右舷日記

2013-11-10

突然ですが復帰します!そして相談に乗ってください(冬の欧州)

| 03:00

長らくご無沙汰しました。この間も変わらぬペースで鑑賞生活も鑑賞旅行も続けておりました。PC内に鑑賞記も溜まったのですが、おいおい放出しようと思います。が、自分の文章を読み返すのが気恥ずかしいので、封印しちゃうかも。超初心者の頃から感じたことを書くのを続けて来たので、これは、もはやその頃の記憶が曖昧になっている自分にとって、本当にやっておいて良かったと思ってるので、出来れば、文章は完成させて残しておきたいんですが。


それはともあれ、この冬の鑑賞旅行で迷っています。DNOのリングの空き日程にROHのホルテン演出のドンジョを観に行って、ついでに2日空いているので、次の日のマノンも観て帰ろうと思ってチケットやらホテルやら確保したのですが、いざ航空券をとろうという段になって、迷いが生じてしまいました。というのは、冬の航空機の遅延や欠航が気になりまして。

こんな旅程なのですが、ロンドン行の往路はともかく、アムスへの帰着便に何かあったら大本命の黄昏を見逃してしまうわけで、それはいくらなんでも避けたいと思ってます。大事をとって一日早く帰ってもよいのですが、そうするとロンドンで見るのは一演目だけになるわけで、それがカスパー・ホルテンの新演出だからそれが目当てといえば目当てなのですが、一方でこのドンジョは次のROH来日公演(2015年?)予定らしいので、そのときに見れると思えば無理に見なくてもいいような気がするし、一晩で移動すると体も疲れるし、前の日が日本からの長距離便の到着日だし、エトセトラ、エトセトラ・・・。

飛行機の遅延を言い出したら、日本からアムスへの便も危ないと言えば危ないのですが、リング1.5サイクルで最低2週間滞在必須なところに、既にその時期指定の仕事が入ってて、そこを無理矢理休んで行くから、さらに延長するのは辛いので、これ以上は諦めざるを得ません。せめてもの救いは、日本深夜発の欧州午前着便で、到着予定時刻から開演までに7時間あること。

それで、質問なのですが、欧州の冬のエア事情経験者・詳しい方、上記の日程ってどうでしょう?止めといた方が無難?皆様ならどうします?

そもそも、その時期に仕事入ってるなら連絡待機しなきゃだから、一都市に腰を落ち着けて滞在した方がいいような。でも折角近くにいるので行かないと勿体ないような。うーむ。


ついでに、2月の欧州は初なのですが(知ってるのは、12月中旬と3月上旬)、足元って結構寒いですよねえ。かちんこちんに凍ってますかねえ。ヒールのあるブーツは駄目かしらん?チビだから嵩上げ必須なのですが。オペラハウスに行く人は履き替えたりするのかな。出来れば、ヒールのあるロングブーツで履き替え持たずに行きたいものですが。

レイネレイネ 2013/11/11 05:13 Welcome back!溜まってる鑑賞記の放出、楽しみにしています。
さて、冬の北ヨーロッパですが、この4,5年は例年いままでにない大雪に見舞われてます。オランダは高緯度に位置してますが北海に面しててメキシコ湾流の影響で内陸部ほど寒さは厳しくなくて雪もめったに降らない、と中学・高校の地理で習ったことが最近は当てはまらないのです。で、雪に慣れてないので、ちょっとの降雪でも道路や電車や空路が非常に混乱します。だから、わたしも、2月にチューリッヒでマレーナ様出演のオペラ公演があるのに、スイスまで行きつけるかどうかとても不安なので二の足を踏んでるくらいなんです。
大事なオペラを見逃すのことになったら残念なので、できればアムス近辺に待機してるのがよろしいのではないかと思います。特に、オペラ公演当日の移動は絶対に避けた方がいいと思います。雪で電車が動かなくなったりして当日行くのを諦めたことが毎年1演目はありますから、この数年。
雪は、長期予想が付きにくいので厄介です。

足元に関しては、冬の道路は凍りやすいので、がっしりした底の厚いブーツは絶対に必要です。ヒールがあっても底のゴムがしっかりとした厚みと凹凸があれば大丈夫。わたしは、カンペールのブーツの底のプロフィールが気に入ってます。雪にも凍った道路にも大丈夫です。本当はスノーブーツみたいなのが一番かも。
アムスの歌劇場にはそれほどおしゃれして行かなくてもいいんです。わたしが知ってるヨーロッパの歌劇場の中では、観客の服装は一番カジュアルだと思います。ドタ底ブーツも普通。でも地下鉄での移動なら、あまり外を歩かないからさほど重装備でなくても平気かも。

sakasaka 2013/11/11 23:00 昨年2月アムステルダム行きました。一日中雪で参りました。しかも、気温が氷点下までは下がらなかったので、半分溶けたような水混じり雪で、しかし4−5cmですみ市電も普通に動いていたのが救いでした。この時は、ラッキーにも前後の移動(フライトと鉄道)は無事でしたが、ひやひやしたのは事実です。
一昨年2月は、雪はなかったのですが、ベルリンーアムスのフライトがベルリンの霧で2時間以上のフライト遅延を経験しました。確かにこの時期、時間通りに行かない可能性は考慮に入れないといけないとは思います。あとは優先順位の問題になるかと。

starboardstarboard 2013/11/12 02:46 >レイネ様
なんと!オランダは雪には慣れてないんですか、そりゃ大事です。止めておいた方がいいのも納得です。幸いROHはチケットのリターン制度があるし、ここで引き返せばコストも微々たるもの。航空券購入前に聞けて良かったです。アナセンのジークフリートどころか全幕公演自体が残り少ない機会なので、やはり大事をとろうと思います。
足元も舐めてました。厚いゴム底で大きな凹凸のついたブーツが必要ですね。検索したら、ゴスロリとかコスプレ用とか出てきてビビリました(笑)。どうやら日本市場ではそのような靴は特殊用途になってしまうようで、アウトドア用品を探さねばなりません。オペラハウスの客層のカジュアル度ではデンマークも負けちゃいません。私の場合、お洒落というより、身長を底上げしたい意味合いが強いのですが(笑)。

>saka様
2年連続でアムスを体験されてるのですね。お目当ては何でした?その気温とみぞれ雪だと、感覚的には日本とそんなに変わらないような気がしますが、移動には大事をとった方が良さそうですね。滞在型か移動日は捨てても惜しくない計画にしておいて、直前にお天気が良かったらチャンスがあるスペア計画くらいに思っておいた方がよさそうですね。

ほっぺけほっぺけ 2013/11/19 15:53 おひさしぶりです
こんなのがありました
ミヒャエル・ハイドン「勇敢な貴婦人」全曲日本初演
・・・正確にはオペラでなく歌芝居なので演奏自体は短いみたいです。
1月に京都公演あり

ほっぺけ(風邪)ほっぺけ(風邪) 2013/11/19 15:58 すいません、作曲家間違えました。ヨハン・ベルンハルト・シュタウトです。
あと青いサカナ団公演が来年3/15,16「銀河鉄道の夜」改訂版
神田慶一氏の処女作ですが、この人「改訂」すると殆ど別物になってしまう。
それが面白くもあるのですが。HPにはまだ出ていませんが報告まで。

starboardstarboard 2013/11/22 01:22 ほっぺけさん、お久しぶりです。情報有難うございます。ガラシャのオペラ知りませんでした。行きます。青いサカナ団も今から調整しておけば行けそうです。早くに教えてもらえて良かったです。
昨今の秘密保護法案やら日本の政治状況を思うと、とても鑑賞記を書いてられる心境ではない毎日です。どうしたもんでしょう。

ほっぺけほっぺけ 2013/11/26 19:36  秘密保護法案は成立経過進展の度に(特に福島での説明会)「国民から国家(特に原発関係)の秘密を法的に保護する」法律としか思えないです。
大体、この法令を成立させてもネットインフラの大半が外国の企業に握られているのでただ漏れスパイ天国は変わらないでしょうし、国が機密事項を増やせば増やすほど不安な民衆は流され易くなるから「書いてる事は嘘ばっか」とか唱えながら流言を流す人には有利でしょうに。
 あと気になるのは児童ポルノ禁止法改正案。
自分は関係ないかと思っていたら、判定解釈の幅があり過ぎて下手すると劇団新感線のおポンチ公演からやおいの都市伝説で知られる坂田靖子氏の漫画の系列から24年組の少女漫画まで禁止になってしまう。宮崎駿氏の作品も初期の監督作品は禁止対象(笑;)。
ジャパン・クールを「安全な製品」として海外に売り出すための布石なんでしょうが、日本の漫画文化というのは曖昧なジャンルと緩い規制の下でダイナミックに発展していったものですから「安全」になったとたん魅力を失ってしまう恐れがあるのを分かっていない。

ほっぺけほっぺけ 2013/12/09 07:54 追加
3/28,29に東京新国立劇場中劇場で三木稔「春琴抄」
あと三月伊丹で大栗裕「赤い陣羽織」(ラヴェル「子供と魔法」とセット)があります。
春琴抄はチケット確保が難しいかも。

ほっぺけほっぺけ 2013/12/11 23:04 2/9,11にびわ湖ホールで「ホフマン物語」というのもありました

ほっぺけほっぺけ 2014/06/02 07:55 2015年
4月4日(土)
4月5日(日) 
サカナ団公演があります。(4回公演)
新作『Rapunzel-3058』
会場はすみだパークスタジオ倉

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2013-07-06

マダム・バタフライ@春秋座in京都

| 07:11

今年で私にとっては3回目、このシリーズとしては4回目になる北白川は瓜生山・京都造形芸術大学京都芸術劇場春秋座・studio21)(←名前長い)のオペラシリーズの蝶々夫人に行って参りました。

この春秋座、七〜八百席の小さな劇場ですが、歌舞伎仕様になっておりまして、客席を横切る*1花道があり、赤い花街風の提灯にぐるりと囲まれた空間など、独特の雰囲気であります。オケピも切ってありますが、音響はクラシックをやるには響き過ぎる部類で、編成を減らして独自の工夫の元に演奏されます。と言うと、悪条件の中で我慢して聴くような印象を持たれるかもしれませんが、いやいや、むしろ私はここで聴くオペラは音響含めて大好物でありまして*2、読者諸氏にも自信を持ってお薦め出来ると考えている次第です。


