対岸の彼女

読書

対岸の彼女

たいがんのかのじょ

角田光代の小説。初出は『別册文藝春秋』(2003年11月号〜2004年7月号)

第132回直木賞を受賞。選評等は『オール讀物』(2005年3月号)に掲載されている。



オビの文言は次の通り。

《大人になれば、自分で何かを選べるの?

 女の人を区別するのは女の人だ。既婚と未婚、働く女と家事をする女、

 子のいる女といない女。立場が違うということは、ときに女同士を決裂させる。》



《おとなになったら、友達をつくるのはとたんにむずかしくなる。働いている女が、子どもを育てている女となかよくなったり、家事に追われている女が、未だ恋愛をしている女の悩みを聞いたりするのはむずかしい。高校生のころはかんたんだった。いっしょに学校を出て、甘いものを食べて、いつかわからない将来の話をしているだけで満たされた。けれど私は思うのだ。あのころのような、全身で信じられる女友達を必要なのは、大人になった今なのに、と。 角田光代



[DATA]

2004年11月10日 第1刷発行

著 者 角田光代

発行者 白幡光明

発行所 株式会社 文藝春秋

印刷所 凸版印刷

製本所 加藤製本

定価(本体1600円+税)

ISBN4-16-323510-8