2012-01-22
■[Wii][☆☆☆]気分はちはやふる!?「感じ」の良さを鍛える新感覚パーティゲーム『キキトリック』

アニメも好評放送中の、異色の競技かるた漫画『ちはやふる』。この作品の中で主人公「千早」は「感じ」が良い、つまり読み手の発する声のほんの一文字目を聞くだけで、その先に続く文字を予測し即座に反応できる、先天的に耳の良い選手として描かれている。
先日任天堂からWii用に発売された『キキトリック』は、つまりそんな「感じ」の良さを楽しく鍛えられるパーティ向けソフトだ。
- 自分が「耳と手だけになる」熱い対戦モード
このソフトでプレイ可能な対戦ゲームは以下の5種類。(他にもおまけの隠しゲームが多数収録されているようだが、全てのモードを解禁していないのでここでの説明は省く)
1.ソラミミカルタ:このゲームの基本、ノイズだらけの音声(初音ミクの音声を更に聞き取りづらくしたもの、と言えばわかりやすいだろうか)から何を言っているのかを判断し、画面に表示される4枚の札から正しいものを選択する対戦ゲーム。
2.電器店:スピーカーから流れる一つの音声が、テレビ画面に表示される4つの映像のどれから発せられているのかを瞬時に判断して選ぶ対戦ゲーム。
3.サーカス:ノイズ混じりではない音声、ただし次々と連続で聞こえる単語を聞いて、画面に表示される8つの札を撃ちぬく60秒限定のシューティングゲーム。
4.売店:工事現場や美術館といった特殊環境音の流れる中で、来店する客の指示したものを正確に聞き取って販売する売店のおばちゃん体感ゲーム。
5.工場:「ワン」と「ニャー」から成る音の組み合わせ(「ワンワンニャー」「ニャーワンニャー」など)を正確に記憶して、素早く対応するボタンを押す(「BBA」「ABA」など)瞬間記憶ゲーム。
どのゲームも「耳に入った音を頭で理解し指で反応する」という一連の動作を様々なゲームの形で体感することができる。対人戦は本当に熱く、集中していると自分が耳と手だけになるかのようなプレイ感覚は他のどんなゲームでも味わった事がない。『ちはやふる』で描かれる競技かるたを私はプレイした事がないのだが、このプレイ感覚はずばり競技かるたのそれに近いんじゃないかと思う。
そしてこれら様々なゲームモードの中でも、電器店モードが大のお気に入りだ。何せ数百種類の映像はアニメも実写も入り混じったカオスなもので、特に実写映像の素人撮影らしいシュールさは、テレビ番組に例えるなら『タモリ倶楽部』の空耳アワー、ゲームなら『ルーマニア#203』に通じる馬鹿馬鹿しさがある。
- 欠点は対戦モードが最初から遊べないこと
対戦モードは前述の通り大変面白いのだが、この対戦モードが最初から遊べないのがマイナスポイント。5種類のモードを出現させるには、このソフトのメインモードである「ノイズ君となかまたち」という、ノイズ音声聞き取りモードをひと通りクリアしなくてはならないのだ。このモードも最大4人で遊ぶことができるのだが、「音声を聞きとって何を言っているのか当てる」だけでは競技性も達成感も低いので多人数で熱中できるというほどでもない。そして一人遊んでもそんなに……。これだけで1〜2時間はかかるし、私の場合サブゲームの「ミミプロ」モードも同時に進めていたので3時間以上かかった。対戦モードをオープンするためにこれだけかかるのはちょっと酷だ。
- パーティーゲームとしては最高、ぼっちはお断り
2012年1月22日現在、Amazonに投稿されているレビューを見ると☆5つが2件、☆3つが1件、☆1つが1件と綺麗にバラついており、プレイ環境による面白さの違いが明確に表れている。見た目のクセの無さ、すぐに覚えられて熱中できるゲームシステムは『安藤ケンサク』クラスなので、多人数で遊べる環境にいる人なら、パーティーゲームとしては新鮮で面白いので重宝するはず。反面、一人でしか遊べない人がこのソフトをプレイしたら虚しくて死にたくなるかもしれない。
このゲームは対戦モードが解禁されてからが本番。「ノイズ君となかまたち」モードをやり抜いて、是非人を呼んで対戦に興じてみてほしい。絶対熱中して、自然と「感じ」が鍛えられるはずだ。4時間遊んだ私はもちろん充分に鍛えられた!……と言いたいところだが、「サーカス」モードを遊んでいる途中で耳がショートして頭が真っ白になるので、まだまだ千早にはなれそうもない。一緒に遊んだ弟にまで「頭のコアが足りてないんじゃない?」と罵られる始末。千早を目指して、そして脳内コア増量のために、まだまだ遊び込む必要がありそうだ。