今回トータルでかなりの出来だったのですが、まず効果的だったのが演出です。この春秋座の空間をうまく使ってあるんですね。幕が開くと長崎の小高い丘の上にある蝶々さんピンカートンの新居となるわけですが、これは畳と生け花を置いただけのミニマルなもの。このミニマルなセットは、日本の伝統的な舞台芸術におけるそれを思わせます。ここにマジックミラー風の、向こうが透けて見え、かつ手前も鏡のように映るという黒い薄壁と、同じく黒い紗幕が障子として開閉して変化を添えます。このマジックミラーは去年アドリアーナ・ルクナヴルールでも見たアレですね。小ネタですが、この障子を舞台上の登場人物が閉めるときのジェスチャーというのが、無いものをあるように見せる落語の所作のようで面白かったです。

また着物が全て本物でして、これは日本の公演であっても珍しいことだと思いますが、質感がちゃんとしてるのはいいもんです。京都ネットワークの存在でしょうか、例えば蝶々さんの親戚兼同僚の女性コーラスは、どこぞの花街から調達してきた揃いの踊りの着物を着て現れるのですね。蝶々さんの白無垢(1幕)はちゃんとした織で綿入れの裾になってるし、2幕以降の帯・着物ともに蝶々柄の着物も若奥さんが着てて可笑しくない色柄仕立てだし*3、鈴木の着物がどこぞの玄人みたいになってたりしないし。着付は玄人っぽい、つか踊りの着付だなあーと思ったけど、舞台なんだから、まあそれはそれでいいか。結婚の公証人(だっけ?)が冠載せた神主の正装で現れるのは「そう来たか!」「でも違うだろ〜」と思いつつ、ゲラゲラ笑わせてもらいました。

春秋座のオペラでは花道を使うのはお約束ですが、普段はサービスカットというか「ちょっとだけよ」な使い方なのですが、今回は花道を使う頻度が非常に多く、蝶々さんの家を訪れる客人はここを通って訪問することになっています。揃いの着物を着た女性コーラスがここに並んで登場の歌を歌ったときには、そのバックの赤提灯の並んだ背景とも相まって視覚的なゴージャスさは最高潮に達し、この箱ならではの音響のリッチさの中で、花道と舞台の2方向からの歌声に満たされ、客席はリアル結婚式のような晴れがましい空気に包まれました。これはちょっと、逆に、スタンダードなオペラハウスでやるオペラにはあり得ないゴージャスさでしたね。最高席でも1万円以下で見れる低予算オペラシリーズの筈なのに。七百席の会場でオペラって時点でものすごい贅沢だけど。


さて演奏の方ですが、まず蝶々さんを歌った川越さん。私はこの方は結構注目しておりまして、聴くたびに何かある人です。すごく掴みのあるタイプで歌いだしてすぐに夢中になるような人とは違うんですが、ドラマの終盤で必ずホロッとさせられるんですよね。今回も子供と分かれる決断をするところで目頭が熱く。どちらかというと線が細く*4繊細で丁寧な歌唱の人で、それは中低音の多い蝶々さんのような役をやっていてさえそう思うんですが、しかしそれは悪いことではなく、ドラマティックな表現を得意とするソプラノがドスが入りがちなことを思うと(そしてそれはティーンエイジャーの蝶々さんなのかという疑問が)、そうならずにホロッとさせる表現力というのは結構レアなのではないかと思います。

スズキをやった相田さんは満足だが、もっと違う系統の役で聴いてみたいな。ピンカートンは、私は主役テノールに拒否感が出やすい人間なのですが、それは私の個人的な許容範囲の狭さゆえで9割出るので出る方が当たり前って感じなのですが*5、それが出なかったので、まあ良い方ではないかと。シャープレスは声質は好きなタイプで歌唱も手堅い。ケイトが笑っちゃうくらい男前。このまま宝塚の男役に転進出来そうなくらい男前*6。ゴローはひょろひょろと正しいゴロー。神官・ヤマドリを歌った松山さんの深々とした声が心地よい。

結構ぐっと来たのが、蝶々さんが「ママー!」って寄って来た子供*7を1度追いやって、でも子供は戻って来ちゃうんだけど、そんときに蝶々さんが抱きしめたいんだけど、躊躇って躊躇って、挙句突き放すというのは、目隠しよりこっちのがリアルというかそりゃそうだよなあと思ったのだが、これも版の指定だろうか。確かに目隠しした子供がそこにいるまま自害する方がステージ的な悲劇性は高まるのであるが。

演奏は、私はプッチーニの中でもトゥーランドットバラフライはもう大好きでもう酔いまくりなので、あの音楽を聴いてるだけで幸せなので自然に評価が甘くなるのであるが、それ差し引いても、実に良かったと思う。うまくハマったときはすごく良い、ここの音響もすごく楽しめた。この編成減らしバージョンを良く響く箱で聴くってのも、独特の魅力があっていいなあ。贅沢を言えば1幕最後の二重唱のときのオケと舞台の噛み合い具合がもっとハマれば絶妙に良かったと思うが、そりゃ「あとココが」の法則*8ってもんだ。

G.プッチーニ 作曲 歌劇蝶々夫人」全2幕 <原語上演・字幕付>

2013年7月6日(土) 17:00 京都芸術劇場 春秋

演監督:松山郁雄

指揮:牧村邦彦

演出:井原広樹

所作指導:飛鳥左近

美術・いけばな:笹岡隆甫

衣装:飛鳥珠王

照明:原中治美

舞台監督:飯田貴幸(ザ・スタッフ)

音楽コーチ:松下京介

演出助手:唐谷裕子

スーパーバイザー飛鳥峯王


蝶々夫人…    川越塔子

ピンカートン…  大澤一彰

シャープレス…  藤山仁志

スズキ…     相田麻純

ケイト…     浪川佳代

ゴロー…     冨田裕貴

ボンゾ…     安東玄人

神官・ヤマドリ… 松山いくお

合唱:ミラマーレ・ヴィルトゥオーゾコーラス

演奏:ミラマーレ室内管弦楽団


企画制作:NPO法人 ミラマーレ・オペラ

主催:京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター

プロデューサー:橘市郎、舘野佳嗣

協賛:株式会社 進々堂

協力:未生流笹岡、日本舞踊飛鳥流

後援:KBS京都京都新聞社京都市教育委員会イタリア文化会館-大阪


ところで、ピンカートンが終幕のアリアを歌わないなとか、ケイトってこんなに喋ったっけ?と思ったら、初演のちょっと後バージョンという、よく使われているのとは違う版を使ったのだそう。指揮者の牧村氏が版について述べている箇所を、リンクが切れても読めるように引用しておきます。

http://www.k-pac.org/performance/20130706b.html

僕は『蝶々夫人』には、こだわりがありまして、

初演から少し改訂したバージョンでずっと続けています。

これは普段、上演される「現行版」という譜面より

少し改定した形で演奏しているのですが、

このバージョンは、かなり日本人、東洋人が蔑視されていて、

ピンカートンというテノール蝶々さん

随分と、ひどいことをするのでございます。

その辺りをクローズアップするには、

このバージョンが良いのではないかと思っています。


またピンカートンがアメリカに帰った後に結婚する妻・ケイトは、

「現行版」の2幕2場では、しゃべる所は数小節しかないんです。

でも初演版では、すごく長くしゃべっている。

彼女が長くしゃべるがゆえに

蝶々さんの悲劇性がより増していくという・・・。

僕にとっては、とても説得力のある書き方をしているので、

そちらを使用しています。


ピンカートンは、ひどい人なのですが、

ケイトは輪をかけてひどい・・・、

それは冷酷とかではなくて、とても正義感が強い・・・

正義感の強い人の象徴みたいな女性です。

ピンカートンと蝶々さんが再会した時、

初演版では、ピンカートンはアリアを歌わないのですね。

実は胸から財布を出して「これで何とかしてくれ」って言うのですよ。

それはあまりにもひどい、ということでカットされたんです。

それで、後悔のアリアを歌う、

というのが現在のバージョンです。

そしてケイトの冷たい正義感が聴衆の涙を誘ってしまう。

そのシーンはどうしても入れたかったのです。


さらに今回は、僕がやってきた初演版に近いバージョンと

この春秋座という場所に一番そぐった

コンパクトで凝縮されたバージョンとして

手を入れて、新たに作ってみました。

*1:いや、「縦切る」と言うべきか?

