Hatena::ブログ(Diary)

2」西洋キリスト教文明の功罪。中国共産党、朝鮮、ソ連・ロシアの日本に対する人道に反した凶悪犯罪。

2017-03-26

✡2」─4─紀元前3300年頃、古代文明の誕生。世界四大古代文明。ギルガメシュ叙事詩と自然破壊の農業。釈迦と仏教。No.8 No.9@             

 プロフィールに、6つのブログを立ち上げる。↗
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 F・バスキエーリ・サルバドーリ/ピエール・ロレンツォ・フローリオ「神はまた言われた。『地は生き物を種類に従っていだせ。家畜と這うものと、地の獣との種類に従っていだせ』。その様になった。神は見てよしとされた。『創世記』によれば、天地創造は第五日目の出来事であった。したがってその後、方舟をでたノアに神が与えた言葉は、これとはいささか異にしていた。しかし、決して動物に有利な言葉ではなかった。
『生めよ、増えよ、地に満ちよ。地の全ての獣、空の全ての鳥は恐れおののいて、あなた方の支配に服するであろう』
 疑うことなくノアの子孫達は、神の言葉を確実に守った。人が増えるにつれ、動物は減っていった」(『滅び行く野生動物』)
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 都市の広場から沸いた西洋哲学と旅の歩みから湧いた日本哲学。
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 西洋の哲学は、古代ギリシャのポリスの広場に於ける公開討論から生まれた。
 哲学者や知識人達は、大勢の聴衆の前で自説を持って激しい論戦を繰り広げていた。
 人と対話(ダイアローグ)する事で、真実の探求から哲学や自然科学や宗教など多くの学問が生まれ進歩し、後世に残るか残されないかは聴衆によって判断さされた。
 ソクラテスやプラトンやアリストテレスらも、人との高度な理論による対話と素人聴衆に分かりやすい表現での言葉で独自の哲学を編み出した。
 西洋哲学の議論に於いて、基本的に、専門家と素人聴衆者を必要とする。
 素人聴衆者・民衆は、興味があっても理解する能力がない為に、聞き心地の良い言葉に騙され洗脳されやすかった。
 古代ギリシャの民主主義は、個人益に走った扇動者の誘導で崩壊した。
 日本の哲学・思想は、自己内対話で沈思黙考をする為に、隠遁者として書斎に籠もり時に散策する方法と求道者として旅を続ける方法がある。
 哲学・思想を深める為に他人と話す事はあっても、口角泡を飛ばすような激論はせず、異論であっても相手の考えを尊重して面と向かって否定せず、相手の気持ちを忖度してよく聞きながら対話した。
 決して、喧嘩別れしてシコリを残さない様に、相手を傷付けない様に、相手に配慮して、最終的な優劣を付けず曖昧のままにして分かれた。
 日本の議論は、多種多様な価値観がある事を前提に為てお互いの考えを高める為のものであつて、価値観を一つに統一する為に相手を論破し圧殺するものではなかった。
 日本の哲学・思想の発展には、西洋の様な真贋を判定する素人聴衆は存在しなかった。
 百姓・町人などの庶民は、西洋の民衆とは違って高尚な哲学や思想とは無縁に仕事をし日々の生活をしていた為に、農産物の生育や道具の生産技術向上に無関係な哲学や思想には全く関心がなかった。
 庶民は、生活に役に立つか立たないか分からない様な賢人が編み出した高尚な哲学や思想より、生活に役に立つ優れた職人芸としての匠の技を尊んだ。
 西洋は精神的な絶対神の隣人愛信仰を選んだが、日本は現実的なパンを選んだ。
 日本は、パンの為に生きていた。
 多発する自然の大災害でいつ何時不運にも死ぬか分からない過酷な環境の日本列島に於いて、世界的な哲学や思想そして普遍的宗教は生まれなかった。
 西洋の哲学や思想は公共の広場から沸き出したが、日本の哲学や思想は人気の少ない道から湧き出した。
 西洋の対話が動的であるなら、日本の対話は静的である。
 西洋の論理は客観的であったが、日本の論理は直観的であった。
 西洋を粘着性の強い油とするなら、日本は淡泊で流れて消える水である。
 西洋では革命が起きたが、日本では革命が起きなかった。
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 ソクラテス、プラトン、アリストテレスの三大哲学者は、市民という概念を生み出したが、衆愚に陥りやすデモクラシーを批判した。
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*不寛容な攻撃的普遍宗教
 唯一の絶対神を信仰する一神教は、多神教よりもはるかに他宗教に対して不寛容である。
 モーゼは、マディアンの民を滅ぼす為に「男は子供でも殺せ。男を知った女も殺せ。処女はお前達の慰みに与えてやる」
 旧約聖書は、絶対神の名の下で、ユダヤ人以外の異邦人を根絶やしにし、生き残った異邦人を奴隷として所有し家畜と伴に競売にかける事も他人に贈答する事も認めている。
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 一神教に於いて、絶対神によって定められた法は、世俗の君主が定めた法律より上位に置かれた。
 信教の自由は、人間が作った立法にあっても、絶対神が授けた律法にはない。
 国家の法律には信じない自由が認められるが、宗教的な特定地域の掟には限りなく信じない自由は認められない。
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 旧約聖書は、絶対神との契約に基づく厳格な「道徳」を説いているが、あやふやで移ろいやすい人間の「良心」は言及していない。
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 旧約聖書にもとずき、神の戒律に従い、信仰によって絶対神と契約したユダヤ人のみが、正しき心を持った選ばれた人である。
 『旧約聖書』「私は主、あなたの神、あなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出した神である。あなたには、私をおいてほかに神があってはならない。あなたは如何なる像も造ってはならない。」(『出エジプト記』第20章)
「あなた[イスラエル]に仕えない国も王国も滅び 国々は全く廃墟となるであろう(イザヤ書60章12節)……他国の人々が立って貴方たちの為に羊を飼い……貴方たちは国々の冨を享受し(イザヤ書61章5〜6節)」
 「私は、復讐する」
 新約聖書にもとずき、神の愛に目覚め、信仰によって絶対神と契約したキリスト教徒のみが、神の子として死んだ後に魂が神の国に行ける。
 『新約聖書』「あなた方がわたしを選んだのではない。わたしがあなた方を選んだ」(ヨハネによる福音書第15章16節)
 「見えるものは一時的であり、見えないものは永遠につづく」(コリント人への第二の手紙)
 マホメットが授かったコーランの掟に従い、信仰によって絶対神を称えたイスラム教徒のみが、殉教者としてその魂は72人の聖なる乙女が待つ天国に行ける。
 『コーラン』「かくして彼らは恥と惨めさを負わされ、アラーの怒りを招いた。これは、彼らがアラーの啓示を信じず、預言者達を不当に虐殺したからである。それは彼らの不服従と罪のせいである」(2章61節)
 いずれの普遍宗教も、排他的差別主義から、一神教として絶対神を信じない異教徒は獣と決めつけていた。
 異教徒は、人ではなく邪悪な存在とされた。正しい心を持った人間は、万物の支配者として、神に愛された人に害をなす自然の脅威を破壊して屈服させ、神の愛を拒否し従わない邪な心を持った異教徒を聖なる火で生きたまま焼き殺した。
 白人至上主義者は、排他的な名門主義者であり、閉鎖的な血縁重視主義者として、キリスト教徒白人以外の有色人種を動物同様にあつかった。
 信仰による人種的優越感により、人としての心の弱さや痛さや脆さを持たず、強者としての卓越した強靭的精神を誇示していた。ゆえに、彼らは地球上の覇者として世界を支配した。
 ちなみに、反宗教の無神論者は、宗教を憎悪する共産主義者同様に死生観、死後観を持たない。
 ゆえに、彼らは死後の世界を完全否定し、魂の救済や癒しや安らぎなど心の平安を認めない。
 つまり、彼らにとっての絶対的価値観は「生」であり、「死」とは絶望であり消滅であり漆黒の虚無にすぎない。
 それゆえに、彼らは全ての宗教を敵視して弾圧を加え、宗教そのものを破壊しようとしている。彼らは、嬉々として「神殺し」を行っている。
 マルクス「人間が宗教をつくるのであり、宗教が人をつくるのではない」「宗教は抑圧された生きものの嘆息であり、非情な世界の心情であるとともに、精神を失った状態の精神である。それは民衆の阿片である」(『ヘーゲル法哲学批判序説』)
 「民衆の幻想的幸福である宗教を廃棄する事は、民衆の現実的幸福を要求する事である」
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 『旧約聖書』詩編137篇「われわれはバビロンの川のほとりに坐り、シオンを思い出して涙を流す」
 バビロンの捕囚として異郷に強制連行されたユダヤ人は、人間性を否定された奴隷という不幸な境遇を慰める為に故郷を偲び、惨めな生活の悲哀をやわらげる為に何時か故郷に帰還するという希望を持ち、近い将来に現れる救世主によって救われるという夢を抱いた。
 ユダヤ人は、モーゼのような予言者が現れ、捕囚という民族の不幸から救い出さ、失われた祖国への帰還を絶対神に祈った。
 ユダヤ教は、そうしたユダヤ人の切なる希望から生まれた。
 だが、ユダヤ人が如何に絶対神に祈り願っても、希望の多くは裏切られ叶えられ事がなかったが、それでも「希望」が叶えられる様の絶対神に祈り御心に委ねた。
 現実社会は、絶望の方が多く、希望が叶えられる事は極稀な事である。
 絶対神の御心に叶い「希望」が現実化する事を夢見て、人は自分自身を見つめ生き方を改めに日々の苦しみを耐え忍んだ。
 サミュエル・ベケット「我々には待つ事しかない。何を待つのか。それが分からないのだ。ただ待ち続ける事が生きるという事なのだ」(劇曲『ゴトーを待ちながら』)
 『聖書』とは、絶対神の恩寵で、絶望から救い出してもらう事を期待する「希望」の書である。
 悲惨な状況下で絶望に沈みかける人の心を希望につなぎ止める為に、心に響く音楽が生まれた。
 ウォルター・ペイン「全ての芸術は、常に音楽の状態に憧れる」(『ルネッサンス』)
 エミール・シオラン(ルーマニア人)「およそ真の音楽が、楽園への悔恨から生まれたものである以上、例外なく涙に由来する」
 音楽は時間の制約を受けず、過去と現在の絶望を未来の希望に導く霊力を持ち、悲哀・悲嘆に暮れる人々に涙を流させる事によって生きる望みを与えた。
 それは、「希望」を勝ち取り為の、現実からの逃避ではなく、ありのままの自己自身との出会いである。
 エルンスト・ブロッホ「私はある。我々はある。それで十分だ。ともかく始めなければならない」
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 亡国の民となり異教徒の支配で生活していたユダヤ人達は、神の子が自分達を異教徒から救い出し祖先の地に導いてくれる救世主(メシア)が表れる事を願っていた。
 ユダヤ教とは、排他的な民族性のみのメシア待望信仰であった。
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 旧約聖書は、天皇中心神話である日本神話に比べて、血に塗られた気絶するほどの勇猛果敢な英雄叙情詩である。
 虐殺に次ぐ虐殺、陰謀に次ぐ陰謀の生々しい聖典である。
 それに比べて天皇の残虐物語は、子供の様なお粗末さである。
 天皇の物語は、世界の血生臭い経典に比べて、子供向けのおとぎ話程度に過ぎない。
 日本神話は、世界の神話に比べてちゃちな物語である。
 天皇中心の日本神話とユダヤ教の旧約聖書とは、共通性は無きに等しいほど無縁である。
 天皇崇拝とユダヤ教は、縁もゆかりもない。
 日本民族とユダヤ民族も、また縁もゆかりもない。
 天皇は、ユダヤ人とは無関係である。
 日本神道は、人である祖先を神として祀り、氏神・祖先神として崇拝する。
 天皇は、氏神・祖先神信仰ゆえに存在する。
 新約聖書もコーランも、旧約聖書から分かれたものである。
 日本の天皇は、日本民族日本人であり、ユダヤ人ではない。
 それは、水と油のように決して交わる事がない、異質なものである。 
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 5000年前 人類は書き言葉を使い始めた。
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 古代において多神教は多数派で、人は神の子孫というのが世界の常識であった。
 ギリシャやローマでは、王侯貴族など特別な階級は、神話で語れる特殊な神々の子孫とされている。
 多神教のギリシャ神話もローマ神話も北欧神話も、人は神の子孫と謳っている。
 シーザーも、神話に出てくる神の子孫であった。
 古代ゲルマン諸族の三男神。
 インガエウオネース族の氏神は、「地」を支配するイングウアツ神。
 インガエウオネース族は、北海ゲルマン人と呼ばれ、アングル族とサクソン族が属する。
 ヘルミノーネス族の氏神は、「天」を支配するヘルミナツ神あるいはエルミナツ神と呼ばれる。
 ヘルミノーネス族は、エルベ河ゲルマン人と呼ばれた。
 イスタエウォネース族の氏神は、「大気」を支配するウォーデン神。
 イスタエウォネーウ族は、ライン・ヴェーゼル河ゲルマン人と呼ばれ、フランク族が属する。
 氏神を持つ民族は、多くの部族に分かれて世界中に広がった。
 日本神話も、多神教で氏神信仰の一つである。
 日本神道は、絶対不寛容にして天罰を下す怒れる創造主のユダヤ教ではなく、三祖神崇拝の古代北欧神話に似ていると言われている。
 現代に於いて、多神教は少数派で滅び行く信仰である。
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 征服者は、占領地を効率よく支配する為に、地元住民の中で臣下を誓う者に特権を与え、地元住民を管理するように命じた。
 特権を与えられた地元住民は、下僕のように媚び諂う者を手下として、同胞を奴隷の如く管理し、重労働を強要し、得た収益を容赦なく搾取した。
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 古代バビロンの神殿に仕える巫女達は、神官や礼拝者達に聖なる踊りを見せると共に性の相手をして、報酬として金を得ていた。
 世界中の神殿や寺院では、例外なく、公然と巫女や舞姫による売春行為が行われていた。
 寺院売春を管理する男達は、より多くの金を稼ぐ為に、神殿や寺院の周辺で売春宿を構えて多くの売春奴隷を集めていた。
 売春奴隷は女や男もいて、奴隷市場で買うか、戦場で捕らえて強制連行していた。
 日本では、白拍子や傀儡と呼ばれる女達は遊女であった。
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 紀元前3300年 南メソポタミアの地で、世界最古のメソポタミア文明が開花した。
 紀元前3100年 シュメール人の都市国家を建設した。
 紀元前2500年 ウル第1王朝成立。
 紀元前2000年前半 ヘブライ人の祖先は、ユーフラテス川の上流域からパレスチナ地方に移住した。
 紀元前1792年 バビロニア王ハンムラビによる法典碑を造る。
 紀元前1750年頃 ハンムラビ王は、アッシリアを制圧した。
 紀元前1700年〜紀元前1500年 フルリ人は西アジアを征服した。
 紀元前1650年 ハットゥシャを都とするヒッタイト王朝。
 紀元前1646年〜紀元前1626年 バビロニア王アンミ・サドゥカの治世。
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 紀元前3000年頃 『二つの川の間』という意味のメソポタミアに、シュメール文明で生まれ、シュメール神話が誕生した
 世界最古の神話、メソポタミア神話(古代オリエント神話)。シュメール人のシュメール神話。アッカド人のアッカド神話。アッカド神話は、後にバビロニア神話とアッシリア神話に分かれた。
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 紀元前3000年〜紀元前2000年 古代メソポタミアの文学作品、『ギルガメシュ叙事詩』
 粘土版1。
 ウルク王ギルガメシュは、2/3が神で、1/3が人間であった。
 神はエンキドゥをつくる。
 寺院娼婦シャムハットとエンキドゥが出会う。 
 粘土版 2。
 シャムハットは、エンキドゥに人間の食物を与える。
 エンキドゥはウルクを訪れる。
 ギルガメシュの結婚式場での争いの後、エンキドゥとギルガメシュは友だちになる。
 ギルガメシュは名誉を得るために、杉の森に住む半神フンババを倒す事をエンキドゥに誘う。 
 粘土版3。
 ギルガメシュは母である女神ニンスンを訪問。
 ニンスンは太陽神シャマシュに2人の保護を祈る。
 ニンスンはエンキドゥを養子にする。
 2人の出発。
 粘土版4
 2人は数日間かけて杉の森に向かう。
 ギルガメシュは5つの恐ろしい夢を見るが、エンキドゥはそれらを吉兆と告げる。
 2人は山に近づいて行き、フンババのうなり声を聞く。
 粘土版5。
 2人は杉の森に入る。
 フンババは2人を脅し、ギルガメシュの内蔵を鳥に食べさせることを誓う。
 戦いが始まると、山は揺れて空は暗くなる。
 太陽神シャマシュは13の風を吹かせ、フンババを捕える。
 ギルガメシュはフンババを助けようとするが、エンキドゥは殺すことを勧める。
 フンババは2人に呪いをかけ、ギルガメシュはフンババの首を打って殺す。
 2人は杉を伐って船を造り、ユーフラテス川を杉の大木とフンババの首を持って帰還。
 粘土版6。
 イシュタルは以前の恋敵に復讐するために、父神アヌに聖牛グガランナを送ることを求めるがアヌは拒否した。
 イシュタルは生者より多数の死者を蘇らせると脅し、アヌはイシュタルの要求を聞き、グガランナを送る。
 グガランナはイシュタルに導かれ、ウルクを破壊。ユーフラテス川の水位が下がる。
 ギルガメシュとエンキドゥはグガランナを倒し、心臓を太陽神シャマシュに捧げる。
 ウルクは歓喜する。エンキドゥは不吉な夢を見る。
 粘土版7。
 エンキドゥの夢では、シャマシュの反対にも関わらず、神々は2人のうち1人のエンキドゥを、聖牛グガランナとフンババを倒したために殺すことを決めていた。
 2番目の夢では、冥界にいる。
  現実のエンキドゥの体調は悪化し、12日後に死亡した。
 粘土版8。
 ギルガメシュはエンキドゥを追悼した。
 粘土版9。
 ギルガメシュは、大洪水の生存者で神によって妻とともに不死を与えられていたウトナピシュティム(「遠方」の意)に出会い、永遠の生命を求めるため旅立つ。
 ギルガメシュは夜、山でライオンの一群に出会い、寝る。
 夜中目を覚ましたギルガメシュは、ライオンを殺しその皮を身にまとう。
 ギルガメシュは地の果てでマシュ山の双子山に着く。
 ギルガメシュは門を守る2人のサソリ人間が彼が半神であることが分かった後に門を通過し、太陽の道を進む。
 ギルガメシュは、宝石で満ちた木々がある楽園に到着した。
 粘土版10。
 ギルガメシュは、酒屋の女将シドゥリに旅の目的を話す。
 シドゥリは、人間はいずれは死ぬものと諭したがギルガメシュの決意は固く、彼女は渡船業者ウルシャナビをギルガメシュが海を渡るために紹介する。
 ギルガメシュの船がウトナピシュティムの島に着くと、ウトナピシュティムはギルガメシュの旅の目的を聞く。
 粘土版11。
 ギルガメシュはウトナピシュティムにどのように不死を手に入れたかを尋ねる。
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 洪水物語。
 ウトナピシュティムは、神々が洪水を起したときの話をする。
 エア神の説明により、ウトナピシュティムは船をつくり、自分と自分の家族、船大工、全ての動物を乗船させる。
 6日間の嵐の後に人間は粘土になる。ウトナピシュティムの船はニシル山の頂上に着地。
 その7日後、ウトナピシュティムは、鳩、ツバメ、カラスを放つ。
 ウトナピシュティムは船を開け、乗船者を解放した後、神に生け贄を捧げる。
 エンリル神はウトナピシュティムに永遠の命を与え、ウトナピシュティムは2つの川の合流地点に住む。
 ウトナピシュティムが話し終え、不死になるには6日6晩の間眠ってはいけないと告げると、ギルガメシュは眠る。
 ウトナピシュティムは、ギルガメシュとウルシャナビをウルクへ帰還させる。
 ウトナピシュティムと彼の妻はギルガメシュのお土産として、海の底で若返る効用がある植物があることを教え、ギルガメシュは足に石の重りを付けて海底を歩きその植物を手に入れる。
 帰還途中、蛇がその植物を取って行く。
 ギルガメシュと船頭ウルシャナビはウルクへ到着した。
 粘土版12。
 粘土版1ー11とは独立。
 天地が創造されてしばらく経ったある時、ユーフラテス川のほとりに柳の木が生えていた。これが南風により倒れ、川の氾濫によって流され、これを見つけたイシュタルによって椅子と寝台にする目的で聖なる園に植えられる。
 ところがその木に蛇やズー、リリトが棲みつき、これを聞いたギルガメシュにより蛇は撃ち殺され、ズーとその子供達は山へと、リリトは砂漠へと逃げていった。
 ギルガメシュの家来たちによって木は切り倒され、イシュタルはその礼に木の根元から太鼓と撥を作り、ギルガメシュはこれを受け取る。
 ところが、詳細は不明だが若い娘たちの叫び声が原因となって太鼓と撥は大地の割れ目から地下に落ちてしまった。
 そこでエンキドゥが冥界に向かうこととなり、ギルガメシュはあらゆる注意事項をエンキドゥに言い聞かせるが伝わらず、エンキドゥはタブーを破って冥界に囚われてしまう。
 ギルガメシュはエンリルに助けを求めるが取り合わず、エアに助けを求めると彼は承諾した。
 最後は冥界にいるエンキドゥが、エア神と太陽神シャマシュの助けによって影(すなわち魂)のみ地上に戻る。
 その後はエンキドゥにより冥界の様子が語られる。
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 2016年11月14日 産経ニュース「3千年前のひつぎやミイラ、エジプト南部で発見
 エジプト南部ルクソールで見つかった、色彩豊かなひつぎ(エジプト考古省提供・共同)
 エジプト考古省は13日、同国南部ルクソールで、古代エジプト第3中間期の約3千年前のものとみられる墓やひつぎ、保存状態の良好なミイラをエジプトとスペインの発掘隊が発見したと発表した。
 考古省によると、墓の中から、ミイラの入った木製のひつぎが見つかった。王家の使用人の墓とみられる。
 ひつぎは色彩豊かな装飾が特徴で、女神「イシス」などが描かれている。(共同)」
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 紀元前3000年 エジプト文明。エジプト神話。
 上下エジプトが統一され、エジプト第一王朝が成立した。
 紀元前2560年 第4王朝のクフ王は、ギザにピラミッドの建設を開始し、約20年後に完成した。
 紀元前1663年 エジプトで第13王朝と第14王朝。
 下エジプト東部のアヴァリスを中心に異民族ヒクソスによる第15王朝(大ヒクソス)が成立。
 同時期に下エジプト西部にて諸侯国が成立し第16王朝(小ヒクソス)と呼ばれる。
 紀元前1333年 ツタンカーメン王の即位。
 紀元前1279年 ラメセス2世の即位。
 紀元前332年 アレクサンドロス大王は、エジプトを占領。
 紀元前30年 クレオパトラ7世の自殺で、古代エジプト王朝時代が終了した。
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 紀元前1700年 クレタ島クノッソス、古宮殿時代から新宮殿時代へと移行した。
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 紀元前2600年 インダス文明。モヘンジョダロ、ハラッパーなどに計画都市が建設された。
 紀元前500年 ゴータマ・シッダールタ(紀元前463〜383年)は、悟りを開きブッダ(釈迦)となり仏教を時始めた。
 仏教は、アジアに伝播していった。
 538年 日本に仏教が伝わった。
 釈尊は、苦しみが満ちているこの世で何故生きねばならないのか、幸せに生きるにはどうしたらいいかを考えて悟りを開き、人々を正しい道に導く為に教えを広めた。
 「過去を追うな。未来に求めるな。今、なすべき事をしっかりせよ」
 死後の世界は極楽浄土も地獄も仏の世界であり、どちらに行くかは仏に任せ、命ある今を正しい教えに従って真っ当に生きればいい。
 死んだ者は、例外なく、分け隔てなく、全員が仏の世界に行く。
 死別した寂しさによる異常な思い入れで泣き崩れて死者の魂をこの世に呪縛せず、死者の魂を安心させて仏の世界に旅発たせる事である。
 親の恩に感謝するのであれば、見栄を張って立派な墓を立てこれ見よがしに葬儀をせず、忘れていない事伝える為にヒッソリとお墓参りをすればいい。
 俗世の金銭や名誉や地位にこだわらない。
 騒々しく騒ぎたてず、全てを捨てさって「無」となって静かに座り続ける事が仏の道であった。
 仏教は、中国に伝来し儒教や道教の影響を受けて変容した。

釈迦 [DVD]

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   ・   ・   ・     
 紀元前2000年 中国文明。黄河文明。夏王朝が成立。
 紀元前1700年〜紀元前1200年 中国西部四川省の三星堆遺跡。
 紀元前1600年 夏王朝末期で桀王の治世。
 紀元前1300年 殷の第19代国王・王盤庚(ばんこう)は、河南省安陽市小屯にある商(しょう)に都を定めた。
 紀元前1027年 周の文王は、牧野(ばくや)の戦いで殷の紂王軍を破った。
 殷王朝は滅亡して、周(西周)王朝が誕生した。
   ・   ・   



   ・   ・   ・   

シュメル―人類最古の文明 (中公新書)

シュメル―人類最古の文明 (中公新書)

森と文明

森と文明

2017-03-25

✞49」─4─ヨーロッパの移民・難民問題は、中東のイスラム教徒からサハラ砂漠以南のアフリカ人に変わり始めている。〜No.236 ❿   ♼  

フランス暴動----移民法とラップ・フランセ

フランス暴動----移民法とラップ・フランセ

旧題名、「ホロコーストに関して、天皇とA級戦犯に幇助罪が成立するのか?」第3代目
   ・   ・   ・  
 プロフィールに、6つのブログを立ち上げる。 ↗ 
   ・   ・   ・   
 意欲・野心のある若者は、仕事・カネ・地位・異性など豊かで満ち足りた生活を求めて、貧しい土地から豊かな土地へ、辺境から中央へ、地方から都市へと移動する。
   ・   ・    ・  
 2017年3月1日号 ニューズウィーク日本語版「ヨーロッパ移民問題の焦点はイスラム教徒からアフリカ人へ  アフシン・ラモビ
 選挙では反イスラムの右派が支持をあつめているが
 真の問題はアフリカから流入する経済難民だ。
 現在のヨーロッパが直面している共通の政治課題は、移民問題だ。昨年も30万人の難民や移民が中東とアフリカから押し寄せた。ドイツでは、大量の難民流入を巡ってアンゲラ・メルカル首相への批判が高まり、州議会選挙で反移民の右翼政党が躍進した。右派が大きな支持を集めたのは、第二次大戦後初めてのことだ。
 著者が滞在中のオランダでも、移民問題が今週の総選挙の大きな争点となり、伝統的にリベラルなオランダの有権者がヘールト・ウィルダース党首が率いる極右・自由党や中道右派政党の支持に回る例が増えている。フランス大統領選でも、ドナルド・トランプ米大統領の『アメリカ・ファースト』に倣って『フランス・ファースト』を唱える極右・国民戦線の党首マリーヌ・ルペン候補が世論調査で首位を争っている。
 右派の台頭を後押ししているのは、イスラム教徒の移民に対する強い不信感だ。筆者はアムステルダムで、普段はリベラルなコスモポリタンの女性からこう言われた。『移民は歓迎する。でも、私たちの価値観に反対する移民は歓迎できない』
 この発言が、女性は顔をベールで隠し、若い男性はあごひげを伸ばす急進派のイスラム系移民を指していることは言うまでもない。
 ヨーロッパが今後も移民問題に悩まされ続けることは間違いない。ただし、次の難民の波はイスラム教徒ではなく、多種多様な信仰を持つサハラ砂漠以南のアフリカ人が多く占るだろう。イタリアのランペドゥーサ島と、地中海沿岸のギリシャの港町の違いを見れば明らかだ。
 地中海を命懸けで横切り、ランペドゥーサ島に上陸する移民の多くは、経済的豊かさを求めるサハラ以南のアフリカ出身者だ。一方、ギリシャの港に上陸するのはシリア内戦を逃れた難民が多数を占める。戦火が下火になれば、難民の流入は減る。最終的には多くのシリア人は帰国の途に就くかもしれない。
 都市化とネットの産物
 だが、アフリカ系移民は違う。彼らをヨーロッパに向かわせるのは、長期的な経済の動向と人口動態、都市化だ。アフリカからの移民の波が衰える気配はない。
 アフリカの中央値は20歳、ヨーロッパは42歳だ。過去10年間、サハラ以南のアフリカでは経済的に明るい兆候が見られるが、大半の国々は若者たちに十分な雇用を提供する余力がない。
 例えばナイジェリアは次の主要な新興国候補として注目されるが、若者たちの大量流出は止まらない。彼らは貪欲な密航業者の手引きで危険なサハラ砂漠を縦断してリビアに入り、さらに危険な密航船でランペドゥーサ島に向かう。
 アフリカの都市化とインターネットを見逃せない要因だ。国連の予測によれば、アフリカの都市人口は現在4億7,000万だが、50年には10億人を超える。
 都市は農村部に比べ、金融サービスや情報ネットワーク、医療施設、NGO(非政府組織)へのアクセス環境が整っている。それ自体はいいことだが、同時に都市住民は密航業者のネットワークと密航者の成功話に触れる機会も多い。
 ネット環境の整った都市に住んでいるが、雇用機会がほとんどない若者の存在は社会の不安定要因だ。だから政府には、彼らの流出を止めようとする動機がほとんどない。その結果、アフリカの都市化が進めば進むほど、祖国に幻滅して外国での生活を夢見る若者立ちも増えると予想されている。
 ある意味でアムステルダムは、現代につながる偉大な革命の発祥地と言えるかもしれない。この革命の原動力は、豊かさへの渇望と個人主義だった。この都市の一角で誕生したオランダ東インド会社は、世界最初の多国籍企業であり、現在では空気のような存在になったグローバル経済の種をまいた。
 それを考えれば、大量のアフリカ系移民がヨーロッパに殺到する現状は、歴史の皮肉と言えんsくもない」
   ・    ・   ・   
 人類史・世界史・大陸史では、古代から幾度となく民族大移動が起き、移住者による混乱と殺戮は繰り返されてきた。
 移住者が定住し同化すれば混乱は終熄して安定し、平和が訪れ、人々は平穏な生活を取り戻した。
 民族移動は、西洋でも繰り返し起きていた。
 昔から住んでいた古い民族は古い文化とともに死に絶え、住み着いた新しい民族は新しい文化をもとに新たな繁栄を築いた。
 滅び行く古い民族は二派に分かれた、新しい民族と文化を積極的に受けいれて同化しようとする者と古文化を守って異化に固執する者と、に。
 前者は新しき者として生き残り、後者は古き者として死に絶えた。
 その新陳代謝が、人類の歴史であり文明・文化の歴史である。
 発展史において、年老いた古き文化が年若き新しい文化に吸収され同化する事はあっても、活力ある新しき文化が衰えた古い文化に吸収され同化する事はない。
 それが、歴史の教訓である。
 移民者は若くて元気が良く、先住民は老いて元気が無い。
 古代ギリシア・古代ローマは、ゲルマン民族大移動で消滅し中世ヨーロッパが始まった。
 西洋キリスト教文明は、古代ギリシャ文明・古代ローマ文明を消滅させた上に築かれた新たな文明である。
 ゲルマン民族の子孫である現代のヨーロッパは、新たな民族の大移動で変質し、数百年後には消滅する。
 そして、西洋キリスト教文明も新たな文明によって何時かは消滅させられる。
 古代エジプト文明も、古代黄河文明も、古代揚子江文明も、全てが死んだ遺跡、廃墟を無残に晒して消滅している。
 「歴史は繰り返す」とは、「永遠に存続できるモノはない」という事である。
 文明も、国家も、民族も、宗教も、言語も、何時かは死に絶えて消滅する。


   ・   ・   ・   

2017-03-24

✞49」─3─イギリス、ロンドン国会議事テロ。2017年。〜No.236           



旧題名、「ホロコーストに関して、天皇とA級戦犯に幇助罪が成立するのか?」第3代目
   ・   ・   ・  
 プロフィールに、6つのブログを立ち上げる。 ↗ 
   ・   ・   ・   
 2017年3月23日01:15 産経ニュース「【英議会テロ】英政治の中心地に響く銃撃音 叫ぶ警官、サイレンに騒然
 けが人を救急車に運ぶ救急隊員=22日、ロンドン国会議事堂近く(AP)
 英政治の中心地、ロンドンの国会議事堂付近で22日、銃撃音が響いた。パトカーがけたたましくサイレンを鳴らし、上空からヘリコプターのローター音が響く。「近づくな!」。警官が叫んだ。突然の事件に現場は騒然となった。
 現場はロンドンの中心部で、トラファルガー広場や首相官邸も近く、観光客が大勢行き交っていた。国会議事堂として使われているウェストミンスター宮殿の周りには自動小銃で武装した警官らが緊急配備され、規制線が張られた。
 下院では22日、メイ首相も出席した与野党間の討論があった。国会内で審議していた議員らは不安げな様子で状況を見守った。英テレビは議会審議の中継を切り替え、事件報道に追われた。
 青色灯を点滅させるパトカーや救急車が現場へ向かって次々疾走、国会議事堂前の広場にはヘリコプターが待機した。現場に駆けつけた記者を警官が「立ち止まるな、下がれ」と怒鳴って押し返した。(共同)
   ・   ・   ・   
 3月23日07:20 産経ニュース「【英議会テロ】ロンドン襲撃で3人死亡 犯人は射殺、20人以上負傷 「卑劣なテロ」と英首相
 けが人に治療をほどこす救急隊員=22日、ロンドン国会議事堂近く(AP)
 ロンドン中心部の英国会議事堂周辺で起きた襲撃事件で、ロンドン警視庁は22日、襲撃犯に刺された警官を含め、死者が3人になったと明らかにした。20人以上が負傷したという。襲撃犯とみられる男も射殺された。英メディアによると、負傷者のうち12人が重傷。
 2005年に起きたロンドン同時テロ以来の大規模事件で、警察当局はテロとみて捜査している。欧州各地でテロが相次ぐ中、英政治の中心地、国会周辺での事件は内外に大きな衝撃を与えている。
 メイ首相は22日夜、緊急治安委員会開催後に声明を出し、国会議事堂周辺での襲撃事件について「嫌悪すべき卑劣なテロ攻撃」と厳しく批判した。5段階で上から2番目である現在の英国のテロ警戒レベルは変えない方針を示した。
 トランプ米大統領はメイ氏と電話会談し、弔意を表明、英政府への「完全な協力と支援」を約束。記者会見した警察幹部は単独犯による犯行との見方を示した。具体的な動機や背後関係は不明。(共同)
   ・   ・   ・   
 3月23日18:20 産経ニュース「【英議会テロ】IS犯行声明、劣勢を糊塗 存在感誇示狙う
 【カイロ=大内清】英国会議事堂付近で起きたテロでISが犯行声明を出したのは、本拠地であるイラクやシリアで追い詰められていることを糊塗(こと)し、存在感を誇示する狙いがある。欧米で反イスラム感情が強まることは、イスラム世界を西洋とのジハード(聖戦)に追いやりたいISにとっては好都合であり、今後も同様の事件が起きればそれに便乗して対立を煽ろうとするものとみられる。
 ISに対してはイラク軍が2月以降、米主導の有志連合などからの支援を受けて、ISが拠点とする北部モスルの奪還作戦を展開。イラク軍はすでにモスルを流れるユーフラテス川の東岸を制圧し、人口が密集する西岸でも着実に制圧地域を広げている。
 シリア北部でも、米国の支援を受ける少数民族クルド人などの民兵組織が、ISが“首都”と位置づけるラッカ方面へ進軍。民兵司令官は「数週間でラッカに到達する」と自信を示す。
 そんな中、ISは23日の犯行声明で、襲撃は「有志連合参加国を標的とする(ISの)呼びかけに応えたもの」だったと述べた。直接的な指令があったかなどは不明だ。
 ISは、欧米でイスラム教徒が関与したテロが起きると、指令の有無にかかわらず実行犯を「イスラム国の戦士」などと呼び、自分たちの“戦果”として喧伝(けんでん)するのが通例となっている。今回も、世界的な注目を集める事件に関与したとすることで、組織力に陰りはないと強弁する意図がありそうだ。
 今回のような事件を受けて欧米に「イスラム嫌い」がさらに広がれば、イスラム世界側でも欧米への反発が強まることも予想される。ジハードの「総元締め」を自認するISには、欧米を挑発して敵意を煽ることで、世界を「イスラム」と「非イスラム」の二項対立に持ち込む狙いもある。」
   ・   ・   ・   
 3月23日20:29 産経ニュース「【英議会テロ】欧州が再び震撼 「象徴」またも標的 22日、ロンドンの英国会議事堂周辺を封鎖する警官(ロイター)
 【ベルリン=宮下日出男】パリ、ブリュセル、ベルリン、そしてロンドン。英国会議事堂周辺で発生した襲撃事件はテロの脅威に覆われる欧州を再び震撼(しんかん)させた。英国は欧州連合(EU)離脱を控えるが、「テロとの戦い」は共通の課題であり、欧州の各首脳らは一斉に「連帯」を表明。英国と協力していく考えだ。
 「言い表す言葉もない」。22日の襲撃発生後、EUのユンケル欧州委員長はこう語った。ブリュッセルでは同日、ちょうど1年前に起きたベルギー同時テロの追悼式で関係者がテロ撲滅を誓ったばかり。それだけに衝撃は大きい。
 テロが相次ぎ、厳戒態勢が続くフランスのオランド大統領も迅速に「英国民が本日受けた(苦痛の)ことを理解する」と表明。ドイツのメルケル首相は「英国の友人と連帯する」との声明を発表し、メイ英首相に電話した。
 最近の欧州のテロは欧米文化を象徴する場所で無差別に市民を狙うケースが相次ぐ。一昨年のパリ同時多発テロではコンサート会場などが、昨年12月にはベルリンでクリスマス市が襲われた。ロンドンの場合も、民主主義を象徴する議会や観光スポットが狙われた。
 一方、手段はパリ・テロのように武器調達など周到な準備を要する形から、昨年7月の仏南部ニースやベルリンの事件のように車両を使った形に簡易化し、今回の襲撃はその模倣ともみられる。社会への不満から過激思想に刺激された人物の単独犯行も目立ち、テロ防止は困難さを増す。
 これまでは大陸欧州でテロが相次いだが、英国も標的になる懸念はくすぶってきた。EU離脱を決めた英国もその脅威を共有し、各国は「英国と対テロでともに立つ」(トゥスクEU大統領)との姿勢。離脱交渉のEU側責任者、バルニエ首席交渉官は離脱後も治安協力を目指す意向を示す。
 一方、EUとしては、今回の襲撃が各地の大衆迎合主義(ポピュリズム)勢力に与える影響も気がかりだ。仏大統領選を控え、テロを反EU、反移民などの主張と絡め台頭してきた極右勢力が襲撃を追い風にしようとする可能性もある。」
   ・   ・   ・   
 3月23日22:42 産経ニュース「【英議会テロ】容疑者は情報機関が過去にマークの英国生まれ イスラム国が犯行声明
 英国会議事堂付近で起きたテロ現場付近に花を手向ける女性=23日、ロンドン(ゲッティ=共同)
 【ロンドン=岡部伸】ロンドン中心部の英国会議事堂前で発生したテロ事件で単独犯とされる容疑者についてメイ首相は23日、英国生まれで、過去に情報局保安部(MI5)が過激派に関与した疑いで捜査したことがあり、MI5がマークしていた人物であることを議会で明らかにした。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)は系列ニュースサイトを通じて23日、「ISの兵士」が実行したと伝え、事実上の犯行声明を出した。警察当局は同日、イスラム過激派によるテロ事件とみてロンドンやバーミンガムなど6カ所を家宅捜索して8人を逮捕するなど全容解明に乗り出した。
 英BBC放送によると、犯行に使われた韓国製四輪駆動車はバーミンガムのレンタカー会社が貸した。警察当局が逮捕した8人のうち4人以上がバーミンガムだった。バーミンガムはパキスタン系移民が多く居住しており、イスラム過激派思想に影響が及んでいるとされている。
 テロ対策部門の幹部は、「容疑者の身元はすでに特定している」としながら、名前は明らかにしていない。英メディアは、40代の南アジア系と報じ、「ローンウルフ(一匹おおかみ)」型犯行だった可能性が指摘されている。
 22日は空港や地下鉄駅を狙った自爆テロで32人が犠牲となったブリュッセル連続テロ事件から1年。昨年は仏南部ニースで花火の見物客にトラックが突っ込み84人が亡くなり、ベルリンでもクリスマス市場にトラックが突っ込み、12人が死亡しており、いずれも過激組織「イスラム国」(IS)に関心を持っていた。」
   ・   ・   ・   

2017-03-23

⚐114」─6─日本海が中国の海となり、日本は中国から日本海産魚介類を安く輸入する。2017年〜No.543 @  ⓱    ♼      

旧題名、「ホロコーストに関して、天皇とA級戦犯に幇助罪が成立するのか?」第3代目
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 アメリカは、自由と民主主義の原則で国際法や国際ルールを守る、或る程度信用できる。
 傲慢で横暴であるが、自国の利益と国民の豊かさを追求していた。
 中国共産党は、一党独裁体制を守る為ならば国際法や国際ルールを踏みにじる信用できない相手である。
 中国共産党のみの利益や豊かさを追求し、イデオロギーを憲法・法律や人道・道徳・倫理よりも優先し、人民を死と暴力の恐怖で支配している。
 日本が依存すべきは、自由と民主主義の原則を守るアメリカであり、死と暴力の恐怖支配を正当化する中国共産党ではない。
 知日的なアメリカとは戦争をしたが、和解し友人となり、利益を共有する同盟国となった。
 反日的中国共産党とは戦争をしなかったが、分かり合う事もできず、友人にもなれず、利益のみで行き来するのみで、一寸も気を許さず警戒して近寄らない事である。
   ・   ・   ・   
 2017年4月号 新潮45「北朝鮮が中国に売った『日本海』漁場 山田吉彦
 東シナ海、小笠原諸島海域に続き、ついに日本海まで中国漁船がやってきた。その数、2,500隻。北朝鮮から漁業権を買ったという。
 狙われた『大和堆』
 昨年12年、NHKの記者から石川県能登町の漁民が不審船を映した映像を分析して欲しいとの依頼を受けた。
 漆黒の闇夜の海上に、そこだけ白昼のように白く光り輝く空間が映し出されていた。その中央には、青白く大型漁船の姿が浮かび上がっている。その強烈な光は、船上の集魚灯から発せられていた。船体から長さ40メートルほどの棒状のものが、数本横向きに伸ばされている。
 海上から四方に開いた大きな網を落し、魚を獲る『かぶせ網』漁船である。船体には、中国の五星紅旗が掲げられていた。その場所が問題だ。日本海の中央部、『大和堆』と呼ばれる海域で、原則として日本を漁船だけが漁を行うことが国際法で認められている排他的経済水域内だったのである。さらに、次の映像では、前述の中国の大型漁船が青い海原(うなばら)に浮かんでいた。その船は、船体に書かれた船名から中国南部の海南島の漁業組織の船であると推測される。しかし、その船名の一部は消されていた。
 そして、その大型漁船に追随するように長さ30メートルほどの錆びた鉄製の漁船も航行していた。船尾にはハングル文字で『清津(チョンジン)』という北朝鮮の日本海沿岸の港湾都市の名が書かれていた。2001年に奄美大島西沖で自爆自沈した北朝鮮工作船を思い出す。さらに後には、甲板に10人ほどを乗せた長さおよそ15メートルの木造漁船が追っていた。
 昨年夏、韓国の報道機関が伝えた情報によると、日本海に大量の中国船が進入している。その数は、最大700隻にも及び、日本の排他的経済水域内にまで進入し、違法操業を行っているというのだ。
 尖閣諸島の国有化を目指した2012年には、五島列島玉之浦に台風の緊急避難を名目に100隻を超える船団が現れた。
 安倍政権と中国が緊迫した政治情勢になった2014年には、小笠原諸島海域にサンゴの密漁船と称する最大212隻もの船団が現れ、漁場を荒らし回った。
 昨年は、尖閣諸島海域に300隻ほどの漁船を送り込むのと同時に中国海警局の警備船を日本の海域に進入させた。
 そしてついに日本海にもやってきたのだった。
 日本海に進入する中国船の情報を初めて聞いたのは、2012年のことだった。長崎県壱岐の漁師から大量の中国漁船の目撃情報を得た。イカ漁のため北海道沖に行ったところ、日本海中央部で無数の中国船を目撃したということだった。
 当時、中国漁船が北朝鮮海域で乱獲を行っているため韓国のイカ漁がダメージを受けていることを同国の新聞が伝えていた。それから5年、時折、対馬海峡を通過する中国船団の情報は伝えられるもののその実態は謎に包まれていた。
 中国漁船がいたのは前述の『大和堆』という場所だった。日本海中央部は水深がおよそ3,000メートルと深くなっているが、その中央部に九州ほどの面積に広がる『大和海嶺』と呼ばれる海底の山脈がある。その海嶺の最も浅い場所が水深236メートルの大和堆である。大和堆周辺海域は、北から豊富なプランクトンを運ぶリマン海流と、南からアジやサバの群れを乗せて流れる暖かな対馬海流に包まれている。また、海底地形の影響を受けた海流により海底から湧き上がる湧昇流が起きている。この湧昇流は栄養塩やプランクトンを海の上層へと運び込むため、この海域は日本海の中でも最も魚が集まる好漁場である。ただ、能登半島あたりからでも300キロほど離れているため、燃料費がかさみなかなか出漁することができない。しかし近年、沿岸部の漁業資源の枯渇が進み、より豊漁が望める大和堆まで魚影を求めて出漁することも多くなっている。
 ところが多額の燃料代をかけて大和堆に着くと、日本の海域であるにもかかわらず、中国船団と北朝鮮漁船が、我が物顔で走り回り、網を引いているのだ。
 金正恩のため命を捨てる漁民
 ……
 昨年、1年間に日本海沿岸に漂着した北朝鮮船は66隻にも上る。11月に京都府舞鶴市の海岸に漂着した長さ12メートルの漁船には、白骨化した9人の男性の遺体が残っていた。エンジン故障を起こし、漂着している間に食料が底を突き餓死したのだろう。船内には、ハングルの書かれたたばこの箱やイカ釣り用の疑似餌などが残されていた。最高指導者の指示のもと、無謀な漁に出た漁民たちの悲しい姿である。
 ……
 北朝鮮による漁場の売却
 まともな漁船がないのでは、沿岸以外の漁業は難しい。ましてや日本海に出ることなど無謀である。
 そこで、北朝鮮政府が発案したのが、外国への漁業権の売買である。一時期は、日本の裏社会にも北朝鮮沖の漁業権の買取の話があったと聞く。日本は拉致被害問題が解決していないため、北朝鮮との経済交流が厳しく制限している。北朝鮮で獲った魚は、日本へ輸入することなどできない。そこで、北朝鮮沖に日本船を呼び込み、漁獲を行わせ日本へと運び込み資金を得ることを模索したようだ。日本との取引は、当局の監視もあり実現に至らなかったが、映像で見る限り中国との漁業権引取は順調に推移しているようだ。
 昨年8月の韓国の報道によると、北朝鮮は、黄海での1年間の漁業権を中国に30億円ほどで売却し、約1,500隻の中国漁船が出漁している。さらに、黄海に続いて、日本海の北朝鮮と韓国の軍事境界線付近の漁業権も中国に売却し、年間約76億円相当の収入があるという。この海域で活躍している中国漁船は、1,000隻にも上る。
 さらに、韓国KBS放送によると、北朝鮮は8月1日から10月30日までの3ヶ月間、1隻あたり200万円相当の金額で、日本海の漁場の権利を中国に売却し、既に中国漁船300隻が操業許可を与えられたとされる。日本海で中国漁船の目撃情報が12月まであり、さらに多くの中国漁船が北朝鮮から漁業権を買い取り日本海へ進出しているようだ。
 北朝鮮から許可を受けた漁船は、期間中、日本海で可能な限り漁を続ける。獲った魚やイカは冷蔵し運搬船や陸路で中国本土へと運ばれる。北朝鮮の沿岸都市・元山には大型の水産冷凍施設が造られているという。
 さまざまな情報を統合すると、北朝鮮から漁業権を買い取り黄海、日本海で操業している中国漁船の数は、約2,500隻にも上るという。北朝鮮にとって貴重な外貨収入源となっているのだ。さらに、北朝鮮沖で捕獲された魚が中国経由で日本に輸出されていることは、想像に難しくない。北朝鮮は、中国の協力を得て日本の経済制裁を掻い潜っているのである。
 また、北朝鮮漁船は、中国の大型漁船の後を追い日本海に出漁する。中国漁船の集魚灯で集められた魚を便乗して捕獲するのである。それも北朝鮮にとって貴重な食料となる。
 北朝鮮を足掛かりとして日本海に進入した中国漁船は、北朝鮮海域のみならず、日本を排他的経済水域にまで進入し密漁を行うようになっている。日本では禁止されている強烈な光度の集魚灯を点け、周囲の魚をすべて獲り尽くす勢いで漁を行っている。既に東シナ海では、中国漁船による乱獲が進み、漁獲量は激減しているのだ。
 ……
 大和堆の漁場に出漁した漁民は、中国船を避けながら漁を行わなければいけない状況だという。網を入れても船の近くを走り回られるため怖くて漁にならない。自国の海域での漁を中国漁船に遠慮しながら行っているのだ。東シナ海では、五島列島から出漁した漁船が複数の中国漁船に囲まれるなど、執拗な攻撃を受けた。このため高齢者が多い漁民たちは、危険を冒しても漁業を行う気力がなくなってしまった。
 同じように日本海から日本漁船が追い出されるようなことがあってはならない。漁場を荒らす中国漁船、北朝鮮漁船から、日本の海、日本の漁場を守らなければいけないのだ。能登町の漁民は、農林水産省や海上保安庁に警備強化の要望を出しているのだが、未だ具体的な動きは無い。
 海上保安庁は、中国海警局の警備船、海洋調査船、漁船団の進入を受けているため東シナ海に重点を置いている。日本海の守りに十分な勢力を割けないのが現状である。
 海域侵犯にいかに対抗するか。
 ……
 他国の海域を侵攻するときに、先陣として漁船団を使うのは、中国の常套手段である。度重なるミサイルの発射、国際社会を無視した核開発、金正男氏の暗殺など北朝鮮を取り巻く情勢は風雲急を告げている。日本海に中国漁船団が存在するということは、北朝鮮に不測の事態が起こった場合、中国人民の保護を名目に中国海軍、中国海警局が日本海に進入する理由になる。日本海もが、中国の海となりかねないのだ。いずれ『日本海は、歴史的に中国の北方民族が漁業を行っていた中国の海である』と主張することも考えられる。
 日本は、海洋国家である。海を守ってこそ、国民の安全な暮らしが確保できるのだ。そのためには防衛省の情報網と海上保安庁の勢力を連携させ、さらに、海保の持つ航空機を大量に増強するなど大型巡視船と連携して機動力を持った海上警備体制を作り、日本の海域から違法漁業船、不審船を排除する必要がある。これからは、日本海にも十分に注意をする必要がある」
   ・   ・   ・   
 日本の安月給で貧困化する消費者にとって、日本漁民から高値の海産物を買うより、中国から輸入した安値の海産物・加工食品を買った方が家計が助かる。
 貧富の格差が食の格差を生み、安全・安心の高価な日本産海産物は、金持ちが買い、貧乏人は買えなくなる。
 事実。食に関わる漁業も農業も、高齢化と後継者不足で日本人の労働人口が減少し始めている。
   ・   ・   ・   
 人口激減時代に突入する日本では、日本人による農業や漁業には将来はなく、もし農業や漁業を存続させたければ外国人労働者を移民として受け入れて彼らに全てを任せ依存するしかない。
 日本人は、食料生産地である地方を外国人移民に明け渡し、大金が稼げる消費地の都会に集まって生活する、それが未来の日本の姿となる。
 現実に、地方の若者達は地方を見捨てて都市へと移住し始めている。
 その現象は、都市内部でも起きている。
 日本人住民が希薄となった地域に、外国人移民者が集まり始めている。
   ・   ・   ・   
 日本に大量に移住てくるのは、徹底した反日教育を受けた中国人しかいない。 
 事実。北海道などでは不審な外国人もしくは不審な外国人に協力する日本人が土地を買い込んでいる。
 日本に好意を持つ中国人は少数派であり、残りの大多数は反日的中国人である。
 台湾人と大陸系漢族=中国人とは別人である。
 問題は、中国共産党・中国軍の指示・命令に従う中国人である。
   ・   ・   ・   
 サムライ・武士は、祖先が身分低い卑しい農民・漁民出身であった。
 安い俸禄で家計が苦しかったサムライ・武士は、食べ物を得る為に汗水垂らして農業や漁業をおこなっていた。
 所詮。現代日本人は名誉を重んずる誇り高いサムライ・武士の子孫ではない。
   ・   ・   ・   
 外国から安い食糧を購入するには外貨が必要になるが、経済発展がなければ食糧を買う為の外貨が稼げない。
 日本人は、口では心配しているような事を話しても、実際は気にはしていない。
 日本社会は、建前と本音で成り立っている。
 「食糧の確保として日本の農業や漁業の将来を心配する」というのは建前で、本音は「安く買える食べ物」である。
   ・   ・   ・   
 別の位置から意地悪な見方をすれば、小金を持った人間の餌付けである。
 消費者から見れば、稼いだ金で食べ物を買う、である。
 生産者から見れば、作った農産物、獲った海産物を消費者に買ってもらう、である。
 食糧を敵対者への武器と見れば、相手が持っている金を食べ物を売って巻き上げる、となる。
 利敵行為者は、敵対者の歓心を買って利益を得る為に、裏切り者となって同胞を売る。
 敵対国から大量に食糧を輸入する為に、敵対国との戦争に猛反対する。
 敵対国の利益の為に、自国の農漁民が生活できない状況に追い込み、自国の農漁業を破壊する事であった。
 それが、「自国の農漁業を守るが、自国の農家や漁民は守らない」という自国農漁業不要論であり、「安価な他国産食糧を大量に輸入すべき」という消費者目線の言説である。
 「戦わずして勝つ」とは、中国兵法の極意である。
 食糧を支配する事は、敵味方に一人の戦死者も出さないという賢い戦略戦術である。
   ・   ・   ・   
 日本人の中には、日本の国益や日本人の権利よりも中国や中国人の利益を優先する者が存在する。
 そうした中国共産党寄りの日本人は、政治家、官僚、財界人はもとより学者、マスコミ関係者、評論家、市民団体関係者など多方面で活動している。
   ・   ・   ・   
 反日派中国共産党の食糧を武器とする新たな対日戦略としての、日本の食卓支配。
 食糧を武器として使うのは、春秋戦国時代からの伝統的戦略である。
 「敵に塩を送る」的発想は日本国内では通用するが、世界、特に中華世界では通用しない自殺行為である。
 それは、歴史が証明している。
 謀略の中華世界では、「受けた恩義は忘れず恩返しする」という心情は存在しない。
 中国は、300万人〜500万人の餓死者を出した河南省大飢餓で1,000万人以上を救済した軍国日本・日本軍部・日本陸軍・A級戦犯に感謝した事がない。
 そればかりか、軍国日本・日本軍部・日本陸軍・A級戦犯を悪魔の化身として蛇蝎の如き嫌っている。
   ・   ・   ・   
・18・⓲・19・⓳・20・⓴・
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日本海大海戦 [東宝DVD名作セレクション]