2012-01-15
■[3DS][☆☆☆☆]爽快感を追求した新世代フライトシューティング『エースコンバット3D クロスランブル』

3DSのモニタの奥に広がる抜けるように青い空と海。ミサイルで破壊した敵機に飛び込むと耳をつんざく豪快な爆音。エースコンバットと抜群に相性の良い「立体映像」「立体音響」を武器にした『エースコンバット3D クロスランブル』はこれまでのエースコンバットとは一味違う。もちろん、3DSなら当たり前の機能だけが売りじゃない。これらに加え、これまで積み上げてきたゲームシステムに入れた2本のメス「1プレイの短時間化」「マニューバシステムの投入」が功を奏し、シリーズ随一の爽快感を誇る新世代のフライトシューティングに生まれ変わりを果たしたのだ。
- 原点回帰し1プレイを短時間化
エースコンバットシリーズは多くの作品が発売されているが、PS1で発売された『エースコンバット3』までと、PS2で発売された『エースコンバット04』以降の間に大きな隔たりがある。これはPS2のハードスペックを活かした結果、『04』以降は1ステージが広く、敵数も多くなった結果、プレイ時間も飛躍的に伸びたのだ。もちろんステージが広くなったことでリアリティが格段に向上したのだが、『3』以前のテンポの良いゲーム性は薄れ、20分かかっても落とされたら最初から……という嫌な緊張感は増していった。
しかし最新作は携帯ゲーム機向け。ソーシャルゲームに慣れたゆるいゲーマーも短時間で達成感を感じられるように、電車に乗っている短時間でもできるようにと製作者が考えたからか、はたまたハードスペックの限界からか、『3』以前のコンパクトなステージにまとまっている。『3』からシリーズに入った身としては今回のテンポの良いステージ構成は大歓迎だ。
- マニューバシステムの投入
かつて『R:RACING EVOLUTION』というレースゲームがあったのだが、このゲームで生まれたプレッシャーゲージシステム―敵車の後ろにくっつくことでゲージをためて、ゲージがたまると敵車がミスをして抜きやすくなる―という画期的な発明は、その後『スカイ・クロラ イノセン・テイセス』におけるマニューバシステムに引き継がれた。『スカイ・クロラ』では敵戦闘機の近くを飛ぶとゲージがたまり、ボタンを押すと華麗な宙返りをしてピッタリ敵の後ろに付くことができる。そこで機銃ボタンを押せば簡単に敵機はあの世行きだ。
スピンオフとして発売された『スカイ・クロラ』から今回、本編である『エースコンバット3D』にこの「マニューバシステム」が移植された。しかし『スカイ・クロラ』には機銃がないからこそプレイヤーを補助するために投入されたシステム。ロックオンミサイルができるエースコンバットで使えたら簡単になりすぎるのでは?と遊ぶまでは思っていた。遊んでみると……やっぱりすごい簡単になっていた(笑)。でもこの簡単さは嫌じゃない。短時間で空戦の爽快感を味わいたい時に、逃げ続ける敵機に対してロックオンできない時のストレスを感じるのは不釣合いだ。3DSというハードで出る以上今作で初めてシリーズに触れる人も多いだろうし、難易度が低くても空を飛ぶ楽しさは普遍。今回のマニューバシステムの投入は正解だと思う。
- シリーズ随一の爽快感
3DSならではの迫力と、短時間化、マニューバシステムの投入で、本作はシリーズ随一の爽快シューティングゲームに化けた。敵機を引きつけてマニューバで避けて(マニューバには上記の攻撃用マニューバ以外に回避用マニューバもある)、敵機が前に出たところを撃墜、更に後続の敵機もマニューバで回避して撃墜、の2連コンボを決めた時の脳汁ドバドバ感は、ちょっとこれまでのエースコンバットでは味わったことのない快感だった。
惜しむらくは、海外のパッケージが最悪(『アサルト・ホライゾン・レガシー』というタイトルなうえ、『アサルト・ホライゾン』のイラスト使い回し……)、国内の体験版配信が発売直前なうえに起動回数制限が極端に少なく、製品版では豊富なオプションも体験版では試せない、などなど売る側にやる気を感じないところ。なんとかこの面白さが広まって、据え置き機のシリーズとは別系統として、3DSの爽快感追求エースコンバットシリーズが今後も続いて欲しいところだ。
2012-01-09
■[ゲームオブザイヤー]2011年の一番面白かったゲームとは?

