<ジンバブエ>拷問など調査の国連特別調査団の入国を拒否

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091030-00000067-mai-int
 アフリカ南部ジンバブエで28日、拷問や暴力の実態などを調査するために入国しようとした国連の特別調査団が、首都ハラレの空港で入国を拒否された。調査団は、2月に発足した連立政権の旧野党「民主変革運動」(MDC)党首のツァンギライ首相に招待され、約1週間調査を実施する予定だった

 特別調査官ノワク氏は隣国・南アフリカのメディアに「評価してほしくない拷問の状況があるからだ」と述べた。【ヨハネスブルク

【関連ニュース】
ジンバブエ:旧野党MDC事務所を捜索 武器保管の疑い
ジンバブエ:大統領派の暴力で被害者にトラウマ
ジンバブエHIV感染女性のサッカーチーム活躍
ジンバブエ:物価高と外貨不足で生活厳しく
ジンバブエ:連立政権危機、首相が解消示唆 テロ容疑、副農相再拘束に抗議

ノワク氏の意見にまったく同意ですね。

中国政府は「テロリスト」=調査団のウイグル派遣を−カーディル議長

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091030-00000095-jij-int
 在外ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長は30日、都内の外国特派員協会で講演し、中国政府が新疆ウイグル自治区で強圧的な取り締まりを続けているとして、「テロリストの名は中国政府にこそふさわしい」と強調。その上で、7月に同自治区で起きた暴動の真相を解明する国際調査団の派遣を改めて訴えた

 同議長はこの中で、自治区での中国語教育の強化や、自治区からのウイグル族女性の移住促進といった中国政府の「漢族化」政策を挙げ、「政府はわたしたちに自治を与えていない」と強く批判した。

【関連ニュース】
・【特集】中国新疆ウイグル自治区暴動
ウイグル騒乱が暴いた「民族政策」の大矛盾
・写真特集・中国新疆ウイグル自治区暴動
・中国石油、新疆の油田開発に2兆6000億円投資
・「圧力と見返り」併用=スーダン政策を転換

また同じ本の紹介になりますが、なんどでもアップします。

世界テロリズムマップ (平凡社新書)

世界テロリズムマップ (平凡社新書)

p153-

東トルキスタン情報センターのアブドゥジェリリ・カラカシ代表は2002年12月以下の事例を列挙して「本当のテロリストは誰か」と弾劾した

(1)カザフにあるウイグルスタン解放組織の創始者が1998年秋、自宅で襲われ翌年春に死亡した。

(2)情報センターの中央アジア地区代表が99年5月、キルギスのマフィアに拉致され行方不明となった。

(3)カザフのアルマイトで2001年5月、ウイグル人基金会の代表が、自宅で惨殺された。

(4)キルギスビシケクウイグル文化協会首席が2002年4月、暴漢に殺害された。

ウイグル独立派もこうした情報発信に努めているものの、中国当局の圧倒的な宣伝戦には太刀打ちできていない。2002年夏、キルギス政府から「今年5月にETIMメンバー2人を中国に送還したが、彼らはビシケクで米大使館などの攻撃を計画していた」との通報が米当局に入った。この情報が、米政府によるETIMのテロ組織認定を最終的に決定づけたといわれる。

その後中国、アメリカ、キルギスアフガニスタンの4カ国共同提案を受け国連もETIMを「テロ組織」と認めた。国際社会から「アルカイダ一派」の烙印を押されてしまったのである。

本当のテロリストは誰か少しでも多くの人が考えるきっかけになればと。

中国共産党が告発サイト開設、腐敗幹部の摘発へ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091029-00000926-yom-int
 【北京=佐伯聡士】中国共産党中央規律検査委員会と監察省は28日、党の腐敗幹部摘発に向けた全国統一のインターネット告発サイトを開設した。

 29日付夕刊紙「北京晩報」などが伝えた。昨年6月に全国統一の告発電話を開設したのに続く措置で、3億人以上のネット利用者から幅広く情報を集めて、深刻化する腐敗の撲滅につなげたい考えだ。

 共産党政権は、7500万人以上の党員の中から腐敗分子をつまみ出すため告発を奨励しているが、近年は民間の告発サイトが乱立状態にある。政権は、自ら全国統一サイトを設置することで、これらを誘導する狙いもあるとみられる。

 今回、党中央規律検査委や各省の規律検査部門などが2005年以来、別々に設置していたものを統一した。今後は、市や県レベルの規律検査部門も、告発サイトを整備していく方針だという。

いいニュースと思うかもしれませんが、2009/06の電話の件では
2009/06
中国、1週間で汚職告発1万7千件

http://sankei.jp.msn.com/world/china/090630/chn0906301418002-n1.htm
 新華社電によると、中国最高人民検察院最高検)当局者は30日までに、公務員の汚職や職権乱用に関する告発を受け付ける全国共通の専用電話と専用ウェブサイトを22日に開設して以来、約1週間で計1万7千件を超す告発があったことを明らかにした。

 共産党指導部による綱紀粛正キャンペーンの一環。1週間で受け付けたのは電話が1万1千件余り、サイトが約6300件で、地方での土地収用に絡む問題が最も多かったという。(共同)