日本海大海戦 [東宝DVD名作セレクション]

2017-03-22

✡2」─3─人道・道徳・倫理に必要なのは、人を超越した宗教か、人が作成した法律・憲法か、或いはイデオロギーか、それとも別の何か。〜No.6 No,7@              

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 2015年12月8日号 ニューズウィーク日本版「『宗教は道徳心を育てる』は本当か
 子育て 6ヶ国の子供を対象にした最新調査によれば 非宗教的な家庭の子のほうが他人に優しいらしい レイチェル・グロス
 信仰心があつい人々は、こう主張することが多い──宗教があるから人間は道徳的になれる。実際、信仰深いほうが市民活動に熱心で、倫理的な判断を下し、慈善事業に寄付する傾向が強いという研究結果も一部にある。
 ポジティブな見方をすれば、宗教は信者に倫理的な枠組みを提供し、物語や儀式を通じて倫理的な価値観を浸透させる。別の言い方をするなら、『神が見ているから正しいことをしよう』と思わせるわけだ。
 一方、そんなのはたわ言だと考える人々もいる。世界で今、宗教的不寛容が何を引き起こしているかというスケールの大きい話しはさておき、宗教と道徳の間には何の関係もないとする研究も少なくない。むしろ信心深くない人のほうが倫理的に行動し、思いやりがあり、人種差別の傾向が少ないという研究もある。一体どちらが本当なのか。
 シカゴ大学のグループの新しい研究では、宗教は必ずしも道徳心を強めるわけではないとの結果が出た。先月、カレント・バイオロジー誌に発表されたこの研究は、6ヶ国の1,170人の子供たちを対象に調査を実施したもの。それによると、宗教的な家庭で育った子どものほうが利己的だったという。
 『信心深い家庭で育つ子供は他人に親切だという常識的な考えと矛盾する』結果だと、この論文は主張する。
 『そもそも宗教は道徳意識の発展に欠かせないのかという疑問が生じた』
 この研究で、アメリカ、カナダ、南アフリカ、トルコ、ヨルダン、中国の5〜12歳の子供たちに30枚のステッカーを渡し、気に入った10枚を選ばせる。次にその10枚のうち何枚かを、1枚もステッカーを持っていない子にあげてもいいと伝える。
 その結果、国、年齢などの要素と関係なく、信仰心の薄い家庭の子のほうが多くのステッカーを他の子に譲った。宗教的な家庭の子は『分かち合う気持ちがかなり少なかった』という。
 宗教的な家庭の子供の大部分はキリスト教徒とイスラム教徒で、残りはユダヤ教、ヒンドゥー教、仏教など。この研究では、キリスト教徒の子とイスラム教徒の子の間に違いは認められなかった(他の宗教については、統計的に有意な結論が出せる参考者数ではなかった)。
 ステッカーを分けるかどうかはもちろん小さな問題だが、この研究では、宗教的ではない家庭のほうが子供の寛容さと利他主義を育てると結論付けている。その理由は、宗教の戒律や規範ではなく、理性と論理的思考で道徳的な判断をするように教えられているかもしれない。
 『道徳を教えるときに、物語や霊的存在に頼れなければ、合理的思考に頼るしかない』と、研究リーダーを務めたシカゴ大学心理学科のジーン・デセティ教授は言う。
 普段の習慣のほうが重要
 キリスト教は行動を善と悪にはっきり分け、曖昧な領域を残さない傾向がある。このような二元論の世界観は道徳的な基準の設定に役立つが、日常生活で直面する微妙で複雑な、区別がはっきりしないジレンマに対処する指針にはならない。
 将来を考えれば、この研究結果はよい兆候だと、今後14ヶ国に調査を広げる計画のデセティは言う。アメリカでは宗教を信じる人が減っているからだ。
 デセティによれば研究結果は、現代の宗教が倫理観の形成に果たす役割は縮小している、という説を裏付けるものだ。代わりに現代人は、哲学、歴史、政治など非宗教的要素に道徳的指針を求めるようになったという。
 この意外な研究結果の背景にあるのは、もっと単純な理由だろうと、米カルビン大学で宗教的献身について研究する社会学者ジョナサン・ヒルは指摘する。倫理的な判断を迫られたとき(例えば慈善活動への寄付など)、人は『神は私にどうしろと言っているか』とはあまり考えないものだ。むしろ、無意識のうちに普段の習慣に従う。
 『信仰と行動の間に直接的関連があると考えるのは謝りだ』と、ヒルは言う。『何を信じるかよる、どんな習慣を身に付けているかのほうがずっと重要だ』
 子供は『宗教心と寛容さの関係を研究する対象にふさわしくない』と、ノートルダム大学の社会学者クリスチャン・スミスは言う。『思春期、青春期、大人はどうなのかが知りたい』
 今回の研究結果から学ぶべきなのは、特定の社会集団の倫理的優位性を主張する研究は眉に唾を付けて聞いたほうがいいということかもしれない。
 聖書の文言にもある。『人を裁くな。あなたがたも裁かれないようにするためである』」
  





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宗教と道徳 (文春文庫)

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ベルクソンの道徳・宗教論

ベルクソンの道徳・宗教論

「教養」は死んだか―日本人の古典・道徳・宗教 (PHP新書)

「教養」は死んだか―日本人の古典・道徳・宗教 (PHP新書)

2017-03-21

✡2」─2─ユダヤ教の民族史。『旧約聖書』「創世記」ノアの方舟、ソドムとゴモラ、モーゼの十戒。同根のキリスト教とイスラム教。〜No.4〜No.5 @         

[新版]ユダヤは日本に何をしたか -我が愛する子や孫へ語り継ぎたい-

[新版]ユダヤは日本に何をしたか -我が愛する子や孫へ語り継ぎたい-

 
 プロフィールに、6つのブログを立ち上げる。↗
   ・   ・   ・  
 日本人の自然災害多発地帯で培われてきた神道的性格では、理解できない世界である。
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 日本人の脳は、戦術脳で、戦略脳にはむいていない。
 西洋人の脳は、戦略脳であり、戦術脳でもある
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 普遍宗教は、数多の民族宗教を滅ぼし異教徒を根絶やしにした。
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 徹底不寛容な一神教は、絶対神信仰を守る為に、聖戦で如何なる異教をも滅ぼし、神御名によって異教徒を容赦なく根絶やしにした。
 歴史的事実として、幾多の民族宗教が消滅し、数多くの異教徒集団が死滅した。
   ・   ・   ・   
 日本神道・日本神話には、天地創造神話や人間創造神話といった創造神話は存在しない。
 一神教・ユダヤ教と多神教・日本神道は、水と油の如く交わる所が全くない宗教である。
 ユダヤ民族と日本民族は、縁もゆかりもない、血のつながらりが全くない異なる民族である。
 ユダヤ民族は遊牧・農耕の砂漠の民で、日本民族は農耕・漁労・採取の山野の民である。
 ユダヤ教は厳格で明快な宗教であり、日本神道はあやふやで曖昧な宗教である。
 ユダヤ教は絶対神が人に降す罪と罰であり、日本神道は神と人が共に自責する穢れと恥である。
 ユダヤ教は、異教徒を攻撃し、異教徒を虐殺し、異教徒を奴隷とし、異教徒の私有財産を略奪した。
 日本神道には、異教徒は存在しないし、奴隷も存在しない。相手を憎み、攻める事も、殺す事も、奪う事もない。
 ユダヤの絶対神は、唯一の神として審判の神である。
 日本の神々は、喜怒哀楽のある人間臭い神々で、よく働き、よく遊び、酒を飲み、歌い、踊り、喧嘩し、泣き、笑った。
 日本皇室とユダヤ民族とは、血のつながりもなければ、制度にも似た所はない。
 日本民族は、多人種多民族が混血した雑種民族であり、神に愛された特別な民族でもなければ、神から知恵や能力を授けられた才能豊かな民族でもない。
 日本神道・日本神話は、天孫降臨神話として、日本皇室と一体となっている。
 天皇制度がなくなると、日本神道と日本神話はなくなし、日本民族もなくなる。
   ・   ・   ・   
 一神教の絶対神が愛し恩寵を授ける人間の条件とは、善人・悪人ではなく、信仰を持ち、絶対神にウソを吐かない者である。
 善人でも、異教徒であれば見捨てる。
 如何なる極悪非道な悪人であっても、絶対神を信仰しウソを吐かないものは助ける。
 絶対神にとっての善人とは、信仰を持ちウソを吐かない人間の事である。
   ・   ・   ・   
 ユダヤ人が使用していたヘブライ語の旧約聖書は、母音を使わず音のみで書かれていた。
 母音を省略する記述法を、「アブジャド」と呼ばれている。
 民族言語は、その民族しか理解できない。
   ・   ・   ・   
 マジョリティーのエジプト王朝にとって、奴隷身分から独立したカナンの地に移り住んだヘブライ人はマイノリティーであった。
 ヘブライ人にとって、海の外から移住してきた移民・ペリシテ人はマイノリティーであった。
 マジョリティーとマイノリティーの戦いは、古代から人類が抱える終わる事のない宿痾である。
 歴史上で、マジョリティーとマイノリティーが対等・公平・平等な関係で仲良く共に協調しながら生活するという綺麗事の理想は存在しない。
   ・   ・    ・
 2017年2月号 WiLL「預言者の時代 9 古田博司
 部族争いをしているうちに海から強力な敵がやって来た
 ユダヤの神について
 ユダヤ教の神について今回までで分かったことを箇条書きしておこう。
 1,神が契約した民は複数いる。(例:ミデヤンびと、レカブびと)
 1,神は債務奴隷・寄留者・寡婦・孤児など、貧しい人に優しい。(例:契約・律法)
 1,神は富んだ国や土地の神々をねたむ。(例:エジプトの神々、メソポタミアの神々、フェニキヤの神々、カナンの神々)
 1,神はいくさ神である。(例:預言者や裁判人を使い、戦いに導いて勝敗を教える)
 1,神は子宝神である。(例:アブラハムの妻サライ、サムソンの母)
 1,神は、神の使い(神に操られし者)・神の人(無名の預言者)・神の霊(直観)、神の幻(未詳)で人に覚知させる。(例:モーセ、ギデオン、エフタ、エリ、サムエル、サムソンの母、サウル)
 1,神に使用言語の『言葉』で告げられた者が預言者である。(例;モーセ、ギデオン、サムエル)
 1,神は召命後に逃げ出す預言者を殺そうとする。(例;モーセ、ヨナ、エレミヤ時代のウリヤ)
 1,神は自分を試そうとする預言者を許す。(例:ヤコブ、ギデオン)。普通の人は許されない(申命記[前7世紀編纂]6−16)。
 1,神は人肉の燔祭(はんさい)を受けない。(例:アブラハムの息子)
 1,神は自分を祭っていれば、他の神を合祀しても呪わない。偶像だけを祭ると呪う。(前例;預言者の町ベテルの都市神、ダン族のミカ家由来の偶像神、後例:ギデオンのエポデ)
 1,神は、状況に応じ契約変更したり、二重契約したりする。(例:サムエル、エリ)
 以上から、ヤハヴェは人格神であり、貧乏人の神、いくさ神、子宝神で、背信は許さないが、情調酌量や常識は知っている、というのことが分かる。即ち、過酷なだけの神ではない。
 会衆はじめて会議をもった
 社会科学的に考えると、これは画期的なことだと言える。なぜかと言えば、イスラエルの全会衆がはじめて集まることができたということだ。といっても、12支族というのはあやしい。レビ族は散ったし、ルベン族、シメオン族などは散り始めていたことだろう。代わって台頭してきたのがエフライム族である。
 ところが、この画期的なイスラエル会衆会議開催地がヨルダン川の東、ミヅパんなのである。ミヅパ・ギレアデともいうように、勇者エフタの故郷のギレアデ領だ。エフタの自宅もミヅパになった。ヘブライ人でない、ギレアデびとの地がなぜ選ばれたのか。
 その後、ミヅパに集まったヤハヴェ連合諸部族の長老たちが、預言者の町ベテルへと上がってきて、ベニヤミン族と戦うべきかをピネハスに問う。モーゼの弟、アロンの子のエレアデルの子で、祭司かつ預言者だった。当時、契約の箱はベデルにあり、ピネハスがそれに仕えていた(士師記 20ー27〜28)。預言者は神の言葉を告げた。『のぼれ。わたしはあす彼らをあなたがたの手にわたすであろう』(同20ー28)、と。
 イスラエル会衆は勢いづき次々に追撃してベニヤミン族を殺し、最後には600人が荒野の方、リンモン岩までのがれて4ヶ月隠れた。やり過ぎを後悔した会衆はベテルに上り、神の前で激しく泣き、これではヤハヴェ連合12支族が一つ欠けてしまうと反省し、残ったベニヤミンびとに嫁を取らせ、部族を復活させようとした。
 その嫁をどこから連れて来るかで相談し、今回戦闘に参加しなかった者を確かめると、あのベニヤミンの友、エフライムの敵、ヤベシ・ギレアデの人々だった。そこで勇士1万2,000人でヤベシへ行軍し、全男性・男と寝た女・子供らを剣にかけ、処女400人を得て、リンモン岩に隠れていたベニヤミンびとに与えた(同21ー12〜13)。つまりギレアデびとは、今回の戦いで二つに割れたのである。ミヅパとヤベシの二つの町で、会衆側とベニヤミン側に分かれた。戦闘に積極的だったミヅパが会衆会議開催地となり、ヤベシは討伐対象となってしまったというわけである。これでヤベシ居住区のエフライム族は、ヤベシの町を取った。エフライム族全体としては、これでヨルダン川の渡し場での敵を討った。
 北南大路を中軸に町が連なる
 だが、それでも女が足りなかった。会衆は今回の戦闘に当たり、ミヅパで『「ベニヤミンに妻を与える者はのろわれる」と言って誓ったから』(同21−18)、自分たちからは供給できない。そこで彼らは、ヤハヴェ祭りが行われるシロの町にねらいをつけた。『シロはベテルの北にあって、ベテルの北にあって、ベテルからシケムにのぼる大路の東』(同21−19)にある。地政学的に見ると、この位置はこうである。
 ……
 ……ベニヤミン族が全壊したいま、これらのほとんどがエフライム領である。
 『そして彼らはベニヤミンの人々に命じて言った、「あなたがたは行って、ぶどう畑に待ち伏せして、うかがいなさい。もしシロの娘たちが踊りを踊りに出てきたならば、ぶどう畑から出て、シロの娘たちのうちから、めいめい自分の妻をとって、ベニヤミンの地に連れて行きなさい」』(同21ー20〜21)
 ひどい話である。……その言い訳がまたひどい。『お前たちはベニヤミン族に嫁をやっただろう。それは誓約違反だ』という脅しである(同21−22)。おそらく、ベニヤミン族との間に深い姻戚関係にあったのは、ヤベシとシロだったのだろう。
 この戦いが行われたのは、エフタの時代とサウル王の時代の間に挟まれた数十年間のことだ。
 ……
 ペリシテ人VSナジルびと
 ペリシテ人は、クレタ島民を中心とするエーゲ海の『海の民』である。第一波は、前13世紀末エジプトの西部デルタへと滲み込んだ。前12世紀前半、より強力な侵略の波が次々と押し寄せた。
 第20王朝のラムセス3世は海洋民族のエジプト侵入を阻止すべく戦ったが、彼らの広範囲な浸透を防ぐことができず、カナンの定住を認め、それ以後彼らをパレスチナに対するカウンターパートとして利用した。南にエジプト軍の基地のあったガザを明け渡し、南部沿岸平野と北のエズレル、ベテシャンの渓谷にペリシテ人が住みついていった。前11世紀前半には、その勢いは侮りがたいものとなり、カナンの地に広がるヘブライ人たちの仇敵となった。
 ……
 この強力な敵に対し、神はヘブライ人のために特別な人を用意した。それが『ナジルびと』である。このナジルびとについて、士師記と後の民数記は次のように定義している。
 ナジルびととは、生まれたときから神にささげられている(士師記13−5)。
 ……救助者や英雄では戦いきれない強力な敵ペリシテ人がやってきた。そしてペリシテは『パレスチナ』の地名の語源になった」
   ・   ・   ・   

 『旧約聖書』(日本聖書協会、1955年)ユダヤ教・キリスト教・イスラム教。
「創世記」
 第5章
アダムの系図は次のとおりである。神が人を創造された時、神をかたどって造り、
彼らを男と女とに創造された。彼らが創造された時、神は彼らを祝福して、その名をアダムと名づけられた。
アダムは百三十歳になって、自分にかたどり、自分のかたちのような男の子を生み、その名をセツと名づけた。
アダムがセツを生んで後、生きた年は八百年であって、ほかに男子と女子を生んだ。
アダムの生きた年は合わせて九百三十歳であった。そして彼は死んだ。
セツは百五歳になって、エノスを生んだ。
セツはエノスを生んだ後、八百七年生きて、男子と女子を生んだ。
セツの年は合わせて九百十二歳であった。そして彼は死んだ。
エノスは九十歳になって、カイナンを生んだ。
エノスはカイナンを生んだ後、八百十五年生きて、男子と女子を生んだ。
エノスの年は合わせて九百五歳であった。そして彼は死んだ。
カイナンは七十歳になって、マハラレルを生んだ。
カイナンはマハラレルを生んだ後、八百四十年生きて、男子と女子を生んだ。
カイナンの年は合わせて九百十歳であった。そして彼は死んだ。
マハラレルは六十五歳になって、ヤレドを生んだ。
マハラレルはヤレドを生んだ後、八百三十年生きて、男子と女子を生んだ。
マハラレルの年は合わせて八百九十五歳であった。そして彼は死んだ。
ヤレドは百六十二歳になって、エノクを生んだ。
ヤレドはエノクを生んだ後、八百年生きて、男子と女子を生んだ。
ヤレドの年は合わせて九百六十二歳であった。そして彼は死んだ。
エノクは六十五歳になって、メトセラを生んだ。
エノクはメトセラを生んだ後、三百年、神とともに歩み、男子と女子を生んだ。
エノクの年は合わせて三百六十五歳であった。
エノクは神とともに歩み、神が彼を取られたので、いなくなった。
メトセラは百八十七歳になって、レメクを生んだ。
メトセラはレメクを生んだ後、七百八十二年生きて、男子と女子を生んだ。
メトセラの年は合わせて九百六十九歳であった。そして彼は死んだ。
レメクは百八十二歳になって、男の子を生み、
「この子こそ、主が地をのろわれたため、骨折り働くわれわれを慰めるもの」と言って、その名をノアと名づけた。
レメクはノアを生んだ後、五百九十五年生きて、男子と女子を生んだ。
レメクの年は合わせて七百七十七歳であった。そして彼は死んだ。
ノアは五百歳になって、セム、ハム、ヤペテを生んだ。
 第6章
人が地のおもてにふえ始めて、娘たちが彼らに生れた時、
神の子たちは人の娘たちの美しいのを見て、自分の好む者を妻にめとった。
そこで主は言われた、「わたしの霊はながく人の中にとどまらない。彼は肉にすぎないのだ。しかし、彼の年は百二十年であろう」。
そのころ、またその後にも、地にネピリムがいた。これは神の子たちが人の娘たちのところにはいって、娘たちに産ませたものである。彼らは昔の勇士であり、有名な人々であった。
主は人の悪が地にはびこり、すべてその心に思いはかることが、いつも悪い事ばかりであるのを見られた。
主は地の上に人を造ったのを悔いて、心を痛め、
「わたしが創造した人を地のおもてからぬぐい去ろう。人も獣も、這うものも、空の鳥までも。わたしは、これらを造ったことを悔いる」と言われた。
しかし、ノアは主の前に恵みを得た。
ノアの系図は次のとおりである。ノアはその時代の人々の中で正しく、かつ全き人であった。ノアは神とともに歩んだ。
ノアはセム、ハム、ヤペテの三人の子を生んだ。
時に世は神の前に乱れて、暴虐が地に満ちた。
神が地を見られると、それは乱れていた。すべての人が地の上でその道を乱したからである。
そこで神はノアに言われた、「わたしは、すべての人を絶やそうと決心した。彼らは地を暴虐で満たしたから、わたしは彼らを地とともに滅ぼそう。
あなたは、いとすぎの木で箱舟を造り、箱舟の中にへやを設け、アスファルトでそのうちそとを塗りなさい。
その造り方は次のとおりである。すなわち箱舟の長さは三百キュビト、幅は五十キュビト、高さは三十キュビトとし、
箱舟に屋根を造り、上へ一キュビトにそれを仕上げ、また箱舟の戸口をその横に設けて、一階と二階と三階のある箱舟を造りなさい。
わたしは地の上に洪水を送って、命の息のある肉なるものを、みな天の下から滅ぼし去る。地にあるものは、みな死に絶えるであろう。
ただし、わたしはあなたと契約を結ぼう。あなたは子らと、妻と、子らの妻たちと共に箱舟にはいりなさい。
またすべての生き物、すべての肉なるものの中から、それぞれ二つずつを箱舟に入れて、あなたと共にその命を保たせなさい。それらは雄と雌とでなければならない。
すなわち、鳥はその種類にしたがい獣はその種類にしたがい、また地のすべての這うものも、その種類にしたがって、それぞれ二つずつ、あなたのところに入れて、命を保たせなさい。
また、すべての食物となるものをとって、あなたのところにたくわえ、あなたとこれらのものとの食物としなさい」。
ノアはすべて神の命じられたようにした。
 第7章
主はノアに言われた、「あなたと家族とはみな箱舟にはいりなさい。あなたがこの時代の人々の中で、わたしの前に正しい人であるとわたしは認めたからである。
あなたはすべての清い獣の中から雄と雌とを七つずつ取り、清くない獣の中から雄と雌とを二つずつ取り、
また空の鳥の中から雄と雌とを七つずつ取って、その種類が全地のおもてに生き残るようにしなさい。
七日の後、わたしは四十日四十夜、地に雨を降らせて、わたしの造ったすべての生き物を、地のおもてからぬぐい去ります」。
ノアはすべて主が命じられたようにした。
さて洪水が地に起った時、ノアは六百歳であった。
ノアは子らと、妻と、子らの妻たちと共に洪水を避けて箱舟にはいった。
また清い獣と、清くない獣と、鳥と、地に這うすべてのものとの、
雄と雌とが、二つずつノアのもとにきて、神がノアに命じられたように箱舟にはいった。
こうして七日の後、洪水が地に起った。
それはノアの六百歳の二月十七日であって、その日に大いなる淵の源は、ことごとく破れ、天の窓が開けて、
雨は四十日四十夜、地に降り注いだ。
その同じ日に、ノアと、ノアの子セム、ハム、ヤペテと、ノアの妻と、その子らの三人の妻とは共に箱舟にはいった。
またすべての種類の獣も、すべての種類の家畜も、地のすべての種類の這うものも、すべての種類の鳥も、すべての翼あるものも、皆はいった。
すなわち命の息のあるすべての肉なるものが、二つずつノアのもとにきて、箱舟にはいった。
そのはいったものは、すべて肉なるものの雄と雌とであって、神が彼に命じられたようにはいった。そこで主は彼のうしろの戸を閉ざされた。
洪水は四十日のあいだ地上にあった。水が増して箱舟を浮べたので、箱舟は地から高く上がった。
また水がみなぎり、地に増したので、箱舟は水のおもてに漂った。
水はまた、ますます地にみなぎり、天の下の高い山々は皆おおわれた。
水はその上、さらに十五キュビトみなぎって、山々は全くおおわれた。
地の上に動くすべて肉なるものは、鳥も家畜も獣も、地に群がるすべての這うものも、すべての人もみな滅びた。
すなわち鼻に命の息のあるすべてのもの、陸にいたすべてのものは死んだ。
地のおもてにいたすべての生き物は、人も家畜も、這うものも、空の鳥もみな地からぬぐい去られて、ただノアと、彼と共に箱舟にいたものだけが残った。
水は百五十日のあいだ地上にみなぎった。
 第8章
神はノアと、箱舟の中にいたすべての生き物と、すべての家畜とを心にとめられた。神が風を地の上に吹かせられたので、水は退いた。
また淵の源と、天の窓とは閉ざされて、天から雨が降らなくなった。
それで水はしだいに地の上から引いて、百五十日の後には水が減り、
箱舟は七月十七日にアララテの山にとどまった。
水はしだいに減って、十月になり、十月一日に山々の頂が現れた。
四十日たって、ノアはその造った箱舟の窓を開いて、
からすを放ったところ、からすは地の上から水がかわききるまで、あちらこちらへ飛びまわった。
ノアはまた地のおもてから、水がひいたかどうかを見ようと、彼の所から、はとを放ったが、
はとは足の裏をとどめる所が見つからなかったので、箱舟のノアのもとに帰ってきた。水がまだ全地のおもてにあったからである。彼は手を伸べて、これを捕え、箱舟の中の彼のもとに引き入れた。
それから七日待って再びはとを箱舟から放った。
はとは夕方になって彼のもとに帰ってきた。見ると、そのくちばしには、オリブの若葉があった。ノアは地から水がひいたのを知った。
さらに七日待ってまた、はとを放ったところ、もはや彼のもとには帰ってこなかった。
六百一歳の一月一日になって、地の上の水はかれた。ノアが箱舟のおおいを取り除いて見ると、土のおもては、かわいていた。
二月二十七日になって、地は全くかわいた。
この時、神はノアに言われた、
「あなたは妻と、子らと、子らの妻たちと共に箱舟を出なさい。
あなたは、共にいる肉なるすべての生き物、すなわち鳥と家畜と、地のすべての這うものとを連れて出て、これらのものが地に群がり、地の上にふえ広がるようにしなさい」。
ノアは共にいた子らと、妻と、子らの妻たちとを連れて出た。
またすべての獣、すべての這うもの、すべての鳥、すべて地の上に動くものは皆、種類にしたがって箱舟を出た。
ノアは主に祭壇を築いて、すべての清い獣と、すべての清い鳥とのうちから取って、燔祭を祭壇の上にささげた。
主はその香ばしいかおりをかいで、心に言われた、「わたしはもはや二度と人のゆえに地をのろわない。人が心に思い図ることは、幼い時から悪いからである。わたしは、このたびしたように、もう二度と、すべての生きたものを滅ぼさない。
地のある限り、種まきの時も、刈入れの時も、暑さ寒さも、夏冬も、昼も夜もやむことはないであろう」。
 第9章
神はノアとその子らとを祝福して彼らに言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ。
地のすべての獣、空のすべての鳥、地に這うすべてのもの、海のすべての魚は恐れおののいて、あなたがたの支配に服し、
すべて生きて動くものはあなたがたの食物となるであろう。さきに青草をあなたがたに与えたように、わたしはこれらのものを皆あなたがたに与える。
しかし肉を、その命である血のままで、食べてはならない。
あなたがたの命の血を流すものには、わたしは必ず報復するであろう。いかなる獣にも報復する。兄弟である人にも、わたしは人の命のために、報復するであろう。
人の血を流すものは、人に血を流される、神が自分のかたちに人を造られたゆえに。
あなたがたは、生めよ、ふえよ、地に群がり、地の上にふえよ」。
神はノアおよび共にいる子らに言われた、
「わたしはあなたがた及びあなたがたの後の子孫と契約を立てる。
またあなたがたと共にいるすべての生き物、あなたがたと共にいる鳥、家畜、地のすべての獣、すなわち、すべて箱舟から出たものは、地のすべての獣にいたるまで、わたしはそれと契約を立てよう。
わたしがあなたがたと立てるこの契約により、すべて肉なる者は、もはや洪水によって滅ぼされることはなく、また地を滅ぼす洪水は、再び起らないであろう」。
さらに神は言われた、「これはわたしと、あなたがた及びあなたがたと共にいるすべての生き物との間に代々かぎりなく、わたしが立てる契約のしるしである。
すなわち、わたしは雲の中に、にじを置く。これがわたしと地との間の契約のしるしとなる。
わたしが雲を地の上に起すとき、にじは雲の中に現れる。
こうして、わたしは、わたしとあなたがた、及びすべて肉なるあらゆる生き物との間に立てた契約を思いおこすゆえ、水はふたたび、すべて肉なる者を滅ぼす洪水とはならない。
にじが雲の中に現れるとき、わたしはこれを見て、神が地上にあるすべて肉なるあらゆる生き物との間に立てた永遠の契約を思いおこすであろう」。
そして神はノアに言われた、「これがわたしと地にあるすべて肉なるものとの間に、わたしが立てた契約のしるしである」。
箱舟から出たノアの子らはセム、ハム、ヤペテであった。ハムはカナンの父である。
この三人はノアの子らで、全地の民は彼らから出て、広がったのである。
さてノアは農夫となり、ぶどう畑をつくり始めたが、
彼はぶどう酒を飲んで酔い、天幕の中で裸になっていた。
カナンの父ハムは父の裸を見て、外にいるふたりの兄弟に告げた。
セムとヤペテとは着物を取って、肩にかけ、うしろ向きに歩み寄って、父の裸をおおい、顔をそむけて父の裸を見なかった。
やがてノアは酔いがさめて、末の子が彼にした事を知ったとき、
彼は言った、「カナンはのろわれよ。彼はしもべのしもべとなって、その兄弟たちに仕える」。
また言った、「セムの神、主はほむべきかな、カナンはそのしもべとなれ。
神はヤペテを大いならしめ、セムの天幕に彼を住まわせられるように。カナンはそのしもべとなれ」。
ノアは洪水の後、なお三百五十年生きた。
ノアの年は合わせて九百五十歳であった。そして彼は死んだ。

 第18章
時に主は言われた、「わたしのしようとする事をアブラハムに隠してよいであろうか。
アブラハムは必ず大きな強い国民となって、地のすべての民がみな、彼によって祝福を受けるのではないか。
わたしは彼が後の子らと家族とに命じて主の道を守らせ、正義と公道とを行わせるために彼を知ったのである。これは主がかつてアブラハムについて言った事を彼の上に臨ませるためである」。
主はまた言われた、「ソドムとゴモラの叫びは大きく、またその罪は非常に重いので、
わたしはいま下って、わたしに届いた叫びのとおりに、すべて彼らがおこなっているかどうかを見て、それを知ろう」。
その人々はそこから身を巡らしてソドムの方に行ったが、アブラハムはなお、主の前に立っていた。
アブラハムは近寄って言った、「まことにあなたは正しい者を、悪い者と一緒に滅ぼされるのですか。
たとい、あの町に五十人の正しい者があっても、あなたはなお、その所を滅ぼし、その中にいる五十人の正しい者のためにこれをゆるされないのですか。
正しい者と悪い者とを一緒に殺すようなことを、あなたは決してなさらないでしょう。正しい者と悪い者とを同じようにすることも、あなたは決してなさらないでしょう。全地をさばく者は公義を行うべきではありませんか」。
主は言われた、「もしソドムで町の中に五十人の正しい者があったら、その人々のためにその所をすべてゆるそう」。
アブラハムは答えて言った、「わたしはちり灰に過ぎませんが、あえてわが主に申します。
もし五十人の正しい者のうち五人欠けたなら、その五人欠けたために町を全く滅ぼされますか」。主は言われた、「もしそこに四十五人いたら、滅ぼさないであろう」。
アブラハムはまた重ねて主に言った、「もしそこに四十人いたら」。主は言われた、「その四十人のために、これをしないであろう」。
アブラハムは言った、「わが主よ、どうかお怒りにならぬよう。わたしは申します。もしそこに三十人いたら」。主は言われた、「そこに三十人いたら、これをしないであろう」。
アブラハムは言った、「いまわたしはあえてわが主に申します。もしそこに二十人いたら」。主は言われた、「わたしはその二十人のために滅ぼさないであろう」。
アブラハムは言った、「わが主よ、どうかお怒りにならぬよう。わたしはいま一度申します、もしそこに十人いたら」。主は言われた、「わたしはその十人のために滅ぼさないであろう」。
主はアブラハムと語り終り、去って行かれた。アブラハムは自分の所に帰った。
 第19章
そのふたりのみ使は夕暮にソドムに着いた。そのときロトはソドムの門にすわっていた。ロトは彼らを見て、立って迎え、地に伏して、
言った、「わが主よ、どうぞしもべの家に立寄って足を洗い、お泊まりください。そして朝早く起きてお立ちください」。彼らは言った、「いや、われわれは広場で夜を過ごします」。
しかしロトがしいて勧めたので、彼らはついに彼の所に寄り、家にはいった。ロトは彼らのためにふるまいを設け、種入れぬパンを焼いて食べさせた。
ところが彼らの寝ないうちに、ソドムの町の人々は、若い者も老人も、民がみな四方からきて、その家を囲み、
ロトに叫んで言った、「今夜おまえの所にきた人々はどこにいるか。それをここに出しなさい。われわれは彼らを知るであろう」。
ロトは入口におる彼らの所に出て行き、うしろの戸を閉じて、
言った、「兄弟たちよ、どうか悪い事はしないでください。
わたしにまだ男を知らない娘がふたりあります。わたしはこれをあなたがたに、さし出しますから、好きなようにしてください。ただ、わたしの屋根の下にはいったこの人たちには、何もしないでください」。
彼らは言った、「退け」。また言った、「この男は渡ってきたよそ者であるのに、いつも、さばきびとになろうとする。それで、われわれは彼らに加えるよりも、おまえに多くの害を加えよう」。彼らはロトの身に激しく迫り、進み寄って戸を破ろうとした。
その時、かのふたりは手を伸べてロトを家の内に引き入れ、戸を閉じた。
そして家の入口におる人々を、老若の別なく打って目をくらましたので、彼らは入口を捜すのに疲れた。
ふたりはロトに言った、「ほかにあなたの身内の者がここにおりますか。あなたのむこ、むすこ、娘およびこの町におるあなたの身内の者を、皆ここから連れ出しなさい。
われわれがこの所を滅ぼそうとしているからです。人々の叫びが主の前に大きくなり、主はこの所を滅ぼすために、われわれをつかわされたのです」。
そこでロトは出て行って、その娘たちをめとるむこたちに告げて言った、「立ってこの所から出なさい。主がこの町を滅ぼされます」。しかしそれはむこたちには戯むれごとに思えた。
夜が明けて、み使たちはロトを促して言った  「立って、ここにいるあなたの妻とふたりの娘とを連れ出しなさい。そうしなければ、あなたもこの町の不義のために滅ぼされるでしょう」。
彼はためらっていたが、主は彼にあわれみを施されたので、かのふたりは彼の手と、その妻の手と、ふたりの娘の手を取って連れ出し、町の外に置いた。
彼らを外に連れ出した時そのひとりは言った、「のがれて、自分の命を救いなさい。うしろをふりかえって見てはならない。低地にはどこにも立ち止まってはならない。山にのがれなさい。そうしなければ、あなたは滅びます」。
ロトは彼らに言った、「わが主よ、どうか、そうさせないでください。
しもべはすでにあなたの前に恵みを得ました。あなたはわたしの命を救って、大いなるいつくしみを施されました。しかしわたしは山まではのがれる事ができません。災が身に追い迫ってわたしは死ぬでしょう。
あの町をごらんなさい。逃げていくのに近く、また小さい町です。どうかわたしをそこにのがれさせてください。それは小さいではありませんか。そうすればわたしの命は助かるでしょう」。
み使は彼に言った、「わたしはこの事でもあなたの願いをいれて、あなたの言うその町は滅ぼしません。
急いでそこへのがれなさい。あなたがそこに着くまでは、わたしは何事もすることができません」。これによって、その町の名はゾアルと呼ばれた。
ロトがゾアルに着いた時、日は地の上にのぼった。
主は硫黄と火とを主の所すなわち天からソドムとゴモラの上に降らせて、
これらの町と、すべての低地と、その町々のすべての住民と、その地にはえている物を、ことごとく滅ぼされた。
しかしロトの妻はうしろを顧みたので塩の柱になった。
アブラハムは朝早く起き、さきに主の前に立った所に行って、
ソドムとゴモラの方、および低地の全面をながめると、その地の煙が、かまどの煙のように立ちのぼっていた。
こうして神が低地の町々をこぼたれた時、すなわちロトの住んでいた町々を滅ぼされた時、神はアブラハムを覚えて、その滅びの中からロトを救い出された。

「出エジプト記」
 第20章{モーゼの十戒}
神はこのすべての言葉を語って言われた。
「わたしはあなたの神、主であって、あなたをエジプトの地、奴隷の家から導き出した者である。
あなたはわたしのほかに、なにものをも神としてはならない。
あなたは自分のために、刻んだ像を造ってはならない。上は天にあるもの、下は地にあるもの、また地の下の水のなかにあるものの、どんな形をも造ってはならない。
それにひれ伏してはならない。それに仕えてはならない。あなたの神、主であるわたしは、ねたむ神であるから、わたしを憎むものは、父の罪を子に報いて、三、四代に及ぼし、
わたしを愛し、わたしの戒めを守るものには、恵みを施して、千代に至るであろう。
あなたは、あなたの神、主の名を、みだりに唱えてはならない。主は、み名をみだりに唱えるものを、罰しないでは置かないであろう。
安息日を覚えて、これを聖とせよ。
六日のあいだ働いてあなたのすべてのわざをせよ。
七日目はあなたの神、主の安息であるから、なんのわざをもしてはならない。あなたもあなたのむすこ、娘、しもべ、はしため、家畜、またあなたの門のうちにいる他国の人もそうである。
主は六日のうちに、天と地と海と、その中のすべてのものを造って、七日目に休まれたからである。それで主は安息日を祝福して聖とされた。
あなたの父と母を敬え。これは、あなたの神、主が賜わる地で、あなたが長く生きるためである。
あなたは殺してはならない。
あなたは姦淫してはならない。
あなたは盗んではならない。
あなたは隣人について、偽証してはならない。
あなたは隣人の家をむさぼってはならない。隣人の妻、しもべ、はしため、牛、ろば、またすべて隣人のものをむさぼってはならない」。

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「民数記」
 第31章
さて主はモーセに言われた、
「ミデアンびとにイスラエルの人々のあだを報いなさい。その後、あなたはあなたの民に加えられるであろう」。
モーセは民に言った、「あなたがたのうちから人を選んで戦いのために武装させ、ミデアンびとを攻めて、主のためミデアンびとに復讐しなさい。
すなわちイスラエルのすべての部族から、部族ごとに千人ずつを戦いに送り出さなければならない」。
そこでイスラエルの部族のうちから部族ごとに千人ずつを選び、一万二千人を得て、戦いのために武装させた。
モーセは各部族から千人ずつを戦いにつかわし、また祭司エレアザルの子ピネハスに、聖なる器と吹き鳴らすラッパとを執らせて、共に戦いにつかわした。
彼らは主がモーセに命じられたようにミデアンびとと戦って、その男子をみな殺した。
その殺した者のほかにまたミデアンの王五人を殺した。その名はエビ、レケム、ツル、フル、レバである。またベオルの子バラムをも、つるぎにかけて殺した。
またイスラエルの人々はミデアンの女たちとその子供たちを捕虜にし、その家畜と、羊の群れと、貨財とをことごとく奪い取り、
そのすまいのある町々と、その部落とを、ことごとく火で焼いた。
こうして彼らはすべて奪ったものと、かすめたものとは人をも家畜をも取り、
その生けどった者と、かすめたものと、奪ったものとを携えて、エリコに近いヨルダンのほとりのモアブの平野の宿営におるモーセと祭司エレアザルとイスラエルの人々の会衆のもとへもどってきた。
ときにモーセと祭司エレアザルと会衆のつかさたちはみな宿営の外に出て迎えたが、
モーセは軍勢の将たち、すなわち戦場から帰ってきた千人の長たちと、百人の長たちに対して怒った。
モーセは彼らに言った、「あなたがたは女たちをみな生かしておいたのか。
彼らはバラムのはかりごとによって、イスラエルの人々に、ペオルのことで主に罪を犯させ、ついに主の会衆のうちに疫病を起すに至った。
それで今、この子供たちのうちの男の子をみな殺し、また男と寝て、男を知った女をみな殺しなさい。
ただし、まだ男と寝ず、男を知らない娘はすべてあなたがたのために生かしておきなさい。
そしてあなたがたは七日のあいだ宿営の外にとどまりなさい。あなたがたのうちすべて人を殺した者、およびすべて殺された者に触れた者は、あなたがた自身も、あなたがたの捕虜も共に、三日目と七日目とに身を清めなければならない。
またすべての衣服と、すべての皮の器と、すべてやぎの毛で作ったものと、すべての木の器とを清めなければならない」。
祭司エレアザルは戦いに出たいくさびとたちに言った、「これは主がモーセに命じられた律法の定めである。
金、銀、青銅、鉄、すず、鉛など、
すべて火に耐える物は火の中を通さなければならない。そうすれば清くなるであろう。なおその上、汚れを清める水で、清めなければならない。しかし、すべて火に耐えないものは水の中を通さなければならない。
あなたがたは七日目に衣服を洗わなければならない。そして清くなり、その後宿営にはいることができる」。
主はモーセに言われた、
「あなたと祭司エレアザルおよび会衆の氏族のかしらたちは、その生けどった人と家畜の獲物の総数を調べ、
その獲物を戦いに出た勇士と、全会衆とに折半しなさい。
そして戦いに出たいくさびとに、人または牛、またはろば、または羊を、おのおの五百ごとに一つを取り、みつぎとして主にささげさせなさい。
すなわち彼らが受ける半分のなかから、それを取り、主にささげる物として祭司エレアザルに渡しなさい。
またイスラエルの人々が受ける半分のなかから、その獲た人または牛、またはろば、または羊などの家畜を、おのおの五十ごとに一つを取り、主の幕屋の務をするレビびとに与えなさい」。
モーセと祭司エレアザルとは主がモーセに命じられたとおりに行った。
そこでその獲物、すなわち、いくさびとたちが奪い取ったものの残りは羊六十七万五千、
牛七万二千、
ろば六万一千、
人三万二千、これはみな男と寝ず、男を知らない女であった。
そしてその半分、すなわち戦いに出た者の分は羊三十三万七千五百、
主にみつぎとした羊は六百七十五。
牛は三万六千、そのうちから主にみつぎとしたものは七十二。
ろばは三万五百、そのうちから主にみつぎとしたものは六十一。
人は一万六千、そのうちから主にみつぎとしたものは三十二人であった。
モーセはそのみつぎを主にささげる物として祭司エレアザルに渡した。主がモーセに命じられたとおりである。
モーセが戦いに出た人々とは別にイスラエルの人々に与えた半分、
すなわち会衆の受けた半分は羊三十三万七千五百、
牛三万六千、
ろば三万五百、
人一万六千であって、
モーセはイスラエルの人々の受けた半分のなかから、人および獣をおのおの五十ごとに一つを取って、主の幕屋の務をするレビびとに与えた。主がモーセに命じられたとおりである。
時に軍勢の将であったものども、すなわち千人の長たちと百人の長たちとがモーセのところにきて、
モーセに言った、「しもべらは、指揮下のいくさびとを数えましたが、われわれのうち、ひとりも欠けた者はありませんでした。
それで、われわれは、おのおの手に入れた金の飾り物、すなわち腕飾り、腕輪、指輪、耳輪、首飾りなどを主に携えてきて供え物とし、主の前にわれわれの命のあがないをしようと思います」。
モーセと祭司エレアザルとは、彼らから細工を施した金の飾り物を受け取った。
千人の長たちと百人の長たちとが、主にささげものとした金は合わせて一万六千七百五十シケル。
いくさびとは、おのおの自分のぶんどり物を獲た。
モーセと祭司エレアザルとは、千人の長たちと百人の長たちとから、その金を受け取り、それを携えて会見の幕屋に入り、主の前に置いてイスラエルの人々のために記念とした。
   *   *   *  

 モーセは、絶対神の命によって、ミデアン人の土地を攻撃した。
 ユダヤ人部隊は、約束の地・カナンに向かう途中で異教徒・ミデアン人の地を攻撃し、ミデアン人兵士を皆殺しにして凱旋した。
 モーセは、ミデアン人女性を生かして帰って来た事に激怒し、異民族の種を根絶する為に、ミデアン人の全ての男と男を知る女を皆殺しにする様に命じた。
 ユダヤ人兵士に、ミデアン人の土地を再攻撃し、男を知らない女を自由にする事を許した。
 ユダヤ人部隊は、ペリシテ人をも虐殺し、土地を奪い、異教の信仰を滅ぼす為に神殿を破壊した。
 殺さなかった者は、絶対神の許可で奴隷としてた。
 アブラハムは、女奴隷ハガルを孕ませてアラブ人の祖イスマエルを生ませた。
 アブラハムの妻サラは、ハガルとイスマエルの母子を砂漠に追放した。
 アラブ人とユダヤ人・イスラエルとの対立は、この時から始まった。
   ・   ・   ・   
 一神教とは、唯一の神以外の如何なる神も許さず、神を摸した偶像を造り崇拝する事を許さず、異教徒の生存を女子供に至るまで何人たりとも認めなかった。
 聖戦は、ユダヤ教からキリスト教へそしてイスラム教に受け継がれた。
   ・   ・   ・   
 聖書は、ユダヤ教徒による異教徒への虐殺で綴られている。
   ・   ・   ・   




 
   ・   ・   ・   

国民の神話  日本人の源流を訪ねて

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「日本神話」の謎を楽しむ本

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眠れないほどおもしろい日本神話の物語 (PHP文庫)

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2017-03-20

✡2」─1─『旧約聖書』「創世記」。『新約聖書』「ヨハネによる福音書」。不寛容な唯一絶対真理の一神教。〜No.2〜No.3@            

天地創造 [Blu-ray]

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旧題名・「ユダヤ民族と日本民族は同族か? 天皇の祖先はユダヤ人か?」
   ・   ・   ・   
 プロフィールに、6つのブログを立ち上げる。↗
   ・   ・   ・  
 ゾロアスター教の聖典『アベスタ』には、聖書の「処女の懐胎」や「救世主の誕生」や「最後の審判」などがすでに存在するといわれている。
   ・   ・   ・   
 一神教の絶対神は、光と世界と時間を創造し、予定に従って、全てを与え、全てを奪った。
   ・   ・   ・    
 一神教であるユダヤ教・キリスト教・イスラム教の絶対神は、唯一の「ある」神として光と時間と世界を創造し、光と時間と世界の外にあって「与え・奪う」事で全てを支配している。
 時間の初めと時間の終わり、世の初めと世の終わり、生を死を定め、全てが終わった時に最後の審判を行い、善い行いをした者は光り輝く神の国・天国に招き永遠の命を与え、悪い行いをした者は暗黒の地獄に突き落としその罪科に見あった責め苦を永遠の命で償わせる。
 罪人には、救いはない。
 神の世界とは「永遠の形」がある世界の事で、老いる事なき「永遠の若さ」と死ぬ事なき「永遠の命」が存在する世界であると共に、新しいモノが一つも生まれる事なき永遠の世界である。
 地上の人間世界とは、永遠や無限とは無縁の限定された「形のある」閉塞世界である。
 起きる全ての出来事は、主なる神の御心による御業で何らかのワケがあるのだが、人間には主なる神のお考えは理解できない。
 つまり、絶望も悲嘆も、悲劇も悲惨も、そこには存在しない。
 全てが、絶対神権を持った創造神によって、永遠の昔から運命的に定められた世界である。
 阪神・淡路大震災や東日本大震災などの地球上で起きている全ての自然災害は、主なる神がある意図を持って引き起こされた大災害である。
 自然災害で死んだ者は主なる神の定めによって死に、助かった者は主なる神が助かる様に定めていたがゆえに助かった。
 助かった者は、助けてくれた主なる神に感謝して「隣人愛の信仰」の道に入らねばならない。
 人は、死んだ家族や友人の冥福を祈る前に、自分が助かった事を絶対神に感謝した。
 大事なのは、不幸に死んだものではなく、幸運に生き残った者だけである。
 日本神道は、普遍宗教とは真逆に、死者の追悼を終えてから自分が生き残った事を嘆き悲しんだ。
 主なる神は、信仰を持つ善人を天国に誘い、信仰を持たない悪人を地獄に突き落とした。
 人は、自分が救われる運命か救われない定めか分からないだけに、主なる神と「隣人愛の信仰」を持つ事を契約し、救われると信じて勤勉に生き、強欲と嘘偽りを避けて日常生活を過ごしてきた。
 初めと終わりの間には、時間と世界を創造した唯一の神による絶対真理という一本の直線しか存在しない。
 神を捨てた反宗教無神論者には、初めもなければ終わりもなく、「隣人愛の信仰」で嘘偽りなき品行方正な生涯を終えて死後の世界を迎えようという誠実さは皆無である。
 理想社会を建設すると信じられた共産主義は、他人を意識した「完全無欠な絶対平等」を理想として、ソ連や中国など世界中で夥しい犠牲者を出して失敗した。
 同様に、資本主義もユートピアをもたらす事なく、他人を意識しない「個の完全なる自由」を標榜して、自分だけの富みと幸福を追求するだけの弱肉強食の不公平社会を出現させた。
 勤勉と禁欲という歯止めを捨てた個人は、個の強欲だけを唯一の目的として利益と金儲けを追い求める成長至上主義と社会から切り離されて取り残されるという恐怖の脅迫観念で、終わりなき「無限衝動」に駈られて盲目的に暴走している。
 そこには、立ち止まって自分を振り返る満ち足りた喜びも新しいモノに出会う楽しみもない。
 現代社会には、目的のない一本の直線が過去から未来に向けて永遠に延びている。
 個の欲得しか持たない現代人は、神の審判はおろか歴史の審判という恐怖心を持たないがゆえに、亡者の如く絶望に打ちひしがれながらその道を虚ろな目をして彷徨うしかない。
   *   *   *   
 聖書の世界観では、絶対神の創世は6000年前で、人類の誕生も6000年前とされた。
 太古の世界では、動物は植物を食べ肉を食べてはいなかった。
 絶対神は、信仰の証しとして生贄を要求し、生贄を捧げた信仰厚い者にのみ恩寵・奇跡を授けた。
   ・   ・   ・   