*2:ただしそれは、この場所の特質をちゃんと踏まえた上で適正に演奏された場合に限って出る効果なのかもしれません。そんくらい他のクラシックのホールと違います。

*3:今の着物よりちょっと袖が長いのも正しい。

*4:ところでオペラで「線が細い」と言うと、声量が無いことを遠回しに言う表現だそうだが、ここでは本来の意味であるので念のため。

*5:もうちょっと距離感を置いて聴けばいいのにと自分でも思うのだが、出来ずに好き嫌いの両極端に振れる「つんのめり型」鑑賞になってしまう。

*6:冷酷な正義感の人だから、かも。後述。

*7:小さなことだが、子供に声を出させる演出は初めて見た気がするが、これは後述する版の指定なんだろうか。演出がやってるんだろうか。隅田川か。

*8:完成度が高いほど、「あとココが」という箇所が挙げられるようになるという逆説的な現象を表す法則。

梵智惇声梵智惇声 2013/07/09 00:04 注7についてですが、これは版の指定はありません。
結論としては演出、ということになりますが、
井原氏の所属する関西歌劇団での上演では、
いわゆるお決まりの定型、定石の手段となっていると思われるものです。
井原氏の演出で見た時はもちろんそうでしたが、
その演出を見ていない知人(関西歌劇団寄りの歌手)でさえ、
ママー!というのは知っていましたから。

starboardstarboard 2013/07/11 03:30 お知らせ有難うございます。なるほど、脚本には指定ないんですね。とっさに隅田川(能)だと思ったんですが、子供の声の調子とか、2回出す点とか、そもそも出すか出さないか(出すのが当然ではない)とか、色んな意味で、隅田川を連想させる処理だなあと。パロディとまでは行かなくてインスパイアな感じで。井原氏は日本の古典芸能を意識した仕事が多いので、あっても可笑しくないですかね。

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2013-06-30

フィガロの結婚@バーゼル歌劇場(びわ湖公演)

| 02:35

まあまあ。大人しかった。宣伝文句から「今が旬」な「イキの良さ」を期待していたので、ちょっと肩透かし。オケは安定してる。音も綺麗だし、舞台とのバランスもすこぶる良し。どこも気になるところがない。ただ、熟練的な良さで、なんか、落ち着いちゃう。多少粗くてもいいから、思いっきり喜劇らしさが欲しいかも。

演出は、普通の現代演出。トンガっていたり、原作の意義をよくよく練って現代に相当するものを提示したり、舞台美術の美しさではっとさせられ通しだったり・・・はない。ファッションとか、ちゃんとセンスがあってリアルな現代なのだが、フィガロの結婚を現代演出にすると、伯爵フィガロの身分的な格差が視覚的に無くなって、ついでに身分差自体にも説得力が無くなって、このオペラの軸になっている初夜権なるトンデモ権利にもさっぱりリアルティが無くなるので、なんとなく白けてしまう。衣装が時代ものだとそれだけで「その時代はそんなもんか」と勝手に納得しながら見れるんだけど。フィガロらしいお約束のドタバタ(伯爵とケルビーノの隠れ追い出しっことか)をあんましやってくれない。クール。演目によってはクールもいいけど、どっちかといえばドタバタ喜劇なこの演目でそれを見たいかというと。

伯爵夫人は頭ひとつ抜けた感じ。スザンヌもなかなかで、前半やや低調と思いきや、後半ぐっと良くなって、手紙の二重唱、終幕のアリア良かったな。フィガロも深々した声でうまいけど、フィガロ役にはもっと全身が弾けるようなノリの良さが欲しい私。伯爵フィガロが深々してるだけに、交互に歌うと相対的に声質が軽く感じられて損をした部分がややあったかも。この二人のバランスって難しいなあ・・・と前回も同じタイトルを観たときに思ったっけ。どういう状態を想定して、モーツァルトはこれを当てたのだろう。ケルビーノも結構良かったけど、私はこのロールに結構思い入れがあり、また過去にいい人に当たっているので、もひとつ何か欲しい。他みんな上手いしくまとまってるけど、全体には、やっぱり大人しいという印象。

2013. 6.30 (日) びわ湖ホール

スイス・バーゼル歌劇場 モーツァルト作曲 歌劇「フィガロの結婚」全4幕(イタリア語上演・日本語字幕付)

演 出 エルマー・ゲールデン

指 揮 ジュリアーノ・ベッタ

管弦楽 バーゼル・シンフォニエッタ

合 唱 バーゼル歌劇場合唱団

伯 爵      クリストファー・ボルダック      

伯爵夫人     カルメラ・レミージョ

フィガロ     エフゲニー・アレクシエフ

スザンナ     マヤ・ボーグ

ケルビーノ   フランツィスカ・ゴットヴァルト 

マルチェリーナ ジェラルディン・キャシディ

バルトロ    アンドリュー・マーフィー

バジリオ    カール=ハインツ・ブラント

ドン・クルツィオ ヤツェク・クロスニツキ

バルバリーナ  ローレンス・ギロ

アントニオ   マルティン・バウマイスター


フィガロの結婚何回観てるかな。はじめてライブで観たのがこのオペラで、最初はコペンハーゲンの旧劇場。現代演出だけどサッカーチームが舞台という設定になってて、オーナー兼スタープレーヤーの伯爵とその他キャラとの圧倒的な力関係も自然に見れたし説得力があって、次々と現れる瞬間々々が美しくて、人の動きが自然で、ギャグが効いていて、テンポよく展開していくので目が離せなかった。笑いながら観たのに、終わると何故か「人生の美しさ」を感じた。ホルテン演出だからな。次は新国のダンボールでこれは殆ど覚えてない。この間になんか見てるだろうと思うんだけど思い出せずで、その後で京都会館でやった関西二期会。これはキャストも演奏も良かったし、室内と外を規定した「枠」だけのシンプルな舞台で、内と外で動くキャラクターに想像力をかきたてられて、すごく良かった。シンプルな舞台装置で想像力を駆使するってのが日本の伝統芸能にも通じるスタイルで、らしくて良いと思うのだけど。次にウィーンで、これはウィーンにしては珍しいパターンで、衣装は時代もので優雅だが、舞台装置は抽象画が上がり降りする、伝統と現代の折衷式。(スザンヌに変装した)伯爵夫人が終幕の伯爵との逢瀬でガバっと足広げたりしてて、それ日本に持ってくるのは止めた方がいいよって思ったりしたけど*1、全体には無理のないもので、可も無く不可も無く。上手いけどルーティンぽくてイキの良さは無くて、こんなもんかねって感想。直近がプラハの来日公演。オーソドックスで積極的な感想が無かった。伯爵フィガロがあんま見慣れない中欧男性だったために、その民族的特徴ばかりに気をとられてしまって、この二人が似てたことが一番印象に残ってる。ということで私のベスト1〜2は、マイナーどころばかりなのだった。こんなだから変態なんだけど。

*1:その次のシーズンで日本公演にフィガロってタイミングの年だった。結局来たのは別の演出だったのでメデタシメデタシ。

ほっぺけほっぺけ 2013/07/06 11:25 おひさです。
フィガロは秋に北とぴあ音楽祭でも古楽アプローチ(但し演奏会形式)で上演されますよ。波多野睦美さんがケルビーノってのが自分的には注目ですね。
 あと新国立劇場の「夜叉ヶ池」観てきました。
主役女性のモチーフが最初ドビュッシーかラヴェルみたいなんで「近代フランス風味?」とか思ったらどんどん変化していってそんなこと言えない状態に。
後日作曲家の歌曲CD買って聞いてみたらほとんどオペラのデクラメーションは作曲家独自のものなのね。
ただ、非常に聴きやすい音楽なんで大切に育てて「夕鶴」みたいなポジションになってくれるといいな、と個人的には思います。
その一方で白雪が「恋しや、愛しや」と歌いながら「我が力を地上にほとばらせたや」とかしれっと歌って恋路がなくとも洪水起こす気満々だったり、原作では儚げで受動的な百合が学円が現れてから晃を失ってしまうのではないかとヴォツェック並みのぱっつんぱっつんの精神状態になってクライマックスの自害も傷ついた晃を思いやっての自己犠牲というより「もう沢山!沢山でございます!」と叫んで本来晃の台詞である白雪も物語を歌った後「人の愚かさは今も変わりませぬ!もう沢山!私が死にます!異存はありますまい!」と叫んで人間世界への三行半をつきつけた格好で死んでしまう(このときオケが百合のモチーフをとてもドビュッシー風とは思えぬ位禍々しく咆哮させる)原作よりも女性が苛烈な面を持たせてあるんです。
 あと演出はスーパーリアリズム。ここまでやっちゃうと後の演出の人はなんでもありだなと^^;。棟方熊楠が粘菌採取しに来そうな湿気むんむんの琴弾谷の小屋と夜叉ヶ池の底と鐘楼(鐘が諸星大二郎描く殷王朝みたいな・・どんだけ古いんだ)の階段坂を回り舞台を回して効率よく舞台転換してましたが、その分、白雪の登場をせりで出来なかったり最後の洪水も(多分回り舞台を主舞台下に落とせない機構なんだろう)回り舞台が後ろに引っ込む格好だったりとちょっと残念なところも。一方で鐘が陰の主役の作品ですから「道成寺」のモチーフをちりばめたりしたあと(最後落とします)
最後、一つ残った岩に乗った破壊された鐘に学円が後シテよろしく鎮魂するところで終わります。衣装も白雪とか万年姥はなんか高橋葉介デザインみたい。晃の纏う鐘撞夫の服がアイヌ風なのも印象的でした。

ほっぺけほっぺけ 2013/07/07 11:46 また関係ない話題ですけど
KBSで22:00よりアニメ「有頂天家族」放送開始です

starboardstarboard 2013/07/08 07:45 おひさです。サブカル感満載の「夜叉ヶ池」レポート有難うございます。あーこれ観たーい!関西でやるだろうと思ってるんですが、やんないかな。
新国のサイトに動画ありますね。スーパーリアリズムと粘菌と高橋葉介は「あるあるある」でした。http://www.nntt.jac.go.jp/opera/20000615_opera.html
うちはTV無いんスよ。でも災害用TVとかカーナビで見れるかな。地デジ対応してないからダメか。普通の放送っていつ終わったんでしたっけ?(←こんなレベルです)

それではそれでは 2013/07/08 17:13 右舷さん今日は、(^^)
 コメント欄へは初乗船です!


> フィガロも深々した声でうまいけど、……
> 伯爵はフィガロが深々してるだけに、
> 交互に歌うと……声質が軽く感じられて……。
> この二人のバランスって難しいなあ……。
> どういう状態を想定して、モーツァルトはこれを当てたのだろう。



 右舷さん、さすがですね。
 右舷さんのワーグナーへの「当初からの疑問」に対しても感じましたが、
右舷さんは、鋭い耳の感性をお持ちですね。

 そこで、今回も、右舷さんの疑問について、考えてみるに、


【疑問への答え】
 『フィガロの結婚』のアンサンブル(重唱)音楽を聴いていると、伯爵とフィガロの差異をあまり感じません。
 さて、モーツァルトには、「伯爵も、召使も、何の差異もない同じ人間じゃないか」という心情がありますよね。それで、この心情が、2人のアンサンブル音楽にも表れているのではないでしょうか。

 どちらが軽い・重いもない、何の違いもない、フラットだと……。
 だから、「伯爵は貴族らしく高位らしく、
             フィガロは召使らしく低位らしく」、
なあーんて音楽的に分けさせるつもりはサラサラない……、
 モーツァルトには。

 こんな所が、モーツァルトの考えで、バランスを取らせるつもりは全くないのでは、と推測します。

 いかがでしょうか o(^-^)o ?