関連ニュース

・ 中国指導者、土日返上で地方視察 成長率目標達成に焦りも
・ 上海で13階建てマンションが倒壊 1人死亡、返金要求相次ぐ*
・ 列車衝突で3人死亡、60人負傷 中国*
・ 「あっ、去年の映像だ!」 中国中央テレビ、ネットで厳しく批判され、編集者を解雇*
・ 豪華カジノ船、中国の領海内で非合法営業*
・ 中国 地震でないのに、建設中マンション倒壊*
南シナ海で“不沈空母”として要衝 元中国軍副総参謀長提言
・ 中国汚染粉ミルク事件、2代表の資格はく奪
・ 犬3万6000頭処分 狂犬病対策、中国で賛否
・ 「ちびまる子ちゃん」舞台劇で中国デビュー

この17,000件にちゃんと対処したんでしょうか。集めるだけ集めて何もしてないようにしか思えませんが。

思いやり予算、削減を検討=鳩山首相「透明性を確保」−衆院代表質問

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091029-00000076-jij-pol
 鳩山由紀夫首相は29日午後の衆院代表質問で、在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)について「負担をより効率的で効果的にするために包括的な見直しが必要だ」と述べ、経費の妥当性を検証することで削減を目指す考えを表明した。共産党志位和夫委員長への答弁。

 民主党は、2008年の通常国会で承認された思いやり予算に関する新特別協定に、日本側負担が重過ぎるなどとして反対した。先の衆院選マニフェスト政権公約)では直接言及しなかったが、首相は答弁で「先般の日米防衛首脳会談でも米側から『可能な限り効率化を目指したい』との発言があった」と紹介。「透明性を確保し、国民の理解を得たい」として、予算の「無駄」排除に努める方針を強調した。 

【関連ニュース】
・〔特集〕ドキュメント鳩山内閣
・〔特集〕鳩山内閣の顔ぶれ
・「潜在待機児童80万人」を解消するために
・鳩山民主党に欠落する「政治的リアリズム」
・【総選挙特集】開票結果

気になるところは太字にした一ヶ所だけなんですが、こういうことを言うと
シーファー米大使「日本も防衛費を増やせ」
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080520/1211287489
のように米国は2倍に増やしてるから日本も増やせと言われてしまうと思うのですが。

ニュージーランド首相、日本の常任理事国入りを支持

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091029-00000623-san-pol
 鳩山由紀夫首相は29日、来日中のニュージーランドのキー首相と首相官邸で会談した。キー首相は「日本の常任理事国入りを含む国連安全保障理事会改革を支持する」と述べ、鳩山首相は謝意を表明した。また鳩山首相が持論の東アジア共同体構想について説明、キー首相は構想を「歓迎する」と述べた

 両首脳は会談後、共同プレスステートメントを発表し、北朝鮮の核、ミサイル、拉致問題を包括的に解決するため、北朝鮮6カ国協議への復帰を強く要請していく方針を確認した。

【関連記事】
・越国家主席が日本の常任理事国入りを支持 鳩山首相と会談
・同盟の絆を薄め始めた日米の「民主党政権
・日本の常任理入り支持 71年対日政策文書で米国
安保理議長声明履行で日越が協力へ
常任理事国と日本が議長声明案で正式合意 まもなく採択へ

なんかこれだけだとニュージーランド首相が日本を持ち上げるために来日したかのようですが、
FTAで意見交換=日・NZ首相

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091029-00000245-jij-pol
 鳩山由紀夫首相は29日夕、首相官邸ニュージーランドのキー首相と会談した。キー首相が日本との自由貿易協定(FTA)の締結に意欲を表明したのに対し、鳩山首相は「日本には乳製品や牛肉のような敏感な品目がある。ニュージーランドの貿易品目はその比重が高い」として、慎重に検討する姿勢を示した。

【関連ニュース】
・〔特集〕ドキュメント鳩山内閣
・〔特集〕鳩山内閣の顔ぶれ
・「潜在待機児童80万人」を解消するために
・鳩山民主党に欠落する「政治的リアリズム」
・【総選挙特集】開票結果

と主張するべきことも主張しています。

<イラン>ウラン持ち出し案で大幅修正要求 IAEAに回答

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091029-00000148-mai-int
 【ウィーン中尾卓司】イラン政府は29日、国際原子力機関IAEA)に対し、低濃縮ウランの国外搬出計画をめぐる合意草案への回答を伝えた。回答の詳細は明らかになっていないが、イランのメディアなどによると、低濃縮ウランを段階的に持ち出し、さらにテヘランの実験炉に必要な核燃料を「同時並行」で受け取ることを求める内容とみられる。低濃縮ウランの大半を一度に搬出するという草案の核心部分の修正を迫るもので、交渉が暗礁に乗り上げる懸念も生じている。

