武内宿禰

読書

武内宿禰

たけうちのすくね

●309〜?。300余歳まで生きて、3代の天皇に仕えた。

●まるでユダヤ教;『旧約聖書』のノアの洪水までのアダム以下10代なみの長寿――といっても彼らセトやメトシュラは900歳も生きたのだが――である。アダム以下10代にも365歳で死んだ「エノク」というのが居り、これが一番「夭折」(?)なのだが、それ並ということになる。

●他に日本の長寿といえば、武蔵坊弁慶と共に源義経に仕えた常陸海尊が居るが、徳川家康の側近;天海が調査した奥州の「残夢」という、源平合戦にやたらと詳しい異様異形な者は、その海尊であることを認めたという。

儒学者;林羅山も『本朝神社考』でこのことを記録しているが、そうなるとこの常陸海尊は実に500年もの歳月を生き抜いたことになる。

常陸海尊は枸杞の実いりの御飯を好んで食べたので、それが長寿の秘訣なのは間違いないが、武内宿禰の場合はどうも「息長」〔おきなが〕とか「息吹」〔いぶき〕と呼ばれる、神道流の独特な呼吸法気功に因ったらしい。

平群女郎〔へぐりのいらつめ〕は奈良県生駒郡平群町付近を本拠地とした豪族で、この武内宿禰の後裔氏族と伝わる。