ほっぺけほっぺけ 2013/07/08 20:48 喜んでもらえてよかったです
>関西でやるだろうと思ってるんですが、やんないかな。
今回の制作を他でそのまま上演するとしたら・・去年あたりにかき集めた(;)知識だと近くで舞台機構で対応出来るのが韓国・ソウルアーツセンターのプレイハウス位しか・・;
でも、前述したとおり、他の演出も十分可能と思われるのでうまく行けば将来複数(鏡花生誕の地金沢とか)の共同制作で上演するとか、びわ湖ホールの様なオペラ劇場に拡大すること(オペラ劇場なら日本でも大抵のホールが床機構持ってますから)も可能かと思われます(ただし、会場が大きくなると歌手の方の負担が心配ですが)
あ、
鏡花といえば来年春、金沢発で「義血任血」原作の「滝の白糸」のオペラが初演だそうです。「高野聖」に「天守物語」と金沢(というか石川県)は鏡花オペラに熱心ですな。

「有頂天家族」
>うちはTV無いんスよ。
そ、そうですか。
すいません。バンダイチャンネルで第一話を無料ライブ配信しているのをお伝えするのを忘れてました。バンダイが絡んでいるのである程度の通信速度があれば第一話位は無料視聴可能かな・・と思ったら海外の人がYOU TUBEに登録・・・(「Ucyouten kazoku」で検索すると出て来る;)これって・・正規じゃないですね。大丈夫なのか;;?

ほっぺけほっぺけ 2013/07/09 08:24 あ、ひとつ肝心なことを忘れてました。
国立オペラカンパニー青いサカナ団の「僕たちの終わらない王国」DVDが発売開始しました。
シンプル過ぎた(汗)実際の舞台にCGを加えてファンタジーらしい効果を出しているのは賛否分かれると思いますが自分は良いと感じました。

ほっぺけほっぺけ 2013/07/10 08:08 LAオペラの魔笛、これすごいので紹介しときます。
「無声映画」な魔笛って他の演出家もやってるけど
これはアメリカの喜劇映画+ドイツ表現主義(パパゲーノがキー○ン、モノスタトスがノ○トラフェトゥ)に白黒映画に彩色加えたみたいな舞台。映像が動く動く。ただ、歌手の人は特撮映画の俳優みたいな気分で演技するの大変だろうなぁ。
兵庫かびわ湖でレンタルしてくれないかな・・

starboardstarboard 2013/07/11 03:29 >それではさん
フィガロはバス(又はバス・バリトン)、伯爵はバリトンで、違う声種です。

>ほっぺけさん
兵庫芸文で日本のオペラのシリーズを今年から始めてて、そっちのプロデューサーが夜叉ヶ池にも噛んでる人で、国内の公演の再演機会を増やしたいという意図があるので、すぐは無理でも、いつか来ないかなあと。新国は地方公演を増やしたいと言うんですが(最近行くと巡業担当者が挨拶に来たりする。懐柔されてるのか?地元対策か?(笑))、結局自主制作分は大ホールも中ホールも舞台機構を目一杯使っちゃうんで、結果的に地方巡業出来ないという矛盾が。あると目一杯使いたくなる気持ちは分かりますが。
金沢も行ってみたいです。去年の広島遠征が良かったので、味を占めて地方オペラ訪問へGO!今年の新国中ホールでやった「天守物語」、後半だけ見ましたが、面白かったです。青いサカナ団は今年こそ公演に行ってみたいが、まだ日程が出てませんね。他の遠征と重ならないと良いのだけど。
LAオペラの魔笛すごいですね!どれがどのシーンが考えると楽し。編集したムービーだからすごいテンポだけど、実際音楽に合わせて見るとどうなるんだろう。この演出って最初に作るの大変だけど、再演コストは安そうじゃないですか。兵庫は芸風的に無理そうなので、びわ湖と二期会と共同シリーズ辺りに良さそうですね。

ほっぺけほっぺけ 2013/07/14 08:43 昨日、(殆ど自虐的な)偽善活動をしていた時、灼熱の浜辺で「ああ、こんなに暑いと『村一番の美女をひん剥いて牛の背中に載せたがる』村人の気持もわからんではない」
という考えが脳裏をかすめたので「これはいかん」と先月の公演の様子を脳内再生させようとしたら
「ポンポコ ポコリン」(原作だと与十が出て来る直前に流れる唄、オペラだと白雪が眷属をお召しになるとき合唱で流れる)がぐるぐると・・・
「ぼーんぽこ!」「ぽーんぽこ!」「ぽーんぽこ!」
あ、いかん、このままではぽんぽこ仮面になってしまう!(汗)
作業が終わり次第速攻で家へ帰り封印していたエアコンを稼働;

プログラム読み読み公演内容を脳内再生しながらふと疑問に思った事
 1,第一幕最後、村の子供達が百合の前に置いていったものは何か?
 2,第二幕終盤、洪水後に妖怪達が笑いながら白雪の前に捧げたものは何か?
1,は新国の動画でも確認出来るのですが最初子供の一人が赤子を抱えていてその赤子に
百合が水を飲ませてやるのですがその赤子をくるんでいるものと同じ。
まさか赤子は死んでしまったのか?
2,はよく見えなかったので未だ謎なのですがどうも人間の手足だったような。洪水の場面後退していく回り舞台上で原作のト書き通り妖怪達が「村人を悉くほふり殺す」をやっていた上、万年姥の「皆魚に、田螺鰌もみえまする」が省略されているのでやはり死体なのかしら;気になる。

あと
青いサカナ団ですが次回公演は来年3月だそうです。秋位にHPで詳細が発表されると思います。自分の勝手な予測ではもしかしたら数年前北海道で主催者が音楽を担当した演劇「直面」のオペラ化かも。

ほっぺけほっぺけ 2013/07/14 08:55 あ、もうひとつ
金沢といえば泉鏡花記念館で7月20日より2ヶ月間「夜叉ヶ池」展だそうです。
今のところ職員ブログで確認される情報によると金沢在住の波津彬子氏の他京都の中川学氏、あと山本タカト氏の「幻の」白雪姫画が展示されるそうです。今回のオペラの動画も新国から提供されるといいんだけど無理だろうなあ・・・。

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2013-06-23

アルジェのイタリア女@京都オペラ協会

| 04:42

地元にいるとラジオなどで宣伝してるのが耳に入るものの、オペラ好きの間ではあまり話題にならない(知られていない)このシリーズ、勿体ないので是非紹介してみたいと思います。

まず「アルジェのイタリア女」というオペラそのものが面白かったです。テンポが良くて、シーンがポンポン切り替わっていって、登場人物の一人一人が分かりやすくて、馬鹿々々しくて、終わってすっきりな作品です。ひとつひとつのシーンに付けられている音楽も魅力的でバリエーションに富んでいるし、あの音楽がどんどん切り替わっていくテンポがなによりも気持ち良かった。

オケは去年の記憶よりずっと良くなったと思いました。この作品が合っているのかもしれません。

歌手陣は、若手の起用を目的にしている公演だけあって、みな若い々々。ついでに細い。でぶっちょの大公の筈のムスタファまで細い。本当はファルスタッフとかオックスみたいな役どころなんだろうけど。

イタリア女のイザベラを歌った小林さんが出物で、ちょっとクールな印象もある密度の詰まった声で、歌唱もしっかりしてるし、こりゃ今後が楽しみな人材。タッデオの迎さんに個人的に注目してるのだが、細かいところで上手いのだが、細かくまとまり過ぎっつーか、個性と役柄のマッチ感がイマひとつ。これが噛み合ったときの迎さんは本当にすごいのだが。バリトンのこういう役はいっぱいあると思うので、どう消化するか課題ということで*1。実はキャスト表見ずに観始めて、リンドーロが出てきて、こりゃ不安定だけど何かあるっつーか、よくこんな新人を見つけて来たもんだと思って、後でキャスト見たら・・・何度も聴いたことある人じゃん!全然違う人に聴こえたんです。あー吃驚した。他の皆さんも立派だったと思う。

演出は、もっと動いて欲しいような。オペラ一般として決して動きが少ない方ではないし、これより動きがなくて満足することもざらにあるけど、今回は、音楽の要求する動きに比べて、視覚上の動きが少なくて寂しい瞬間が結構あった。

第6回長岡京音楽祭 京都オペラ協会定期公演「アルジェのイタリア女」

2013/6/23(日) 京都府長岡京記念文化会館

総監督・演出:ミッシェル・ワッセルマン

指揮:小崎雅弘

コレペティ・チェンバロ:岡本佐紀子

演奏:京都オペラ管弦楽団

イザベッラ:小林久美子  リンドーロ:竹内直紀  タッデオ:迎 肇聡  ムスタファ:東 平聞  エルヴィーラ:三村浩美  ズルマ:白石優子   ハリ:木村孝夫

合唱:京都オペラ合唱団

ところでオペラ、同じキャストで、ピアノ伴奏による抜粋上演の機会があります。ブライトンホテルのやってる音楽祭の前半。7月1日(月)です。

http://www.brightonhotels.co.jp/kyoto/hotelevent/ongakusai2013/

*1:一人だけすごい高い要求を書きました

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2013-06-22

シモン・ボッカネグラ@いずみホール

| 03:50

これは、私は合わなかったなあ。客席は非常にウケていたので、きっと求めるものが違うだけで、方向性の異なる人にとっては良い公演だったのでしょう。歌手陣が、悪くは無いのだけど、一定以上に掴みのある人(←私にとって)がいなくて、どうにもドラマに入るには至らなかった。そんなかでは、尾崎さんが一番テイストに近く、出てくると清涼感があった*1。オケは良かったと思う。前から2列目という座席のせいもあり、はじまってしばらくは自分が奏者の一人になったような音響に新鮮な感覚だったけど、そういうのはすぐ慣れちゃうもんで、やっぱ歌手次第かなと。

