決死の松江行き!

*決死の松江行き!
晦日から鳥取県は記録的大雪です。米子市に隠居している両親訪問のため、米子市に行こうと思ったのですが伯備線の列車(新見〜米子間)の列車はすべて運休となっていました。もちろん特急「やくも」も元日は運休でした。
しかし2日は遅れがあるものの「やくも」が運行されているということで、何を血迷ったのか予定を変更して松江市に行くことにしました♪
息子が松江好きというのもありますが・・・・。やっぱり正月を八尾市内でおとなしくしているのは私の性格に合いません(爆)!
JR八尾駅から天王寺駅関空快速大阪・京橋行きに乗り換え大阪駅に向かい、さらに乗り換えて新大阪駅に行き、「のぞみ11号」に乗車しました。
ところが車内放送で「伯備線乗り換えのお客様へおことわりします。この「のぞみ11号」と岡山駅で接続します「やくも9号出雲市行きは運休となりました。ただし後発の『やくも11号』は運行します。詳しくは岡山駅の係員までお尋ねください」。
最初はヒヤっとしましたが「まあ11号が運行されるんだったら1時間岡山駅でゆっくりできるけ〜なぁ〜」と呑気に考えていました。
しかしいざ伯備線のホームに下りると「やくも号」は確かに止まっていますが、これは1時間遅れの「やくも7号」とのことです!
この後の「やくも11号」は2時間遅れの13時ごろの発車予定らしいですので、すかさずこの「やくも7号」に乗車!
駅員も「指定席の通路に立ってもらっても構わない」と言っていましたので、混雑を避けて先頭寄りの指定席の最後尾の席と壁の間の空間に座り込みました!
11時15分頃に岡山駅を発車しました。この時点で「やくも7号」の遅れは1時間10分となります(笑)。
それにしても床に直接座っているので足が冷たいっちゃ〜!おまけに背中も冷えてきました。保温肌着を着ているので多少はマシですが♪
鳥取県内に入ると確かに雪は多いものの、驚くほどではありません。米子市内が心ばかり山の中より多いような?
典型的な「里雪」でしょうか?
米子市の降雪量は昭和38年(1963年)の「サンパチ豪雪」をも凌ぐ量だったみたいで(汗)。
なお米子駅で多くのお客が下車しました。ただし境線も全面運休ですので、境港駅に行って「水木しげるロード」を訪問するのは不可能です!

米子駅出発後、ようやく立ち客はいなくなりました♪
しかし信号がなかなか青にならず、ここでも時間の消費が進んでしまいました。

ようやく米子駅を発車しました!
上記の写真は米子駅の西寄りにある貨物駅です。
そういえば伯備線内の駅で、EF64が牽引する貨物列車を2本見ましたが、最初の1本は機関車がパンタグラフを2本とも降ろして寝ていました。2本目は「やくも」の退避だったみたいで。
この雪害は物流にも悪影響を与えています!

安来駅を出発して、松江駅まであと少しと迫った荒島駅揖屋駅間で踏切異常があり、緊急停車し、運転手が下車して安全確認を行うという問題も生じました。
車が1台止まっていて、人も数人集まっていましたが、何があったのでしょうか?
ここまで来れば松江駅まで10キロ余りです♪

松江市内に入りました♪
併走する国道9号線は大渋滞です!
米子駅まではまともに座れん状態でしたが、渋滞中の車をごぼう抜きしている時は汽車電車で良かったと思います。
もっとも私達も結構遅れていますが・・・。

ようやく松江駅に到着しました!
本来なら13時34分に松江駅に到着予定でしたので、40分以上は軽く遅れています。

特急「やくも」号はリニューアルされて「ゆったりやくも」となっています。
以前は速達型で米子駅岡山駅を最速1時間57分で結ぶ「スーパーやくも」がありましたが、「スーパー」は廃止されて今では逆に車内の快適さを売りにする「ゆったりやくも」が主になっています。
しかし米子駅までは全然「ゆったり」でなかったっちゃ〜!
なお車体にはマスコットも描かれており、緑の方が「やっくん」(薬丸裕英とは無関係でちゅ)、桃色の方が「ももちゃん」です。
出雲神話に出てくる「勾玉(まがたま)」を図案化したのでしょうか?

