ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ワグナーとヴェルディ

 今年はヴィルヘルム・リヒャルト・ワーグナー生誕200年ということで、どこもかしこもワーグナーに次ぐワーグナーだらけ。どこのオペラハウスのスケジュールを見てもワーグナー作品のオンパレードである。中でも『ニーベルングの指環』がかかると4夜連続になるわけで、大体シーズンはじめにほとんどの切符は売れちまうのだから、ちょいとその街に通りかかったから覗いて見ようかなんぞという不埒な考えはまったくもって許されやしない。
 その隙間を縫って、売れていない作品の切符を探すということでもしないとちょっとやそっとじゃ手に入らない。
 そしてまたジュゼッペ・ヴェルディも同年の生まれで今年が生誕200年である。例えばBudapestの国立歌劇場でもジュゼッペ・ヴェルディ作品が上演される。『シチリア島の夕べの祈り(3時間半)』かと思えば『マクベス』、『シモン・ボッカネグラ』もあり。
 今日はWOWOWで、ニューヨークのMETオペラの「椿姫」が放送されていた。

そりゃそうだろう

1票の格差:昨年衆院選は「無効」 初司法判断 広島高裁
 「1票の格差」が最大で2.43倍だった昨年12月の衆院選を巡り、弁護士グループが選挙の無効を求めた訴訟で、広島高裁は25日、違憲としたうえで、選挙を無効とする判決を言い渡した。1票の格差を理由に、選挙のやり直しを求める司法判断は初めて。被告の広島県選管は上告するとみられる。毎日新聞 2013年03月25日 16時17分(最終更新 03月25日 16時17分)

 憲法違反だった、といっているんだから、その状態で実施された選挙が「無効」なのは当然の判断。これまでの「憲法違反だけれど、有効」という判決自体が間違っているのは当たり前だ。

うるさい

 近頃うるさいコマーシャル。

  • TBSは生島浩、ニッポン放送は高嶋ひでたけがしつこくしつこく繰り返している「痛散湯」の宣伝。宣伝で価格を一度も聞いたことがなかったんだけれど、検索すると「煎じて飲むもの30包(約1ヶ月分)¥12600-、顆粒タイプで90包(約1か月分)¥13650-」だってんだから相当に高価だ。このうちどれくらいが広告宣伝費なんだろうね。
  • ラジオやテレビでは24時間いつでもボロボロと出てくる「スピード・ラーニング」の宣伝。これも一体いくらするのかと思ったら、「第1・2巻が9,870円(送料無料) 第3〜48巻が(4,200円+送料315円)x46=207,690円で、合計217,560円もするんだって!こっちもこのうち一体全体広告宣伝費はいくらするんだよ!?
  • 各種サプリメントの宣伝。もう、「個人の感想です」を繰り返し繰り返し聞かされるのはどうでも良いです。

胡蝶蘭

 一昨年に貰った胡蝶蘭の花を、連れ合いが大事にしていて、それが昨年に引き続き花を咲かせているのだけれど、花屋の店頭に並んでいるように、一列になって咲いたりはしないんだ。そのままにしていると、めったやたらと花のつぼみをつけて、固まりになって咲き誇る。人間は自然に手を加えて、特別なものとして創り上げ、それを愛でる傾向にある。自然を自然のまま受け止めるということが必要なことではないのだろうか。

行かれませんでした

 昨日の通夜、今日の告別式、友達との別れに風邪を引いていくことができなかった。申し訳なかったというよりも、きちんと別れをできなかったことが不甲斐ない。家から出ずにいたというのに、なんで風邪なんか引いたんだろうか。
 昨日の夕方から、市販の風邪薬を飲んでは寝ていたのだけれど、気がついたら18時間くらいの間にほぼ14-5時間、眠っていたわけで、これまで長い時間眠ることができないといっていたのが嘘のようだ。

誰が

福島第1原発事故のため住民が避難している地域を視察した安倍首相は「2年間、時計の針が止まってしまったということを実感しました。(復興の)スピードアップをこれから図っていきたい」と語った。(2013/03/25 00:06 福島テレビ)

