ホンダの2ストロークエンジン搭載のバイク。
50cc、80cc、150cc、250ccの市販型と、250cc、500ccのWGP車両のものがある。
50ccのNSRはNチビなどと呼ばれる。
最も有名なNSRの市販車である250ccは87〜96年にかけて生産され、
と、4世代がある。88年式と89年式は区別される場合が多く、理由としては88年式のほうがパワーがあったためと言われている。ただ、これはあくまでバイクを趣味としている人間の常識であって、一般的には同じ車種として扱って問題はない。なぜなら外見上はほとんどわからないからである。
余談ではあるが、当時88年式はメーカーの公式発表よりも20馬力以上パワーがあったため、消費者団体から抗議があったらしい。
MC18にはSTDとSPのグレードがあり、MC21、MC28はSTD、SE、SPのグレードがあった。
外見上から見てわかりやすいのはMC28のプロアーム(ホイール片持ち)だが、実際にはMC21のガルアームのほうが剛性はよい。現在ホンダの最新型スーパースポーツCBR1000RRもガルアームに似たスイングアームを使用している。
カラーリングで有名なのはロスマンズカラーとレプソルカラーである。どちらもSP車両。編集者個人としてはMC28のSP車両のHRCカラーが好みである。
同世代、同方向性のバイクとしてはYAMAHAのTZR250シリーズ、FZR400シリーズ、SUZUKIのRG250Γ(ガンマ)、RGV250Γ、GSX-R400シリーズなどが挙げられる。また、同メーカーでNSR250R前後の世代で同方向性のバイクとしてはNS250R、NS400R、VFR400R、RVF400などがあげられる。