2011年もいろんなゲームが発売されました。誰もが全てのゲームを遊べるわけじゃないので、人によって「一番のゲーム」は様々だと思います。ただ、2ちゃんねるの「今年プレイして面白かったソフトを3本挙げて」スレで作成されたランキングを見ると、多くの人が面白いと思ったゲームが見えてきます。
531:名無しさん必死だな:2012/01/02(月) 21:52:51.75 ID:HFgzJqm30
あけましておめでとうございます。
>>520まで、2011年内の投票分のTop10は以下の通り。
1. ゼルダの伝説 スカイウォードソード (任天堂/Wii) 134票
2. モンスターハンター3G (カプコン/3DS) 117票
4. The Elder Scrolls V: Skyrim (Bethesda/PC,360,PS3) 99票
5. スーパーマリオ 3Dランド (任天堂/3DS) 78票
6. Gears of War 3 (Microsoft/360) 39票
10. 戦国無双クロニクル (コーエーテクモ/3DS) / ラストストーリー (任天堂/Wii) 22票
最多得票作品はMH3Gとの激しいデットヒートを制したゼルダSS。最後までもつれた3位争いはマリオカートが1票差で逃げ切り、スカイリムは惜しくも4位に。10位を戦国無双クロニクルとラストストーリーが分け合い、Top10と言いつつ11作品になりました。
532:名無しさん必死だな:2012/01/02(月) 21:54:00.39 ID:HFgzJqm30
12位(19票)以下35位(5票)までの結果はこちら。
12. 時オカ3D 19票
13. 引ク押ス 18票
14. ゼノブレイド 16票
15. Forza4 15票
16. Portal2 13票
17. ファミリーフィッシング / バットマンアーカムシティ 11票
19. カービィWii / Mass Effect 2 / FF零式 10票
22. デッドスペース2 / ゴーバケ / クロスブラッド / クリエイトーイ 9票
26. 円卓の生徒 / デビルサバイバーOC / ソニジェネ白の時空 / セインツロウ3 / カグラ / FF13-2 8票
32. メタルマックス2R 7票
35. 洞窟物語 / デビルサバイバー2 / CoD MW3 5票
13位の引ク押スはDL専売の廉価タイトルとしては最多の18票を獲得。個人的には名前も知らなかったクロスブラッドが9票を集めており、集計のために調べてみたら面白そうだったので買ってみようかと思っています。
533 :名無しさん必死だな:2012/01/02(月) 21:57:26.58 ID:HFgzJqm30
38位(4票)以下50位(3票)まで。このあたりから集計がいい加減です。
38. 無双OROCHI2 / ワンダと巨像HD / ラジアントヒストリア / メトロイドフュージョン / フロッガー3D / ひらり 桜侍 / ノーラと刻の工房 / テイルズオブエクシリア / シュタゲ / インスタントブレイン / DOAD / BF3 4票
50. 二ノ国 / 逆転検事2 / ラビラビ外伝 / マインクラフト / バイオマーセ3D / ドラキュラHD / シレン5 / ガンダムEX / インファマス2 / アイマス2 / PSPo2i / MHP3 / LA-MULANA / DDFF 3票
534 :名無しさん必死だな:2012/01/02(月) 21:58:08.05 ID:HFgzJqm30
64位(2票)。
64. 俺屍R / レイディアントシルバーガン / リッジ / メビウスオンライン / マリギャラ / ペルソナ4 / ファイアーエムブレム新紋章 / ひゅ〜ストン / パワポケ14 / パワプロ2011 / パイロットウイングスリゾート / ネプテューヌmk2 / ニンジャガ2 / ドンキーコングリターンズ / トレンチ / ドリームクラブZERO / ドラゴンエイジ / デウスエクス / セインツロウ2 / スパ4AE / スパ4(3DS) / スターフォックス643D / クロノトリガーDS / グランナイツヒストリー / イナイレGO / アンチャ3 / あつめて!カービィ / アキバズトリップ / Rewrite / RAGE / LAノワール / KOF13 / ICO / HALO:CEA / FF14 / FF13 / EDF:IA / DQ9 / DQ123 / CoD BO 2票
このほかに 1 票の作品 (104位タイ) が 184 作品ありますが、書ききれないので割愛させてください。
さて、2011年に発売したゲームの中で特に面白かったものをランキングにすると、個人的には以下の通りとなりました。
据え置き機
携帯機
据え置き機用と携帯機用を同列に評価できないので、それぞれで好きなタイトルを書いてみました。
