「お金持ちの経済学者なんて歴史上一人もいない。この事実こそが経済学が机上の空論の証拠である」 よくある批判です。現実には、「(私がもらった)8400万円なんて少しですよ」と問題発言をして炎上した竹中平蔵のように、お金持ちになった経済学者はいるので、上の批判は事実ではありません。ただし、竹中平蔵がお金持ちになったのは官民癒着によるもので、自身の経済理論で経済の動きを予想してお金持ちになったわけではないように、いまだ世界中の経済学者が「いつバブルが崩壊するのか」「そもそも今はバブルなのか」といった基本的な経済の動きすら正確に予想できていないのは事実です。 たとえば、「どれほど優秀な経済学者が難解な…