 『旧約聖書』(日本聖書協会、1955年)ユダヤ教・キリスト教・イスラム教。
「創世記」
 第1章
はじめに神は天と地とを創造された。
地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた。
神は「光あれ」と言われた。すると光があった。
神はその光を見て、良しとされた。神はその光とやみとを分けられた。
神は光を昼と名づけ、やみを夜と名づけられた。夕となり、また朝となった。第一日である。
神はまた言われた、「水の間におおぞらがあって、水と水とを分けよ」。
そのようになった。神はおおぞらを造って、おおぞらの下の水とおおぞらの上の水とを分けられた。
神はそのおおぞらを天と名づけられた。夕となり、また朝となった。第二日である。
神はまた言われた、「天の下の水は一つ所に集まり、かわいた地が現れよ」。そのようになった。
神はそのかわいた地を陸と名づけ、水の集まった所を海と名づけられた。神は見て、良しとされた。
神はまた言われた、「地は青草と、種をもつ草と、種類にしたがって種のある実を結ぶ果樹とを地の上にはえさせよ」。そのようになった。
地は青草と、種類にしたがって種をもつ草と、種類にしたがって種のある実を結ぶ木とをはえさせた。神は見て、良しとされた。
夕となり、また朝となった。第三日である。
神はまた言われた、「天のおおぞらに光があって昼と夜とを分け、しるしのため、季節のため、日のため、年のためになり、
天のおおぞらにあって地を照らす光となれ」。そのようになった。
神は二つの大きな光を造り、大きい光に昼をつかさどらせ、小さい光に夜をつかさどらせ、また星を造られた。
神はこれらを天のおおぞらに置いて地を照らさせ、
昼と夜とをつかさどらせ、光とやみとを分けさせられた。神は見て、良しとされた。
夕となり、また朝となった。第四日である。
神はまた言われた、「水は生き物の群れで満ち、鳥は地の上、天のおおぞらを飛べ」。
神は海の大いなる獣と、水に群がるすべての動く生き物とを、種類にしたがって創造し、また翼のあるすべての鳥を、種類にしたがって創造された。神は見て、良しとされた。
神はこれらを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、海たる水に満ちよ、また鳥は地にふえよ」。
夕となり、また朝となった。第五日である。
神はまた言われた、「地は生き物を種類にしたがっていだせ。家畜と、這うものと、地の獣とを種類にしたがっていだせ」。そのようになった。
神は地の獣を種類にしたがい、家畜を種類にしたがい、また地に這うすべての物を種類にしたがって造られた。神は見て、良しとされた。
神はまた言われた、「われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造り、これに海の魚と、空の鳥と、家畜と、地のすべての獣と、地のすべての這うものとを治めさせよう」。
神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された。
神は彼らを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ」。
神はまた言われた、「わたしは全地のおもてにある種をもつすべての草と、種のある実を結ぶすべての木とをあなたがたに与える。これはあなたがたの食物となるであろう。
また地のすべての獣、空のすべての鳥、地を這うすべてのもの、すなわち命あるものには、食物としてすべての青草を与える」。そのようになった。
神が造ったすべての物を見られたところ、それは、はなはだ良かった。夕となり、また朝となった。第六日である。
 第2章
こうして天と地と、その万象とが完成した。
神は第七日にその作業を終えられた。すなわち、そのすべての作業を終って第七日に休まれた。
神はその第七日を祝福して、これを聖別された。神がこの日に、そのすべての創造のわざを終って休まれたからである。
これが天地創造の由来である。主なる神が地と天とを造られた時、
地にはまだ野の木もなく、また野の草もはえていなかった。主なる神が地に雨を降らせず、また土を耕す人もなかったからである。
しかし地から泉がわきあがって土の全面を潤していた。
主なる神は土のちりで人を造り、命の息をその鼻に吹きいれられた。そこで人は生きた者となった。
主なる神は東のかた、エデンに一つの園を設けて、その造った人をそこに置かれた。
また主なる神は、見て美しく、食べるに良いすべての木を土からはえさせ、更に園の中央に命の木と、善悪を知る木とをはえさせられた。
また主なる神は、見て美しく、食べるに良いすべての木を土からはえさせ、更に園の中央に命の木と、善悪を知る木とをはえさせられた。
また一つの川がエデンから流れ出て園を潤し、そこから分れて四つの川となった。
その第一の名はピソンといい、金のあるハビラの全地をめぐるもので、
その地の金は良く、またそこはブドラクと、しまめのうとを産した。
第二の川の名はギホンといい、クシの全地をめぐるもの。
第三の川の名はヒデケルといい、アッスリヤの東を流れるもの。第四の川はユフラテである。
主なる神は人を連れて行ってエデンの園に置き、これを耕させ、これを守らせられた。
主なる神はその人に命じて言われた、「あなたは園のどの木からでも心のままに取って食べてよろしい。
しかし善悪を知る木からは取って食べてはならない。それを取って食べると、きっと死ぬであろう」。
また主なる神は言われた、「人がひとりでいるのは良くない。彼のために、ふさわしい助け手を造ろう」。
そして主なる神は野のすべての獣と、空のすべての鳥とを土で造り、人のところへ連れてきて、彼がそれにどんな名をつけるかを見られた。人がすべて生き物に与える名は、その名となるのであった。
それで人は、すべての家畜と、空の鳥と、野のすべての獣とに名をつけたが、人にはふさわしい助け手が見つからなかった。
そこで主なる神は人を深く眠らせ、眠った時に、そのあばら骨の一つを取って、その所を肉でふさがれた。
主なる神は人から取ったあばら骨でひとりの女を造り、人のところへ連れてこられた。
そのとき、人は言った。「これこそ、ついにわたしの骨の骨、わたしの肉の肉。男から取ったものだから、これを女と名づけよう」。
それで人はその父と母を離れて、妻と結び合い、一体となるのである。
人とその妻とは、ふたりとも裸であったが、恥ずかしいとは思わなかった




   *   *   *  

十戒 [Blu-ray]

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『新約聖書』(日本聖書協会、1954年)キリスト教。
 「ヨハネによる福音書」
第1章
初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。
この言は初めに神と共にあった。
すべてのものは、これによってできた。できたもののうち、一つとしてこれによらないものはなかった。
この言に命があった。そしてこの命は人の光であった。
光はやみの中に輝いている。そして、やみはこれに勝たなかった。
ここにひとりの人があって、神からつかわされていた。その名をヨハネと言った。
この人はあかしのためにきた。光についてあかしをし、彼によってすべての人が信じるためである。
彼は光ではなく、ただ、光についてあかしをするためにきたのである。
すべての人を照すまことの光があって、世にきた。
彼は世にいた。そして、世は彼によってできたのであるが、世は彼を知らずにいた。
彼は自分のところにきたのに、自分の民は彼を受けいれなかった。
しかし、彼を受けいれた者、すなわち、その名を信じた人々には、彼は神の子となる力を与えたのである。
それらの人は、血すじによらず、肉の欲によらず、また、人の欲にもよらず、ただ神によって生れたのである。
そして言は肉体となり、わたしたちのうちに宿った。わたしたちはその栄光を見た。それは父のひとり子としての栄光であって、めぐみとまこととに満ちていた。
ヨハネは彼についてあかしをし、叫んで言った、「『わたしのあとに来るかたは、わたしよりもすぐれたかたである。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この人のことである」。
わたしたちすべての者は、その満ち満ちているものの中から受けて、めぐみにめぐみを加えられた。
律法はモーセをとおして与えられ、めぐみとまこととは、イエス・キリストをとおしてきたのである。
神を見た者はまだひとりもいない。ただ父のふところにいるひとり子なる神だけが、神をあらわしたのである。
さて、ユダヤ人たちが、エルサレムから祭司たちやレビ人たちをヨハネのもとにつかわして、「あなたはどなたですか」と問わせたが、その時ヨハネが立てたあかしは、こうであった。
すなわち、彼は告白して否まず、「わたしはキリストではない」と告白した。
そこで、彼らは問うた、「それでは、どなたなのですか、あなたはエリヤですか」。彼は「いや、そうではない」と言った。「では、あの預言者ですか」。彼は「いいえ」と答えた。
そこで、彼らは言った、「あなたはどなたですか。わたしたちをつかわした人々に、答を持って行けるようにしていただきたい。あなた自身をだれだと考えるのですか」。
彼は言った、「わたしは、預言者イザヤが言ったように、『主の道をまっすぐにせよと荒野で呼ばわる者の声』である」。
つかわされた人たちは、パリサイ人であった。
彼らはヨハネに問うて言った、「では、あなたがキリストでもエリヤでもまたあの預言者でもないのなら、なぜバプテスマを授けるのですか」。
ヨハネは彼らに答えて言った、「わたしは水でバプテスマを授けるが、あなたがたの知らないかたが、あなたがたの中に立っておられる。
それがわたしのあとにおいでになる方であって、わたしはその人のくつのひもを解く値うちもない」。
これらのことは、ヨハネがバプテスマを授けていたヨルダンの向こうのベタニヤであったのである。
その翌日、ヨハネはイエスが自分の方にこられるのを見て言った、「見よ、世の罪を取り除く神の小羊。
『わたしのあとに来るかたは、わたしよりもすぐれたかたである。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この人のことである。
わたしはこのかたを知らなかった。しかし、このかたがイスラエルに現れてくださるそのことのために、わたしはきて、水でバプテスマを授けているのである」。
ヨハネはまたあかしをして言った、「わたしは、御霊がはとのように天から下って、彼の上にとどまるのを見た。
わたしはこの人を知らなかった。しかし、水でバプテスマを授けるようにと、わたしをおつかわしになったそのかたが、わたしに言われた、『ある人の上に、御霊が下ってとどまるのを見たら、その人こそは、御霊によってバプテスマを授けるかたである』。
わたしはそれを見たので、このかたこそ神の子であると、あかしをしたのである」。
その翌日、ヨハネはまたふたりの弟子たちと一緒に立っていたが、
イエスが歩いておられるのに目をとめて言った、「見よ、神の小羊」。
そのふたりの弟子は、ヨハネがそう言うのを聞いて、イエスについて行った。
イエスはふり向き、彼らがついてくるのを見て言われた、「何か願いがあるのか」。彼らは言った、「ラビ(訳して言えば、先生)どこにおとまりなのですか」。
イエスは彼らに言われた、「きてごらんなさい。そうしたらわかるだろう」。そこで彼らはついて行って、イエスの泊まっておられる所を見た。そして、その日はイエスのところに泊まった。時は午後四時ごろであった。
ヨハネから聞いて、イエスについて行ったふたりのうちのひとりは、シモン・ペテロの兄弟アンデレであった。
彼はまず自分の兄弟シモンに出会って言った、「わたしたちはメシヤ(訳せば、キリスト)にいま出会った」。
そしてシモンをイエスのもとにつれてきた。イエスは彼に目をとめて言われた、「あなたはヨハネの子シモンである。あなたをケパ(訳せば、ペテロ)と呼ぶことにする」。
その翌日、イエスはガリラヤに行こうとされたが、ピリポに出会って言われた、「わたしに従ってきなさい」。
ピリポは、アンデレとペテロとの町ベツサイダの人であった。
このピリポがナタナエルに出会って言った、「わたしたちは、モーセが律法の中にしるしており、預言者たちがしるしていた人、ヨセフの子、ナザレのイエスにいま出会った」。
ナタナエルは彼に言った、「ナザレから、なんのよいものが出ようか」。ピリポは彼に言った、「きて見なさい」。
イエスはナタナエルが自分の方に来るのを見て、彼について言われた、「見よ、あの人こそ、ほんとうのイスラエル人である。その心には偽りがない」。
ナタナエルは言った、「どうしてわたしをご存じなのですか」。イエスは答えて言われた、「ピリポがあなたを呼ぶ前に、わたしはあなたが、いちじくの木の下にいるのを見た」。
ナタナエルは答えた、「先生、あなたは神の子です。あなたはイスラエルの王です」。
イエスは答えて言われた、「あなたが、いちじくの木の下にいるのを見たと、わたしが言ったので信じるのか。これよりも、もっと大きなことを、あなたは見るであろう」。
また言われた、「よくよくあなたがたに言っておく。天が開けて、神の御使たちが人の子の上に上り下りするのを、あなたがたは見るであろう」。
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キング・オブ・キングス [DVD]

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『口語 新約聖書』日本聖書協会、1954年
ヨハネによる福音書
第15章[編集]
わたしはまことのぶどうの木、わたしの父は農夫である。
わたしにつながっている枝で実を結ばないものは、父がすべてこれをとりのぞき、実を結ぶものは、もっと豊かに実らせるために、手入れしてこれをきれいになさるのである。
あなたがたは、わたしが語った言葉によって既にきよくされている。
わたしにつながっていなさい。そうすれば、わたしはあなたがたとつながっていよう。枝がぶどうの木につながっていなければ、自分だけでは実を結ぶことができないように、あなたがたもわたしにつながっていなければ実を結ぶことができない。
わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。もし人がわたしにつながっており、またわたしがその人とつながっておれば、その人は実を豊かに結ぶようになる。わたしから離れては、あなたがたは何一つできないからである。
人がわたしにつながっていないならば、枝のように外に投げすてられて枯れる。人々はそれをかき集め、火に投げ入れて、焼いてしまうのである。
あなたがたがわたしにつながっており、わたしの言葉があなたがたにとどまっているならば、なんでも望むものを求めるがよい。そうすれば、与えられるであろう。
あなたがたが実を豊かに結び、そしてわたしの弟子となるならば、それによって、わたしの父は栄光をお受けになるであろう。
父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛したのである。わたしの愛のうちにいなさい。
もしわたしのいましめを守るならば、あなたがたはわたしの愛のうちにおるのである。それはわたしがわたしの父のいましめを守ったので、その愛のうちにおるのと同じである。
わたしがこれらのことを話したのは、わたしの喜びがあなたがたのうちにも宿るため、また、あなたがたの喜びが満ちあふれるためである。
わたしのいましめは、これである。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互に愛し合いなさい。
人がその友のために自分の命を捨てること、これよりも大きな愛はない。
あなたがたにわたしが命じることを行うならば、あなたがたはわたしの友である。
わたしはもう、あなたがたを僕とは呼ばない。僕は主人のしていることを知らないからである。わたしはあなたがたを友と呼んだ。わたしの父から聞いたことを皆、あなたがたに知らせたからである。
あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだのである。そして、あなたがたを立てた。それは、あなたがたが行って実をむすび、その実がいつまでも残るためであり、また、あなたがたがわたしの名によって父に求めるものはなんでも、父が与えて下さるためである。
これらのことを命じるのは、あなたがたが互に愛し合うためである。
もしこの世があなたがたを憎むならば、あなたがたよりも先にわたしを憎んだことを、知っておくがよい。
もしあなたがたがこの世から出たものであったなら、この世は、あなたがたを自分のものとして愛したであろう。しかし、あなたがたはこの世のものではない。かえって、わたしがあなたがたをこの世から選び出したのである。だから、この世はあなたがたを憎むのである。
わたしがあなたがたに『僕はその主人にまさるものではない』と言ったことを、おぼえていなさい。もし人々がわたしを迫害したなら、あなたがたをも迫害するであろう。また、もし彼らがわたしの言葉を守っていたなら、あなたがたの言葉をも守るであろう。
彼らはわたしの名のゆえに、あなたがたに対してすべてそれらのことをするであろう。それは、わたしをつかわされたかたを彼らが知らないからである。
もしわたしがきて彼らに語らなかったならば、彼らは罪を犯さないですんだであろう。しかし今となっては、彼らには、その罪について言いのがれる道がない。
わたしを憎む者は、わたしの父をも憎む。
もし、ほかのだれもがしなかったようなわざを、わたしが彼らの間でしなかったならば、彼らは罪を犯さないですんだであろう。しかし事実、彼らはわたしとわたしの父とを見て、憎んだのである。
それは、『彼らは理由なしにわたしを憎んだ』と書いてある彼らの律法の言葉が成就するためである。
わたしが父のみもとからあなたがたにつかわそうとしている助け主、すなわち、父のみもとから来る真理の御霊が下る時、それはわたしについてあかしをするであろう。
あなたがたも、初めからわたしと一緒にいたのであるから、あかしをするのである。
   ・   ・   ・   

   ・   ・   ・   
「ヨハネの黙示録」
「見よ、わたしはすぐに来る。報いを携えてきて、それぞれのしわざに応じて報いよう。
わたしはアルパであり、オメガである。最初の者であり、最後の者である。初めであり、終りである。
いのちの木にあずかる特権を与えられ、また門をとおって都にはいるために、自分の着物を洗う者たちは、さいわいである。
犬ども、まじないをする者、姦淫を行う者、人殺し、偶像を拝む者、また、偽りを好みかつこれを行う者はみな、外に出されている」




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マリア [DVD]

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2017-03-19

⚐114」─5─反日無罪・愛国無罪の中国国内で頻発している日本人女性への犯罪事件及び嫌がらせ。2017年〜No.542@      


 旧題名、「ホロコーストに関して、天皇とA級戦犯に幇助罪が成立するのか?」第3代目
   ・   ・   ・  
 プロフィールに、6つのブログを立ち上げる。 ↗ 
   ・   ・   ・   
 反日派中国共産党は、国民に敵日感情を植え付けべく反日洗脳教育を徹底して行っている。
 自由な議論は禁止され、共産党の指導教育を疑ったり、共産党を批判する発言は弾圧し、逮捕・連行して再教育を行った。
   ・   ・   ・   
 国家は、戦前であれば現地保護の方針に従って中国の日本人居留民を武力を用いても助けたが、現代は武装板自衛隊を派遣して救出はしない。
   ・   ・   ・   
 2017年3月3日 産経ニュース「上海で邦人被害相次ぐ 強盗致傷で20代女性が左腕にケガ、女子高生つきまといや女児連れ去り未遂も 総領事館が注意喚起
 【北京=河崎真澄】中国上海市内の日本人が数多く暮らすマンションのエレベーターで2日夜、20代の日本人女性が刃物をもった男に襲われて負傷していたことが分かった。上海の日本総領事館が3日、明らかにした。
 総領事館によると、男はオートロック付きの入り口から被害にあった女性の後をつけてマンション内に侵入。中国語で「金を出せ」と脅してバッグを奪おうとしたが、女性が大声を上げて抵抗したため刃物で女性の左手を切りつけ、なにも取らずに逃走した。
 左手の傷が深く、女性は病院で手術を受けたが、命に別条はないという。地元警察が強盗致傷事件として男の行方を追っている。
 上海市内では先月、日本人学校高等部に通う女子生徒が学校の近くで中国人の男につきまとわれ、学校職員が男を取り押さえる事案が発生したほか、昨年9月には大型の外資系スーパーの店内で、日本人の女児が中年男から中国語で「お家に帰ろう」と声をかけられて腕を引っ張られる連れ去り未遂も発生している。
 上海市は、日本人の駐在員や家族など長期滞在者が4万人を超える海外でも最大級の邦人社会を抱える都市。いずれの事案も市内で日本人が集中しているエリアで発生しており、総領事館では身辺の安全に十分注意するよう、在留邦人に注意を呼びかけている。」



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2017-03-18

⚐114」─4─反日派中国共産党が尖閣諸島・沖縄を強奪する真の目的はメタンハイドレート・石油など海底資源である。2017年〜No.541 @           

希望の現場 メタンハイドレート (ワニプラス)

希望の現場 メタンハイドレート (ワニプラス)

 旧題名、「ホロコーストに関して、天皇とA級戦犯に幇助罪が成立するのか?」第3代目
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 プロフィールに、6つのブログを立ち上げる。 ↗ 
   ・   ・   ・  
 中国共産党は、日本から奪える物は全て、柔やかに微笑みながら強奪しようとしている。
   ・   ・   ・   
 中国共産党は、中国ファーストで自国エゴ・国益を最優先とし、日本を油断させる為に微笑みながら心にもない友好関係を語る。
   ・   ・   ・   
 2017年3月号 正論「翁長知事が中国首相にした驚きの媚中発言 阿部南牛
 『奄美・琉球』の世界自然遺産登録に中国が反対
 日本が世界自然遺産登録を目指す国内候補の一覧表『暫定リスト』に『奄美・琉球』を入れたことについて、中国が昨年10月下旬にあったユネスコの世界遺産委員会で激しく反対する一幕があった、と昨年11月12日付けの『朝日新聞』が報じていた。
 その記事によれば、中国の反対は『奄美・琉球』の範囲が尖閣諸島に拡大させる可能性があるという理由だったという。この記事を書いた守真弓記者は『尖閣諸島をめぐる日中対立が世界遺産の場にも波及した形だ』と解説している。果たして中国の反対はそれだけなのだろうか?もっと、深い理由に基づいて反対しているのではなかろうか。
 その『深い理由』とは、中国は尖閣諸島を自国領だと主張するだけではなく『奄美・琉球』を含めて、南西諸島全域を中国領土だと主張する『真意』を持って反対している、のではなかろうか。中国の領土主張は、明・清の時代の冊封体制を根拠に発言されている。
 沖縄の基地を巡る問題では、昨年4月12日付の『産経新聞』に『普天間基地返還合意』との詳細な解説記事が1面を費やして掲載された。この『産経新聞』の記事が掲載された時、翁長雄志知事は日本国際貿易促進協会(会長・河野洋平元衆議院議長)訪中団の『団顧問』として北京に飛んでいた。同協会は、日本が中国との国交正常化前に創設されて以来60年の間、日中経済関係に余力してきた団体である。そして協会訪中団は中共首脳である汪洋・副首相との会談に臨んでいた。
 その席上で、翁長雄志知事は『沖縄は600年前から日本・中国・アジアの架け橋として、特に福建省との貿易を中心に交易時代を謳歌した。アジアをつなぐ国際物流拠点、世界水準の観光リゾート地として、アジアをターゲットに大きく発展している』と語っている。それは汪洋副首相に対し、あたかも沖縄は独立した存在であるかのように響かせる発言であり沖縄が日本の一地方に過ぎないことを失念した発言でもあった。
 そして、さらにと『昨年4月の訪中以降、福建省とは猜〃・沖縄ウィーク瓩粒催など、経済交流が活発化しつつある。経済特区間では連携し共に発展するために、沖縄県産・日本産食品を輸出する際の福建省自由貿易試験区における通関・検疫の簡略化、迅速化について、中国政府のご理解をいただきたい』と述べて、沖縄県が中国の版図に入っているかのような雰囲気を匂わせた。
 李克強首相の説く歴史認識
 先の発言中で言及されていたように、翁長知事は2015年の4月にも訪中していたのである。その際、人民大会堂『東大庁』での協会訪中団との会見冒頭、李克強首相は『ここ2年、中日関係は困難な状況に直面した。しかし、双方ともこれを改善する意志を持っている』と述べた。さらに日中関係の悪化の原因を『その根っこは歴史問題である』と言及した。
 歴史を直視することを強調し、世紀を越しても変わらず『また過去、中国人民は多大な損害をもたらした戦争』と強調し、日本側に反省を促す。先の大戦後の1949年に中共政権が中原に成立してから、朝鮮半島やベトナムに中共政権が軍隊を派遣して戦争を積極的に行ったことを失念したかのような言辞であった。中原に漢族を主体とする政権が成立すると周辺諸国に軍を進めた歴史を無視した『歴史認識』であった。
 李克強首相は協会訪中団を前に『70年前にファシストが発動した中国への戦争を含む世界規模の戦争は中国人民に多大な災難をもたらした』と述べ、一方では『この70年間は世界規模の戦争は発生しなかった』と言い切った。自国の軍隊が行ったこの70年の幾多の戦争、北はソ連に西にインド、南のベトナムに東に朝鮮半島へと、軍隊を進めて砲火を交えた過去はどこへりゃら、である。
 そして中国共産党の煽った反日暴動が大きく響いて『困難な状況に直面』させたことも、東南へ進出する国内世論の形成の一環などとは思わないのだろう。尖閣諸島の領有を目指す軍事的威圧、東シナ海上の中間線域での一方的なガス田開発、小笠原諸島沖の赤サンゴの採掘など近年、中共側が『困難な状況』を作ってきたのは、日本周辺の資源を求めての行為であり、それらは歴史的に中原に政権を成立してからの漢族が取ってきた行為の継承そのものである。
 これは、李克強首相が『歴史認識』として強固にかつての『冊封体制』意識を持っていることを示すものではなかろうか?
 ……
 李克強首相の言語は徹頭徹尾、価値判断の基準は漢族の中共政権にありとするものであり、歴史的な冊封体制的価値観そのものだ。
 その冊封体制とは、中国史学者の西島定生東大教授の分析に沿って述べると、キーワードは『中華』(特別地域)、『夷荻』(野蛮の地)であり、伝統的には皇帝は天子として夷荻に臨む存在であった。そして今の中共は、マルクス・レーニン主義教典を使って漢族の共産党の支配地域を『中華』として、共産主義世界の拡大を図ろうとしている。
 天子が近隣の蛮族の王(首長)と君臣関係を結ぶことが『冊封体制』であった。天子の直接支配圏が宗主国となり、天子は周辺蛮族から朝貢を受けた。蛮族支配地域の産物が天子へ献上され、絹布や陶磁器・漆工品などが下賜されている。むろん、冊封を受ければ蛮族扱いを免れ、『中華』から軍事的圧力を免れた。
 ……
 李克強首相は、日中の戦略的互恵関係の種に民間にありと述べて『昨年、中国は海外からの観光者が一億人を突破した』と強調した。それを受けて、協会訪中団の河野洋平団長は『中国の観光客をもっと受け入れたいと沖縄は考えている。同県の知事が参加しており、一言発言をお願いする』と、翁長雄志沖縄県知事の発言を促した。
 冊封体制を理解しない翁長知事の姿勢 
 翁長雄志知事は、李克強首相と会えたことに感激の『言葉』を口にして『沖縄はかつて琉球王国として中国をはじめ広くアジア諸国との交流の中で栄えてきた歴史がある。中国とは冊封制度をしてきた』と、冊封体制に言及した。
 ……
 今、中共政権の欲する物 
 昨年7月12日付『産経新聞』は1面トップ記事で、東シナ海ガス田開発を巡って『海上施設 習主席に抗議』と報じた。その記事中に、ガス採掘用の『プラットフォームが軍事拠点化される恐れも否定できず』とあった。南シナ海の岩礁埋め立てや滑走路の建設は軍事拠点化の現れだ。中共はまさに今、海上に猖里の長城瓩魴設しようとしている。
 冊封体制下の李氏朝鮮は清からの領土の割譲要求を警戒した。冊封体制に組み入れられた周辺少数民族の王朝は、貢納すればそれ以上の下付があった、とされているが、本当だろうか?李氏朝鮮では、わざわざ金を輸入して清に『貢納』していた。国内の平安北道にある金山を隠したのである。
 今も北朝鮮の金正恩政権が中国の習近平政権とぎくしゃくしているのは、中国側から地下資源を簒奪されることを警戒しているからだ。中国にとって、マグネシウムやタングステンなど、自国に不足しているレアメタルを豊富に埋蔵する北朝鮮を影響下に置きたいのだ。金正日死後の権力闘争の背景にはそうした事情がある。
 では、中共政権は沖縄県に何を求めているのだろう。注目すべきなのは中共政権支配海域ではメタンハイドレートの存在が確認されていないことだ。水深600〜800メートルよりも深い海域に埋蔵しているメタンハイドレートは、尖閣さらには沖縄を版図に入れれば開発が可能になる、中国にとってはノドから手が出るほど欲しいエネルギー資源である。
 李克強首相との会談の前に開催された『中日企業協力の展望』と題されたシンポジウムにおいて、沖縄県アジア経済戦略構想策定委員会の富川盛武会長は『沖縄は日本を辺境ではなく、アジアの中心である。人口減少に転じた日本経済は、国内市場に依存していては縮小していく。それゆえに成長が著しいアジア市場を求めて展開せざるを得ない状況にある』と発言している。この策定委員会なるものは、翁長雄志知事が掲げる『沖縄県の自立』へ向けての構想を作っている組織だ。
 富川会長はさらに、『明の時代より琉球は中国と友好関係を構築し、福建省などから官僚や技術者が琉球を訪れ、琉球王朝を支えたと言われている。沖縄は猖国の津梁瓩箸靴董▲▲献△龍尭堡として位置づけられ、日中の友好と発展に大きく貢献できる』と発言した。しかし、問題は中共政権とどういう友好を図るのか、だ。沖縄島嶼群へ軍事的圧力をかけてくる中共の人民解放軍、日中中間線上に軍事基地の建設を図る中共政権と、どのように友好関係を築こうというのか、まさか『歴史を鑑にして』、硫黄を求めた明の冊封体制へ戻ろうというのだろうか?
 敗戦による大日本帝国崩壊後には沖縄島嶼群を軍事占領した米軍が、中国に睨みをきかせている。
 『週刊朝日』誌には、翁長雄志知事の『いまや米軍基地は沖縄経済発展の最大の阻害要因』という言葉が紹介されていたが、本当にそうなのだろうか。自由や民主主義を価値観の基礎に置く米軍が沖縄にいることが、中共政権の進出を抑えているのが実情ではないのか。
 『週刊朝日』は『翁長が目指す経済自立』と、普天間飛行場の辺野古移設をめぐり安倍政権と対立する翁長雄志知事を持ち上げているが、同誌は冊封体制が大陸・中原に覇を唱えた政権が周辺地域に、自らの支配地域に産出しない産物を求める政策だと認識しているのであろう。
 中共政権にとって都合の良いことに、米軍が過度に中東問題に力を注ぎ。その威勢が衰えてきた。さらに福州市の名誉市民・翁長雄志知事が誕生し、千載一遇のチャンス到来だと受け止めたのだ。
 翁長雄志知事は2年前『思いがけず、李克強首相とお会いできたことを嬉しく思う』と述べたが、それは思いも掛けずではなく、工作し、包摂する為に会ったのだ。中共にとって沖縄は日本の辺境ではなく、大陸の縁辺であり、メタンハイドレート開発の拠点を築く予定地なのである。その李克強首相への翁長雄志知事は『福建省に自由貿易区ができると聞いている。沖縄にも様々な特区がある。ぜひ、交流を促進していきたい。福建省との定期便が就航することを願っている』と陳情した。
 これに李克強首相は『両国の地方政府の交流を支持している。福建省の自由貿易試験区は沖縄を含め日本にも開放している』と応じた。ここで李克強首相は沖縄県の名前をまず挙げてて、次に『日本にも』と付け加えた。
 果たして翁長知事は、沖縄県が目指す経済自立が日本の安全保障を害するに至る可能性を感じているのだろうか。ことは相当に深刻といえそうだ。」
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 戦後日本、特にバブル以降の本土は、中国と事を構えて金儲けが出来なることを恐れて、沖縄に対して無関心で薄情になっている。
 中には、中国と戦争になるくらいなら無人島である尖閣諸島や東シナ海ガス田を中国に贈呈し、平和の為なら沖縄が中国の影響下に入るのもやむなしと考えている日本人もいる。
 問題は、沖縄ではなく本土にある。
 戦前の日本は、沖縄を硫黄島同様に日本防衛の要として数万人の軍隊で防御陣地を築き、数千人の若者をカミカゼとして特攻させ、戦艦大和を含む水上特攻艦隊を出撃させ数千人を戦死させた。
 現代日本とは違って戦前の日本は、沖縄を見捨てる事なく、沖縄を守る為に若者を絶望的な沖縄戦に送り出していた。
 戦前の日本は、沖縄に対して薄情ではなかった。
 ただし、本土人が沖縄を見下し沖縄県民を差別したのは事実であるが、その人数は極少数でしかない。
 人には悪人にもいれば善人もいるのがあたりまえの事である。
 現代の日本は口先だけで沖縄を語るが行動する事はないが、戦前の日本は語らずに命を捨てる行動で沖縄への思いを伝えていた。
 10代後半から20代の若者達は、沖縄を守り、天皇と国家と民族を守る為に沖縄周辺海域でカミカゼ特攻を行ってその短い命を散らした。
 極少数の悪人の評価で、カミカゼ特攻や水上特攻を行った若者達を不当に裁断してよいのか。
 命を捨てて天皇・国家・民族はもちろん沖縄と沖縄県民を「救い」「守る」というのが、靖国神社の「志」である。
 本土は沖縄を差別し見捨てたと主張する事は、若い命を捨てた青少年達の尊い犠牲を無価値としてドブに捨てる事である。
 靖国神社を否定する反天皇反日的日本人こそが、日本民族の「誠心」はなく、沖縄を軽蔑し差別し見捨てる薄情者である。
 彼らは、如何に同情している振りをして感動的な言葉を語ろうとも、本心では、カミカゼ特攻や水上特攻で戦死した10代後半から20代の若者の「心」や「志」を踏みにじっている事のは変わりない。



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2017-03-17

⚐114」─3─反日派中国共産党とアパホテル問題。在日中国人による「反アパホテル」デモ。2017年〜No.540 @        

 旧題名、「ホロコーストに関して、天皇とA級戦犯に幇助罪が成立するのか?」第3代目
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 日本在住の外国人で、反日的中国人と韓国人・朝鮮人は多数派で強者であり、親日的ウィグル人、チベット人、モンゴル人は少数派で弱者である。
 日本人は、強者に弱く、弱者に冷淡であり薄情である。
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 反日派中国共産党の示唆でデモを行う中国人が住む日本は、果たして本当に日本なのか。
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 2017年1月18日00:09 産経ニュース「【歴史戦】アパホテルを中国外務省が批判 客室の書籍「南京大虐殺」を否定
 華春瑩副報道局長=2016年12月29日、北京(共同)
 【北京=西見由章】日本のビジネスホテルチェーン大手のアパグループが運営するアパホテルの客室に、「南京大虐殺」や「慰安婦の強制連行」を否定した書籍が備えられていることに対し、中国外務省の華春瑩報道官は17日、「日本国内の一部勢力は歴史を正視しようとしない。正しい歴史観を国民に教育し、実際の行動でアジアの隣国の信頼を得るよう促す」と述べた。中国外務省が日本の民間の言論にまで批判の矛先を向けるのは異例だ。
 華氏は「強制連行された慰安婦と南京大虐殺は、国際社会が認める歴史的事実であり、確実な証拠が多くある」と主張した。
 この問題はアパホテルに宿泊した中国人と米国人の男女が12日、中国版ツイッター・微博で書籍について指摘し、中国国内のネット上で非難の声が上がっていた。中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は、日本で営業している中国の旅行社がアパホテルの取り扱いを中止したと報じた。
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 1月1800:11日 産経ニュース「【歴史戦】「南京大虐殺」否定書籍 アパホテル「撤 アパグループの元谷外志雄代表(中央)=東京都荒川区
 中国国内で非難の声が上がっているのは、アパグループの元谷外志雄代表のエッセーをまとめた本とされる。アパグループは17日、客室から撤去する考えがないとする見解を公式サイト上に掲載した。
 同社は「特定の国や国民を批判することを目的としたものではなく、あくまで事実に基づいて本当の歴史を知ることを目的としたもの」と説明。その上で「日本には言論の自由が保障されており、一方的な圧力によって主張を撤回するようなことは許されてはならない」との考えを強調した。
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 1月25日01:12 産経ニュース「中国式「グローバル化」を露呈 アパホテル・ボイコット呼びかけ 国内向け「ガス抜き」か
 中国の習近平国家主席=17日、スイス・ダボス(新華社=共同)
 中国政府が歴史問題を理由に、日本の民間企業の営業を妨害する事実上の報復措置を打ち出した。今後、公務員や中国共産党関係者はもちろん、一般観光客にもアパホテル・ボイコットの動きは広がるだろう。
 それにしても、習近平国家主席がスイス・ダボスで、自由競争を阻む「保護主義」への反対姿勢を国際社会にアピールした矢先の出来事だ。中国が志向する「グローバル化」とは何かを露呈したといえよう。
 背景には、世界2位の経済力を武器に、自国の原則・ルールに従わせようという「不健全な大国主義」(外交筋)がある。アフリカなどの国々が台湾と断交して中国と国交を樹立したり、民主進歩党政権下の台湾への観光を“規制”したりと枚挙にいとまがない。
 対象が民間企業というのは異例だが、韓国でも同様のケースが報じられている。英紙フィナンシャル・タイムズによると、中国外務省幹部が最近、韓国企業関係者に対し、中国が反対する米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備が強行された場合、中国での経済活動が打撃を受けると警告したという。
 日中関係では、日本を訪れた中国人が昨年約637万人を記録し、過去最高を更新。反日教育の一方で訪日ブームが衰えないことに、不満を抱く勢力が中国に存在することも押さえておく必要がある。アパホテルへの報復措置は中国国内向けの“ガス抜き”でもある。(北京 藤本欣也)」
    ・   ・   ・   
 1月26日21:16 産経ニュース「【中国春節】韓国への旅行者激減 アパホテル禁止令の影響は…
 26日、春節を前に帰省する人々で混雑する北京駅(西見由章撮影)
 中国で27日から始まる春節(旧正月)の大型連休を目前に控えた26日、中国各地の鉄道駅などでは、故郷や観光地に向かう人の移動が最後のピークを迎えた。
 中国の旅行予約サイト「携程」によると、連休期間中に海外に向かう旅行客は前年並みの約600万人。旅行先のトップは昨年に続いてタイで、次いで日本、米国、シンガポール、オーストラリアとなっている。
 一方、昨年3位だった韓国は7位に転落した。米軍の迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備をめぐり、中国は韓流スターや韓国製品を中国から締め出す「禁韓令」を出すなど圧力を強めている。韓国への旅行も旅行代理店などを通じて制限されているもようだ。
 また、中国メディアは連日、アパグループのホテル客室に「南京大虐殺」や「慰安婦の強制連行」を否定する書籍が置かれていると非難する報道を展開。中国国家観光局も利用ボイコットを呼びかけるなど国を挙げてアパホテルを攻撃しているが、期間中の中国人の訪日にどの程度影響が出るかは不明だ。
 北京駅は26日、両手に故郷への土産などを抱えた帰省客でごった返した。家族と一緒に帰省していた女性(40)は「江西省まで13時間かけて帰ります。北京よりも空気がいい故郷で団らんしたい」と話していた。(北京 西見由章)」
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 2月5日06:00 産経WEST「【今週の注目記事】「南京大虐殺」否定書籍のアパホテルを一斉攻撃…常軌を逸した中国、植え付けられた「反日」の異常
 政府の「宿泊ボイコット」宣言2日後、香港から来た一家は「アパホテルなんば心斎橋」前で写真撮影に興じていた=大阪市
 「南京大虐殺」や「慰安婦の強制連行」を否定する書籍を客室に備えているとして、中国政府が訪日中国人に日本のアパホテル利用禁止を呼びかけた問題。中国では「アパホテル事件」と名付けられ、ネットだけでなく中国共産党機関紙「人民日報」などの報道機関が盛んにアパホテルバッシングを展開している。なぜ、中国人はこれほどまでに日本の民間企業の発言や書籍に異常ともいえる反応を示すのか。学生時代の6年間を中国・上海で過ごした記者が、問題の経緯や現状などを探った。(神田啓晴)
発端は米国人女性らの投稿動画
 騒動の発端は、ある米国人女性らが中国版ツイッターの「微博(ウェイボー)」に投稿した動画だった。
 「みんなが知るべき事実」とタイトルが付けられた約10分間の動画では、米国人女性が「東京で泊まったアパホテルの部屋で見つけた本にショックを受けた」と英語で語り始める。「ホテルには中国人も多く泊まっているのに、大勢の人はこの本に何が書かれているのか知らない。この情報を知った上でこのホテルに泊まるかどうかを検討してほしい」。動画は中国語の字幕付きだった。
 《この本のタイトルは「本当の日本の歴史 理論近現代史学II」。著者はアパグループの元谷外志雄代表で、英訳も付いている。
 南京大虐殺について、中国側は犠牲者が30万人以上などと主張。2015年には中国側の一方的な申請で「南京大虐殺文書」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の記憶遺産に登録されたが、日本側は資料に捏造(ねつぞう)された写真や不適切な文書が含まれているとして抗議してきた。
 同書では「(日本軍の)攻略時の南京の人口が20万人などという記録から考えても(中国の主張する虐殺は)あり得ない」などと否定している》
 しかし女性は書籍が全アパホテルの全客室に置かれており、南京大虐殺などの歴史について多くの人が反対し、不快に思う−などと説明。書籍の記述も読み上げて「ホテルに泊まった客の金は、著者の政治的見解を支えることになるだろう」と指摘し、「彼(著者)のホテルなのだから本を置く権利はあるとしても、中韓の旅客からお金をとることは不誠実だと思う」「みんなにはこの情報を知ってほしい。前もって知っていたら、私はこのホテルを選ばなかった」などと語った。
 最後には、「この動画をシェアしてより多くの人にこの情報を伝えて」とのモノローグも。
 1月15日に投稿された動画は25日までの10日間で、少なくとも1億2千万回以上再生された。転載は約75万件、コメント数は約4万件に上っており、相当な数の中国人が視聴したことがうかがえる。動画投稿サイト「ユーチューブ」には英語で、「日本の右翼・国粋主義者のホテル」とのタイトルが付けられている。
中国メディアは猛反発
 「中国版ウィキペディア」とも呼ばれる「百度百科」のアパホテルに関する記述には、動画の投稿や日中両政府の反応など、騒動の詳細が事細かに記録されている。日本の東京新聞や、韓国のハンギョレ、アメリカのニューヨーク・タイムズなど、各国のメディアの反応についても、アパホテルに批判的なものが取り上げられている。
 中国の外務省報道官も1月17日、「日本国内の一部勢力は歴史を正視しようとしない。慰安婦、南京大虐殺は日本の軍国主義のもとで犯された非人道的な悪行で、国際社会も公認している動かざる事実だ」と発言。中国共産党機関紙「人民日報」系の「環球時報」などは連日、アパホテルを批判するコラムや記事をネットにアップし続けている。
 環球時報は18日、「アパホテルが右翼書籍の撤去を拒んで南京大虐殺を否定しても、あなたはまだ泊まりますか?」と題した記事を掲載。国営新華社通信は東京都新宿区のアパホテルに記者を派遣して「潜入取材」を敢行し、書籍を手にとって「日本国民と外国人観光客に右翼思想を広めようとしている」と主張した。
 南京大虐殺記念館(中国・南京市)も「南京大虐殺を否定し右翼書籍を置くアパホテルに強く抗議する」との声明を発表。「ホテルのCEO(最高責任者)元谷外志雄は軍国主義を掲げる団体をつくって毎月2回の例会を開いてもいる。恥知らずめ!」などと罵倒し、「南京大虐殺は国際社会公認の歴史的事実、全人類が記憶を共有すべきもの」「侵略の歴史を美化する者たちよ、歴史を正視し反省することによってのみ、平和な未来へ突き進めるのだ」などと主張した。
ネットは日中ユーザーの“戦争状態”
 ネット上には、中国人男性による「アパホテル潜入」動画も投稿されている。アパのホテルマンに向かって「良識ある人間には受け入れがたい本だ!本が置かれている限り、ホテルに中国人は来ないだろう!ここには泊まれない!」などととまくし立てている。
 ホテルマンが「では、どうすればいいでしょうか」と尋ねると、男性は「簡単なことだ。本を撤去しなさい!歴史を変えることはできないと、CEOに伝えろ!」と主張、鍵を突き返して動画は終わる。
 こうした動画や記事には、中国側から多くのコメントが寄せられている。「中国語で(本を)書く勇気はないだろう」「正々堂々と中国語で書いてみろ」とアパ側を挑発するようなもののほか、「駐日大使が日本政府に抗議すべきだろう」「中国のホテルにも反日書籍を置けばいい」「日本との対決を望む」「歴史を正視しない国は遅かれ早かれ滅ぶだろう」といった攻撃的なものも。
 環球時報が17日、「中国が国としてアパグループに制裁を下すこと」の賛否を問うアンケートを行ったところ、その日のうちに3万人以上が回答。結果は賛成約83%、反対約17%だった。ちなみに反対理由は「国の名義で制裁するまでもない」「民間のボイコットで十分」などだった。
アパグループの代表の動画にも注目が…
 アパグループは17日、公式サイトで書籍は撤去をしない方針を発表。中韓の一部メディアは、「アパグループの元谷外志雄代表が主宰する私塾『勝兵塾』の月例会で、『中国人からのホテル予約は受け付けない』と発言した」と報道したが、グループは「全く言っていない。間違った内容が報じられている」と否定した。
 「勝兵塾」は、ユーチューブに公式チャンネルがある。21日に公開された動画では元谷代表が今回の問題について語っており、5日間で約8千回も再生されていた。元谷代表の発言を支持する日本人の応援コメントに対し、「日本の右翼ゴミ」「日本の帝国主義を倒せ」「これが日本人の本心だろう」などと中国人が書き込んだコメントも多く、日中ユーザーの罵(ののし)り合いの様相を呈している。
 この動画で元谷代表は、「(問題の発端となった)動画が短期間で1億回以上再生されたのは、通常できることではない。大きな組織が絡んでいる可能性が大きい」とも発言。これに対し、動画の投稿者は「数カ月前はアメリカにいて、アパホテルのことも知らなかった。動画は撮影、編集含めても1日もかけていない。計画したものではない」などと微博で反論した。
 中国側の反応はさらに過熱する。中国国家観光局の張利忠報道官が24日、「中国の観光客に対する公然とした挑発で、旅行業の基本的なモラルに反する」と「断固たる反対」を表明。中国人の訪日客にアパホテル利用をボイコットするよう呼びかけるとともに、国内の旅行会社やネットの予約サイトに対し、アパホテルのサービスと広告を取り扱わないよう求めたことを明らかにした。
 ちょうどこの日夜、大阪市内のアパホテルでは「勝兵塾」が開かれ、元谷代表が130人の参加者を前にあいさつ。「お騒がせしているが、今回のことはいずれ起こると想定していたこと」とし、「幸い当社は1200万人以上の会員のビジネスユースが大半で、海外の宿泊者は2割程度。その中で中国は5%、韓国は3%」と営業上のダメージはないと強調。「どこの国の人も、宿泊者に占めるウエートが10%になれば料金を上げようと考えていた。中国が規制に達する前のいいタイミングで今回のことが起きた」と自信をみせた。
 また、「(戦後)70年間にわたって日本は『押せば引く国』『文句いえば金を出す国』という(敗戦国の)悲哀を味わっていたが、『本当はどうなのか』ということを知ってもらう必要がある」と主張。「私としてはダメージよりも、『知名度アップに貢献してくれた』という思い。今や知名度は世界一」と胸を張り、「いろんなところに陰湿な攻撃がくることは警戒しないといけないが、これまでのスタンスを変える気はない」と、書籍は撤去しない方針を改めて強調した。
国民に植え付けられる「反日」
 今回の騒動についてだが、上海で6年間を過ごした記者としては、中国人が南京大虐殺に対してこれほど敏感に反応するのは「無理がない」と考える。当地では、テレビのチャンネルを回せば日本人を残虐に殺し続ける反日ドラマが流れ、歴史教科書の記述は日本を必要以上におとしめたものだった。国民に繰り返し喧伝(けんでん)される歴史観は、史実を伝えるというより「反日感情」を強く植え付けるもので、外交問題などで反日ムードが高まれば、タクシーで「日本人じゃないだろうな」などと脅されたこともあった。
 12月になれば、「今日は何の日か知っているか」といつも温厚な友人からでさえ、けんか腰に聞かれた。「いや、何か記念日か」と聞き返すと「南京大虐殺だ。日本人も知っているだろう。なぜ、いまだにきちんと反省しないのか」などといわれ、ケンカになりかけたこともしばしばだった。
騒動後、大阪・ミナミのアパホテル周辺では…
 中国政府による異例の「宿泊ボイコット」から2日経った26日。中国人観光客の“爆買い”でも人気の大阪・ミナミに近い「アパホテルなんば心斎橋」周辺を取材してみた。
 元谷代表が言うとおり、ホテルに入る人の多くは日本人。なかなか外国人客を捕まえられない中、サングラスを掛けた夫婦と幼児の3人組がホテルから出てきて、ホテル前で写真撮影を始めた。耳を澄ませると、話しているのは広東語。中国語で話しかけてみると、香港から観光に来たというシェフの男性(40)一家だった。
 「このホテルが今騒動となっていることを知っていますか」と聞くと「知っているし、関心がないわけではない。でも、過去のことだからね」と淡々とした口調。香港から来たというインテリアデザイナーの男性(30)も、「ホテルは2、3カ月前に予約していたし、政府が禁止令を出したのもつい最近だろ。あんまり詳しくは知らないんだ」と意外にさばさばした反応だった。
 3人で観光に来たという香港の男子大学生(22)に「香港では今回のアパホテル事件は炎上したりしてないの」聞いてみると、「香港ではそんなに話題になっていないよ」。かつて訪ねた香港には、香港歴史博物館で「日本占領期」をテーマにした展示コーナーもあったので、意外だった。
 香港出身の中国人以外はいないのだろうか。そう思い始めた時、1人の女性がスマートフォンのカメラをホテルに向けているのを見つけた。聞けば、「中国で今すごく有名だから、友人に写真を送ってほしいと頼まれた」という北京市の主婦(54)。「今回の騒動についてどう思う」と聞くと、「そうね、世の中いろんな意見があるのだろうけど」と前置きした上で「私はその歴史(南京大虐殺)はあったと思います。そしてそれを否定する人が日本にいることも知ってます」と、いたって冷静な口調で話した。
 「ホテルのことはどう思いますか」と尋ねると、「やはり、そんな本があるならば泊まりたいとは思わないでしょうね」と言ったあと、こう続けた。「でも、誤解しないでほしい。私は決して、日本人が嫌いなわけではないです。これはそのホテル自体の問題なのですから」。最後まで、落ち着いた丁寧な中国語で話してくれた。
 ネットだけをみれば、ひたすら日本を罵倒するコメントが目立つ。だが、彼女のように日本人にも色んな意見があることを知っている中国人も確かにいる。今や日本旅行が好きな中国人が多いことは、数字が厳然と示している。(1月30日掲載)」
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 2月5日16:52 産経ニュース「在日中国人「反アパホテル」デモ 対抗団体も登場、休日の新宿が混乱
 アパホテルに向けて行進する在日中国人の団体=5日午後、東京都新宿区(菊本和人撮影)
 日本のホテルチェーンのアパホテルが「南京大虐殺」などを否定する書籍を客室に備えているとして、中国当局が猛反発している問題で、日本在住の中国人団体が5日、東京都新宿区で同ホテルへの抗議デモを実施した。現場周辺にはデモに抗議する団体が多数詰めかけ、休日の新宿は混乱となった。
 デモを行ったのは、日本で生活している中国人企業経営者、会社員が中心となり、デモのために結成した「中日民間友好委員会」。参加した300人(主催者発表)が午後3時から新宿中央公園をスタートし、靖国通りを通過して、新宿御苑付近の同ホテルまで行進した。「中日友好」などと書かれたプラカードを掲げながら歩いたが、シュプレヒコールを上げることはなかった。
 デモには抗議する団体が併走。横断幕を奪い取ろうとしたほか、デモに飛びかかろうとして、警察官に静止される場面が何度も見られた。警察官が数百人単位で出動し、混乱収束に当たった。」
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 2月6日 産経ニュース「【中国アパホテル拒否】「平和を大切に」横断幕掲げ…アパホテル問題で在日中国人がデモ行進 歩道から「中国に帰れ」「日本から出て行け」などの怒号も
 アパホテルが南京大虐殺を否定する書籍を客室に置いていたことに抗議し、デモ行進する人たち=東京都新宿区
 アパホテルが南京大虐殺を否定する書籍を客室に置いていたことに抗議する在日中国人ら約100人が5日、東京・新宿でデモ行進した。沿道にはデモに反対する街宣車や多くの市民が集まり、日曜午後の繁華街は騒然となった。(サンケイスポーツ)
 午後3時前に新宿中央公園を出発。「平和を大切に」と書かれた横断幕や、パンダの絵とともに「中日友好」と記されたカードを掲げ、新宿御苑前のアパホテル付近まで約2・5キロを約50分かけて歩いた。
 歩道から「中国に帰れ」「日本から出て行け」などの怒号が飛び交い、デモに突入しようとした人が警察官に取り押さえられた。アパホテル前には日の丸や旭日旗を持った人々も集まった。
 デモを呼び掛けたという女性は取材に「日本に住んで10年になるが、中国と日本は仲良くしないと駄目だ。日本の人たちもそう思っていると信じている」と話した。
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 2月6日 産経ニュース「【中国アパホテル拒否】【「反アパホテル」デモ】殺気立った沿道で、ウイグル人の男性は語った「こんなに素晴らしい国でこんなくだらないデモが…」
 桜井誠氏の団体側と口論になり、警察官にガードされる中国人の男性(ベージュのコート姿)=6日、東京都新宿区(三枝玄太郎撮影)
 日本在住の中国人らが5日、ホテルチェーンのアパホテルが「南京大虐殺」などを否定する書籍を客室に備えていることに抗議したデモで、現場の東京都新宿区のアパホテル付近では、デモ行進した一団を待ち構える「行動する保守運動」を中心とした右派系グループら百数十人が陣取っていた。
 「20万人しかいなかった南京市で30万人の虐殺? ふざけたことを言うな」
 行動する保守運動代表の桜井誠氏(44)が声を張り上げると、「そうだ」「ふざけるな」と声が上がる。桜井氏が「超緊急(告知)」として自身のブログやツイッターで集合を呼びかけたのに呼応して集まった人たちだ。
 「要請文という名の強要書を彼らはアパホテルに出そうとしている。絶対にそんなことさせちゃいけない」
 桜井氏の顔を至近距離から撮影しようとした中国人とみられる2人組と、桜井氏の周りにいた人たちが口論、もみ合いになるトラブルもあり、殺気立った雰囲気に支配されていた。そのとき、桜井氏が1人の外国人男性にマイクを渡した。男性は中国・新疆ウイグル自治区出身で、静かに語り出した。
 「中国の官製デモが、この素晴らしい民主国家、アジアのモデルである日本で行われている。こんな素晴らしい国家で、こんなくだらないデモが…」
 男性はトゥール・ムハメットさん。世界ウイグル会議日本全権代表を務め、世界ウイグル会議のラビア・カーディル氏(70)が来日し、講演した際は通訳を務めた人物だ。ムハメットさんは続けた。
 「1949年の中華人民共和国建国以来、数え切れない殺戮、弾圧、海外侵略を行っています。中国中央民族大学のイルハム・トフティ先生もウイグル人の基本的人権を守るために発言しただけで、無期懲役の判決を受け、新疆ウイグル自治区の獄中にいます。どうしてこの素晴らしい(日本という)国家で、こんなデモをするのか。建国以来、ウイグル人、チベット人に対する虐殺は許されません。私は、この平和な日本で、平和がいかに大切か痛感しています」
 そこまで話すと、ムハメットさんは「日本の秩序を守ってくださる警察官に心から敬意を表します」と言って締めくくった。
 ムハメットさんのツイッターによると、「全く個人で、アパホテルデモに反対する気持ちで」新宿に来たのだという。
 目視で100人ほどとみられるデモ隊は、沿道に陣取った右派系グループとのトラブルを避け、要請書の提出は断念した。」





