新シーズン開幕

orion10142004-03-28

公園の桜の木の蕾も色付き、各地の開花情報も入るようになった。
また、新入学、新入社の時期になった。
サッカーも新シーズンが始まった。開幕以降の記憶に残ったゲームを振り返っておくことにする。
ジーコ日本代表についてのコメントは、しばらく我慢して書かないこととする(笑)

;3.27 ナビスコカップ 開幕戦 浦和VS大分

駒場スタジアム(快晴)

満員の真っ赤に染まる駒場スタジアムは、大分がかなりいいゲームしていて、好ゲーム。

五輪予選から田中達也鈴木啓太が帰還の浦和。
3−4−3。

GK都築龍太
DF室井市衛平川忠亮内舘秀樹
MF山田暢久酒井友之鈴木啓太長谷部誠
FW 永井雄一郎 、エメルソン、田中達也

高松は控えの大分。4−4−2。
ご存知ベルガーさんのきめ細かい戦術のフラット4。

GK高崎理貴、
DF三上和良瀬戸春樹有村光史山崎哲也
MFビチュヘ小森田友明梅田高志根本裕一
FW吉田孝行マグノ・アウベス


開始早々、エメルソンの突破でシュートも大分GK高崎(崎は、山編なし)が止める。
今日の大分は、エメルソンをどう止めるか、が課題。

前半4分、大分根本の左CKにアウベルがヘディングできれいにシュート、
見事なゴールで大分1−0。

前半16分、大分の右サイド梅田のクロスにFW吉田が浦和DF室井と競り合って、右足出してチョコンとシュート。

吉田のゴールで、なんと早くも大分2−0!

浦和は、コンパクトな大分のプレスでなかなかボールをつなげず。浦和苦し紛れのロングボールのみ。
大分はフラット4をベースに非常にコンパクトなサッカー。
中盤もワイドに左右からの攻撃がよく効いている。大分リズムよし。
浦和は、コンパクトな大分になかなかスペースが見つからず。エメルソンと田中の個人頼み。

前半ロスタイム直前、浦和、田中達也の突破からペナルティエリア左側に切れ込みチャンス。
思わずGK高崎が田中にPK与える。

エメルソンがPKゴールゲット!浦和1−2。

これで前半終了。

前半の始め非常にコンパクトだった大分が、ゲームを通して終盤まで継続できるようになると、
今季、上位のチームはかなり手こずりそうに思う。

観衆18,543人。

前半効いてた大分のプレスが徐々にバラけ始め、前半は取れなかったセカンドボールを浦和が徐々に取り始める。

しかし大分の善戦は続く。

一進一退の展開。

後半14分、疲れの見えるアウベルが五輪予選代表の高松と交代。

同、22分、エメルソン怪我。ゲームが一時中断と判断した大分の選手の足止まり、
その間、浦和がボールをつなぎ長谷部がゴールで、2−2。

大分抗議するも、岡田主審受け入れず。

浦和、永井を岡野に、長谷部を梅田に交代。

後半36分、こぼれ玉を浦和酒井が得意の強烈なミドルシュート。惜しくもハズれる。

後半、44分、元気な大分の高松、ゴール前中央からのパスを、ゴール前右でもらい、切れ込んでシュート。

見事にサイドネットを揺らし高松のファインゴール!

これで再び大分3−2とリード。

ゲーム終了。

ベルガー監督の大分、好ゲームで、前年優勝の浦和をナビスコ開幕戦で破る。

見事な金星!

それにしても浦和は、エメルソンに頼り気味のゲームだった。

;3.21 J2第2節「九州ダービー」鳥栖VS福岡(鳥栖スタジアム)

久しぶりに鳥栖へ行ってきました。

2年前の夏に、神奈川から10年ぶりに博多へ帰り、この地方のサッカー熱の凄さに改めて驚いています。

今でも、関東にも関西にも仕事・用事で出かけてはいますが、
日本サッカーの聖地が静岡を中心とした地区であるなら、
今では、九州も裾野の広がりという点においては少しは比較できるかも知れません。

もちろん中学部活が中心になり、
強豪と言われる高校部活が全国大会やプリンスリーグで上位の成績を上げていることもその要因になっているとは思います。

私が住んでる街は、あの新庄が育ったスグ近所で、彼がボールを追っかけていた公園のスグ前に住まいがあり、
街なかの割には大きな公園ですが昨今は野球よりも、サッカーしてる子の方が圧倒的に多いのも事実です。

さて前置きはこれくらいにして(笑)

鳥栖スタジアムは、JR鳥栖駅から歩いて3分。
こじんまりとはしていてもシンプルで味のあるサッカー専用球技場です。
駐車場も球技場のスグ隣地に相当数用意されています。
鹿島のように沿道に売店が立ち並ぶことはありませんが。


試合開始前に、鳥栖のあの女性社長の丁寧な挨拶、鳥栖市長の挨拶。
そしてプリンセス天功のお出ましで。スタジアムは沸きかえり、やはり出ましたイルージョン(笑)