「やくも7号」が終点出雲市駅に向けて発車です!
それにしても腹が空きました。良く考えたら朝も昼も食っていないもんで(笑)。

松江駅構内にある喫茶店に入って私は「エビフライランチ」、配偶者は「カツカレー+サラダ」、息子は「ベーコンサンドイッチ+オレンジジュース」を食べました。
大エビ3匹のフライを久しぶりに食べましたが、結構ボリュームがあります♪
まあ無事に松江市について良かった♪

松江冬景色♪(1)


*松江冬景色♪(1)
八尾市から多少遅れたものの、時間的余裕を持って松江市に着くことが出来ました♪
松江駅前のホテル「東横イン松江駅前店」に荷物を置いて松江市内を散歩です!
さすがに歩道は雪で隠れており歩きづらいです。でも何やかんや言っても私は鳥取市で生まれ育っています!不思議と雪道の歩き方は体がしっかりと覚えています♪
松江市の象徴の一つとも言える「松江大橋」から大橋川を撮影、西に行けば中海につながっています。
松江市大阪市と同じように「水の都」です!
イタリアのベネチアもそうですが。なおベネチアは配偶者と二人で新婚旅行の時に訪問しました♪
右にある日立の看板がいい味を出しています♪

松江大橋の北側です。
真ん中に小さく松江城が写っています。分かりますか?
松江駅から松江城まで2キロ離れていますが雪のため、大橋川以北の「橋北(きょうほく)」に行く度胸がありませんでした。
やっぱり雪道を歩くのはエライっちゃ〜!
実際汗をかきました(笑)!

「橋北」進出はあきらめて、大橋川の南側である「橋南(きょうなん)」散策にしました♪
松江大橋からは島根県、いや山陰地方一の高層ビルである「山陰合同銀行(ごうぎん)」本店ビルが見えます。
なお右側の橋は「宍道湖大橋」で、橋の向こうは言うまでもなく宍道湖です。
大昔は宍道湖大橋は有料でしたが現在ではもちろん無料です♪
大橋川にかかる橋では一番宍道湖寄りです!

ごうぎん本店ビル前です!
1月2日にもかかわらず、最上階(14階)の展望台見学は可能みたいです。
専用エレベーターで展望台に行くことができます♪
民間企業の展望台なのに、それも無料で!
鳥取県人は高いところが本当に大好きなので(爆笑)!!

展望台に着いたら守衛さんがお出迎えです♪
ごうぎん本店展望台東側からは「大松江」の景色が楽しめます。
山陰の中心都市であり、国の出先機関や大企業の支店が多々あるだけに、それにふさわしい街の雰囲気が手に取るように分かります!
さらに松江市松江城武家屋敷、小泉八雲旧居など観光資源に枚挙の暇がありません!
松江駅前の観光案内所も独立した建物で立派だし、鳥取市みたいに鳥取駅構内に掘っ立て小屋みたいな観光案内所を設けているのとは全然違います。
私も松江の人と話をするときは「鳥取市で生まれ育った」と言い、話題の切り込みにかかります。
松江の人と話していて思うのは「お城があること」を誇りにしているように感じ取られます。鳥取市でも二の丸再建とかという話は昔からありましたが、再建してもよほど忠実に再建しない限り、松平家親藩である「本物」の松江城には勝てないでしょう。

大阪城も城の形をしたビルみたいなもので・・・・、だって江戸時代にエレベーターなんてないでしょう(汗)?
ただし大阪城の場合昭和初期に「大阪の町に城がないのは寂しい」ということで、当時の大阪市民の浄財で建設された、「真の市民のお城」と言えます!

南側からは宍道湖の名勝の一つである「嫁ヶ島」が見えます♪
宍道湖の西端に沈む夕日と、その夕日に照らされる嫁ヶ島の姿は日本有数に「夕日百景」と言えるでしょう♪

展望台北西の松江しんじ湖温泉側です♪
眼下には宍道湖大橋があります。1回でいいけぇ〜松江の名旅館である「皆美館」に泊まりたいっちゃ〜。
なお1泊最低2万5千円だけど(笑)!
しかしこの角度では松江城が僅差で見えません!!