シモンははじめて通して観たけど、こりゃお蔵入りも分かるような、という感想。プロローグが分かりにくい。その後も誰にどうフォーカスしたらいいのか、いわゆる人気作品に比べるとはっきりしない点があると思った。

いずみホール・オペラ2013 〜ヴェルディ生誕200年〜

シモン・ボッカネグラ

(原語上演/字幕スーパー付)

●日時  2013年6月22日(土)

●出演者 河原忠之(プロデュース・指揮)

シモン・ボッカネグラ:堀内康雄

アメーリア・グリマルディ:尾崎比佐子

ヤコポ・フィエスコ:花月 真

ガブリエーレ・アドルノ:松本薫平

パオロ・アルビアーニ:青山 貴

ピエトロ:萩原寛明

ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団

ザ・カレッジ・オペラハウス合唱団

*1:このオペラの紅一点だからというわけではなく、求めるものに近いから。

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2013-06-09

びわ湖ホール声楽アンサンブル@茨木公演

| 03:09

以前に行った公演を、少しずつ遡って書いてみます。あんま全体を記すことにはこだわらず(それやってると書きかけでお蔵入りになっちゃうし)、特に印象に残っていることだけ短く。

いつもの合唱レパートリーもものすごく良かったんだけど、前半のソロが強く印象に残りました。すごく短い、5行詩くらいの言葉に歌を着けた小品。詩の世界も、素朴というか身近。

ちょっと前に栗原さんのことを何が良いか簡単に言うのが難しいって書いたんだけど、つまり、分かりやすく極端じゃないんだけど、なにかある、そういう感じ。言葉の扱いがすごく優しくて、それも日本的な柔らかい優しさ。柔和というか。でも、その優しさや柔らかさが、その言葉から逆にイメージするような極端なそれじゃなくて、もっともっとという感じじゃなくて、何かと比較してこっちの方がもっと、という種類の性質のものじゃなくて、儚くて・・・それこそが特徴。そのバランスが心地良くて鮮烈な印象になる。

迎さんのソロはおもしろい世界観の作品。子供の視点から親や先生の矛盾を歌った詩の世界。これはこの人の面目躍如というか独擅場というか、基本的には綺麗な声の人なんだけど、なんかクレヨンしんちゃんみたいな、ヒネた子供のニュアンスが出せる人なんだよね、それって矛盾してるみたいだけど。本当にあれ不思議で仕方ない。これ聴いて以来ダミ声パパゲーノを思い出して仕方ありません。当時のログを引用してみましょう。『なんかダミ声キャラで、決して声がダミ声なわけではないのだけど、なんか小太りダミ声で、努力は嫌いで食べることが大好きで「え゛ーーー」って言いながらみんなの後を着いていくような、一人早合点するおっちょこちょいで寂しがり屋のベタなギャグキャラってあるじゃないですか。動きなども含めて、すっごいああいう感じ。そういう種類のキャラ立ちしてて、すごく良かった。』オペラでこれが出来るのが本当に不思議で仕方ない。もう思い出したら、あのダミ声パパゲーノが聞きたくて溜まりません。もう一度実現しないかな。熱烈希望です。

中嶋さんは前の2人に比べると素直で美しくて万人ウケする芸風だと思います。

後半、ラターはポピュラーの定番曲のような馴染みやすい素直な曲で、べにすずめはしばらく私の頭に住み着きました。いやでも、びわ湖ホール声楽アンサンブル面白いよね。面白いっていうのは、面白みがあるってことなんだけど。

びわ湖ホール声楽アンサンブル 茨木公演

林光と現代合唱曲集>

2013年6月9日(日)茨木市市民総合センター クリエイトセンター

指揮:本山秀毅

独唱・合唱:びわ湖ホール声楽アンサンブル

ピアノ:岡本佐紀子


  • 林光編曲混声合唱による日本抒情歌曲集」より
    • からたちの花(独唱:松下美奈子)
    • お菓子と娘
    • カチューシャの唄(独唱:森季子)
    • 野の羊(独唱:砂場拓也)
    • 鉾をおさめて
    • 待ちぼうけ
  • ソングより
    • けむり/やさしかったひとに/ゆき(独唱:栗原未和)
    • のびのび/そこだけ/さくしゃ(独唱:迎肇聡)
    • 舟歌/魚のいない水族館(独唱:中嶋康子)
  • オペラ「森は生きている」より
    • 十二月の歌
    • 真冬の歌〜四月と娘
    • 森へ向うソリの歌
    • こがねの太陽〜森は生きている
  • ジョン・ラター作曲
    • All things bright and beautiful
    • O clap your hands
    • For the beauty of the earth
    • The twelve days of Christmas
  • 木下政子作曲
    • 44このべにすずめ
    • 高原列車
    • 混声合唱組曲「方舟」より 水底吹笛 方舟
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2013-06-01

清姫@びわ湖ホール声楽アンサンブル定期

| 04:41

とても充実した公演でした!張り詰めた時間が心地よかった!

前半も面白かったんだけど、後半のオペラ清姫」がなんとも良かったなーと。現代音楽なんだけど、心地よい緊張感があって、水が猶予う感じとか、鐘が鳴り響く感じとか、渾然一体となって、身を任せていると、なんとも不思議な感覚になって、高揚して終わって、しばらくその感覚だけで何も要らない気分になりました。楽曲そのものと、アンサンブルの皆さんの作り出す音楽空間の素晴らしさですね。音楽によって、聴覚だけじゃなくて他の感覚も刺激されて、聴覚を通り越した空間に包まれているようで、まさに「音楽空間」的になるんです。

主役の清姫+安珍+合唱というシンプルな構成なのですが、安珍を歌った山本さんがすごくハマっていて、びわ湖の誇るお笑いテノールユニット・びわ湖ホール4大テノールのメンバーということもあり、ギャグの印象が強い(?)レジェーロ・テノールの山本さんですが、その印象に反して(?)歌の方は生真面目さが入るのがこの人の大きな個性ではなかろうかと私は思っているのですが、この生真面目さが美僧(!)で堅物の安珍というキャラにはまさに適任でして、こういう設定には興味ない筈の私でも、これはちょっとクラっと来ちゃいました。うーん、自分にこんな属性があるとは思わなかった・・・。

清姫は、こちらも個人的に注目している栗原さん。この役は、過去に聴いた役の水準と比較すると、すごくいいとは言い難いのですが、やっぱりいいわー(どっちなんだ!)。何がいいんだと説明しにくいのが栗原さんの個性なのですが、ある時は第一声でもうすごくいいと思うし、またある時は声はそうでもなくて、表現というか、テンションがいいと思うし・・・、今回はテンションですかね。ちょっと日本語が聞き取りにくいというのは今回あったかも。むしろ、合唱の聞き取りが難なく出来たことに驚くべきかもしれませんが。

公演名

びわ湖ホール声楽アンサンブル第52回定期公演 「合唱と室内オペラ―伝統から今日へ―」

プログラム

1. 柴田南雄 作曲/北原白秋 詩:三つの無伴奏合唱曲 (1948)

   1.水上

   2.早春

   3.風

2. 野平一郎 採譜・編曲清元節 ≪卯の花≫(2007) 

3. 佐々木幹郎 台本/西村 朗 作曲 室内オペラ清姫−水の鱗≫

   〜二人の独唱者、混声合唱ピアノのための〜(2011)

   (独唱)清姫:栗原未和  安珍:山本康寛

開催日

2013.06.01(土)

最後に座席の話。座席はお任せの方法でチケット入手したのですが、そしたらやや後半のド真ん中が届いてしまって、ガーン!!座ったらまさに視界のステージ・ジャストの位置で前の人の頭が重なり、どんなサイド席でもこれはないというステージ7割のド真ん中が見えない状態に。これがあるから私は正面とか平土間が好きでないんですよね*1 。しかしびわ湖ホール(ハード)の想定体型の幅が狭過ぎて、ちっとでも平均体型からはみ出すと不都合があるのは、これまで何度も経験してきたけど、今回が一番ひどかった。きっと手配してくれた人はド真ん中が良席だと思って回してくれたのだろう。ああ猫に小判、チビに良席。

しかし!いいこともあって、清姫が客席で歌うときの立ち位置が丁度私のいる列だったんですね。それで、至近距離で空気の振動を直に感じながら聴くことになって、ついでに、本当に真横で聴くよりも数メートル離れたときの方がよく響いてくるという発見があったりして、そちらは良い経験になりました。

*1:ちなみに前の人がいない1列目でも、手すりや舞台縁やその他の構造物が障害になる私には、もはや通常の良席は良席でない。一番安全なのは、たとえ舞台が切り欠けても、さすがにド真ん中が見えないってことはないサイド席。

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2013-05-19

マーラー復活@篠崎=京響

| 03:34

いやー、やっぱり地元はいいわー。と、旅先から帰ったおばちゃんのような感想をつくづく吐いてしまいたくなる本日のコンサートでした。日々新しいオケに出会うのもよいのですが、何もかも馴染みのこの安心感もよいわー。いかにも日本っぽい細やかなところまで神経の行き届いた感も、安心するしね。


このシリーズも3年目です。全部終わって思うことはひとつで、京響の定期なんかでも、そこそこ満足はしても、もう一度この人で聴きたいと思う指揮者は年に1〜2人しかいないのですが、このシリーズ、毎回満足して次も行こうと思うのは、インタープレテーションが伝わって来るからなんだよなあ、と思うわけです。ああ、マーラーってばこんなことが言いたかったのね、という、そういうもの。私は技術的な上手さとか美しさとかより*1、そういうものを求めている聴き手なもので。まあ篠崎さんがそういうセレクションしてるってのもあるんでしょうけど、それも込みで。

そういえば篠崎さんはフィンランド・キュミ・シンフォネッタの首席指揮者だそうですが、今回ヘルシンキ初訪問してどんなところが知った直後で*2マーラーが音楽監督を務めたハンブルク歌劇場に長居をしたせいもあり、ダブルで縁のあるコンサートでもありました。