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マンガで読む嘘つき中国共産党

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くたばれパヨク

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報道されない近現代史

報道されない近現代史

誰も言えない国家論

誰も言えない国家論

さよならパヨク

さよならパヨク

2017-03-16

₩96」─6─中国共産党による独立運動潰しのアメとムチ。香港。台湾。  〜No.415  ⓭       

旧題名・「ユダヤ民族と日本民族は同族か? 天皇の祖先はユダヤ人か?」
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 中国共産党は、少数民族の独立を許さず、独立派を弾圧し殺害している。
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 2017年3月16日 産経ニュース「「“独立”に前途などない」中国、独立問題にピリピリ 香港・台湾にアメとムチ 
 2月21日、北京の人民大会堂で共同記者会見する中国の李克強首相(共同)
 【北京=河崎真澄】中国の李克強首相は15日の記者会見で、中国本土と香港の金融市場の間で、新たに社債など「債券」の売買を年内に相互乗り入れする検討を始めたと述べた。従来の株式相互売買に加え、市場の活性化策として香港経済を支援する狙いがある。
 26日投票の香港行政長官選を控えて、香港経済の発展に「アメ」を与えることで、間接的に習近平指導部が推す候補を援護する。香港では“形骸化”が懸念されている「一国二制度」についても、李氏は「変化はない」などと強調した。
 李氏は5日、「“香港独立”に前途などない」として、中国からの分離を訴える香港の「独立派」を牽制(けんせい)し、強硬手段で「ムチ」を打つ意向もみせていた。
 台湾問題でも李氏は「毎年延べ500万人の台湾同胞が大陸(中国本土)に往来する。台湾からの投資への優遇策を継続する」などと述べ、経済の「アメ」を与え続ける方針を表明。他方で、「『一つの中国』原則に基づき“台湾独立”に断固として反対する」として、中国が狙う「台湾統一工作」に向け、「ムチ」を打ち続ける考えになんら変わりないことを訴えた。」



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台湾独立運動私記―三十五年の夢

台湾独立運動私記―三十五年の夢

2017-03-15

✬101」─14─中国共産党が支援する沖縄独立論。朝日新聞の未来予想。2017年〜  ⓮     

「沖縄独立」の系譜―琉球国を夢見た6人

「沖縄独立」の系譜―琉球国を夢見た6人

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 2017年3月17日号 週刊朝日「創刊95周年 5年後の未来を大予想
 100周年 賢者の予言の書
 週刊朝日が100周年を迎える2022年。東京オリンピックは終わり、国内で少子高齢化はますます進む。社会はどう変わり、テクノロジーの進歩は人類を幸せにするのか。現在のデータに基づき、5年後の未来を描いてきた。
 ……
 現実味を帯びる琉球独立
 歴史的第一歩を踏み出すか!?
 5年後の『2022年度以降』で、日米両政府が合意した沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場の返還計画。それに向けた動きと並行するように、沖縄独立の機運が高まっていく──。
 『多くの県民が、独立に近い体制を求めているのは明らか。外交権のない知事では、基地を撤去したくてもアメリカの大統領に会うこともできないですから』
 そう語るのは『琉球独立論』(バジリコ刊)などの著書がある龍谷大学経済学部の松島泰勝教授だ。これまでも研究者の間では『独立=復国』は繰り返し語られてきた。ただ一般的には犁鐚魏庵無銑瓩琉茲鮟个覆った。そこに変化の兆しが見られるのだという。
 今年の元旦、地元紙の琉球新報が報じた県民意識調査によれば、沖縄の自治のあり方について『独立』『連邦制』『単独州』を選択して、外交・安全保障で沖縄の権限強化を求める声が35%に上ったのだ。
 背景にあるのは、普天間基地返還の前提となる名護市辺野古の新基地建設をめぐる問題などで、沖縄に対する構造的な差別を県民が認識するようになったことだ。すでに、辺野古では本格的な工事が再開した。
 『日米両政府のあまりにも強硬なやり方に、沖縄の自己決定権を求める声が強まっているのです』(松島氏)
 地域が独立するためにはどんなプロセスが必要なのか。考えられる手段の一つは、国連の脱植民地化特別委員会に『非自治地域』として登録すること。松島氏が解説する。
 『登録されたニューカレドニアでは近く、仏領にとどまるか独立かを決める住民投票が行われると聞いています。沖縄県議会で決議して国連に働きかけ、国際社会の支援を受けながら平和的に独立を目指すのです』
 独立に当たって、経済問題は避けて通れない。これまで、沖縄は基地に依存した経済というのが定説だったが、すでに崩れている。例えば、米軍施設の返還後、再開発された那覇新都心『おもろまち』の経済効果は返還前の年間42億円から1,634億円へ跳ね上がった。県は普天間返還後の経済効果を約4,000億円と試算。極東最大の米空軍基地・嘉手納飛行場が返還された場合を、沖縄国際大学経済学部の友和正樹教授が試算したところ、実に年間1.5兆円にも上るというのだ。
 『全基地撤退すれば総額3.8兆円になります。あえて北部のキャンプ・シュワブやキャンプ・ハンセンなどは経済効果ゼロとし、厳しい設定をした。それでも雇用は10万人増、雇用者1人当たりの年収は平均84万円増えます』(友和氏)
 独立に向け、イニシアチブをとるとしたら、時の知事だろう。来年12月、翁長雄志知事の任期が満了となる。20年には県議会も控える。
 『保守系9市長でつくる「チーム沖縄」が知事選で候補者を擁立する構えですが、依然、翁長人気は根強い』(地元財界人)
 現実味を帯び始めた『琉球国』。5年後には、歴史を変える第一歩を踏み出しているかもしれない」
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 歴史上の全ての国家・帝国・王国は、国外からの侵略ではなく、国内で起きた内紛・抗争・闘争が原因で滅亡した。
 如何なる強国でも偉大な民族でも、内部対立が原因で絆が引き裂かれて、団結が破壊されて消滅した。
 日本国内にも、そうした芽は幾つも存在する。
 それを食い止めているのが、国家と国民統合の象徴である日本皇室、天皇制度である。
 それ故に、日本皇室、天皇制度は国内外から攻撃されている。
 沖縄の独立を協力に支援しているのが、中国共産党である。
 中国共産党の対日戦略は、沖縄と尖閣諸島を日本から分離して中国領に組み込む事である。
 沖縄も全国レベルで見れば、人口増加ではなく人口減少が僅かに見られ、沖縄経済は中国人観光客で持っている。
 沖縄から、日本資本が撤退し日本人観光客が訪れなくなれば、中国資本が本格的に進出し中国人観光客が大量に押し寄せてくる。
 もし、沖縄が日本から独立し中国共産党の影響下に入る或いは中国領になれば、日本は中東・インド・東南アジアからの海上輸送路を失う。
 



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琉球独立論

琉球独立論

琉球独立への道―植民地主義に抗う琉球ナショナリズム

琉球独立への道―植民地主義に抗う琉球ナショナリズム

琉球王朝の謎―悲劇の独立王国琉球の興亡

琉球王朝の謎―悲劇の独立王国琉球の興亡

2017-03-14

⚐114」─2─三陸沖などで中国漁船67隻が無許可操業して日本近海の漁場を荒らしている。2017年〜No.539@         

 旧題名、「ホロコーストに関して、天皇とA級戦犯に幇助罪が成立するのか?」第3代目
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 2017年1月24日 産経ニュース「三陸沖などで中国漁船67隻が無許可操業 サバ乱獲抑制の合意違反
 水産庁は24日、日本の排他的経済水域に接する北海道沖や三陸沖の公海で昨年、中国政府の操業許可を受けていない中国漁船67隻を確認したと発表した。日本や中国などはサバやサンマなどの乱獲の抑制に努めることで合意しており、各国で違反船の監視を強めている。日本政府は中国に操業許可のない漁船の取り締まりを強化するよう求めている。」
   ・   ・   ・   
 1月25日 産経ニュース「中国漁船の乱獲深刻化 水産庁、中国に入港禁止など対策要求へ
 日本の排他的経済水域(EEZ)に接する北海道東沖や東北・三陸沖の公海で操業する中国漁船団の乱獲が深刻化している。水産庁は、中国政府の許可がない違法船を調べ上げ、入港禁止などの措置を求める方針だ。需要が増えているサバやサンマ、イカなどを狙った操業とみられ、同庁は資源の枯渇を防ぐため漁獲枠の設定などの国際的な対策も急いでいる。
 日本は平成25年に中国、韓国、台湾などと北太平洋公海の漁業資源管理を議論する「北太平洋漁業委員会(NPFC)」を設立。昨年から、操業を許可した漁船をNPFCに登録するよう義務付けた。
 水産庁は今年7月に開かれるNPFCで、違法な操業を繰り返す漁船をブラックリスト化していくことや、サバなどの漁獲枠設定を呼びかける。
 水産庁によると、27年からこの海域で操業する中国船が急増、28年は前年の194隻から1・5倍の288隻が確認された。同時に、初めて無登録漁船を調査したところ、67隻が船名を偽るなどの違法操業をしていた。
 中国漁船は東シナ海の資源量が減少し、世界有数の漁場である道東沖や三陸沖に移ってきたとみられる。水産庁は「大型の新造船でやってきており、悪質だ」(指導監督室の広野淳室長)と危機感を募らせる。
 公海上の操業のため中国政府に取り締まりを求めるしかないが、監視が行き届いていないのが現状。水産庁は中国の漁港での取り締まり強化を求める方針だ。」



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ネット大国中国――言論をめぐる攻防 (岩波新書)

ネット大国中国――言論をめぐる攻防 (岩波新書)

2017-03-13

⚐114」─1─中国軍機は、東シナ海から日本海に至る制空権を手に入れるべく防衛圏に侵入し対馬海峡往復した。2017年〜No.538 @        

翼よ、よみがえれ!   中国空軍創設に協力した日本人兵士の物語

翼よ、よみがえれ! 中国空軍創設に協力した日本人兵士の物語

旧題名、「ホロコーストに関して、天皇とA級戦犯に幇助罪が成立するのか?」第3代目
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 中国共産党中国空軍は、日本陸軍航空部隊が育成した。
 軍国日本と中国共産党・毛沢東は、ソ連の取り成しで暗黙の密約を交わして協力し合っていた。
   ・   ・   ・   
 2017年1月10日 産経ニュース「【中国軍機が防衛圏侵入】対馬海峡往復は中国海軍主導 遠方展開能力向上か 米政権の空白期狙う
 中国軍のH6爆撃機=9日(防衛省統合幕僚監部提供)
 【北京=西見由章】中国軍機8機による9日の対馬海峡の往復は、中国海軍の主導で行われたとの見方が強まっている。昨年12月末には空母「遼寧」が初めて西太平洋に進出したばかりで、海軍の遠方展開に向けた強い意志が改めて鮮明となった。
 防衛省統合幕僚監部によると、9日に対馬海峡を通過したのはH6爆撃機6機とY8早期警戒機、Y9情報収集機。中国のある軍事ジャーナリストは今回の飛行が中国海軍の主導で行われたとし、「中国海軍は多数の軍用機の編隊による空中からの対地・対艦攻撃能力を重視しており、今回はそのための訓練だった」と分析する。
 ただ、多数の爆撃機などを遠方に展開すると近隣国の警戒を一気に高めるため、米政権交代を目前にした「力の空白期」を選んで計画的に実施したとみている。
 中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は10日付で、公表された中国軍機の写真を基に、爆撃機は水上艦艇との戦闘などを担う海軍航空隊の所属機と指摘。早期警戒機や情報収集機も海軍所属と分析している。さらに今回の飛行は、5日に津軽海峡を西に向かって通過した中国海軍の護衛艦艇など3隻と連携した動きとの見方も紹介した。
 別の軍事専門家は「爆撃機6機は大規模な空中編隊であり、かなり強大な戦闘力を持つ」と同紙に語り、非常にまれな飛行だったと強調。また、対馬海峡は「第1列島線」(九州−沖縄−台湾−フィリピン)の宮古海峡やバシー海峡と比べて公海空域が狭いことから、正確な衛星測位システムと高度なパイロットの技量を必要とし、海軍航空隊の遠方展開能力の大幅な向上を裏付けているとした。
 日本側が9日夜に中国軍機の動きを発表する以前から中国のネット上では、東シナ海を飛行して日本や韓国、台湾方面に向かう航空便の遅延が「軍事活動」を理由に相次いだとの情報が拡散。「北朝鮮が弾道ミサイルを発射したのでは」などの臆測も広がっていた。
 今回の飛行について、中国軍は10日午後まで公式見解を出していない。」



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中国的天空〈下〉―沈黙の航空戦史

中国的天空〈下〉―沈黙の航空戦史

中国的天空〈上〉―沈黙の航空戦史

中国的天空〈上〉―沈黙の航空戦史

2017-03-12

⚐113」─15・16・17─反日派の中国共産党・中国軍による静かな日本侵略そして移民による国土浸食。2016年〜No.536〜No.537No.538 @              

人口激減―移民は日本に必要である (新潮新書)

人口激減―移民は日本に必要である (新潮新書)

旧題名・「ユダヤ民族と日本民族は同族か? 天皇の祖先はユダヤ人か?」
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 プロフィールに、6つのブログを立ち上げる。 ↗
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 2016年5月 北京で「琉球・沖縄最先端問題国際学術会議」が開催された。
 沖縄から参加した地元紙関係者や大学教授らは、中国側出席者(元中国軍高級将官ら)と沖縄の独立及び独立後の琉球の在り方とアメリカ軍基地撤去及びアメリカ軍撤退させる事などで活発に意見交換を行った。
 中国共産党と中国軍は、アメリカに代わって日本を支配し、沖縄と尖閣諸島を中国領に編入するべく、沖縄を日本から分離独立させ、アメリカ軍と自衛隊を沖縄から全面撤退させる事を望んでいた。
 愛国無罪を信奉する中国人は、日本人への憎悪を掻き立てた反日教育で、第二回南京事件の報復戦争を心に誓っていた。
 反天皇反日的日本人は、アジアの平和と発展の為に、中国共産党の夢の実現に協力している。
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 中国資本の日本国内に於ける土地買収活動は、沖縄と北海道、本州で過疎化が進む地域で活発化している。
 中国では、貧富の格差など各種格差が拡大し、社会の底辺で生活する貧困層の不平不満が今にも爆発しかねない状況を迎えつつある。
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 もし、日本が人口激減を食い止める為に人が欲しいと希望すれば、中国共産党は喜んで最貧困層で低学歴の鼠族を1,000万人といわず 2,000万人でも4,000万人でも移民させてくれる。
 数千万人の無学無教養無技能・技術の取り柄の薄い鼠族を移民させに、日本国籍を与えれば人口激減は一瞬にして解消するし、難民救済・貧困者救済を求める国内外の声にも答える事ができる。
 困窮してる数千万人の鼠族を日本国民として温かく受け入れて、人並み・日本人並みの生活を保障する為に生活保護者に認定し最低限の生活費と衣食住を与えれば、人口激減の解消と人道的貢献の一石二鳥効果がある。
 日本国民の定義を、日本民族日本人から日本国籍取得者日本人に変更すれば簡単に済む事である。
 結婚できない日本人男女も、結婚願望が強い鼠族の若者が日本中に溢れれば確実に結婚で、繁殖能力の高い鼠族の伴侶を得れば瞬く間に出産ラッシュを迎える事ができる。
 子供達に「産めよ殖やせよ」的に結婚と出産を求めて日本民族日本人を増やさない方法としては、貪欲な生殖能力のある活力溢れた鼠族を利用すべきである。
 数千万人の鼠族を日本国民にすれば、日本国家に多様性をもたらし、日本人の異文化交流を促進できる。
 何故なれば、今の時代は、国家を閉ざす国境を低くし、民族という枠組みを熔解する、人と物と金が自由に行き交うボーダーレス時代であるからである。
 日本も国家として生き残る為にはグローバルの潮流に乗ってボーダーレス化を促進すべきである、を受け入れるべきかもしれない。
 日本のボーダーレスを推し進めるには、日本民族・日本文化・天皇制度を否定する移民推進派が反日派中国共産党に依頼するだけで済む話である。
 なにしろ、中国は日本の凄く近い隣国であるから、数千万人を日本に連れて来る渡航費は安くて済む。
 日本人と鼠族は瓜二つであり、外国人が外見の姿を見ても区別は付かない。
 人類みな兄弟、人間に区別はない、と言うなら、心優しい日本人が言うように無条件で鼠族を受け容れるべきである。
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 11月3日号 週刊新潮「ルネッサンス
 沖縄米軍基地を中国資本が買っていた
 日本の国土を外国資本が買い漁っている事実は旧聞に属する。日本政府が、自民党政権の時も民主党政権の時も有効な対策を講じてこなかったのも周知のことだ。外国資本に好き放題の国土買収を許してきた異常だが、それでも沖縄の米軍用地の1割を中国人が買収していると聞けば、心底、驚かざるを得ない。
 10月21日、インターネット配信の『言論テレビ』で中田宏元衆院議員が語った内容は、日本国の土台が浸食されているというものだった。
 氏は国会議員だった2013年、対馬を調査して驚いた。自衛隊基地周辺の土地の殆どが韓国資本に買収され、基地は韓国人の土地にぐるりと囲まれていた。万一の時、これでは自衛隊の動きが阻止されかねない。その危険的状況に対処するべく、氏は土地売買に関して規制する法案を国会に提出した。
 『私の法案は廃案にされました。それから3年、事態はより深刻です。沖縄の米軍用地の10%が中国資本に買われているのです』
 中国は尖閣諸島を自国領だと主張し、沖縄に関しても日本の領有権に異議を申し立てている。彼らの狙いは、いずれ沖縄全体を中国領とすることにあると見て良いだろう。沖縄に迫る中国の脅威を実感するからこそ、わが国は日米同盟を強化すべく努力してきた。米軍への基地提供にも心を砕いてきた。
 沖縄の米軍用地は約2万3,300ヘクタール。内、国有地と県、市町村有地が約1万5,700ヘクタール、全体の約33%が民有地だ。『この民有地の約3分の1を中国資本が買い取っているのです』と、中田氏は説明する。
 事実なら、まさしくブラックジョークではないか。中国人の所有とされる民有軍用地は2,500ヘクタール強になる。坪数で756万2,500。沖縄軍用地の借地料は政治的配慮も働いて日本一高い。場所によって異なるが那覇軍港なみの最高レベルの賃料なら坪1万9,000万円、浦添市などでは坪6,000円だと、『産経新聞』の宮本雅史氏が『報道されない沖縄』(角川学芸出版)で報じている。
 国土は即ち国
 坪6,000円として中国人の手に渡る賃料は453億7,500万円にもなる。防衛省に問い合わせたが回答が得られなかったために、果たしてこの数字が正しいのか否か、判然としない。しかし、少なくとも100億円単位の日本国民の税金を、毎年、日本政府が中国人に支払っている可能性がある。
 中田氏は、防衛省も中国人による軍用地の取得については知っているのではないかと語る。政府や地方自治体がこうした事実をどれだけ把握しているかについて、沖縄県石垣市議会議員の砥板芳行氏のコメントが興味深い。私の取材に対して氏は、当初こう語った。
 『中国資本が軍用地を買っているとは、余り知りませんでした』
 しかし、少し時間をかけて調べたあと、氏はこう語った。
 『そのようなケースがあっても中国人は表に出てきません。しかし、注意深く情報を精査すれば、確かに中国人の動きが見えてきます』
 中田氏が指摘した。
 『竹富町が所管する離れ小島にウ離島(ばなりじま)というのがあります。広さ1万坪の岩だらけの無人島で、水もありません。この島を中国が5億円という法外な価格で買おうとしたのです』
 中国はこの島をなぜ買おうとしたのか。現地の人は、考えられる理由として、海上保安庁の船が尖閣諸島海域に向かうとき、海保の船の動きを逐一監視できる場所がウ離島であることを挙げた。売却話は、しかし、メディアの知るとことなって、結局 、立ち消えになった。
 砥板氏が説明した。
 『いまこの島は地元の不動産業者が管理しています。安全保障上、大事な所にあるだけに監視を続けることが重要です』
 このような水もない島を買う理由が経済的要因になるとは思えない。どう見ても安産保障上の理由であろう。事実、島を買いにきたのは『中国国際友好連絡会』(友連会)という組織だった。人民解放軍(PLA)の工作機関と考えてよい組織だ。
 彼らは宮古島市の下地島空港周辺の土地も買いたいと申し出た。同空港には3,000メートルの滑走路がある。中国に対処するために、下地島に自衛隊の拠点をつくることが大事だという指摘は多い。それだけ重要な空港周辺の土地をPLA関連組織が買いにきたのである。
 国土は即ち国である。国土があって、そこに人が住み、経済活動をしてはじめて国が形成される。それを守ってはじめて独立国と呼べる。国の基(もとい)である国土を、わが国は今日に至っても外国資本に買われるに委せている。1平方ミリでさえも外国人に売らないのは中国だけではない。フィリピンも外国人には売らない。なのになぜ、日本政府は有効な手を打たないのか。国政レベルの動きは信じ難い程鈍いが、地方自治体の憤りは強い。全国市長会会長代理で山口県防府市長の松浦正人氏が語る。
 外国人土地法
 『10月19日に、北海道旭川市で北海道市長会が開かれ、皆さん憤っておられました。地方自治体の条例だけでは、外資の日本国土買収は全く防げません。これ以上外国人に土地を買われてしまうわけにはいかないと、革新色の強い市長さんも含めて全員の意見が一致しました。来年1月中に案をまとめて、政府に強く申し入れることになりました』
 市町村の行政は住民生活に直結する。行政の現場には山林や水源地、防衛施設周辺の土地を中国人が買い付けようと蠢(うごめ)く情報が入ってくる。殆どの首長は山林や水源地の所有者を説得して外国人への売却を思いとどまらせようとする。しかし、悪貨は現金でやってくる。その現金に動かされる人もいる。
 しかし、国土を他国に売ってしまっては、もう戻ってこないのだ。にも拘わらず、日本政府が規制できない理由のひとつに、95年のWTO(世界貿易機関)加盟時に外務省が犯した致命的なミスがある。
 他の加盟国がおよそ全て、その国なりの留保をつけて加盟したのに対し、日本は無条件で加盟したのだ。だから今更、国土は外国資本に売らないとは言えないのである。当時の外務省の目は節穴だったが、現在の国会議員にもできることがある。日本には大正時代の外国人土地法がある。そこには相互主義と、国防上の観点から土地取得は制限できることが書かれてある。相手国が日本人に土地を売れば日本も売るということだ。国防上の懸念ゆえに取引を制限できるということだ。その戦前の法律を現在に適用させるための工作をすればよいだけである。いま、政治がその工夫をしないのであれば、それは国民と国家に対する背信である」
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 2017年1月号 Hanada「九段靖之介 習近平が本気で尖閣、沖縄を狙う理由 ……
 かつてヒトラーはスターリンと密約、ポーランドを分割した。さらに突如、ソ連に攻めかかる。このに『東方侵出策』ついて、ヒトラーは言った。『わがドイツ民族のレーベンスラウム(生存圏)を拡大するためだ』と。
 このヒトラーと同じことを、いま中国の習近平がやろうとしている。まさかウソだと思うなら、百田尚樹と石平の対談本『カエルの楽園』(飛鳥新社刊)を読んでみるといい。
 〈石平 中国のエリートたちが天下国家を論ずるとき、よく出てくるのが「生存空間」という言葉です。中華民族には「生存空間」が足りない。それが彼らの、最大の危機意識です。生存の基本要素は水と空気と土地ですが、いずれも汚染が進んで回復不能な状態。結果、中国大陸という生存空間は、人が生存できしようになって来た〉
 以下、石平は汚染の危機的実態について詳細なデータを示して明らかにする。水不足は全国660都市のうち501都市に及び、しかも水質汚染は全国の地下水源の80%と地下水の40%が汚染され、都市部に限れば地下水源97%、地上水源の90%が制御不能の汚染を受けている。
 大気汚染もひどい、全都市の3分の2が問題を抱え、北京など主要39都市の汚染度は『もはや人類が暮らせないほど』と中国人自身がいう。大気汚染が原因の死者は91万6,000人(2013年)、2030年には130万人が犠牲になると、精華大学の研究チームが警鐘を鳴らす。肺ガン患者は毎年27%ずつ増加している。
 土地はといえば、森林破壊で保水能力が低下し、水と表土がともに流失する『水土流出』によって国土の荒廃は38%に及ぶ。おまけに砂漠化が進み、いまや『荒漠地帯』は国土面積の3分の1を占め、このままでは14億人の『生存空間』は残る国土の3分の1になってしまう。
 〈石平 当然のこと、中国人民は自国の外に生存空間を確保しなければならない。これこそ21世紀の世界に突きつけられた最大の難題の一つです〉
 もう一つ、中国には安定した生活基盤を持たない2億6,000万人の『流動人口』が存在する。共産党政権は農民から土地を取り上げ、都市部に『安い労働力』として駆り立てた。彼ら『農民工』は主に不動産バブルの建設現場で働いたが、都市戸籍者の4割以下の賃金しかもらえない。都市戸籍がないために住宅も車も買えない。教育も医療など社会保障サービスも受けられない。
 おまけにバブ生崩壊で職を失い、故郷に帰ろうにも土地がないから帰れない。都市部の底辺で極貧の暮らしだ。その多くは『鼠族』と呼ばれ、地下2、3階のマッチ箱のような部屋に相部屋で暮らす。この種の不満を抱える『流動人口』は、『怒れる暴動予備軍』でもある。しかも、その数2億6,000万人。
 さらにさらにもう一つ、永年に及ぶ『一人っ子政策』が生んだ歪みがある。後継ぎに男子を望む家庭が多く、妊娠中に女児とわかると中絶する。ために男女比が120対100となり、結婚できない適齢期の男性が3,400万人もいる。となれば、余剰の男らを海外に押し出す必要がある。
 習近平が尖閣、沖縄を窺う背景には以上のような事情がある。
 〈石平 中国人から見れば、日本は一番侵入しやすい。ハッキリ言って台湾より沖縄を奪取するほど簡単です。日本には水もあるし、中国にないものが沢山ある。侵略する価値と侵略できる可能性が共に高い国は日本です。米軍さえ出て行って来なければ、軍事的に弱腰で、政治家も世論を怖れて反撃できません〉
 日本を資産やモノ造りの技術を手中にすれば、中国経済は当面は救われる。流民を送り込めで不満のはけ口を外に向け、男余りの人口問題も解決する。日本を屈服させれば歴史の清算も終わり、『中華民族の偉大な復興』も果たせる。中国が攻めてくることなどあり得ないという幻想は、そろそろ日本人は捨てたほうがいい。
 以上が中国人とは何か、中国共産党とは何かをよく知る帰化人・石平の警告だ。おりしもアメリカでは『日本は自分で守れ』と突き放すトランプ大統領が登場する」
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 現代日本人は、国體と国土と民族を命を捨てても死守しようとした戦前の日本人とは異なり、憲法第九条と命大事という反戦平和思想から国體や国土や民族の行く末に対して無関心である。
 祖先の過去を切り捨て、子孫の未来を顧みず、ひたすら「個」の自分のみ現在を最優先にする。
 反天皇反日的日本人は、日本民族日本人国に興味がなく、日本民族日本人国その存続にも関心がない。
 中国軍が日本を侵略してきたら抵抗せず土下座して日本を明け渡し、中国の支配を受入れ、中国人の友人として酒を酌み交わして平和に暮らしたいと思っている日本人が存在する。
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 過去の歴史的事実から、周辺の反日諸国(中国、朝鮮、ソ連・ロシア)から日本民族日本国を命を捨てても死守するのは日本民族日本人だけである。
 いざとなった時、友好的諸外国や国際世論、国際正義を振りかざす国連などあてにできないの事は歴史が証明している。
 国際社会は、軍国日本が幾ら人道的貢献として戦争難民や自然災害被災者などの弱者を救援しても、国外に住む日本人居留民(女性や子供)が大虐殺されても同情しないばかりか、軍国日本の自国民保護目的の「報復権」を戦争犯罪として完全否定した。
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 中国共産党及び反日派中国人による、第一回南京虐殺事件、済南大虐殺事件、通州大虐殺事件。
 朝鮮人テロリストによる、国家元首・昭和天皇暗殺未遂テロ事件、靖国神社爆破未遂及び放火未遂宗教テロ事件。
 ソ連軍ロシア人兵士による、満州・樺太大虐殺事件、北方領土軍事的不法占拠。
 世界は、軍国日本が追い詰められている事十分に知っていながら、日本に不利なように動いていた。
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 日本が置かれている厳しい現状は、古代と変わりがない。
 古代から、日本の周辺には友好国や同盟国など存在しなかった。
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 中国共産党は、友好を求める親日でも知日でもなく、結党以来変わる事ない反日派武装組織である。
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 中国共産党と中国軍は、尖閣諸島と沖縄を領土とし、日本国内各地に排他的チャイナタウンを建設して、中国人渡来人(華僑・華人ら)を日本国内の少数派、地域の多数派に育てようとしている。
 沖縄以外では、中国人住人が増えている事に対する不満や不安が生まれ、チャイナタウン建設反対運動が起き始めている。
 横浜のチャイナタウンは台湾人(台湾系漢人)であるが、新たに形成されようとしてるのは中国共産党の反日教育を受けた大陸系漢人である。




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日本型移民国家への道

日本型移民国家への道

移民研究と多文化共生

移民研究と多文化共生

日本型移民国家の創造

日本型移民国家の創造

2017-03-10

✬101」─13─警察庁は、沖縄反基地運動に関して「極左暴力集団の参加」と「4人の韓国籍逮捕」を明らかにした。2017年〜         

これってホント!? 誤解だらけの沖縄基地

これってホント!? 誤解だらけの沖縄基地

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 2017年3月10日 産経ニュース「沖縄の反基地運動に「極左暴力集団を確認」 警察庁幹部が参院で答弁 国レベルで認めたのは初めて
 米軍北部訓練場ヘリパッド移設工事の資材搬入を阻止した後、県道70号の路上で集会を開く工事反対派グループ =沖縄県東村高江(2016年9月24日撮影)
 沖縄県の米軍基地周辺で展開されている反対運動について、警察庁の松本光弘警備局長は9日の参院内閣委員会で「反対運動を行っている者の一部には極左暴力集団も確認されていると承知している」と述べた。基地反対運動に過激派が関与している実態はこれまでも沖縄県警が指摘していたが、国レベルで認めたのは初めてとみられる。無所属の和田政宗氏に対する答弁。
 松本氏はまた、平成27年以降の検挙状況も説明。米軍北部訓練場(東村など)や名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ周辺での抗議活動参加者による威力業務妨害事件が32件あり、41人を逮捕したことを明らかにした。委員会終了後、和田氏は自身のツイッターに「極左暴力集団とはテロや殺人を行ってきた過激派を指す。こうした集団が基地反対運動に入り込んでいる事は極めて恐ろしい」と投稿した。防衛省幹部は同日、「県外から沖縄に入った過激派が、反基地運動を先鋭化させている側面もある」と指摘した。
 沖縄県では昨年10月、北部訓練場のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)移設工事の妨害活動で、防衛省沖縄防衛局職員にけがを負わせたとして逮捕者が出ている。昨年9月には沖縄県警の池田克史本部長が県議会で、北部訓練場周辺の活動家について「県内のみならず県外からも各種団体、個人が参加している。極左暴力集団の参加も確認している」と答弁していた。」
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 3月11日 産経ニュース「辺野古移設反対派、座り込み再開 米軍キャンプ・シュワブ
 沖縄県選出の野党国会議員や地元議員が11日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先とされる名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前で、移設を阻止するための座り込み活動を再開した。政治の場に加え、市民が抗議する現場で共に声を上げる決意を表明した。今後、毎週土曜日に活動するという。
 集まったのは「止めよう辺野古新基地建設!議員団」のメンバー約40人。2015年3月に県議や市町村議を中心に100人で結成した。昨年3〜12月末まで工事が中断したため活動を中止したが、工事再開に伴い再結集した。
 事務局長の比嘉京子県議が「できる限り現場に足を運び、私たち一人一人に歴史を動かす力があることを確認していこう」とあいさつした。
 伊波洋一参院議員は、9日に市民団体から辺野古移設に反対する約121万人分の署名を受け取ったと報告。「国会にいると辺野古移設問題が全国の問題になっていると実感する。県民は辺野古移設に反対だと強く訴えたい」と話した。
 この日は工事車両がシュワブ内に入るのを妨害しようとした女性が、県警機動隊とのもみ合いで転倒し、救急搬送される場面も。議員団と市民計約70人がゲート前で「弾圧をやめろ」「辺野古新基地建設は許さない」と抗議の声を上げた。(共同通信記者 沢田和樹)」
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 3月23日号 週刊文春「沖縄基地反対に『極左暴力集団』
 警察庁長官候補が異例の明言
 衆議院が森友学園問題に揺れる一方で、参議院では3月9日、異例の答弁が引き出された。沖縄の基地反対運動をめぐって政府が『過激派』の関与に言及したのだ。
 政治部記者が解説する。
 『舞台は参院の内閣委員会。和田政宗議員が現地で反対運動のメンバーとみられる集団に暴行された経験を交えながら「気にくわない発言や人物にたいしては、暴力を振るってでも押さえつける、排除するのが過激派のやり方。基地反対運動に過激派が入りこんでいる形跡はあるのか」と質問すると、松本光弘・警察庁警備局長は「沖縄の基地反対運動を行っている者の一部には、極左暴力集団(過激派)も確認されていると承知しています」と答弁したのです』
 松本警備局長は、ほかにも2015年以降、反対運動に絡んで政府職員などに暴行した2つの事件で7人が逮捕され、周辺の交通妨害などでも41人が逮捕されていることに言及。和田議員も『すごい答弁』と驚いた。
 『松本氏は警備・公安畑を歩み、イスラムテロについての著書『グローバル・ジハード』を執筆するなど、庁内きってのテロのエキスパート。警察庁長官の有力候補です。沖縄基地反対運動に過激派が紛れ込んでいることを当局の専門家が国会ではっきり認めたのは初めてで。重い意味があります』(警察担当記者)
 公安調査庁は昨年12月、『内外情勢の回顧と展望』の2017年版で、沖縄の世論形成に中国が関与していることを明らかにしている。
 ≪中国国内では、『琉球帰属未定論』に関心を持つ大学やシンクタンクが中心となって、『琉球独立』を標ぼうする我が国の団体関係者などとの学術交流を進め、関係を深めている≫
 さらに≪背後には、沖縄で、中国に有利な世論を形成し、日本国内の分断を図る戦略的な狙い≫があると指摘。過激派の基地反対運動にも言及している。
 『衰退にあえぐ過激派にとって、勢力拡大が図れるなら、名目はなんでもいい。反原発運動では、過激派に成田空港に反対する「三里塚闘争」に駆り出され、運動から離れた人もいた。沖縄でも過激派が基地反対運動をねじ曲げる可能性がある』(公安関係者)
 過激派と一般の市民運動は結局、同床異夢なのだろう」
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 3月22日 産経ニュース「沖縄の米軍基地反対運動 「逮捕者のうち4人は韓国籍」と警察庁
 警察庁の白川靖浩官房審議官は21日の参院沖縄北方特別委員会で、沖縄県での米軍基地反対運動に関連して平成27年以降に沖縄県警が威力業務妨害などの容疑で41人を逮捕し、このうち4人が韓国籍だったと明らかにした。「逮捕した4人の国籍はいずれも韓国だ」と述べた。自民党の山田宏氏の質問に答えた。
 米軍基地反対運動をめぐっては、東村などの米軍北部訓練場や名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ周辺での抗議活動参加者による威力業務妨害事件が相次いで発生している。
 9日の参院内閣委員会では、警察庁の松本光弘警備局長が「反対運動を行っている者の一部には極左暴力集団も確認されていると承知している」と指摘し、反対運動に過激派が関与している実態を明らかにしていた。
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「沖縄・普天間」究極の処方箋 (潮新書)

「沖縄・普天間」究極の処方箋 (潮新書)

報道されない沖縄基地問題の真実 (別冊宝島 2435)

報道されない沖縄基地問題の真実 (別冊宝島 2435)

沖縄は「不正義」を問う

沖縄は「不正義」を問う

2017-03-09

₩96」─5─中国共産党独裁政府は脱北者を北朝鮮へ強制送還している。〜No.414          



旧題名・「ユダヤ民族と日本民族は同族か? 天皇の祖先はユダヤ人か?」
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 2014年2月7日 国連・北朝鮮人権調査委員会は、中国共産党政府は北朝鮮が帰国した脱北者に非人道的行為を知りながら不法入国した脱北者を強制送還しているとの報告書を公表し、帰国すれば迫害を受ける事を知りながら強制送還する事は難民条約に違反であると非難した。
 「中国から強制送還された女性に対する強制堕胎や幼児殺人と言った犯罪行為は、どんな手段を使ってでも朝鮮人の純血種を存続させることを強調する政府のイデオロギーが加害者を駆り立てていると思われる。……北朝鮮の尋問拘禁施設では、計画的な戦略として強制送還された女性に対する性的侮辱が用いられている」
中国共産党政府は、現在進行中の国内及び北朝鮮国内で起きている非人道的犯罪から国際世論の非難をかわす為に、親中国派国連職員を動員して70年以上前の南京事件問題や従軍慰安婦問題を取り上げて国際問題化させている。

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脱北者 命懸けの脱出と今を追う

脱北者 命懸けの脱出と今を追う

北の喜怒哀楽 45年間を北朝鮮で暮らして

北の喜怒哀楽 45年間を北朝鮮で暮らして

中国人の無恥、日本人の無知

中国人の無恥、日本人の無知

2017-03-08

⚐113」─13・14─中国人観光客のマナー違反、ルール違反。金儲けの為に耐え忍ぶ日本人。2016年9月。〜No.534〜No.535 @          

中国人ご一行様からクレームです!

中国人ご一行様からクレームです!

旧題名・「ユダヤ民族と日本民族は同族か? 天皇の祖先はユダヤ人か?」
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 現代日本人は、名誉や体面を守るサムライ・武士ではない。
   ・   ・   ・   
 2016年9月1日 産経ニュース「中国人観光客のマナー違反?魚ぐったり ふれあいコーナーを臨時閉鎖 葛西臨海水族園
 臨時閉鎖が決まった葛西臨海水族園の触れ合い体験コーナー「タッチンフィーリン」(同園提供)
 葛西臨海水族園(東京都江戸川区)は1日、サメやエイに触れる体験コーナー「タッチンフィーリン」を2日から臨時閉鎖すると発表した。夏休み中の来園者が多く、しばらく魚を休ませ、水質を改善させる必要があると判断した。閉鎖期間は未定だが、1カ月程度とみられる。
 園によると、中国人観光客らのマナー違反も目立ち、魚を引っ張ったり、つめで引っかいたりしたことも、魚が弱った要因とみられる。
 同コーナーは平成21年に設置。長さ14メートルの水槽に小型のサメやエイ約10匹が泳ぎ、背中をなでるなどの触れ合いを楽しめる。係員3人が事前に手を洗うよう指導していたが、7、8月に家族連れや外国人の利用が相次ぎ、日焼け止めクリームが水質を悪化させるなどして管理が困難に。魚も餌を食べなくなるなどしていた。」
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 2017年2月7日 産経WEST「自撮り棒持って線路内へ 中国人観光客らのマナー違反に困った…“聖地巡礼”のJR北海道・朝里駅
 自撮り棒。線路に立ち入っての撮影は非常に危険だが…(澤野貴信撮影)
 7日放送のテレビ朝日系情報番組「モーニングショー」は、JR函館本線「朝里(あさり)駅」(北海道小樽市)周辺で、中国人観光客らが線路内に立ち入って写真撮影を行うなど、観光マナー違反の実態を取り上げた。
 番組などによると、同駅は中国で大ヒットした映画「恋愛中的城市」のロケ地として登場。SNSなどを通じて存在が知られるようになり、中国人の北海道人気と相まって、作品中のゆかりの場所を尋ねる“聖地巡礼”として同駅観光が定着したという。
 ところが、一部の観光客らが自撮り(セルフィー)棒を手に線路内で撮影しようとしたり、近くの住民の私有地に無断で入るなどマナー違反が激増。番組では、「勝手に敷地内で写真を撮られた」と迷惑顔の地元住民の声も紹介された。
 JR北海道によると、人身事故の危険性がある線路内の立ち入りについては、列車側で警笛を発するとともに緊急停車の措置を取る。同社の調べによると、昨年12月〜今年1月末の現場付近での緊急停車回数は計7回に上った。
 同社は、無人駅のため注意する駅員がいないこともマナー違反が増えた一因となったと判断。英語・中国語で注意を呼びかける看板設置のほか、1月27日からは警備員も2人配置する対策を取った。
 番組では、コメンテーターを務めるジャーナリストの青木理さんが「悩ましい問題で、(観光客増加による)経済効果はあると思う」と功罪両面を指摘。これに対し、弁護士の菅野朋子さんは「住居侵入など警察が動かざるをえない場面も出てくるのでは。何か(事故が)あってからでは遅い」と対策を求めていた。
(WEB編集チーム)」
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中国人観光客 おもてなしの鉄則

中国人観光客 おもてなしの鉄則

2017-03-07

✞32」─2─ローマ教皇は、ユダヤ人虐殺の情報を聞いていたが公言せず全世界に向けてクリスマス・メッセージを放送した。ドイツ軍の敗走と軍国日本。1942年8月 〜No.172〜No.173@                   

