第2回関西シングルFESTA 3位入賞時使用構築
ポケモン | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 備考 |
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ポリゴン2 | 進化の輝石 | トライアタック | 10万ボルト | サイコキネシス | トリックルーム | ダウンロード |
ランドロス(霊獣フォルム) | 拘り鉢巻 | 地震 | ストーンエッジ | とんぼ返り | 大爆発 | |
ギャラドス | ギャラドスナイト | アクアテール | 地震 | 挑発 | 竜の舞 | |
ガルーラ | ガルーラナイト | 猫だまし | 捨て身タックル | 冷凍ビーム | 大文字 | |
スイクン | オボンのみ | 絶対零度 | ハイドロポンプ | 冷凍ビーム | 追い風 | |
ギルガルド | 弱点保険 | 影うち | 聖なる剣 | 剣の舞 | キングシールド |
予選6勝2敗の2位通過、トーナメント16名からの準決勝で敗れ、3位決定戦で勝利。
九尾杯で4位→準優勝と2回連続入賞した際のパーティをいじくった形。(クチート→ガルーラ、カイリュー→ギャラドス)
上記のクチートカイリュー入りだと最近少しずつ増えていると感じるポイズンヒール+ビルドアップ、岩石封じorローキックのキノガッサに対して、カイリューの偶発対面しか対抗する手段が無く、ほぼ嵌められてしまう構築でした。しかし、大会の被りポイントを見渡しても「確実に1戦は当たる」という程の数ではなく、構築のパワーを落とさず対抗をすることは出来ないか、という事で考えた結果、ガルーラを据える事に(後述)。
さらに、クチートが居なくなった事で、メガハッサムに打ち負けるポケモンが多くなってしまったので、裏択のメガポケモンとして、昨今鋼+悪技ばかりで虫技のないハッサムに積み勝てるギャラドスを置きました。ギャラドスは挑発から展開する事が出来、グッドスタッフ構築にありがちな受けループ系統や、補助技始点で展開してくるパーティが苦手という面に抵抗が出来、非常に使いやすかったです。
トリックルームと追い風、二つの素早さを操作する要素が入っていますが、どちらも単体を生かす為の技、と言うのが基本で採用しています。とは言え、中速以下に固まっている本構築では、どちらを起動してもこちらが先制しやすい状況になる為、数値の高いパワーポケモンを詰め込んだグッドスタッフ(と考えている)ながら、パーティとして機能し得る構成となったと思っています。
■個別解説
・ポリゴン2@進化の輝石:191-XX-112-172-115-72
冷静非最遅個体。
ダウンロードは単純に特防より防御に振られやすい環境と考えており、トレースよりも有用な発動機会が多いと考えました。
高耐久からのC上昇トライアタックで削りを仕掛けるのが重要な役割。
トリックルームはクレセリアなどの火力のないポケモンに投げて発動させ、上をとるか、マンムーや、ガブリアス等、冷凍ビームを予見して引いてくる、もしくは単純に2発以上タイプ一致の攻撃を耐えられる場合はトリルから展開してトライアタックで追加効果も期待しながら殴っていきます。
ターンが余った状態で退場すれば、今回採用しているガルーラや霊獣ランドロスも通常より遅めのS設定となっている為、高火力の押し付けを期待できます。
10万ボルトはギルガルドの削りやファイアロー、ギャラドス、スイクンの迅速な処理。サイコキネシスはゲンガーやフシギバナの削りとして。範囲むっちゃ広い。
マリルリ等力持ちのイカサマが余りきかない高火力ポケモンを誘いながら手痛いダメージを与える等、現環境のトレース イカサマ/冷凍ビーム/再生〜の様なポリゴン2とはまるで違う要素を備えている為、この技構成を考えて出て来るポケモンを軒並み返り討ちに出来て非常に楽しく使えました。
