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総合政策学部

一般

総合政策学部

そうごうせいさくがくぶ

設置されている大学

総合政策に関連する学部の一.

慶應SFC総合政策学部中央大学FPSなどに端を発し、関西学院大学南山大学をはじめ、現在多数の政策・情報系学部と呼ばれる学部を持つ大学が存在する。

現在、学生によって政策情報交流会が毎年開催され、学生間の連携が行われている。そこでは「総合政策とは何か」という根本的な問いが問われ続け、明確な答えは出ないでいるのが現状である。

背景

科学・人文科学のギャップの深刻化している。自己破滅に繋がる現在の科学には科学者倫理的責任があるとの指摘がある。そこで、New Humanism,新しい形而上学が期待され、機械論的でない新しい教育方法とTrance-disciplinalyな研究方法が必要であり、専門を超えた教育機関が必要でないかということで設立された、通底の学問を目指している学部である。


日本語的な総合政策の定義。

環境問題貧困問題など、専門分化した個々の学問・既存の個別専門分野では解決不能な問題を多様なバックグラウンド・柔軟な複数の視点を持った人材の養成によって解決しようと設立された学部。単なるInter-disciplinalyではなく物事をTrance-disciplinalyに解決しようというコンセプトが「総合」の意味するところである

また、「政策」の意味するところとしては、「現代社会をめぐる様々な問題を解明しその対策や回避・緩和方法を考え、新たな制度設計を目指す」といった、問題解決を主眼に置くというコンセプトがある。既存学問の理論が先行するのではなく、具体的問題の解決を出発点に、問題構造の把握・問題に関連する学問分野の把握・問題解決方法の提案までを担える人材の育成という性格が、現行の縦割り学部とは全く異なる点として挙げられる。


解説

海外,特に米国で言うところのPolicy Science Department。例えば、スタンフォードにThe International Policy Studiesが存在する。

本来は、法のコンセプトとシステムについて理解したうえで、問題解決のための幅広い素養を身に付け「Policy making」のプロを養成することを目的に設立されていたのだが、現在日本では「総合」の一人歩きや、広く浅く学んでいるだけで偏向で浅はかな教養学部化していると揶揄されるなどの課題が目立つ。

政策とは

「Policy making」というのは、政治家法律家のかかわるいわゆる「政策立案」関係にとどまらず、社会問題経済問題・政治問題などの「複雑に絡み合った問題の改善案を提案」できる人材の育成とそれに必要とされる多岐にわたる分野の知識の習得が主なコンセプトとされている。

多様性

特に総合的な一般教養プログラムを見て「選択肢が広いから、やりたいことが見つかるだろう」といった安易な判断で入学したりといった、政策立案やPolicy makingに全く興味のない学生が多いのも事実。また、大学によって目指す「総合政策像」が全く異なっているため、法学部等既存の学部に比べ、同じ総合政策学部でもカリキュラム等も非常に異なっているのも特徴。


コンセプトとアプローチ

現代社会における複雑な問題の解決のために、従来的な縦割り深掘り型で「真理を追究する学問」の体系から離脱し、個別の問題構造の把握と解決をしようとする学問。

従来的な縦割り深掘り型で真理を追究する学問体系から離脱し、個別の問題構造と解決に重きを置くことに特徴がある。

総合政策学が目標とすること

  1. 様々なレベルにおける社会的・経済的・政治的な問題の理解
  2. 倫理規範にのっとった現実的な解の集合の樹立

さまざまな関連した学問を総合し、それらから実質的な知を抽出する方法を学ぶことを目標とした学問体系が模索されている。