旧題名、「ホロコーストに関して、天皇とA級戦犯に幇助罪が成立するのか?」第3代目
   ・   ・   ・   
 プロフィールに、6つのブログを立ち上げる。 ↗
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 ドイツ軍のUボートは、42年末には約200隻が通商破壊を行い、42年の商船撃沈は750万トンを超えた。
 アメリカとイギリスは、エジプト・中東・インドへの輸送船団に護衛艦隊を付けて派遣したが、北太平洋と地中海では犠牲を出していた為に、南大西洋から南アフリカ廻りでインド洋に出てマダカスカル島を経て北上する事であった。
 インド洋を制する者が、第2次世界大戦を優位に立つ事ができた。
 インド洋を制するのは、イギリスと軍国日本であった。
 日本海軍は、インド洋で通商破壊戦を行い連合国の輸送船・商船を撃沈していた。
 日本海軍がインド洋を制する為には、開戦劈頭に真珠湾のアメリカ海軍太平洋艦隊の主力部隊を壊滅させる必要があった。
 インド洋制圧の為には、真珠湾奇襲攻撃は正しい選択であった。
 インド洋通商破壊作戦を失敗させたのは、6月5日のミッドウェー海戦ではなく、5月7日の珊瑚海海戦であった。
 日本海軍は、アメリカとの決戦の為に艦隊をインドから太平洋へ移動させた。
 連合軍は、インド洋から日本艦隊が引き上げた事によって航行の安全と自由を得て、大量の戦略物資をエジプトやインドへ送り続けた。
 エジプトのモントゴメリーは、ロンメル指揮のアフリカ軍への反撃の準備をした。
 ドイツ軍の敗走が始まった。  
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 8月 スイス政府は、39年10月に制定した非常時法に従って、全ての不法入国者を強制送還すると発表した。
 特に、無国籍ユダヤ人は犯罪者として入国を断固阻止するとした。
 中立国スイスは、ナチス・ドイツの干渉を避ける為に国境を閉じ、如何なる亡命者も受け入れないと決定した。
 スイスの一部の産業は、イタリアに陸揚げされた石油などの軍需物資を、スイス国内を通過させてナチス・ドイツに輸送していた。
 スイスの銀行は、ナチス・ドイツが虐殺したユダヤ人から奪った資産を預かった。
 スイスは、不法行為で掠奪した資金であっても無条件に預かる事で、永世中立国という地位が保証されていた。
 シュタイガー法相「数十万人がフランス国境からスイスへ押し寄せており、1日1,000人が入国を試みている」
 バーゼルの某司教「政治的迫害者、戦争捕虜、脱走兵などは亡命者として受け入れるが、ユダヤ人には難民権はない」
 アメリカ軍は、トーチ作戦を発動し、モロッコの大西洋沿岸と地中海を経由して北アフリカに上陸した。
 だが、アメリカ軍は訓練不足と装備不足の為に苦戦を強いられた。アメリカ本土での伝統的訓練では、ドイツ軍精鋭部隊とは戦えない時代遅れであった。
 クラーク将軍やパットン将軍らは、戦闘意欲はあっても戦闘能力のない軟弱なアメリア兵士を戦える兵士にする為に、近代的訓練をほどこし実践で鍛え上げた。
 ジョン・R・ディーン少将「スターリンは、日本が歴史的に見てロシアの敵であり、日本の敗北がロシアの国益に不可欠であるとハリマンに伝えた。ソ連軍の現況では参戦できないが、何れ参戦するという含みがあった」
 8月2日 ゲシュタポは、オランダ人支援者の協力を得て、カトリック教徒のユダヤ系オランダ人達を逮捕して、アウシュビッツ絶滅収容所に送り込んだ。 
 教皇ピウス12世は、勇気ある司教等がナチス批判した為に多くの改宗ユダヤ人が犠牲になった事を知り、自分の発言でさらに多くの者が犠牲になる事を恐れて沈黙を決意した。
 ピウス12世「オランダの司教のナチ批判が、4万人のユダヤ人の生命を犠牲にした事を思うと、教皇である私のナチス弾劾が、20万人のユダヤ人の命を奪う事になる。その様な重大な責任ある発言は出来ない。私は、公には沈黙を守ろう」
 イギリスのオズボーン大使「全世界からの良心の声に直面した今、なお沈黙を続ける事は、キリスト教の人道・モラルの権威としての教皇と教皇庁の権威を失墜させる事は必至である」
 スターリンは、一人の兵士も持たない無力な教皇の公式発言は無意味であり、何を言っても武力を持たない言葉には効果は無いとあざ笑った。共産主義者は、反宗教無視論者であるだけに、全てを破壊する軍事力のみが全てを決定し、信仰などは無能な者の言い訳にすぎないと軽蔑した。
 ヨーロッパ各地のキリスト教会は、自国の改宗ユダヤ人をホロコーストから救う為に、ユダヤ教徒ユダヤ人や他国からの不法入国者であっる無国籍者ユダヤ人を、ゲシュタポや地元警察に突き出した。法治国家においては、無国籍者の密入国者は無条件で犯罪者とされた。キリスト教会が言う「神に愛された人」とは、悔い改め神への信仰に目覚めたキリスト教徒のみ事であり、異教徒は「神に愛された正しい人」とは認めず人として救済する事はなかった。
 ドイツ軍は、バクー油田とウクライナの食糧を確保する為に、フランスなどの西部戦線からソ連の東部戦線に主力部隊を大移動させた。その為に、大西洋沿岸の防備網は思った以上に手薄となっていた。
 ヒトラー「現在、死活的に重要な事は、投入し得る全兵力を集中してスターリングラードとボルガ河岸全域を占領する事だ!」
 8月4日 チャーチルは、エジプトのイギリス軍司令官を更迭してモントゴメリー将軍を後任に命じた。
 8月7日 アメリカ軍は、ガダルカナル島、ツラギ島、カブツ島、タナンボコ島に上陸して反撃に転じた。
 8月10日 チャーチルとハリマンは、スターリンに第二戦線開設の延期を説明する為にモスクワを訪問した。
 スターリンは、戦争を早期に解決する為に第二戦線を、1943年度中に開設するように要望していた。
 ドイツ軍の大攻勢で、ソ連軍はスターリングラード防衛に主力部隊を配置していた。ソ連の窮地は、依然と続いていた。対日防衛力が弱体化する事を覚悟で、極東軍主力部隊の大輸送作戦を加速させた。
 チャーチルは、戦争に勝利する為には一般市民をも攻撃対象にする事を説明した。
 「我々は、慈悲を示したりはしない」
 スターリン「結局、我々を裁くは歴史です」
 連合国は、一般市民を攻撃しないという軍事目標主義を放棄した。
 8月14日 チャーチルは、スターリンに対して、1943年においても大陸上陸作戦を実行して第二戦線を開設する事は不可能であるとの、極秘の手紙を出した。
 8月23日 ドイツ軍の南方軍・B軍は、スターリングラードを包囲した。
 ソ連軍は、スターリングラードの全軍兵士に「最後の一兵まで断固死守せよ」と厳命し、退却も降伏も一切許さず、命令に背いた者は銃殺した。
 8月30日 ハリマンは、ルーズベルトにモスクワ会談の報告をする為に、静養先を訪れた。フランス上陸作戦の延期と同時に、ペルシャのバスラからソ連軍支配地までのイラク鉄道の輸送計画をも報告した。
 8月31日 ロンメル軍団は、エジプトに対して総攻撃を開始した。
 アフリカ軍団戦車450輛。イギリ軍戦車700輛。
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 9月3日 ロンメル将軍は、補給が遅れ燃料不足した為に攻撃を停止した。
 9月10日 ストリーム作戦。イギリス軍は、マダカスカル島を占領するべく、第29旅団および第22旅団をマジュンガに上陸させた。
 牽制作戦として、タンパー作戦で部隊をモロンダバに上陸させた。
 9月18日 ジェーン作戦。イギリス軍は、タマタブ攻略作戦を実施した。
 マダカスカル島のフランス軍は、戦力が枯渇し劣勢に追いやられ、日本軍の援軍も援護もなく戦意を失い降伏した。
 イギリス軍は、抵抗を受けず首都のタナナリブおよびアンバラバウを占領し、マダカスカル島を支配した。   
 9月19日 アメリカのマイロン・テイラー特使は、ピウス12世やマリョーネ枢機卿らバチカンの要人達に、ヒトラーのユダヤ人絶滅政策を糾弾する声明を出す様に要請した。だが、キリスト教会は原則として中立を守るとの返答しか得られなかった。各地の教会や修道院がワルシャワのユダヤ人ゲットーで大量の虐殺が行われていると伝えても、バチカンは事実から目を反らし全ての訴えから耳を塞いだ。キリスト教会の情報網は、如何なる国の情報機関よりも優れていて、全ての事を知っていた。
 タルディーニ外務局長「教皇がナチズムを非難できるなら、何度だってやるだろう」
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 10月 ハリマンは、枢軸国との戦争に勝利する為に、イギリスとソ連への武器貸与法執行責任者として活躍していた。ハリマンが支配する金融会社UBCは、ドイツのテッセンを通じてナチス・ドイツに多額の外貨を与え続けた。
 10月23日 スーパーチャージ作戦。モンゴメリー将軍は、ドイツ軍に対して総攻撃を開始した。
 イギリス軍は、アメリカ型戦車500輛を加えた1,440輛、予備に1,000輛。
 アフリカ軍団は540輛。
 アフリカ軍団は、エル・アラメインの攻防戦に敗北し、再び撤退を開始した。
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 連合艦隊は、ガダルカナル島を占領した米軍との戦いに主兵力を投じ、不安定となったソロモン・ニューギニア方面にインド洋方面に派遣していた戦力を転用した
 その結果、インド洋での日本海軍艦艇が激減し、連合軍の輸送路は安全となった。
 ナチス・ドイツとファシスト・イタリアは、軍国日本がインド洋通商破壊作戦を中止した事に不満を高め、真珠湾攻撃でアメリカを戦争に引きずり込んだ事やアフリカ戦線の苦戦に協力しない利己主義を批判し、「アメリカに宣戦布告した事」を後悔した。
 ナチス・ドイツは、軍国日本に敵意を持ち、日独経済協定の締結や技術交流にも悪影響を及ぼした。
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 秋。赤十字国際委員会は、ヒトラーのユダヤ人強制移送を知っていたが、中立の立場を堅持して非難声明を出すのを控えた。
 連合国は、ドイツのユダヤ人虐殺を犯罪として裁く為に戦争犯罪委員会を設置した。
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 11月 アメリカのカトリック司教団は、「戦争と平和」の声明を出し、世界大戦が軍事の戦いであると共に宗教戦争であると訴えた。1945年までに、カトリック信者400万人以上が教会の説教に従って戦場に赴き、司祭5,000人以上が従軍して戦争を祝福した。ニューヨークのスペルマン大司教は、世界中の前線基地に赴いて神の道を説き、そして神の為に戦う様に説教して回った。キリスト教会は、世界をキリスト教化する為に、戦争に積極的に関与した。キリスト教ほど、戦争に協力した普遍宗教は他にはない。
 11月3日 ロンメルは、全軍に撤退を命じた。
 ヒトラーは、ロンメル将軍に対し、現地地を死守し不退転の決意で戦うべきであると命じた。
 イギリス軍が、エジプトのエル・アラメインでロンメルのアフリカ軍を撃破した。アメリカ軍は、モロッコとアルジェリアに上陸した。
 北アフリカ戦線における敗勢が濃厚となった為に、ムッソリーニは日本を仲介者としてソ連と講和するように提案したが、ヒトラーは拒否した。
 連合軍総司令官アイゼンハワーは、北アフリカ上陸作戦を成功させる為に、フランス海軍の妨害を排除するべくジャン・ダーランとの協定に調印した。ヴィシー政権側は、ユダヤ人を解放すると国は崩壊し内戦になるとして、ユダヤ人の全面開放には断固反対した。アメリカは、勝利を優先して、反ユダヤ諸政策を強力に推進するヴィシー政権の存続を容認した。当然、迫害を受けているユダヤ人を救う為にユダヤ人への制限・規制の緩和は求めず、フランス領のイスラム教徒の感情を考慮してユダヤ人難民の現状を改善する様な行動を取らなかった。ドイツ軍は、イスラム教徒を味方に付けるべく、連合国は北アフリカをユダヤ人に引き渡すとの宣伝工作を行っていた。反ユダヤ主義者のパットンとユダヤ人の母親を持つクラークの両将軍は、アメリカ軍を指揮して北アフリカに上陸した。クラーク将軍は、軍統制のために、白人兵に暴力を振るったアフリカ系アメリカ兵に対して軍事裁判後に死刑を求めた。ルーズベルトは、スチムソン陸軍長官の説得を受け、北アフリカで困窮しているユダヤ人難民をその場で放置し、アメリカ軍は進撃する方針を承認した。アメリカ軍は、戦争の勝利を優先して、ユダヤ人難民を見捨てる事に決定した。
 米ソ友好会議は、ソ連軍の大反攻を展開した事を祝う為に、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで大会を開いた。
 ニューヨーク市長のラガーディアは、ソ連軍の勝利を祝って11月8日を「スターリングラードの日」と定めた。
 11月8日(〜1943年5月13日) チュニジアの戦い。トーチ作戦。アメリカ軍は、アルジェリアとモロッコに上陸し、東西からロンメルのアフリカ軍団を挟み撃ちにするべく進撃を開始した。
 北アフリカのヴィシー軍を率いていたフランソワ・ダルラン大将は、形勢不利と判断して連合国と講和し、北アフリカのヴィシー軍は連合国側と休戦した。
 アントン作戦。ヒトラーは、ヴィシー軍の裏切りに激怒したヴィシー政権の支配下にあった南仏を占領した。
 11月13日 イギリス軍は、トブルクを奪還した。
 11月19日 ソ連軍は、アメリカからの軍事支援物資を受け、ドイツ軍に包囲されたスターリングラードを解放するべく反撃を開始した。
 11月20日 イギリス軍は、ベンガジを奪回した。イタリア軍は、戦意を失って敗走した。
 ドイツのアフリカ軍は、戦力を消耗していたがイギリス軍やアメリカ軍の猛攻に耐えていたが、抗戦の限界にたっしていた。
 11月23日 ソ連軍は、スターリングラードを包囲しているドイツ軍を逆包囲した。
 11月25日・26日 ニューヨーク・タイムズ紙(ユダヤ系新聞)は、ポーランド人外交官ヤン・カルスキのもたらしたユダヤ人虐殺報告を二日に分けて報道した。ロンドンのタイムズ紙も、同年12月7日にカルスキ報告を掲載した。カルスキは、翌43年7月にアメリカに渡り、直接ルーズベルトと全米ユダヤ人代表のフランクフルター最高裁判事らユダヤ人有力者にポーランドやユダヤ人の惨状を訴え、即時救済を求めた。アメリカは、ユダヤ人の誇大宣伝として完全無視した。
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 12月 日本外務省調査局第4課は、「米国西部事情と宣伝啓発に就いて」を作成した。在外公館から、アメリカ国内の黒人の間では人種差別に抗議する為に徴兵忌避者が続出しており、入隊後は人種差別待遇に抗議して反抗を繰り返す者も多くあるとの情報が、日本に伝えられていた。外務省は、日本は白人による人種差別と戦っている事をアメリカ国内の反戦活動家らに伝えると共に、軍需産業都市デトロイトなどの中西部での黒人工作の必要性を説いた。
 松岡洋右極秘工作。日本の防諜班は、アメリカ社会での破壊の為ではなく、対米戦争を回避する支持を得る為に、同じ有色人種である黒人層に草の根運動を展開していた。一説では、10万人以上の黒人が日本支持を表明していたという。
 FBIは、42年8月から2ヶ月間で、全米15都市で親日的黒人指導者100名以上を逮捕した。
 43年6月のデトロイトや8月のニューヨークなど47都市で、人種差別に抗議した黒人暴
 アメリカ政府に行われた、ホロコーストに関する公式報告は、ジュネーヴの世界ユダヤ人連盟のリーグナー・レポートとされている。
 国務省は、ユダヤ人の隠謀で根も葉もない噂として取り上げなかった。
 アメリカは、真実から目を反らして、ユダヤ人の虐殺を黙認した。
 アメリカ・ユダヤ会議議長ラビ・ワイズ博士は、ドイツ人実業家シュルチの情報に従って、ルーズベルトに書状を送った。
 「ユダヤ人の史上類のない圧倒的な災厄が、ヒトラーの大虐殺という形をもってユダヤ人の上に落ちかかりました」
 ロング国務副長官「ラビ=スティーヴン・ワイズを中心とする一派が行動を求めていた。我々にとって危険なのは、彼等の行動によって、ヒトラー批判の声が歪められる心配がある事だ。我々がこの戦争をユダヤ人市民の為に、彼等に心を動かされ、彼等の指示を受けて戦っていたと。そうすると、我々の戦争努力はあっさり損なわれる」
 ルーズベルト「アメリカ国民は、ヨーロッパの少数のユダヤ人になどにたいして関心を抱いていない」
 OSSのドノヴァン局長は、シュルチ情報は有害であるとし、如何なる情報もワイズ博士に伝えない様に国務省に指示した。
 国務省「サウジアラビアの石油資源開発は、大きな国益の観点で評価すべきだと確信する」
 12月16日 スターリングラード方面のソ連軍は、援軍を得て反撃の為の包囲網を形成した。
 ヒトラーは、退却を命じた。
 ナチス・ドイツの敗走が始まった。
 12月18日 オズボーン大使は、知り得た限りでのユダヤ人虐殺情報をバチカンに報告し、全世界の信者に対するピウス12世のクリスマス・メッセージに期待した。「バチカンは、ローマの爆撃の事ばかり心配せず、ユダヤ人の絶滅戦略というヒトラーの人類に対する前例のない犯罪を前に果たすべき義務について、真剣に考えるべきである」
 12月19日 ソ連外務人民委員会報告「ナチスとその一味は、ヨーロッパの全占領地域のユダヤ民族の絶滅という特別計画を、驚くべきテンポで断行しつつある」
 12月24日 ピウス12世は、ラジオで、「神の法に従って争い止め、一刻も早く混乱した世界が秩序を取り戻す様に」との、平和へのメッセージを放送した。だが、ユダヤ人に加えられている蛮行を非難する言葉はなかった。
 ティットマン臨時代理大使「クリスマスの教皇のメッセージは、明確な公言を期待していた人々を失望させた」
 オズボーン大使「バチカン駐在の外交官達は大いに失望した。しかし教皇は自分がついに、明確に遺漏なく、なすべき発言をしたと思い込んでいる」
 コーンウェル「ホロコーストの現実に直面してのパチェリの沈黙は、単に個人的の無能さを意味するものではなく、制度としての教皇と教皇によって造り出されたカトリシズム文化の弱い側面と無能さを意味している」
 12月29日 日本大本営は、ガダルカナル島撤退を決定した。この後、太平洋の孤島に取り残された日本軍守備隊は、乏しい物資と少兵力で日本と天皇と家族を外敵から守ろうとした。だが、圧倒的な物量と大兵力を持った連合軍の猛攻の前に、絶望的な戦いを続け、援軍もなく、逃げ場もなく、そして玉砕した。戦死した日本兵は、神として靖国神社に祀られた。
 連合軍は、戦略上の観点から、日本人兵士を捕虜としない事に暗黙の了解がなされていた。戦場では、日本人捕虜の処分は現場指揮官に一存で任されていた。多くの白人兵士は、優生学的人種差別を信じていた為に、日本人を人ではなく「黄色いサル」か「害虫」と人間以下の下等生物と認識していた。ゆえに、日本人を幾ら殺しても精神に異常をきたす者はいなかった。彼等は、万歳突撃してきた女子供など日本人を、標的として射殺しその数を競った。負傷者は生ゴミや遺体と一緒に穴に放り込まれて埋められ、日本人は玉砕したと報告した。
 連合国軍兵士が、恐怖を感じたのは、神風特攻隊を目の当たりにしてからである。
 ・ジョン・W・ダワー『人種偏見』
 ・リンドバーグ日記
 日本人捕虜を優遇し始めたのは、日本占領政策が現実味を帯びだした最終段階からであった。それまでの日本人捕虜は、連合国軍に協力した外国語が話せる者が大半であった。ゆえに、日本軍は日本兵が捕虜になる事を恐れた。日本兵の中には、反天皇の共産主義者や反日の朝鮮人や神社参拝拒否のキリスト教徒も含まれていた。
 「唯一の良きジャップは、死んだジャップだ」
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 アメリカのユダヤ教ユダヤ人ラビ約5,000人は、ワシントンに集合して戦争難民救済を支援する会議を開き、ホワイトハウスと議会に対して「ヨーロッパのユダヤ人を救う」ように訴えた。ハリウッドの有力な映画会社(大半がユダヤ人資本)は、下院非米活動委員会に10万ドル以上の資金を提供してユダヤ人難民への便宜を依頼し、同時に報道機関を利用して国民世論を操作して政治家や政府高官に圧力をかけた。国際的情報機関を金銭的に支配していたは、アメリカとイギリスのユダヤ人金融資本であった。
 軍情報部は、彼らの行動を敵対行為の一部として監視した。翌年には、ユダヤ人組織を共産党組織とみなし、ソ連の指示で動いていると思われる500人以上の有力ユダヤ人の名簿を作成した。その中には、政府高官や軍人も入っていた。ニューヨークの軍情報部は、反名誉毀損同盟を国際的共産主義の組織であり、主要メンバーは全てユダヤ人であると報告した。軍当局は、彼らによる反国家的破壊工作を警戒した。
 アメリカ軍内部では、ユダヤ人系のブリティッシュ・シェル石油会社が航空機用のオクタン価80%のガソリンではなくオクタン価60%の粗悪なガソリンを供給したなど、ユダヤ人はアメリカの戦争を妨害し、ソ連の戦備強化に協力しているとの不満が燻っていた。将校団には、共産主義者に協力するユダヤ人への敵意があったが、ルーズベルトの親ソ政策には逆らえなかった。
 戦後のアメリカの安全と世界の平和を維持するには空軍力の増強が必要であるとする将校団は、石油の確保の為に中東のイスラム世界との友好が欠かせないと提言した。中東政策の障害になっているのはアラブ・ユダヤ問題であり、イギリスの曖昧なパレスチナ政策が事態を悪化させていると分析した。そして、パレスチナ問題を複雑化しない為にも、ユダヤ人組織が求める、ユダヤ人難民をホロコーストからの救出という理由によるパレスチナへの上陸を拒否し、将来のイスラエル建国を阻止すべきだとの報告書を提出した。つまり、ユダヤ人の身の上の悲劇には同情したが、自国民の安全の為に他国の住人の命よりも国益を優先したのである。世界のユダヤ人人口は1,600万人であったが、イスラム教徒の人口は3億2,000万人であった。
 ジョージ・V・ストロング「アメリカの石油埋蔵量はたった14年分しかないので、……我々は中東の人々と友好関係を維持する事に関心を持たねばならない。……パレスチナに利害のある全てのゲリラ集団に対し、戦争の終わりまで、宣伝工作を中止するよう迫る」
 ボナー・フェラーズ大佐「パレスチナをユダヤ人が植民地化した事は、イギリス─アラブ協定への唯一の障害となっている。この論争を即刻解決する事は、合衆国にとって最も重要である」
   ・   ・   ・  
 ルズベルトは、ユダヤ人問題を解決する為に、ユダヤ人とアラブ人の代表者をホワイト・ハウスに招いて協議を持った。だが両者は、お互いを罵るだけで歩み寄る事が無く物別れに終わった。
   ・   ・   ・ 
*参考文献
・ベルナール・ルコント‥『バチカン・シークレット』…河出書房新社
・リチャード・ブライトマン‥『封印されたホロコースト』…大月書店      
・大澤武男 ‥ 『ローマ教皇とナチス』…文藝春秋   
・河島幸夫 ‥ 『ナチスと教会─ドイツ・プロテスタントの教会闘争─』…創文社  
・鬼塚英昭 ‥ 『20世紀のファウスト〔上〕』…成甲書房
・フェリクス・ティフ‥『ポーランドのユダヤ人』…みすず書房

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2017-03-06

✞32」─1─イギリスの要請で、トルコ海軍はユダヤ人難民船を撃沈し、ソ連潜水艦はストルマ号を轟沈した。ロンメルの北アフリカ戦線と日本海軍のマダガスカル攻撃。1942年1月 〜No.171@                 

ユダヤ人虐殺とドイツの教会

ユダヤ人虐殺とドイツの教会

旧題名、「ホロコーストに関して、天皇とA級戦犯に幇助罪が成立するのか?」第3代目
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 プロフィールに、6つのブログを立ち上げる。↗    
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 アントニー・ビーヴァー「主要国の対立軸が『英米ソ』対『独日』という形で整理される以前、ドイツ相手の戦争と、日本相手の戦争は、それぞれ別個の軍事衝突として進行していた」(『第二次世界大戦 1939──45』)   
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 ピウス12世「我々が何もしなかったと言うが、我々にいったい何が出来ただろう」
   ・   ・   ・   
 日本は、地球の反対側で起きていたユダヤ人虐殺のホロコーストを知らなかった。
   ・   ・   ・   
*1942年
 パレスチナへの脱出ルートの一つが、トルコのイスタンブール経由であった。
 委任統治国のイギリスは、パレスチナへの移民には制限をし、難民移住は割り当て枠外の移民として非合法移民と区別していた。
 迫害を逃れた戦争難民であっても、パレスチナのユダヤ人が増加する事は反ユダヤ主義のアラブ人を刺激するとして移住を許可しなかった。
 アメリカやイギリスは、一人でも多くのユダヤ人難民を救済し、ナチス・ドイツから救助する気はなかったのである。
 連合国は多くの輸送船を所有していたが、「勝利への戦略」を優先して、ユダヤ人難民を救出する為に使用する気はなかった。
 ユダヤ機関やパレスチナのユダヤ人地下抵抗組織ハガナは、救出部隊をバルカン半島に派遣し、ゲシュタポや地元の反ユダヤ勢力の監視の目を盗んで終戦までに1万6,500人を救出した。
 さらに船舶輸送では、イギリス海軍とトルコ海軍の厳しい哨戒網をかいくぐって5,250人をパレスチナに上陸させた。
 ナチス・ドイツの本音は、全ユダヤ人(約1,100万人)を虐殺する事ではなく、全知全能の絶対神が愛したもうた聖なる大地ヨーロッパから追放する事であった。決して、殺す事ではなかった。
 だが、ユダヤ人組織は建国闘争の為に必要としたのは、即戦力としての逞しい男女の若者だけであった。老人や子供、病人や虚弱体質者、能力のない者や努力しない者の引き取りを拒否した。
 「ユダヤ人が2000年以上の迫害と虐殺を受けても生き抜いてきたのは、運の強い優秀な者のみを助け、運がなく無能な弱者を冷徹に切り捨ててきたからである」
 イギリス海軍やトルコ海軍は、警戒網を強行突破しようとするユダヤ人難民を乗せた船舶に対して、強硬措置として発砲した。
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 トルコ海軍は、ユダヤ人難民をパレスチナに上陸させない為に難民船を撃沈した。
 イギリス海軍は、二度と同じ悲劇を繰り返さない為に軍艦を派遣し、ユダヤ難民船を発見しだいパレスチナ以外に向かう様に追い返した。
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 武装地下組織イルグン・ツヴァイ・レウミは、反英独立闘争としてパレスチナのイギリス人要人を暗殺していた。
 アラブの一部の王族は、ロシア・東欧系ユダヤ人の入植を阻止するべくナチス・ドイツに接近していたが、その裏でアメリカからの支援を受ける為に関係強化を図っていた。
 ユダヤ人は、排他的選民思想を持つがゆえに、世界中から嫌われていた。
 モスクワのソビエト情報局にユダヤ人反ファシスト委員会を組織し、国際労働組合会議元議長ロゾフスキーやモロトフ外相などのユダヤ人高官が多数参加した。
 クリミア事件により、秘密警察長官ベリア(ユダヤ人)によってモロトフ外相以外の主要メンバーは処刑された。
 戦後、1946年から47年にかけて共産党指導で反国際主義運動が展開された。スターリン(ユダヤ人)は反ユダヤ政策を復活させ、政府や軍隊内で政治力を付けたユダヤ人知識階級を反共産主義者として弾圧し、シベリアに流刑にするか見せしめに処刑して、その財産を没収した。
 弾圧を受け続けたユダヤ人は、共産主義体制からパレスチナに逃亡した。逃亡できないユダヤ人は、非ユダヤ人と結婚し、同化して民族を捨てた。
 民族性を捨て同化して住み続けるか、民族性を守る為に同化を拒否して出国するか、それが世界常識であった。つまり、同化して生きるか、異種として死ぬかであった。
 国際主義共産主義者は、血に飢え、血を見ると狂喜した。共産主義体制は、大量の血の海から生まれた。
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 1月 ドイツ軍は、スターリングラード攻防戦が膠着し、厳冬で被害が増大した上に、極東からの援軍を得たソ連軍に逆包囲され窮地に追い込まれた。
 ヒトラーは、再攻勢に出る為に、軍隊の再編を行うべくスターリングラードを包囲しているドイツ軍に撤退を命じた。
 ドイツ軍は、ロンメル将軍の援軍要請に従い、エジプト攻略の為に僅かな戦車部隊を北アフリカに送った。
 1月1日 連合共同宣言。 
 ワシントンに、26ヵ国の代表が集まって軍国日本、ナチス・ドイツ、ファシス・トイタリアと戦う盟約に調印した。
 ルーズベルトは、盟約国を「ジ・ユナイテッド・ネーションズ(連合国)」よ呼ぶ事を提案した。
 これ以降、盟約国は連合国と呼ばれた。
 連合国はに51ヵ国が参加し、45年6月に「チャーター・オブ・ジ・ユナイテッド・ネーションズ」に調印し、新たな国際機関「国際連合(誤訳)」として発足した。 
 1月13日 連合国は、ロンドンで9ヶ国の亡命政府を集めてセント・ジェームズ宣言を発表した。
 連合国は、「人類の正義」の名の下で特殊な戦争犯罪に対して、実行した兵士と命じた上官全てを裁判にかけるという「セント・ジェームズ宣言」を発表した。
 1月中旬 アルカディア会談。ルーズベルト、チャーチル、リトビノフ駐米ソ連大使。
 ソ連は、ドイツ軍の猛攻を一手に引き受けて為に、西ヨーロッパでの第二戦線の構築を求めた。
 三ヶ国は、43年にある時期にイギリス海峡を渡る対独反攻作戦を含む勝利計画を合意した。
 上陸作戦名は「スレッジハンマー」。
 ルーズベルトは、スエズ運河経由で中東や極東への兵站線を確保する為に、北アフリカを攻撃して地中海を制圧する北アフリカ侵攻作戦「ギムナスト」を提案した。
 議論の結果、ギムナスト計画は否決された。
 イギリス側は、戦争の勝利の為にはフランス上陸は必要である事は理解していたが、時期を何時にするかで迷っていた。43年になるれば上陸作戦に必要な兵員と装備が揃うが、戦闘経験の乏しいアメリカ軍が果たしてドイツ軍の精鋭部隊に勝てるかどうか出会った。莫大な軍事費を使って上陸作戦に失敗すれば、イギリス海峡は連合軍兵士の血で染まり、大陸奪還は不可能となる恐れがあった。
 ソ連支援のスレッジハンマー計画を推進したのは、陸軍参謀総長ジョージ・K・マーシャルであった。計画を立案したのは、陸軍計画局のドワイト・D・アイゼンハワー大佐であった。
 現場指揮官の多くは、スレッジハンマー計画には懐疑的であった。
 1月20日 ヴァンゼー会議。ユダヤ人問題の総指揮者であるハイドリッヒは、ヨーロッパ系ユダヤ人1,100万人の最終解決を話し合う為に、関係する中央各省庁と占領地行政の代表者15名を召集した。最終解決策として、ユダヤ人の追放から計画的な大量虐殺への方針転換が追認された。
 労働可能なユダヤ人は、強制労働収容所に送って奴隷的重労働で酷使して自然淘汰を進め、働けなくなったら殺した。労働不能者は、絶滅収容所に送って即刻処刑する事を承認した。
 H・ガリンスキー「ヴァンゼーで組織され、アウシュヴィッツで実行に移された犯罪に全く時効はない。またそれは、永久に忘れてはならない。何人も数百万におよぶ罪のない人々に対してなされた虐殺に責任のある者を許す権利を持たない」
 この時。ドイツ軍が占領したロシア領で、100万人のユダヤ人と数十万人の共産主義者と数百人のジプシーが射殺されたといわれている。
 北アフリカ戦線。エルヴィン・ロンメル将軍率いるドイツ・イタリアの枢軸国軍は、エジプトへの攻勢を再開した。
 1月21日 フランスの首席司教ジェルリエ枢機卿は、ユダヤ人を対象とした迫害が行われていると非難した。
 バチカン・ローマ教皇庁のマリョーネ国務長官のもとに、ヒトラーのユダヤ人絶滅宣言の情報がもたらされた。
 さらに、ドイツ軍がポーランドやソ連などの占領地でユダヤ人を大量虐殺している事も知っていた。
 バチカンのオルセニゴ駐独大使は、2月9日に、アウシュヴィッツ収容所に収容されている司祭達をダッハウ収容所に移す様にドイツ外務省次官フォン・ヴァイツゼッカーに依頼した。
 ドイツのユダヤ財閥ウォーバークは、アメリカでのユダヤ人虐殺報道と反ナチ運動を中止させるように、ハリマンを通じてニューヨークタイムズ紙などに依頼した。
 1月31日 スターリングラードを包囲していたドイツ軍は、撤退できずに降伏した。
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 ドイツ軍は、北アフリカ戦線でのエジプト・スエズ運河攻略を成功させる為に、日本海軍がインド洋に艦隊を投入してイギリス軍後方を撹乱し補給路を破壊する事を期待し、海軍軍事委員会の野村直邦海軍中将と何度か協議していた。
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 2月 黒海のイスタンブール沖。家畜運搬船ストルマ号は、迫害を逃れてきたユダヤ人難民800人をルーマニアからパレスチナに送る為に航行していた。
 ソ連潜水艦は、ストルマ号を撃沈した。
 一説には、ストルマ号撃沈はイギリスの依頼であったといわれた。
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 2月14日 イギリス軍が、「敵の一般市民、とくに工業労働者の士気に攻撃の焦点をあてる」という方針を正式決定し、兵士と共に一般市民を攻撃する地域爆撃指令を出した。
 アーサー・ハリス大将は、爆撃機軍団司令官に任命された。
 「我々はこの新しい戦争方法を身に付けたし、アメリカ人は今学びつつある。フン(ドイツ人の蔑称)とジャップはまだ分かっていない」
 連合軍は、伝統的軍事目標主義を捨て、全ての人間を攻撃する事にした。
 2月15日 シンガポールのイギリス・インド軍降伏。
 戦死傷者、イギリス軍約8,000人。日本軍5,091人。
 捕虜、イギリス軍3万8,496人、オーストラリア軍1万8,490人、インド軍6万7,340人、華僑義勇軍1万4,382人。
 アイルランド・ダブリン市民は、アイルランド圧殺司令官のパーシバルが日本軍の捕虜になった事に狂気し、別府ら在留邦人を招いて盛大な祝賀会を開いた。
 2月17日 東條英機首相は、アジアを植民地から解放するという開戦の詔勅に従い、インド、ビルマ、インドネシアなどの各国を独立させると声明した。
 2月18日 ソ連軍は、ロシア南部のハリコフを奪還した。ドイツ軍は、再占領の為に攻略部隊を派遣した。
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 2月20日(〜23日) 連合艦隊司令部は、インド洋侵攻作戦の図上演習を行い、セイロン島の占領・英国東洋艦隊の撃滅というインド洋作戦案をたてた。
 インド洋作戦は、空母機動部隊(第一航空艦隊基幹の南雲機動部隊)をインド洋に投入してイギリス海軍東洋艦隊を撃滅し、インド洋の制海権及び制空権を手に入れる。
 だが、日本陸軍と軍令部の反対でインド洋方面作戦計画案は後退された。
 日本陸軍にはセイロン攻略作戦に自信がなかったし、軍令部はアメリカとオーストラリアの遮断を優先した。
 日本軍には、インド洋海域及びインドから中東までの詳しい情報はなく、現地の状況もわからない状態であった。その為に作戦目標も曖昧であった。
 イギリス軍にとって、自由な行動が取れる日本海軍が次に何処を攻撃してくるかは重要な問題であった。
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 3月8日 チャーチル首相は、ダドリー・パウンド第一海軍卿からセイロンが脅威に晒されていると言う情報を受け取った。
 イギリス海軍は、東洋艦隊司令長官をジェームズ・サマヴィル中将に交代し、インド洋防衛強化の為に、空母インドミタブル、戦艦リヴェンジ・ロイヤル・サブリンに加えて空母フォーミダブル、戦艦ラミリーズ、レゾリューション、ウォースパイト等の増派を決めた。
 サマヴィル中将は、27日に旗艦をウォースパイトに定めた。
 3月14日 南方部隊指揮官近藤信竹中将は、インド洋機動作戦要領中の潜水艦作戦として、丙潜水部隊に対しセイロン西方海面の哨戒と通商路攻撃を指示した。
 潜水艦は、連合軍の貨物船6隻・小型帆船4隻を撃沈した。
 3月中旬 ユダヤ人慈善団体代表ヤコブソンは、ブダペストからワシントンに帰国し、記者会見をした。「東ヨーロッパにおいては、ユダヤ人の大量虐殺が猛烈な勢いで進行している」と訴えた。
 3月28日 フランス・ヴィシー政権は、ナチス・ドイツのユダヤ人政策に協力して、不法入国の無国籍ユダヤ人難民を犯罪者として逮捕した。
 国際法において、無国籍の不法入国者は如何なる理由があれ犯罪者として扱われた。場合によって、国外追放どころか死刑も宣告された。
 フランスの鉄道当局は、特別貨物列車を用意し、通常の鉄道業務に支障をきたさない様に調整しながら優先的に東方への輸送を開始した。
 通常業務は滞りなく運行され、一般市民は何もなかった様に普通の生活を送っていた。
 フランス警察は、強制移送するユダヤ人が脱走しない様に、各車両に警察官を乗車させて警戒した。
 誰しも、ナチスの「労働不足を補う為に東方に送る」という公式説明を信じてはいなかった。
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 4月5日 セイロン沖海戦。インド洋空襲。日本海軍機動部隊は、セイロン島沖でイギリス海軍東洋艦隊を撃破し、セイロン島のイギリス海軍基地を空爆した。
 イギリス海軍被害、空母1隻と重巡2隻が撃沈された。
 4月7日及び4月15日付け チャーチルは、ルーズベルトに書簡を送り、「今、日本がセイロン島と東部インドからさらに西部インドへ前進してくれば対抗できない。蒋介石支援ルート、ペルシャ湾経由の石油輸送ルートやソ連支援ルートが遮断される」とし、4月末までにアメリカ太平洋艦隊が日本艦隊の西進を止め、東へ転じさせるべく牽制行動をとるよう切望した。
 4月9日 日本海軍機動部隊は、イギリス海軍航空部隊を撃沈し、東インド洋の制海・制空権を握った。
 イギリス軍は、日本艦隊がインド洋に進出してくる事を警戒した。
 4月10日 第二段作戦第一期兵力部署が発動され、丙潜水部隊は先遣部隊に戻されて本土に向か、代わって新設された第八潜水戦隊などがインド洋に展開した。
 ドイツとイタリアでは、有力な艦隊をインド洋に投入しない日本に対し不満が高まった。
 野村直邦海軍中将は、ドイツ側の強い抗議を受け、「北阿作戦の現状は、更に有力な艦隊をもって一層積極的な協力を与えなければ敗退の他なし再考を求む」と東京に報告した。
 ムッソリーニも、北アフリカ戦線の勝利の鍵は日本海軍のイギリス東洋艦隊撃滅にあるとして、「更に一層密接なる協力を希望す」と要請した。
 日本海軍は、ドイツとイタリアからの要請を受け、補給が困難な上に主戦場から遠く離れているマダガスカルへの追加作戦案を急遽作成し、潜水艦部隊を派遣した。
 日本陸軍も、マダガスカル駐屯のヴィシー・フランス軍から支援及び援助要請があったとして上陸作戦案を作成した。
 4月12日 ルーズベルトは、ドイツ軍のソ連への再攻勢を阻止するべく、スターリンに代表者をワイシトンに派遣するように打診した。スターリンは、モロトフ外相を派遣すると返答した。
 イギリスには、『勝利の計画』に基づく大陸侵攻作戦を実行に移す為に、ホプキンス補佐官とマーシャル参謀総長の二人を特使として派遣した。
 4月14日 チャーチルは、二人と会談して、北アフリカ作戦や中東作戦と関連させる事で同意した。
 4月18日 ドーリットル中佐の指揮の下、Bー25爆撃編隊による本土・東京・神戸・名古屋などを空襲した。
 彼等には、非武装都市を焼き払っても罪悪感はなかった。
 数万人のユダヤ人難民を無償で助けた戦前の日本人は、空爆で焼き殺された。
 国際貿易都市神戸は、多くのユダヤ人難民を無償で受け入れて助けた非武装都市であったが、敗戦までに徹底的に破壊され、数万人の市民が焼夷弾で生きたまま焼き殺された。日本攻撃に、ユダヤ人の多くが協力した。
 戦前の日本人は、愚痴ることなく、覚悟を決めて、軍部に協力して天皇と日本を守る為に戦った。彼等は、天皇を崇拝する軍国主義者とされた。 
 日本軍は、本土が敵の攻撃に晒されるという危機感がない為に、防空体制は脆弱であった。
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 5月 ポーランド・ユダヤ人労働者同盟(ブント)は、ロンドンの亡命政府に対して絶滅収容所の実態を報告し、連合国に対して報復措置をとる様に直訴した。
 「ケルムノではガス毒殺の為の特別な列車が用いられ、一度に90名ほど……1日約1,000名が毒殺されており、これまでにおよそ70万人が殺されている。ドイツはヨーロッパにおける全ユダヤ人の絶滅政策を開始した。数百万のポーランドユダヤ人は死の恐怖にさらされている」
 アメリカとイギリスは、6月1日から2日にかけて、ナチス・ドイツに人道に反した行為を中止する様な曖昧なラジオ放送をした。
 強い口調の非難をしては、逆上したドイツ軍によって捕虜となっている自国兵士が虐待される事を恐れた。
 ポーランド人の多くが、ヒトラーとナチス・ドイツによってユダヤ人問題が解決される事を期待し、絶滅収容所で行われている事に無関心であった。極少数の者が、命を危険に晒しながらユダヤ人を助けた。
 5月4日 アウシュビッツ収容所(第一収容所)・ビルケナウ絶滅収容所(第二収容所)は、稼働を開始した。
 鉄道輸送で運ばれて来たユダヤ人を、労働可能者と病気・年齢等の理由で不能者に選別して、75%の人々を労働不能者としてガス室に送って殺害した。
 働けない者・働かない者・怠けサボる者・役に立たない者は、生きる資格がないとして抹殺したのである。
 町の住人は、ナチ突撃隊や地元警察がユダヤ人達を強制連行し貨物列車に家畜の様に押し込むのを眺めていた。そして、東方に送られ行ったユダヤ人達が二度と故郷に帰ってこない事を知っていた。残されたユダヤ人の家具や財産の競売に参加した。
 ロンドンのポーランド亡命政府は、毒ガスによる虐殺を『ポリッシュ・フォートゥナイト・レヴュー』 で報じた。
 日本とポーランドは敵味方に分かれていたが良好な関係にあり、日本陸軍諜報機関とポーランド地下組織とは対共産主義戦略から極秘に情報高官をしていた。
 軍部内のおける主要ポストには親ポーランド派が存在し、ソ連軍は彼等を警戒していた。
 5月5日(〜11月6日) マダガスカルの戦い。フランス領マダカスカル島は、インド洋を起点として西は南大西洋、東は南太平洋、北はスエズ運河から以東・ペルシャ湾・インド沿岸までの広範囲な海上交通網を支配する要であった。
 マダカスカル島守備のフランス軍は、ヴィシー政府に忠誠を誓い枢軸国陣営に加わった。
 もし、ドイツ海軍や日本軍がマダガスカルを軍事基地として占領し航空機や潜水艦を配備すれば、守りが手薄な西インド洋や南大西洋はおろかアフリカ大陸東岸やペルシャ湾まで攻撃され、連合国軍陣営の海上輸送路が破壊される恐れがあった。
 さらに、アフリカ東岸のケニアのキリンディニ港に撤退していたイギリス海軍の東洋艦隊の日本海軍の攻撃に晒される危険もあった。
 さえらなる最悪な事態は、日本陸軍が東部アフリカ大陸に侵攻すると、北アフリカでロンメル・アフリカ軍団の攻勢に晒されているエジプトのイギリス軍は背後を脅かされ二面作戦を強いられる恐れがあった。
 アイアンクラッド作戦。イギリス軍は、フランス植民地マダガスカル島を日本軍に奪われる前に占領すべく攻撃した。
 イギリス海軍を中心とする連合軍艦隊の指揮はロバート・スタージェス少将が取り、空母イラストリアス、インドミタブル、戦艦ラミリーズを基幹とする艦隊と南アフリカ空軍の航空機が上陸作戦を援護した。
 アルマン・レオン・アネ総督率いるヴィシー・フランス軍は約8,000人で、うち約6,000人はマダガスカル人で残りは大部分がセネガル人であった。
 5月7日 珊瑚海海戦。
 フィリピン・コレヒドール島のアメリカ軍・フィリピン軍は降伏した。
 連合軍は最大都市ディエゴ・スアレスを占領し、フランス軍の主力は南へ後退し体制を整えた。
 攻略軍を支援していた連合軍艦隊は、日本海軍の反撃を回避する為に、戦艦ラミリーズはディエゴ・スアレスに留まて、多くの艦船を撤退した。
 ナチス・ドイツは、軍国日本にヴィシー政権がマダガスカルへの援軍要請をしている事を伝えた。
 日本海軍は、潜水艦伊10、伊16および伊20にマダガスカルと南アフリカへの出撃準備を命じ、南アフリカのダーバン港、北方のモンバサ港、ダルエスサラーム港、そしてディエゴ・スアレス港への攻撃を検討した。
 5月21日 日本海軍は、アデン、ダーバンなどを偵察した伊30と伊10の報告で有力艦艇が確認できず、攻撃目標を連合国軍が占領したディエゴ・スアレスに決定した。
 5月27日 ドイツのロンメル軍団とイタリア軍の戦車数240輛は、リビアのガザラに駐屯しているイギリス軍戦車420輛を攻撃し、6月14日に占領した。
 5月29日 モロトフ外相は、スターリンの密命で、極秘にワシントンを訪問してルーズベルトと会談して。ルーズベルトは、ソ連の窮地を救い、戦争を本年度もしくは来年度中には終結させる為に、フランスに上陸して西側に第二戦線を開設する事を約束した。
 5月30日 伊10の搭載機は、ディエゴ・スアレス港を偵察し、エリザベス型戦艦1隻、巡洋艦1隻が在泊している事を報告した。
 5月31日 伊16と伊20は、搭載していた甲標的潜航艇を発進させた。
 甲標的潜航艇は攻撃し、戦艦ラミリーズと油槽船ブリティッシュ・ロイヤルティに魚雷1本を命中さ、ブリティッシュ・ロイヤルティを沈没し、ラミリーズを大破させた。
 伊20から発進した甲標的潜水艇は、雷撃に成功して帰途途中でノシ・アレス島で座礁した為に、乗員の秋枝三郎と竹本正己は脱出して艇を放棄した。
 二人は、マダカスカル島のアンタラブイ近くに上陸して、付近を通りかかった漁師の助けを受けて母潜との会合地点に徒歩で向かった。
 6月2日 イギリス海軍は、日本海軍潜水艦への爆雷攻撃が繰り返し、防潜網を展開した。
 上陸した日本海軍兵士2人は、会合地点付近のアンドラナボンドラニナという小集落に到着した。
 イギリス軍部隊15人は、地元住民の通報を受けて捜索して2人を発見し、投降を拒否した。
 日本海軍兵士2人は、投降を拒否し軍刀と拳銃で抵抗して戦死した。
 イギリス軍側は、1人が死亡し、5人が重軽傷した。
 イギリス軍は、日本軍のマダガスカル侵攻はないと判断し、インド防衛の為に陸軍第5師団をインドへ転進させた。
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 6月 ルーズベルトとチャーチルは、『勝利の計画』に従って大西洋横断作戦(スレッジハンマー)を決行して第二戦線を開設する事に同意したと、共同コミュニケを発表した。
 この作戦で、戦闘が終結し、ヒトラーのユダヤ人絶滅作戦も中止できると確信した。
 だが、イギリス国内から同合意に反対する声が上がった。マウンテンバッテン卿は、ルーズベルトに対して『勝利の計画』を拒否すると報告した。
 ポーランド地下組織は、ロンドンに、ユダヤ人約70万人が虐殺されているという「ブント・レポート」を送った。
 同じ情報が、ワルシャワに収容されていたイギリス軍人が脱出して本国にもたらしていた。
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 イギリス軍は、マダカスカル島を占領するベく第22東アフリカ旅団、第7南アフリカ連邦自動車化歩兵旅団と第27ローデシア歩兵旅団を上陸させた。
 マダカスカル島のフランス軍は、本国はおろか日本軍の軍需物資支援及び援軍を得られず、イギリス軍の猛攻で追い詰められていった。
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 6月上旬 ヒトラーは、ハイドリッヒがプラハで暗殺された報復として住人1,300人以上を処刑した。連合国の各報道機関は、その蛮行を報道した。
 アメリカの駐バチカン臨時代理大使ティットマンは、教皇としてナチス・ドイツの民間人を大量に虐殺する残虐行為を非難すべきだと訴えた。
 国務長官のマリョーネ枢機卿は、教皇はもちろん、教皇庁による公式の政治的発言は事態を悪化させるだけであるとして拒否した。
 ティットマン「教皇の沈黙と非行動的な振る舞いは、彼の友ドイツを怒らせて敵にまわさない方がよいとの計算による」
 6月1日 ロンドンのUP共同通信は、ポーランドユダヤ人労働者同盟のホロコーストに関する情報を報道した。
 6月2日 BBC放送も、ホロコースト関連情報を放送した。
 6月5日 ミッドウェイ海戦。日本の海軍と外務省の暗号は、アメリカ軍に解読されていた。
 6月18日 ルーズベルトは、マンハッタン計画を正式に命じた。
 6月22日 チャーチルは、ワシントンを訪れて、ルーズベルトと会談して、欧州中心部への上陸作戦(ボレロ作戦)の前に北アフリカ作戦(ジムナスト)を行うべきだと主張した。
 戦時企画局アイゼンハワー臨時准将(スウェーデン系ユダヤ人)は北アフリカ作戦に賛成したが、キング提督やマーシャル参謀総長ら大半の制服組は戦争が長期化するとして猛反対した。
 ビクトリア女帝の曾孫でジョージ6世の従兄弟であるマウントバッテン卿が、急遽、ワシントンを訪れてルーズベルトを説得し、政治決着として『勝利の計画』は廃棄された。戦場は、ヨーロッパから北アフリカに変更された。ドイツ軍主力部隊は、ソ連戦線に投入された。
 マウントバッテン卿は、ロスチャイルド家やカッセル家など世界的大富豪のユダヤ人名家と姻戚関係にあった。
 ドイツ陸軍参謀長ハルダー将軍「この計画が実行されていたら、ドイツにっとうて決定的、時宜を得た攻撃となったはずで、少なくとも一年は早く戦争が終わっていたであろう」
 6月24日 ロンメル軍団は、エジプトへの進撃を開始した。
 6月29日 世界ユダヤ人会議(JWC)は、世界に対してナチス・ドイツのユダヤ人絶滅政策を詳しく報告し、100万人が虐殺されたと発表した。
 ザ・タイムズ紙やCBSなど数社も、この内容を報道した。
  その頃、3名のユダヤ人が絶滅収容所から逃亡して克明な証言を行った。同月30日と7月2日に、ニューヨーク・タイムズとロンドンのデイリー・テレグラフが同情報を報道した。
 イギリス政府と軍当局は、ユダヤ人が被害を誇張して反独世論を焚き付けていると警戒した。
 イギリス軍暗号解読班は、39年9月のポーランド侵略以降、ナチス・ドイツが計画的にユダヤ人を虐殺している事を知っていた。
 同年中頃。OSSスイス事務局のアレン・ダレスは、ナチスや日本の暴行略奪行為の証拠を集め公表できると、ワシントンに報告した。だが、ユダヤ人虐殺情報を知らせないとの方針で、却下された。
6月21日 ロンメルのアフリカ軍団は、前年には占領できなかったリビアのトブルク要塞を陥落させトブルクを占領し、23日にはエジプト領に侵入した。
 アフリカ軍団の消耗は激しく、戦車60輛に減っていた。
 イギリス軍は、増援を得て160輛に増えていた。
 6月26日 日本海軍は、枢軸国陣営の要請を受けて「海上交通破壊戦(B・作戦)」の為に艦隊を再編した。
 連合艦隊は、セイロン島からココス島、マダガスカル島に至るインド洋域を制圧する大規模なインド洋作戦を決定した。
 軍令部は、南西方面艦隊に交通路破壊を下令した。 
 6月30日 アフリカ軍団の快進撃で、アレクサンドリア西方約100キロのエル・アラメインに達したが、補給の問題と燃料不足で進撃が止まった。
 6月30日と7月2日 ニューヨーク・タイムズとロンドンのディリー・テレグラフは、ホロコーストが毒ガスで進行している事を報道した。
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 7月 日本軍は、大東亜戦争の大義とは、西洋の植民地主義や帝国主義からの非西洋の独立であり、他宗教への非寛容なキリスト教に対する非キリスト教の聖戦であると宣伝した。
 戦前の日本人は、国家存亡の危機に追い込まれた時、自分を犠牲にして戦った。
 そして、大家族主義である皇道(「八紘一宇」精神)で、白人キリスト教徒のダーウィニズム的選民思想から、非白人非キリスト教徒の権利を守ろうとした。
 アジアにおける華夷秩序を維持しようとした中国と独立派朝鮮は、連合国と協力して日本を攻撃した。
 「その年の夏、『最終解決』に関する情報がどっと流れるようになったころ、またもや、教皇の正式な抗議をめぐって問題が持ち上がった。数人の聖職者は教皇庁に圧力をかけ始めていた。バチカンに駐在する連合軍の代表たち、……欧州のユダヤ人が大量に絶滅収容所へ送られているという最初の情報を確認して、正式に抗議するようバチカンに圧力をかけた。『そのようなことをしたら、かえって事態は悪化する』と、マリョーネ国務長官は返答した」(『バチカン・シークレット』ベルナール・ルコント P.77)
 ツィギエルボイム「いったいどのようにして、人間がそうした残虐なレベルまで滑り落ちる事ができるものかと自問しなければならないほど、ポーランドで行われている事は残虐である」
 シュヴァルツヴァルト「ヒトラー主義に加担している今のドイツ人が人間として、どうしてこれほどまでに低下する事が出来るものかは全く理解に苦しむ。この事実を信じる事は極めて困難である。しかしそれは事実なのだ」
 連合参謀本部は、マーシャルの反対を押し切り、スレッジハンマー計画の先にギムナスト計画を実行する事を決定した。
 イギリスは、インドへの玄関口であるスエズ運河を確保する為にエジプト及びパレスチナ周辺を守る必要があった。
 アメリカとイギリスは、地中海を兵站線として利用する事を確認し、その為に北アフリカとイタリア及びバルカン両半島を占領する事を決定した。
 7月上旬 永野修身軍令部総長は、フィジー・サモア作戦の中止とインド洋作戦を上奏した。
 連合艦隊は、ラバウルからさらに1,000キロも離れたガダルカナルに進出して、アメリカ軍と激しい消耗戦を展開し、インド洋作戦を中止した。
アメリカは、日本軍がインド洋の補給ルートを遮断しなかった為に、喜望峰回りのアフリカ東岸航路で大量の戦車と兵員をエジプトに送り続けた。
 イギリス軍は、アメリカの補給によって反撃の準備を整えた。
 7月1日 ロンメル軍団は、イタリア軍の援軍を得てエル・アラメインへの攻撃を開始した。
 7月15日 ルーズベルトは、同月10日に統合幕僚長会議に提出された勧告に対して、ホプキンス補佐官に感想を漏らした。
 「イギリスからの電報には1943年の企画に乗り気がしないといった徴候は少ないようだ。1942年を放棄してしまう事に、僕はいくらかの憂慮を感じている。彼らは、1943年もやはり放棄してしまうのだろうか。しかし、僕の考えの要旨を言うと、我々はドイツを攻撃するのに1943年まで待つ事はできない」
 オランダ政府は、ナチス・ドイツの「東方の労働不足の補充」という理由を盲目的に信用して、数万人のユダヤ人を逮捕し、家畜列車に押し込めて送り出した。
 7月16日 ドイツ軍占領下のパリで、ゲシュタポはフランス警察の全面協力を得て、1万3,000人のユダヤ人を逮捕した。
 キリスト教会は、改宗ユダヤ人を保護したが、ユダヤ教徒ユダヤ人を見捨てた。
 7月21日 ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで、アメリカのユダヤ人とその支持者2万人以上は、ヒトラーの残虐行為に対して抗議デモを行った。
 ルーズベルトとチャーチルは、デモを支持するメッセージを送った。
 ルーズベルトは、メッセージのなかで「絶滅」と言う言葉を使用した。
 ルーズベルト「全てのアメリカ市民は、殺されたユダヤ人に対し、デモ参加者と共に追悼の意を表する。このような犯罪を処罰する日が必ずくるであろう」
 チャーチル「私は、すでに9ヶ月前、ルーズベルト大統領と共にナチスの残虐行為を厳しく弾劾し、この犯罪に対する報復を戦争の主要目的にする事を決意した」
 バチカンは、ローマ教皇ピウス12世は、連合国の主要報道機関による組織的に行われているユダヤ人絶滅政策への抗議に、非難する事なく沈黙した。
 バチカンに駐在する各国の大使や公使は、キリスト教世界の宗教的最高権威者としてナチスの蛮行を弾劾する様に要請した。
 世界中のキリスト教会も、ナチスの非人道的行為を止めるべく非難して欲しいとの悲痛な声を上げた。
 国務長官のマリョーネ枢機卿は、教皇が政治的な行動を取り、公式にドイツを非難する事は、むしろ事態を悪化させるだけで好ましくないと拒否した。
 強制移送されるユダヤ人に寛大な措置を望む要請はしたが、効果は無かった。
 アメリカやイギリスなどの連合国も、教皇が「汝 殺すなかれ」の教義から目を反らしと事で免罪符をえ、ホロコーストに関する発言を差し控えた。
 連合軍も、ユダヤ人の強制移送を妨害し、虐殺を阻止する為の軍事行動を取らなかった。
 アメリカとイギリスの両情報局は、国民にユダヤ人残虐ニュースを知らせない為に情報操作を行った。
 ナチス親衛隊はユダヤ人虐殺を巧みに隠蔽していたが、虐殺情報はプロテスタント(福音主義)教会の指導者に漏れていた。
 プロテスタント教会のカルヴァン派改革教会も、横並び的に、ローマ・カトリック教会にならって沈黙を守った。
 ルター派の領邦教会の多くは、ナチス・ドイツのユダヤ人分離政策を支持し、外国教会からの批判に反論した。「汝 殺すなかれ」と「神以外の何ものをも神とするな」いう神の戒律を守ろうとする告白教会の一部は、ナチスに対して抗議した。
 ゲシュタポは、従わない宗教家を逮捕して弾圧した。ヒトラーは、戦後に教会を絶滅させる様に側近に示唆していた。   
 ヒトラーは、宗教的最高指導者であるローマ教皇が抗議しなかった事に自信を持って、ユダヤ人絶滅政策を中止することなく迅速なる遂行を命じた。
 フランスやオランダなどのキリスト教国は、バチカンと連合国が沈黙した事により、一斉にユダヤ人の東方移送を本格化させた。
 トゥールーズの大司教サリエージュやオランダの司教団などの一部の教会関係者は、ナチスのユダヤ人への弾圧を激しく抗議し、強制移送を妨害した。
 ナチスと地元警察は、報復として改宗ユダヤ人と抵抗する司教や司祭を絶滅収容所に送って殺した。
 フランスの教皇大使は、ビシー政府が国内に潜んでいる無国籍ユダヤ人4万2,000人を一斉検挙し、収容所に強制移送した事をバチカンに伝えた。
 7月22日 ワルシャワ・ゲットーからトレブリンカ絶滅収容所への大量輸送が開始された。
 43年8月迄に、同収容所で87万人以上が毒ガスで虐殺された。
 7月26日 ユトレヒト大司教は、国内の全ての教会に、オランダ在住のユダヤ人が強制移送されている事実を伝える司祭教書を送り、強い抗議をもって読み上げるように求めた。
 7月27日 ニューメキシコ州ローズバーグ強制収容所。日系アメリカ人は、高熱で動けず担架で運ばれてが、アメリカ人医師に診察を拒否された。
 アメリカ軍人監視員は、アメリカ市民権を持っていた日系アメリカ人を射殺した。
 アメリカ人所長は、「逃げようとしたために射殺した」と虚偽の報告をした。
 アメリカ人医師は、治療をせず死亡した日系日本人を病死と報告した。
 アメリカ軍人監視員は、殴る蹴るのリンチを加え瀕死の重傷を負わせて死亡したら事故死と報告した。
 絶望して自殺した日系人は、事故死か病死で片付けられた。
 海兵隊の募集広告では、「日本人狩りのライセンス」とあり「シーズン始まり」と記し「弾薬と用具は無料交付ー俸給つき!」となっていた。
 日本人や野獣と見立てて、対日戦は野獣狩りと宣伝していた。
 7月30日 ドイツ人実業家エドゥアルト・シュテルは、チューリヒの友人に「ヒトラー大本営で350万ないし400万人のユダヤ人を東方に集めて青酸を使って殺す計画が検討中である」と話し、この情報を匿名でチャーチルとルーズベルトに伝える様に要請した。此が、歴史に残る「リーグナー・リポート」である。
 スイスのアメリカ公使ハリソンは、多少のユダヤ人が不運に殺されているが、ユダヤ人全員を殺す計画はないと報告した。
 アメリカの戦略情報局(OSS)は、被害妄想のユダヤ人による恐怖心が生んだ荒唐無稽の風説と否定した。
 イギリス当局は、反ナチスのパルチザンやゲリラが処刑されているだけであり、労働力不足のナチス・ドイツが労働力となるユダヤ人を殺すわけがないと分析した。
 ハナ・アーレント「自分の民族の滅亡に手を貸したユダヤ人指導者達の役割は、ユダヤ人にとっては疑いもなくこの暗澹たる物語全体の中でも最も暗澹とした一章である」(『イェルサレムのアイヒマン』)
 7月31日 大川内傳七海軍中将・第一南遣艦隊司令長官を指揮官とし、第七戦隊(鈴谷、熊野)、第十六戦隊、第三水雷戦隊がマレー半島のメルギーに進出した。
 連合艦隊司令部は、水上部隊が輸送船20隻、潜水艦部隊が50隻を撃沈すると予想した。




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モントゴメリー回想録 (1971年)

モントゴメリー回想録 (1971年)

2017-03-05

₩96」─4─中国共産党政府独裁政権による香港などでの反対派や自由・民主主義者などへの弾圧。拉致・拷問・洗脳教育そして行方不明(死)。2017年。〜No.413        

旧題名・「ユダヤ民族と日本民族は同族か? 天皇の祖先はユダヤ人か?」
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 2017年3月9日号 週刊文春「池上彰のそこからですか!?
 香港の富豪が大陸へ拉致!?
 アメリカのトランプ大統領のニュースに隠れがちですが、いま香港の独立性が再び危険にさらされています。カナダ国籍の富豪が拉致されたのではないかと大揺れなのです。
 香港が中国に返還された1997年、中国は香港の『高度な自治』を50年間保障すると明言していました。これが『一国二制度』です。
 香港はイギリスの植民地時代、独立した警察と裁判所があり、警察は清廉であることが有名でした。
 報道の自由も保障され、多数の新聞や雑誌が多彩な言語活動を展開していました。
 香港が返還された後も、香港政府の自治が認められています。当然のことながら、香港の中で中国の公安機関が活動することは許されません。もし大陸が関係していたら、香港の憲法に当たる香港基本法に違反します。ところが、この保障が大きく揺らいでいるのです。
 2月1日。中国出身の資産家である肖建華氏が香港のホテルから失踪したとして、警察が捜査を始めたのです。肖氏が失踪したのは1月27日。ここ数年暮らしていた香港のフォーシーズンズホテルから複数の男たちに囲まれて出た後、行方がわからないのです。
 肖氏は銀行・証券・保険会社など複数の中国企業を傘下に持つ明天集団の創業者です。中国でも有数の資産家で、45歳の若さながら総資産額は60億ドル(日本円で約6,780億円)に上るとされています。
 肖氏は習近平国家主席ら中国共産党幹部の親族の資産運用に関わっていたとされます。そんな人物が、なぜ姿を消したのか。香港のメディアは、中国の公安当局が拉致に関与したと報道しています。
 肖氏が姿を消した直後、家族が警察に捜索願を出しましたが、翌日になって取り消しました。いったい何があったのか。1日付の香港の新聞『明報』の1ページを使って肖氏の全面広告が掲載されました。『国外で治療を受けているので安心してほしい。治療が終わったら会見する』という趣旨の内容が記されていました。さらに、わざわざ『私は愛国者だ』『共産党を愛している』などとも書いていました。
 なんとも不思議です。自分が無事であること、国や党を愛していることを、なぜわざわざ新聞で広告しなければならないのか。
 しかも『国外』とはどこのことか。香港の警察によると、香港から中国本土に出た記録があるそうです。
 肖氏は、実はカナダ国籍を持っています。香港が中国に返還されたとき、将来に不安を持った人たちは競ってイギリス連邦内のカナダやオーストラリアの国籍を取得しました。いざというときに守ってくれると期待したのです。さて、今回カナダは守ってくれるのでしょうか。
 それにしても中国の公安がなぜ拉致に踏み切ったのか。彼が習近平国家主席にとって都合の悪い情報を握っていたのか。それとも習近平国家主席が進めている腐敗摘発に関する重要な情報を持っていたのか。謎は深まるばかりです。
 共産党批判の書籍が姿を消す
 香港では、2015年にも中国共産党に批判的な書籍を扱う書店の関係者5人が中国の公安当局によって拉致されています。
 問題の書店は『銅鑼灣(ドウラワン)書店』(コーズウェイベイ・ブックショップ)。当時、私は書店を取材しました。香港島の中心部に位置する繁華街・銅鑼湾。高級ブランドを揃えて若者に人気の日本のデパート『そごう』の裏手、細い道路に面した雑居ビルの2階に書店がありました。入り口はあまりに狭く、書店の場所を示す大きな看板がなければ通り過ぎてしまいそうな規模です。
 小さな書店ですが、中国政府に批判的な書籍を取り扱い、大陸の内幕を知るには欠かせない情報源として知られていました。中国国内では決して販売できない『禁書』を扱うという点で、言論の自由が保障された香港を象徴する存在でした。
 ところが、書店の親会社の幹部が訪問先のタイで失踪。それから一週間のうちに、他の社員2人と書店の店長の計3人が、香港に接した広東省で相次いで姿を消しました。さらに書店の大株主で作家でもある李波氏までが行方不明になったのです。
 ところがその後、李氏の直筆の手紙が妻に届き、『自分の意思で中国本土に来ている』『帰るまでに少し時間がかかる』などと書いてあったというのです。わざわざ『自分の意思で』と強調するのですから不自然極まりないですね。その後、李氏は無事に香港に戻ってきますが、何があったのか、堅く口を閉ざしたままです。
 このとき問題の書店は、習近平国家主席の女性問題を扱った新刊書を販売する予定でした。香港に観光に来た大陸の人たちが、この本を買って大陸に持ち込む・・・。おそらく中国の公安当局は、このケースを恐れたのでしょう。
 これ以降、香港各地の書店では、中国政府や中国共産党を批判する書籍を置かなくなりました。自分たちも危ないと恐れたのです。
 中国大陸に遠慮する。それは他の新聞各紙にも言えること。書店主失踪のニュースをほとんど扱わない新聞がありました。かつては中国共産党を勇ましく批判していた新聞が、次々におとなしくなっていく。報道の自由は、こうして失われていくのだと痛感したものです。
 それでも書店関係者の失踪は、『共産党の批判をしたからだ。自分たち商売人には関係ない』と思っていたビジネス関係者が多かったのですが、今回は違います。大陸で活発な商売をすると、いつなんどき拉致されるかもしれない。こんな恐怖が香港で広がっています。
 『50年は自治を保障』と中国共産党が明言してから、まだ20年。もう自治が危うくなっています。
 こうなると、香港から富豪やビジネスパーソンも逃げて行きます。自由な活動を謳歌してきた香港経済に暗い影を投げかけているのです。」
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 共産主義は、人民の絶対にして完全なる「平等」を目指す為に、死と暴力の恐怖で個人の「自由」を排除する。
 反宗教無神論ゆえに、宗教に由来する人権、人道そして道徳・倫理さえも破壊し消滅させる。
 共産主義の大義、共産主義の実現という最終結果を得る為ならば、手段を選ばず、ウソを平気でつき、人を騙し裏切る事も辞さない。
 その実態は、党幹部・政府高官・軍上級将校・経済管理官ら一部の共産党員が特権階級として富み、非党員の人民が「平等の原則」で極貧生活を享受する事である。
 共産主義が目指す「平等」とは、学んで富み豊になる事ではなく、学ぶ事をやめ貧しく粗末になる事である。
 つまり、共産主義の理想社会とは、進歩発展ではなく、後退衰退である。
 現代の中国共産党独裁政府の共産主義とは、弱肉強食の資本主義的共産主義という統制経済の全体主義である。
 全体主義において、マルクス主義(共産主義・社会主義)とファシズムとナチズムは同類であるが、軍国主義はやや異なる。
 もし、沖縄・尖閣諸島が中国領となり北海道が中国化した時、香港で起きている事が起きる可能性がある。
 歯止めが利かず世にも恐ろしい残虐行為・虐殺を行うのは、ファシズムやナチズムではなくマルクス主義であり、国民のみを兵士として徴兵する軍国主義においてはあり得ない事であった。
 戦前の日本は、反日派周辺諸国、特に共産主義勢力から日本皇室・天皇制度・日本国家・日本民族を軍事力で守る為に軍国主義政策を採用した。
 反日派周辺諸国とは、大国の中国とロシアであった。




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中国報道の「裏」を読め! (COURRiER BOOKS)

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中国人民解放軍の正体―平和ボケ日本人への警告!!

