ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

TBS アクセス バトルトーク

 今夜は麻木久仁子二木啓孝プラス岩上安身、角谷浩一。「政権交代から半年。鳩山内閣の支持率は急落。この結果は妥当だと思いますか?」というテーマ。いつもこの番組は聴取者から電話を受ける。それがつまらん。新聞に書いてある話ばかりだからだ。今日もそんな話があったけれど、殆どたいした時間を費やさなかった。それが良かった。岩上は「今日は何いっても良いといわれた」といっていつもtwitterで発言している片鱗を出す。西松建設に検察から天下りしているという話には驚く。みかじめ料をとっているやくざのようなもんだとまでいった。単なる噂かもしれんけれど、これだけいっていたらこの番組が3月で終わるという噂もまったくの嘘じゃないかもしれない。なにしろ昼の「ストリーム」があんな具合につぶされた放送局だからね。

「真実を求める会」

 民主党の小沢の政治資金をめぐる事件で検察審査会に審査を申し立てたというニュースが報じられている。どこも新聞テレビはこのいわゆる「市民団体」の名前をいわない。なぜだろう。いわない理由がどこかにあるはずだ。
 小沢の嫌疑不十分による不起訴が報じられてテレビ朝日でやめ検の大澤弁護士が、これを二回繰り返せば自動的に基礎になると珍しくいきり立った風情で繰り返していたことの訳がようやく分かったような気がする。

羽鳥書店まつり

 なぜか分からないのだけれど私がチェックしているブログには谷根千やらわぞめわめぞ*1やらの古本業界の方々のものが多くて(といったって自分で管理しているんだから好んでチェックしているわけだけれど)、昨日から始まった「羽鳥書店まつり」はどうしたって行かないわけにはいかないのだ。幸いなことに会場になっている駒込大観音光源寺は池袋-浅草間の都バス「草63」に乗って何度も見ているお寺だ。たびたび何かの芝居の会場になってテント小屋のようなものがおどろおどろしくも立ち上がっていたのを見たことがある。あぁ、あそこなら一発だ!とGoogle mapを点検することなく、バスに乗る。
 乗ってから気がついた。なんというバス停でボタンを押せば良いんだろう。まぁ、とにかく団子坂を上りあがるまではよい。しかし、次の千駄木一丁目で降りるのか、はたまたその次の駒込千駄木町で降りるのかが分からない。一丁目でないことは何しろ一番前に乗ったから分かった。じゃ、次は・・・と見ると駒込学園が見えて、通りに赤い「大観音通り」という旗がぶら下がっているのを発見!即座にボタンを押すが、それが「駒込千駄木町」の停留所のわずかに手前だった。運転手さんすんまへん。降りたのは私ひとりだ。
 マーキーがいくつか立っている。お客さんは丁度良いくらいだ。100円の箱と500円の箱という至ってわかりやすい。1000円の箱はなかったのか、私がハナから対象から外したかのいずれかである。100円の箱から見る。
 見付けたのは「思想の科学」である。合計13冊。一番古いものは1991年8月号。わずか112ページで薄っぺらである。とにかく字が小さい。90年代に入ってもこんな小さい活字でやっていたのか。これだけが第七次であとは全部第八次の「思想の科学」。しかもどれひとつとして連続しているものがない。月がとんでいる。あれ?あの頃の「思想の科学」は隔月刊だったのか、と思うくらいである。こりゃ小出しにしているな?昨日出ちゃってたのか、はたまた明日出すのか、日曜日か。私にバス代を使わそうという作戦に違いない。またこれでしばらくじっくりと引きこもることができるわけだけれど、明日も行かなくちゃなぁ。なにしろ勘定場にいた人たちの話を小耳に挟んだところではまだ50箱ばかり空いていないのがあるらしい。確かに建物の中を見るとまだまだ段ボール箱があった。
 これだけで終わりにしようと思ったのだけれど、100円箱から現代思想の2002年7月号(特集:戦争とメディア)と2003年9月号(特集:占領とは何か)。そしてユリイカ2005年1月号(特集:翻訳作法)を入手。どうやら羽鳥和芳氏は翻訳がらみの本も集めていたような節が見える。
 そう、こちらのご案内によるとここで売られているものは「羽鳥書店の社長、羽鳥和芳氏のおよそ20年分の蔵書」なんだそうで、一説に総数1万冊だそうだ。
 もう重たいので、このまま帰ろうと思ったのだけれど、ちょっと500円箱を覗くと、元民主党衆議院議員で秘書給与流用事件で実刑をくらった山本譲司の「累犯障害者」を発見。これは読んでおかなくてはならないなぁと思いながら文庫にならないかなぁと思っていたもの。実は昨年3月にもう新潮文庫になっていたらしい。もう一冊は加藤典洋の発言全3巻のうちの第2巻。「戦後を超える思考」である。10人との対談集である。

