『日本会議の研究』の黒幕は、「生長の家」現総裁・谷口雅宣氏か?


日本会議叩き本『日本会議の研究』への情報提供、
および扶桑社からの出版の「黒幕」は、
生長の家」の現総裁・谷口雅宣氏である可能性が高い。



日本会議の研究(菅野完著)』という本が話題になっています。

http://hbol.jp/25122

取材に基づく部分は概ね事実かと思いますが、
筆者の主観が出る箇所は出鱈目が多いと思われます。
この本の特徴は、一般会員では知り得ない情報が多過ぎることです。
情報元は多分、谷口雅宣派でしょう。


これは情報戦の一種なので、
日本会議側が、自ら全てを説明することは出来ません。
只でさえ貧弱な経営資源を「火消し」に消費していたら、
運動も組織も衰亡してしまうからです。



①何故、出版元が「扶桑社」なのか?

谷口雅宣氏のコネによる可能性が高い。


左派を利する内容の書籍ならば、他にもっと強力な出版社を選ぶことが出来ます。
朝日新聞社講談社岩波書店……選び放題です。
この本を出版したがる左派系出版社は、沢山あるはずですし、
菅野氏にコネがあれば、それらから出版していたはずです。
何故なら、例えば岩波文庫のような権威のあるシリーズに入れて貰えれば、
後世への影響力は絶大になるからです。

本来なら、扶桑社という弱小出版社を、わざわざ選ぶ必要はありません。
右派と言われる産経新聞社の子会社であり、
企業体質が弱く経営状況も良くないフジサンケイループの出版社ですから、
いつ廃刊になってもおかしく無い。

ですから、今の場合、扶桑社で出すしかない、扶桑社しか当てが無かった、
と考えるのが妥当と思われます。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B0%B7%E5%8F%A3%E9%9B%85%E5%AE%A3

Wikipediaによると、谷口雅宣氏には産経新聞社での勤務経験があるようです。
扶桑社の社員に顔が利く可能性は高い。



②何故、「2016年の今」なのか。目的は?


(左派系暴力団体「しばき隊」から分派したと言われる)菅野完氏の目的は、

「政治運動に関わる人の個人情報を丸裸にして、身動きが取れないようにすること」
現代日本人の宗教アレルギーを利用して、一般人を保守運動から遠ざけること」
憲法改正の阻止」

あたりと思われます。


が、黒幕と思われる谷口雅宣氏(65歳)の目的は、単なる私怨と思われます。
同世代の「生長の家」出身の保守運動家達に、
分派で教団を弱体化させられたという
「恨み」を持っていることが一因ではないでしょうか。
高齢になってきた谷口雅宣氏が、人生最後の賭けとして
内ゲバ」に走ったのかもしれません。

「生長の家」内紛――谷口雅宣派vs谷口雅春派


生長の家」は、2代目以降左傾化が進み、緩やかに分派が進みました。
詳細はwiki等にあると思います)。

ニューソート」といった単語についても、10年前とは比較にならないほど記述が充実している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E9%95%B7%E3%81%AE%E5%AE%B6


宗教団体「生長の家」の内紛は、長く静かに続いています。
具体的には「谷口雅宣氏」vs「谷口雅春派(谷口貴康氏)」という構図です。


つくる会」や左派の内ゲバとの違いは、双方とも「宗教人」なので、
表面上はニコニコしていなければならない、ということです。
険悪な表情と言葉で戦争している宗教団体に、
「癒し」を求めて入信する人などいません。



生長の家は、日本国内ではパッとしませんが、
ブラジル人を騙して荒稼ぎしている模様です。
http://www.nikkeyshimbun.jp/2016/160416-c1especial.html
生長は元を辿ればプロテスタントの亜流なので、
日本型多神教文明にそぐわない一神教的な価値観を核に持っています。
その分、一神教圏では受けやすいのかもしれません。

最近は、原宿にあった教団本部を売却して、
山の中に集団移住したと言われています。
新しき村」を気取っているのでしょうか。


「本を読めば病気が治る」などと主張するカルト集団が
原始共産主義に走って日本の非武装化を煽った挙句、
分派した昔の仲間を恨めしく思って共倒れさせようとしている……
とすれば、日本会議より遥かに悪質であるように思えます。

日本会議とは何なのか?――保守陣営の「ナショナルセンター」


①保守陣営の「ナショナルセンター

左派における、日教組自治労に相当します。
情報や経営資源を集約して発信する中央集団です。

ただし、(公職追放以来)日本の右派の経営資源は非常に微弱なので、
現在の戦力比は大体1000:1とも言われています。

彼我の資金力には、今も絶望的な差があるので、
同じ方法で、保守が左派に反撃することは不可能です。

左派は、官公庁や教育機関、放送局など、
現在も日本の基幹部分のほぼ全てを占拠しているので、
堂々と全てをさらけ出して活動しても、
社会的、経済的に干される心配がありません。

が、逆に、保守であることを明かすと、
仕事上干されて食べていけなくなる可能性が高い。
教職員や公務員などは、その典型です。



②内部での「布教」は、禁止されている。

宗教団体だけで無く、
様々な種類の多くの団体が協力しているので、
各団体が信者の奪い合いや勧誘を始めたら、
組織が成り立たなくなります。

以前、ある支部で「幸福の科学」が
勧誘に近い行為を行いましたが、制止されました。



③内部で深刻な対立を起こす政治問題は、取り扱うことが出来ない。

例えば「原発問題」は、推進派も反対派も強力なので、
組織が真っ二つに割れてしまいます。
(大雑把に言って、推進派は企業人、反対派は宗教人および女性が多い)

また、「経済問題」も、「戦前の権力者の子孫」等の富裕層と、
低階層の草莽では、考え方が正反対です。

敢えて言うなら、保守に限らず現在の富裕層や権力者達には、
昔の武士や貴族のような
「君臣徳義論」「ノブレス・オブリージュ」が欠けています。

舛添都知事のような言行不一致の権力者の説教など聞く耳持たない、
というのが、格差社会の底辺の本音です。



④宗教関係者の識別は不可能

誰がどの宗教の信者なのか、信者では無いのか、といった識別は、
本人の自己申告しか判断材料がありません。
「信者だ」と自称している場合はともかく、そうでない限りは、
「信者かどうかを判定する、検証可能な確実な証拠」は無い。

蛇足ながら、これは、
誰が共産党員なのか、そうでは無いのか、
といったことにも言えます。
ですから、こうしたたことは、
その後の「行動」で本人が示し続けるしかありません。



統一協会は、日本会議とは全く無関係。

http://hbol.jp/49526
国際勝共連合および世界日報は、
高齢化もあって、現在殆ど影響力を持っていません。
実働兵力は幸福の科学などよりも遥かに少ないと思います。