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嘆きの中国報道―改革・開放を問う

嘆きの中国報道―改革・開放を問う

2017-03-03

✞44」─1─スウェーデン王国の徴兵制復活。北欧と移民問題。 〜No.219@                           

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 スウェーデンは、武器輸出国である。
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 2016年1月28日 産経ニュース「【移民ショック】スウェーデン、移民8万人を国外退去に 難民申請却下の人が対象 相次ぐトラブル受け
 【ロンドン=岡部伸】英BBC放送によると、スウェーデンのイーゲマン内相は27日、難民申請が却下される者が8万人に上るとの見通しを示し、国外退去させる方針を明らかにした。数年かけてチャーター機で国外に移動させるという。内相は「現時点では(対象者は)6万人程度だが、いずれ8万人に達する可能性がある」と語った。
 スウェーデンは難民や移民に比較的寛容で、2015年に亡命を希望した者は16万3000人と、人口当たりの比率で欧州最多を記録した。
 移民らが大量に流入している欧州では、昨年12月の大みそかにドイツ・ケルンなどで発生した集団暴力事件を機に、世論の対立が緊迫化している。
 スウェーデンの首都ストックホルムでも昨年8月、野外音楽祭の会場で移民とみられる若い男たちが多数の女性に性的暴行を加え、約200人が会場から追い出される事件があった。
 スウェーデンは今月4日、移民らの流入制限のため、隣国デンマークからの入国者を対象に半世紀ぶりに旅券など身分証の点検を強化した。これに伴い、デンマークも国内に滞留する移民らが増えるのを避けるため、ドイツとの入国審査の強化に踏み切っている。
 スウェーデン西岸の移民宿泊施設では25日、亡命申請をした15歳の少年が22歳の女性職員を刺殺した疑いで逮捕される事件が起きた。移民問題担当者によると、15年に大人の同伴なしに1人で同国への亡命を希望した未成年者は3万5400人と、14年の5倍に上る。
 デンマークでは26日、移民らの数を抑えようと、所持している貴重品を没収する法案を可決。第二次世界大戦中のナチス・ドイツによるユダヤ人の財産没収のようだ−などと批判が出ている。」
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 2017年3月3日 産経ニュース「スウェーデン徴兵制復活へ、ロシア脅威で7年ぶり
 AP通信などによると、スウェーデン政府は2日、徴兵制を約7年ぶりに復活させることを決めた。来年1月から実施する。ウクライナ危機を受けてロシアの脅威が高まる中、要員不足を補う目的という。
 スウェーデンは2010年7月、100年以上続いた男子の徴兵制を廃止していた。新たな徴兵制は18歳の男女が対象で、毎年少なくとも4千人を徴集する方針という。
 スウェーデンは北大西洋条約機構(NATO)に非加盟。ロシアがバルト海周辺で軍用機による活動を活発化させる中、同海のゴトランド島に部隊を配置するなどして警戒を強めていた。(共同)」
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2017-03-02

⚐114」─5─中国軍が宮古島沖で海空演習。2017年〜No.542         


 旧題名、「ホロコーストに関して、天皇とA級戦犯に幇助罪が成立するのか?」第3代目
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 年々、日本に対する中国軍の軍事圧が強まるが、アメリカは自分の祖国を武器を持って守ろうとしない日本人を自国の若者を戦死せさせてまで助ける気があるのか。
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 反戦平和市民団体や護憲派などは、国防力である自衛隊の廃止と兵器生産の軍需産業の廃業を求め、軍服など備品は安価な中国産の購入を訴えている。
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 2017年3月2日19:37 産経ニュース「中国軍が宮古島沖で海空演習 台湾・国防部発表
 台湾の国防部(国防省に相当)は2日、中国軍が同日午前、各種戦闘機や爆撃機、偵察機、早期警戒機など多数を浙江省の東側海域から沖縄県宮古島の東南海域へ飛行させ、駆逐艦、フリゲート艦、補給艦各1隻とともに海空合同演習を行ったと発表した。台湾軍が動静を監視したとしているが、詳細は明らかにしていない。(台北 田中靖人)
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 3月2日 22:15 産経ニュース今年度のスクランブル、1000回超えて過去最多に 河野克俊統幕長「中国が非常に活発」
 F−35と交代で引退する航空自衛隊のF−4ファントムII戦闘機(岡田敏彦撮影)
 防衛省の河野克俊統合幕僚長は2日の記者会見で、日本領空に接近した外国軍機などに航空自衛隊機が緊急発進(スクランブル)した回数が今年度はすでに計1千回を超え、通年で過去最多を更新したことを明らかにした。これまでは昭和59(1984)年度の計944回が最多だった。背景について河野氏は「中国の活動が非常に活発化し、活動範囲も広がっていることが主な原因だ」と述べた。
 防衛省によると、領空侵犯はなかったが、今年度のスクランブルは統幕が詳細を公表している第3四半期まで(昨年4〜12月)で計883回(前年度同期比316回増)に達している。国別では中国が644回で全体の約73%を占め、ロシアの231回が続いた。
 これまで最多だった昭和59年度は米ソ冷戦期で、ソ連機に対するスクランブルが大半を占めた。近年は積極的な海洋進出を背景とした中国機が急増し、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の空域に接近する中国機も多いという。元空自幹部は「中国は尖閣の実効支配に向け、領空侵犯を狙っている。増加傾向は続くはずで、日本も数の優位を確保すべきだ」と指摘する。
 通年のスクランブル回数は4月に公表される。今年に入ってからは1月9日に中国空軍のH6爆撃機など計8機が対馬海峡の上空を往復。同月24日にはロシア軍のTU95爆撃機2機が日本を周回飛行するなどし、いずれも空自機がスクランブルを行った。全体の傾向として中国は戦闘機が、ロシアは情報収集機が多い。


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2017-03-01

⚐113」─11・12─沖縄・尖閣諸島を奪おうとする反日派中国共産党と中国海軍の脅威に対して消極的話し合いで平和を求める日本人。2016年8月。〜No.532〜No.533@                

旧題名・「ユダヤ民族と日本民族は同族か? 天皇の祖先はユダヤ人か?」
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 アメリカは、自分で戦わない卑劣な日本を助ける事に不満を抱いている。
   ・   ・   ・   
 日本の反戦平和市民団体は、平和の為に日本の軍事関連企業の廃業を求めているが、日本に脅威を与えている中国軍の軍事強化には反対しない。
 日本を中国共産党の下位に置く為には、日本を平和憲法に基ずく非軍事国家として無力化し、日米安保を解消して在日米軍を追放し対中依存度を高める事である。
 その為の東アジア共同体構想である。
 反天皇反日的日本人が目指す日本の平和とは、中国共産党を中心としたアジアの平和である。
 アジアの平和を実現する為の最大の障害が、沖縄の在日米軍と自衛隊である。
 中国の基本戦略は、平和を求め話し合いで解決しようという憐れな負け犬には奪えるモノは全て奪う為に強引な押し通すが、戦争を辞さずとして爪を立て牙を見せ威嚇の声をあげる狂犬には手を出さず気が静まるまで数歩下がって餌を与えて様子を見た。
   ・   ・   ・   
 サムライ・武士を捨てた現代日本人は、庶民として戦争を嫌い武器を捨てる事を公言し、負け犬として平和の為の犠牲を厭わないと語った。
 その手の日本人には、サムライ・武士、忍者あるいは非人・賤民・エタなど日本の歴史を語る資格は無い。
 もし語れば、日本の歴史上のサムライ・武士、忍者、非人・賤民・エタが迷惑する。
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 中国共産党とは、尖閣諸島と沖縄、そして沖ノ鳥島を欲している。 
   ・   ・   ・   
 日本の安全保障上の脅威は、中国共産党による中国軍の軍事強化である。
 日本の自衛隊は防衛型であったが、中国軍は攻撃型であった。
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 2016年6月23日 産経ニュース「【防衛最前線(75)】尖閣接続水域で中国フリゲート艦と対峙した海自護衛艦「せとぎり」 対中任務の要として存在感高め…
 中国海軍のジャンカイI級フリゲート艦と対峙した護衛艦「せとぎり」(海上自衛隊提供)
 6月9日午前0時50分ごろ、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺海域で海上自衛隊の護衛艦「せとぎり」の警戒監視網が、1隻の不審な船影を捉えた。中国海軍のジャンカイI級フリゲート艦。尖閣諸島の久場島北東の接続水域に侵入しており、そのまま進めば領海に入る可能性もあった。
 せとぎりは海自のP3C哨戒機とも連携しながら監視を続行。同時に、中国軍艦に無線で退去を呼びかけた。しかし、返ってくるのは「ここは中国固有の領海だ」という趣旨の国際法を無視した一方的な主張のみ。日本政府は中国の軍艦が尖閣諸島の領海に入れば、海自に海上警備行動を発令する方針を固めている。それだけに緊張が走る場面だった。
 結果的に中国軍艦は領海には入らず、約2時間20分後の午前3時10分ごろ、尖閣諸島・大正島の北北西から北に向かって接続水域を離れた。
 領海侵入がなかったとはいえ、危機を誘発しかねない「特異な航行」(防衛省幹部)だったことに変わりはない。外務省の齋木昭隆次官は中国艦を確認した直後の午前2時ごろ、程永華駐日中国大使を外務省に呼びつけ、厳重に抗議した。未明の抗議は異例だが、それだけ事態が切迫していた証左でもある。
 中国のフリゲート艦と対峙(たいじ)した海自の「せとぎり」は、「あさぎり」型護衛艦の6番艦だ。全長137メートル、幅14・6メートル、基準排水量は3550トン、乗員約220人。平成2年に就役した。艦名は「瀬戸に立つ霧」に由来する。
 せとぎりはこれまでも重要な“対中”任務に関わってきた。今年4月には護衛艦「ありあけ」とともに、南シナ海に面するベトナムの軍事要衝カムラン湾の国際港に寄港した。海自護衛艦のカムラン湾寄港は初となる。
 これに先駆け「せとぎり」と「ありあけ」は海自の練習潜水艦「おやしお」とともに、フィリピン・スービック港にも立ち寄っている。両任務とも、南シナ海の軍事拠点化を一方的に進める中国を牽制(けんせい)する狙いがあったことは明白だ。
 せとぎりはさらに、アフリカ・ソマリア沖アデン湾における海賊対処任務にもたびたび派遣されている。その往復路では南シナ海も航行し、中国と対立する沿岸国海軍と交流を深めるなど、最前線で海自の存在感を高めている。
 あさぎり型は海自護衛隊群の中核を担う汎用(はんよう)護衛艦で、これまで「せとぎり」を含め8隻が建造されている。全ての艦名に「きり」が付くことから、海自内では「きり型」と呼ばれる。「はつゆき」型護衛艦の後継で、船体は一回り大きく設計されている。
 搭載する武器は高性能20ミリ機関砲、76ミリ速射砲、短SAM装置一式、アスロック装置一式、3連装短魚雷発射管など。哨戒ヘリ1機も搭載する。(政治部 石鍋圭)」
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 7月4日 産経ニュース「【中国の現状を憂う】元海将・伊藤俊幸氏「中国の狙いは尖閣接続水域航行の常態化だ。次に軍艦が領海侵犯し、知らぬうちに尖閣が占拠される」
 沖縄県・尖閣諸島。手前から南小島、北小島、魚釣島=2012年9月
 6月9日未明、中国海軍のフリゲート艦が、尖閣諸島(沖縄県石垣市)の久場島周辺の接続水域に入った。尖閣諸島周辺の接続水域で中国軍艦の航行が確認されたのは初めてだ。さらに15日には、中国海軍の情報収集艦が鹿児島県の口永良部島付近の領海に侵入、16日には同じ情報収集艦が沖縄県の北大東島周辺の接続水域を航行した。エスカレートし続ける中国側の行動をどう受け止め、いかに対処すべきか。元海将の伊藤俊幸氏に聞いた。(原川貴郎、写真も)
 −−中国公船の日本の接続水域航行、領海への侵犯は、民主党政権下での尖閣諸島の「国有化」を境に急激に増え、今や常態化している。だが、軍艦が接続水域に入ったのは初めてだ
 「これまでとは全く意味が異なる。中国海警局の公船だと海上保安庁が対応できるが、軍艦が出て来たら、海上保安庁の巡視船は近寄ることもできない。軍艦は武力を持った国家がそのまま動いているのと同じだ。これに対し、巡視船はパトカーに相当する。パトカーの警官が泥棒を撃つことはあるだろうが、軍艦を撃てば戦争だ。軍艦と軍艦がやりとりすることは、国家と国家の外交になる。軍艦とコーストガードの船は、国際的にはそれくらい意味が違ってくる。いずれにせよ、軍艦を出したことは、中国側が完全にステージを上げたということだ」
 「危惧されるのは、今後、中国軍艦の尖閣諸島の接続水域航行が常態化することだ。そうなれば、メディアもいちいち報道しなくなるだろう。すると、その次には軍艦による領海侵犯が起き、知らないうちに尖閣諸島が占拠されるという事態になりかねない」
 −−中国の尖閣諸島を奪おうと長期的、戦略的に取り組んでいる
 「1968年の国連アジア極東経済委員会(ECAFE)の調査で、東シナ海に石油埋蔵の可能性が指摘された後、中国は急に『ここは自分のものだ』と言い出した。そこから全て始まっている。そのときから中国は尖閣諸島を獲る気満々だ。まず、自分のものだと宣伝し、1992年には領海法なる国内法で、尖閣諸島は中国の領土だと定めた。そして、この10年で、中国にとっての尖閣諸島が持つ意味は、資源から、安全保障上の必要性へと変化した。彼らが描いているのは、日本列島の南端から台湾、フィリピンを結ぶ『第一列島線』の外側で海軍が動き、内側は中国の海として『海警』という巡視船が守るという将来図だ。そのために、既成事実を積み重ねている」
 −−南シナ海でも中国は時間をかけて「内海化」を進めてきた
 「大国がいなくなったら、最初は漁船を出し、次に海軍を動かして、そのうち陸軍の軍人を島に上陸させ、小競り合いをして獲る。これが南シナ海で他国から島を奪った中国の手法だ。中国は南シナ海で、既成事実を積み重ね、欧米諸国が気づかない間に、島を獲ることに成功している。これがまさに『クリーピングエクスパンション』(漸進的な膨張)だ。匍匐前進して、いつの間にか相手の陣地を奪う。中国はこれと同じことを東シナ海でも展開している。
 もっとも、尖閣諸島は日本が実効支配しており、日米安保もある。だから、中国とてなかなか手を出し辛かったが、虎視眈々と島を奪取する機会を伺っているのだ」
 −−中国軍艦が接続水域に入ったのは、先に接続水域を通過したロシア艦を監視する中で起きた偶発事案だとする指摘もある
 「その見方は誤りだ。なぜなら、中国海軍の警戒監視区域は従来、尖閣諸島の北方の海域に設定されていて、尖閣諸島の近くまで軍艦が南下してくることはなかった。これまでロシア艦がこの水域を通ったときも、中国の軍艦は来ていない。ではなぜ、今回わざわざ南下してきたのか。上級司令部の命令があったからにほかならない。今回の事案が中国軍艦の艦長の独断行動ではなく、中央のコントロールだという理由だ」
 −−政府は中国に対し強く抗議した一方で、同じ水域で軍艦を航行させたロシアには抗議していない。この違いはどう考えればよいのか
 「われわれが、一戸建ての家に住んでいると考えれば分かりやすい。家の目の前の道路を誰が歩こうと自由だ(=航行の自由)。ところが、あるときから、『この家は俺のものだ』という人が急に家の前を行ったり来たりするようになる。これは法律上なんの問題もないが、決して気持ちがいいものではない。そのうち、その人物が庭にも入るようになり、遂にはナイフを持って家の前を歩き出した。これが今回の事態だ。接続水域を外国の軍艦が航行するのは、国際法上問題はないが、中国の場合は当然、意味合いが異なる」
 −−6月15日、16日の事案はどうみるべきか
「これらは、尖閣の領有権をめぐる中国の主張とは直接関係する動きではないため、6月9日の事案と分けて考える必要がある。長崎県佐世保から沖縄県の東方海域では6月10〜17日に日、米、印度による共同訓練『マラバール』が行われていた。これに対する情報収集活動だ。実は、演習している外国の軍艦の近傍で演習の邪魔をしないように情報収集するのは、各国が相互にしている当たり前の軍事行動だ。ただ、そうであっても、中国はこれまで、絶対に領海には入ってこなかった。中国は自国の領海法により、他国の軍艦が自国領海に入ってくる際の事前通報を義務付けているが、その代わり、他国の領海に入ることも遠慮してきたのだ。今回、敢えて自分にとってはダブルスタンダードとなる、従来と異なる行動に出たのは、やはり上級司令部から命令が下ったからだろう。中国が領有権を主張する南シナ海の海域で、米海軍が『航行の自由』作戦を展開したことを逆手にとった意趣返しともいえる」
 −−中国の行為は「問題ない」ということか
 「法理論上はそうなる。さらに中国は、ダブルスタンダードを意識して、領海への『無害通航権』ではなく、国際海峡だと主張してきた(国際海峡の場合、さらに別の『通過通行権』が認められる。但し日本は今回の海域を国際海峡と認めていない)いずれにしても、他国の島を自分のものだと言っている国が、ひとの家の庭に入ってくるのとは何事だ、と国民は声を上げていいと思う。日本国民が心から怒っていることが伝わり、日本からの観光客が激減するなど、中国が経済活動に影響すると懸念すれば、それは立派な抑止力となる」
 −−尖閣諸島周辺で中国海軍の活動が常態化する事態は避けなければならない
 「そのためには、日本は常に毅然とした態度を示し続けるべきだ。まずは海上保安庁と自衛隊が警戒監視を強化することだが、さらに必要だと私が考えるのが、他国の海軍との共同パトロールだ。日米に限らず、日米韓、日米豪、日米印、あるいは4カ国、5カ国でもいい。『中国の行動は間違っている』とのメッセージを日本以外の国も共同で発信することになるからだ。今回の日米印の『マラバール』は共同訓練だったが、訓練の終了後、実任務に切り替えて一緒にパトロールしてもよかったもしれない。安全保障関連法が施行され、外国艦船を攻撃から守れるようになった。共同パトロールをすれば、中国はそう簡単に尖閣諸島に手は出せないはずだ」
 「その上で、いざというときには、海上警備行動をかけて、武器を使用するぞとアナウンスしておくことも大事だ。海上警備行動が発令されれば、自衛隊の艦艇は、武器が使用できるようになる。『武器の使用』は武力の行使とは異なる概念で、破壊や殺傷を目的とするものではなく、相手の動作を止めるために引き金を引く行為だ。とはいっても、軍艦が武器を使うというのはそれなりの意味があり、少なくとも不正な侵害に対する対処行動になる。『海上警備行動をかける』と言っておくことが抑止力になる」
 −−そうした対応をとれば、相手を余計にエスカレートさせると説く人もいる
 「それは為にする議論だ。日本の防衛費が横ばいの中、この10年間で軍事費を3・7倍に拡大し、今や日本の防衛費の2・7倍にしたのは中国側だ。こちらが何もしていなくても、中国は勝手にエスカレートしている。こちらがパトロールしたから、エスカレーション・ラダーが上がったということにはならない。そこはもう少し冷静に事実を押さえてほしい」
 −−そのほか、抑止力を高めるには
「世論の後押しが必要だ。そもそも安全保障とは、経済、文化、伝統など、国の形をどう守るかを国家全体で考えるべきことだ。防衛省・自衛隊だけで考えることではない。今回の事案は、本来、国民が激怒しないといけない。いざとなったら徹底的に排除するぞ、という日本国民の強い意識が相手に伝われば、それこそが大きな抑止になる。
 『米軍は沖縄から出て行け』と主張する人がいるが、もしも米軍が沖縄から撤退したら、中国はすぐに尖閣を獲りに来るだろう。現に南シナ海では、米軍のみならず、古くはフランス、ソ連という大国のプレゼンスが弱まった間隙を突き、今問題になっている環礁などを奪った実例がある。これを証拠と言わずして何を証拠というのか。嫌なものは見たくないという態度ではなく、現実に向き合うべきだ」
 伊藤俊幸(いとう・としゆき)氏 元海将。昭和33年生まれ。防衛大卒、筑波大学大学院修了。潜水艦はやしお艦長、在米国防衛駐在官、海幕指揮通信情報部長、統合幕僚学校長、海上自衛隊呉地方総監などを歴任し、平成27年退官。現在は、金沢工業大学虎ノ門大学院教授、キヤノングローバル戦略研究所客員研究員を務める。」
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 7月21日 産経ニュース「政府、辺野古めぐり再び法廷闘争 早期移設へ司法決着 翁長雄志沖縄県知事は敗訴なら?
 沖縄県の翁長雄志知事(中央)ら=21日午前、首相官邸
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐり、再び法廷闘争に入ることが確定した政府と沖縄県。政府は司法の場でお墨付きを得て、移設作業を加速させたい考え。一方、沖縄県の翁長雄志知事は敗訴が懸念される上、米軍北部訓練場(東村など)のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)移設では支持母体の革新勢力との間に軋轢(あつれき)が生じており、苦境に陥りつつある。
 「和解条項に基づき淡々と行っていく」。菅義偉官房長官は21日の記者会見で、政府が22日に再提訴に踏み切る理由をこう説明した。国と沖縄県の和解条項には、「確定判決後は国と県双方が判決に従って誠実に対応することを確約する」との文言が盛り込まれており、司法の最終判断で決着させるのが近道だと判断したためだ。
 ただ、再提訴には国が辺野古移設を強行するイメージがつきまとうリスクもある。県との協議も並行して続け、普天間飛行場の危険除去には、辺野古移設が唯一の解決策であることも粘り強く訴えていく考えだ。
 一方、翁長氏にとっては政府の再提訴がマイナス要因となりそうだ。政府の起こす訴訟は、辺野古沿岸部の埋め立て承認の取り消し撤回を求めた政府の是正指示に県が従わないのは違法かどうかを確認するもので、形式審理となれば早期結審で翁長氏の敗色が濃いとされる。「最高裁に持ち込まれても年内に政府勝訴が確定するのでは」(政府関係者)との見方もある。
 翁長氏は21日の政府・沖縄県協議会後、記者団に再提訴について「(裁判所の)和解勧告の考え方にそぐわない」と不満を漏らした。ただ、違法確認訴訟の判決には「従う」と明言しており、敗訴後に抵抗を続けることは許されない。
 また、政府が22日に北部訓練場でヘリパッドの移設作業を再開すれば、立ち位置にも悩まされることになる。移設により訓練場の過半が返還され、基地の大幅縮小につながるため、翁長氏は移設反対を明言していない。革新勢力や基地反対派は反対の立場を明確にするよう求めており、作業再開後の発言が注目される。」
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 8月6日 産経ニュース「尖閣の接続水域に中国海警局6隻と中国漁船230隻来襲! 外務省の金杉アジア大洋州局長「緊張をさらに高めるエスカレーションだ」
 沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域を航行する中国海警局の船=6日午前(第11管区海上保安本部提供)
 日本の外務省は6日午前、沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域に中国海警局の船6隻とその周辺に中国漁船約230隻を確認したとして、中国側に抗議したと発表した。
 外務省によると、接続水域に入った中国海警局の船のうち、3隻はその外観から武器を搭載していると分析している。
 金杉憲治アジア大洋州局長が在日中国大使館の公使に対し「緊張をさらに高める一方的な情勢のエスカレーションで、決して受け入れられない」と抗議した。」 
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 8月6日 産経ニュース「中国海警局の船新たに1隻が接続水域へ 計7隻
 沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域を航行する中国海警局の船=6日午前(第11管区海上保安本部提供)
 尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の接続水域に中国海警局の船6隻と中国漁船約230隻が確認された問題で、海上保安庁は6日、中国海警局の船1隻を新たに接続水域内で確認したと発表した。接続水域内を航行する中国海警局の船は計7隻になった。
 海上保安庁によると、同庁の巡視船は同日午後2時15分ごろ、中国海警局の船1隻が魚釣島北北西で日本の接続水域に入るのを確認。砲らしきものを搭載しているという。」
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 8月8日 産経ニュース「【主張】尖閣に中国漁船団 上陸阻止へ有人化を急げ
 東シナ海で、中国が対日攻勢を一気にエスカレートさせている。安倍晋三政権は、力による圧迫に屈せず、尖閣諸島を守り抜く具体的方策をとらねばならない。
 中国は、尖閣諸島周辺の接続水域へ約300隻の漁船と公船13隻を送り込んできた。一部は領海へ侵入した。
 中国のガス田開発の海洋プラットホームには水上レーダーが設けられた。性能が強化されれば南シナ海のような軍事基地と化す。
 外務省の杉山晋輔事務次官は「領海侵入は主権を侵害する。断固認められない」と、中国の程永華駐日大使に抗議した。外務省は、領海と接続水域からの公船の退去やレーダー撤去も求めた。
 しかし、中国は聞く耳を持たず、「(尖閣は)中国固有の領土だ」などと反論している。中国海軍は今月1日、東シナ海で100隻以上の艦艇や数十機の戦闘機による大規模演習を実施した。
 現状で尖閣を守り切れるのか。海上保安庁は、巡視船12隻の尖閣専従体制を整えているが、今の事態を受け、他の管区からの巡視船の応援を強化すべきだろう。
 自民党は平成24年の衆院選で、尖閣への公務員常駐を公約に掲げたが、政権復帰後は放置している。自衛隊を含め有人化の検討を急ぐ必要がある。
 公船と大漁船団は、明らかに意図的に連携している。侵略の一歩手前の事態ととらえるべきだ。その先に起きることを想定し、備えなければなるまい。
 中国は漁民の一部に軍事訓練を施し、海上民兵にしている。侵略の先兵となる偽装漁船だ。中国が尖閣占領を考えるとき、最も嫌うのは、自衛隊の果敢な反撃と米軍の迅速な介入だろう。
 日米の対応を遅らせようと、軍事行動であることを隠蔽(いんぺい)するため、偽装漁船に乗った海上民兵や特殊部隊が、民間人を装って尖閣に上陸する恐れがある。
 軍艦を白ペンキで塗り替えた武装公船と大漁船団に紛れ込んだ偽装漁船の組み合わせで、尖閣占領の訓練をしているかもしれない。そうした視点が必要である。
 南シナ海で中国軍は、ベトナムを攻撃してパラセル(西沙)諸島などを奪った。スプラトリー(南沙)諸島の岩礁の占拠に「漁民」を利用してきた。中国が現実にとってきた行動を知り、最悪の事態に備えるべきだ。」
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 8月11日13:35 産経ニュース「【緊迫・東シナ海】中国漁船大量出没の尖閣沖で大型貨物船が漁船と衝突 海上保安庁が6人救助 中国公船は接続水域から姿消す
 漂流していた中国漁船の乗員を救助する海上保安官ら=11日(海上保安庁提供映像より複写)
 11日午前5時半ごろ、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺海域で、海上保安庁の巡視船が遭難通信を受信した。魚釣島北西約67キロの排他的経済水域(EEZ)へ急行し、ギリシャ籍の大型貨物船から事情を聴いたところ、「中国漁船と衝突した。漁船は沈没した」と説明した。巡視船は近くの海上から中国漁船の乗組員6人を救助。6人とも命に別状はないが、うち2人が切り傷を負っているという。
 外務省は11日、海上保安庁が中国漁船の乗員を救助したことを中国政府に外交ルートを通じて伝えた。中国側は謝意を表明した。
 海上保安庁によると、大型貨物船は「ANANGEL COURAGE」(10万6727トン)で、中国からオーストラリアに向かっていた。乗組員23人(ギリシャ人11人、フィリピン人20人、ウクライナ人2人)にけがはなかった。
 中国漁船は「ミンシンリョウ05891」で、揚網作業をしていた。現場周辺に船体は見当たらず、沈没したとみられる。乗組員は14人いたことから、海上保安庁は巡視船8隻と航空機1機で残る8人の捜索・救助にあたっている。
 尖閣周辺では5日以降、中国の公船と漁船の動きが活発化しており、海上保安庁が警戒を強めていた。
 海上保安庁によると、10日午前に、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海外側の接続水域で、中国公船10隻が航行しているのを確認。午後にも7隻の公船が一時航行しているのを海保の巡視船が見つけた。公船の周辺では200隻を超える漁船が操業していたという。
 第11管区海上保安本部(那覇)によると、中国公船は船体に「海警」や「海監」と書かれており、海保の巡視船が、領海に近づかないよう警告した。
 一方、接続水域より外側の日本の排他的経済水域(EEZ)では10日未明、漁船が公船に横付けし、漁船の乗員が公船に入るのを巡視船が発見。海保は公船に「貴船が漁船に関する管轄権を行使しているのであれば、これを認めることはできない」と警告した。
 ところが、中国海警局の公船は11日までに尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海外側にある接続水域からすべて退去した。
 海上保安庁によると、中国海警局の公船は今回、3隻が3日午後6時ごろに尖閣諸島周辺の接続水域に入った後、隻数を徐々に増やし、8日には過去最多となる15隻が尖閣諸島周辺の領海や接続水域を同時に航行していた。11日午前9時現在で、3日午後6時以来初めて、尖閣諸島周辺の接続水域と領海内を航行する中国公船がいなくなった。
 漁船が多数現れている接続水域や周辺のEEZは、日中間の協定で双方の漁船の操業が認められている。」
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 8月11日23:16 産経ニュース「【緊迫・東シナ海】日本による救助を「人道主義の精神に称賛」と表明した中国報道官の意図は? 報道では誰が助けたかも触れず
反応
 沈没した中国漁船の乗員を救助する海上保安庁の小型船=11日午前、沖縄県・尖閣諸島沖(第11管区海上保安本部提供)
 【北京=西見由章】尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺海域で中国漁船の乗組員が海上保安庁の巡視船に救助された衝突・沈没事故について、中国外務省の華春瑩報道官は11日声明を発表し、救助された6人が同日夜に中国側へ移送されたことを明らかにした。華氏は中国の公船が現場付近で行方不明者の捜索を継続しているとした上で、日本側の救助について「協力と人道主義の精神が示されたことに称賛を表明する」と言及した。
 一方、華氏は国営新華社通信の記事を通じても声明を発表。ここでは海保の巡視船が救助にあたったことには触れずに「6人の中国人船員が救助され、中日両国の公船が行方不明の船員の捜索を全力で行っている」とした。華氏は「われわれは中日の関係部門が引き続き協力して事故に適切に対応することを希望する」と主張し、中国側も救助活動にあたっていることを強調した。」
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 8月17日 産経ニュース「【緊迫・東シナ海】「海の人民戦争だ」中国漁船に乗り込んだ海上民兵の実態とは 100人超動員、日本への憎しみ教育受ける
 出発を待つ中国漁船=福建省(矢板明夫撮影)
 【福建省泉州市(中国東南部)=矢板明夫】尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の海域に8月、中国公船20隻以上とともに押し寄せた400隻以上の中国漁船に、訓練を受けた多数の海上民兵が乗り込んでいることが分かった。複数の中国漁業関係者が明らかにした。一連の行動は、中国当局が尖閣諸島の主権をアピールするため計画的に実行。海上民兵は、他の漁民を束ねるとともに、周辺海域の地理的状況や日本側の巡回態勢に関する情報収集などの任務を担っているという。
 福建省の漁業関係者によれば、8月上旬に尖閣周辺に集まった漁船には少なくとも100人以上の海上民兵が乗り込み、大半が船長など船を指揮できる立場にいる。彼らの船には中国独自の衛星測位システムが設置され、海警局の公船などと連携を取りながら前進、停泊、撤退などの統一行動をとる。帰国後は政府から燃料の補助や、船の大きさと航行距離、貢献の度合いに応じて数万〜十数万元(十数万〜約300万円)の手当てがもらえるという。
 地元の漁民によれば、福建省や浙江省の港から尖閣近くに向かうには約20時間かかり、大量の燃料を使う。また、日本の海上保安庁の船に「作業を妨害される」こともあるため、通常は敬遠する漁民が多いという。
 しかし、今年の夏期休漁期間中の7月、複数の漁船は当局から「(漁が始まる)8月に釣魚島(尖閣諸島の中国名)に行くように」と指示されたといい、その際、海警局の護衛がつくことを示唆されたという。
 中国当局は今回の行動のために海上民兵を動員し訓練を重ねたとされ、福建省石獅市では7月下旬、160人の海上民兵が同市にある大学、泉州海洋学院で軍事訓練を受けた。浙江省でも同様の訓練を実施。海上民兵に日本への憎しみを植え付けるため、「南京大虐殺」や「甲午大海戦」(日清戦争の黄海海戦)といった映画を思想教育の一環として鑑賞させたという。
 常万全国防相も出発前の7月末、浙江省の海上民兵の部隊を視察し「海上における動員準備をしっかりせよ。海の人民戦争の威力を十分に発揮せよ」などと激励した。
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 中国で「民兵」とは、退役軍人などで構成される準軍事組織で、警戒や軍の物資輸送、国境防衛、治安維持などの役割を担う。このうち漁民や港湾労働者らなど海事関係者が組織するのが海上民兵といわれる。
 中国の民兵は、改革開放当初の1970年代末は3千万人いたのが、2011年には800万人まで減少した。しかし、海上民兵だけは重要視され増強される傾向にあり、中国の軍事専門家によれば、現在は総勢約30万人の海上民兵が存在するという。
 海上民兵が近年、一層重視されるようになったのは、2013年4月、中国の習近平国家主席が海南島の海上民兵部隊を視察して激励したのが契機とされる。その後、南シナ海に武装した海上民兵部隊が出現。東シナ海に面する福建省と浙江省でも同様の準備が進められている。
 毛沢東時代の海上民兵の主な仮想敵は台湾だったが、近年は東、南シナ海での緊張の高まりとともに、仮想敵は東南アジア諸国と日本になったという。
 地元紙によると、浙江省の海上民兵、漁船船長の徐文波氏が今年2月、地元の軍区から「重大な海上軍事任務を完遂した」として「二等功」を授与され、表彰された。具体的な任務は伏せられたが、記事には「約20時間も航海した」との記述があり、距離からして尖閣諸島周辺での任務を実行した可能性もある。」
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 8月18日 産経ニュース「【主張】尖閣奪取に海上民兵 中国は本気だ!「軍事力」への警戒強めよ
 尖閣奪取への飽くなき意図が明白になった。
 尖閣諸島の周辺海域へ今月、中国公船とともに押し寄せた中国漁船に、100人以上の海上民兵が乗り組んでいたことが産経新聞社の調べで分かった。
 海上民兵とは、一般の漁民に紛れ込み、漁船団を利用する海のゲリラ戦部隊だ。そうした特殊な軍事力を中国は投入してきた。
 尖閣奪取の事前演習をしているつもりなのか。このような敵対的行動を、放置しておくことは許されない。
 中国の民兵組織は、共産党中央軍事委員会の傘下にある。つまり、軍の構成単位であることを中国国防法が定めている。
 これは、極めて深刻な事態である。現在、尖閣周辺で警戒にあたる海上保安庁は警察機関の一種であり、外国の軍事組織を取り締まる権限や能力はないからだ。
 多数の偽装漁船が突然、軍の所属だと名乗り、海保の巡視船を取り囲んだ場合、なすすべもない。偽装漁船から海上民兵や特殊部隊が尖閣上陸を企てようとしても、手出しはできない。
 中国は6月、尖閣周辺の接続水域に初めて軍艦を侵入させた。その後の海上民兵投入である。中国の軍事力が顕在化していることを直視しなければならない。
 中国を刺激したくないのが先に立つためか、安倍晋三政権は自衛隊を尖閣から遠ざけている。これで現状の危機を打開できるか。陸自を含む島の有人化や、海自艦船の展開を含め、防衛態勢の見直しが急務である。
 海上民兵を勢力拡張に使うのは、中国の常套(じょうとう)手段ともいえる。尖閣でも前例がある。日中平和友好条約の交渉中、昭和53年4月に機銃を装備した武装漁船100隻以上が押し寄せ、尖閣周辺の領海に侵入する事件があった。
 中国は2013年の段階で、南シナ海を管轄する海上民兵組織を設けている。
 南シナ海で「航行の自由」作戦中の米イージス艦は、昨年と今年の2度にわたり、海上民兵の乗った多数の武装漁船に囲まれたという。米側は中国に懸念を伝えた。すでに海上民兵は米中間で具体的な問題となっている。
 安倍政権は米国と連携し、外交の場では抗議しつつ、「侵略の先兵」を阻止する方策を急ぎ構築しなければなるまい。」
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 8月19日09:47 産経ニュース「【緊迫・東シナ海】中国、新たに軍艦用埠頭建設 尖閣300キロの南き列島
 中国浙江省沖の東シナ海にある南●(=鹿の下に机のつくり)島(手前)=2014年11月(共同)
 東シナ海の沖縄県・尖閣諸島から約300キロ北西に位置し、中国軍が軍事拠点として整備を続けている浙江省温州市の南●(=鹿の下に机のつくり)(なんき)列島で、軍用埠頭が新たに建設されたことが19日、分かった。関係者が明らかにした。
 関係者によると、埠頭は列島最大の島、南●(同)島で建設された。長さ70〜80メートルで、揚陸艇も利用できる。既に複数の軍艦の出入りが目撃されている。計画中とされる軍用滑走路の建設は始まっていないようだが、今春には軍用機も参加した演習が行われたという。
 尖閣からの距離が、米軍基地のある沖縄本島よりも約100キロ近い南●(同)列島には既に最新鋭レーダーが設置された。埠頭の完成により軍事拠点としての機能が強化される。
 温州市では昨年5月に愛知県の50代男性が拘束、起訴された。男性は南●(同)列島の軍事施設を調査していたとみられる。(共同)」
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 8月19日13:14 産経ニュース「【緊迫・東シナ海】中国海軍が日本海で演習 具体的な海域や艦船数は発表せず
 19日の新華社電によると、中国海軍は18日に日本海で多数の艦船が参加する軍事演習を実施した。具体的な海域や艦船数は発表していない。
 演習は、環太平洋合同演習(リムパック)に参加して帰途にある3隻の艦船が宗谷海峡から日本海に入り、東海艦隊の艦船多数と合流して実施。艦船は赤組と青組に分かれ、対抗する形で行われた。
 軍当局は演習について、あらかじめ計画されたもので、特定の国家を対象に想定していないとしている。(共同)」

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 8月27日07:00 産経ニュース「中国、領土拡張へ国内法→主権を既成事実化 反スパイ法でも日本人標的 漁船団と海警船が組んで「キャベツ作戦」を敢行
 尖閣諸島周辺の接続水域を航行する中国公船や漁船と、海上保安庁の巡視船(左端)=8月上旬(海上保安庁提供)
 最高人民法院が2日に施行した規定について、専門家の間では特に2つの点で警戒感を強めている。一つは日本に対する警告、あるいは予告との見方だ。
 中国では2014年11月、「反スパイ法」が施行された。共産党政権に対するスパイ行為をこれまでより厳しく取り締まるため、秘密警察と外事警察の協力強化のほか市民の協力義務までを規定。外国人監視が厳しくなり、標的にされたのは日本人だった。中国を何度も往来していた日本人らがスパイの疑いなどで身柄を拘束される事例が相次いでいる。
 もう一つは、中国が領土拡張などの対外的な野心実現のための常套(じょうとう)手段として、まず国内法を定め、それに基づいて担当機関が法を執行。次第に地理的な領域を拡大し自らの主権下にあることを既成事実として国際社会に認めさせる手法を取ってきた点だ。今回の一連の中国公船による領海侵入などは規定の施行直後に発生しており、中国が原則通り動いているとみることができる。
 2日の規定施行を挟む日程で、中国海軍は福建省沖で訓練を実施した。中国軍は、日本の領域を脅かす今回の動きを「キャベツ作戦」と命名。訓練には海警などの艦艇だけでなく、海上民兵の漁船を動員したとの情報もある。
 「キャベツ」は中心部の漁船団を海警船が囲み、さらにその外側を軍が取り囲むという船団の陣形を指す言葉だとされる。領海侵入した公船には砲を搭載したものまであった。
 日本は不測の事態への対応を再度点検する必要がある。
 中国規定上の管轄海域 最高人民法院の規定は、中国の内水、領海、接続水域、排他的経済水域(EEZ)と大陸棚のほか中国が管轄するその他の海域を「管轄海域」と定めている。中国側は尖閣諸島の領有を主張し、周辺の日本の領海やEEZでも中国国内法適用の正当性を訴えている。日中中間線をめぐる対立でも、基線として南西諸島と琉球諸島の北西側に沿う約1000キロの沖縄トラフを主張している。」
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 8月27日 06:00 産経ニュース中国、尖閣での法執行規定 刑事罰明文化 日本船「摘発」根拠に
 管轄海域での事案審理
 中国の最高裁に当たる最高人民法院は今月1日、中国の「管轄海域」で違法漁労や領海侵入をした場合に刑事責任を追及できるとする「規定」を定めた。最高人民法院が海洋権益に関し具体的な条文で司法解釈を定めるのは初めて。規定の施行以降、中国は自国領海と主張する尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺での公船の活動を活発化させており、日本の排他的経済水域(EEZ)で公船から乗組員が中国漁船に行き来する「法執行」とみられる行動も確認されている。海事関係者は、背景に規定の施行があるとみて注視している。(加藤達也)
 最高人民法院が示したのは、「中国の管轄海域で発生する関係事案審理における若干の問題に関する最高人民法院規定(1)」と「同(2)」。今月2日に施行された。中国の海域での違法行為の内容と管轄権や違反の事例を詳細に示し厳格な法執行を明記している。
 条文では海上の自国領域での環境汚染や、シャコやサンゴなどの生物、資源の違法採取を厳重に刑事処分することを強調した上で、「ひそかに国境を越えて中国領海に違法侵入」し「域外への退去を拒む」場合などに厳罰を科すことができるとしている。規定が適用される「管轄海域」については、「内水、領海、接続水域、EEZ、大陸棚」などとしている。
 中国は尖閣諸島について日本の領有を認めず、自国領域と主張している。大陸棚についても沖縄トラフを含むとしており、今回の規定で、中国国内法上は、尖閣を含む日本側の領域で日本人漁師などを中国側公船が摘発することを正当化した形だ。今後、同諸島周辺で規定などを根拠に「不法侵入」などとして日本人を身柄拘束する可能性をちらつかせることで、日本側を牽制(けんせい)する意図があるとみる政府関係者もいる。
 最高人民法院は今年3月の全国人民代表大会(全人代)で、尖閣諸島近海での「司法管轄権」の明確化を主張し、「海事司法センター」創設を宣言。中国側は尖閣を含む日本領海内での法執行を正当化する国内根拠を積み重ねてきた。
 中国の海洋進出に詳しい東海大学の山田吉彦教授は「中国側は尖閣諸島を自国領土と主張しており、規定は中国の国内法で、中国公船による日本領海内の法執行に法的根拠が存在することを示し、積極的な執行を促す意図がうかがえる。日本側は日本船の拿捕(だほ)、拘束などあらゆる事態に警戒すべきだ」と話している。」
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安保論争 (ちくま新書)

安保論争 (ちくま新書)

安保法制の何が問題か

安保法制の何が問題か

ここがおかしい安保法制

ここがおかしい安保法制

安保法制の正体――「この道」で日本は平和になるのか

安保法制の正体――「この道」で日本は平和になるのか

2017-02-27

☩30」─3─ヒトラーが対米戦を決断したのは、日本海軍がインド洋を占領しアフリカ東部沿岸沖のエジプトへの補給ルートを破壊する事を期待したからである。1941年9月 〜No.164〜No.165 @ ➐          

