奈月駅欅平駅間20.1kmで黒部峡谷鉄道本線を運営している鉄道事業者で、関西電力の完全子会社*1である。

1971年5月4日設立

概要

全線単線電化で、軌間は762mmの特殊狭軌*2である。車両総数は320両(機関車29両、客車134両、貨車155両、特殊車2両)*3で、いずれの車両数とも中小私鉄では第1位である。また、旅客用の客車には普通客車(オープン型)、リラックス客車(窓付)、特別客車(窓付)の3種類がある。

黒部峡谷は冬期の積雪が多く、雪崩の危険性も高いことから、普通鉄道で唯一、冬期(12月〜5月初旬)に運休する。

沿革

1926年、日本電力(日電)が黒部川沿いの電源開発を目的として宇奈月駅〜猫又駅を開業させたのが始りで、1937年に現在の終点の欅平駅まで開通した。建設用の資材や作業員の輸送専用鉄道だったが、登山客や一般観光客からの乗車希望が絶えなかったので、「便乗」という形で乗車を認めることにした。「便乘劵」(=乗車券)には「生命の保証をしない」旨が書かれていた。*4

この鉄道は1941年10月、日本電力から日本発送電に、1951年5月、日本発送電から関西電力に引継がれた。

以降も、乗客の増加と地元の強い要望があったことから、1953年11月に「地方鉄道法」による営業の免許を受けて正式に営業を開始したが、現在でも、一般旅客を乗せる列車とは別に、沿線にあるダム・発電所の資材運搬専用列車が走っている。

その後さらに、旅客輸送が増加し、サービス体制の充実、運転保安体制の確立を図ることを目的に、1971年5月、関西電力の子会社として設立された鉄道専業の会社としての黒部峡谷鉄道株式会社設立地方鉄道事業の譲渡許可を受け、1971年7月1日より営業運転を開始した。

接続路線

宇奈月
富山地方鉄道本線(宇奈月温泉駅)
欅平
関西電力黒部専用鉄道?(原則として関西電力関係者以外利用不可)

主要株主

*1:社章は関西電力のマークとレールを組み合わせたものになっている

*2:いわゆるナローゲージ

*3:2012年6月現在

*4:便乘劵の実物が、宇奈月駅前の黒部川電気記念館に展示されている