思ったことは、びわ湖ホールで聴くと金管の粗が全く見えないということだったり。いつも金管セクションの挙げ足を取ってすみません。でもあの隠し事が何も出来ない京都コンサートホールの音響だからこそ京響はすごく鍛えられたというのは絶対あると思うので、これからも頑張って下さい。

2楽章の遠さと3楽章に入ったときの近さ?生々しさ?の対比もいいですね。音響的にはどっちも臨場感があるんだけど、そういう遠さじゃなくて、楽想による過去と現在の対比がちゃんとあって。


合唱は300人くらいいてすごい人数だったけど(それを言ったらオケも総出演+αのすごい状態だったけど)、声楽アンサンブルが入るせいか、こんだけの人数なのに芯がある感じで、これもちょっと新鮮でした。大編成ならではの困難さも全く感じない演奏でした。って、この規模をそう何回も聴いたことがあるわけじゃないけど、ちょっと比較にならないかもだけど、PROMSで大規模楽曲ゴシックを聴いたときは*3、あー大編成ってこういう大変さがあるのかー的な難しさがあったけど、そういうの全く無しでした。

ソリストは、市原さんは普通に良くて、メゾの人は私は好きじゃないなあ。言葉がはっきりしないし、響きが曇っていて音が埋没しやすい感じで*4


エンディングは・・・マーラー、あんた、しつけーよ!(笑)マーラーがしつこくて嫌いだという評を見聞きする割には全然そういう印象がなくて、特に一番直近なんてDR響+ダウスゴーのそれはそれは涼やかな10番*5、Kglカペルの奇想天外な6番(誉め言葉)だったりしたもので余計遠い印象を持っていたものですが、今日よく分かりました(笑)。うーん、これはしつこい。

http://www.keibun.co.jp/culture/event/detail.php?event_id=2620

篠崎靖男プロデュースオーケストラシリーズVol.3

マーラーの復活」 (交響曲第2番)

2013年5月19日(日) 14:00 開演 滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール

大編成オーケストラ、独唱、合唱、そしてオルガンやバンダ(別動隊の金管楽器)まで用いたかつてない規模。

指揮者作曲家マーラーが壮大なスケールで描いた、まさに宇宙が鼓動するその響きがついにびわ湖ホールに響きわたります!

滋賀ゆかりの指揮者、篠崎靖男と京響のコンビが創り出す荘厳なマーラーの世界をぜひご体感ください。

指揮 篠崎靖男(フィンランド・キュミ・シンフォニエッタ芸術監督)

独唱 市原愛(ソプラノ) アンナ・クオ(アルト

合唱 びわ湖ホール声楽アンサンブル、KEIBUN第九合唱団

管弦楽 京都市交響楽団

*1:もちろんそれがないって言ってるわけじゃない・・・どころか、ドイツを漫遊した後で聴いても、やっぱりすごいと思う。

*2:真冬だった・・・風景がニョロニョロがいても全くおかしくなさそうだった・・・

*3:これマーラーの千人には及ばないけどそれに次ぐ規模で、舞台を見てて、移動してくる音とビジュアルに笑えてくるくらいだったんだけど。特に合唱が。

*4:小さくても埋没せずにハーモニーの一部として識別出来るタイプの音が好き。

*5:残響が消えた後もダウスゴーが1分以上も手を上げたまま沈黙が続いた。すごかった。

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2013-05-17

帰ってきました。

| 01:07

今回の旅程は、結局こうなりました。訪問ハウス数は7、他にコンサートホール1、どこも個性があって面白かった。それにビックプレゼントもあったしね。既に書き溜めてあるレポと合わせて、少しずつ公開して行きます。

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2013-05-16

DR今月の注目番組

| 02:16

最近紹介をサボってたDRのP2 Koncertenですが、今月の番組表からワーグナーの注目番組をいくつかピックアップします。20日の変則的な時間帯の放送を忘れないようにしなきゃ。

ちなみにDRの最近のストリーミングURLはこちら。以前のURLは使えなくなってます。http://live-icy.gss.dr.dk:80/A/A04H.mp3

  • Wagner: Tannhäuser
    19. maj 2013 19:20
    - i en historisk optagelse fra New York med en række af efterkrigstidens store Wagner-fortolkere. Bl.a. tenoren Hans Hopf som Tannhäuser, sopranen Leonie Rysanek som Elisabeth og barytonen Hermann Prey som Wolfram von Eschenbach. Metropolitan Operaens Kor og Orkester. Dirigent: Georg Solti. (17. december 1960).

  • Wagner 200 år
    20. maj 2013 15:00
    Hør uddrag af en række af Wagners store operaer, bl.a. Den flyvende hollænder, Lohengrin, Tristan og Isolde samt Nibelungens Ring. Og mød de danske Wagner-kendere Stig Fogh Andersen, Tina Kiberg, Eva Johansson, Michael Schønwandt og Kasper Holten, samt Kristian Leth, der giver et personligt bud på en forståelse af Wagners kunst idag.

  • I dag er det Wagners fødselsdag
    22. maj 2013 19:20
    Wagners 200 års dag fejres med bl.a. Valkyrieridtet, uddrag af Tannhäuser samt Sentas Ballade og Hollænderens monolog fra Den flyvende hollænder. Hør også sjældent spillede klaverværker og sange af den unge Wagner. Inga Nielsen, sopran. Robert Hale, baryton. DR SymfoniOrkestret. Dirigent: Michael Schønwandt. (Koncert 14/8 1997). Magdalena Hinterdobler, sopran. Tobias Koch, klaver m.fl. (Koncert i München, januar 2013).

  • Das Liebesverbot
    25. maj 2013 19:20
    - tidlig opera af Wagner i en historisk optagelse fra Wien 1963 med bl.a. Anton Dermota, Hilde Zadek, Heinz Imdahl og Kurt Equiluz. Wiens Radiosymfoniorkester. Dirigent: Robert Heger.

P2 Koncerten på P2 Klassisk

Wagner 200 år.

Hør uddrag af en række af Wagners store operaer, og mød en række danske Wagner-kendere, bl.a. Kristian Leth, der giver et personligt bud på en forståelse af Wagners kunst i dag.

  • Ca. 16.00 Sopranen Ann Petersen om vejen til Wagner.
  • Ca. 17.00 Bassen Stephen Milling om Wagners skurke.
  • Ca. 18.00: Sopranen Tina Kiberg om Wagners kvinder.
  • Ca. 19.00: Dirigenten Michael Schønwandt om hvordan Wagner fortæller historier med musikken.
  • Ca. 20.00: Tenoren Stig Fogh Andersen om Wagners helte.
  • Ca. 21.00: Instruktøren Kasper Holten om den visionære Wagner.

Vært: Lotte Heise.

www.dr.dk/p2koncerten

(Hør et uddrag af udsendelsen 00.20).

Playliste

  • Siegfried-Idyl, Siegfried-Idyl med Richard Wagner Siegfried-Idyl, Siegfried-Idyl | Komponist: Richard Wagner Dirigent: Roger Norrington
  • Valkyrien, Ein Schwert verhiess mir der Vater med Richard Wagner Valkyrien, Ein Schwert verhiess mir der Vater | Komponist: Richard Wagner
  • Mestersangerne, Morgenlich leuchtend in rosigem Schein med Richard Wagner Mestersangerne, Morgenlich leuchtend in rosigem Schein | Komponist: Richard Wagner Solist: Jonas Kaufmann Dirigent: Marco Armiliato
  • Siegfried(opera)komplet med Richard Wagner Siegfried(opera)komplet | Komponist: Richard Wagner Dirigent: Georg Solti
  • Siegfried(opera)komplet med Richard Wagner Siegfried(opera)komplet | Komponist: Richard Wagner Dirigent: Georg Solti
  • Tannhæuser(opera)komplet med Richard Wagner Tannhæuser(opera)komplet | Komponist: Richard Wagner Dirigent: Georg Solti
  • Tannhæuser(opera)komplet med Richard Wagner Tannhæuser(opera)komplet | Komponist: Richard Wagner Dirigent: Georg Solti
  • Tristan og Isolde, Ich bin's, ich bin's, süssester Freund! (3. akt) med Richard Wagner Tristan og Isolde, Ich bin's, ich bin's, süssester Freund! (3. akt) | Komponist: Richard Wagner Dirigent: Antonio Pappano
  • Tristan og Isolde, Mild und leise wie er lächelt med Richard Wagner Tristan og Isolde, Mild und leise wie er lächelt | Komponist: Richard Wagner Dirigent: Antonio Pappano
  • Tristan og Isolde, Forspil (1. akt) med Richard Wagner Tristan og Isolde, Forspil (1. akt) | Komponist: Richard Wagner Dirigent: Antonio Pappano
  • Den flyvende hollænder, Den flyvende hollænder med Richard Wagner Den flyvende hollænder, Den flyvende hollænder | Komponist: Richard Wagner Dirigent: Otto Klemperer
  • Rhinguldet, Rhinguldet med Richard Wagner Rhinguldet, Rhinguldet | Komponist: Richard Wagner Solister: Claire Watson , Eberhard Wächter , George London , Gustav Neidlinger , Hetty Plümacher , Ira Malaniuk , Jean Madeira , Kirsten Flagstad , Kurt Böhme , Oda Balsborg , Paul Kuen , Set Svanholm , Waldemar Kmentt og Walter Kreppel Dirigent: Georg Solti
  • Rhinguldet, Rhinguldet med Richard Wagner Rhinguldet, Rhinguldet | Komponist: Richard Wagner Solister: Claire Watson , Eberhard Wächter , George London , Gustav Neidlinger , Hetty Plümacher , Ira Malaniuk , Jean Madeira , Kirsten Flagstad , Kurt Böhme , Oda Balsborg , Paul Kuen , Set Svanholm , Waldemar Kmentt og Walter Kreppel Dirigent: Georg Solti
  • Rhinguldet, Rhinguldet med Richard Wagner Rhinguldet, Rhinguldet | Komponist: Richard Wagner Solister: Claire Watson , Eberhard Wächter , George London , Gustav Neidlinger , Hetty Plümacher , Ira Malaniuk , Jean Madeira , Kirsten Flagstad , Kurt Böhme , Oda Balsborg , Paul Kuen , Set Svanholm , Waldemar Kmentt og Walter Kreppel Dirigent: Georg Solti
  • Parsifal, Nicht Dank, Haha, was wird es helfen? (1. akt) med Richard Wagner Parsifal, Nicht Dank, Haha, was wird es helfen? (1. akt) | Komponist: Richard Wagner Solister: Kurt Moll , Georg Tichy , Heiner Hopfner og Dunja Vejzovic Dirigent: Herbert von Karajan
  • Parsifal, Gesegnet sei, du Reiner, durch das Reine (3. akt) med Richard Wagner Parsifal, Gesegnet sei, du Reiner, durch das Reine (3. akt) | Komponist: Richard Wagner Solister: Kurt Moll og Peter Hofmann Dirigent: Herbert von Karajan
  • Ragnarok(opera)komplet med Richard Wagner Ragnarok(opera)komplet | Komponist: Richard Wagner Dirigent: Georg Solti