  一体誰がこの地域の時計を止めたというのか。犯人は捕まえてあるのか。起訴したのか。裁判は進んでいるのか。

ナバホ


 

 この本が出版されたのは1981年3月だとされている。著者は当時山梨で高校の先生をしていた方だと奥付に書かれている。ナバホ・インディアンのコミュニティを取材した、いわば紀行文といっても良い内容であるけれど、後書きを読むと1978年に取材をしたものであることが知れる。私が生まれて初めてユタ州の州都でモルモン教(The Church of Jesus Christ of Latter-day Saints)の総本山があるSalt Lake Cityに2ヶ月半滞在したのは翌年のことで、この年に初めてモルモン教アメリカン・ネイティブの聖職者が誕生したのだと書かれている。
 当時、街の中、ダウンタウンに行くとアメリカン・ネイティブの若者たちがたむろっている一画があったことをうすうす思い出す。University of UtahのWinter termに「Indians' Law Problem」という講義があって、2回、講義を聴きにいったことがある。若い教員が数人の学生を相手に、分厚い書籍を広げて、そこに記載してあるアメリカ政府とそれぞれのアメリカン・ネイティブとの間に交わされた各契約をそれに基づくトラブルについて報告しあうのだけれど、臨床的な側面をネイティブのある部族のChairmanをつとめる壮年の男性がコメントするというやり方で成り立っていた。私は全くのオブザーバーで、それもたった2回参加しただけだ。挙げ句の果てに学校の構内に駐車した車にIllegal parkingの切符を貼られて罰金を払うという経験までした。
 数年前にモニュメント・ヴァレーに行った時に、これを読んでおけば良かったのにと今更ながらに思うのだけれど、一体この本はいつ頃どこで入手したのか、それがわからない。古本屋だろうと思うのだけれど、その形跡が発見できない。図書館の廃棄本でもないことは確実だ。ひょっとするとどこかの書店で見つけて当たり前に入手したのだろうか。裏表紙に貼ってある定価を見ると2,575円で本体2,500円としてあるところを見ると消費税が3%の時のものである。従って1989年4月以降1997年4月までの間に誰かしらの手によって本屋から買われたものである。
 そういえば消費税が5%になった時も「福祉を充実させる」ということになっていたはずだ。全然充実されていない。

ジャンプ葛西

 昨日のことだ。テレビをつけていたらCSのチャンネルでスロベニアのプラニツァでのワールド・カップフライングヒルの様子を中継していた。画面の隅にはLIVEの文字があった。なにしろこのフライングヒルって奴はやたらでかいシャンツェから100km/h以上のスピードで飛び出して200mほども飛んでしまうというジャンプで見ている方は面白いのだけれど、飛ぶ方は怖いんだろうなぁと思ってひやひやしながら見ていた。日本の葛西紀明が2本目に217.5mなんて飛んで一躍トップに飛び出るのだ。40歳だというのに、この記録だ。選手生活長いなぁ。すると、あとから地元スロベニアの選手が飛ぶとこれを上回る。最後の最後にまたスロベニアの選手が大きなジャンプを見せて、葛西が表彰台からこぼれ落ちる。
 ここで、二人で顔を見合わせて「あれ?これって昨日の放送の再放送じゃないの?昨日と全く同じ展開じゃないの!」とCSチャンネルの「LIVE」の文字に不信感を抱く。あり得る話だと。そこで一旦納得したのに、よく調べたら、なんていうことはない、前日と全く同じ展開で、葛西はまたもや表彰台を逃がしたというのである。
 世の中自分の思い込みほどあてにならないものはない。

風邪

 市販薬を飲んで、その度に2-3時間ぐっすり寝ることを繰り返した所為か、鼻水は止まり、頭痛も薄らいできたのだけれど、咳は全くへらない。こちらが辛い。なんでまた死んだ学友の通夜、葬儀のタイミングでこんな事になったのだろう。彼に誠に申し訳ない。

2013年03月24日のツイート