旧題名、「ホロコーストに関して、天皇とA級戦犯に幇助罪が成立するのか?」第3代目
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 プロフィールに、6つのブログを立ち上げる。 ↗   
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 カール・シュミット「(議会主義の)『討論』とは合理的な主張をもつて、意見の持つ真理性と正当性とを信ずるよう相手を説得すること。言い換えれば自らが真理性と正当性を持つ相手に説得されるという心構えを持つ事。一方、『交渉』とは合理的な正当性を発見するものではなく、利害関係および利得の機会を考量し、自己の利益をできるだけ実現する事を目的とする」(『現代議会主義の精神史的地位』)
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 ルーズベルトとチャーチルは、ナチズムのヒトラーを滅ぼす為に共産主義のスターリンと手を組んだ。
 ナチズム、ファシズム同様に共産主義も、自由・民主主義の敵であった。
 国際政治は、現実離れした机上の空論的理想ではなく、国益追求の冷徹な現実政治(リアルポリティック)で動いている。
 現実政治において、局面事に最善の行動を取り、友好な外交方針及び軍事戦略で組む相手を代える。
 アメリカとイギリスは、中国市場から日本資本を追放する為に、ナチス・ドイツと組んでファシスト中国と中国共産党を軍事支援していた。
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 秋。ポーランド人の地下出版の新聞は、ユダヤ人大量虐殺の関連記事を載せた。
 ユダヤ人虐殺という噂が、ヨーロッパ世界に流れ始めた。
 キリスト教徒は、誰もユダヤ人虐殺には気を止めなかった。
 キリスト教会も、まさか有り得ないとして取り合わず安易に考えていた。
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 ドイツ軍は、ソ連に侵攻し、各地でソ連軍を撃破して更なる進撃を続けた。
 ドイツ人兵士は、各地で女性とみれば強姦し殺害していた。
 ドイツ国防軍とSS裁判所本部は、強姦事件を抱えた前線部隊に対して、勝利を優先する為に戦時中における強姦罪の量刑には常に特別の配慮をを求めた。
 ナチス・ドイツは、戦時中における被占領地で強姦を犯した兵士の罪を問わず寛大に扱う事を決定していた。
 クリスタ・パウル「ドイツ将兵、ドイツ国防軍の軍人、武装SSの隊員、そしてその他の軍機能の担い手達はポーランドやロシアやフランスなどで何千人もの女性を強姦した。彼らは処罰を恐れる必要がなかった」(『ナチズムと強制売春』)
 金があっても若い女性がいない被占領地域では衛生管理されっていない売春宿を利用した為に、性病に感染した兵士が続出して戦闘に支障をきたした。
 ドイツ国防軍は、軍隊内における性病を減らす為に、前線の各部隊に軍管理の慰安所を設置するように通達した。
 ドイツ軍管理の慰安所は、日本軍関与の慰安所に比べて徹底していた。
 人種差別主義のドイツは、慰安婦にしたポーランド人、ロシア人、ウクライナ人などを劣等民族と侮蔑して性奴隷の如く扱った。
 戦後。現代。ドイツは、戦時中にドイツ軍が管理した慰安婦問題に対して謝罪も賠償も行っていない。
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 9月 スターリンは、アメリカのユダヤ人金融資本から多額の軍事費を受ける為に、ユダヤ人社会主義協会(ブント)を利用してユダヤ人反ヒトラー委員会の設立を命じた。
 反ヒトラー委員会は、国際敵ブルジュア階級と敵視していた、アメリカやイギリスのユダヤ人金融資本に財政支援を要請する為に宣伝活動を行った。
ナチス党員ヴァルター・フォン・ライヒェナウは、2日間でユダヤ人3万人を処刑した。
 アメリカは、敗走続きのソ連を救うために、武器貸与法を適用し100億ドル以上の財政支援と軍需物資の供給を約束した。
 ハリマンは、スターリンに対して、ペルシャ湾からカスピ海に至る自動車道の建設を提案した。
 アメリカとイギリスはソ連への軍需物資輸送の為に、イラン皇帝レザ・シャーに要請した。レザ・シャーは、戦争に巻き込まれる事を恐れ、中立を守る為に要請を拒否した。
 イギリス軍とソ連軍は、南北からイランに侵攻して軍事占領した。
 レザ・シャーは、ルーズベルトに対して、大西洋憲章による民族の自決をもってイギリスとソ連の横暴を訴えた。
 人種差別意識の強いルーズベルトは、大西洋憲章の民族自決は白人にのみに適用され、非白人には認められないとして訴えを突っぱねた。
 国際社会はキリスト教白人を中心として動き、キリスト教白人の常識が世界の正義となっていた。
 ハリマン「与え、与え、そして与えよ」
 国際法上、アメリカは依然として中立国である。
 9月4日 グリアー号事件。アメリカ海軍は、ホワイト・ハウスの示唆に従って、偽報告を発表し、事実を10月下旬まで隠蔽した。
 情報の統制、規制、操作、隠蔽は、如何なる国家の政府も行う事であり、如何なる国の国民も国家に不利な情報は教えられないのが当たり前である。
 戦争中の、日本政府及び軍部の大本営発表は、敗戦続きであったから当然の隠蔽発表であった。大本営発表を情報統制と隠蔽の悪とする者には、情報戦を論ずる資格はない。 
 ナチス・ドイツ側は、今回の攻撃はドイツ海軍潜水艦が最初に仕掛けたのではないと反論した。
 9月13日 イタリア軍は、イギリス保護領エジプト王国を攻撃し、北アフリカ戦線が形成された。
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 10月 ニューヨークのユダヤ系新聞は、ドイツ軍の占領下にあるロシア諸都市でのユダヤ人虐殺を報道した。
 ニューヨーク・タイムズも、ユダヤ人虐殺の事実を報道した。
 人種差別主義者は、異教徒で非白人である日本軍の南京虐殺事件を無条件で信じたが、キリスト教徒のドイツ人はそのような残虐行為はしないと信じていた。
 10月4日 ノックス海軍長官は、近日中に起きるであろう日本との戦争に備えて、安定した生産と供給を行う為に主要な軍需産業の代者を集めて対日戦の見通しに関する説明会を開いた。
 「戦争は3ヶ月以内に始まり、6ヶ月で終わるだろう」
 10月9日 ルーズベルトは、連邦議会に対して、戦略物資を輸送するアメリカ船籍の民間船を武装化するという中立法第六条の廃止を勧告するメッセージを送った。
 「私が提案する修正案は、武器貸与法が宣戦布告を必要としなかったのと同じ様に、宣戦布告を必要とするものではありません。これは、絶対不可欠なアメリカの権利の防衛に関わる問題です。……これらの条項の廃止、あるいは修正は、その結果として、合衆国の中立的立場を今日の状況と比べて少しも弱めるものではありません。しかし、それは我々がアメリカ大陸を防衛するにあたって、はるかに首尾よく事を進めることを可能にし、世界を侵略しようと進軍しているとてつもない勢力に対抗する為の援助を今よりはるかに効果的に提供する事を可能にするのです」
 10月17日 カーニー号撃沈事件。同事件も、アメリカ海軍駆逐艦が撃沈され11名が犠牲になった事は報道された事実は発表されたが、それ以外は意図的に隠蔽された。
 アメリカ政府は、「攻撃された」事と尊い犠牲者を出した事を公式に発表したが、攻撃した相手に対して宣戦布告は行わなかった。
 10月20日 ドイツ軍占領下にあるフランス西部のナント ドイツのホッツ大佐が、フランス共産党員ジルベール・ブルストランに暗殺された。
 ヒトラーは、報復として、フランス人150人の処刑を命じた。
 10月22日 ドイツ軍兵士は、ブルターニュ地方のショワゼル収容所におもむきギィ・モケ(17)を含む27人を銃殺した。
 ナチス・ドイツに協力するフランス人が少なからずいた。
 10月27日 ルーズベルト「五ヶ月前の今夜、私はアメリカ国民に対し、非常緊急事態を宣言しました。それ以来、多くの事が起きました。我が国の陸海軍は西半球を防衛する為、一時的にアイスランドに駐屯しています。ヒトラーは、南北大西洋のアメリカ大陸に近い海域で船舶を攻撃しました。何隻ものアメリカ船籍が公海で沈められました。9月4日にはアメリカの駆逐艦が一隻、攻撃されました。10月17日には別の駆逐艦が攻撃され、被害を受けました。11人の、勇敢で忠誠心の高い、我が国海軍の兵士がナチスによって殺害されました。我々は、発砲する事は避けたいと思っていました。しかし、砲撃戦はすでに始まっているのです。そして、歴史には誰が最初の一発を放ったかが刻み込まれました。……ヒトラーの攻撃の目的はアメリカ国民を脅して公海から追い出す事─つまり、我々を恐怖で震えあがらせて敗北させる事でした。彼が、アメリカの精神を見誤ったのはこれが初めてではありません。アメリカの精神は、今や高揚しています……こうした攻撃を甘んじて受ける事はしないという、我々の決意は『発見次第ただちに発砲せよ』というアメリカ海軍に下された命令に表れています。この命令は、いまなお有効です」
 連合国の主要な戦争目的には、非人道的犯罪の主導者を処罰する事であると警告した。
 つまり。
 非人道的犯罪行為が人類に対する犯罪である以上、アメリカは人類の尊厳を護る為に参戦すると宣言した。
 非人道的犯罪を食い止め処罰する刑罰戦争は、キリスト教的「正しい戦争」とされた。 そして。大きな民族・国家が、小さな民族・国家に恫喝・脅迫・威嚇を加えて国家主権を侵害し内政に干渉する行為も「悪」とされた。
 翌日、ホワイト・ハウスに届いたメッセージの8割以上が大統領演説支持であった。
 アインシュタインら亡命ユダヤ人も、ヒトラーの暗黒支配から世界を救う為に一刻も早い参戦を支持した。
 介入主義者と資本家は、正当な開戦理由があれば国民は戦争を支持すると分析した。
孤立主義者は、如何なる正当な理由があっても、合衆国憲法の精神からアメリカ大陸以外の戦争に参戦すべきではないと猛反対した。
 ドイツ海軍は、ルーズベルトの意図が参戦であり、アメリカ海軍がドイツの勝利を妨害している以上、戦争を勝利で終結させる為にアメリカ艦船への攻撃を求めた。
 ヒトラーは、反共産主義の立場から、アメリカとの対ソ連共闘を希望していた為に、国防軍からのアメリカ軍艦への攻撃要請を却下した。
 アメリカの参戦支持派は、ルーズベルトの「アメリカは攻撃された」演説を理由にして開戦に持ち込もうとしたが、攻撃された駆逐艦が先にドイツ海軍潜水艦を追跡し攻撃した事が知れ渡るや参戦に失敗した。
 ホワイト・ハウスは、ナチス・ドイツの侵略から自由と民主主義の大義を守る戦争に参戦し、ヒトラーの野望を打ち砕く為にアメリカ兵をヨーロッパ前線に送るべく新たな外交戦略を展開した。
 10月30日 タンカーのサリナス号撃沈事件。
 10月31日 駆逐艦ルーベン・ジェームズ号轟沈事件。
 ルーズベルトは、「ナチス・ドイツとの外交関係を断絶するのか」という記者の質問に答え、中立と反戦綱領に従って戦争参戦はおろか外交断絶も考えていないと拒否した。
 そして、現時点でアメリカ艦船への攻撃があったとしても、連邦議会に「宣戦布告」の要請はしないと公言した。
 その裏で、連邦議会に対して、戦争に巻き込まれる危険性が高い「民間商船の武装化とアメリカ国籍の船舶を交戦地帯に入れる」という中立法全般の修正を要求した。
   ・   ・   ・   
 11月 連邦議会は、自衛的措置として民間船の武装化法案と攻撃を受けたら自己防衛として発砲する権限を認めた法案を可決した。
 11月7日 連邦議会上院は、短期化の集中討議の末に「商船の武装を認める」という中立法修正案を可決した。下院は、13日に可決した。
 11月17日 ルーズベルトは、戦争に一歩近づく為に中立法修正案に署名した。
   ・   ・   ・   
 11月15日 第69回大本営政府連絡会議。大日本帝国の戦争戦略・国家戦略として、対米英蘭蒋戦争終末促進に関する腹案が決定された。
 ・その方針。
 1,アメリカ、イギリス、オランダの極東の拠点を叩いて南方資源地帯を獲得し、自存自衛の体制の確立。
 2,蒋介石政権の屈服。
 3,ドイツ、イタリアと提携してイギリスの封鎖、屈服。
 4,イギリスの屈服によるアメリカの戦争継続の意思の喪失。
 アメリカ海軍主力については、あらゆる手段を尽くしてこちらに誘い込んで撃破するという守勢作戦であった。
・イギリスの屈服を図る為の方策。
 1,ビルマの独立を促進し、インドの独立を刺激する。
 2,ドイツ、イタリアは近東、北アフリカ、スエズに侵攻し、対英封鎖を強化する。
 3,日独伊三国はインド洋での海上作戦を強化し、イギリスへの物資輸送を遮断する。 
 インドやオーストラリアに対して攻略および通商破壊等の手段により、イギリス本国と遮断して離反を図る。
  ・  ・  
 日本海軍は、イギリスを屈服させ、アメリカの継戦意思を挫く目的で、真珠湾攻撃及び南方作戦後にインド洋及び中近東各地への「西亜作戦(せいあさくせん)」を計画した。
 戦略目的は、艦隊決戦によるイギリス海軍東洋艦隊の殲滅と潜水艦隊によるアフリカ東部沿岸・スエズ運河・インド西部沿岸の補給路の破壊であった。
 ナチス・ドイツが、アメリカとの戦争に参戦する目的は、日本海軍にエジプトへの補給路を破壊させる事であった。 
   ・   ・   ・   
 11月18日(〜12月30日) イギリス軍は、ロンメル指揮のドイツアフリカ軍に包囲されたトブルクを救出するべく反攻作戦「クルセーダー作戦」を発動した。
 イギリス軍、総兵力・11万8,000人。戦車・738輛。航空機・616機。
 被害、1万8,600人。戦車・278輛。航空機・300機。
 枢軸軍、総兵力・11万9,000人(ドイツ軍、6万5,000人。イタリア軍、5万4,000人)。戦車・414輛。航空機・342機。
 被害、2万4,500人(ドイツ兵、1万1,500人。イタリア兵、1万3,000人)。戦車・300輛。航空機・560機。
 11月28日 イタリアの統治下にあったイタリア領東アフリカが連合軍によって占領され、エチオピアでは皇帝ハイレ・セラシエ1世の統治が再開された。
   ・   ・   ・   
 冬 ドイツ軍占領下のギリシャでの食糧事情が悪化し、餓死者を出す恐れがあった。
 アドルフ・ヒトラーは、連合軍側が申し込んできた食糧支援を受け入れ、赤十字国際委員会や中立国からギリシャへの食糧輸送を認めた。
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 12月2日 イギリス情報部は、日本海軍の「ニイタカヤマノボレ・1208」の暗号電文を解読して、日本軍の攻撃が近いとの警戒情報を報告した。諜報機関は、日本海軍の機動部隊が11月25日にヒトカップ湾を出港して南下した事を、日本海軍の暗号『JNー25』を解読して知っていた。
 ロンドンの軍上層部は、チャーチルの命令によって、難攻不落の要塞と信じられているシンガポールには最新軍事機密情報を知らせなかった。
 シンガポール守備隊約13万人は、歩兵が主力で、航空機は少数保有していたが、戦車や重砲などの重装備は無く、防備力は脆弱であった。
 海軍は、不沈戦艦プリンス・オブ・ウェールズとレパレスを航空支援を持たせずに、日本海軍に軍事威圧をかける目的でシンガポールに派遣した。
 イギリス極東軍は、カナダやオーストラリアなどの各国の軍隊をシンガポールからビルマまでの半島部に配備した事を発表して、タイと仏印に軍事的威圧を加えた。
 諜報機関は、東南アジア全体の反日勢力や共産主義組織各派に、「自由と独立」の為に防衛戦線に参加するようにラジオ放送を流していた。
 ハリマンは、対日戦が確実となった事を受けて、日本の友好国であるソ連に飛んだ。スターリンやモロトフと、日本への参戦について協議した。スターリンは、アメリカとの協力関係を深める為にユダヤ人のリトヴィノフ元外相を、密使としてワシントンに派遣した。
 日本はギリギリまで戦争を回避する為に外交努力を続けたが、アメリカとイギリスは早々に戦争以外の選択肢を捨てていた。
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 イランのパーレビ皇帝は、ルーズベルトを表敬訪問して、イランの独立を保証して貰う見返りとして連合国側に付く事を約束した。
 アメリカは、イランを傀儡国家と戦争に利用した。
 人種差別主義者のルーズベルトは、ビルマ首相のウ・ソーの「対日戦争にビルマ兵を参戦させる見返りに独立を承認して欲しい」という提案を門前払いした。
 アメリカが考えた「民族自決」の適応範囲は、白人とキリスト教徒という条件の民族に対してであって非白人と非キリスト教徒ではなかった。
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 12月7日 天皇への親書は、攻撃開始の53分前まで引き延ばされた。
 ルーズベルトは、駐米中国大使・胡適に「親電は功を奏さないかもしれない」と語った。
 受信された親書は、慣例に従って、東條英機首相に渡さた。東條首相は、内容を検討し、早朝で睡眠である昭和天皇を起こして手渡すように木戸幸一内大臣に指示した。
 攻撃の23分前に、親書が、起こされた昭和天皇に渡された。昭和天皇には、親書に答え、戦争を回避する命令を出す時間はなかった。
 12月8日 アメリカ議会は、日本に対する宣戦布告を可決した。
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 ソ連は、アメリカからの大量の軍事支援物資をウラジオストクに陸揚げし、シベリア鉄道でヨーロッパ戦線へとたえず輸送していた。
 ソ連軍は、大反撃を開始していた。
 ドイツ軍の東部戦線における、戦死者16万2,314人、負傷者57万1,767人、行方不明3万3,334人。
 ドイツ軍は、ソ連軍の大攻勢で敗走し始めていた。
 軍国日本は、日ソ中立条約を日独伊三国同盟よりも重視し、アメリカから軍事物資を輸送するソ連輸送船団の自由な航行を認めていた。
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 12月11日 ドイツとイタリアは、アメリカに宣戦布告した。
 ナチス・ドイツとイタリアは、苦戦している北アフリカ戦線を好転させる為に、アフリカ東海岸からエジプトに運ばれる軍事物資を遮断するべく、 日本海軍にインド洋占領の軍事行動を要請した。
 アメリカのエズプト・中東へ大量の軍事支援物資を運ぶ補給路は、大西洋南部ーアフリカ東部沿岸ースエズ運河ーエジプトの港湾だった。
 ドイツ海軍Uボートは、中部大西洋以北と地中海の航行を占有していたがインド洋までは手が舞わなかった。
 日本海軍がスエズ運河に向かうアメリカ輸送船団を撃退してくれれば、エジプトのイギリス軍の軍事物資が底をついて敗北する可能性があった。
 そして、エジプトや中東で反英蜂起が起きれば勝利は間違いなかった。
 ロンメル指揮のドイツアフリカ軍団は、翌年に再度エジプトへ侵攻を開始した。
 その勝利は、日本海軍のインド洋作戦の成果にかかっていた。
 が、日本海軍は、ナチス・ドイツとイタリアの期待を裏切ってインド洋には出ず、アメリカとの決戦の為に太平洋へと去っていった。
 日本海軍は、アメリア海軍、イギリス海軍に次ぐ世界第三位の海軍であったが、ロシア・バルチック艦隊を撃滅して日露戦争を勝利に導いた戦闘能力は世界第一位であった。
 西洋列強の植民地にされているエチオピア・中東からインド・南アジアにかけての広範囲の人々、そしてイスラム教徒の多くは親日派であり、日本を一国でロシアを打ち破って勝利に導いた日本天皇を偉大な指導者と崇め崇拝していた。
 植民地支配され、奴隷の如く使役されていた人々は、白人キリスト教徒のドイツ人を信用しなかったが、日本人であれば解放者として歓迎し味方した可能性があった。
 イスラム教徒は、キリスト教を憎み、反宗教無神論の共産主義者を敵視していたが、日本神道・日本仏教の日本人だけば友人と見なして親しんでいた。
 中東の人々は、エチオピアを侵略したファシスト・イタリアと共に戦うナチス・ドイツを憎んでいたが、軍国日本はファシストの一員ではないと見なしていた。
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 12月15日 ルーズベルトは、モーゲンソー財務長官が提出した『敵対国との取引法令修正案』に署名した。これ以降、財務長官が特別に許可すればナチス・ドイツなどの敵対国との取引は可能となった。ただし、日本のみが対象外とされた。
 アメリカ企業は、この法案に従ってナチス・ドイツとの貿易を続けた。アメリカ政府は、連合軍の攻撃でそれらの企業の現地工場等が被害を受けた事に対して、国家の責任として賠償した。
 12月22日〜翌42年1月14日 アメリカとイギリスは、暗号名「アルカディア」と呼ばれる軍事会議を開催した。
 戦前に、アメリカで発表された『勝利の計画』に基づく短期決戦の作戦を修正して、長期戦の作戦が承認された。
 大兵力を持ってフランスに上陸してナチス・ドイツを敗北させるのではなく、インドと中近東を維持する為に北アフリカから極東までの大包囲網を構築すべきとの結論を出した。 




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砂漠のキツネ

砂漠のキツネ

ロンメル将軍―砂漠の狐 (PHP文庫)

ロンメル将軍―砂漠の狐 (PHP文庫)

2017-02-26

⚐113」─10─中国空軍は、反日派中国共産党の許可を得て軍用機を日本領空近くに飛ばしている。中国空軍機へのスクランブル。〜No.531 @            

翼よ、よみがえれ!   中国空軍創設に協力した日本人兵士の物語

翼よ、よみがえれ! 中国空軍創設に協力した日本人兵士の物語

旧題名・「ユダヤ民族と日本民族は同族か? 天皇の祖先はユダヤ人か?」
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 二つのブログを、五つに分けて建設する。
 プロフィールに、五つのブログを立ち上げる。 ↗
   ・   ・   ・   
 平和憲法を盾にして、自衛権を否定し、軍事力を否定し、侵略してきた外国軍兵士と友情を深める為に酒を飲んで談笑すべきであると訴える反天皇反日的日本人達。
   ・   ・   ・   
 2016年6月30日11:30 産経ニュース「【阿比留瑠比の極言御免】「中国が攻撃動作」これが日本の現実 危機を直視せず「ヘイト」で集う野党の愚
支持を訴える民進党の岡田克也代表(右から2人目)ら野党幹部=松山市
 29日の産経新聞朝刊1面(東京版)で、2つの記事を読んで、深い感慨を覚えた。中国軍機が東シナ海上空で、航空自衛隊機に「攻撃動作」を仕掛けていたことを元空将の織田邦男氏が明かしたことと、防衛費について「人を殺すための予算」と発言した共産党の藤野保史政策委員長の辞任が並んで報じられていた。
 この2つは、まさに現在の日本が直面する現実と、それを直視できない野党多数派の現状を象徴していると感じたからである。
 中国はこのところ、海軍の情報収集艦が鹿児島沖の領海に侵入するなど、軍事的攻勢を強めている。北朝鮮は中距離弾道ミサイルを連射し、22日の発射実験は成功したとされる。
 しかも頼りの同盟国・米国では、在日米軍の駐留経費の全額負担を日本に求めるなど、東アジアの安全保障に関心が薄いトランプ氏が有力な次期大統領候補となっている。こんなタイミングで、共産党は自衛隊を憲法違反と断じ、まるで人殺しが仕事であるかのような発言をしでかした。
 「藤野氏が辞めざるを得なくなるぐらいマイナスの影響が出ているのだろう。それだけ世論的な反発があったということだ」
 自民党幹部がこう述べるように、共産党の自衛隊観は国民の実感とかけ離れたところにあるらしい。ただ、その点はその共産党と参院選で共闘し、安全保障関連法の廃止を高く掲げる民進党も同じだろう。
 危惧するのは、彼らが今そこにある危機から目をそらし、ひたすら相手に「ヘイト」(憎悪)をぶつける感情論に流れているように見えることだ。
 「国会周辺では、アイム・ノット・アベという言葉がはやって、みんなでそれを口ずさんだ。ウィー・アー・ノット・アベだ。私たちみんなでノット・アベではないか」
 民進党の安住淳国対委員長は8日、新潟県長岡市での4野党合同演説でこう述べ、「ノット・アベ」を参院選の合言葉にするよう呼びかけた。野田佳彦前首相も22日の三重県伊勢市での街頭演説で同様に訴えかけた。
 「今回の選挙は、安倍(晋三首相)さんに退陣を迫る選挙だ。『アイム・ノット・アベ』を束ねて『ウィー・アー・ノット・アベ』。1票1票を結集し、大河のうねりをつくり日本の政治を変えていこう」
 そこでは政策よりも、主に安倍首相を好きか嫌いかが問われている。民進党では、岡田克也代表も「安倍政権下での憲法改正は認められない」などと、属人的な理由で改憲論議を拒んでいるが、それは公党のあり方としてどうなのか。
 少し前の話になるが、3月13日付の日経新聞朝刊に民進党に衣替えする直前の民主党について、秀逸な記事が載っていた。「民主ABA路線鮮明」との見出しで、「ABA」とは「Anything But Abe」(アベじゃなければ)を意味する。
 記事は、民主党が党内の意見対立を覆い隠すため、「安倍政権の下で」という条件をつけて、改憲や米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)などの諸政策への反対で意思統一を図っていることを指摘していた。
 だが、本来政治は誰がやるかではなく、何がなされるかこそが問われるべきだろう。喫緊の諸課題に目をつむり、特定個人へのヘイトで結集といわれても、国民には何の関係もない。(論説委員兼政治部編集委員)」
   ・   ・   ・   
 6月30日23:58 産経ニュース「中国機への緊急発進が急増 4〜6月に昨年同時期1・7倍以上の約200回 河野統幕長が発表 
 那覇基地からスクランブル発進する航空自衛隊のF15戦闘機=沖縄県那覇基地(撮影日:2013年12月10日、大山文兄撮影)
 自衛隊トップの河野克俊統合幕僚長は30日の記者会見で、今年4〜6月に日本領空に接近した中国軍機に対する航空自衛隊戦闘機の緊急発進(スクランブル)の回数が、昨年の同時期に比べ80回以上増えたことを明らかにした。自衛隊は四半期ごとの緊急発進回数を定期的に公表しているが、統幕長が会見で発表するのは異例といえる。
 昨年4〜6月の中国機に対するスクランブルは114回で過去最多だった。今年はその1・7倍以上の約200回となる。
 河野氏は中国軍機の動きについて「尖閣諸島(沖縄県石垣市)近傍での活動も見られる」と指摘。中国軍艦による領海や接続水域への侵入なども踏まえ「海上においても空においても中国軍の活動範囲が拡大し、活発化している。エスカレーションの傾向にある」と強い危機感を示した。
 那覇基地からスクランブル発進する航空自衛隊のF15戦闘機=沖縄県那覇基地(撮影日:2013年12月10日、大山文兄撮影)
 自衛隊の対応については「領土・領海・領空を断固として守る観点から、引き続きわが国周辺海空域の警戒監視活動に万全を期す。日米で連携して対応する必要もある」と強調した。
 一方、元空自航空支援集団司令官の織田邦男元空将が「東シナ海上空で中国機が空自機に対し攻撃動作を仕掛け、空自機が離脱した」とする記事をインターネット上で発表したことに関し、河野氏は「(中国機が)攻撃動作をとった事実はない」と否定した。空自機が離脱する際に「自己防御装置を使用した」と織田氏が指摘した点については「使ったか使っていないかは言及しない」と明言を避けた。」
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 7月6日 産経ニュース「中国機へのスクランブルが過去最多、今年4〜6月に199回 政府、空自機のレーダー照射を否定
 防衛省は5日、日本領空に接近した中国軍機に対する航空自衛隊戦闘機の緊急発進(スクランブル)回数が、今年4〜6月で199回だったと発表した。昨年の同時期から85回増加し、四半期ベースで過去最多となった。東シナ海では中国軍艦が日本領海や接続水域への侵入を繰り返しているが、上空でも中国軍による軍事的圧力が高まっている実態が浮き彫りとなった。
 防衛省によると、緊急発進の対象となった中国軍機は戦闘機と情報収集機が多かった。自衛隊制服組トップの河野克俊統合幕僚長は6月30日の記者会見で、中国軍機の動きについて「尖閣諸島(沖縄県石垣市)近傍での活動も見られる」と指摘。「中国軍の活動範囲が拡大、活発化している。エスカレーションの傾向にある」と危機感を示した。
 東シナ海上空では6月に入り、中国軍機が空自機に前例のない攻撃動作を仕掛けたことが判明。ただ中国国防省は7月4日、「空自機が中国軍機に高速で接近して挑発し、レーダーを照射した」と反論する声明を発表した。
 これに対し萩生田光一官房副長官は5日の記者会見で、「中国軍用機に対して挑発的な行為をとった事実は一切ない」と否定。空自機の対応に関して「国際法および自衛隊法に基づく厳格な手続きに従って行った。日本側からレーダーを使用してロックオンをした事実もない」と強調した。
 全体の緊急発進は281回で、そのうちロシア機が78回だった。」
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 12月12日06:45 「自衛隊の戦闘機が妨害弾を発射したとの中国談話、事実と異なる」防衛省 10日のスクランブル
 防衛省は11日、中国国防省が10日発表した「訓練中の中国軍機に対し、航空自衛隊の戦闘機が妨害弾を発射した」とする談話について「事実と明らかに異なる。日中の関係改善を損なうもので極めて遺憾だ」と反論する文書を発表した。
 10日、中国軍の戦闘機など6機が沖縄本島と宮古島の間の公海上空を通過し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)した事案を巡り、中国側は、空自機の妨害弾で「安全を脅かされた」などと主張している。
 防衛省は文書で、空自機のスクランブルは「国際法と自衛隊法に基づく厳格な手続きに従って行った」と説明。中国軍機に対し「近距離で妨害を行った事実はなく、妨害弾を発射し中国軍機と人員を脅かした事実も一切ない」としている。
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 12月12日11:47 産経ニュース「【中国軍機】空自機スクランブル… 百田尚樹氏ツイッターで警鐘乱打「中国の挑発、もはや戦争一歩手前」「自衛隊見殺しにするな」
 作家の百田尚樹氏(桐山弘太撮影)
 中国軍機6機が沖縄本島と宮古島の間の公海上空を通過し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)した問題で、作家の百田尚樹氏は12日までに自身の短文投稿サイト「ツイッター」を更新し、緊張感もあらわに、「これは大事件だ!中国の挑発は度を超えた。もはや戦争一歩手前」と警鐘ツイートを発信した。
 投稿は11日付で、百田氏は同じツイートの中で、「(この問題を)なぜマスコミは大ニュースにしないのか! 後の歴史家たちに、『あの時、日本が毅然とした対応をしていたら、大戦争は起こらなかっただろう…』と言われるほど」と強い語調で論じた。
 中国国防省は「中国軍機に対し、航空自衛隊の戦闘機が妨害弾を発射した」との談話を発表したが、百田氏はツイッターで「フレアは相手のミサイル攻撃をかわすため(撹乱)のもので、もし自衛隊機がこれを噴出したとすれば、中国戦闘機は攻撃ギリギリの行為をしたということになる。自衛隊機はそこまで追い詰められているのだ。その恐怖と緊張は想像を絶する」(同日付)と指摘した。
 「フレア」は敵機のミサイルを回避するための防御装置とされる。
 百田氏はさらに、「日本政府よ、お願いだ。マスコミよ、お願いだ。自衛隊のパイロットを守ってほしい!彼らは中国の攻撃に対して、防御しかできない。彼らを見殺しにすれば、いつか必ず私たちが見殺しにされる」(同)と持論を展開した。
 防衛省は11日、中国国防省の談話については、「事実と明らかに異なる。日中の関係改善を損なうもので極めて遺憾だ」と反論する文書を発表している。(WEB編集チーム)」
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 12月12日12:46 産経ニュース【中国軍機】
菅義偉官房長官「事実と明らかに異なる」「関係改善を損なう」中国国防省「自衛隊機の妨害弾発射」に強く抗議
 菅義偉官房長官は12日午前の記者会見で、中国国防省が10日に発表した「訓練中の中国軍機に航空自衛隊の戦闘機が妨害弾を発射した」とする談話について「事実と明らかに異なることを一方的に発表したことは極めて遺憾」と述べ、強く批判した。その上で「日中関係の改善を損なうもので、中国側には厳重に抗議した」と、外交ルートで抗議した経緯を明らかにした。
 また、「活動を活発化させている中国軍の動向を注視しながら、引き続き警戒監視活動に万全を期すとともに、国際法および自衛隊法に従って厳正な対領空侵犯措置を実施していきたい」と強調した。
 中国国防省の談話を受け、防衛省も11日に文書を発表し、空自機の緊急発進(スクランブル)は「国際法と自衛隊法に基づく厳格な手続きに従って行った」と説明。中国軍機に対して「近距離で妨害を行った事実はなく、妨害弾を発射し中国軍機と人員を脅かした事実も一切ない」などと反論した。」
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 2017年1月21日 産経ニュース「空自の緊急発進、883回 昨年4〜12月、過去最多 7割中国機、年千回突破か
 航空自衛隊のU125飛行点検機。サイテーションとともに運用される(空自提供)
 防衛省は20日、領空侵犯の恐れがある外国機に対し、航空自衛隊の戦闘機が昨年4〜12月に緊急発進(スクランブル)した回数が883回となり、この時期として過去最多を更新したと発表した。中国機が約73%を占めた。このペースで推移すれば、2016年度全体ではこれまで最多だった944回を超えるのは確実で、初めて千回を超える可能性が高い。
 中国機が大幅に増えて644回となり、年度ベースで過去最多だった15年度の571回を既に上回った。昨年12月には中国初の空母「遼寧」やフリゲート艦が沖縄本島−宮古島間を通過。この際、フリゲート艦から発艦した哨戒ヘリコプターが宮古島の周りの領海から約10キロまで接近し、空自がスクランブルするなど緊張が高まっている。
 中国機に次いで多かったのはロシア機の231回。ほかに台湾機が6回、その他が2回。中国は戦闘機、ロシアは情報収集機が多かった。」
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2017-02-25

⚐113」─9─中国海軍艦艇が鹿児島県・口永良部島周辺の領海に侵入した。自衛隊・日米安保・戦争法案に反対する日本共産党。2016年〜No.530@      

旧題名・「ユダヤ民族と日本民族は同族か? 天皇の祖先はユダヤ人か?」
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 二つのブログを、五つに分けて建設する。
 プロフィールに、五つのブログを立ち上げる。 ↗
   ・   ・   ・   
 日本国憲法第九条において、自衛隊は違憲であり、如何なる戦闘行為も禁止されている。
 日本国憲法は、中国共産党政府・ロシア・北朝鮮そして韓国など周辺諸国を信用して行動し、国家の国益と領土・領海・領空の国土と国民の生命財産を守るという安全保障を縛っている。
   ・   ・   ・
 国連憲章敵国条項の権利を有する国連常任理事国・中国共産党政府。
 国連加盟国で、中国共産党政府の対日軍事威嚇行動を非難できる国はない。
 中国共産党政府と、平和的に、冷静に、理を尽くし、話し合いの外交交渉で問題を解決する事はあまりない。
 重要なのは、日本の体面・名誉・国益・権利ではなく、中国の面子のみである。
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 2016年6月15日12:35 産経ニュース「【中国軍艦領海侵入】世耕弘成官房副長官「引き続き警戒監視活動に万全を期す」
 中国海軍のドンディアオ級情報収集艦(防衛省提供)
 世耕弘成官房副長官は15日午前の記者会見で、中国海軍艦艇が鹿児島県・口永良部島周辺の領海に侵入したことに対して「政府としては、引き続きわが国周辺海空域の警戒監視活動などに万全を期す」と強調した。また、在京中国大使館を通じて中国軍の活動全般に対する懸念を伝えたことも明らかにした。
 また、9日未明に中国海軍のフリゲート艦が尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の接続水域に侵入したこととの関連性については、「今回の中国艦艇がどういう目的で航行したかは、現時点では確たることを申し上げるのは控えたい」と述べるにとどめた。」
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 6月15日12:47 産経ニュース「中国軍艦が一時領海侵入 口永良部島周辺海域 海警行動は発令せず
 防衛省は15日、中国海軍の艦艇が鹿児島県の口永良部島周辺の領海に入ったと発表した。同海域の領海に中国艦が入るのは初めて。中国艦はすでに領海を出ている。自衛隊に対して海上警備行動は発令されていない。政府は警戒監視を強めて情報収集を進めるとともに、中国の意図の分析を急いでいる。
 防衛省によると、15日午前3時30分ごろ、中国海軍のドンディアオ級情報収集艦1隻が、口永良部島西方の領海を南東に進むのを海上自衛隊のP3C哨戒機が上空から確認した。同艦は約1時間半後の午前5時ごろ、鹿児島県の屋久島(鹿児島県)南方から領海を出た。海自は中国艦に「日本の領海に入っている」と無線で警告した。
 防衛省幹部は中国の狙いについて「10日から同海域で行っている日米印共同訓練『マラバール』に参加しているインド艦艇2隻を追尾した可能性もある」との見方を示している。
 政府は、今回の動きが国際法上認められる「無害通航」に当たるかどうかの分析などを急いでいる。中谷元防衛相は記者団に「非常に例が少ないことだ。今後も中国艦艇の動きに注目して警戒監視をしていきたい」と述べた。
 中国海軍の動きをめぐっては、今月9日にジャンカイI級フリゲート艦1隻が尖閣諸島の久場島北東の接続水域に入ったのを護衛艦「せとぎり」が確認されている。外務省が中国側に抗議していた。」
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 6月15日15:50 産経ニュース「【2016参院選】「自衛隊をいらないという人たちに日本を任せることができるのか」菅官房長官、共産党批判
 菅義偉官房長官は15日、宮崎県都城市内で講演し、7月10日投開票の参院選の争点を「経済と安全保障政策の2つだ」と述べ、勝利へ全力をあげる考えを示した。
 菅氏は、野党共闘が廃止を目指す安全保障関連法に関し「今年になり、北朝鮮は核実験を行い、弾頭ミサイルを発射した。また、熊本地震では自衛隊が大活躍した」と指摘した。その上で、民進党が共産党と候補者の1本化など共闘を進めているのを踏まえ、「共産党の綱領には日米同盟廃棄、自衛隊の解消がしっかり書かれている。自衛隊はいらないという人たちに日本を任せることができるのか」と述べた。
 一方、経済政策に関しては、菅氏は有効求人倍率が全都道府県で初めて1倍を超えるなど雇用環境の改善実績を示した上で、「野党はアベノミクスは失敗だ、失敗だと、全く数字を示さずに批判ばかりしている」と反論した。消費税率10%へ増税再延期については「個人消費が回復しないまま、(税率を)引き上げたらデフレに戻ってしまう」と増税先送りに理解を求めた。」

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 6月15日 19:49 産経ニュース「【中国軍艦領海侵入】「航行の自由」…中国国防省、開き直る 尖閣以外での対応探る?
 鹿児島県口永良部島沖の領海に侵入した中国海軍のドンディアオ級情報収集艦(今回撮影されたものではありません、防衛省提供)
 【北京=西見由章】中国海軍の情報収集艦による鹿児島県口永良部島の領海侵入について、中国国防省は15日に談話を発表し、「中国軍艦の領海通過は国連海洋法条約が規定する航行の自由の原則に適合する」と正当化した。9日の尖閣諸島(沖縄県石垣市)の接続水域入りに続く中国海軍の活発な動きについて、軍事専門家の間では「尖閣とそれ以外の海域での日本側の対応の違いを探るため」との見方も出ている。
 中国外務省の陸慷報道官は15日、「中国海軍の艦艇は最近、遠洋航海訓練を実施しており、現場の海峡を通過した」と言及。「この海峡は国際航行に使用され、各国の艦船には通行権があり、事前の通知や許可が必要ないことを日本側は十分承知している。メディアを通じて騒ぎ立てるのは何か意図があるのではないか」と開き直った。
 元駐中国防衛駐在官の小原凡司・東京財団研究員は今回の情報収集艦の動きについて「中国共産党中央ではなく、海軍レベルでの指示があったのでは」と推測。「尖閣諸島の接続水域に入ったことに対して日本側は強く抗議した。無害通航権を認めている別の海域の領海に中国軍艦が入った場合、どのように対応するかを確認しようとした」と分析している。」
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 6月15日21:11 産経ニュース「【中国軍艦領海侵入】“わがもの顔”で領海航行 常態化の恐れ、見送られた「警備行動」と「抗議」
 情報収集艦の領海侵入を受け、取材に応じる中谷防衛相=15日午前、防衛省
 日本政府は15日、中国海軍の情報収集艦による領海侵入に対し、「抗議」ではなく、「懸念」を伝達するにとどめた。軍事的な選択肢として自衛隊への「海上警備行動」の発令も想定される事態だったが、これも見送った。その理由は、国際的に認められる「無害通航」に該当する可能性があるからだ。だが、無害通航を盾に同様の事態を再び許せば、今後も中国軍艦が日本領海を“わが物顔”で通過することを常態化させる恐れがある。
 国際法上、領海内では他国の軍艦であっても、平和や秩序、安全を害さない限り、自由に航行できる無害通航が認められている。だが、情報収集艦は電波情報の収集を任務とし、今回の領海侵入は沖縄周辺海域で実施中の日米印海上共同訓練「マラバール」に参加していたインド海軍艦を追尾する形で行われた。つまり、日本領海で情報収集という「軍事的行為」を事実上、許したともいえる。
 中国海軍が9日未明に尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の接続水域にフリゲート艦を侵入させた際、外務省は中国側に抗議した。世耕弘成官房副長官は15日の記者会見で、今回の対応を懸念伝達で済ませたことについて「尖閣諸島を自分の領土という独自の主張をしている中での接続水域入域とは、対応に差があって然るべきだ」と説明した。
 だが、無害通航だからといって、事態を放置できない理由は他にもある。
 9日の接続水域侵入で中国海軍は、ロシア艦隊が尖閣諸島の久場島(くばじま)と大正島の間を通過するのに乗じてフリゲート艦を接近させた。海自幹部は「中国はこれを一つのパターンにしようとしている可能性がある。非常に狡猾(こうかつ)だ。こういった動きの常態化には注意が必要だ」と警鐘を鳴らす。
 九州南端から沖縄県与那国島まで連なる南西諸島は、ほぼ本州に匹敵する広大な範囲に点在する。中国海軍は太平洋に進出する際、自衛隊と米軍が共同で警戒する南西諸島の海域を通過する。中国から見れば、南西諸島は太平洋進出を阻害する「蓋」のように映る。
 今回の領海侵入のような事態を常態化することを許せば、この「蓋」が無力化する恐れがある。中国軍艦が鹿児島県口永良部島(くちのえらぶじま)や屋久島付近の海峡を通過するのは初めてで、中国が「穴」を開けようとした狙いも透ける。日本政府には厳然とした対応が求められる。」
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 6月15日21:12 産経ニュース「【中国軍艦領海侵入】毎月3回のペースで侵入 尖閣周辺領海では海警局3隻も
 鹿児島県口永良部島沖の領海に侵入した中国海軍のドンディアオ級情報収集艦(今回撮影されたものではありません、防衛省提供)
 中国は公船による領海侵入を頻繁に行ってきた経緯がある。15日は海軍情報収集艦に続いて、午後2時すぎ、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海に海警局の船3隻が相次いで侵入し、約1時間半後、領海外側の接続水域に出た。
 中国公船による領海侵入は、平成24年9月の尖閣諸島(沖縄県石垣市)の国有化を契機に激増した。公船に対応する海上保安庁によると、平成23年に尖閣周辺に領海侵入した公船は延べ2隻だったのに対し、24年は68隻、25年は180隻、26年は88隻、27年は95隻、28年は6月15日時点で48隻と推移している。海保関係者は「中国公船は現在でも毎月3回程度の頻度で領海侵入を繰り返している」と指摘する。
 27年12月には機関砲を搭載した中国公船による領海侵入も発生。質・量ともに中国による圧力の度合いは高まっている。」
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 6月16日 01:04 産経ニュース「【中国軍艦領海侵入】「ちょくちょく来る?」「尖閣と同じに」九州漁業者に不安
 宮崎県の日向市漁協所属のマグロ漁船。中国軍艦が侵入した海域で操業する船も多い(鹿児島大の佐々木貴文氏提供)
 中国海軍の艦艇が領海侵入をした15日、鹿児島、宮崎をはじめ、九州の漁業関係者の間に不安の声が広がった。軍艦が航行した鹿児島・屋久島周辺は、マグロの好漁場が広がる。緊張が高まれば、漁業活動にも支障が出る。
 「気持ちのよいものではない。(中国船が)ちょくちょく来るようであれば、影響を避けようと、東シナ海に出ていく船も増えるだろう。ただ、遠いので燃料代もかかってしまう」
 宮崎県日向市漁協の幹部はこう語り、ため息をついた。同漁協に所属する30隻のはえ縄漁船が、今回、中国軍艦が侵入した海域を漁場とする。中国軍艦と遭遇した漁船はなかったという。
 「国境の海」で活動する九州の漁業者は、国際情勢に翻弄される。
 日向市も含め、宮崎県漁連に所属する100隻ほどの遠洋漁業船団はかつて、尖閣諸島(沖縄県石垣市)海域で操業していた。だが、平成24年9月の尖閣諸島国有化の後、中国公船が尖閣周辺の接続水域や領海を航行する事案が頻発した。
 さらに25年4月、尖閣諸島領有権を主張する台湾との間に「日台民間漁業取り決め」が結ばれた。宮崎の船団が操業する海域で、台湾漁船の操業が事実上認められた。緊張の高まりで、警戒にあたる日本の艦艇の航行も活発になった。行き交う船が増えることで、結果的に、漁船のはえ縄が切れる事態も起きたという。
 宮崎の船団はこの海を避け、屋久島・種子島周辺でマグロはえ縄漁を営むようになった。その近くに今回、中国の軍艦が現れた。
 宮崎県漁連幹部は「もちろん、中国の領海侵犯は防いでもらいたい。中国による脅威が高まることで、尖閣周辺と同じように、はえ縄が切断されることも増えるだろう。漁業に支障がでかねない」と懸念する。
 尖閣周辺の漁業に詳しい鹿児島大水産学部の佐々木貴文助教(水産政策論)は「中国公船の脅威や台湾漁船との競合で、宮崎や長崎の漁船団は東シナ海から鹿児島沖に漁場を移した。こうした競合海域から離れた場所での今回の中国艦艇の侵入は、漁業者にとって、のどの奥深くにトゲが刺さったような不安を感じているだろう」と語った。
 防衛省によると、15日午前3時半ごろ、口(くちの)永(え)良(ら)部(ぶ)島西の領海を南東に進む中国海軍の情報収集艦1隻を、海上自衛隊の哨戒機が、確認した。軍艦は午前5時ごろ、屋久島南方海域から領海を出たという。
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 6月17日 読売新聞「国境離島特措法 領土保全へ人口減を抑制せよ
 国境の島々が無人になれば、安全保障上の懸念が高まる。領土・領海を守るには、離島の適切な管理が欠かせない。
 超党派の議員立法により、先の通常国会で有人国境離島地域保全特別措置法が成立した。国境に近く、住民がいる離島を保全するのが目的で、与野党のほぼ全員が賛成した。
 来年4月に施行される。その後、政府の総合海洋政策本部が国境離島保全の基本方針を策定する。
 日本の領海と排他的経済水域(EEZ)の合計は、世界6位の広大な面積を持つ。その基点となる国境離島の無人化を防ぐことは国益の確保に直結する。
 特措法は、国の努力義務として、国境離島への行政機関の設置や、必要に応じた土地の買い取りなどを定めている。長崎県の対馬で、自衛隊施設周辺の土地が韓国資本に買収された事例などを踏まえたものであり、妥当だ。
 対馬や、北海道の利尻・礼文島、島根県の壱岐諸島など、15の『特定有人国境離島地域』を指定し、フェリー・航空料金の引き下げ、雇用拡充などに組み込む。既に別の特措法がある沖縄県や奄美群島などは対象としていない。
 離島は、交通や物流のコストが高い。産業競争力の面でも不利だ。過去60年で日本の人口は約4割増えたが、離島の人口は5割以上も減少した。対策が急務だ。
 沖縄県の尖閣諸島は、戦前はカツオ節工場などがあった。最盛期には2,000人超の住民がいたが、事業撤退によって無人化した。
 国境離島がいったん無人化してしまえば、維持管理のコストが莫大になる典型例である。
 国境離島の保全・管理は、2013年に決定した国家安全保障戦略にも明記されている。
 中国海軍艦艇が尖閣諸島や北大東島の接続水域、鹿児島県沖の領海に入るケースが相次いでいる。離島振興策にとどまらず、安全保障の観点から国境離島を重点的に支援する意義は小さくない。
 無論、日本全体の人口が減り始めた中、生活環境の厳しい離島で地域が地域社会を維持するには一層の工夫が求められる。地元の実情や要望を踏まえて、支援策にメリハリをつけ、限られた財源を効果的に活用する必要がある。
 今回の特措法は、有人島が対象で、無人島は次の課題である。
 無人島の管理や警戒を怠れば、偽装漁民などに占領される『グレーゾーン事態』も排除できない。一部の無人島の国有化も含め、総合的な保全策を検討したい」
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 6月21日 産経ニュース「【参院選・党首討論会詳報(4)】共産・志位和夫委員長「自衛隊は憲法違反の組織だ」
 参院選公示を前に討論会に出席する、(左から)新党改革・荒井広幸代表、生活の党・小沢一郎共同代表、おおさか維新の会・片山 虎之助共同代表、公明党・山口那津男代表、自民党・安倍晋三総裁、民進党・岡田克也代表、日本共産党・志位和夫委員長、社民党・吉田忠智党首、日本のこころ・中山恭子代表=21日午後、東京・内幸町の日本記者クラブ(松本健吾撮影)
 社民党の吉田忠智党首「公明党の山口(那津男)代表に質問する。まず質問の前に山口代表、それから安倍(晋三)総裁からもお話があったけれども、32の1人区において野党が候補者を一本化したことを批判された。志位(和夫)委員長からお話があったように、基本政策をすり合わせて戦っているし、参院選は政権選択の選挙では基本的にない。そして野党が協力して選挙をするのは当然のことだから、その批判については当たらない、そのことを申し上げたいと思う。その上で、公明党さんは自民党さんとご苦労されて連立政権を維持されているのはよく分かる。やっぱり憲法の問題は基本中の基本だ。先週、ネット討論番組でも私は質問したが、最終的には国民が国民投票で決めることだ。しかし、その前に衆参で3分の2の議員で賛成し発議しなければならない。その前に当然、野党の中でも合意が必要だ。それが前提になると思う。したがって、やっぱり憲法観がこれほど異なる自民党と公明党は今後、憲法の問題が中心議題になったときに本当に連立政権としてやっていけるのか。そして自民党の改正草案についてもあわせてうかがいたいと思う」
 公明党の山口那津男代表「与党というのは政府、つまり行政府を運営するための政党の枠組みだ。だから自公政権はその意味で、政府がやるべき政策の優先順位を、協定をきちんと結んで、主要な政策は全てにわたって合意を結んでやっている。今の野党統一候補については、連立政権をつくると、目指すといいながら、どう政府の具体的な政策を実行していくか、今の政策をどう変えていくのか、その具体策がさっぱりみえない。だから無責任だと言っているわけだ。一方で憲法の問題は、政府の課題ではない。政府は憲法順守義務を負う閣僚によって構成されているから、憲法改正は国会にのみ発議権があるわけだ。だからこれは立法府の課題で、国会に所属する政党が、与党も野党もなく、それぞれが議論を深めて合意形成し発議にいたる。そういうことだから与党の責任ではない。自公ともに議論を深めること。これが課題だ」
 生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎代表「首相におうかがいする。首相はアベノミクスの実行によって景気は良くなり、国民生活は向上するというお話をし続けてこられたけれども、実質的には景気は一向に良くならない。また、国民の実質所得は減る一方だ。こういう中で、さらにまたアベノミクスのエンジン、アクセルを踏んで加速するという趣旨のお話をなさったけれども、アクセルを踏めば踏むほど格差は広がる、そして景気はいつまでたっても良くならない、国民の生活はよくならないという結果になってしまうのではないか。この点について首相のご見解をうかがう」
 安倍首相「実質賃金が減っていたのは、実は5年前から減っていた。民主党政権時代、消費税を引き上げていないのに実質賃金が減っていたのだ。われわれは政権を取ってアベノミクスを発動した。しかし消費税を3%引き上げたから、残念ながらしばらくはそれに追いつくことはできなかった。しかし直近で昨年後半から実質賃金は上がり始めた。消費税を引き上げているにも関わらず、直近で足もとでは3カ月連続で実質賃金が上がった。5年間の流れを、民主党政権時代から続いてきた5年間の流れを、私たちは変えることができたと思っている。そして国民の皆さんの社会に満足しているかどうかという内閣府の調査がある。民主党政権時代は「満足していない」という数字が「満足している」をずっと上回ってきた。わが党が政権を担当して逆転した。「満足している」が上回り、62%が満足している。これは実は過去最高の数字ということだ」
 日本のこころを大切にする党の中山恭子代表「(新党改革の)荒井(広幸)代表におうかがいする。私ども日本のこころを大切にする党も、荒井代表の新党改革も小さな党だ。そして野党にいる。こういった党のあり方、存在理由は私どもも考えるわけだけれども、日本のこころの政党としてはまず昨年の早い段階で消費税凍結を主張した。また、公共事業を全国津々浦々に行って経済の成長をもたらすように財政出動を主張した。さらに、荒井代表のところと共同して参院改革を行った。今回無事に選挙に入ることができる。安保法制についても協力した。こういった小さい党の役割について、荒井代表はどのようにお考えでいらっしゃるか」
 新党改革の荒井広幸代表「大きな政党だけでは多様化する国民の民意は吸収できない。そして利害調整もできないだろうと思う。やはり小さな声を拾って、その拾った声を集めて、そして政党間でコンセンサスを得るようにしていくことが重要だと思う。今、中山代表からもあったような、例えば皆さんご存じの自衛隊を海外に派遣する場合には国会の事前承認を必要とするというルール化を、小さな政党がこれを提案し、そして公明党さんも自民党さんも寛容さでもって受け入れていただいた。これはそもそも立憲主義だと思うが、そういうわれわれなりの役割はすごく大きいと思う。こうしたことを国民の皆さんにももっと理解していただきたい。そのように思う。決して大政党だけがいい政策ができるとはかぎらない」
 −−今度の質問者は荒井さんの番だ
 荒井氏「私は(共産党の)志位(和夫委員長)先生におたずねしたいと思う。自衛隊は認めないということを明言されている。その自衛隊を認めていないのに、どうして民進党さんと一緒になれるのか。それから、今のに関連させていただくと、私どもが自衛隊を海外に派遣する場合には衆参の事前承認がないと出せない。政府に対する歯止めだ。立憲主義の形だ。これは安倍首相も認めていただいているが、こういうこともムダだとお考えなのか、おたずねする」
 共産党の志位和夫委員長「私たちは自衛隊は憲法違反の組織だと考えている。ただ、この問題を解消するには将来の展望として、国民の合意で段階的に自衛隊の解消を図っていくことを提唱している。そして大事なことは、今問われているのは、自衛隊をなくすかどうかじゃない。自衛隊を海外の戦争に出していいかどうかだ。専守防衛の志を持った自衛官、あるいは被災地で頑張っている自衛官。これを殺し殺される戦場に投入していいのか。これが問われている。これはだめですよということで野党は結束しているわけだ。だからその立場から、安保法制を廃止し立憲主義を取り戻そうという大義のもとに結束している。それから国会承認のことを言われた。国会承認があればいいのか。やっぱりその時々の国会で与党は多数を持っている。私は国会承認があればもう結構だということでは、安保法制の危険を逃れることは決してできないと思っている」
 安倍首相「それでは山口代表におうかがいしたいと思う。かつて日本は高度経済成長以降も、成長時代も、モーレツ社員、残業時間の長さを競うような時代があった。私がサラリーマン時代もそうだった。生活を犠牲にしても(働く時代だった)。しかし今、働き方も多様になり、そしてやっぱり人生においてもっと人生を豊かにしたい、家庭も大切にしたい(と考える人が増え)、むしろそのほうが生産性が上がるといわれている。働き方改革は待ったなしなのだろうと思う。そういう中で働き過ぎもしっかりとなくしていく。また、われわれは非正規と正規の差を縮めていく。現在でも縮まっているが、同一労働同一賃金を実施していきたい。この世の中から『非正規』という言葉をなくしていきたいと思っている。この働き方改革について今後、自公で議論を深めていきたいと思っているが、この働き方改革について山口代表のご意見をうかがいたいと思う」
 山口氏「首相がおっしゃった通り、国民一人一人が活躍していくためには働き方改革が最大の課題といってもいいと思う。私自身も若い頃、長時間労働には大変苦しんだ。また、女性が家庭生活を両立できる働き方を求めることも当然だと思う。『非正規という言葉をなくしたい』」という首相の意気込みには大賛成だ。そうした中で、長時間労働の是正はもちろんだが、特に女性にとっては仕事と子育て、介護が両立する柔軟な働き方が求められると思う。また、同一労働同一賃金を実現するためには、非正規労働者の賃金水準を、現状で正社員の6割程度になっているわけだが、これを欧州並みの8割程度に引き上げていくことを目指していきたいと思う。また、安倍首相にお届けしたけれども、わが党の青年委員会が全国の若者の声、ボイスアクションで集めた中にも、日曜午前半休の促進などという働き方改革が大変関心を持たれていた。ともに実現していきたいと思う。
 民進党の岡田克也代表「安倍首相に聞く。6月1日の記者会見で安倍首相は、新たな経済対策の策定を明言された。自民党の選挙公約では総合的かつ大胆な経済政策と書いてあるだけだ。ぜひこの機会にその規模、中身、そして財源を明らかにしてもらいたいと思う。まさか公共事業や、あるいは3万円の、前回補正予算でやったようなバラマキではないでしょうね。きちんと中身を説明してください。そして、われわれはやはり社会保障の充実、すでに約束しているものをしっかりやることが経済対策だと考えている。先ほど山口さんは、25年保険料を払っていない人が多い、10年払っていれば年金は出ると、これも約束している充実策だが、これはやったほうがいいというお話があった。そのための予算は300億円程度だ。私はやはり同じ年金でも、低年金者に対する給付金、最高年額6万円だけども、これもやるべきだと。ただし、もちろん財源はかなりかかる。5600億円だ。しかし変な補正をやるよりは、こういうことをしっかりやって。今まで2回(消費税率の引き上げを)延長して待たせているわけですね、こういう人たちを。それをちゃんとやるべきだというふうに思うが、いかがか」
 安倍首相「今ばらまきという指摘があったが、2%引き上げ分の(社会保障の)充実を赤字国債で補填(ほてん)していくと言った民主党からはそう言われる筋合いは全くないということは申し上げておきたいと思うし、3万円の低年金者への給付については、これ(の財源)は赤字国債ではない。アベノミクスの果実だ。平成26年、(消費税率の)引き上げを延長したときの総選挙において、もしアベノミクスの果実を得ることができたら、そうした政策を行っていくことはお約束させていただいた。しかし、できることとできないことがある。そして予算の額など、大胆な対策について「予算の額を今言え」と言われても、税収の見積もりがない。税収の見積もりがない中で言うのは、私は不見識、無責任だろうと思うので、それは確定した段階でお示ししていきたい。その中で補正予算を編成していきたいと考えている。年金給付については先ほど山口代表のご質問にお答えした通りで、喫緊の課題だろうと考えている」
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 6月22日 産経ニュース「【参院選】菅官房長官「安保法廃止すれば日米関係が根底から崩れるのは明らか」 支持訴え
 菅義偉官房長官は22日午前、参院選の公示に合わせて都内で街頭演説し、北朝鮮が同日朝に新型の中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられるミサイル2発を発射したことを踏まえ、「昨年成立した安全保障関連法は戦争を抑止し、平和を維持するための法律だ」と訴えた。
 菅氏は「野党はこの法案を廃止することで1つになっている。こうした人たちにこの日本を任せることができない」と述べ、参院選で候補者の1本化などで共闘を進める民進党と共産党を牽制した。
 菅氏は、「今年になり北朝鮮は核実験を行い、今日も、2発もミサイルを発射した。こういう野放図な国家が日本の周辺にいる。こうした時、私たち政府の役割は国民の生命と平和な暮らしを守ることだ」と強調。「日本を取り巻く安全保障の環境は極めて厳しい状況だが、日米の強い同盟と自衛隊の大変な努力によって日本の安心安全はある」と呼びかけた。
 また、「もし、この法案を廃止するようなことになれば、日米関係が根底から崩れてしまうことは明らかだ。(参院選は)こうした大事な選挙だ」と語り、自公連立政権への支持を訴えた。」
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翼よ、よみがえれ!   中国空軍創設に協力した日本人兵士の物語

