ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

日本人のゴスペル

 本来ゴスペルというのは教会の中で主イエスキリストに捧げる、いわば聖歌のようなものです。それを信者でもない人たちが、合唱の一形態として楽しむものとして唄われているのが日本のゴスペルではないですか?
 いや、本当に教会の活動の一環として唄っている人たちもいますが、なにしろ人口の1%しかキリスト教徒がいない日本なんですから、その大半が非キリスト教徒です。その人達が「ハレルヤ!」と唄ったり、「Oh My Lord, I wanna be with you」とかって唄っているんですから、ちょっと不真面目じゃないか、という気がします。というよりは信者を馬鹿にしているんじゃないかという印象を持ちます。いやいや、そんな気はないんだ、そんなことだとはつゆとも知らなかった、というのであったとしたら、それはそれで大いに他人の宗教を侮辱しているのではないかと思います。
 声明をコンサートとして聞くことに抵抗があるのと同じです。いや、アレは僧籍にある人たちが実際にやっているんだからといわれるかも知れませんが、じゃ、それを外国で、外国人がハーモニーとして良いからといってやっていたら、抵抗がありませんか?

 Amazonの案内には昨日付で出版されるということになっていて、昨日二軒の本屋で探したけれど、なかった。そのうちの一軒では端末で検索したら本はヒットするんだけれど「在庫なし」になっていた。さればと本日は満を持して、銀座教文館へ出かけ、尋ねてみると「今日の午後一時に配本ですね」といわれた。どういうこと?その時点が11時で、2時間じっと待っているわけにも行かず、ではまたの機会にと思って、帰ってきた。途中でひょっとしてと思って近所の二軒の本屋に立ち寄ってみたが、この二軒は本屋というよりは雑誌屋、あるいはコミック屋といった方が正しい。
 明日以降に買おう。こういう具合だと都会に暮らしていても、しょうがないAmazonで買おうか、ということになってしまう。
 ここのところ腹回りに肉がついてしまって、短パンがきつめだ。あ、それなら銀座のユニクロに行って安いのを買おうといってみると、あそこはもはや日本の店ではなくて中国の店と化している。日本人のお客の方が少ない。

8,658歩

あっけない

 東芝の現状を見ていると、企業なんて意外にあっけないもんなんだなぁという気がしますが、そんなことは人ごとでも何でもなくて、私が働いていた会社だって、1912年に設立されたこの国の中でも古い企業のひとつだったのに、2002年に同業他社に吸収されるようにして90年の歴史に終止符を打ったわけです。ま、経営不振からそうなったわけで、厳密に言うと東芝とは形態は違うけれど、結果的には同じようなもんです。
 東芝の歴史はその始まりからいったら遙かに百年を超え、大企業として揺るぎないものを誇っていました。まさかこんなことになるなんて、私たちが社会に出る頃に入社した連中だって思ってもみなかったはずです。なんとあっけないものでございます。今じゃ、みんなして、あれよ、あれよなんでしょうねぇ。
 バカな経営者というものはゴロゴロといるものでございますよ。カネボウしかり、長銀しかり、山一しかり、オリンパスしかり、枚挙にいとまがございません。
 成果主義を取って、残業なんて払わねぇぞ、というシステムに手を打つ労働組合幹部のバカさ加減も驚きです。

ふるさと

 私にはもう故郷といえる街はなくなってしまったような気がします。生まれたのは神奈川県横浜市で、大学を卒業するまで(オヤジの勤務地へ同道した3年はありますが)ほとんどをそこで暮らしましたから、それが故郷だ、といっても良いんでしょうけれど、もはや両親も他界してしまい、実家そのものも倒してしまいましたから、その時点でそこはもはや故郷とはいいにくい。多分これから先、死ぬまでに行くことも多分ないでしょう。
 今住んでいる街は、まぁ、その中で二回の引っ越しはしていますが、都合42年ほど暮らしているわけで、人生の中では最長ですからこれが故郷か、といわれるかも知れないのですし、息子も娘もこの街で育ったわけです。しかし、私の気持ちとしてはなかなか故郷とはいえません。残りの年数のうち、二回、都合8年は静岡の清水、二回、4年は外国にいたわけですが、どちらも故郷というよりか、親しみのある街、という感じでしょうか。
 結局故郷というものを持たないで人生を終わることになるような気がします。子どもの頃、転校を何回かしたことによって、どこの学校も自分の母校という気がしなくなったのと似ているような気がします。
 多分、それが私に深い情を持つことなく人生を送らせているんじゃないでしょうか。

福島第一原発

 3.11の大地震と大津波原発がぶっ壊れたときにこりゃ大変なことになったと、幼子を抱えている人はすぐさま西へ避難した方が良い、われわれ爺婆はもうどうでも良いんだから、せめて子どもは西へ!と書いた。デモにいっても、「子どもを守れ!」とコールした。
 しかし、「余計なデマを流すんじゃねぇ!」と幼子を抱えた若者から叱られ、それ以来彼とは口をきいていない。
 福島県の子ども達は先月の発表だと6月5日に開催された福島県県民健康調査検討委員会では、今回の3巡目検査で2人の甲状腺がんが新たに見つかったと報告された。同検査では1巡目に102人、2巡目に49人が見つかっており、ここまで甲状腺がんと診断されたのは合計153人となる。
 しかし、「経過観察」となっているこどもたちの人数がかなりの数に上っているらしい。しかしながら、甲状腺ガンは前立腺ガンと同様、進行は早くはないらしい。ま、しろうとが聞きかじっているんだから、どこまで正しいのかは疑わしいけれど、チェルノブイリを考えると、その先が見えない。
 真実が知らされないという不安は大きい。

2017年07月13日のツイート