サポーターは、かなり真面目にプリンセスコールで応えていました。


Jリーグは、J2ではしばらく鳥栖開催のゲームだけを日曜日にして、
少し配慮した日程にしているようですが、
今日のサポーターは、地元開幕ということ以外の意味でも、とても新鮮に松本監督はじめチームを迎えておりました。
5千人をひとつの目標にして観客の目安にしているようですが、これもゲーム内容次第。
今日は福岡サポーターが、近いせいもあってかなり来ていました。
今日の観衆は8,860人。

ゲーム前のポイント
鳥栖ー福岡が九州ダービーと呼ぶにふさわしいゲームになるかどうか。
②サポーターの後押しとその熱気加減。J−KETでも署名の働きかけがありましたが。
 鳥栖は、チーム消滅の危機をかろうじて免れて地元開幕を迎えました。
③松本郁夫監督の戦術とその浸透度合いはどうか。
鳥栖の守備陣は、福岡の強力なサイド攻撃を防ぎきれるのか、どうか。
プリンセス天功鳥栖スタジアムにおけるイルージョンは?(笑)

以下、詳しく書くと長くなるので、簡単にまとめると。

アビスパのコンパクトで、早いパス回しとサイド攻撃は今シーズンも健在でした。
おそらく守備さえ崩れなければ、J1昇格の有力候補だと思います。
今日は、J2最下位からチームを再建し立ち直ろうとしている鳥栖とは格の違いを見せ付けていました。
特に、今日は195cmの電柱・太田のポストとヘディング、
宮崎と古賀の左右両サイドからの素早いクロスは鳥栖の守備につきささるようで非常に効果的でした。

結果は0−3で、残念ながら鳥栖は開幕戦を飾れませんでしたが、若い熱心に応援を続けてきたゴール裏のサポだけでなく、
サッカー好きな年配者のおじさん、おばさんが数多く来られてプレミアシート(高額シート)を埋め尽くしていたシーンを見て
とても嬉しくなりました。

ゲーム終了後、ゴール裏のサポは強烈な愛のブーイングを浴びせていましたし、
地元開幕戦に鳥栖再建の芽は出てきていると感じました。

あとは松本さんの戦術に、これから層の薄い選手たちでどこまで消化できるかどうか、でしょうか。

鹿島にいた本山・オガサ世代の中村祥朗が、CBで、懸命にまわりに声かけ視野広く、
守備陣をリードしていたのを見て、ゲーム終了後ピッチへ向かって思わず声かけてしまいましたが(笑)

ゲームは0−3でも、冷たい小雨ふる滑りやすくなったピッチの上でも、鳥栖の選手は最後まで気を抜かず、
少しも手を抜くことなく最後の最後までホイッスルが鳴るまで、懸命にボールを追っていたことだけは、
終わりに報告しておきます。

;3.20J1第1節 大 分 VS F東京 大分スタジアム

大分トリニータの指揮をとるハン・ベルガー氏についての紹介です。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/holland/column/200401/0115naka_01.html

補足するとハン・ベルガー氏は、
FCユトレヒトの元テクニカル・ディレクター。
オランダサッカー協会内にある現コーチ協会会長。
00年オランダオリンピック代表監督。
22シ−ズン(約750試合以上指揮)間断なくオランダ国内にて監督を経験。

大分トリニータは、新たな補強として、03年Kリーグ得点ランキング2位、ベスト11、フルミネンセ在籍時にはロマーリオとツートップを組んだマグノ・アウベス。また根本を鹿島アントラーズより期限付き移籍。U−23日本代表にはFW高松大樹がいます。

新たな補強を含め有望な若手を揃えた大分ですが、氏の手腕に注目です。

さて、2画面にしてBSとスカパーのこのゲームと2つのゲーム見てましたが、思わずこの試合だけに集中してしまいました。

ボール奪ったら、誰も止まってない、全員で動き出してテンポがあっていいですね。
コンパクトにしたチームのゲームは引き締まって。いいですね。
いやぁ、面白い、大分のゲーム。

まだ自信なさげですが、ベルガーさんの方針を熟成させて自信つけば楽しみですね。

今後、高松、松橋、根本ら、若手の活躍も楽しみですし。

ビッグアイの観客も多く、大分サポは初勝利に沸きかえってきますね。
建設会社のトップをやりながらいつもゴール裏の前線で声枯らしてる友人は、2年前にJ1に上がって狂ってましたから(笑)彼の歓喜、想像できます。

FC東京も、第一戦、第二戦と続けて昇格組と戦って、やりにくかったでしょうが、これから、U−23組が帰還してチームが整えば、と思います。

結婚22年の記念を迎えた。
普段、不義理をしてるので、二人で近くの温泉に。
20年の記念日には、WC日本代表合宿直前の北の丸へ行ったが、あれから2年。
身の回りも随分と変化しているが、”日本代表チーム”ほどではないなぁ(笑)