・霊獣ランドロス@拘り鉢巻:191-182-112-XX-132-115
ポリゴン2が起点になりやすいので、起点になりにくいポケモンとして採用。
とはいえ無効がある地震、火力が少ない技をちまちま打っていてもじり貧なので、負荷を大きく掛けられるよう鉢巻を持たせました。
物理に傾倒した環境下において単純に威嚇が強い。せっかくなので、大爆発でガルーラをはじき出すために冷凍ビームも余裕で耐えられるようにHD配分に。ちょっとくらい削れてもめざめるパワー氷も耐えられるようになってお得感。
とんぼ返りは後述のガルーラと合わせてビルドキノガッサを倒しに行きます。
・ギャラドス@ギャラドスナイト:175-194-100-XX-121-128
メガ進化前はバシャーモ、ルカリオに強めで、メガ進化するとギルガルド、ハッサムに強く当たれる為、弱点補完として非常に優秀なポケモンでした。
取り巻きに削りが優秀なポケモンが多い為、撃ち漏らしを防ぐためにAに振り切りました。
Sは一舞でゲッコウガ抜き。
カバルドンや、オーロット等展開させると面倒なポケモンのお茶を濁す為にラストの枠は挑発。
・ガルーラ@ガルーラナイト:180-161-100-78-90-125
猫だまし+捨て身タックルで等倍のポケモンを大体持っていく暴力的な火力。
加えて、キノガッサの処理ルートの1つとして採用しています。偶発対面であれば大文字で処理してしまえるのですが、他のポケモンが対面していた場合は、
ランド投げ→胞子→身代わり・ぐうぐう→ビルド・ぐうぐう→ビルド・とんぼ返り (2ビルドまでなら鉢巻蜻蛉で大体身代わり破壊可能)のフローで行動を行います。
更にもう一回眠りを引いてしまっていて仮にとんぼ返りで破壊できなくても、親子愛猫だましの1発目で破壊し、2発目で怯ませることが可能なので、身代わりを残さずガルーラが次ターンに大文字を当てる事で処理できます。早期に壊れた場合は猫だまし+冷凍ビームでも処理できます。
全体で削る方針に非常に即したポケモンで、初手で投げる事も多く、ステロ展開型のガブリアスにも強く当たる事が出来ます。
・スイクン@オボンのみ :202-XX-176-122-136-95
5世代から延々愛用している個体。配分も技もずっと変わらないです。
硬くて強い。
クレセリアが環境に蔓延っている限りは常に零度のチャンスが保証されているに等しい為、クッションから常に機会を伺っていきます。
追い風は身代わり持ちのポケモン以外には早期処理を強要させるポケモンの為、後ろに繋ぐにも噛みあっている印象。
決勝トーナメント1回戦でもメガヘラクロス対面で追い風→ハイドロポンプで退場からCの上がったポリゴン2で一掃の流れを取る事が出来ました。
ドリュウズ、キングドラがぐっと数を減らした今、追い風で抜ける範囲が実質多くなったので、微妙に使い勝手が良くなった感があります。
・ギルガルド@弱点保険:167(※オフ時は理想個体でない為165)-112-170-XX-171-58
もののけプレートでずっと使っていたのですが、151回の九尾杯決勝で弱点保険があれば、という形で押し負けてしまった為、本オフでは弱点保険を採用。
常時発動型のアイテムと比べると安定に欠ける面があり、今オフで上手く機能した対戦は正直ありませんでしたが、アイテムのおかげで選出判断する事が出来る為、その意味では特にアイテムひとつで印象が変わるポケモンであると思います。
■その他
ポリゴン2が頭一つ抜けて選出が多いですが、その他はかなりばらつき、状況に合わせた選出を行うグッドスタッフとしてはいい形に出来たのかなと思います。
通じていい成績を残せたので、出来たらどこかで優勝の日の目を見させてあげたかった構築でしたが、使い納めとして晒し。
あとビビヨンは無理です…