据え置き機1位パンドラの塔 君のもとへ帰るまで』は新規タイトルにしては非常に完成度が高く手堅くまとまっていたので。20時間程度と、アクションRPGにしては短いプレイ時間も個人的には○。あと能登麻美子さん演じるヒロインがかわいい。2位の『エスカトス』は、根底にはWS用シューティング『ジャッジメントシルバーソード』の血が流れていても、新たなグラフィック、音楽、スコアシステムを携えて、全く新規のシューティングゲームとして楽しむことができたので。シューティングが下手な僕でもクリアできたのは嬉しい。3位『キャサリン』は、正直言ってもう二度とあんなマゾゲーは最初からやりたいとは思わないけど、苦労の果てに辿り着いたエンディングが本当に素晴らしくて。ドキドキして先が気になるストーリーと、達成度は今年No.1。
携帯機1位は『マリオカート7』。空と海を交えたコースデザインが新鮮で秀逸。レトロスタジオのファンなので、ついにメジャー作品にレトロスタジオの実力が示されたのが嬉しい。2位『リッジレーサー3D』は、誰が何と言おうと3DSロンチで一番好き。旧作のコースが多いものの、新規3コースがどれも良コースなので満足。CPUの性格が悪いのが難だけど、PSP版の抜く気を感じないバカCPUよりは戦ってる感じがして好き。あとサウンドトラックが良盤。Vita版のことは知りません。3位の『ひゅ〜ストン』はダウンロード配信ソフトながら、ソフトの少ない3DS初期にもっとも3D表現の迫力を教えてくれた佳作。クリアするだけでも骨が折れるけど、すれ違いでどんどん更新されるランキングを見るとスコアアタックにも熱が入って楽しい。他にも『引ク押ス』『クリエイトーイ』など、3DSには良作配信ソフトが多くて嬉しい。
本当は、据え置き機ランキングに『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』、携帯機に『スーパーマリオ3Dランド』が入りそうなものだけど、残念ながら冬コミ参加直前のドタバタでプレイできず。また、『シュタインズゲート』『ゼノブレイド』も今年プレイしたのですが、今年発売のゲームではないので外してます。
『パンドラの塔』『マリオカート7』以外、2ちゃんねる作成ランキングではどれも低評価となってしまいましたが、好きなものは好きなんだからしょうがない。今年も自分だけが好きなゲームをガンガンプッシュしていきたいと思います。
2012-01-04
■[C81]『ウィーゲー』ご購入頂いた皆様ありがとうございました!

明けましておめでとうございます。
昨年末は『ウィーゲー』という人生初製作の同人誌を抱えて人生初のコミケ出展に挑戦をしてみたところ、想像以上に多くの方が当サークルへ足を運んでくれました。購入して頂いた皆様、ありがとうございます。
それなりに苦労して作ったので、読んだ方のうち一人でも、この本で紹介したゲームに興味を持って、実際に買って遊んで、感動してくれたら、なんて思っています。読んだ感想・今後に向けた要望などは、左のTwitterアカウントへのリプライまたはDM、あるいは奥付記載のメールアドレスに送ってくれたりすると筆者はとても喜びます。
とりあえず同人誌製作が一段落ついたので、今後は以前の週一の更新ペースに戻していきたいなー、と思いながら積みゲーの山と1月のゲーム発売スケジュールを眺めながら絶望していますが頑張ります。
ちなみに1月購入予定のゲームは以下のとおり。
1/12 3DS:エースコンバット3Dクロスランブル(ファミ通限定版)
1/19 Wii:キキトリック
3DS:リズム怪盗R
1/26 360:アーマードコア5
2011-12-25
■[C81]任天堂ハード専門誌 『ウィーゲー 2011年12月号』

サークル「SD3」として、コミックマーケット81にて新刊『ウィーゲー 2011年12月号』を頒布します!
- スペース:12月29日(1日目) 西ひ09a
- 頒布価格:300円
時代に逆行したWiiオンリーのレビュー本となっています。
素敵な表紙イラストは928さん、キュートな挿絵はポンコツさんに描いて頂き、伝説の同人ゲーム雑誌Ni主宰のヤマタケくんをはじめ、初緑くん、古斗さんにもゲスト原稿として参加して頂きました。
またレビュー記事以外にも「マイナーパーティーゲームNo.1決定戦」と称して、5本のパーティーゲームをクローズアップ。こちらは無限ビールクラスタからaki_55pさん、omoro_さん、tori_kiziくんの三名に協力して頂きました。
巻末には、evil07さんとS_keizくんを巻き込んで行なった発禁ギリギリ座談会「深夜FPS部と語る2011年ゲーム業界」を掲載。
現役Wiiゲーマーはもちろん、Wiiに埃を被せている人も久しぶりに起動したくなる、そんな内容になったんじゃないかと思います。是非当日は新刊『ウィーゲー 2011年12月号』をよろしくお願いします!