お願い/シェア希望

20日のDRのワーグナー生誕200年記念プログラムのステファン・ミリンのパートの最初の曲が素晴らしく良かったのだが、マイスタージンガーみたいな明るい曲調のバス*1。忘れられない。どなたか録ってたらシェアして下さい。日本時間21日0時〜15分くらい。後日出たプレイリスト(上に添付)を見ても、実際に流れた曲数に対してリストが少な過ぎて、全然分からないんです。

*1:マイジンそのものからの抜粋なのかな、なんだかあまりにも演奏が現代的でなくて全く別物みたいだった。

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2013-05-03

掘り出し物のアイーダ@エッセン

| 02:34

フィンランド建築家アールトの劇場ということで訪れたエッセンですが、期待に違わず、劇場が良かったです。この建築家に特有の曲線を有するフォルムなのはもちろんですが、実際に中に入ると、エントランスからオーディトリウムに達するまでのアプローチがどの瞬間を切り取っても面白くて伸びやかな空間になっていて、地下のカフェと1階のホワイエが窓の外の緑の空間によって連続して見えるところとか、白い壁にレイアウトしてある縦長の窓から見える光がヨーロッパの長い夜で幕間毎に違った表情を見せていくところとか、外部空間の使い方が、さすがこのクラスの建築家の仕事だと思いました。ホワイエと比べるとオーディトリウム空間は普通でしたが、私の観たアイーダではうまいこと空間を使ってまして、こういう風に空間が生きているのを見るのはいいですね。ちなみに座席配置はこんなんです。

http://www.aalto-musiktheater.de/assets/box/640/856_1208_Aalto_sitzplan_gro.jpg

音響も実によく、実はチケットを買う時にオンラインでは売り切れで、慌ててオフィスに連絡して取ったんですが、そんときに背が低いことを申告してチビに良い席をくれと頼んだら2階正面最前列を割り当てられてしまったので心配していたのですが、ここの2階は音響的に舞台にすごく近く感じる、つまり臨場感がものすごく良い条件で、非常にファインで聞きやすく、細かなニュアンスで感じることの出来る珍しい2階正面でした*1。価格も40ユーロ台だし、この劇場に行く時は2階正面をお薦めします。


さて肝心のパフォーマンスですが、こちらも予想を大幅に裏切って良かったです!なんと言ってもアイーダを歌ったアメリカ人ソプラノのAdina Aaronが掘り出し物でした。すごく密度の濃い声を持ってて、ソプラノとしてはむしろ低く感じるのに煌きのある種類の声で、弱音の響かせ方が素晴らしく上手く、また弱音からフォルテに持っていくテンションも素ン晴らしく*2、ある特定のパターンだけでなく全体に表現が強いという理想のアイーダでした。エッセンではソリストは全く期待していなかったのですが、ここ最近のライブ・録音も含めてぶっちぎりのアイーダでした。私はアイーダには恵まれているらしく、過去3回の実演で2回も絶品のアイーダに当たっています*3。難を言えば、高音から高音の範囲内の音に下がるときにやや不安定な傾向があるかもしれませんが、それは「あとこれが」の法則*4ってもんです。

劇場のサイトに音源がありますので聴いてみてください。動画の下の "Aida: Klangbeispiel" (sound sample) から。録音だとちょっと細部が甘く感じるかもしれませんが、生では録音に入らないニュアンスがここに重なるため、全く気になりません。

http://www.aalto-musiktheater.de/wiederaufnahmen/aida.htm#multimedia

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さて一休みして演出。同じく劇場サイトで写真が見れます。

http://www.aalto-musiktheater.de/wiederaufnahmen/aida.htm#bilder

一応現代演出でアイーダがピンク、アムネリスが赤のドレスを着て登場するのですが、先述したアディーナ・アーロンが褐色のアメリカン・ブラックなので何もしなくても充分アイーダっぽい世界感になります。アイーダ前奏曲は私は毎回よく分からないと思いつつ聴いていたのですが、この演出ではこの部分をアイーダとアムネリスの心理劇として演出しており、はじめてここの音楽がしっくり来ました。ということから分かるように、特筆するようなコンセプトがあるタイプではないが音楽の読み込みがうまい種類の演出だと思いました。

いかにもドイツっぽいのが凱旋の場の扱いで、ここで登場するのは、戦争によって体に重大な不具を負った戦傷者達、寡婦達、父をなくした赤ん坊とその母親達(ティーンエイジャー)、戦争に奉仕する子供達といった行列がアナウンス付きで登場し、その間にキャバレー紛いの扮装の双子のニンフ、ワニ男やエレファントマンなどの昔のフリークス映画の世界の不具者達、裸のまま四つん這い歩きを強要されている(おそらく性的な罪を犯した設定であろう)女達などの入るパレードとして演出されます。最後に出て来るのが同じく裸(一部は靴だけ履いている)のアモナズロ含む捕虜達と続きます。ちなみにイチモツは無し(裸タイツに元々作ってない)でした。第一次対戦辺りのモノクロフィルムのイメージとフリークスサーカスをミックスしたコンセプトで、演出の見せ場の凱旋の場をこういう風に処理するのは、いかにもドイツ風だと思いました。

なお、ランフィスと合唱は各階のバルコニーから歌われましたが、アールトの曲線のあるバルコニーの形がうまく使ってありました。劇場全体のあちこちから響き渡る合唱空間の中にいるのも面白い経験でした。

あと巫女が刀を振るって生贄の子供の血を絞ったりするのですが、アイーダの前でそれやっててアイーダは目を背けてたりする演技付けなのですが、巫女にこういう役割をさせるのは珍しい気がしました。歌唱自体もそれに合わせてあったのか、いつもバックミュージックみたいになる巫女の音楽が一人の人間として響いて来て(もっと言うとこのシーンは、巫女+合唱でバックミュージック的になるところを、巫女ソリストで合唱がバックミュージック的に役割を変えて届いて)、こうもなるのかあと、なかなか新鮮な印象を受けました。

他は、全体に音楽の読み込みがよく、人物の動きや場面転換は穏当ながらも自然な処理でしたが、最後の地下牢のシーンで遠近法を使って舞台を無限に続く空間に見せたのは、特に3幕から4幕への切り替わりでセットの前半分をそのまま後ろ半分だけ接続する方法で無限に続く回廊が現れる瞬間は、かなりはっとさせられました。その後のデュエットでアイーダとラダメスの位置が前後すると、遠近法のせいでアイーダがありえない大女に見えてしまったのはご愛嬌。


他キャストですが、ラダメスは悪くはなかったと思います。若々しい声で適切に歌えて、変に持ち上げたり引っ張ったりする癖もなく、少なくとも、それ未満の多いこの役としては満足しなければいけない出来だと思います。ただ、私の価値観が変なんですが、卒が無くって、盛り上がりも一定のルールで処理してるように感じてしまって、その意味でもの足りない面も。ただ、昨今のテノールというもの、特にスピントより重いテノールにおいては、こういう種類の不満が出るのは贅沢なことで、とにかく声さえ出ればよいって人選が蔓延してるなか、劇場の良心を感じました。

アムネリスは若いイタリア人メゾだそうですが、声も歌唱もイマイチだったかな。特に前半が不安定だったような。

他は、ランフィスを歌った人は、この劇場のベテランバスだそうですが、実によく響くいい声を持ってました。正確さはすごく良いわけじゃないけど。他はみなさんそれなり。

オケは実に良かったですねえ。変に主張せず、しっかり・しっとりドラマを支えていました。オケの地力自体も悪くないけど、指揮者の統制が良かったタイプの出来だと思いました。


さて、この上演で特徴的なことがひとつあって、それは、なんと、字幕がないことです!常設劇場のフルのオペラでしかも上演地の母国語でないパターンで、字幕が無かった経験って他にないのですが、少なくとも、このアイーダではありませんでした。隣に座ったおばあさまとの英語・独語混じりの不自由な会話によると、少なくともアイーダではいつも無くて、代わりに売店でリブレットを売っているそうです。この演目だけなのか、いつもそうなのか確認するのを忘れてしまいましたが、そもそもよくある電光掲示板型の字幕装置が無くて、この公演で唯一演出上字幕が出た凱旋の場では*5、下から映写するタイプの字幕が使われましたが、私はそれはその時代っぽさの演出の一環なのかと思って観てましたが、あれがこの劇場のデフォルトの字幕なのだそうで。