累犯障害者

累犯障害者

 境内に出ていた、羽鳥書店の新刊図書と「谷根千」が並べられている机に近づくとほのかに甘酒の匂いがしている。羽鳥書店の方が「これどうぞ」と下さったのが羽鳥書店のマークを練り込んだ金太郎飴である。思わず「こりゃ凄い!」と喜んだ。
 勘定場に持っていくとお兄さんが私が抱えているのを見て「わぁ、嬉しいなぁ」と仰る。「何が?」とお尋ねすると「いやぁ、僕は思想の科学が好きなんですよぉ」といわれた。そういわれて私も嬉しい。
 地下鉄の駅を聞いて歩き始めるとこの通りは本郷通りに至るまで全部右側奥はお寺さんである。梅が満開で美しい。
 南北線の「本駒込」から「渚のシャララ」と昨日Ottava con brioで聴いたオペラを求めて銀座に出ることにした。しかし、この駅にやってくる女子高校生がなんだかとんでもない格好をしているのはどうしてなんだろう。もう世の中どうにかなっちゃっているみたいだ。
 南北線に乗ったのは多分5-6年ぶりでしかもわずか二回目のことだ。だからわざわざ溜池山王までいき、銀座線に乗る。その間早速山本譲司を開く。下関駅全焼事件の放火犯、福田九右衛門は74歳。軽度の知的障がい者で成人して以降の54年間約50年間を刑務所で暮らしてきたのだという。約10回の犯罪を犯し、そのすべてが放火系。行くところがない。「火をつけたら刑務所に戻れるけん。」
 銀座山野で「渚でシャララはありますか?」とお尋ねすると「あ、今品切れで、明日入荷します」という。一昨日の初日に在庫がなくなったという話はご本人から聞いたけれど、まさか今日までないとは思わなかった。2階にあがってPietro MascagniのCavalleria Rustiganaを探す。とにかくメロディーが分かれば良いのでというつもりで買ったらやっぱり最悪の録音で、よく見たら古いものだった。
 さればとYAMAHAの仮店舗に行こうと1丁目を目指す。辿り着いたら引っ越し状態。なんだろうと思ったら8丁目の新店舗が完成したらしくて26日まで引っ越し休み。あれあれと諦めて地元に戻る。ちょっと頼りないけれどこの界隈ではあそこぐらいだからと頼りない堂に向かうと、なんとシャッターが降りている。とうとう「渚のシャララ」は明日以降に。
 ふと気がつくと妙に腹が減っている。考えてみたら昼飯を喰っていない。そう思うと急に我慢ができなくて、思わず立ち食い蕎麦屋に飛び込んでうどんを喰う。

*1:ご指摘深謝>mame00さん

この流れは絶つべき!

陸上自衛隊の王城寺原演習場(宮城県)で10日から始まった陸自と米陸軍との共同訓練の開始式で、陸自側の代表として訓示した陸自第44普通科連隊長の中沢剛・一等陸佐が「同盟関係は『信頼してくれ』などという言葉で維持されるものではない」と発言していたことが、防衛省への取材で分かった。(Asahi.com 2010年2月11日0時40分)

 看過できる話ではない。田母神以来のこの流れは確実に絶つべきである。それが民主国家である。これをもし、「言論の自由」として語られるのだとしたらそれは全く間違いである。

ネット同時放送

 大手ラジオ13社が足並みを揃えて今年の3月から地域限定ながらネット同時放送の実験放送を開始すると報じられている(こちら)。これは楽しみだ。何しろわが家ではもうAMはなかなか入らなくなってきている。これまで様々なアンテナを試してみたけれど、全く効果がなかった。挙げ句の果てにはチューナーがへたってきた(これは単なるハードの問題だけれど)。
 TBSのアクセスが時々同時放送をするが、音楽は途切れ、コマーシャルは途切れ、ラジオ番組としては大きな違和感がある。国内ではTBSがオンデマンドで流しているOttavaのcon brioは良く流しているけれどこれもオンデマンドである。これはコマーシャルが全くない。
 よく部屋で流しているのは概ね米国のネットラジオなんだけれど、大きなスポーツがあるとアメリカ中の可能性のあるラジオを探しまくって同時放送を掴む。これはなかなか難しくて、やはり著作権上の問題があるから米国内からのアクセスでないと繋がらないところだらけ。
 今日は徹底したカントリーの雰囲気だと思えば、どこかの街のカントリーFM局を適当に見繕えばその地域の大変にローカルなコマーシャルまで楽しむことができる。米国で大きな事件が起きた時はその地域のラジオ局のNEWS専門局を探せばずっとその話をレポートする。例えばVirginia Techでの銃乱射事件や2006年10月のアーミッシュの学校での事件の時などはかじりついていた。
 しかし、今回の実験放送でも携帯への配信は行われないのだそうだ。これが行われるようになるとその利用チャンスは確実に増大するだろう。ここをクリアーできないと本当の意味での開放にはならない。できることならどこにいても世界中のラジオ局が取れると良いのに、とは思う。尤も聞く自分の身体はひとつしかなくて、言語が理解できないけれど。

衆院予算委

 自民党・後藤田が枝野に対して「小沢」に対してどう思うかと質問する。「大臣になろうがなるまいが私はぶれません」と枝野は答える。自民党は自党の元代議士の何人もが検察に振り回されてきたけれどその都度その対象者を斬り捨ててきた。村岡兼蔵しかり、鈴木宗男しかり。
 仙谷がダボス会議に行くのになんで政府専用機なんか使うんだと追求したら、松野が「前政権の政府専用機の使い方について勉強してこれなら良いだろうと判断した」といわれちゃった。格好悪い。
 後藤田はもう少し賢明なのかと思っていただけにがっかりしたのと同時に、彼は父親から何も学ばなかったのだな、と分かった。
 自民党はいつまでも小沢、鳩山由紀夫の金の話だけを委員会で続けることで国民を民主党から離そうと必死だ。予算委員会としては全く機能していない。