 IAEA案では、イランが生産した低濃縮ウランの75%にあたる1.2トンをロシアで再濃縮、フランスで燃料加工し、イランに戻すとしている

 イランは大枠で受け入れる姿勢を示しているものの、国内では低濃縮ウランを一度にまとめて国外に持ち出すことに反対論が強い。手元に低濃縮ウランを残し、外交の切り札にしたい思惑があるためだ。段階的な持ち出しであれば、一定量を自国内に確保できる。また、「同時並行」とは、最初の低濃縮ウランを搬出する条件として、核燃料の供給を要求するものとみられ、イランのしたたかさがうかがえる。

 一方、IAEAエルバラダイ事務局長はイランの回答を受けて声明を出し、「近く合意に達することができるだろう」と楽観的な見通しを示した。米露仏3国とイランを仲介するIAEAは、双方の歩み寄りに望みをつなげ、今後も積極的な調整を続けるとみられる。しかし、米国やフランスは草案の修正は必要ないとの立場を取っており、イランが事実上の計画変更を迫る回答をしたことで、交渉が振り出しに戻る恐れも出てきた。

【関連ニュース】
IAEA:イラン第2濃縮施設の査察開始
IAEA:25日査察へ イランの第2濃縮施設
IAEA:国外搬出計画でイラン「来週半ばに回答」
イラン低濃縮ウラン:ロシアが国外持ち出し草案受け入れ
イスラエル:イランと核で「意見交換」…イスラエル紙報道

イランの意見は
低濃縮ウラン、イラン国家安保・外交委員長「国外輸送なら段階的に」
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20091028/p2
で、報道されたとおりですね。イランが欧米を疑っているのと同じようにアメリカもイランを疑っているようです。
イランのウラン搬出で大枠合意か 米議会は強い不信感、制裁強化も

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091030-00000506-san-int
 【ワシントン=有元隆志】米政府はイランが低濃縮ウランの国外輸送に関する回答書を国際原子力機関IAEA)に提出したことを受けて、輸送を着実に実施するよう求めていく方針だ。ただ、議会を中心にイランへの不信感は強く、下院外交委員会で28日に経済制裁法案が可決されるなど、イランに圧力をかける動きも強まっている

 「敵対国家」との対話を掲げるオバマ政権は、ブッシュ前政権が基本的に拒否したイランとの交渉に参加し、核兵器転用防止に向けて、低濃縮ウランの国外輸送を求めてきた。米政府としては、引き続き欧州各国などと連携しながら、イランに輸送実施を働きかけていくことにしている

 クリントン元政権で国務次官補(中東担当)を務めたマーティン・インディク氏は、イランの原子力発電所開発にかかわってきたロシアも協力する形で、低濃縮ウランがイラン国外に輸送される意義を強調する。これに対し、ブッシュ前政権で国連大使を務めたジョン・ボルトン氏は、イラン中部コム近郊で第2のウラン濃縮施設が発覚するなど核開発の実態は明らかになっていないとして、核開発を追求するイランの姿勢に変化はないとみている

 下院外交委は28日、世界的な産油国にもかかわらず石油精製能力が不足しているイランへの制裁の一環として、石油精製品輸出に関与する外国企業に制裁を加える法案を可決した。上院銀行住宅都市委員会も29日に同様の制裁法案を可決する見通しだ。

【関連記事】
・イラン、29日回答と報道 ウラン輸送でIAEA
・イラン、ウラン国外搬出のIAEA案大枠で受諾へ
・イラン外相「ウラン輸送案も検討」 保守派からは反対相次ぐ
・「国外輸送なら段階的に」低濃縮ウランでイラン議員
・イランの新濃縮施設を査察 IAEA

まぁ疑っているからといって、制裁するというのも違うと思うんですけどね。

ところでジョン・ボルトン氏の言う第2のウラン濃縮施設ですが、IAEAの査察は終了してサンプルの分析に入るようです。
<イラン>IAEAが査察終了 ウラン第2濃縮施設

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091029-00000142-mai-int
 【ウィーン中尾卓司】イラン中部コム近郊に建設中の第2のウラン濃縮施設で現場査察活動を終えた国際原子力機関IAEA)の査察官の一行は29日、ウィーンに戻った。査察官の一人はウィーン国際空港で報道陣に対し「いい訪問だった」と語った。一行は25日に第2施設の現場を訪れるなどしてイランで査察活動を続けていた。

 IAEAは現場で採集した環境サンプルを分析するなどして、「施設は平和目的」と主張するイラン側の申告に矛盾はないかなど、査察結果を関係国にも伝える見通しだ。ただし「施設の内部は空とみられ、大きな成果は期待できない」(外交筋)と懐疑的な見方もある。イランは先月、IAEAに第2濃縮施設の存在を申告した。米欧などは、すでに建設着手から数年を経ているとして、「核兵器開発を目的にした秘密施設」と疑っている

【関連ニュース】
IAEA:イラン第2濃縮施設の査察開始
IAEA:25日査察へ イランの第2濃縮施設
IAEA:国外搬出計画でイラン「来週半ばに回答」
イラン低濃縮ウラン:ロシアが国外持ち出し草案受け入れ
イスラエル:イランと核で「意見交換」…イスラエル紙報道

一応イラン大統領が施設は合法と言っていたことも取り上げておきます。
「施設は合法的」イラン大統領、強気姿勢
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090926/p5