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中国的天空〈上〉―沈黙の航空戦史

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中国的天空〈下〉―沈黙の航空戦史

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2017-02-22

⚐113」─5・6・7・8─中国海軍軍艦が尖閣諸島の接続水域に侵入した。その時、日本の国会議員は?2016年No.526〜No.527〜No.528〜No.529@                

尖閣を奪え!  中国の海軍戦略をあばく

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旧題名・「ユダヤ民族と日本民族は同族か? 天皇の祖先はユダヤ人か?」
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 2016年6月9日02:50 産経ニュース「中国海軍艦艇が尖閣沖の接続水域に侵入 安倍首相は警戒監視を指示
 尖閣諸島の魚釣島=沖縄県石垣市
 【産経新聞号外】尖閣に中国軍艦[PDF]
 9日午前0時50分ごろ、尖閣諸島(沖縄県石垣市)久場島の北東の接続水域に中国海軍艦艇が入った。艦艇が領海のすぐ外側にある接続水域に入域するのは初めて。これを受け、安倍晋三首相は関係省庁に対し、不測の事態に備えて米国など関係国と緊密に連携し、警戒監視に全力を尽くすよう指示した。
 防衛省によると、入域したのは中国海軍ジャンカイI級フリゲート(排水量約4000トン)1隻。海上自衛隊の護衛艦が確認した。午前3時現在も水域内にいるもようだ。
 政府は官邸危機管理センターに「中国海軍艦艇の動向に関する情報連絡室」を設置し、情報収集を進めている。中谷元防衛相も省内に(1)不測の事態に備えて情報収集・警戒監視に万全を期す(2)関係省庁と米国などと緊密に連携する−ことを指示した。」
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 6月9日06:57 産経ニュース「【尖閣接続水域侵入】ロシア軍艦艇も尖閣諸島沖の接続水域を航行 中国海軍の動きとの関連を調査
 【産経新聞号外】尖閣に中国軍艦[PDF]
 防衛省は9日未明、尖閣諸島(沖縄県石垣市)久場島と大正島の間の接続水域をロシア軍の艦艇3隻が航行したことを明らかにした。両島沖の領海のすぐ外側にある接続水域では、中国海軍の艦艇が午前0時50分ごろから午前3時10分ごろまでの約2時間20分にわたって航行したことを確認している。
 防衛省は、両国の艦艇の動きが同じ時間帯の動きだったことから、関連や意図などを調べている。また、再び接続水域に近づくことがないか引き続き警戒と監視を続ける。」
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 6月9日08:01 産経ニュース【尖閣接続水域侵入】「中露で同時刻の侵入が特異だ」と防衛省幹部 日本政府、意図分析始める 中国大使は正当性主張
 日本政府は9日、中国とロシアの軍艦が沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域に入ったことについて、官邸に設置した情報連絡室を中心に、中露両国の意図や連携の可能性などについて分析を進めた。防衛省は米軍と連携して中国海軍艦の動向を追跡し、警戒を強めている。
 接続水域の航行は国際法上問題がない。尖閣周辺の接続水域ではこれまで、中国海警局の船が相次いで航行してきたが、中国海軍艦を確認したのは初めて。外務省が中国側に抗議した。ロシア軍艦は過去に尖閣諸島周辺の接続水域を航行したこともある。
 防衛省は今回の両国海軍の動きの関連を調べている。防衛省幹部は「中国は尖閣諸島の領有権を主張している。ロシア海軍と同時刻に接続水域に入っていることは特異だ。警戒監視を続け、意図の分析を急ぐ」としている。
 外務省の斎木昭隆事務次官は9日午前2時ごろ、中国の程永華駐日大使を外務省に呼び、重大な懸念を表明し抗議。直ちに出域するよう要求した。日中関係筋によると、程氏は中国軍艦の接続水域入りの正当性を主張し反論した。
 これに先立ち午前1時15分ごろには外務省の石兼公博アジア大洋州局長が劉少賓駐日中国大使館公使に同様に抗議した。
 外務省幹部は「中露の意図は拙速に判断はできない。引き続き警戒している」と述べた。」
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 6月9日10:30 産経ニュース「【尖閣接続水域侵入】米政府、中国、ロシアの日米同盟への揺さぶりと受け止め
 【ワシントン=青木伸行】米政府は中国、ロシア海軍の艦船が尖閣諸島周辺の接続水域に一時入った事態について、日本と日米同盟への牽制(けんせい)と受け止め、自衛隊と緊密に連携し警戒監視活動に当たっている。
 米政府は「状況について報告を受けており、日本政府と連絡を取っている」(国務省東アジア・太平洋局)と強調している。
 東シナ海では、公海上空を飛行していた米軍の電子偵察機が、中国の戦闘機による異常接近を受けたばかりで、一連の事態の関連性や、中露海軍が“連携”したのか分析を急いでいる。
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 6月9日13:43 産経ニュース「【尖閣接続水域侵入】中国国防省が見解発表 「他国がとやかくいう権利なし」と批判一蹴
 【北京=西見由章】中国の軍艦が沖縄県・尖閣諸島周辺の接続水域に入ったことについて、中国国防省報道局は9日、「釣魚島(尖閣諸島の中国側名称)と付属島嶼は中国固有の領土だ。中国の軍艦が自国の管轄海域を航行することは合法であり、他国がとやかくいう権利はない」との見解を発表した。
 「海洋強国」を掲げる習近平政権は2013年11月、尖閣諸島を含む東シナ海上空に防空識別圏を一方的に設定。軍艦の接続水域入りは、海警局公船による領海侵入から一歩進んだ強硬な措置で、日本の実効支配に対抗し海洋進出の既成事実を積み重ねる狙いがあるとみられる。
 7日まで北京で開かれた「米中戦略・経済対話」で中国側は南シナ海をめぐり、領土主権などの「核心的利益」については一切譲歩しない姿勢を見せていた。」
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 6月9日 20:46 産経ニュース「【尖閣接続水域侵入】中国「固有の領土」と主張 その狙いは?
 尖閣諸島の魚釣島=沖縄県石垣市
 【北京=矢板明夫】中国国防省は9日、中国軍艦が尖閣諸島(沖縄県石垣市)沖の接続水域に入ったことについて、「関連する報道を注視している」とした上で、「釣魚島(尖閣諸島の中国名)は中国固有の領土であり、中国の軍艦が自国の管轄海域を航行するのは合理的かつ合法であり、他の国がとやかく言う権利はない」とのコメントを発表した。
 今回の接続水域入りについて、北京の専門家の間でも「軍上層部の指示を受けた軍事行動」という見方から「現場の判断で入ったはず」まで分かれており、真相は定かではない。
 ある国際問題専門家は「日本が主導した伊勢志摩サミットで、中国が触れてほしくない南シナ海問題について議論され、中国への“警告”が首脳声明に盛り込まれたことに中国の指導部は不快感を覚えている」と指摘し、「近年、良好な関係にあるロシアの軍艦と一緒に接続水域に入り、これ以上『南シナ海問題に口を出すな』と日本に警告する意味があったのでは」との見方を示した。
 一方、海軍に詳しい軍事ジャーナリストは、国防省が「報道を注視している」とコメントしていることから、「国防省が承知した計画的な軍事行動ではない」と分析し、「現場の判断のはずだ」と主張。毎年のようにロシアと合同軍事演習を実施している中国は、誤って日米と軍事衝突に発展することを避けるため「黙って合同演習を行うはずがない」と語った。
 また、南シナ海問題が国際社会の焦点となり、中国海軍の三大艦隊のうち、南シナ海をにらむ南海艦隊ばかりが近年、注目されるようになった。尖閣諸島など東シナ海方面を担当する東海艦隊が存在感を示すために、勝手に挑発的な行動をとった可能性を指摘する声もあった。」
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 6月9日20:52 産経ニュース「【尖閣接続水域侵入】ロシア、北方領土交渉のハードル高める 中国との「反日」連携示唆で恫喝
 東シナ海上空から臨む尖閣諸島。手前から南小島、北小島、魚釣島(鈴木健児撮影)
 【モスクワ=遠藤良介】ロシアが海軍艦艇を中国艦と同時間帯に尖閣接続水域で航行させた背景には、中国との対日連携の構えを見せ、北方領土交渉のハードルを高めておく狙いがあったと考えられる。ロシアは従来、尖閣諸島に絡む問題は「日中両国で解決するべきだ」と距離を置く見解を示してきた。日本の安倍政権がロシアとの平和条約締結に意欲を見せる中、ロシアは恫喝(どうかつ)的行動で北方領土問題をめぐる日本の「譲歩」を迫っている構図だ。
 安倍晋三首相は5月、プーチン露大統領と会談し、北方領土交渉を「新たなアプローチ」で進めるとしたほか、8項目の経済協力案を示した。今回の問題は、経団連の日本ロシア経済委員会代表団が6月8日から訪露して経済案件を協議し、月内に日露外務次官級協議が予定されている状況で発生した。露政府からの公式反応は出ていない。
 プーチン政権はウクライナ介入で欧米から制裁を科されており、中国などアジア諸国に経済関係の重心を移す「東方重視戦略」も成果に乏しい。日本の提案した「経済協力」は政権にとって願ったりかなったりだ。その半面、国内情勢からも、プーチン政権が領土問題で日本に「弱腰」を見せられる状況にはない。
 中露両国は2010年以降の首脳会談で、第2次大戦に関する対日史観を共有し、主権や領土保全など「核心的利益」にかかわる問題で協力することを確認してきた。ロシアは、領土絡みで中韓露の3国が“対日共闘”するのを日本が警戒していることを見越し、尖閣をめぐる中国との連携姿勢をちらつかせている。
 プーチン政権は北方領土の国後、択捉両島で大規模な軍事インフラ整備を進めており、千島列島のマトゥア島(松輪島)でも海軍基地の建設を準備している。」
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 6月9日21:39 産経ニュース「【尖閣接続水域侵入】国有化後、中国公船の侵入常態化 海保は対策強化
 沖縄県・尖閣諸島。手前から南小島、北小島、魚釣島=2012年9月
 平成24年9月の尖閣諸島国有化後、中国公船による領海・接続水域への侵入が常態化している。今年は9日午前8時までに、領海では延べ15日間で45隻、接続水域では延べ99日間で317隻が侵入している。海上保安庁の巡視船は領海に侵入した中国公船に引き返すよう警告するが、中国公船が逆に「ここは中国の領海だ」と警告し返す“イタチごっこ”が続いている。
 日本固有の領土である尖閣諸島周辺海域をめぐっては、1970年代に海底地下資源が存在する可能性が指摘されて以後、中国が領有権を強く主張するようになった。中国漁船が頻繁に出没し始め、平成22年9月には違法操業していた中国漁船が巡視船に衝突、海上保安庁は中国人船長を公務執行妨害容疑で逮捕(起訴猶予)。同年11月、当時の海上保安官が衝突の様子を動画サイトで公開する事態も発生した。
 国有化後は中国公船が日本の領海や接続水域に頻繁に侵入。さらに中国は大型公船の増強計画を進めており、昨年末からは機関砲を搭載した中国公船が領海に侵入するなど、尖閣諸島周辺海域の即応態勢を強化する必要性が高まっている。
 第11管区海上保安本部では24年度から、大型巡視船12隻相当、ヘリ搭載型巡視船2隻からなる「尖閣警備専従部隊」の整備計画を進め、今年2月に終了した。石垣海上保安部(沖縄県石垣市)などに係留され、606人態勢で警備に当たっている。
  ◇   
 沖縄県在住の恵隆之介・拓殖大日本文化研究所客員教授(安全保障)の話
 「女性殺害事件が起き、沖縄では米軍基地撤廃を求める声が大きくなっている。中ロにとって日米同盟に亀裂を入れる絶好の機会で、両国が示し合わせた可能性も十分ある。特に中国は海軍のフリゲート艦を改造した船を派遣するなど段階的に尖閣周辺に進出してきていた。このまま放置すれば、領海侵入や尖閣諸島への上陸もあり得るだろう。沖縄に米軍基地があることで極東の安定が保たれていることを、沖縄県民をはじめ日本人はもっと意識すべきだ」」
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 6月10日12:21 産経ニュース「【野口裕之の軍事情勢・番外編】尖閣接続水域に脅威増した軍艦 中国の「領海法」“強制順守”を突き付けた
 接続水域に侵入した中国艦艇と同型のジャンカイI級フリゲート艦(防衛省提供)
 中国海軍艦が初めて尖閣諸島(沖縄県石垣市)の接続水域に入った。尖閣を《中国領》と定めた1992年の《領海及び接続水域法》を、わが国はじめ国際社会に“強制順守”させる挙に出始めた危険な予兆が透ける。最初に接続水域に入ったのはロシア海軍艦で、水域を離れたロシア艦を見届けるかのごとく中国艦が出た。このため防衛・外務両省内には、中国が「領海に近づくな」と日露を威嚇し、国際社会に「主権宣言」しているとの分析も浮上している。(野口裕之)
   □   
 尖閣海域ではこれまでにも、海軍艦を改装し、火力を制限した中国の武装巡視船が出没してはいた。しかし、火力の威力・射程や艦の抗堪性が比較にならぬほど優れ、大使館のように外交特権を有する軍艦の脅威度・存在感は、東シナ海の安全保障上の均衡を塗り替える巨大な力を秘める。
 今回、海上保安庁の巡視船が領海内にとどまり、海自艦で牽制(けんせい)した「戦法」は軍事的合理性にかなう。だが、自国軍艦の尖閣派遣の口実に向け、中国巡視船に海自艦が対処に出て来るよう挑発を続けてきた経緯に照らせば、今回、中国は口実さえ必要としない「戦法」にかじを切ったとみることもできる。
 一方、侵入した《江凱(ジャンカイ)I級フリゲート艦》には、フランスの軍事技術が散見され、欧州の対中警戒感の希薄性を改めて浮き彫りした。
 確かに89年の天安門事件後、欧州連合(EU)は対中武器禁輸を建前にしてきた。ただ、対象の解釈は各国に委ねられ、フランスなどは殺傷兵器に限定し、ステルス構造やレーダー、機関などはお構いなしだ。殺傷兵器はコピーされてもいる。その一方で、フランスは南シナ海における中国の人工島軍事基地に反発し、哨戒活動に手を挙げている。
 実のところ、江凱I級は海自と浅からぬ因縁を持つ。平成25年、海自哨戒ヘリに対する火器管制レーダー(FCR)照射は江凱I級の仕業との分析もあり、今回江凱I級が「その気」になれば法に縛られる海自側に、惨事が起きていた可能性も否定できない。
 産経ニュース「【野口裕之の軍事情勢・番外編】尖閣接続水域に脅威増した軍艦 中国の「領海法」“強制順守”を突き付けた
 接続水域に侵入した中国艦艇と同型のジャンカイI級フリゲート艦(防衛省提供)
 国際法上は、中国艦がFCRのロックオンを解除しなければ、射程内でのミサイル用FCR照射なら反撃開始、艦砲用なら砲塔が指向された時点で攻撃できる。だが、筆者が専門家と実施したシミュレーションでは、かくなる「戦況」に陥ってなお、日本政府は武器使用を許可する防衛出動は命じない。
 安全保障関連法施行で「自衛官が死ぬ」と強調する野党議員は、「自衛官を見殺しにする」現状を直視すべきだろう。
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 【用語解説】フリゲート艦
 軍艦の種類の一つ。一般に、高い打撃力を持つ「駆逐艦」よりも一回り小さい艦艇を指す。魚雷や艦対空誘導弾など一通りの装備を搭載し、戦闘や警戒監視など幅広い任務を担う。今回、接続水域に侵入した中国のフリゲート艦は排水量約4千トンで、乗員は約190人。海上自衛隊では同クラスの艦艇を「護衛艦」と称し、フリゲート艦という呼称は使用していない。
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 6月10日18:41 産経ニュース「【尖閣接続水域侵入】中国国営テレビ「中露海軍の連携」アピール 根拠は示さず 日本抗議は「泥棒が他人を泥棒呼ばわり」
 東シナ海上空から臨む尖閣諸島。手前から南小島、北小島、魚釣島(鈴木健児撮影)
 【北京=西見由章】中国海軍の軍艦が尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の接続水域に入り日本政府が厳重抗議したことについて、中国国営中央テレビ(CCTV)の電子版は10日までに、中露海軍の連携と「日本の孤立」をアピールする評論を発表した。ただ、両国軍艦が協力して接続水域に入ったとする根拠は一切示していない。
 評論は、日本側が9日未明に事態を受けて官邸危機管理センターに「情報連絡室」を設置し、程永華駐日中国大使を外務省に呼びつけ抗議したことについて「焦りと敏感さが見受けられる」と分析。さらに「日本は中露軍艦の『共同行動』を認めようとしないが、これは自らを欺く行為だ。孤立局面に陥ったことを正視できなくなっている」と主張した。
 日本の「孤立」の原因として、南シナ海問題への介入やクリミア併合をめぐる対露制裁などを挙げ、「対話を強調しながら二面性ある外交姿勢のために日本は(両国との関係改善という)絶好の機会を失った」と結論付けている。
 またCCTVは9日、中国軍艦の接続水域入りについて李国強・中国社会科学院中国辺境研究所副所長の解説を放映。李氏は「日本は中国固有の領土である釣魚島(尖閣諸島の中国側名称)周辺海域での海上保安庁や海上自衛隊による不法行為を棚に上げ、中国側の正常な航行をとやかく言っている。これは泥棒が他人を泥棒呼ばわりする行為だ」と非難した。」
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 6月11日 18:32 産経ニュース「【編集日誌】中国軍艦侵入にもだんまり…翁長沖縄県知事、発言なしですか
 中国海軍の艦艇が尖閣諸島周辺の接続水域に初めて侵入したことに、沖縄県石垣市の中山義隆市長は「非常に強い危機感を持っている」と述べました。尖閣を行政区域に抱える市政トップとして当然の反応でしょう。対照的に何もコメントしなかったのが翁長雄志知事でした。
 翁長氏は昨年5月の外国特派員協会での会見で「私も尖閣は日本固有の領土だと思っている」と明言しました。ならば即座にメッセージを発してもよかったはずです。共産党の志位和夫委員長も「軍艦侵入は軍事的緊張を高めるだけ」と批判したのですから。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設反対を訴える翁長氏として、中国の脅威を強調すると米軍基地の重要性を認めざるを得ないと懸念したのでしょうか。それとも翁長氏には危機感がないのでしょうか。(編集局次長兼政治部長 有元隆志)
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 6月12日 産経ニュース「中国船、尖閣周辺の接続水域を27日連続航行 「定例のパトロール中だ」
 沖縄県・尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域で12日、中国海警局の船3隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。中国当局の船が尖閣周辺で確認されたのは27日連続。
 第11管区海上保安本部(那覇)によると、3隻は海警2151、海警2337、機関砲のようなものを装備している海警31241。領海に近づかないよう巡視船が警告すると「中国の管轄海域で定例のパトロール中だ」と応答した。」
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中国の海上権力 海軍・商船隊・造船~その戦略と発展状況

中国の海上権力 海軍・商船隊・造船~その戦略と発展状況

2017-02-19

₩74」─3─第2回南京事件を証明する一次史料。週刊金曜日。〜No.338              

 旧題名・「ユダヤ民族と日本民族は同族か? 天皇の祖先はユダヤ人か?」
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 第2回南京事件での日本軍の虐殺行為を糾弾する事は、軍国日本の復讐権及び報復権を否定し、日本軍の武力を用いた現地での自国民保護を認めず、日本軍の正当防衛を犯罪と決めつける事である。
 虐殺事件は、日本人・日本軍ではなく、中国共産党・中国人・ファシスト中国(中国国民党)が先に行っていた犯罪である。
 国際司法機関は、後で起こした日本軍の一度の中国人虐殺を有罪とし、先に行った中国共産党・ファシスト中国(中国国民党)の度重なる日本人居留民虐殺を無罪とした。
 全ての日本人居留民虐殺事件を裏で煽っていたのは、中国共産党・共産主義者である。
 中国、漢族とは古代の孫子以来謀略・計略に長け、虐殺を繰り返す残忍な民族ではなく種族である。
 中国共産党に指示を与えていたのが、スターリン・ソ連・コミンテルン・共産主義者である。
 ロシアには、そうした風土が存在する。
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 2017年2月17日号 週刊金曜日「南京大虐殺
 懲りない『南京虐殺』否定派の常套手段  植松青児
 故意に無視される自説不利の一次史料
 1937年12月に、日本軍が中国・南京攻略時に引き起こした、無差別虐殺事件。これに対する否定派は、おしなべて事件を証明する一次史料を故意に無視するという、致命的欠陥を抱えている。
   *   
 『産経新聞』や『正論』で展開される南京事件否定派の手口は、“鏗佳Α蔽羚饋諭砲両攜世篁卜舛髻悗任辰曽紊押戮世犯歡蠅垢覘当時南京に滞在し、事件の存在を伝えた欧米人を『中国国民党が仕掛けたプロパガンダへの協力者』と見なして証言信憑性を否定する2坦佳Α米本軍)の証言や史料で虐殺等の存在を示すものについては『これは虐殺ではなく正当な殺害である』など解釈論で正当化する、などの特徴がある。
 さらに、て本軍側の証言や史料で虐殺等の存在を示すもののいくつかには反論すら用意せず、ひたすら『知らんふり』を決め込む、という特徴も挙げられる。このい海夙歡蠻匹痢悒▲レス腱』であり、この点を指摘されれば彼らの『歴史戦』は瞬時に混乱し、破綻をきたすはずだ。『産経新聞』や『正論』で繰り返し主張される南京事件否定論も、この『アキレス腱』を抱えている。
 それが典型的に表れたのが、2014年頃より展開された『産経』の『歴史戦』シリーズでの南京事件否定論だ。15年2月15日付1面トップ記事では、熊本の第6師団隷下の歩兵第47連隊に所属していた元・獣医務曹長の『城内はからっぽでした』『人がおらん以上、虐殺があるはずがなか』などの証言を前面に出して、南京事件否定論を展開した。
 しかしその第6師団は、1965年に元将官たちが編さん委員会を担って師団戦史を刊行しており(発行は熊本日日新聞)、そこでは以下のような記述を残しているのだ。
 『のみならず南京攻略戦では南京城西側・長江河岸間は敵の退路に当たり、敗兵と難民がごっちゃになって第6師団の目の前を壊走した。師団の歩砲兵は任務上当然追撃の銃砲弾を浴びせ、この一帯の沼沢は死屍で埋められたという。
 これは明らかに正規の戦闘行為によるものである。にもかかわらず中国側は虐殺として取り扱っている』(『熊本兵団戦史2 支那事変編』。熊本兵団戦史編さん員会編者)
 このように、同師団の戦史では、同師団は敗走する兵士のみならず、難民、すなわち民間人をも南京の『城外』で殺戮し、一帯の沼沢が埋まるほどの死屍が生じたことを記しているのだ。にもかかわず『産経』は、『城内』でそれを見なかったという元・獣医務曹長を前面に出して1面トップ記事を組んでしまったのだ。
 彼らのと『歴史戦』いうものはこのように実にお粗末きわまりない代物であるが、同師団戦史の記述が広く知られていない現在の日本社会では、残念ながらこのような稚拙な手口でも一定の効果をあげてしまっているのが現状だ。
 ハッタリの『実証主義』
 ちなみに同戦史の執筆者は、この殺戮の正当性を訴えている。しかし、これはやはり無理がある。侵略者が、侵略された側の敗兵と難民を追って一緒くたんに殺したら、客観的には『虐殺』と判断せざるをえまい。この執筆者も、もし熊本が地上戦でどこかの軍隊に侵略されて日本側の敗兵と難民が一緒くたに殺されたら、それを『虐殺』と断じたのではないだろうか。
 これに懲りず、16年には『別冊正論26「南京」斬り』が刊行された。この別冊の記事目次で目についたのは、否定派こそが実証的であり、理知的であるかのような自己演出だ。
 〈日中共鳴の「南京大虐殺」虚構史 進展する日本側の実証研究〉(月刊『正論』編集部)、〈「南京大虐殺」論争の最新焦点〉(藤岡信勝)、〈左傾マスコミはなぜ「虐殺」を創るのか 中国のいいなりで日本側記録検証せず〉(柿谷勲夫)等々。しかし上達したのは『実証主義』を装ったハッタリだけで、前述のい砲弔い討浪燭虔僂錣蠅ない。
 とりわけ、06年春に刊行された『現代歴史学と南京事件』(笠原十九司・古田祐編、柏書房)には、重要な日本軍史料や証言がいくつも提示され、文字通り『実証主義』的な議論がされているが、それらに言及し反論している記事は、この『正論』別冊にはなぜかまったく見られない。
 では、『現代歴史学と南京事件』で提示された史料の一例を紹介しよう。日本陸軍中枢で当時行なわれた会議では、南京の日本軍に関して次のような報告がなされた(同書13頁)。
 『軍紀風紀の現状は皇軍の一大汚点なり。強姦、掠奪たえず、現に厳重に取締りに努力しあるも部下の掌握不十分、未教育補充兵等に問題なおたえず』
 これは田中新一・陸軍省軍事課長が記録した『支那事変記録 其の4』(防衛研究所戦史部所蔵)の中の、1938年1月12日の陸軍省局長会議における阿南惟幾陸軍省人事局長の報告だ。阿南は38年初頭、日本軍の南京占領後の軍功査定と不軍紀問題の調査のため、南京に赴き現地軍を視察・聴取し帰国した。そして陸軍局長会議で『強姦、掠奪たえず』と報告したのだ。
 これを受けて、田中自身も以下の所見を記している。
 『陸軍内部における多年の積弊が支那事変を通じて如実に露呈せられたものとみるべく、……深刻さには改めて驚かされる次第なり』──。陸軍が蓄積させてきた悪弊が如実に露呈したようだ、と述べている。
 『掠奪、強姦多数あり』
 さらに、同書から引用する。
 『一つは、1938年6月に第11軍司令官として中国戦線に赴いた岡村寧次の記録である。1954年6月に厚生相引上援護局が作成したこの記録、『岡村寧次大将陣中感想緑』(靖国偕行文庫所蔵)には、38年7月13日のこととして、次のような記述がある。
 中支戦線到着後先遣の宮崎参謀、中支那派遣軍特務部長原田少将、杭州機関長萩原中佐等より聴取する所に依れば従来派遣軍第一線は給養困難をなして俘虜の多くは之を殺すの悪弊あり、南京攻略時に於て約4、5万に上る大殺戮、市民に対する掠奪、強姦多数ありしたことは事実なるか如し。 
 なお、この記録の表紙には、「一切転載並公表を禁ず」とのただし書きが付されている』(12頁)
 少し説明を加えよう。当時中将の岡村寧次は武漢戦の総司令官として南京戦の約半年後に中国に向かい、先に現地にいた宮崎周一や原田熊吉ら陸軍高官から、軍の状況を内部聴取した。……
 この証言で重要なのは、原田少将(当時)から聴取している点だ。彼は南京戦を戦った『中支那派遣軍』の特務部長でもあり、占領後の南京市内に入り宣撫工作を総括し、当時の南京の実情を知る立場だった。その原田からも聴取した結果が『約4、5万に上る大殺戮、市民に対する多数の掠奪、強姦があったことは事実のようだ』『給養困難を名目に俘虜の多くを殺す悪弊があった』というのは、加害者の内部証言としては非常に重い意味を持っている。
 『南京事件論争』という言葉がある。ここでも先ほどまで『南京事件否定論』という言葉を使ってきたが、しかし、否定『論』と名乗るなら、最低限ここで紹介した史料や証言には言及したうえで、有効な反論を試みるべきだ。その姿勢がまったく見られない以上、『産経』が展開しているのは『論』ではなく、南京事件否定のプロパガンダと言わざるをえまい。
 プロパガンダをしかける側が自らを『実証的』とうそぶき、相手を『プロパガンダ』と侮る。そうした倒錯がある程度受け入れられているのが、南京事件をめぐる日本社会の状況なのだ。
 ここで紹介した証言や史料は、一例に過ぎない。もちろん、加害側の証言や史料だけでは南京虐殺の全体像を知ることは難しく、また加害側は規模を過小に述べる傾向がある。しかし、『産経』など否定派にこれ以上好き勝手させないためにも、ここで紹介した証言や史料はきわめて有効であるはずだ」



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「南京事件」を調査せよ

「南京事件」を調査せよ

2017-02-17

✞36」─2─ソ連軍の戦争犯罪。ロシア人兵士と共産主義者。〜No.192No.193  ➑        

旧題名・「ユダヤ民族と日本民族は同族か? 天皇の祖先はユダヤ人か?」
   ・   ・   ・
 プロフィールに、6つのブログを立ち上げる。 ↗
   ・   ・   ・   
 ソ連軍は、降伏したドイツ軍兵士約355万人を捕虜として劣悪な居住環境の強制重労働収容所に収容した。
 栄養価の少ない粗末な食事を与え、奴隷的重労働を強要し、怪我や病気をしても適切な治療を施さず放置した。
 国際赤十字監視員や外国の訪問団が訪れれば、見学用の模範的捕虜収容所を見せて誤魔化した。 
 ソ連軍による捕虜虐待で、約110万人が帰国できずに死亡した。
 ソ連軍支配地域では勝者の権利として民間人への戦争犯罪が容認され、ドイツ人やイタリア人だけではなくポーランド人やバルト3ヵ国の国民など200万人以上が惨殺された。
 ロシア人兵士達は、若い女性を拉致し、不衛生な施設に長期間監禁してレイプして飽きたら殺害し、又新しい若い女性を誘拐した。
 抵抗する女性や女性を助けようとする家族・隣人は、その場で射殺するか、逮捕して非人道的拷問を加えて殺害した。
 ソ連軍・共産主義者による占領地での慰安婦狩りは、日本軍・朝鮮総督の従軍慰安婦募集とはつがって非人道的犯罪であった。
 朝鮮とは違い、連行される若い女性を助ける為に数万人の家族や友人・隣人らは抵抗して殺害されていた。
 ソ連軍・共産主義者の占領地は、ドイツ軍・ファシストの占領地に比べて阿鼻叫喚の地獄であった。
 その違いは、共産主義者はインターナショナルと反宗教無神論で、ファシストはキリスト教会との関係を重視していたからである。
 ソ連軍・共産主義者が起こした戦争犯罪の被害者数は不明である。
 戦争犯罪を行ったドイツ人やファシストは、ニュルンベルク国際軍事裁判などの各国に於ける裁判で死刑を含む重刑判決を受けた。
 戦争犯罪を行ったロシア人や共産主義者は、戦勝国の特権として免責され、戦勝国の一員としてニュルンベルク国際軍事裁判や東京裁判=極東国際軍事裁判の判事席に座った。

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2017-02-16

⚐113」─4・3─中国共産党は、日本領土南鳥島南方海底の「レアアース泥」を強奪する為に第二列島線を画定して海軍を増強しつつある。2016年No.523No.524 No.525 @          

離島に行こう〜日本の島の原風景・歴史・文化を辿る〜 [DVD]

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 旧題名・「ユダヤ民族と日本民族は同族か? 天皇の祖先はユダヤ人か?」
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 プロフィールに、6つのブログを立ち上げる。 ↗
   ・   ・   ・   
 2016年2月9日 産経ニュース「海底5500メートルに希少金属 南鳥島沖合で確認
小笠原諸島・南鳥島沖合の海底5500メートルで確認されたコバルトリッチクラスト(海洋研究開発機構提供)
 海洋研究開発機構と高知大は9日、レアメタル(希少金属)資源が含まれる海底の岩石「コバルトリッチクラスト」が小笠原諸島・南鳥島沖合の、海底5500メートルに広く分布しているのを確認したと発表した。
 従来の調査より約2千メートル深い海底で初めて確認され、日本近海で推定される資源量が大幅に増える見込みだという。
 コバルトリッチクラストは、鉄やマンガンの酸化物を主成分とする海水起源の堆積岩で、コバルト、ニッケル、白金などのレアメタルも含む。小笠原諸島から沖縄にかけ広く分布しているとされる。
 1月に海洋機構が無人探査機「かいこう」で行った調査では、南鳥島の沖合約200キロにある海山の斜面で、コバルトリッチクラストが広がっているのを確認。幅30〜40センチ、厚さ3〜8センチの岩石を採取した。
 今後、岩石の組成や形成される仕組みなどを詳しく調べる方針。」
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 3月30日 産経ニュース「【海底資源「夢の泥」はいま(1)】脱・資源貧国、日本の切り札「レアアース泥」に中国の触手 南鳥島南方で探査契約
 「研究者はどうやって生活しているんですか」。2月上旬、さいたま市で開催された中学生対象の講演会。無邪気な中学生の質問と、壇上の男性との掛け合いに会場は笑いに包まれた。壇上の男性は東京大学大学院工学系研究科エネルギー・資源フロンティアセンター教授の加藤泰浩(54)。
 加藤はハイテク素材に欠かせないレアアース泥(でい)を約5年前、太平洋のタヒチ沖やハワイ沖の海底で世界で初めて発見した。翌年の平成24年には日本の排他的経済水域(EEZ)である南鳥島(東京都小笠原村)沖でも見つけたことを公表した。海底の鉱物資源を見つけた日本人は加藤が初めてだった。
 南鳥島は、東京の南東約1860キロに浮かぶ最東端の国境。加藤の発見は一辺2キロの正三角形状の同島のEEZで、日本が自由に海底開発できることを意味する。南鳥島沖で発見されたレアアース泥は中国の陸上レアアースの20〜30倍の濃度。現在の日本のレアアースの消費量(約1・4万トン)の200年分以上が眠っているという。日本が海底レアアース開発のトップランナーとなり、「資源貧国」を脱する足がかりとなる可能性を秘めているのだ。
 しかし、中国がその行く手を阻むかもしれない。「日本より先に中国がレアアース泥を開発する可能性が出てきました」。加藤は講演会でこう危機感をあらわにした。
 22年9月7日の沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりしてきた事件。日本でレアアースという用語が有名になったのはこの事件がきっかけだった。日本の司法当局が漁船の船長の勾留延長を決めると、中国は自国の陸上で生産されるレアアースの対日禁輸という外交カードを切った。中国は当時、世界のレアアース需要の97%を供給していた。価格は急騰し、日本は中国に翻弄された。
 このとき東大准教授だった加藤はすでに、東大の研究所にあった試料から太平洋沖の水深4千メートル以上で採取された泥にレアアースが高濃度で含まれることをつかんでいた。研究室の学生ら9人と、数年かけて集めた2千を超える泥を分析し、2カ月で論文にまとめた。「太平洋の深海泥にレアアース」。23年7月、論文は世界的科学誌「ネイチャージオサイエンス」に掲載された。加藤がこの発見の公表を急いだのは、レアアース価格をコントロールしていた中国を押さえ込みたい一心からだった。
 不穏な動きがある。
 中国は約2年前、南鳥島から南側延長線上にある550キロ四方の公海で、コバルトやプラチナを含む海底鉱物資源「コバルトリッチクラスト」を探査する契約を国際海底機構と締結した。これにより15年間の排他的権利を確保し、開発に向けた探査が可能になった。
 中国に定められた鉱区探査範囲最北の海山と南鳥島との距離は約820キロ。加藤は中国の思惑をこう推測する。「中国が獲得したコバルトリッチクラスト鉱区は、日本が獲得したクラスト鉱区よりクラストが分布する海山がはるかに少ない。中国の狙いはずばり、南鳥島南方の公海に分布するレアアース泥の探査だろう」
 中仏連携 不穏なシナリオ
 東大教授の加藤泰浩はさいたま市の講演会でもう一つ懸念を口にした。
 「中国はフランスの企業と組んで資源開発しようとしている。先にわれわれが開発したいと思ってます」
 加藤は平成26年11月から石油・天然ガス開発会社などが参加する「東大コンソーシアム」というチームを組んでレアアース泥の開発を目指している。
 中国にレアアース泥を揚げる技術はないが、世界でトップクラスといわれる仏の海洋開発会社と組むことはないか−。加藤の懸念は中仏連携のシナリオだ。
 中国主導のアジアインフラ投資銀行に仏が参加するなど、中仏は経済的に良好な間柄。レアアース泥が見つかったタヒチ沖の一部は仏の排他的経済水域(EEZ)で、自国の資源に関心がない国はない。
 加藤は2月、仏大使公邸に招かれ、来日中の国会議員らとレアアースについて意見交換した。加藤は中仏の協力は十分にありうる、との見方を深めた。
 「仏と中国の企業は一緒に海底資源開発に乗り出そうとしている」。国際的な海洋動向に詳しいある研究者もこう指摘する。
 この研究者によれば、パプアニューギニアで計画されている海底熱水鉱床の揚鉱(ようこう)などに使われる船は中国が、機械は仏企業が造り、鉱石も中国企業が買い取る予定という。
 海底熱水鉱床は、海底の地中から熱水とともに噴出した鉱物が堆積してできた金や銀などを含む海底資源。日本では沖縄海域と伊豆・小笠原海域で発見されているが、沖縄海域では中国の海洋調査船が頻繁に出没しているという。しかし、経済産業省は隣国を刺激しないように公表に慎重だという。
 そしてこの研究者は中国の資源獲得に対する貪欲さを象徴するエピソードを明かす。「中国は私たちがすでに発見したところを、『わが国の調査船が沖縄トラフで発見した』とニュースで流した。学術論文として発表し、既成事実化するのは阻止できたが…」
 27年6月、中国の通信社、新華社はこんな見出しの記事を流した。
 《中国 インド洋で埋蔵量が豊富なレアアース鉱を初発見》
 実はこれも加藤がその2年前に国際学術誌に発表済みのもの。発見の手柄の既成事実化は、日本の領土である尖閣諸島を自国領と主張し続ける手法と同じだ。
 「南鳥島周辺のレアアース泥を開発する、という意志は見せておかないといけない。中国の海洋開発は日本を追い越すのが目標ですから」。こう警鐘を鳴らす研究者もいる。
 「東大コンソーシアム」は南鳥島沖から泥を引き揚げる実証試験を2年後には行いたいとしている。30・8億円と見込まれるコストが課題だが、いま日本にとって重要なのは中国に後れを取らないことだ。=敬称略
   ◇
 日本人が海底鉱物資源のレアアース泥を発見して約5年。当時、本紙は「夢の泥」として報じた。日本が「資源国」となる可能性を秘めた「夢の泥」のいまを追う。(編集委員 斎藤浩)
 【用語解説】レアアース泥
 レアアースはジスプロシウム(Dy)やネオジム(Nd)など17種類からなる元素の総称。「希土類」とも呼ばれる。東大の加藤泰浩教授はレアアースを豊富に含む海底泥をタヒチ沖や南鳥島沖で発見し、レアアース泥と名付けた。質量の重いものと軽いものがあり、Dyやテルビウム(Tb)など10種類は「重レアアース」と呼ばれ、陸上の鉱床では中国に集中。残るNdなどは「軽レアアース」に区分される。エアコン、スマートフォン、液晶テレビ、LED電球からインフルエンザ治療薬の合成触媒…。私たちの生活のあらゆる物に微量ながらレアアースは使われ、「産業のビタミン」と呼ばれる。
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 3月31道 産経ニュース「【海底資源「夢の泥」はいま(2)】小平の戦略・中国レアアース開発で荒れ果てた山に無数の酸溶液の池 住民は歯が抜け…陸上破壊進み海洋進出か
 中国・江西省の山間部のレアアース採掘現場 =平成25年6月(宮崎紀秀氏提供)
 中国のレアアース開発は、最高指導者だったトウ小平が約24年前に改革開放と経済成長を呼びかけた「南巡講話」で述べた言葉が原動力となってきた。
 「中東有石油、中国有稀土、一定把我国稀土的優勢発揮出来」
 「中東には石油があるが、中国にはレアアースがある。中国はレアアースで優位性を発揮できるだろう」という意味だ。
 中国はレアアースの偏在性を十二分に利用してきた。レアアース鉱床は米国や豪州などの陸上にも分布しているが、中国以外では鉱床に含まれるトリウムなどの放射性元素の処理という環境問題がネックとなって開発は難しい。
 レアアースのうち、ジスプロシウムやテルビウムなどの重レアアースは、日本が得意とする最先端のハイテク製品には欠かせないが、量も少なく、中国一国がほぼ独占。平成22年9月の尖閣諸島(沖縄県石垣市)沖の漁船衝突事件を機に、禁輸という強気な態度で日本を「レアアースショック」で揺さぶることができたのもこの偏在性が背景にある。
 しかし、ここにきて中国は自国の陸上レアアース資源の開発は限界だと気づき始めているとの見方も出ている。
 重レアアース鉱床は中国でも南部にしか存在しない。北京を中心に活動するジャーナリスト、宮崎紀秀(45)は3年ほど前、中国南部の江西省のレアアース鉱床を取材したことがある。
 江西省の小さな村に入った宮崎の視界に飛び込んできたのは、山肌に掘られていたいくつもの貯留池だった。土に酸をかけて分離したレアアースを回収し、池にはレアアースを抽出した酸溶液をためておく。「もう取り尽くしたという感じでしたね」。荒れ果てた山に無数の穴…。乱採掘を物語っていた。
 内モンゴル自治区を取材したときは、レアアース生産による環境破壊を目の当たりにした。
 同自治区の包頭(パオトウ)は「稀土大街」(レアアース大通り)や「稀土公園」(レアアース公園)がある、レアアースで栄えた都市だ。公園にはトウ小平の似顔入りで「中東有石油 中国有稀土」と揮毫(きごう)された石壁があった。
 包頭郊外の広さ10平方キロメートルの湖の向こうに見えるレアアース関連工場。工場が半世紀ほど廃水を垂れ流したためか、湖のかなりの面積は干上がり、荒涼とした地表が広がっていた。
 湖近郊の村を訪れると、住民の多くは歯が抜けていた。村では地下水を使って生活し、農作物や家畜を育ててきた。住民の話では、30年ほど前から作物は育たなくなり、家畜も歯が黒くなって餌を食べられなくなって死んだという。
 中国の陸上レアアース乱採掘や関連工場による環境破壊−。南鳥島(東京都小笠原村)沖でレアアース泥(でい)を発見した東大教授、加藤泰浩(54)はこう指摘する。「環境問題は持続可能な資源開発の最大の障害だ。中国の陸上レアアースは近い将来開発は難しくなるかもしれない」
 南鳥島沖を含めた太平洋の海底のレアアース泥には、陸上鉱床と違ってトリウムやウランがほとんど含まれず、採掘の際に出る放射性廃棄物の問題もないという。レアアースをめぐる環境問題に直面している中国にとって、海底のレアアース泥はかなり魅力的に映っているはずだ。
 陸上から海洋へ−。中国のレアアース戦略は転換期に差し掛かっているのかもしれない。=敬称略(編集委員 斎藤浩)」
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 4月2日 産経ニュース「【海底資源「夢の泥」はいま(4)】中国が仕掛ける「第4次レアアース攻撃」、再び
 中国の精製工場で出荷を待つ重レアアースのイットリウム酸化物 (小滝秀明氏提供)
 「第4次産業革命」が始まろうとしている。20世紀後半のコンピューターによる自動化の第3次に続くインターネットや人工知能による社会構造変革だ。
 日本は2020(平成32)年の東京五輪・パラリンピックまでに自動運転車の普及を目指している。立体映像を観戦会場に浮かび上がらせる技術やロボットによる外国人客の案内、不審者を素早く割り出すカメラなどの開発も進む。
 南鳥島(東京都小笠原村)沖でレアアース泥(でい)を発見した東大教授、加藤泰浩(54)は「どの分野でも基盤技術として強力なモーターやディスプレーの蛍光体は必要で、レアアースが欠かせない」と話す。
 一方でその頃、別の「第4次」が訪れるとの予測がある。レアアースをめぐる危機だ。危機は中国の戦略によって10年周期で繰り返されてきた。
  ×  ×
 「第4次レアアース危機は起きてもおかしくない」と懸念を示すのはレアメタル専門商社、マテリアル・トレイディング・カンパニー社長、小滝秀明(57)。
 平成22年9月の尖閣諸島(沖縄県石垣市)沖の中国漁船衝突事件を契機とした「第3次危機」。それを教訓に日本は中国に代わる生産地を探したが、ベトナム・ドンパオ鉱床やカザフスタンでは頓挫した。結局、日本はほとんどを中国に依存、中国のさじ加減一つでレアアース不足になる状況に変わりはない。
 では第4次危機はどのようにして起こるのか。
 世界最大の二酸化炭素排出国である中国は、環境対策として再生可能エネルギーの拡大を計画中。電源構成に占める割合を2020年に29%、30年に53%、50年に86%と順次引き上げていくシナリオを描く。自然エネルギーの促進で数値目標を達成したい考えだが、風力発電などのモーターに用いる強力磁石にレアアースは必要だ。
 小滝は中国のこの環境対策が第4次危機を引き起こす「口実」になると見る。
 中国は環境対策を理由にレアアースの生産量をひそかに絞った上で囲い込む。そしてレアアースを入手できなくなった日本企業に対し、レアアースを使う製品を生産する工場の中国移転を促し、その製品を日本に輸出する。そうすれば日本からの技術流出も期待できる上に、中国はただ単にレアアースだけを日本に輸出するよりも多くの利益を獲得できる−。これが小滝が想定する第4次危機に至るシナリオだ。
  ×  ×
 加藤は警鐘を鳴らす。「レアアースの供給に問題が生じれば2020年前後に期待される日本の技術革新が成り立たなくなる。中国以外の供給先がなかなか見つからないなか、何もせずに傍観していると日本は完全に後れを取る」
 世界の標識メーカーなどにレアアース添加の蓄光顔料を提供するネモト・ルミマテリアル社長の竹内信義(68)によると、40年前、電気自動車やハイブリッド車に欠かせないジスプロシウムは使い道がなく「ゴミ扱い」だった。それが今ではハイブリッド車の普及でレアアースの中で一番人気だ。
 竹内は訴える。「何十年後にどんな製品が出現するのか、だれも予測できないからこそレアアースが必要だ。資源のない国だからこそ、南鳥島にトライしてほしい。それには政治の役割が大きい」
 加藤によると、南鳥島沖のごく一部のレアアース泥を開発すれば、国内需要の240年分のジスプロシウムが見込めるという。
 資源確保戦略推進議連幹事長で前総務相、新藤義孝(58)は「(開発は)政府の成長戦略や自民党の公約に入っている。政治は決断しているが、血税を投下するなら、役所の検証は必要だ。政治は今できる最大限のスピードアップをさせる」と話す。
 南鳥島沖のレアアース泥の開発には水深という壁が立ちはだかる。政府が現在、開発を優先しているのは日本周辺海域の水深700〜1600メートルの海底熱水鉱床。これに対し、同島沖のレアアース泥の水深は5千メートル超と深い。だが、「夢の泥」の開発は国益のためにも、夢物語で終わらせてはならないフロンティアだ。日本の産官学政の英知が試されている。=敬称略、おわり(編集委員 斎藤浩)」




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