というように、様々な点で興味深いエッセンの劇場でした。上演の質も高かったし、劇場も音響もよいし、サイトに英語情報がないのがちょっと敷居が高いですが、オフィスでは問題なく英語が通じますので、機会があれば是非お立ち寄りを。

http://www.aalto-musiktheater.de/wiederaufnahmen/aida.htm

Aida, Oper von Giuseppe Verdi

Aalto-Musiktheater, Essen

3rd May 2013 Fri 19:30

Musikalische Leitung: Srboljub Dinic

Inszenierung: Dietrich W. Hilsdorf

Buhne/Kostume: Johannes Leiacker

Choreinstudierung: Alexander Eberle

Wiederaufnahme am 30. Marz 2013

Der Konig: Michael Haag

Amneris: Laura Brioli

Aida: Adina Aaron

Radames: Zurab Zurabishvili

Ramphis: Marcel Rosca

Amonasro: Mikael Babajanyan

Bote: Albrecht Kludszuweit

Tempelsangerin: Astrid Kropp-Menendez

Memphis Twins: Jessica De Fanti-Teoli, Raquel Lopez Ogando

Chor: Opern- und Extrachor des Aalto-Theaters

Orchester: Essener Philharmoniker

*1:一般に2階正面はその真逆の音響条件です。当サイトも長いこと音響レポを書いてないので、新しい読者のために。

*2:この「ン」に私の気持ちを感じて下さい。

*3:もう1人は日本人ソプラノ並河さんであることにも言及しておかなければなりません。http://d.hatena.ne.jp/starboard/20110305

*4:素人にも「あとこのポイントが」と挙げられるくらいならその人は相当完成型に近いという、逆説的な現象を表す法則。未満だと「良かったような良くなかったような、なんて言ったらいいのかイマイチよく分からない」的な感想になりがち。

*5ドイツの劇場なのにシンプルなドイツ語のアナウンスには字幕が出て、イタリア語には出ない不思議。

トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/starboard/20130503

2013-04-25

遠征計画/ケルンとエッセンとデュッセルドルフ

| 04:38

明日から遠征に出ます。今回はヘルシンキコペンハーゲンハンブルクとその周辺を回る予定。主目的の方は前に書いた通りなので、ハンブルク滞在中のおまけ日程の話。1ヶ月以上前に書いて、下書きのまま放置していた文章に書き足したので、文章の時系列がなにかおかしいですが、まあこんなところを回ろうと思ってます、ということで。


5月のドイツ滞在に備えて、コメント欄で教えて頂いたデュッセルドルフ、エッセン、ドルトムントも調べていて、ついでにケルンも希望で、諸々の日程を考えるとこんな感じ。

  • 5/2(木) ケルン Franz Schreker: Die Gezeichneten(烙印を押された者)
  • 5/3(金) エッセン アイーダ

調べてたらケルンで予定されてるシュレーカーのオペラがヒットで、色彩感と透明感のあるオケパートがとても私好みである。ウィーン作曲家だがおフランスっぽい系統。

http://www.youtube.com/watch?v=_IMU4rfCUtE

http://www.youtube.com/watch?v=EAjNNJhzBpc

ケルンの劇場のサイトに写真とビデオが出て、これも面白そう。現代と過去が混じってるのね。ケルンのこのタイプの演出は前も良かったから、今度も期待しよう。このオペラは予習しとかないかんなあ。

http://www.operkoeln.com/programm/57356/video/


お次はエッセン。なんかバタフライが面白い。

現代日本設定の演出で、蝶々さんの元同僚はギャルっぽいフリフリ服を着て勢ぞろいして*1、これは是非右下からビデオを見て頂きたいのですが、蝶々さんは黒髪を金髪に染めたプリン頭、部屋にはオバマ・ポスターと星条旗、アメリカン・キャラクターのぬいぐるみ、部屋着はピンクのジャージで、アメリカナイズされたジャパニーズ・ガール=ヤンキー、しかし部屋の作りはとってもチープでカラーボックスが置いてあるような公団住宅的安っぽさがよく出てて、この演出家は相当日本通である。しかしこう、美しくない方向に無駄に正確なのはどうかと思うよ。現地でこれ通じるのかな。

このバタフライは是非鑑賞して、才能の無駄遣い的ディテールに「ギャハハハ」とか笑いながら突っ込んでみたいものであるが、残念ながら日程が合わない。単独で行けば行けなくもない日程だが、ケルンのついでに回ると考えると、エッセンではアイーダを選択することに。アイーダの方はちょっとヘンな現代演出で、バタフライのような「ギャハハハ」的ヘンさではないのが残念である。ちなみにこのアイーダ、チケットは直前でも余裕だろうと放っておいたらオンラインでソールド・アウトになってしまったので慌てて問合せてなんとか入手出来たという経緯。現地じゃ人気なのかな。

エッセン、でもなんか、チープだけど面白いね。シニカルじゃなくて素直な感じがするし。

http://www.aalto-musiktheater.de/videos/


デュッセルドルフは去年のマイスタージンガーケルンでエファがすごく良かったんだけど、本来の意味の方の役不足というか、この人の実力だったらもっと表現の幅を要求される役で聴いてみたいと思ったバーバラ・ハーヴェマンが目当てで5/11の仮面舞踏会に行く予定。でもハンブルクの予定次第では諦めないと行けないかも。チケットだけは早々に抑えたけど、行けるといいなあ。

http://www.rheinoper.de/de_DE/events/detail/10760920/calendar

Giuseppe Verdi (1813 - 1901)

UN BALLO IN MASCHERA (Ein Maskenball)

Melodramma in drei Akten

Libretto von Antonio Somma

In italienischer Sprache mit deutschen Übertiteln

Musikalische Leitung Peter Hirsch

Inszenierung Stein Winge

Bühne Hartmut Schörghofer

Kostüme Tine Schwab

Licht Franck Evin

Choreographie Falco Kapuste

Chorleitung Christoph Kurig

Gustav Zoran Todorovich

Anckarström Boris Statsenko

Amelia Barbara Haveman

Ulrica Renée Morloc

Oscar Heidi Elisabeth Meier

Christiano Bogdan Baciu

Horn Günes Gürle

Ribbing Daniel Djambazian

Richter Klaus Walter

Diener Roland Steingießer

Chor Chor der Deutschen Oper am Rhein

Orchester Düsseldorfer Symphoniker

他に、近場ということで、リューベックリューネベルクキールも回りたいのだが、日程がなかなか合わない。頑張れば7日のバラフライ@リューネベルクと、9日のSekretarinnen@キール行けるかな。リューベックデンマークドイツの中継地点だからまたご縁があるかな。

ついでに魔女の夜

| 04:38

ワルプルギスの夜(Walpurgisnacht)といえば、ここの読者的には、メンデルスゾーンカンタータ『最初のワルプルギスの夜』を連想するんじゃないかと思うんですが、これ4月30日にブロッケン山の一帯でイベントがあるそうです。宗教色は無くただの魔女仮装大会らしいですが、面白そう!行ってきたらレポします。

http://matome.naver.jp/odai/2135822039490406801http://rabitta01.blogspot.jp/2012/05/430-walpurgisnacht-in-schierke.html

http://www.ab-road.net/europe/germany/harz/guide/03186.html

D


追記

エッセンのバタフライが話題になったので、記録を残しておこうかと。

Giacomo Puccini : Madama Butterfly

("Madame Butterfly")

16 Feb 2013; 3 Mar 2013; 5 May 2013

In Italian, and surtitled in German

Essen, Aalto Theater

Conductor Stefan Soltesz / Wolfram-Maria Märtig

Producer Tilman Knabe

Sets, Costumes Gabriele Rupprecht

Chorus master Alexander Eberle

~

Cio-Cio-San Karine Babajanyan / Annemarie Kremer

Suzuki Ieva Prudnikovaite / Anja Schlosser

Kate Pinkerton Marion Thienel

BF Pinkerton Thomas Piffka

Sharpless Heiko Trinsinger

Goro Rainer Maria Röhr / Albrecht Kludszuweit / Ivan Turšić

Der Fürst Yamadori Günter Kiefer / René Aguilar

Onkel Bonze Marcel Rosca

Yakuside Arman Manukyan

Der kaiserliche Kommissar Michael Haag

Der Standesbeamte René Aguilar / Ulrich Wohlleb

Die Mutter Cio-Cio-Sans Marion Steingötter

Die Base Kyung-Nan Kong

Die Tante Uta Schwarzkopf

*1:どうでもいいが、みんな足長い。日本人と同じ格好するとよく分かる。オペラの合唱って揃ってふくよかだったりするので、あんま意識しないけど、やっぱ欧米人はスタイルいいのね。そもそもお腹は相当出てても足は長かったりするからなあ。

ほっぺけほっぺけ 2013/05/04 20:37 烙印を押された者はザルツブルグのDVDがありやす、って遅いか;
主人公が傴僂でなく女装趣味とか貴族達の××が幼児虐待とか「あれー?」なとこもあるけど唯一の映像だし日本語字幕もついてるので。
ちなみに昔デッカからノーカットの完全全曲盤対訳付CDが出てた様な・・図書館とかにあるかな?
ケルンのはどうなんでしょーねYOUTUBEで見るかぎり面白そうだけど(音響とか、全員マイクだったりして;)。

ほっぺけほっぺけ 2013/05/05 09:05 そうだ、
名古屋・大須の件ですが
5/18,19名古屋二期会「昭和歌謡特撰」に決定だそうで
・・・・オペレッタにはならなかったな;

ほっぺけほっぺけ 2013/05/06 17:34 エッセンの蝶々さんも面白そうですね。
程よくイケイケで(笑)。劇場のビデオだと子供に優しくしようとするケートにつっかかってくるとことか現代的ですな。
帰ったら感想お願いしますね^^

starboardstarboard 2013/05/19 02:52 エッセンの蝶々さん、結局行けなかったんです。でもアイーダがすごく良かったです!レポはこちら。http://d.hatena.ne.jp/starboard/20130503
現地で絵葉書があったんだけど、この蝶々さんは最後は極妻(極道の妻達)になって自刃するらしいっす!劇場のサイトにも新しいビデオと写真出てます。黒髪の蝶々さんが金髪になるのね、なるほど。無駄に現代日本に詳しい演出家の顔も拝めます。
http://www.aalto-musiktheater.de/wiederaufnahmen/madama-butterfly.htm
烙印は次にアップしますのでお楽しみに!名古屋は帰国直後で行けませんでした。

ほっぺけほっぺけ 2013/05/19 08:18 自分も名古屋行けそうに無いです。
将来への(大須オペラ復活)投資になるかもしれないのに・・;
レポ面白いです。続きも楽しみにしてます。

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