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龍勢

一般

龍勢

りゅうせい

古代ロケット式花火のこと。材質は竹など。本職の花火師ではなく、素人が作ることが多い。

打ち上げに失敗しても泣かない。

龍勢とは、「椋(むく)神社秋の大祭」に奉納する神事として、代々伝承され続けてきた「手作りロケット」のことです。

櫓にかけて打ち上げる様が、龍の昇天の姿に似ていることから龍勢と呼ばれています。これは、ロケット推進の噴射によって300〜500メートルの高さまで上昇するもので、土地の古老より構造や火薬の取り扱い方などを伝承した若衆が製造します。

伝承技術の相違によって28流派あり、それぞれが独自の工夫をこらすため、各龍勢も個性的なものに仕上がります。観客が打ち上げの成功を一喜一憂する中、15分おきに35本の龍勢が打ち上げられます。

祭事日:10月第二日曜日

時 間:9:00〜17:30

場 所:椋神社境内より観覧

朝比奈龍勢は、朝比奈地区を中心とし3年に1回 行われています。そのの始まりは、古文書によれば明治12年までさかのぼる事ができます。

朝比奈龍勢の打ち上げは、戦前は2年に一度、戦後は3年に一度行われました。基本的に豊作の年だけに打ち上げる習わしになっていたようです。なお現在では、小園、宮島、新舟、笹川、殿、野田沢、羽佐間、桂島などから13の龍勢連が六社神社の祭典に合わせて打ち上げられています。

朝比奈龍勢の製作は女子禁制で、男手だけで行われ、製作に関してはマニュアルというものがなく、すべて先輩たちからの口伝えで行われています。

龍勢の発射台は、高さ19メートルの櫓が2基組まれます。龍勢は発射台にロープで引き上げられると、点火されます。 導火線を伝って火が一気に駆け上ると、龍勢は白煙を吐いて勇壮に秋の空へ飛んでいきます。

昭和46年を最後に住宅化などの諸般の状況からとうとう草薙でも中止されてしまいました。私が小学6年生の時でした。しかし、先輩たちの努力で技法の記録保存が県の自治体に注目され、文化財保護法に拠り昭和59年3月静岡県選択無形民族文化財に指定され再開しました。

流星(リュウセイ:多和田)

流星は、戦国時代の狼煙が今に伝わったとする説や、もともと攻撃用の武器であったとの説がある。竹筒に黒色火薬を詰めて点火し、その噴射推進力で150〜200m上空にまで打ち上げることができる。明治期に入って、パラシュートや日傘を天空に舞わせる鑑賞的なものに変わってきた。かつては多和田以外に飯・能登瀬・箕浦・西円寺でも作られていたが、今では当字のみにその技術が伝承されている。本町・米原町・山東町で結成されている流星保存会は、滋賀県の選択無形民俗資料に指定されている。