展望台にはこのような豪華なソファーなどの応接セットが置かれていました♪

松江城」については特別な撮影用覗き窓がありました。
ここから松江城天守閣を撮影しました。
でもなぜこのような窓を作ったのでしょうか?どうせなら展望台北側もガラス張りにすりゃー良かったのに。
構造上の問題でしょうか?
一通りの景色を見たので下に降ります。
守衛さんに「大晦日は初日の出を見る人が多かったですか?」と質問、「いや〜大雪で初日の出どころではありませんでした」とのこと。
バカかマツケン!お前だって大晦日の朝まで鳥取市におって、激しい吹雪を体感しとっただろ〜!
同じ山陰地方である島根県松江市の天気も同じということぐらい分からんだかー(爆)!

松江冬景色♪(2)


松江冬景色♪(2)
山陰合同銀行(ごうぎん)本店ビル展望台から下界に降りて来ました♪
ごうぎん本店ビル近辺は昔ながらの松江の街並みが広がっています。
鳥取市は大地震や大火で、古くから城下町の名残はほとんど吹っ飛びましたが、松江市は現在でも城下町にふさわしい街となっています!
写真は「出雲ビル」で、結構歴史があるビルみたいです。鳥取市で言えば智頭街道にある「五蔵園薬局ビル」みたいなものでしょうか?
なお五蔵園薬局ビルは鳥取地震鳥取大火を耐え抜いた値打ちあるビルであり、現在保存のための募金活動がされています。

出世稲荷神社」という、素晴らしい名前の神社があったので思わず参拝しました♪
願い事は八尾市のマンション近くにある渋川神社の分所と同じような内容です(笑)!
それにしても出世稲荷神社とは良い名前です。
もっとも私はおそらく今以上に出世することはないと思いますが・・・(爆)♪

松江駅のビル前にあった漫画「ギャートルズ」のオブジェです。
左はマンモス、それを狩る「ゴン」、右は死神装束の「ゴン」でしょうか?
アニメ「はじめ人間ギャートルズ」の「マンモスの輪切れ肉」、本当に美味しそうでした♪
作者の園山俊二さんは松江市の出身で、園山さんの故郷松江市に対する思いについての説明書きもありました。園山さんも1993年に逝去しています。
なお私の父が「ギャートルズ」の大ファンで、アニメ放映中の30年以上も前、勤務先の鳥取県庁から速攻で自転車を飛ばして家に帰って「ギャートルズ」を見ていました。
今でも本人がこの話をよくしますもので・・・(汗)!

松江駅前の「一畑百貨店」です。かつての一畑百貨店松江城近くにありましたが、今では松江駅前のこの地へ移転しています♪
元々この建物はジャスコでした。
一畑百貨店の外壁にも園山俊二さんの描いた絵が大書された松江開府400周年のイラスト広告が掲げられています♪

2007年(平成19年)〜2011年(平成23年)にかけてさまざまな催しごとが行われ、さらに今年平成23年も行われることでしょう♪
園山俊二さんも没後18年、今でも郷土のために園山さんの作画が生かされているとは、天国でも喜んでいると思います。
この日は息子が「温泉に入りたい」と言うので、松江駅南にある「サウナ25」さんで大浴場+サウナに入りました♪ここにはカプセルホテルもあるみたいです。
夕食は東横イン近くの居酒屋で「モツ鍋」を食べました♪
寒いときは鍋物が一番です!息子は「ふぐ食べたい」(←贅沢!)と言っていましたが、不思議なものでモツ鍋はもちろん、付け出しや天婦羅をガツガツ食っていました!
さらに彼は「ラーメンも食べたい」と言っていましたので、モツ鍋の締めはもちろんラーメンです!
これがまた美味いっちゃ〜!!息子も大満足でした♪
実際このお店は23時以降は「ラーメン(塩ラーメンが特に売りみたいで)」がメニューに追加されます!
息子も「11時になったらまたこの店に行こう」と言っていたぐらいで・・・(笑)!
世間一般では飲んだ後の締めは「ラーメン」ですが、鳥取市では「カレー」を食うことがあります。実際私もそれを鳥取市内のスナックで体験したもので(笑)!
いくら鳥取市がカレーのルー消費量が日本一と言っても、知らないことが多いものです(爆)。
大雪の中無理して松江市に来ましたが、実際八尾市では体験できないことを息子も味わえることができたので良かったです!
箱入り息子で育てとったらイケンけなぁ〜♪